JP7118399B2 - 生産管理装置、生産管理システム、および生産管理方法 - Google Patents

生産管理装置、生産管理システム、および生産管理方法 Download PDF

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Description

本開示は、生産管理装置、生産管理システム、および生産管理方法に関する。
従来から、生産状況を示す指標として、可動率が知られている(例えば、特許文献1や特許文献2)。可動率は、機械設備を動かしたい時(必要な時)に正常に動かすことができる度合いを示す指標である。特許文献1において、可動率は、{(稼働可能時間)-(停止時間)}/(稼働可能時間)×100で表されている。稼働可能時間は、稼働すべき時間であり、例えば、機器が配置された工場の操業時間から生産停止期間を除いた時間である。一方、特許文献2において、可動率は、(1個当りの所要時間×要求数/実績所要時間)×100で表されている。1個当りの所要時間は、製品1個の生産に要する時間である。また、実績所要時間は、要求数の製品を生産するために実際に要した時間である。
特開2004-102811号公報 特開2009-187266号公報
ここで、従来技術における可動率の算出方法には、改善の余地がある。例えば、特許文献1に示された可動率の算出方法では、修理等が必要ではない軽微な不具合によって生じた短時間の停止が、記録されないおそれがある。この場合には、算出される可動率が、実際の可動率より高い値となるおそれがある。また例えば、特許文献2に示された可動率の算出方法では、可動率の算出に用いられる1個当りの所要時間(サイクルタイム)と実際の所要時間とに差がある場合には、算出される可動率が不正確となる。
本開示は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、生産設備を有する製造ラインの生産状況を管理するための生産管理装置が提供される。この生産管理装置は、前記生産設備に取り付けられ、前記生産設備の動作に応じて検出信号を出力する検出部と、前記検出信号を用いて前記生産状況を示す情報を取得する情報取得部と、を備え、前記情報取得部は、前記検出信号が出力される時間間隔を用いて、前記生産設備から製品が繰り出される時間間隔であるサイクルタイムの実測値である実測サイクルタイムを取得し、前記実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを用いて、前記生産設備が実際に運転された時間である可動時間を取得し、前記可動時間を前記生産設備の運転が要求されている時間である要求時間で除した値を用いて可動率を取得する。この形態の生産管理装置によれば、情報取得部は、実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを用いて、生産設備が実際に運転された時間である可動時間を取得している。このため、情報取得部は、実測サイクルタイムを用いて可動率を取得できる。このため、実際の運転に則した可動時間を利用者に提供することができる。また、可動時間に、基準サイクルタイムを超えた実測サイクルタイムが取得された期間、例えば、生産設備の運転の遅延や停止が生じた期間、が含まれることを抑制できる。これにより、取得される可動時間が不正確であることに起因して、可動率が不正確になる可能性が低減する。
(2)上記形態の生産管理装置において、前記基準サイクルタイムは、前記生産設備において想定されるサイクルタイムである予め定めた想定サイクルタイムより長い時間であってもよい。この形態の生産管理装置によれば、基準サイクルタイムは想定サイクルタイムより長い時間であるため、想定サイクルタイム以下の実測サイクルタイムが、可動率の取得に用いられないことによって、取得された可動率が不正確になることを抑制できる。
(3)上記形態の生産管理装置において、前記情報取得部は、さらに、前記生産設備が実際に運転されている場合における前記実測サイクルタイムの平均値である平均サイクルタイムとして、前記実測サイクルタイムのうち前記基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを平均した値を取得してもよい。この形態の生産管理装置によれば、平均サイクルタイムとして、実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを平均した値を取得するので、基準サイクルタイム以上の実測サイクルタイムが平均サイクルタイムの取得に用いられることによって、取得される生産設備の平均サイクルタイムが不正確になることを抑制できる。
(4)上記形態の生産管理装置において、前記情報取得部は、前記平均サイクルタイムに前記生産設備における生産数を乗じることによって、前記可動時間を取得してもよい。この形態の生産管理装置によれば、可動率の算出に用いられるサイクルタイムと実際のサイクルタイムとに差があることに起因して、算出される可動率が不正確となることを抑制できる。
(5)上記形態の生産管理装置は、さらに、前記平均サイクルタイムと、前記生産設備において想定されるサイクルタイムである予め定めた想定サイクルタイムと、を比較して、前記平均サイクルタイムの遅れの有無を判定する判定部を備えてもよい。この形態の生産管理装置によれば、想定サイクルタイムを基準として平均サイクルタイムの遅れの有無を判定できる。
(6)上記形態の生産管理装置において、前記情報取得部は、さらに、前記検出信号を計数した値を用いて前記生産設備において実際に生産された前記製品の数である実測生産数を取得し、前記判定部は、さらに、前記実測生産数が前記要求時間を前記想定サイクルタイムで除した値である想定生産数未満である生産数不足状態であるか否かを判定し、前記生産数不足状態である場合には、前記平均サイクルタイムと前記想定サイクルタイムとの比較結果及び前記可動率を用いて、前記平均サイクルタイムと前記可動率とのそれぞれが前記生産数不足状態の原因であるか否かを判定してもよい。この形態の生産管理装置によれば、平均サイクルタイムと可動率とのそれぞれが生産数不足状態の原因であるか否かを判定する。このため、この生産管理装置は、生産数不足状態の原因を判定しない場合と比べて、生産数不足状態の解消のために改善すべき点をより明確に示すことができる。
(7)上記形態の生産管理装置は、さらに、前記生産設備の運転予定を記憶する記憶部を備え、前記情報取得部は、前記運転予定に応じた前記要求時間を用いて前記可動率を取得してもよい。この形態の生産管理装置によれば、情報処理部は、予め記憶された運転予定に応じた要求時間を用いるので、要求時間を設定する度に運転予定を入力する必要が無い。このため、生産管理装置を利用するための手間が低減される。
(8)上記形態の生産管理装置において、前記検出部は、前記製造ラインに設置された状態の前記生産設備に後付けされていてもよい。この形態によれば、生産設備に後付された検出部を備える生産管理装置が提供される。
