JP7117631B2 - 電池システム - Google Patents

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Description

本開示は、電池システムに関する。
特許文献1には、硫化物系固体電解質を含む電池の破損を検出する装置が開示されている。
特開2015-41598号公報
従来技術においては、ガスの検出感度を高めることが望まれる。
本開示の一様態における電池システムは、第1排出口を備える容器と、前記容器に内包されて前記容器の内側に配置される発電要素と、前記容器の内側におけるガスの濃度を測定する測定部と、前記第1排出口に接続される第1開閉部と、前記第1開閉部を制御する制御部と、を備え、前記測定部は、前記第1開閉部が閉状態である期間における前記ガスの濃度であるガス濃度を測定し、前記制御部は、前記ガス濃度が第1閾値よりも大きくなった後に、前記第1開閉部を開状態とする。
本開示によれば、ガスの検出感度を高めることができる。
図1は、実施の形態1における電池システム1000の概略構成を示す図である。 図2は、実施の形態1における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図3は、実施の形態1における電池システム1100の概略構成を示す図である。 図4は、実施の形態1における発電要素200の一例の概略構成を示す断面図である。 図5は、実施の形態1における発電要素200の別の一例の概略構成を示す断面図である。 図6は、実施の形態1における発電要素200の積層単位の例を示す断面図である。 図7は、実施の形態2における電池システム2000の概略構成を示す図である。 図8は、実施の形態2における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態2における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態2における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図11は、実施の形態2における電池システム2100の概略構成を示す図である。 図12は、実施の形態3における電池システム3000の概略構成を示す図である。 図13は、実施の形態3における電池システム3100の概略構成を示す図である。 図14は、実施の形態3における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図15は、実施の形態3における電池システム3200の概略構成を示す図である。 図16は、実施の形態3における電池システム3300の概略構成を示す図である。 図17は、実施の形態3における電池システム3400の概略構成を示す図である。 図18は、実施の形態3における電池システム3500の概略構成を示す図である。 図19は、実施の形態3における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図20は、実施の形態3における電池システム3600の概略構成を示す図である。 図21は、実施の形態3における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図22は、実施の形態3における電池システム3700の概略構成を示す図である。 図23は、実施の形態4における電池システム4000の概略構成を示す図である。 図24は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図25は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図26は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図27は、実施の形態4における電池システム4100の概略構成を示す図である。 図28は、実施の形態4における電池システム4200の概略構成を示す図である。 図29は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図30は、実施の形態4における電池システム4300の概略構成を示す図である。 図31は、実施の形態4における電池システム4400の概略構成を示す図である。 図32は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図33は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。 図34は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態が、図面を参照しながら、説明される。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1における電池システム1000の概略構成を示す図である。
実施の形態1における電池システム1000は、容器100と、発電要素200と、測定部300と、第1開閉部411と、制御部500と、を備える。
容器100は、第1排出口110を備える。
発電要素200は、容器100に内包される。発電要素200は、容器100の内側に配置される。
測定部300は、容器100の内側におけるガスの濃度を測定する。
第1開閉部411は、第1排出口110に接続される。
制御部500は、第1開閉部411を制御する。
測定部300は、第1開閉部411が閉状態である期間におけるガスの濃度であるガス濃度を測定する。
制御部500は、ガス濃度(すなわち、第1開閉部411が閉状態である期間において、測定部300により測定される、容器100の内側におけるガスの濃度)が第1閾値(所定の閾値)よりも大きくなった後に、第1開閉部411を開状態とする。
以上の構成によれば、容器100の内側におけるガスの検出感度を高めることができる。すなわち、第1開閉部411が閉状態である期間(すなわち、発電要素200が容器100に密閉されている状態)にガスの検出が行われることで、容器100の内側にガスを溜め込んだ状態で、ガス検出を行うことができる。このため、容器100の内側におけるガスを高濃度で(すなわち、容器100の外側にガスを拡散させることなく)、検出することができる。この結果、より高い精度で、ガス検出値(ガス濃度の測定値)を得ることができる。これにより、例えば、高い精度で得られるガス検出値に基づいて、ガスの排出などのタイミングを、より適切に決定することができる。また、例えば、高い精度で得られるガス検出値に基づいて、電池の劣化の進行状況の把握および今後の劣化予測などを、より正確に実現できる。
また、以上の構成によれば、容器100の内側に溜め込まれたガスの濃度が所定の第1閾値よりも大きくなった際に第1開閉部411を開状態とすることで、溜め込まれたガスをまとめて、第1排出口110から排出することができる。このため、例えば、より短時間かつより確実に、容器100の内側において発生したガスを排出することができる。したがって、より効率的に、容器100の内側のガス濃度を、一定基準(例えば、上述の第1閾値により決定される基準)の安全レベルに、維持することができる。
