JP2023074027A - 生産計画立案システムおよび生産計画立案方法 - Google Patents

生産計画立案システムおよび生産計画立案方法 Download PDF

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Taiyo Saito
洋平 佐野
Yohei Sano
憲治 尾嶋
Kenji Oshima
暁仁 五十嵐
Akihito Igarashi
大樹 西吉
Daiki Nishikichi
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Abstract

【課題】目標生産数を維持しつつ保全作業を行うことができる生産計画を作成できる生産計画立案システムを提供すること。【解決手段】生産計画立案システムは、生産ラインの生産計画であって、生産ラインの稼働時間を目標生産数で除して算出されるタクトタイムを含む生産計画を立案し、生産ラインで使用する設備の性能を示す検出値が、設備の保全作業が必要と予測される予測時刻から猶予時間を差し引いた基準時刻における検出値の予測値である基準値を超えたか否かを判断する判断部と、基準値を超えたと判断部が判断した場合、保全作業に要する保全作業時間を取得する取得部と、猶予時間と、保全作業時間とを用いて、保全作業時間を猶予時間内に生成するためのタクトタイムの短縮時間を算出する算出部と、これまでの生産計画を、タクトタイムから短縮時間を減じた短縮タクトタイムを用いた生産計画に変更する変更部と、を備える、生産計画立案システム。【選択図】図2

Description

本開示は、生産計画立案システムおよび生産計画立案方法に関する。
従来、工程が実施されるエリアをライン上に複数並べて生産が行われる生産ラインにおいて、効率的に生産を行うための技術がある(例えば、特許文献1)。特許文献1には、複数の工程のうち、タクトタイムから作業に必要な時間を差し引いた際に、時間が余る余剰工程のエリアに検査工程に使用される表示手段を配置する技術が開示されている。
特開2013-210822号公報
ところで、生産ラインにて使用される設備に不具合が発生した場合には、設備の保全作業を行う必要が生じる。不具合が発生した設備が上記の余剰工程で使用されている設備である場合には、余剰の時間を用いて保全作業を行うことができる。しかし、不具合が発生した設備が上記の余剰工程で使用されている設備でない場合や、余剰の時間内に保全作業が終了しない場合もある。このような場合には、保全作業を行うために生産ラインを停止する必要が生じ、目標生産数を生産できないおそれがある。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、生産計画立案システムが提供される。この生産計画立案システムは、生産ラインの生産計画であって、前記生産ラインの稼働時間を目標生産数で除して算出されるタクトタイムを含む生産計画を立案し、前記生産ラインで使用する設備の性能を示す検出値が、前記設備の保全作業が必要と予測される予測時刻から猶予時間を差し引いた基準時刻における前記検出値の予測値である基準値を超えたか否かを判断する判断部と、前記基準値を超えたと前記判断部が判断した場合、前記保全作業に要する保全作業時間を取得する取得部と、前記猶予時間と、前記保全作業時間とを用いて、前記保全作業時間を前記猶予時間内に生成するための前記タクトタイムの短縮時間を算出する算出部と、これまでの前記生産計画を、前記タクトタイムから前記短縮時間を減じた短縮タクトタイムを用いた前記生産計画に変更する変更部と、を備える。この形態によれば、事前に保全作業を予測し、保全作業が必要な場合には、タクトタイムを短縮することにより、目標生産数を減少せずに保全作業を行うことができる。
(2)上記形態の生産計画立案システムにおいて、前記変更部は、前記短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合、これまでの前記生産計画から、前記目標生産数の減少を含む前記生産計画に変更してもよい。この形態によれば、短縮タクトタイムが1個当たりの実際の生産時間であるサイクルタイムよりも短い場合には、目標生産数の減少を含む生産計画に変更することができる。
(3)上記形態の生産計画立案システムにおいて、前記生産ラインは、前記設備を複数備え、前記猶予時間と前記保全作業時間とは、前記複数の設備毎に予め定められており、前記判断部が前記複数の設備について前記検出値が前記基準値を超えたと判断した場合、前記算出部は、前記検出値が前記基準値を超えたと判断された前記複数の設備のうち、前記猶予時間が最も短い前記設備の前記猶予時間と、前記保全作業時間が最も長い前記設備の前記保全作業時間である最長保全作業時間とを用いて、前記短縮時間を算出し、前記変更部は、前記最長保全作業時間内に前記複数の設備の前記保全作業を行うための前記生産ラインの停止時期を設定してもよい。この形態によれば、生産ラインの停止時期に、複数の保全作業を行うことができるため、効率良く保全作業を実施することができる。