(9)本開示の他の形態によれば、生産設備を有する製造ラインの生産状況を管理するための生産管理システムが提供される。この生産管理システムは、上記形態の生産管理装置と、前記生産管理装置と通信可能に接続され、前記生産状況に関する情報を利用者に提供する表示装置であって、少なくとも前記可動率を表示する表示装置と、を備える。この形態の生産管理システムによれば、情報取得部は、実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを用いて、生産設備が実際に運転された時間である可動時間を取得している。このため、可動時間に、基準サイクルタイムを超えた実測サイクルタイムが取得された期間、例えば、生産設備の運転の遅延や停止が生じた期間、が含まれることを抑制できる。これにより、取得される可動時間が不正確であることに起因して、可動率が不正確になる可能性が低減する。また、表示装置を備えるので、生産管理システムの利用者は、生産管理装置から離れた位置であっても、可動率を確認することができる。
(10)上記形態の生産管理システムにおいて、前記表示装置は、前記生産設備において想定されるサイクルタイムである予め定めた想定サイクルタイムと前記実測サイクルタイムとを比較したグラフを表示してもよい。この形態の生産管理システムによれば、生産管理システムの利用者は、想定サイクルタイムと実測サイクルタイムとの差を視覚的に確認することができる。
(11)上記形態の生産管理システムにおいて、前記生産管理装置と前記表示装置の間の情報伝達には、インターネットが介在してもよい。この形態の生産管理システムによれば、インターネットを利用した生産管理が可能である。
本開示は、生産管理装置および生産管理システム以外の種々の形態で実現することが可能である。例えば、生産管理システムを備えた製造ラインや、生産管理プログラム等の形態で実現することができる。
第1実施形態に係る生産管理システムを備えた製造ラインの概略図。 第1実施形態に係る生産管理システムにおける情報伝達を示すブロック図。 第1実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図。 第1実施形態に係る生産管理装置の検出部が設置されている様子を示す模式図。 第1実施形態に係る生産管理装置の制御部において実行される平均サイクルタイムの取得処理を示すフローチャート。 検出信号と実測サイクルタイムとの関係を示す第1の図。 検出信号と実測サイクルタイムとの関係を示す第2の図。 表示装置に表示される情報の例を示す図。 第1実施形態に係る生産管理システムの制御部において実行される可動率の取得処理を示すフローチャート。 第1実施形態に係る生産管理システムの制御部において実行される生産不足状態の原因判定処理を示すフローチャート。 第2実施形態に係る生産管理システムを備えた製造ラインの概略図。 第2実施形態に係る生産管理装置の構成を示すブロック図。
A.第1実施形態:
図1は、第1実施形態に係る生産管理システム100を備えた製造ラインL1、L2の概略図である。図2は、第1実施形態に係る生産管理システム100における情報伝達を示すブロック図である。生産管理システム100は、インターネットINTを利用するInternet of Things(IoT)技術によって生産管理を行なうシステムである。生産管理システム100は、それぞれ別の場所である、第1エリアAr1と、第2エリアAr2と、第3エリアAr3と、第4エリアAr4と、での情報共有を可能にする。第1エリアAr1は、製造ラインL1、L2を備えた工場である。第2エリアAr2および第3エリアAr3は、第1エリアAr1である工場の敷地外である。第4エリアAr4は、第1エリアAr1とは別の工場である。生産管理システム100におけるインターネットINTへの接続は、通信装置70が利用される。通信装置70は、例えば、無線LAN通信装置や、無線中継機、アクセスポイント、無線基地局、である。
製造ラインL1、L2は、搬送機構31と、複数の搬送機構31に沿って配置された複数の生産設備30a~30dと、を有する。製造ラインL1、L2において、製品は、複数の製造工程を経て製造される。なお、製品は、製造ラインL1、L2で製造される物であり、完成した状態だけではなく、加工途中の状態も含む。製品は、加工対象や検査対象とも記載される。搬送機構31は、製品を搬送するための機構であり、例えば、ベルトコンベアや無人搬送車等の自動搬送装置や、フォークリフト等を用いた有人による搬送手段、である。本実施形態において、搬送機構31は、ベルトコンベアである。生産設備30a~30dは、例えば、製品の製造工程における加工を行なう加工設備や、加工設備による加工品の品質を検査する検査設備である。生産設備30a~30dとしての加工設備は、例えば、金属加工機や、溶接機、樹脂成形機、である。生産設備30a~30dとしての検査設備は、例えば、画像解析装置や強度検査装置である。各生産設備30a~30dには、生産処理や、加工処理、検査処理を実行するためのプログラマブルロジックコントローラ(PLC)およびPLCに接続されているセンサが備えられている。PLCに接続されたセンサとは、例えば、生産設備30a~30dあるいは搬送機構31に予め組み込まれている生産設備30a~30dの状態を検出するためのセンサである。本実施形態において、生産設備30a~30dは、PLCを備えているが、PLCとは別の手段によって制御されている場合には、PLCを備えていなくてもよい。生産設備30a~30dが用いられる製造工程の一部には、作業者による操作や作業が含まれていてもよい。また、本実施形態において生産設備30a~30dは、装置もしくは機器であるが、作業者による作業、例えば、加工や目視による点検、を行なう場所であってもよい。本実施形態において、生産設備30a~30dおよび製造工程は、複数であるが、単数であってもよい。
生産管理システム100は、生産管理装置20と、複数の表示装置601~608と、を備える。生産管理システム100は、製造ラインL1、L2の生産状況を管理する。
生産管理装置20は、複数の検出部10a~10dと、本体部202と、管理部40と、を備える。生産管理装置20は、製造ラインL1、L2の生産管理を行なう。検出部10a~10dは、生産設備30a~30dに取り付けられている。ここで、「生産設備30a~30dに取り付けられている」とは、それぞれの検出部10a~10dに対応する生産設備30a~30dの状態を検出できるように配置されていることを意味し、直接取り付けられている場合に限定されない。検出部10a~10dは、生産設備30a~30dが製造ラインL1、L2に設置された後に取り付けられている。検出部10a~10dは、本体部202と無線通信を介して接続され、検出結果である検出信号を本体部202へと出力する。本体部202は、検出部10a~10dが出力した検出信号の計数と、検出信号が出力される時間間隔の計時と、を行う。また、本体部202は、通信装置70を介して、インターネットINTに接続されたサーバ上に設けられた管理部40へと計数の結果と計時の結果を送信する。本体部202と管理部40との間の情報伝達には、インターネットINTが介在している。管理部40は、サイクルタイムや検出信号を用いて生産管理情報を生成する。生成された生産管理情報は、表示装置601~608へと送信される。管理部40から第1エリアAr1に配置された表示装置601~604への生産管理情報の送信は、通信装置70および本体部202を介して行なわれる。生産管理装置20の管理部40と表示装置601~608との間の情報伝達には、インターネットINTが介在している。管理部40から第2から第4エリアAr2~Ar4に備えられた表示装置605~608への生産管理情報の送信は、通信装置70を介して実行される。ここで、生産管理情報とは、製造ラインL1、L2の生産状況を示す情報である。生産管理情報は、例えば、製品が繰り出されるサイクルタイムや、生産設備30a~30dの可動率、生産設備30a~30dの運転および停止時間、生産設備30a~30dの異常の有無、を含む情報である。なお、以下において、検出部10a~10dの共通の機能を説明する場合には、検出部10a~10dは、検出部10とも記載される。