図2は、実施の形態1における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図2に示される制御方法は、閉鎖工程S1001と、測定工程S1002と、判定工程S1003と、開放工程S1004と、を包含する。
閉鎖工程S1001は、制御部500により、第1開閉部411が閉状態とされる工程である。
測定工程S1002は、閉鎖工程S1001の後に実行される工程である。測定工程S1002は、測定部300により、第1開閉部411が閉状態である期間におけるガスの濃度であるガス濃度が測定される工程である。
判定工程S1003は、測定工程S1002の後に実行される工程である。判定工程S1003は、制御部500により、ガス濃度(すなわち、第1開閉部411が閉状態である期間において、測定部300により測定される、容器100の内側におけるガスの濃度)が第1閾値よりも大きいか否かが判定される工程である。当該ガス濃度が第1閾値よりも大きくないと判定される場合には、測定工程S1002が再度実行される。当該ガス濃度が第1閾値よりも大きいと判定される場合には、開放工程S1004が実行される。
開放工程S1004は、判定工程S1003の後に実行される工程である。開放工程S1004は、制御部500により、第1開閉部411が開状態とされる工程である。
容器100の形状としては、一般に公知の電池セル(または、電池モジュール、電池パック、など)の外装体の形状(例えば、角型または円筒型など)が、用いられうる。容器100は、例えば、箱体または筐体などであってもよい。
容器100を構成する材料としては、一般に公知の電池セル(または、電池モジュール、電池パック、など)の外装体の材料(例えば、金属または樹脂など)が、用いられうる。
もしくは、発電要素200が例えば複数の電池パックから構成される大型の電池である場合には、容器100は、大型の電池を囲う(例えば、密閉して囲う)ことができる、より大きな構造物(建築物)であってもよい。
第1排出口110は、図1に示されるように、容器100の側面に設けられる開口部分であってもよい。もしくは、第1排出口110は、容器100の側面以外の部分(例えば、角部など)に設けられてもよい。第1排出口110の形状は、円形、楕円形、矩形、線形、など、であってもよい。
制御部500は、例えば、プロセッサとメモリとにより、構成されてもよい。当該プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro-Processing Unit)などであってもよい。このとき、当該プロセッサは、メモリに記憶されているプログラムを読み出して実行することで、本開示で示される制御方法を実行してもよい。
なお、測定部300の測定結果(ガス濃度の測定値)と比較される第1閾値は、制御部500(例えば、メモリ)に予め記憶されてもよい。第1閾値は、検出対象となるガスの種類に応じて、決定される値であってもよい。
なお、本開示において、「制御部500が所定ユニット(例えば、第1開閉部411、など)を制御する」とは、「制御部500が所定ユニット(例えば、第1開閉部411、など)の動作の開始と停止とのうちの少なくとも一方を操作する(実行する)」ことを包含する。
図3は、実施の形態1における電池システム1100の概略構成を示す図である。
実施の形態1における電池システム1100は、上述の実施の形態1における電池システム1000の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
実施の形態1においては、図3に示されるように、測定部300は、センサ素子310と、接続線320と、を備えてもよい。
センサ素子310は、容器100の内側におけるガスの存在を検知する部材である。
図3に示されるように、センサ素子310は、容器100の内側に配置される。
このとき、測定部300は、センサ素子310からの信号に基づいて、容器100の内側におけるガスの濃度を測定(または、算出)してもよい。
センサ素子310としては、一般に公知のガス検知センサ(たとえば、定電位電解式、半導体式、熱伝導式、など)が、単独または2種類以上を組み合わせて、用いられうる。
センサ素子310は、センシング領域を備えてもよい。センサ素子310のセンシング領域は、例えば、検出対象であるガス(例えば、硫化水素)との化学反応により電気抵抗が変化する抵抗変化材料(例えば、銅、ニッケル、鉄、などの金属)を含んでもよい。
接続線320は、センサ素子310のセンシング領域と接続される一対の接続線である。
容器100の外側に引き出された接続線320は、測定部300に、接続される。
測定部300は、例えば、接続線320である一対の接続線の間に電流を印加して、一対の接続線の間における電圧を、検出してもよい。このとき、測定部300は、例えば、電流印加部(例えば、電流源)と、電圧計測部(例えば、電圧計)と、を備えていてもよい。このとき、測定部300が生成する測定信号(制御部500に入力される信号)は、電圧計測部の計測結果と相関を有する信号であってもよい。電流印加部と電圧計測部との構成としては、一般に公知の構成が、用いられうる。
もしくは、測定部300は、例えば、接続線320である一対の接続線の間に電圧を印加して、一対の接続線の間における電流を、検出してもよい。このとき、測定部300は、例えば、電圧印加部(例えば、電圧源)と、電流計測部(例えば、電流計)と、を備えていてもよい。このとき、測定部300が生成する測定信号(制御部500に入力される信号)は、電流計測部の計測結果と相関を有する信号であってもよい。電圧印加部と電流計測部の構成としては、一般に公知の構成が、用いられうる。
なお、接続線320は、容器100に設けられた封止部分321を通過して、容器100の外側に引き出されてもよい。封止部分321としては、一般に公知の封止材料(熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂、など)が用いられうる。
以上のように、測定部300は、センサ素子310を備える構成であってもよい。
なお、測定部300は、センサ素子310により、容器100の内側の空間における所定のパラメータ(例えば、圧力、ガス成分、温度、など)を検出してもよい。このとき、測定部300は、検出した所定のパラメータの値に基づいて、容器100の内側のガス濃度を算出してもよい。
もしくは、測定部300は、容器100の内側に連通する連通管を備える構成であってもよい。このとき、測定部300は、容器100の内側から連通管を通じて導入されるガスを検出してもよい。すなわち、連通管を通じて導入されるガスに基づいて、容器100の内側のガス濃度が測定されてもよい。このとき、測定部300としては、一般に公知のガス分析装置が用いられうる。
なお、本開示において、「測定部300がガス濃度を測定する」とは、「測定部300がガス濃度の測定結果を示す信号(測定値)を出力する」ことを包含する。
なお、本開示において、測定部300の測定対象となるガスは、例えば、発電要素200の長期使用などに伴って、発電要素200から発生しうるガスであってもよい。もしくは、測定部300の測定対象となるガスは、例えば、発電要素200に含まれる材料と、容器100に侵入した外気(例えば、水分)とが反応することで発生しうるガス(例えば、硫化水素ガス、など)であってもよい。
第1開閉部411は、例えば、制御部500からの制御信号に応じて、閉状態と開状態との2状態を取る装置である。