(4)上記形態の生産計画立案システムにおいて、前記判断部は、前記予測時刻における前記検出値である限界値と、前記基準値と、前記設備と、が対応付けられた予測データが記憶された記憶部と通信可能であり、前記判断部は、前記予測データの前記基準値を用いて判断してもよい。この形態によれば、予測データを用いて、基準値を超えたか否かを判断することができる。
(5)上記形態の生産計画立案システムにおいて、さらに、前記短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合、前記猶予時間が長くなるように、前記基準値を前記限界値から遠ざけるように更新する更新部を備えてもよい。この形態によれば、次回の保全作業実施において、タクトタイムを短縮する調整が早期にできるようになるため、目標生産数を減少せずに、保全作業を実施できる可能性を高めることができる。
(6)上記形態の生産計画立案システムにおいて、さらに、前記保全作業時間が長いほど、前記猶予時間を長く設定する設定部を備えていてもよい。この形態によれば、保全作業時間が長い場合であっても、猶予時間を長く設定することにより、目標生産数を変更せずに、タクトタイムの短縮により保全作業時間を生成することができる可能性を高めることができる。
本開示は、生産計画立案システムの種々の形態で実現することも可能である。例えば、生産計画立案方法等の形態で実現することができる。
生産ラインおよび生産計画立案システムの模式図。 生産計画立案システムの構成を示すブロック図。 ベルトコンベアである設備の構成を示すブロック図。 設備データを説明する図。 生産計画立案処理のフローチャート。 短縮時間算出処理のフローチャート。 変更後の生産計画を説明する図。 第2実施形態に係る生産計画立案処理のフローチャート。 予測データを説明する図。
A.第1実施形態:
図1は、生産ライン10および生産計画立案システム20の模式図である。図2は、生産計画立案システム20の構成を示すブロック図である。図3は、ベルトコンベアである設備F1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、生産ライン10は、生産計画立案システム20が立案した生産計画81(図2)を使用して生産を行う。生産ライン10は、各工程を実行する複数のエリアがライン上に並べられている。製品Wは、各工程のエリアに順次搬送され、各工程が行われる。生産ライン10では、複数の設備Fが用いられる。設備Fとは、具体的には、製品Wを搬送するためのベルトコンベアや、製品Wに加工や組付けを行う例えばロボットおよび工具などの装置や作業員、製品の検査を行う装置や作業員などである。本実施形態では、複数の設備Fの各々には、識別番号が付与されている。複数の設備の各々を区別する場合には、設備Fのあとに識別番号を付して記載する。例えば、設備F1は、識別番号が「1」の設備Fである。本実施形態では、生産ライン10は、設備F1から設備Fsまでのs個の設備Fを備えている。設備F1は、ベルトコンベアである。設備F2および設備F4は作業員である。設備F3、設備F5、および設備Fsは、装置である。各工程を実行するエリアには、作業員が配置されているエリアと、作業員は配置されておらず、装置のみが配置されている無人のエリアなどがある。本実施形態では、生産ライン10は、工程1から工程nまでのn個の工程を含む。
生産計画立案システム20は、生産計画81を立案する。生産計画立案システム20は、生産期間において、例えば受注数を用いて設定される目標総生産数を生産するために、単位生産期間での目標生産数を設定する。生産期間は、例えば1か月である。単位生産期間は、例えば、1週間や1日である。また、生産計画立案システム20は、単位生産期間における稼働時間を、単位生産期間における目標生産数で除してタクトタイムを算出する。そして、生産計画立案システム20は、算出したタクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合には、タクトタイムがサイクルタイム以上となるように、目標生産数を減少させた生産計画81に変更し、生産計画81を更新する。ここで、サイクルタイムとは、稼働時間を実際の生産数で除して算出される時間である。サイクルタイムの値は、過去のサイクルタイムの実績値が用いられる。サイクルタイムの値は、例えば、作業員の熟練度などにより変動する。タクトタイムおよびサイクルタイムの単位は、いずれも「秒」である。以上説明した、生産計画立案システム20が生産計画81を立案する処理を立案ステップともいう。