第1エリアAr1に配置された表示装置601~604は、製造ラインL1、L2において作業を行なう者に生産管理情報を提供する。表示装置601~604は、生産管理装置20の本体部202と通信可能に無線接続され、本体部202を介して送信される生産管理情報をディスプレイ等の情報表示部61に表示する。表示装置601、602は、利用者が携帯することが可能な通信端末であり、例えば、スマートフォンや、タブレット型PCや、スマートウォッチ、である。表示装置601、602の利用者は、作業を行なっている場所から移動することなく生産管理情報の提供を受けることができる。表示装置603、604は、設置場所に固定されるモニタ装置、例えば液晶モニタやデスクトップ型PCや電光掲示板、であって、製造ラインL1、L2における複数の作業者に生産管理情報を提供する装置である。表示装置603、604は、複数の利用者に生産管理情報を提供することができる。表示装置601~604は、生産管理装置20と無線接続されているため、有線接続されている場合と比べて、使用位置を変更する際の手間や制限が少ない。本実施形態において、表示装置601~604は、管理部40によって生成された生産管理情報を本体部202との無線通信を介して取得しているが、これに限定されない。例えば、表示装置601~604は、本体部202を介さずに通信装置70と接続され、通信装置70から送信される生産管理情報を直接受信することによって生産管理情報を取得してもよい。また、設置位置に固定して利用される表示装置603、604は、本体部202もしくは通信装置70と有線接続されていてもよい。
第2エリアAr2に配置された表示装置605は、製造ラインL1、L2の生産状況を管理する者(管理者)に生産管理情報を提供する。第2エリアAr2は、製造ラインL1、L2から離れた場所であり、本体部202との無線接続が困難な場所である。表示装置605は、利用者が携帯することが可能な通信端末であり、例えば、スマートフォンや、タブレット型PCや、スマートウォッチ、である。表示装置605は、通信装置70と通信可能に無線接続され、通信装置70を介して管理部40が生成した生産管理情報を取得し、生産管理情報をディスプレイ等の情報表示部61に表示する。第2エリアAr2における通信装置70は、例えば、無線LANを用いたアクセスポイントや無線基地局である。表示装置605は、業務中に利用者が製造ラインL1、L2から離れた場所に移動する場合であっても生産管理情報を提供することができる。表示装置605の利用者は、製造ラインL1、L2の生産状況を直接得ることができない場合であっても、第1エリアAr1にいる製造ラインL1、L2の作業者に生産管理情報に応じた指示や製造ラインL1、L2で発生した異常への対応ができる。
第3エリアAr3に配置された表示装置606は、製造ラインL1、L2を有する企業の責任者等の通常の業務において製造ラインL1、L2が配置された工場に訪れない者に生産管理情報を提供する。第3エリアAr3は、製造ラインL1、L2から離れた場所であり、本体部202との無線接続が困難な場所である。表示装置606は、通信装置70と通信可能に無線接続されている。表示装置606は、通信装置70を介して管理部40が生成した生産管理情報を取得し、取得した生産管理情報をディスプレイ等の情報表示部61に表示する。第3エリアAr3における通信装置70は、例えば、無線LANを用いたアクセスポイントや無線基地局である。表示装置606の利用者は、外出先や出張先であっても、生産管理情報を取得することが可能である。本実施形態において、表示装置606は、携帯可能な通信端末であるが、これに限定されない。例えば、利用者の通常業務において使用されるデスクトップ型PCの様に使用位置が固定された装置であってもよい。表示装置606として使用位置が固定された装置が採用されている場合には、通信装置70ではなく有線LANを介してインターネットINTに接続されていてもよい。
第4エリアAr4に配置された表示装置607、608は、製造ラインL1、L2を有する工場とは別の工場において作業または業務を行なう者に製造ラインL1、L2についての生産管理情報を提供する。表示装置607、608は、通信装置70と通信可能に無線接続されている。表示装置607、608は、通信装置70を介して管理部40が生成した生産管理情報を取得し、取得した生産管理情報をディスプレイ等の情報表示部61に表示する。表示装置607、608は、第1エリアAr1と離れた場所である第4エリアAr4とでの、管理情報の共有を可能にする。このため、例えば、事業所間での連携を容易にできる。本実施形態において、第4エリアAr4に生産管理装置20の本体部202が設置されている場合には、表示装置607、608は、本体部202を介して管理部40が生成した生産管理情報を取得してもよい。
本実施形態において、生産管理システム100は、8台の表示装置601~608を有しているが、これに限定されない。表示装置601~608は、9台以上であってもよく、また、7台以下であってもよい。例えば、表示装置601~608の数は、生産管理情報の提供を受ける者の人数や生産管理情報の提供が必要な場所の数に応じて適宜変更が可能である。また、表示装置601~608が使用される位置や環境に応じて、表示装置601~608に用いられる装置は、変更可能である。例えば、第1エリアAr1において、作業者が表示装置601、602を携帯する必要がない場合には、生産管理システム100は、設置位置に固定されるモニタ装置である表示装置603、604のみを備えていてもよい。また、表示装置601~608による生産管理情報の提供が不要である場合には、生産管理システム100は、表示装置601~608を備えていなくてもよい。
図3は、第1実施形態に係る生産管理装置20の構成を示すブロック図である。以下では、生産管理装置20の詳細を説明する。