このとき、「第1開閉部411が閉状態である」とは、「第1排出口110を介して、容器100の内側と外側とが、非導通状態である」ことを意味する。
一方で、「第1開閉部411が開状態である」とは、「第1排出口110を介して、容器100の内側と外側とが、導通状態である」ことを意味する。
なお、実施の形態1においては、図3に示されるように、第1開閉部411は、バルブ(例えば、制御弁)であってもよい。このとき、制御部500からの制御信号に応じて、当該バルブが開閉制御されることにより、第1排出口110と容器100の外側との導通/非導通の状態が切り替えられてもよい。
すなわち、当該バルブが閉状態である場合には、容器100の内側に存在するガスは、第1排出口110(および、第1開閉部411)を介して、容器100の外側に移動できない。
一方で、当該バルブが開状態である場合には、容器100の内側に存在するガスは、第1排出口110(および、第1開閉部411)を介して、容器100の外側に移動できる。
なお、本開示においては、「開閉部(例えば、第1開閉部411、第2開閉部421、注入口開閉部621、など)が、容器100の開口部分(例えば、第1排出口110、第2排出口120、注入口130、など)に接続される」とは、「開閉部が、他の部材(例えば、接続経路(配管)、ガス排出部、など)を介して、容器100の開口部分に接続される」ことを包含する。
なお、実施の形態1における電池システム1100は、第1排出経路412を備える。
第1排出経路412は、例えば、中空を有する管状の部材(例えば、パイプ)などであってもよい。第1排出経路412としては、一般に公知の配管の構成が用いられうる。
第1排出経路412は、第1開閉部411に接続される。例えば、図3に示されるように、第1開閉部411は、第1排出経路412の一端と第1排出口110とを繋ぐ経路に、設けられてもよい。
なお、実施の形態1における電池システム1100は、第1電極端子210と第2電極端子220とを備える。
第1電極端子210は、図3に示されるように、容器100の内側に内包される端と、容器100の外側に露出する端と、を有してもよい。このとき、容器100の内側に内包される端は、発電要素200に電気的に接続される端であってもよい。
なお、第1電極端子210は、容器100に設けられた封止部分211を通過して、容器100の外側に引き出されてもよい。すなわち、容器100と第1電極端子210との接触部分に、封止剤(例えば、樹脂)などが付与されて、封止と密閉がなされてもよい。
第2電極端子220は、図3に示されるように、容器100の内側に内包される端と、容器100の外側に露出する端と、を有してもよい。このとき、容器100の内側に内包される端は、発電要素200に電気的に接続される端であってもよい。
なお、第2電極端子220は、容器100に設けられた封止部分221を通過して、容器100の外側に引き出されてもよい。すなわち、容器100と第2電極端子220との接触部分に、封止剤(例えば、樹脂)などが付与されて、封止と密閉がなされてもよい。
なお、第1電極端子210の一端は、発電要素200の正極(例えば、正極集電体)に電気的に接続されてもよい。このとき、第2電極端子220の一端は、発電要素200の負極(例えば、負極集電体)に電気的に接続されてもよい。このとき、第1電極端子210は正極端子となり、第2電極端子220は負極端子となる。
もしくは、第1電極端子210の一端は、発電要素200の負極(例えば、負極集電体)に電気的に接続されてもよい。このとき、第2電極端子220の一端は、発電要素200の正極(例えば、正極集電体)に電気的に接続されてもよい。このとき、第1電極端子210は負極端子となり、第2電極端子220は正極端子となる。
第1電極端子210と第2電極端子220とが充電装置に接続されることで、発電要素200の充電が行われる。また、第1電極端子210と第2電極端子220とが負荷に接続されることで、発電要素200の放電が行われる。
なお、実施の形態1においては、図3に示されるように、第1排出口110とセンサ素子310と電極端子(第1電極端子210および第2電極端子220)とは、容器100の側面のうち、互いに異なる側面に設けられてもよいし、互いに同じ側面に設けられてもよい。
発電要素200は、例えば、充電および放電の特性を有する発電部(例えば、電池)である。
なお、実施の形態1においては、発電要素200は、単電池セルであってもよい。
図4は、実施の形態1における発電要素200の一例の概略構成を示す断面図である。
実施の形態1における発電要素200は、図4に示されるように、第1集電体201と、第2集電体202と、第1活物質層203と、第2活物質層204と、固体電解質層205と、を備えてもよい。
第1活物質層203は、第1活物質を含む層である。第2活物質層204は、第2活物質を含む層である。
固体電解質層205は、固体電解質を含む層である。固体電解質層205は、第1活物質層203と第2活物質層204との間に配置される。このように、実施の形態1における発電要素200は、全固体電池であってもよい。
全固体電池では、電解液の代わりに、固体電解質が用いられる。全固体電池は、電解液を使用しないため、燃焼リスクが低く、かつ、安全性に優れる。イオン伝導性に優れた固体電解質の中には、化学的安定性が低い材料が存在する。本開示の電池システムは、材料の特性を引き出しながら、低い化学的安定性に起因する課題に対する対策を備える。すなわち、例えば、硫化物系固体電解質においては、空気中の水分との反応によって硫化水素ガスが発生する場合がある。このため、本開示の電池システムとして、硫化物固体電解質を用いた全固体電池システムを実現する場合には、発電要素200を密閉型の容器100に封入して利用する。このとき、本開示の電池システムであれば、硫化水素ガスが発生した場合の対策として、測定部300を用いた上述の制御方法を実行することができる。
ここで、第1活物質層203は正極活物質層であってもよい。このとき、第1活物質は正極活物質である。第1集電体201は正極集電体である。第2活物質層204は負極活物質層である。第2活物質は負極活物質である。第2集電体202は負極集電体である。
もしくは、第1活物質層203は負極活物質層であってもよい。このとき、第1活物質は負極活物質である。第1集電体201は負極集電体である。第2活物質層204は正極活物質層である。第2活物質は正極活物質である。第2集電体202は正極集電体である。
図4に示されるように、第1集電体201と第2集電体202との間に、第1活物質層203と第2活物質層204と固体電解質層205とが形成されている。第1集電体201の上に、第1活物質層203が形成される。第2集電体202の上に、第2活物質層204が形成される。第1活物質層203または第2活物質層204の上に、固体電解質層205が形成される。
製造工程における各層の形成順は特に限定されず、例えば順次積層、貼り合わせ、転写ならびにこれらの組合せ工法を適用することができる。
第1活物質層203と第2活物質層204とは、それぞれ、第1集電体201と第2集電体202とよりも狭い範囲に、形成されてもよい。また、固体電解質層205は、第1活物質層203と第2活物質層204とよりも大面積に、形成されてもよい。これにより、正極層と負極層の直接接触による短絡が防止できる。