生産計画立案システム20は、PCで実現される。図2に示すように、生産計画立案システム20は、制御部21と、ディスプレイ24と、キーボード25とを備える。制御部21は、CPU22と、記憶部としてのメモリ23とを有する。また、CPU22は、機能部として、判断部31と、取得部32と、算出部33と、変更部34とを有する。判断部31などの各機能部は、メモリ23に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。後に詳述するように、判断部31は、設備データ82を用いて、設備Fの性能を示す検出値が、設備Fの保全作業が必要と予測される予測時刻t2から猶予時間を差し引いた基準時刻t1における検出値の予測値である基準値を超えたか否かを判断する。取得部32は、保全作業に要する保全作業時間を取得する。算出部33は、猶予時間内に保全作業時間を生成するためのタクトタイムの短縮時間を算出する。変更部34は、これまでの生産計画81を、タクトタイムから短縮時間を減じた短縮タクトタイムを用いた生産計画81に変更する。メモリ23には、生産計画81と、設備データ82と、予測データ83とが記憶されている。生産計画81は、生産計画立案システム20が作成した生産計画81である。設備データ82および予測データ83は、保全作業を予測するためなどに用いられる。設備データ82は、設備Fの性能を示す検出値の経時変化を示すデータである。ディスプレイ24は、情報を表示する。キーボード25は、情報の入力を受け付ける。
生産計画立案システム20は、複数の設備Fのうち、作業員を除く設備F、すなわち装置である設備Fと通信可能に接続されている。図3を用いて、ベルトコンベアである設備F1を例示して説明する。設備F1は、通信部50と、駆動部51と、ローラ52と、検出センサ53とを備える。通信部50は、生産計画立案システム20と通信する。ローラ52は、図示しない搬送ベルトを回転させる。駆動部51はローラ52を駆動する。検出センサ53は、ローラ52と搬送ベルトとの間の摩擦係数を検出するためのセンサである。通信部50は、駆動部51および検出センサ53と通信可能に接続されている。駆動部51は、通信部50を介して生産計画立案システム20から送信される生産計画81に従って、各工程のエリア間の搬送時間が目標の搬送時間となるようにローラ52を制御する。検出センサ53は、通信部50を介して、摩擦係数を示す検出センサ53の検出値を生産計画立案システム20に送信する。なお、生産計画立案システム20と、設備Fとが通信する情報は、設備Fの種類による。例えば、設備Fがねじ締め工具であれば、ねじ締めにおけるトルク値が検出値として送信される。例えば、設備Fが溶接ロボットであれば、溶接における電流値が検出値として送信される。
設備Fから生産計画立案システム20に送信される検出値は、設備Fの性能を示し、設備Fの保全作業を実施するための指標として用いられる。例えば、設備F1の摩擦係数を示す検出値が後述する限界値よりも大きくなった場合には、油を差すなどの保全作業が実施される。
図4は、設備F1の設備データ82を説明する図である。図4の横軸は、時間であり、縦軸は設備F1の性能を指標する摩擦係数を示す検出値である。設備データ82は、前回の保全作業の実施からの設備Fの積算稼働時間と、検出値とが対応付けられた時系列データである。設備データ82は、設備F毎にメモリ23に記憶されている。生産計画立案システム20のデータの送信は、継続して行われる。具体的には、データの送信は、設備Fが稼働している期間、例えば、予め定められた時間間隔にて行われる。制御部21は、検出値を受信すると、設備データ82に受信した検出値を追加して、設備データ82を更新する。
設備F毎に、保全作業を行うための限界値と保全作業を予測するための基準値とが予め設定されている。限界値は、すぐに保全作業を行う必要であるか否かを判断するために用いられる。具体的には、検出値が限界値を超えた場合、例えば、設備Fに備えられたアラームがなり、設備Fの作動は停止される。この場合、作業者により保全作業が実施された後、設備Fの作動が再開される。
上記のように、検出値が限界値を超え、設備Fの作動が停止された場合には、生産ライン10は停止され、生産計画81通りの生産が行われない。そこで、本実施形態では、設備Fの保全作業が必要と予測される予測時刻t2から猶予時間を差し引いた基準時刻t1における検出値の予測値である基準値を設定し、検出値を基準値と比較することで、保全作業を予測する。さらに、保全作業を事前に予定することで、生産計画81のタクトタイムを事前に変更する。これにより、目標生産数の生産を行うことができる。
設備F毎に、限界値と基準値と猶予時間とが設定されたデータが、予測データ83である。限界値は、予測時刻t2における設備Fの性能を示す検出値である。基準値は、基準時刻t1における検出値の予測値である。典型的には、基準時刻t1における実績の検出値が基準値に設定される。これにより、検出値が基準値を超えた場合には、猶予時間経過後に、検出値が限界値を超えると予測することができる。予測データ83は、過去の設備データ82を用いて作成される。設備Fの種類により、性能が悪くなる程、検出値が大きくなるか、小さくなるかは異なる。例えば、設備F1の場合、摩擦係数を示す検出値が大きくなるほど、性能は低下する。