検出部10は、センサ11と、コントロール部12と、送信部13と、を有している。センサ11は、生産設備30a~30d(図1)に後付け可能なセンサであり、製造ラインL1、L2の生産状況として製品の繰り出しに応じて信号を出力するセンサである。センサ11による生産状況の検出は、直接的であってもよく、間接的であってもよい。生産状況を直接的に検出するセンサとは、例えば、生産設備30a~30dから繰り出される製品を検出するセンサである。生産状況を直接的に検出するセンサとして、例えば、生産設備30a~30dが製品を繰り出す際の扉の開閉を検出する加速度センサを用いることができる。生産状況を間接的に検出するセンサとは、例えば、製品の繰り出しに関する生産設備30a~30dの動作や、生産設備30a~30dによる加工対象の取り込みおよび排出に伴う動作、を検出するセンサである。生産状況を直接的に検出するセンサとして、例えば、生産設備30a~30dから繰り出される製品を検出する光センサを用いることができる。センサ11は、アナログセンサでもよくデジタルセンサであってもよい。
センサ11には、検出する対象に応じて適切なセンサが採用される。例えば、生産設備30a~30dの動作を検出する場合には、生産設備30a~30dへの通電を検出する通電チェッカーや、生産設備30a~30dの可動部の動きを検出する加速度センサやジャイロセンサが用いられる。また、搬送機構31が製品が繰り出される場合にのみ動作する場合には、搬送機構31の動作を検出してもよい。作業者による作業を検出する場合には、作業者が使用する工具等の動作を検出する通電チェッカーを用いることができる。搬送機構31の動作の検出には、例えば、加速度センサや動作音を検出する音センサを用いることができる。また、搬送に決められた経路を移動するフォークリフト等の有人による搬送手段を検出する場合には、通過を検出するための光センサや搬送時の音を検出するための音センサを用いることができる。上述のように、検出部10は、生産設備30a~30dに後付けされている。このため、生産設備30a~30dや搬送機構31の変更に応じて柔軟な対応が可能である。また、生産状況に影響を与えやすい製造工程や、作業時間に変化が生じやすい自動化されていない工程についての動作を検出するように設計することができる。
コントロール部12は、図示しない中央演算処理装置(CPU)と記憶装置とを備えている。コントロール部12は、例えば、センサ11から出力された信号に含まれるノイズの除去や、時間情報の生成を行なう。時間情報は、検出部10が生産状況を検出した時刻を示す情報であり、例えば、センサ11から出力された信号がコントロール部12に到達した時刻である。コントロール部12は、センサ11がアナログセンサである場合には、センサ11から出力された信号をアナログ信号からデジタル信号への変換を行なってもよい。アナログ信号からデジタル信号への変換には、例えば、二値化処理が用いられる。本実施形態において、コントロール部12は、二値化処理により、センサ11から出力された信号の電力値または電圧値が予め定めた値以上である場合に、検出信号を送信部13へ出力する。
送信部13は、検出信号を生産管理装置20へと無線通信によって送信する。無線通信とは、例えば、IEEE802.11aの規格に準拠した2.4GHz帯域もしくは5GHz帯域を用いた無線通信や、1GHz未満の周波数帯域(916.5-927.5MHz)であるサブギガ帯域を用いた無線通信や、Bluetooth(登録商標)を用いた無線通信、である。
本体部202は、中央演算処理部(CPU)21と、記憶部22と、送受信部23と、生産管理情報を表示するモニタである表示部24と、入力部25と、を有する。CPU21と記憶部22と送受信部23は、通信バスを介して相互に通信が可能となるように接続されている。
CPU21は、例えば、検出信号が出力された時刻である時間情報を取得する取得部211や、出力される検出信号を計数する計数部212や、検出信号が出力される時間間隔を計時する計時部213、として機能する。CPU21は、時間情報と計時の結果と計数の結果とを管理部40および記憶部22へ出力する。また、CPU21は、送受信部23や表示部24を制御する。
記憶部22は、読み込み及び書き込みが可能な記憶媒体であり、例えば、RAMや、ハードディスクドライブ(HDD)や、ソリッドステートドライブ(SSD)を用いることができる。本実施形態では、記憶部22として、HDDが採用されている。記憶部22は、例えば、前述したCPU21の各種機能を実現するための各種プログラムや、生産管理情報を生成する際に必要となる基準パルス数や、基準パルス間隔を格納している。また、記憶部22は、検出信号と時間情報と計時の結果と計数の結果とを一時的に記憶する。
送受信部23は、検出部10から検出信号を受信し、管理部40から生産管理情報を受信する受信部として機能する。また、送受信部23は、記憶部22に記憶されている情報を表示装置601~604および管理部40に送信する送信部としても機能する。
入力部25は、外部から生産管理装置20へ信号を入力するための入力装置、例えば、スウィッチやキーボードである。生産管理装置20の利用者は、入力部25を介して生産管理装置20の設定変更、例えば、生産管理装置20から情報を送信する表示装置601~608の変更、が可能である。また、利用者は、入力部25を介して管理部40への情報、例えば生産設備30a~30dの故障や保守についての情報、を入力が可能である。
管理部40は、送受信部41と、制御部43と、記憶部42と、を有する。管理部40は、本体部202とは別の場所に備えられている。本実施形態において、管理部40は、本体部202とインターネットINTを介して接続されたサーバ上に設けられている。サーバとして、情報共有サービスを利用してもよい。
送受信部41は、管理部40をインターネットINTに通信可能な状態で接続する。送受信部41は、本体部202から送信された検出信号およびサイクルタイムを受信し、記憶部42へと出力する。また、送受信部41は、本体部202および予め設定された表示装置605~608へ生産管理情報を送信する。
制御部43は、中央演算処理装置(CPU)を有する。制御部43は、検出信号と時間情報と計時の結果と計数の結果と用いて生産管理情報を取得する情報取得部431、および生産管理情報を用いて生産状況を判定する判定部432として機能する。生産管理情報は、例えば、サイクルタイムや、可動時間や、可動率や、生産数や、停止時間である。
記憶部42は、読み込み及び書き込みが可能な記憶媒体であり、例えば、RAMや、ハードディスクドライブ(HDD)や、ソリッドステートドライブ(SSD)を用いることができる。記憶部22は、例えば、前述したCPU21の各種機能を実現するための各種プログラムを格納している。また、記憶部42は、本体部202から送信された情報や、制御部43によって取得された生産管理情報を記憶する。
図4は、第1実施形態に係る生産管理装置20の検出部10aが設置されている様子を示す模式図である。検出部10aは、生産設備30aに備えられた開閉ドア301に取り付けられている。開閉ドア301は、加工が終了した製品が生産設備30aから排出される際に開く。センサ11は、生産設備30aの稼働状態を示す情報として製品WPが排出される際に開く開閉ドア301の動きを検出する。検出部10aは、センサ11として磁気センサを有している。磁気センサであるセンサ11による開閉ドア301の動きの検出は、センサ11と開閉時に位置が変動しないように設置された磁石112との距離の変化によるセンサによって検出される磁力の変化を用いて行なうことができる。