第1活物質層203と第2活物質層204との形成範囲は、同じであってもよい。もしくは、正極活物質層の形成範囲よりも、負極活物質層の形成範囲を、大きくしてもよい。これにより、例えば、リチウム析出による電池の信頼性低下を防止することができる。
固体電解質層205の形成範囲は、第1集電体201と第2集電体202と同じ範囲であってもよい。もしくは、第1集電体201または第2集電体202よりも狭い範囲に、固体電解質層205が形成されてもよい。
正極集電体の構成材料としては、例えば、SUSまたはAlなどの金属が用いられうる。正極集電体の厚みは、例えば、5~100μmであってもよい。
正極活物質層に含有される正極活物質としては、公知の正極活物質(例えば、コバルト酸リチウム、LiNO、など)が用いられうる。正極活物質の材料としては、Liを離脱および挿入することができる各種材料が用いられうる。
また、正極活物質層の含有材料としては、公知の固体電解質(例えば、無機系固体電解質など)が用いられうる。無機系固体電解質としては、硫化物固体電解質または酸化物固体電解質などが用いられうる。硫化物固体電解質としては、例えば、LiS:Pの混合物が用いられうる。正極活物質の表面は、固体電解質でコートされていてもよい。また、正極活物質層の含有材料としては、導電材(例えば、アセチレンブラックなど)、結着用バインダー(例えば、ポリフッ化ビニリデンなど)、など、が用いられうる。
これら正極活物質層の含有材料を溶媒と共に練り込んだペースト状の塗料を正極集電体面上に塗工乾燥して正極活物質層が作製されうる。正極活物質層の密度を高めるために、乾燥後にプレスしておいてもよい。このようにして作製される正極活物質層の厚みは、例えば、5~300μmである。
負極集電体の構成材料としては、例えば、SUSまたはCuなどの金属が用いられうる。負極集電体の厚みは、例えば、5~100μmであってもよい。
負極活物質層に含有される負極活物質としては、公知の負極活物質(例えば、グラファイト、など)が用いられうる。負極活物質の材料としては、Liを離脱および挿入することができる各種材料が用いられうる。
また、負極活物質層の含有材料としては、公知の固体電解質(例えば、無機系固体電解質など)が用いられうる。無機系固体電解質としては、硫化物固体電解質または酸化物固体電解質などが用いられうる。硫化物固体電解質としては、例えば、LiS:Pの混合物が用いられうる。また、負極活物質層の含有材料としては、導電材(例えば、アセチレンブラックなど)、結着用バインダー(例えば、ポリフッ化ビニリデンなど)、など、が用いられうる。
これら負極活物質層の含有材料を溶媒と共に練り込んだペースト状の塗料を負極集電体上に塗工乾燥して負極活物質層が作製されうる。負極活物質層の密度を高めるために、負極板をプレスしておいてもよい。このようにして作製される負極活物質層の厚みは、例えば、5~300μmである。
固体電解質層205に含有される固体電解質としては、公知の固体電解質(例えば、無機系固体電解質など)が用いられうる。無機系固体電解質としては、硫化物固体電解質または酸化物固体電解質などが用いられうる。硫化物固体電解質としては、例えば、LiS:Pの混合物が用いられうる。
また、固体電解質層205の含有材料としては、結着用バインダー(例えば、ポリフッ化ビニリデンなど)、など、が用いられうる。
これらの含有材料を溶媒と共に練り込んだペースト状の塗料を正極活物質層または負極活物質層上に塗工乾燥して固体電解質層が作製されうる。
図5は、実施の形態1における発電要素200の別の一例の概略構成を示す断面図である。
実施の形態1における発電要素200は、図5に示されるような、複数の単電池セルが積層された積層電池であってもよい。
図5に示される発電要素200は、第1集電体201と、第2集電体202と、第1活物質層(203a、203b、203c)と、第2活物質層(204a、204b、204c)と、固体電解質層(205a、205b、205c)と、バイポーラ集電体206と、を備える。
図5に示される発電要素200では、発電要素の上下端以外で、バイポーラ集電体206が、正極集電体と負極集電体の機能を兼ね備えている。
発電要素200の上下端の集電体においては、正極活物質層もしくは負極活物質層の一方のみが、接合している。
図5に示されるような構造とすることにより、発電要素が直列となった高電圧の発電要素部を構成することができる。
製造工程における各層の形成順は特に限定されず、例えば、順次積層、貼り合わせ、転写、ならびに、これらの組合せ工法を、適用することができる。
図6は、実施の形態1における発電要素200の積層単位の例を示す断面図である。
図6(a)に示されるように、バイポーラ集電体206は、正極活物質層が接合する正極集電体面と、負極活物質層が接合する負極集電体面とを、表裏面に、有している。
バイポーラ集電体206の形態は、1枚の金属箔であってもよい。もしくは、バイポーラ集電体206は、表裏面で材質の異なる金属箔であってもよい。もしくは、バイポーラ集電体206は、2枚の金属箔が重なっていてもよい。もしくは、バイポーラ集電体206は、上下の発電要素が電気的に接続できれば、その他の構成でもよい。
図6(b)または図6(c)に示されるように、バイポーラ集電体206の表裏面に、正極活物質層と負極活物質層と固体電解質層とを形成したものが、バイポーラ積層単位となる。
バイポーラ積層単位またはバイポーラ積層単位同士を積層した積層体の上下端の一方には、正極集電体上に正極活物質層を形成したもの、あるいは正極集電体上に正極活物質層と固体電解質層を形成したものを積層する。積層体の上下端の他方には、負極集電体上に負極活物質層と固体電解質層を形成したもの、あるいは負極集電体上に負極活物質層を形成したものを積層する。これにより、図5に示される発電要素200を得ることができる。
正極活物質層と負極活物質層が固体電解質層を介して正対するようにして、発電要素200を積層方向にプレス機などを用いて、加圧圧迫する。加圧圧迫により、各層が緻密で互いに良好な接合状態とすることができる。
なお、実施の形態1における発電要素200においては、バイポーラ積層単位の数は、特に制限されない。例えば、バイポーラ積層単位の数は、3以上であってもよい。
なお、発電要素200は、封止ケースに内包された状態で、容器100に格納されてもよい。封止ケースを用いることによって、電池システムの稼働の安定性を、さらに高めることができる。なお、封止ケースとしては、ラミネート袋、金属缶、樹脂ケース、など、が用いられうる。もしくは、発電要素200は、封止ケースを用いずに、容器100に格納されてもよい。
なお、実施の形態1においては、発電要素200は、複数の単電池セルが直列または並列に接続された電池モジュールであってもよい。
もしくは、発電要素200は、複数の電池モジュールが直列または並列に接続された電池パックであってもよい。
もしくは、発電要素200は、複数の電池パックが直列または並列に接続された大型の電池であってもよい。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2が説明される。上述の実施の形態1と重複する説明は、適宜、省略される。
図7は、実施の形態2における電池システム2000の概略構成を示す図である。
実施の形態2における電池システム2000は、上述の実施の形態1における電池システム1000の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態2における電池システム2000は、注入部600を、さらに備える。