図5は、生産計画立案方法を実現する生産計画立案処理のフローチャートである。図6は、短縮時間算出処理のフローチャートである。図7は、変更後の生産計画81を説明する図である。生産計画立案システム20は、生産計画立案処理の実行を受け付けると、生産計画立案処理を実行する。
本実施形態では、設備F1を対象として生産計画立案処理が実行される。判断部31は、予測データ83を参照し、変数Bに設備F1の基準値を代入する(ステップS12)。判断部31は、設備データ82の最新の検出値を変数Vに代入する(ステップS14)。設備F1は、性能が悪くなるほど検出値が大きくなる設備Fであるため、判断部31は、変数Vは、変数Bの絶対値より大きいか否かを判断する(ステップS16)。変数Vは、変数Bの絶対値より大きくない、すなわち変数Vは、変数Bの絶対値以下であると判断した場合(ステップS16:NO)、判断部31は、予め定められた時間、例えば数分毎に、変数Vは、変数Bの絶対値より大きいと判断するまでステップS14およびステップS16を繰り返し実行する。
変数Vは、変数Bの絶対値より大きいと判断した場合(ステップS16:YES)、変更部34は、生産計画81を参照し、変数Tにタクトタイムを代入し、変数Cにサイクルタイムを代入する(ステップS30)。変数Vは、変数Bの絶対値より大きいと判断された場合とは、すなわち、設備F1の性能を示す検出値が基準値を超えて設備F1の性能が低下したと判断された場合である。ステップS16を判断ステップとも呼ぶ。代入されるタクトタイムおよびサイクルタイムは、生産計画81にて設定されている時間である。変数Vが変数Bの絶対値より大きいと判断された場合とは、猶予時間経過後に設備F1の保全作業を行う必要がある場合である。
変更部34は、変数Tは変数Cよりも大きいか否かを判断する(ステップS32)。変数Tは変数Cよりも大きくない、すなわち、変数Tは変数C以下であると判断した場合(ステップS32:NO)、変更部34は、これまでの生産計画81を、目標生産数を減少させると共に、生産ライン停止を組み入れた生産計画81に変更する(ステップS70)。変数Tは変数C以下である場合、タクトタイムを短縮する余地はないため、目標生産数を減少させ、稼働時間を短縮することにより、保全作業を実施する時間を生成する。変更された生産計画は、設備Fに送信される。
図7に示すように、具体的には、猶予時間の終わりに生産ライン10の停止が計画される。矢印にて示す猶予時間の終わりが稼働日3日目の稼働時間の終わりである場合には、稼働日3日目の稼働時間の最後に保全作業が計画される。なお、図7では、単位生産期間が1週間であり、2日目の稼働開始時にステップS70が行われた場合を示している。保全作業が実施される日には、例えば、ディスプレイ24に生産ライン10が停止される旨のメッセージが表示される。これにより作業員は、生産ライン10が停止されることを知ることができる。保全作業が予定されている時刻に、設備F1による製品Wの搬送が停止される。そして、作業員により設備F1の保全作業が実施される。この場合には、目標生産数を減少する必要があるものの、減少された生産数を補填するために、例えば、猶予時間経過後の稼働時間を増やすなどの対応を早期に行うことができる。ステップS70の実行後、制御部21は、本処理ルーチンを終了する。
図5に示すように、変数Tが変数Cよりも大きいと変更部34が判断した場合(ステップS32:YES)、取得部32は、予測データ83から取得した設備F1の保全作業時間を変数Mに代入し、予測データ83から取得した猶予時間を変数Pに代入する(ステップS38)。ステップS38を取得ステップとも呼ぶ。変数Tが変数Cよりも大きい場合、タクトタイムを短縮する余地があるため、短縮時間算出処理を行うためである。
算出部33は、保全作業時間を実施するために必要なタクトタイムの短縮時間を算出するため、短縮時間算出処理を行う(ステップS40)。ステップS40を算出ステップとも呼ぶ。図6に示すように、算出部33は、短縮時間[秒]を示す変数tにゼロを代入する(ステップS50)。算出部33は、変数tをインクリメントする(ステップS52)。算出部33は、猶予時間が経過するまでの期間における短縮時間の合計を示す合計時間bを算出する(ステップS54)。具体的には、合計時間bは、変数tに猶予時間における目標生産数を乗じて算出される。
算出部33は、合計時間bが保全作業時間を示す変数Mより大きいか否かを判断する(ステップS56)。合計時間bが変数Mより大きくない、すなわち合計時間bが変数M以下であると判断した場合(ステップS56:NO)、算出部33は、変数Tから変数Cを減じた値が、変数tと同じであるか否かを判断する(ステップS58)。変数Tから変数Cを減じた値が、変数tと同じでないと判断した場合(ステップS58:NO)、タクトタイムをさらに短縮できる余地があるため、算出部33は、ステップS52に移行する。そして、算出部33は、合計時間bが変数Mより大きいと判断するか、または、変数Tから変数Cを減じた値が、変数tと同じであると判断するまで、tをインクリメントし(ステップS52)、ステップS54以降の処理ステップを実行する。