図5は、第1実施形態に係る生産管理装置20の制御部43において実行される平均サイクルタイムの取得処理を示すフローチャートである。この処理は、例えば、製造ラインL1、L2の電源スイッチがオンにされることによって開始され、製造ラインL1,L2の電源スイッチがオフにされるまで繰り返し実行される。また、例えば、生産管理装置20の記憶部42に記憶されている運転予定に製造ラインL1、L2の運転開始時刻が含まれている場合には、運転開始時刻になることによって処理が開始されてもよい。
処理が開始されると、情報取得部431としての制御部43(以下では単に情報取得部431とも記載する。)は、実測サイクルタイムの取得の停止が指示されているか否かを判定する(ステップS101)。実測サイクルタイムの取得の停止の指示は、例えば、記憶部42に記憶されている運転予定に運転終了時刻が含まれている場合には、運転終了時刻になることによって実行される。また、この場合において、運転終了時刻になった時点で製造ラインL1、L2の運転が終了していない場合には、運転終了時刻以降も実測サイクルタイムの取得の停止の指示を行わず、実測サイクルタイムの取得を継続してもよい。運転終了時刻以降まで実測サイクルタイムの取得を継続した場合には、製造ラインL1、L2の電源スイッチがオフにされた際に実測サイクルタイムの取得の停止の指示を行ってもよい。
ステップS101の処理の結果、実測サイクルタイムの取得を終了しない場合(ステップS101:No)には、サイクルタイムの実測値である実測サイクルタイムを取得する(ステップS102)。ここで、サイクルタイムとは、生産設備30a~30dから製品が繰り出される時間間隔である。本実施形態において、情報取得部431は、計時部213によって計時された時間間隔から誤検出等によって生じるノイズを除去した時間間隔を実測サイクルタイムとして取得する。なお、実測サイクルタイムは、計時された検出信号の検出間隔に応じて取得されているが、これに限定されない。例えば、検出信号が検出された時刻である時間情報に応じて取得されてもよい。
ステップS102の処理を実行した後に、情報取得部431は、取得した実測サイクルタイムが基準サイクルタイム以下であるか否かの判定を行う(ステップS103)。基準サイクルタイムは、生産設備30a~30dの停止が発生したか否かを判断するための基準となるサイクルタイムである。基準サイクルタイムは、生産設備30a~30dにおいて想定される想定サイクルタイムより長い時間に設定されていることが好ましい。この場合には、基準サイクルタイムは想定サイクルタイムより長い時間であるため、利用者が想定している想定サイクルタイム以下のサイクルタイムで生産設備30a~30dが動作している場合において、停止が発生していると判定されることを抑制できる。想定サイクルタイムは、例えば、生産設備30a~30dの製造会社が公表している仕様や性能に応じて設定されている。また、例えば、想定サイクルは、製造ラインL1、L2における生産計画を立てる際に参考としたサイクルタイムや、製造ラインL1、L2において目標とするサイクルタイムであってもよい。基準サイクルタイムは、生産設備30a~30dが停止していない場合において取得される実測サイクルタイムより長く、停止が発生した場合における実測サイクルタイムより短い時間であることが好ましい。
本実施形態において、基準サイクルタイムは、想定サイクルタイムの2倍の時間に設定されている。なお、本実施形態では、基準サイクルタイムは、想定サイクルタイムの2倍であるが、これに限定されない。例えば、サイクルタイムのばらつきが小さい自動化された工程では、基準サイクルタイムは、想定サイクルタイムの2倍未満であってもよい。また、作業者による手作業による工程のようにサイクルタイムのばらつきが大きい工程では、基準サイクルタイムは、想定サイクルタイムの2倍より大きくてもよい。また、基準サイクルタイムは、想定サイクルタイムに応じて設定されているがこれに限定されない。例えば、基準サイクルタイムは、過去の実測サイクルタイムに応じて設定されていてもよい。例えば、過去の実測サイクルタイムの平均値と標準偏差とを用いて設定された基準サイクルタイムが採用されていてもよい。具体的には、例えば、過去の実測サイクルタイムの平均に標準偏差の3倍を加えた時間を基準サイクルタイムとしてもよい。
ステップS103の処理の結果、実測サイクルタイムが基準サイクルタイム以下であった場合(ステップS103:Yes)には、情報取得部431は、平均サイクルタイムを取得する(ステップS104)。平均サイクルタイムは、生産設備30a~30dが実際に運転されている場合における実測サイクルタイムの平均値である。本実施形態において、情報取得部431は、実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下である実測サイクルタイムの平均することによって平均サイクルタイムを取得する。取得された平均サイクルタイムは、記憶部42へと出力される。ステップS104の処理の後に、情報取得部431は、再びステップS101の処理を実行する。
ステップS103の処理の結果、実測サイクルタイムが基準サイクルタイム以下ではない場合(ステップS103:No)には、情報取得部431は、停止情報を記憶部42に出力する(ステップS111)。停止情報には、例えば、基準サイクルタイムを超える実測サイクルタイムが取得された時刻が含まれる。ステップS111の処理の後に、情報取得部431は、再びステップS101の処理を実行する。ステップS101の処理の結果、実測サイクルタイムの取得を終了する場合(ステップS101:Yes)には、平均サイクルの取得処理は終了する。
図6は、検出信号plと実測サイクルタイムCTとの関係を示す第1の図である。本実施形態では、信号値1は、検出信号が出力されている状態、つまり検出部10が製品の繰り出しを検出した状態を示している。信号値0は、検出信号が出力されていない状態を示している。情報取得部431は、検出信号plが出力されてから次の検出信号plが検出されるまでの時間間隔を実測サイクルタイムCTとして取得する。図6に示した実測サイクルタイムCTは基準サイクルタイムth以下であるため、情報取得部431は、実測サイクルタイムCTが取得された期間において、生産設備30a~30dの停止が発生していないと判定する。このため、情報取得部431は、この実測サイクルタイムCTを平均サイクルタイムの取得に用いる。
図7は、検出信号plと実測サイクルタイムCTとの関係を示す第2の図である。図7に示した実測サイクルタイムCTは基準サイクルタイムth以上であるため、情報取得部431は、実測サイクルタイムCTが取得された期間において、生産設備30a~30dの停止等が発生していると判定する。このため、情報取得部431は、この実測サイクルタイムCTを平均サイクルタイムの取得に用いず、停止情報を出力する。基準サイクルタイムth以上の実測サイクルタイムCTが取得された期間には、生産設備30a~30dの動作の遅延又は停止が発生したおそれがある。ここで、停止には、運転の再開に修理が必要となる完全な停止に加えて、短時間の停止、いわゆるチョコ停も含まれる。短時間の停止は、例えば、生産設備30a~30dの使用者が単独で解消可能な軽微な不具合によって生じる。この様な短時間の停止は、従来から生産管理に用いられている装置、例えばアンドンや報知器、では報知されず、記録として残らない場合があった。