容器100は、注入口130を備える。
注入部600は、基準気体を、注入口130から容器100の内側に注入する。
制御部500は、注入部600を制御する。
制御部500は、第1開閉部411が開状態となった後に、注入口130から容器100の内側への基準気体の注入を、注入部600に実行させる。
以上の構成によれば、第1開閉部411が開状態である期間に基準気体の注入を行うことができる。これにより、容器100の内側のガスを、基準気体で置換することができる。このため、容器100の内側からのガスの排出を、より確実に、行うことができる。
また、以上の構成によれば、ガスの排出後に、容器100の内側に、基準気体を残留させる(存在させておく)ことができる。このため、例えば、容器100の内側の空間の雰囲気を、基準気体に近い状態にすることができる。したがって、基準気体を雰囲気とする容器100の内側における、より高感度なガスの検出を実現できる。このため、例えば、ガスの発生量(ガス濃度)を、より正確に、把握できる。
図8は、実施の形態2における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図8に示される制御方法は、上述の図2に示される制御方法に加えて、注入工程S2001を、さらに包含する。
注入工程S2001は、注入部600により、注入口130から容器100の内側への基準気体の注入が行われる工程である。
なお、注入工程S2001は、図8に示されるように、開放工程S1004の後に開始される工程であってもよい。もしくは、注入工程S2001は、開放工程S1004が実行されるよりも前に(かつ、判定工程S1003よりも後に)、開始されていてもよい。
注入口130は、図7に示されるように、容器100の側面に設けられる開口部分であってもよい。もしくは、注入口130は、容器100の側面以外の部分(例えば、角部など)に設けられてもよい。注入口130の形状は、円形、楕円形、矩形、線形、など、であってもよい。
なお、実施の形態2における電池システム2000においては、制御部500は、注入部600により注入口130から容器100の内側への基準気体の注入が実行されている期間に、第1開閉部411の開閉を、複数回、実行してもよい。
以上の構成によれば、例えば、ガスの排出と基準気体の注入とを、交互に、複数回、繰り返すことができる。これにより、容器100の内側の雰囲気を、より基準気体に近い状態に、復帰させることができる。すなわち、容器100の内側の雰囲気を、基準気体で満たされた状態に維持できる。この結果、ガス検出の高い感度を維持できる。このため、例えば、電池のより安定な運転を実現できる。
図9は、実施の形態2における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図9に示される制御方法は、上述の図8に示される制御方法に加えて、開閉工程S2002を、さらに包含する。
開閉工程S2002は、制御部500により、第1開閉部411の開閉が、複数回、実行される工程である。
図10は、実施の形態2における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図10に示される制御方法は、上述の図9に示される制御方法に加えて、下記の工程をさらに包含する。
すなわち、図10に示される制御方法は、上述の図9に示される制御方法における注入工程S2001および開閉工程S2002に代えて、閉鎖工程S2101と注入工程S2102と開放工程S2103と閉鎖工程S2104と注入工程S2105と開放工程S2106とを、さらに包含する。
閉鎖工程S2101と閉鎖工程S2104とは、制御部500により、第1開閉部411が閉状態とされる工程である。
注入工程S2102と注入工程S2105とは、注入部600により、注入口130から容器100の内側への基準気体の注入が行われる工程である。
開放工程S2103と開放工程S2106とは、制御部500により、第1開閉部411が開状態とされる工程である。
以上の構成によれば、例えば、ガスの排出と基準気体の注入とを、交互に、複数回、繰り返すことができる。これにより、容器100の内側の雰囲気を、より基準気体に近い状態に、復帰させることができる。
図11は、実施の形態2における電池システム2100の概略構成を示す図である。
実施の形態2における電池システム2100は、上述の実施の形態2における電池システム2000の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態2における電池システム2100においては、注入部600は、基準気体源610と、注入経路620と、注入補助部630と、を備える。
基準気体は、基準気体源610から供給される。
注入経路620の第1端は、基準気体源610に接続される。
注入経路620の第2端は、注入口130に接続される。
制御部500は、注入補助部630により、注入経路620を、容器100の内側よりも、正圧にする。
以上の構成によれば、注入経路620の内部の内圧を、容器100の内側の内圧よりも、高くできる。これにより、注入口130が開かれた際に、注入経路620から容器100の内側への基準気体の強制的な注入を実現できる。したがって、より効率的に、容器100の内側に基準気体を注入することができる。
基準気体源610は、例えば、基準気体が予め貯蔵されている貯蔵部(例えば、タンク、ボンベ、など)であってもよい。もしくは、基準気体源610は、基準気体を発生させる装置であってもよい。
注入経路620は、例えば、中空を有する管状の部材(例えば、パイプ)などであってもよい。注入経路620としては、一般に公知の配管の構成が用いられうる。
なお、注入経路620は、注入口開閉部621を備えてもよい。例えば、図11に示されるように、注入口開閉部621は、注入経路620の第2端と注入口130との間に接続されて、設けられてもよい。
注入口開閉部621は、例えば、図11に示されるように、バルブ(例えば、制御弁)であってもよい。このとき、制御部500からの制御信号に応じて、当該バルブが開閉制御されることにより、注入口開閉部621が開閉されてもよい。
すなわち、注入口開閉部621(バルブ)が閉状態である場合には、基準気体源610から供給される基準気体は、注入経路620と注入口130(および、注入口開閉部621)とを介して、容器100の内側に移動できない。
一方で、注入口開閉部621(バルブ)が開状態である場合には、基準気体源610から供給される基準気体は、注入経路620と注入口130(および、注入口開閉部621)とを介して、容器100の内側に移動できる。
注入補助部630は、例えば、ポンプであってもよい。すなわち、注入補助部630は、例えば、制御部500からの制御信号に応じて、注入経路620の内圧を調整することで、基準気体の注入を補助する装置であってもよい。
注入補助部630は、図11に示されるように、注入経路620に接続されてもよい。すなわち、基準気体源610と注入口130とを繋ぐ経路上に、配置されてもよい。
制御部500は、注入口開閉部621と注入補助部630とを制御してもよい。例えば、制御部500は、注入口開閉部621を閉状態とした状態で、注入補助部630により、注入経路620を容器100の内側よりも正圧にしてもよい。