算出部33は、合計時間bが変数Mより大きいと判断した場合(ステップS56:YES)、合計時間bと、変数tとの値を返す(ステップS60)。合計時間bが変数Mより大きいと判断した場合における変数tの値とは、保全作業時間を猶予時間内に生成するためのタクトタイムの短縮時間である。この場合とは、タクトタイムを短縮することにより、目標生産数を減少せずに保全作業時間を生成することができる場合である。
算出部33は、変数Tから変数Cを減じた値が、変数tと同じであると判断した場合(ステップS58:YES)、合計時間bと、変数tとの値を返す(ステップS60)。この場合とは、タクトタイムをサイクルタイムまで短縮したとしても、目標生産数を減少せずに保全作業時間を生成することができない場合である。
図5に示すように、変更部34は、返された値の合計時間bが変数Mより大きいか否かを判断する(ステップS42)。合計時間bが変数Mより大きいと判断した場合(ステップS42:YES)、変更部34は、現在のタクトタイムを、現在のタクトタイムから短縮時間を示す変数tだけ減じたタクトタイムに変更すると共に、保全作業の計画を組み入れた生産計画81に変更する(ステップS72)。目標生産数を維持したままタクトタイムを短縮して保全作業を組み入れることができる場合における、現在のタクトタイムを変数tだけ減じたタクトタイムを短縮タクトタイムとも呼ぶ。つまり、ステップS72において、変更部34は、現在の生産計画81を、短縮タクトタイムを用いた生産計画81に変更する。タクトタイムを短縮し、稼働時間を短縮することにより、保全作業を実施する時間を生成する。ステップS72を変更ステップとも呼ぶ。保全作業時間を生成するために、ステップS70では、目標生産数を少なくして稼働時間を短縮するのに対して、ステップS72では、目標生産数は変更せずにタクトタイムを短縮して稼働時間が短縮される。このように、タクトタイムが短縮されることにより、目標生産数は維持したまま、猶予時間内に保全作業を実施することができる。
変更された生産計画は、設備Fに送信される。これにより、工程のエリアに前工程のエリアから製品Wが搬送される時間間隔が短く設定される。ステップS72の実行後、制御部21は、本処理ルーチンを終了する。
合計時間bが変数Mより大きくない、すなわち合計時間bが変数M以下であると判断した場合(ステップS42:NO)、変更部34は、目標生産数を減少させ、現在のタクトタイムを、現在のタクトタイムから短縮時間を示す変数tだけ減じたタクトタイムに変更すると共に、保全作業の計画を組み入れた生産計画81に変更する(ステップS74)。この場合とは、短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合である。つまり、目標生産数を維持したまま保全作業時間を生成するためには、タクトタイムをサイクルタイムよりも短くする必要がある場合である。しかし、タクトタイムは、サイクルタイムよりも短く設定することはできないので、目標生産数を減少させて、保全作業を計画に組み入れる。ステップS74は、ステップS72に対して、タクトタイムを短縮する点が同じであり、目標生産数を減少させる点が異なる。また、ステップS74は、ステップS70に対して、目標生産数を減少させる点が同じであり、タクトタイムを短縮する点が異なる。ステップS74により生産計画81を変更することにより、ステップS70と同様に、目標生産数は減少するものの、減少された生産数を補填するための対応を早期に行うことができる。また、タクトタイムを短縮することにより、タクトタイムを短縮しない場合よりも目標生産数の減少数を小さくすることができる。ステップS74の実行後、制御部21は、本処理ルーチンを終了する。
以上、説明した第1実施形態によれば、生産計画立案システム20は、判断部31と、取得部32と、算出部33と、変更部34とを備える。判断部31は、検出値を示す変数Vと、基準値を示す変数Bの絶対値との比較(ステップS16)により、予測時刻t2から猶予時間を差し引いた基準時刻t1における検出値の予測値である基準値を超えたか否かを判断する。変数Vが変数Bの絶対値より大きいと判断された場合、すなわち検出値が基準値を超えたと判断された場合、取得部32は、保全作業時間を取得し、変数Mに代入する(ステップS38)。算出部33は、保全作業時間を示す変数Mを用いて、短縮時間算出処理(ステップS40)を実行することにより、猶予時間内に保全作業時間を生成するためのタクトタイムの短縮時間を示す変数tを算出する。変更部34は、現在のタクトタイムを、現在のタクトタイムから短縮時間を減じた短縮タクトタイムを用いた生産計画81に変更する(ステップS72)。これにより、事前に保全作業を予測し、保全作業が必要な場合には、タクトタイムを短縮することにより、目標生産数を変更せずに保全作業を行うことができる。