図8は、表示装置601~608に表示される情報の例を示す図である。図8は、想定サイクルタイムCTiと実測サイクルタイムとを比較したグラフである。具体的には、実測サイクルタイムのヒストグラムと、ヒストグラム上における想定サイクルタイムCTiの位置が示されている。また、図8では、想定サイクルタイムCTiの位置に加えて平均サイクルタイムCTaの位置も示されている。想定サイクルタイムCTiと実測サイクルタイムとを比較したグラフが表示装置601~608に表示されることによって、生産管理システム100の利用者は、想定サイクルタイムCTiと実測サイクルタイムとの差を視覚的に確認することができる。また、ヒストグラムを用いて実測サイクルタイムを表示するため、実測サイクルタイムのばらつきの大きさの把握が容易である。なお、本実施形態において、想定サイクルタイムと実測サイクルタイムとを比較したグラフは、ヒストグラムを採用しているが、これに限定されない。例えば、実測サイクルタイムの値と実測サイクルタイムが取得された時刻との関係を示す散布図であって、想定サイクルタイムを基準線として表示する散布図であってもよい。
図9は、第1実施形態に係る生産管理システム100の制御部43において実行される可動率の取得処理を示すフローチャートである。可動率の取得処理は、図5のステップS104の処理によって平均サイクルタイムが取得されると開始される。可動率の取得処理が開始されると、情報取得部431としての制御部43は、生産設備30a~30dにおいて実際に生産された製品の数である実測生産数(以下では単に生産数とも記載する)を取得する(ステップS201)。本実施形態において、情報取得部431は、計数部212によって計数された検出信号の数から誤検出等によって生じるノイズを除去した数を生産設備30a~30dにおける製品の生産数として取得する。
ステップS201の処理の後に、情報取得部431は、生産設備30a~30dが実際に運転された時間である可動時間を取得する(ステップS202)。可動時間は、実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを用いて取得される。本実施形態において、可動時間は、図5のステップS104の処理によって取得された平均サイクルタイムと、ステップS201において取得された生産数と、を乗じることによって取得される。具体的には、可動時間は、以下の式(1)を用いて算出される。
可動時間=平均サイクルタイム×生産数 ・・・(1)
なお、可動時間の取得方法は、これに限定されない。例えば、制御部43は、実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを積算することによって、可動時間を取得してもよい。
ステップS202の処理の後に、情報取得部431は、生産設備30a~30dの運転が要求されている時間である要求時間を取得する(ステップS203)。要求時間は、記憶部42に予め記憶されている運転予定と、製造ラインL1、L2の運転が開始されてからの経過時間と、に応じて取得される。本実施形態において、情報取得部431は、製造ラインL1、L2の運転が開始されてからの経過時間から運転予定に含まれる予め定められた停止時間(例えば、休憩や保守のための停止時間)を減じて得られる時間を要求時間として取得する。なお、本実施形態において、情報取得部431は、要求時間を取得する際に、記憶部42に予め記憶されている運転予定を用いているが、これに限定されない。例えば、停止時間が、予め定められていた停止によるものか否かの判別が可能である場合には、記憶部42に予め記憶されている運転予定を用いられていなくてもよい。予め定められていた停止によるものか否かの判別が可能である場合とは、例えば、本体部202の入力部25を介して、利用者や作業者による停止の種類の入力が可能な場合である。
ステップS203の処理の後に、情報取得部431は、可動率を取得する(ステップS204)。可動率とは、運転の要求に応じて、生産設備30a~30dが実際に動くことができた割合である。本実施形態において、情報取得部431は、ステップS202で取得された可動時間をステップS203で取得された要求時間で除した値を、可動率として取得する。具体的には、可動率は、以下の式(2)を用いて取得される。
可動率=(可動時間/要求時間)×100 ・・・(2)
ステップS204の処理が実行された後に、可動率の取得処理は終了する。
なお、本実施形態において、可動率の取得処理は、平均サイクルタイムが取得される毎に行われているが、これに限定されない。例えば、実測サイクルタイムの取得の停止が指示された(図5のステップS101:Yes)後に、開始されてもよい。
図10は、第1実施形態に係る生産管理システム100の制御部43において実行される生産不足状態の原因判定処理を示すフローチャートである。生産不足状態の原因判定処理は、図9のステップS204の可動率が取得された後に、開始される。原因判定処理が開始されると、情報取得部431としての制御部43は、実測生産数を取得する(ステップS301)。実測生産数は、生産設備30a~30dによって要求時間内に生産された実際の製品の数である。本実施形態では、情報取得部431は、実測生産数として、図9のステップS201において取得され記憶部42に記憶されている生産数を取得する。なお、制御部43は、計数部212によって計数された検出信号の数から別途取得してもよい。
実測生産数を取得した後に、情報取得部431は、想定生産数を取得する(ステップS302)。想定生産数は、生産設備30a~30dが想定サイクルタイムで製品を生産し、かつ、停止等しない場合に想定される生産数である。情報取得部431は、要求時間を想定サイクルタイムで除した値を想定生産数として取得する。
想定生産数を取得した後に、判定部432としての制御部43(以下では単に判定部432とも記載する。)は、生産設備30a~30dが生産不足状態である否かを判定する(ステップS303)。生産不足状態とは、生産設備30a~30dが何らかの原因によって想定生産数を達成できていない状態である。本実施形態において、生産不足状態であるか否かの判定は、実測生産数と想定生産数とを比較することによって行われる。実測生産数が想定生産数以上である場合には、判定部432は、生産不足状態ではないと判定する(ステップS303:No)。生産不足状態ではないと判定すると、判定部432は、生産不足状態の原因判定処理を終了する。判定の結果は、表示装置601~608及び本体部202へと出力される。