なお、基準気体は、除湿気体、または、不活性ガスであってもよい。
以上の構成によれば、除湿気体または不活性ガスを雰囲気とする容器100により、基準気体と発電要素200との反応を回避しながら、より高感度なガスの検出を実現できる。
なお、基準気体は、電池システムの初期状態における、容器100の内側の空間の雰囲気ガスであってもよい。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3が説明される。上述の実施の形態1または2と重複する説明は、適宜、省略される。
図12は、実施の形態3における電池システム3000の概略構成を示す図である。
実施の形態3における電池システム3000は、上述の実施の形態1における電池システム1000の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態3における電池システム3000は、第1排出経路412と、第1ガス貯蔵部413と、をさらに備える。
第1排出経路412の第1端は、第1開閉部411に接続される。
第1排出経路412の第2端は、第1ガス貯蔵部413に接続される。
以上の構成によれば、容器100の内側から第1排出口110を介して排出されるガスを、第1ガス貯蔵部413に貯蔵することができる。このため、容器100の内側で発生したガス(例えば、有毒なガス)が大気中に放出されることを防止できる。したがって、ガスを飛散させることなく、電池を安定に運転することができる。
第1排出経路412は、例えば、中空を有する管状の部材(例えば、パイプ)などであってもよい。第1排出経路412としては、一般に公知の配管の構成が用いられうる。
第1ガス貯蔵部413は、例えば、排気されるガスを貯蔵可能な空間を有する貯蔵部(例えば、タンク)であってもよい。もしくは、第1ガス貯蔵部413は、排気されるガスを吸収する物質(吸収剤)を備える装置であってもよい。
なお、第1ガス貯蔵部413が空間を有する貯蔵部(例えば、タンク)である場合には、第1ガス貯蔵部413と第1排出経路412との接続位置に、逆流防止弁が設けられてもよい。これによれば、第1ガス貯蔵部413に排出されたガスが第1排出経路412に戻る(逆流する)ことを、逆流防止弁により、防止できる。
図13は、実施の形態3における電池システム3100の概略構成を示す図である。
実施の形態3における電池システム3100は、上述の実施の形態3における電池システム3000の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態3における電池システム3100は、第1ガス排出部414を、さらに備える。
第1ガス排出部414は、容器100の内側におけるガスを、第1排出口110から第1ガス貯蔵部413に排出する。
制御部500は、第1開閉部411と第1ガス排出部414とを制御する。
制御部500は、第1開閉部411が開状態となった後に、第1排出口110から第1ガス貯蔵部413へのガスの排出を、第1ガス排出部414に実行させる。
以上の構成によれば、容器100の内側から第1排出口110を介して排出されるガスを、より確実かつ短時間で、第1ガス貯蔵部413に貯蔵することができる。このため、容器100の内側で発生したガスが大気中に放出することを、より確実に防止できる。
図14は、実施の形態3における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図14に示される制御方法は、上述の図2に示される制御方法に加えて、排出工程S3001を、さらに包含する。
排出工程S3001は、開放工程S1004の後に実行される工程である。排出工程S3001は、第1ガス排出部414により、容器100の内側におけるガスが、第1排出口110から第1ガス貯蔵部413に排出される工程である。
図15は、実施の形態3における電池システム3200の概略構成を示す図である。
実施の形態3においては、図15に示されるように、第1ガス排出部414は、例えば、ポンプであってもよい。すなわち、第1ガス排出部414は、制御部500からの制御信号に応じて、容器100の内側におけるガスの排出を補助する装置であってもよい。
図16は、実施の形態3における電池システム3300の概略構成を示す図である。
実施の形態3における電池システム3300は、上述の実施の形態3における電池システム3200の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態3における電池システム3300は、排出補助部415と、開閉部416と、をさらに備える。
排出補助部415は、例えば、ポンプ(真空ポンプ)であってもよい。すなわち、排出補助部415は、制御部500からの制御信号に応じて、第1排出経路412の内圧を調整することで、排出を補助する装置であってもよい。
開閉部416は、例えば、図16に示されるように、バルブ(例えば、制御弁)であってもよい。このとき、制御部500からの制御信号に応じて、当該バルブが開閉制御されることにより、開閉部416が開閉されてもよい。このとき、開閉部416が閉状態である場合には、排出補助部415と第1排出経路412とは、非導通状態となる。一方で、開閉部416が開状態である場合には、排出補助部415と第1排出経路412とは、導通状態となる。
実施の形態3における電池システム3300においては、制御部500は、第1開閉部411と第1ガス排出部414と排出補助部415と開閉部416とを制御してもよい。
なお、第1ガス排出部414により容器100の内側におけるガスが第1排出口110から第1ガス貯蔵部413に排出される期間(排出工程S3001)においては、開閉部416は閉状態であってもよい。
なお、実施の形態3においては、図16に示されるように、第1ガス貯蔵部413は、第1ガス貯蔵タンクであってもよい。
このとき、制御部500は、(例えば、第1開閉部411が閉状態であり、かつ、開閉部416が開状態である期間において)、排出補助部415により、第1ガス貯蔵タンクの内側を、容器100の内側よりも、負圧(減圧状態)にしてもよい。
以上の構成によれば、第1ガス貯蔵タンクの内側の内圧を、容器100の内側の内圧よりも、低くできる。これにより、第1開閉部411が開かれた際に、容器100の内側から第1ガス貯蔵タンクへのガスの強制的な排出を実現できる。したがって、より効率的に、第1ガス貯蔵タンクにガスを溜めることができる。
なお、実施の形態3においては、制御部500は、(例えば、第1開閉部411と開閉部416とが開状態である期間において)、排出補助部415により、容器100の内側を、容器100の外側よりも、負圧にしてもよい。
以上の構成によれば、容器100の内側の内圧を、容器100の外側の気圧(例えば、大気圧)よりも、低くできる。これにより、ガスが容器100から大気中に拡散するリスクを、より低減することができる。
図17は、実施の形態3における電池システム3400の概略構成を示す図である。
実施の形態3における電池システム3400は、上述の実施の形態3における電池システム3100の構成に加えて、上述の実施の形態2における電池システム2000の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態3における電池システム3400は、第1ガス排出部414と注入部600との両方を備える構成である。