また、変更部34は、タクトタイムから短縮時間を示す変数tだけ減少させた短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合、目標生産数の減少を含む生産計画81に変更する(ステップS74)。これにより、短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合には、目標生産数の減少を含む生産計画81に変更することができる。
また、判断部31は、予測データ83にて設定された基準値を用いて、検出値を示す変数Vが基準値を示す変数Bより大きいか否かを判断する(ステップS16)。これにより、判断部31は、予測データ83を用いて、検出値が基準値を超えたか否かを判断することができる。
B.第2実施形態:
図8は、第2実施形態に係る生産計画立案処理のフローチャートである。第1実施形態に係る生産計画立案処理では、1つの設備Fを対象として行われるが、本実施形態では、複数の設備Fを対象として行われる。第1実施形態と同じ処理ステップには、同じ符号を付し、詳細な説明は適宜省略する。
生産計画立案システム20は、生産計画立案処理の実行を受け付けると、生産計画立案処理を実行する。生産計画立案処理は、例えば毎日実施される。
判断部31は、変数mに初期値の「1」を代入し、設備IDが「m」の設備Fである設備Fmを後のステップS13~S17の対象に設定する(ステップS10)。判断部31は、予測データ83を参照し、変数Bに設備Fmの基準値を代入する(ステップS13)。判断部31は、設備データ82の最新の検出値を変数Vに代入する(ステップS15)。
判断部31は、変数Vは、検出値が基準値を超えたか否かを判断する(ステップS17)。上記のように、性能が悪くなる程、性能を示す値が大きくなるか、小さくなるかは、設備Fにより異なる。設備F1のように、性能が低下する程、性能を示す値が大きくなる設備Fの場合には、ステップS17では、第1実施形態に係るステップS16と同様に、変数Vは、変数Bの絶対値より大きいか否かが判断される。そして、変数Vは、変数Bの絶対値より大きいと判断された場合には、検出値が基準値を超えたと判断される。対して、変数Vは、変数Bの絶対値より大きくないと判断された場合には、検出値が基準値を超えていないと判断される。性能が低下する程、性能を示す値が小さくなる設備Fの場合には、ステップS18では、変数Vは、変数Bの絶対値より小さいか否かが判断される。そして、変数Vは、変数Bの絶対値より小さいと判断された場合には、検出値が基準値を超えたと判断される。対して、変数Vは、変数Bの絶対値より小さくないと判断された場合には、検出値が基準値を超えていないと判断される。
検出値が基準値を超えたと判断した場合(ステップS17:YES)、判断部31は、対象としている設備ID、すなわち変数mの値をメモリ23に記憶する(ステップS20)。一方、変数Vは、検出値が基準値を超えていないと判断した場合(ステップS17:NO)、判断部31は、対象としている設備IDをメモリ23に記憶せずにステップS22に移行する。
判断部31は、変数mをインクリメントし(ステップS22)、変数mは、設備Fの総数を示す変数sよりも大きいか否かを判断する(ステップS24)。変数mは、変数sよりも大きくない、すなわち、変数mは、変数s以下であると判断した場合(ステップS24:NO)、次の設備Fについて判断するため、判断部31は、ステップS10に移行する。変数mは、変数sよりも大きいと判断した場合(ステップS24:YES)、すべての設備Fについての判断を終えたため、制御部21は、ステップS30に移行する。
変更部34は、変数Tに現在のタクトタイムを代入し、変数Cにサイクルタイムを代入する(ステップS30)。変更部34は、変数Tは変数Cよりも大きいか否かを判断する(ステップS32)。変数Tは変数Cよりも大きくないと判断した場合(ステップS32:NO)、変更部34は、第1実施形態と同様に、生産計画81を変更する(ステップS70)。ステップS70の実行後、制御部21は、本処理ルーチンを終了する。
変更部34が変数Tは変数Cよりも大きいと判断した場合(ステップS32:YES)、取得部32は、予測データ83を参照し、記憶した設備IDに対応付けられた猶予時間を抽出し、最短の猶予時間を取得する(ステップS34)。変更部34は、予測データ83を参照し、記憶した設備IDに対応付けられた保全作業時間を抽出し、最長の保全作業時間である最長保全作業時間を取得する(ステップS36)。
図9は、予測データ83を説明する図である。予測データ83は、設備IDと、猶予時間と、保全作業時間とが1組に対応付けられたデータベースである。予測データ83は、過去の保全作業の実績を用いて作成される。例えば、設備F1は、検出値が基準値を超えた場合には、140時間経過後に、検出値が限界値を超えると予測される。設備F1の保全作業は0.5時間である。