実測生産数が想定生産数未満である場合には、判定部432は、生産不足状態であると判定する(ステップS303:Yes)。生産不足状態であると判定した場合には、判定部432は、可動率と平均サイクルタイムとのそれぞれが生産不足状態の原因判定を行う(ステップS304)。判定部432は、可動率が100%未満である場合には、可動率を生産不足状態の原因と判定する。また、判定部432は、平均サイクルタイムが想定サイクルタイムより長い場合には、平均サイクルタイムを生産不足状態の原因と判定する。さらに、判定部432は、可動率と平均サイクルタイムとの両方を生産不足状態の原因と判定した場合には、生産不足状態の発生への寄与度が高い主原因を判定してもよい。主原因の判定は、例えば、可動時間を想定サイクルタイムで除した第1の値と、要求時間を平均サイクルタイムで除した第2の値と、を比較することによって行われる。例えば、第1の値が第2の値より小さい場合には、可動率の低さが主原因であると判定し、第1の値が第2の値より大きい場合には、平均サイクルタイムの遅れが主原因であると判定してもよい。ステップS304の処理が完了すると、判定部432は、生産不足状態の原因判定処理を終了する。判定の結果は、表示装置601~608及び本体部202へと出力される。
以下では、第1実施形態に係る生産管理システム100において取得される可動率と比較例に係る生産管理システムにおいて取得される可動率とを比較する。比較例に係る生産管理システムは、可動率の取得方法においてのみ第1実施形態に係る生産管理システム100と異なる。比較例に係る生産管理システムにおいて、可動率は、生産数に想定サイクルタイムを乗じた値を要求時間で除すことによって取得される。具体的には、比較例において、可動率は、以下の式(3)を用いて取得される。
可動率=((生産数×想定サイクルタイム)/要求時間)×100 ・・・(3)
第1の条件において、第1の実施形態と比較例とで取得される可動率を比較する。第1の条件において、想定サイクルタイムが20秒であり、平均サイクルタイムが30秒であり、生産数が120個であり、要求時間が60分である。この条件において、生産設備30a~30dは、要求時間である60分間において、停止すること無く運転されている。しかし、比較例において、可動率は、66%となる。一方、第1実施形態において、可動率は、100%となる。この様な場合において、比較例では、想定生産数である180個が達成されていない原因を可動率の低さであると利用者に誤認させるおそれがある。一方、第1実施形態では、想定生産数である180個が達成されていない原因が可動率ではないことを示すことが可能である。なお、想定サイクルタイムより平均サイクルタイムが長くなる原因として、例えば、製造工程が自動化している場合には生産設備30a~30dの劣化や整備不良による動作速度の低下が考えられる。また例えば、作業者による処理が製造工程に含まれる場合には、作業者の熟練度の差や疲労による処理速度の低下が考えられる。
次に第2の条件において、第1の実施形態と比較例とで取得される可動率を比較する。第2の条件において、想定サイクルタイムが20秒であり、平均サイクルタイムが10秒であり、生産数が180個であり、要求時間が60分である。この条件において、比較例では、可動率は、100%となる。一方、第1実施形態では、可動率は、50%となる。この条件において、生産設備30a~30dは、要求時間である60分間の半分の30分間において停止している。しかし、実際のサイクルタイムが想定サイクルタイムより短いことにより、想定生産数である180個が達成されている。この様な場合において、比較例では、本来停止が発生しているにも拘わらず、停止が発生していないと利用者に誤認させるおそれがある。一方、第1実施形態では、可動率が100%ではないことを示すことが可能である。
以上説明した形態の生産管理システム100によれば、情報取得部431は、実測サイクルタイムを用いて、生産設備が実際に運転された時間である可動時間を算出している。このため、想定サイクルタイムを用いて算出する場合と比べて、生産設備30a~30dの実際の運転に則した可動時間を算出することができる。さらに、生産管理システム100は、可動時間の算出において、実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを用いている。このため、可動時間に、基準サイクルタイムを超えた実測サイクルタイムが取得された期間、例えば、生産設備の運転の遅延や停止が生じた期間、が含まれることを抑制できる。これにより、遅延や停止が生じていた時間を可動時間に含んでしまうことによって、算出される可動時間が不正確になることを抑制できる。したがって、可動時間を用いて算出される可動率が不正確になる可能性が低減する。
B.第2実施形態:
図11は、第2実施形態に係る生産管理システム400を備えた製造ラインL1、L2の概略図である。図12は、第2実施形態に係る生産管理装置520の構成を示すブロック図である。生産管理システム400は、インターネットを用いた情報共有を行なっていない。また、表示装置611~614は、生産管理装置520が配置された工場ar1内でのみ利用される。第1実施形態の構成については、第1実施形態と同様の符号を付し、説明を省略する。本実施形態において、生産管理システム400は、インターネットに接続されていないが、これに限定されない。例えば、生産管理装置520は、インターネットに接続され、インターネットを介して、工場ar1の外部に生産管理情報を提供してもよい。
以上説明した第2実施形態によれば、上記第1実施形態と同様の構成を有する点において、同様の効果を奏する。さらに、第2実施形態によれば、インターネット上のサーバに管理部40を設けていないため、生産管理システム400は、インターネットに接続されていないオフライン状態であっても生産管理が可能である。
C.他の実施形態:
C-1.第1の他の実施形態:
第1実施形態に係る生産管理システム100は、製造ラインL1、L2が配置された工場の敷地外、例えば第2から第4エリアAr2~Ar4、から接続可能なインターネットINTを用いて情報を共有している。しかし、生産管理システム100は、これに限定されない。例えば、生産管理システム100は、インターネットINTに代えて、企業内ネットワーク、いわゆるイントラネットを用いて情報の共有を行なってもよい。この場合には、生産管理装置20の管理部40は、企業内ネットワークに接続されたサーバに設けられている。通信装置70は、例えば、企業内ネットワークに接続された無線LAN通信装置である。表示装置601~608は、企業内ネットワークへの接続が可能な場所、例えば、製造ラインL1、L2を有する事業所内で使用される。この場合であっても、上記実施形態と同様の構成を有する点において、同様の効果を奏する。
C-2.第2の他の実施形態:
上記実施形態の生産管理システム100、400は、生産状況の指標として可動率を用いているが、これに限定されない。例えば、生産管理システム100、400は、生産状況の指標として、可動率に加えて出来高率を用いてもよい。出来高率は、生産設備30a~30dの生産力を示す指標であり、例えば、実測生産量を想定生産量で除した値によって表される。
C-3.第3の他の実施形態:
上記実施形態における平均サイクルタイムの取得処理(図5)では、生産設備30a~30dにおける停止等の有無を判定するための基準として基準サイクルタイムが用いられている。しかし、基準サイクルタイムは、生産設備30a~30dにおける停止等の有無以外を判定するために設けられていてもよい。例えば、生産管理システム100、400は、製品の製造工程がすべて実行されているか否かを判定するための基準としての第2の基準サイクルタイムを有していてもよい。この場合には、第2の基準サイクルタイムは、実測サイクルタイムの下限値を定めてもよい。具体的には、第2の基準サイクル以上の実測サイクルタイムを平均サイクルタイムの算出に用いてもよい。この場合には、工程飛ばし等が発生したおそれのある第2の基準サイクルタイム未満の実測サイクルタイムが平均サイクルタイムの算出に用いられることによって、平均サイクルタイムが不正確になることを抑制できる。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行なうことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10、10a、10b、10c、10d…検出部
11…センサ
12…コントロール部
13…送信部
20、520…生産管理装置
21…中央演算処理部(CPU)
22…記憶部
23…送受信部
24…表示部
25…入力部
30a、30b、30c、30d…生産設備
31…搬送機構
40…管理部
41…送受信部
42…記憶部
43…制御部
61…情報表示部
70…通信装置
100、400…生産管理システム
112…磁石
202…本体部
211…取得部
212…計数部
213…計時部
301…開閉ドア
431…情報取得部
432…判定部
601~608、611~614…表示装置
INT…インターネット
L1、L2…製造ライン

Claims (10)

  1. 生産設備を有する製造ラインの生産状況を管理するための生産管理装置であって、
    前記生産設備に取り付けられ、前記生産設備の動作に応じて検出信号を出力する検出部と、
    前記検出信号を用いて前記生産状況を示す情報を取得する情報取得部であって、
    前記検出信号が出力される時間間隔を用いて、前記生産設備から製品が繰り出される時間間隔であるサイクルタイムの実測値である実測サイクルタイムを取得し、
    前記実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを用いて、前記生産設備が実際に運転された時間である可動時間を取得し、
    前記可動時間を前記生産設備の運転が要求されている時間である要求時間で除した値を用いて可動率を取得し、
    前記生産設備が実際に運転されている場合における前記実測サイクルタイムの平均値である平均サイクルタイムとして、前記実測サイクルタイムのうち前記基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを平均した値を取得し、
    前記検出信号を計数した値を用いて前記生産設備において実際に生産された前記製品の数である実測生産数を取得する、情報取得部と、
    前記実測生産数が前記要求時間を前記生産設備において想定されるサイクルタイムである予め定めた想定サイクルタイムで除した値である想定生産数未満である生産数不足状態であるか否かを判定する判定部であって、前記生産数不足状態である場合には、前記平均サイクルタイムと前記想定サイクルタイムとの比較結果及び前記可動率を用いて、前記平均サイクルタイムと前記可動率とのそれぞれが前記生産数不足状態の原因であるか否かを判定する判定部と、を備える、生産管理装置。
  2. 請求項1に記載の生産管理装置であって、
    前記基準サイクルタイムは、前記生産設備において想定されるサイクルタイムである予め定めた想定サイクルタイムより長い時間である、生産管理装置。
  3. 請求項1に記載の生産管理装置であって、
    前記情報取得部は、前記平均サイクルタイムに前記生産設備における生産数を乗じることによって、前記可動時間を取得する、生産管理装置。
  4. 請求項1または請求項3に記載の生産管理装置であって、
    前記判定部はさらに、前記平均サイクルタイムと、前記想定サイクルタイムと、を比較して、前記平均サイクルタイムの遅れの有無を判定する、生産管理装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の生産管理装置であって、さらに、
    前記生産設備の運転予定を記憶する記憶部を備え、
    前記情報取得部は、前記運転予定に応じた前記要求時間を用いて前記可動率を取得する、生産管理装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の生産管理装置であって、
    前記検出部は、前記製造ラインに設置された状態の前記生産設備に後付けされている、生産管理装置。
  7. 生産設備を有する製造ラインの生産状況を管理するための生産管理システムであって、
    請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の生産管理装置と、
    前記生産管理装置と通信可能に接続され、前記生産状況に関する情報を利用者に提供する表示装置と、
    を備える、生産管理システム。
  8. 請求項7に記載の生産管理システムであって、
    前記表示装置は、前記生産設備において想定されるサイクルタイムである予め定めた想定サイクルタイムと前記実測サイクルタイムとを比較したグラフを表示する、生産管理システム。
  9. 請求項7または請求項8に記載の生産管理システムであって、
    前記生産管理装置と前記表示装置との間の情報伝達には、インターネットが介在している、生産管理システム。
  10. 生産設備を有する製造ラインの生産状況を管理する生産管理方法であって、
    前記生産設備の動作に応じて出力される検出信号を取得し、
    前記検出信号が出力される時間間隔を用いて、前記生産設備から製品が繰り出される時間間隔であるサイクルタイムの実測値である実測サイクルタイムを取得し、
    前記実測サイクルタイムのうち基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを用いて、前記生産設備が実際に運転された時間である可動時間を取得し、
    前記可動時間を前記生産設備の運転が要求されている時間である要求時間で除した値を用いて可動率を取得し、
    前記生産設備が実際に運転されている場合における前記実測サイクルタイムの平均値である平均サイクルタイムとして、前記実測サイクルタイムのうち前記基準サイクルタイム以下の実測サイクルタイムを平均した値を取得し、
    前記検出信号を計数した値を用いて前記生産設備において実際に生産された前記製品の数である実測生産数を取得し、
    前記実測生産数が前記要求時間を前記生産設備において想定されるサイクルタイムである予め定めた想定サイクルタイムで除した値である想定生産数未満である生産数不足状態であるか否かを判定し、
    前記生産数不足状態である場合には、前記平均サイクルタイムと前記想定サイクルタイムとの比較結果及び前記可動率を用いて、前記平均サイクルタイムと前記可動率とのそれぞれが前記生産数不足状態の原因であるか否かを判定する、
    生産管理方法。
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