実施の形態3における電池システム3400においては、制御部500は、第1開閉部411と第1ガス排出部414と注入部600とを制御する。
図18は、実施の形態3における電池システム3500の概略構成を示す図である。
実施の形態3における電池システム3500は、上述の実施の形態3における電池システム3300の構成に加えて、上述の実施の形態2における電池システム2100の構成をさらに備える。
実施の形態3における電池システム3500においては、制御部500は、第1開閉部411と第1ガス排出部414と注入口開閉部621と注入補助部630とを制御する。
図19は、実施の形態3における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図19に示される制御方法は、上述の図14に示される制御方法に加えて、上述の図8に示される注入工程S2001を、さらに包含する。
以上の電池システム3400または電池システム3500または図19に示される制御方法によれば、第1ガス排出部414によるガスの排出と、注入部600による基準気体の注入と、を同時に行うことができる。これにより、より効率的かつ短時間に、容器の内側のガスを、基準気体で置換することができる。このため、容器の内側からのガスの排出を、より確実に、行うことができる。
図20は、実施の形態3における電池システム3600の概略構成を示す図である。
実施の形態3における電池システム3600は、上述の実施の形態3における電池システム3100の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態3における電池システム3600は、反応剤導入部700を、さらに備える。
反応剤導入部700は、ガスと反応する反応剤を、第1ガス貯蔵部413に導入する。
制御部500は、第1開閉部411と第1ガス排出部414と反応剤導入部700とを制御する。
制御部500は、第1排出口110から第1ガス貯蔵部413へのガスの排出が第1ガス排出部414により実行された後に、第1ガス貯蔵部413への反応剤の導入を、反応剤導入部700に実行させる。
以上の構成によれば、第1ガス貯蔵部413にガスを排出した後に、第1ガス貯蔵部413に反応剤を導入することができる。これにより、第1ガス貯蔵部413に予め反応剤を配置させておく構成と比較して、第1ガス貯蔵部413へのガスの排出の際の第1ガス貯蔵部413の内側の減圧状態を、反応剤が打ち消すことを回避できる。このため、第1ガス貯蔵部413へのガスの強制的な排出を実現しながら、第1ガス貯蔵部413におけるガスと反応剤との反応を行うことができる。すなわち、第1ガス貯蔵部413において、反応剤により、ガスを無害化することができる。これにより、ガス(例えば、有毒なガス)の危険性を低減することができる。このため、例えば、第1ガス貯蔵部413からのガスの漏れによる安全性の低下を防止できる。
図21は、実施の形態3における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図21に示される制御方法は、上述の図14に示される制御方法に加えて、導入工程S3002を、さらに包含する。
導入工程S3002は、反応剤導入部700により、反応剤が、第1ガス貯蔵部413に導入される工程である。
なお、実施の形態3においては、反応剤は、例えば、排出対象であるガスと化学反応して、排出対象であるガスを無害化する材料であってもよい。もしくは、反応剤は、例えば、排出対象であるガスを吸収することで、排出対象であるガスを無害化する材料であってもよい。
図22は、実施の形態3における電池システム3700の概略構成を示す図である。
実施の形態3における電池システム3700は、上述の実施の形態3における電池システム3600の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態3における電池システム3700においては、反応剤導入部700は、反応剤源710と、導入経路720と、開閉部721と、を備える。
反応剤は、反応剤源710から供給される。反応剤源710は、例えば、反応剤が予め貯蔵されている貯蔵部(例えば、タンク、ボンベ、など)であってもよい。もしくは、反応剤源710は、反応剤を発生させる装置であってもよい。
導入経路720の第1端は、反応剤源710に接続される。導入経路720の第2端は、第1ガス貯蔵部413に接続される。
導入経路720は、例えば、中空を有する管状の部材(例えば、パイプ)などであってもよい。導入経路720としては、一般に公知の配管の構成が用いられうる。
なお、導入経路720は、開閉部721を備えてもよい。例えば、図22に示されるように、開閉部721は、反応剤源710と第1ガス貯蔵部413とを繋ぐ経路上に、設けられてもよい。
開閉部721は、例えば、図22に示されるように、バルブ(例えば、制御弁)であってもよい。このとき、制御部500からの制御信号に応じて、当該バルブが開閉制御されることにより、開閉部721が開閉されてもよい。
すなわち、開閉部721(バルブ)が閉状態である場合には、反応剤源710から供給される反応剤は、導入経路720(および、開閉部721)を介して、第1ガス貯蔵部413の内側に導入されない。
一方で、開閉部721(バルブ)が開状態である場合には、反応剤源710から供給される反応剤は、導入経路720(および、開閉部721)を介して、第1ガス貯蔵部413の内側に導入される。
実施の形態3における電池システム3700においては、制御部500は、第1開閉部411と第1ガス排出部414と開閉部721とを制御してもよい。
なお、実施の形態3においては、第1ガス貯蔵部413は、ガスと反応する反応剤を含んでもよい。すなわち、例えば、第1ガス貯蔵部413が第1ガス貯蔵タンクである場合には、第1ガス貯蔵タンクの内側に、予め反応剤が設けられてもよい。
以上の構成によれば、第1ガス貯蔵部413において、反応剤により、ガスを無害化することができる。これにより、ガス(例えば、有毒なガス)の危険性を低減することができる。このため、例えば、第1ガス貯蔵部413からのガスの漏れによる安全性の低下を防止できる。
なお、実施の形態3においては、発電要素200は、硫黄系材料(例えば、硫化物固体電解質、など)を含んでもよい。
このとき、ガスは、硫黄系材料に起因して発生する硫化水素であってもよい。例えば、硫化水素は、硫化物固体電解質と水分とが反応することで、発生しうる。
このとき、反応剤は、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸第二銅水溶液、過酸化水素水、からなる群より選ばれる少なくとも1種であってもよい。
以上の構成によれば、例えば、硫化水素を発生しうる硫黄系材料を用いた発電要素200を含む電池を、安全に利用することができる。これにより、例えば、硫黄系材料である硫化物固体電解質を電解質層に含む固体電池を、安全に利用することができる。
以上の反応剤と硫化水素とは、それぞれ、下記の反応を生じる。
<水酸化ナトリウムの場合> 2NaOH + HS → NaS + 2H
<炭酸ナトリウムの場合> NaCO + HS → NaS + CO + H
<硫酸第二銅水溶液の場合> Cu + HS → H + CuS
<過酸化水素水の場合> H + HS → 2HO + S