取得部32は、取得した最長保全作業時間を変数Mに代入し、取得した最短の猶予時間を変数Pに代入する(ステップS39)。算出部33は、短縮時間算出処理を行う(ステップS40)。なお、本実施形態に係る短縮時間算出処理では、ステップS54(図6)では、ステップS36(図8)にて取得された最短の猶予時間における目標生産数を用いて合計時間bが算出される。また、ステップS56(図6)では、ステップS34(図8)にて取得された最長保全作業時間を用いて判断される。これにより、複数の設備Fについて、保全作業が必要である場合、複数の設備Fについて同時期に保全作業を実施することができる。例えば、図9に示す設備F1と設備F3と設備F5とが、基準時刻t1に到達したと判断された場合、保全作業時間が最長である1.5時間の保全作業時間を生成することで、一度の生産ライン10の停止で、3つの設備Fの保全作業を実施できる。複数の設備Fの各々の猶予時間の終わりに合わせて保全作業を実施するよりも生産ライン10の停止の頻度を下げることができる。
変更部34は、返された値の合計時間bが保全作業時間を示す変数Mより大きいか否かを判断する(ステップS42)。合計時間bが変数Mより大きいと判断した場合(ステップS42:YES)、変更部34は、第1実施形態と同様に生産計画81に変更する(ステップS72)。具体的には、変更部34は、最長保全作業時間内に複数の設備Fの保全作業を行うための生産ライン10の停止時期を設定する。合計時間bが変数Mより大きくないと判断した場合(ステップS42:NO)、変更部34は、第1実施形態と同様に生産計画81に変更する(ステップS74)。制御部21は、ステップS72の実行後、およびステップS74の実行後、本処理ルーチンを終了する。
以上説明した第2実施形態によれば、算出部33は、ステップS40において、保全作業が必要であると判断された複数の設備Fのうち、猶予時間が最も短い設備Fの猶予時間と、保全作業時間が最も長い設備Fの保全作業時間とを用いて、短縮時間を算出する。これにより、複数の設備Fについての保全作業を同時期に行うことができるため、効率良く保全作業を実施することができる。
C.他の実施形態:
(C1)制御部21は、さらに、機能部として更新部を備えていてもよい。更新部は、短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合に、予測データ83を、猶予時間が長くなるように基準値を限界値から遠ざけるように更新する。具体的には、第1実施形態に係る生産計画立案処理のステップS74の実行後、更新部が、予測データ83を、猶予時間が長くなるように、基準値を限界値から遠ざけるように更新する処理ステップ(更新ステップ)を挿入してよい。短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短いとは、タクトタイムをサイクルタイムと同じになるまで短縮したとしても、保全作業時間を生成できない場合である。この場合には、猶予時間が長くなるように、基準値を設定することで、次回の生産計画立案処理では、タクトタイムを短縮する調整が早期にできるようになるため、目標生産数を変更せずに、保全作業を実施できる可能性を高めることができる。
(C2)制御部21は、さらに、機能部として設定部を備えていてもよい。設定部は、予測データ83において、設備Fの保全作業時間が長いほど、猶予時間を長く設定する。これにより、保全作業時間が長い場合であっても、猶予時間を長く設定することにより、タクトタイムの短縮により保全作業時間を生成することができる。
(C3)上記したように、検出値は、摩擦係数を示す検出値やトルク値を示す検出値などである。保全作業が実施される時期を、前回の保全作業からの稼働時間の積算時間、生産数の積算値を用いて予測することもできる。そこで、検出値として、前回の保全作業を行ってからの設備Fの稼働時間の積算時間、生産数の積算値を用いてもよい。つまり、検出値は、タイマーが検出する稼働時間の積算時間や生産数の積算値でもよい。
(C4)上記第1実施形態に係る生産計画立案処理のステップS70では、猶予時間の終わりに保全作業が実施される生産計画81に変更される。保全作業が実施される時期は、猶予時間の終わりに限られない。例えば、猶予時間の終わりが1日の稼働時間の途中である場合には、前日の稼働時間の終わりに保全作業が実施される生産計画81に変更してもよい。これにより、1日の稼働時間内に、保全作業を実施するための中断を回避することができる。
(C5)上記第1実施形態では、合計時間bが変数Mより大きくないと判断した場合(ステップS42:NO)、変更部34は、目標生産数を減少させ、現在のタクトタイムから変数tだけ減じた値に変更すると共に、保全作業の計画を組み入れた生産計画81に変更する(ステップS74)。これとは別に、変更部34は、タクトタイムは短縮せずに、目標生産数を減少させ、保全作業の計画を組み入れた生産計画81に変更してもよい。これにより、突発的な生産ライン10の停止が生じた場合にも、目標生産数の変更を回避できる余裕のある生産計画81に変更することができる。
(C6)上記第1実施形態では、設備データ82および予測データ83は、生産計画立案システム20のメモリ23に記憶される。設備データ82および予測データ83の記憶されている装置は、生産計画立案システム20に限られない。例えば、生産計画立案システム20と通信可能なサーバに記憶されていてもよい。また、設備Fの各々が、検出値が基準値を超えた場合に、生産計画立案システム20に信号を送信し、生産計画立案システム20は、その信号を受信した場合に、検出値が基準値を超えたと判断してもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…生産ライン、20…生産計画立案システム、21…制御部、22…CPU、23…メモリ、24…ディスプレイ、25…キーボード、31…判断部、32…取得部、33…算出部、34…変更部、50…通信部、51…駆動部、52…ローラ、53…検出センサ、81…生産計画、82…設備データ、83…予測データ、F,F1~F5,Fs…設備、W…製品

Claims (7)

  1. 生産計画立案システムであって、
    前記生産計画立案システムは、生産ラインの生産計画であって、前記生産ラインの稼働時間を目標生産数で除して算出されるタクトタイムを含む生産計画を立案し、
    前記生産ラインで使用する設備の性能を示す検出値が、前記設備の保全作業が必要と予測される予測時刻から猶予時間を差し引いた基準時刻における前記検出値の予測値である基準値を超えたか否かを判断する判断部と、
    前記基準値を超えたと前記判断部が判断した場合、前記保全作業に要する保全作業時間を取得する取得部と、
    前記猶予時間と、前記保全作業時間とを用いて、前記保全作業時間を前記猶予時間内に生成するための前記タクトタイムの短縮時間を算出する算出部と、
    これまでの前記生産計画を、前記タクトタイムから前記短縮時間を減じた短縮タクトタイムを用いた前記生産計画に変更する変更部と、を備える、生産計画立案システム。
  2. 請求項1に記載の生産計画立案システムであって、
    前記変更部は、前記短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合、これまでの前記生産計画から、前記目標生産数の減少を含む前記生産計画に変更する、生産計画立案システム。
  3. 請求項1または2に記載の生産計画立案システムであって、
    前記生産ラインは、前記設備を複数備え、
    前記猶予時間と前記保全作業時間とは、前記複数の設備毎に予め定められており、
    前記判断部が前記複数の設備について前記検出値が前記基準値を超えたと判断した場合、前記算出部は、前記検出値が前記基準値を超えたと判断された前記複数の設備のうち、前記猶予時間が最も短い前記設備の前記猶予時間と、前記保全作業時間が最も長い前記設備の前記保全作業時間である最長保全作業時間とを用いて、前記短縮時間を算出し、
    前記変更部は、前記最長保全作業時間内に前記複数の設備の前記保全作業を行うための前記生産ラインの停止時期を設定する、生産計画立案システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の生産計画立案システムであって、
    前記判断部は、
    前記予測時刻における前記検出値である限界値と、前記基準値と、前記設備と、が対応付けられた予測データが記憶された記憶部と通信可能であり、
    前記判断部は、
    前記予測データの前記基準値を用いて判断する、生産計画立案システム。
  5. 請求項4に記載の生産計画立案システムであって、さらに、
    前記短縮タクトタイムがサイクルタイムよりも短い場合、前記猶予時間が長くなるように、前記基準値を前記限界値から遠ざけるように更新する更新部を備える、生産計画立案システム。
  6. 請求項4または5に記載の生産計画立案システムであって、さらに、
    前記保全作業時間が長いほど、前記猶予時間を長く設定する設定部を備える、生産計画立案システム。
  7. 生産計画立案方法であって、
    前記生産計画立案方法は、生産ラインの生産計画であって、前記生産ラインの稼働時間を目標生産数で除して算出されるタクトタイムを含む生産計画を立案する立案ステップと、
    前記生産ラインで使用する設備の性能を示す検出値が、前記設備の保全作業が必要と予測される予測時刻から猶予時間を差し引いた基準時刻における前記検出値の予測値である基準値を超えたか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて前記基準値を超えたと判断した場合、前記保全作業に要する保全作業時間を取得する取得ステップと、
    前記猶予時間と、前記保全作業時間とを用いて、前記保全作業時間を前記猶予時間内に生成するための前記タクトタイムの短縮時間を算出する算出ステップと、
    これまでの前記生産計画を、前記タクトタイムから前記短縮時間を減じた短縮タクトタイムを用いた前記生産計画に変更する変更ステップと、を備える、生産計画立案方法。
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