以上の反応により、硫化水素ガスの危険性を低減することができる。
(実施の形態4)
以下、実施の形態4が説明される。上述の実施の形態1から3のいずれかと重複する説明は、適宜、省略される。
図23は、実施の形態4における電池システム4000の概略構成を示す図である。
実施の形態4における電池システム4000は、上述の実施の形態1における電池システム1000の構成に加えて、下記の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態4における電池システム4000は、第2開閉部421を、さらに備える。
容器100は、第2排出口120を備える。
第2開閉部421は、第2排出口120に接続される。
制御部500は、第1開閉部411と第2開閉部421とを制御する。
制御部500は、ガス濃度が第1閾値よりも大きくなった後に、第2開閉部421を開状態とする。
このとき、当該ガス濃度は、第1開閉部411と第2開閉部421とが閉状態である期間において、測定部300により測定される濃度である。
以上の構成によれば、ガスを排出する経路を切り替えることができる。すなわち、第1開閉部411と第2開閉部421とを制御することにより、第1排出口110と第2排出口120とのうちのいずれを介した経路からガス排出を行うかを選択することができる。
図24は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図24に示される制御方法は、上述の図2に示される制御方法に加えて、閉鎖工程S4001を、さらに包含する。また、図24に示される制御方法は、上述の図2に示される制御方法における開放工程S1004に代えて、開放工程S4002を包含する。
閉鎖工程S4001は、制御部500により、第2開閉部421が閉状態とされる工程である。
測定工程S1002においては、測定部300により、第1開閉部411と第2開閉部421とが閉状態である期間におけるガスの濃度であるガス濃度が測定される。
判定工程S1003においては、当該ガス濃度が第1閾値よりも大きいと判定される場合には、開放工程S4002が実行される。
開放工程S4002は、判定工程S1003の後に実行される工程である。開放工程S4002は、制御部500により、第2開閉部421が開状態とされる工程である。
以上の制御方法によれば、ガス濃度が第1閾値よりも大きくなった後に、第1開閉部411を閉状態としながら、第2開閉部421は開状態とすることができる。
なお、閉鎖工程S4001は、閉鎖工程S1001の後に実行されてもよいし、閉鎖工程S1001の前に実行されてもよい。もしくは、閉鎖工程S1001と閉鎖工程S4001とは、同時に実行されてもよい。
図25は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図25に示される制御方法は、上述の図24に示される制御方法に加えて、開放工程S1004を、さらに包含する。
以上の制御方法によれば、第1開閉部411と第2開閉部421との両方を開状態とすることができる。これにより、例えば、第1開閉部411に第1ガス貯蔵部413が接続され、かつ、第2開閉部421に外部装置(浄化装置、ガス分析装置、警報装置、など)が接続される場合には、第1開閉部411に接続される第1ガス貯蔵部413にガスの排出と貯蔵とを行うと同時に、第2開閉部421に接続される外部装置にも、ガスの一部を供給することができる。このため、電池システムの安全性をより高めることができる。
なお、開放工程S4002は、開放工程S1004の後に実行されてもよいし、開放工程S1004の前に実行されてもよい。もしくは、開放工程S1004と開放工程S4002とは、同時に実行されてもよい。
なお、実施の形態4における電池システム4000においては、制御部500は、ガス濃度(すなわち、第1開閉部411と第2開閉部421とが閉状態である期間において、測定部300により測定される、容器100の内側におけるガスの濃度)が第1閾値よりも大きくなった後に、第1開閉部411と第2開閉部421とを制御することで、第1開閉状態と第2開閉状態とを生成してもよい。
第1開閉状態においては、第1開閉部411は開状態とされ、かつ、第2開閉部421は閉状態とされる。
第2開閉状態においては、第1開閉部411は閉状態とされ、かつ、第2開閉部421は開状態とされる。
以上の構成によれば、ガスを排出する経路を切り替えることができる。すなわち、例えば、第1開閉状態と第2開閉状態とが生成される時間を調整することで、第1排出口110を介して排出される(例えば、第1ガス貯蔵部413に排出される)ガスの量と、第2排出口120を介して排出される(例えば、第2ガス貯蔵部423に排出される)ガスの量とを、調整することができる。このとき、例えば、第1ガス貯蔵部413に貯蔵されるガス濃度レベルと、第2ガス貯蔵部423に貯蔵されるガス濃度レベルとを、互いに異ならせた状態で、ガス回収を行うことができる。この結果、それぞれのガス濃度レベルに応じた、回収ガスの処理方法を採用することができる。したがって、回収ガスの処理コストの低減と処理工程の簡便化を実現することができる。
また、以上の構成によれば、例えば、第1開閉部411に第1ガス貯蔵部413が接続され、かつ、第2開閉部421に外部装置(浄化装置、ガス分析装置、警報装置、など)が接続されている場合には、ある期間において排出ガスの大部分を第1ガス貯蔵部413に貯蔵しながら、別の期間では排出ガスの一部を外部装置に供給することが可能となる。このため、電池システムの安全性をより高めることができる。
図26は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図26に示される制御方法は、上述の図25に示される制御方法に加えて、開放工程S1004と開放工程S4002との間で実行される閉鎖工程S4003を、さらに包含する。
閉鎖工程S4003は、制御部500により、第1開閉部411が閉状態とされる工程である。
以上の制御方法によれば、第1開閉状態を生成した後に、第2開閉状態を生成することができる。
なお、第2開閉状態が生成された後に、第1開閉状態が生成されてもよい。さらに、第1開閉状態と第2開閉状態とが、交互に、複数回、生成されてもよい。
図27は、実施の形態4における電池システム4100の概略構成を示す図である。
実施の形態4における電池システム4100は、上述の実施の形態4における電池システム4000の構成に加えて、実施の形態3における電池システム3000の構成と下記の構成とをさらに備える。
すなわち、実施の形態4における電池システム4100は、第2排出経路422と、第2ガス貯蔵部423と、をさらに備える。
第2排出経路422の第1端は、第2開閉部421に接続される。
第2排出経路422の第2端は、第2ガス貯蔵部423に接続される。
以上の構成によれば、容器100に接続される複数のガス貯蔵部において、ガスの排出と貯蔵とが行われるガス貯蔵部を切り替えることができる。これにより、例えば、第1ガス貯蔵部413にガスの排出と貯蔵とを行うことができない状態(例えば、第1排出経路412から第1ガス貯蔵部413を取り外す作業中、など)において、容器100の内側におけるガス濃度が第1閾値よりも大きくなった場合であっても、開状態である第2開閉部421と第2排出経路422とを介して、第2ガス貯蔵部423にガスの排出と貯蔵とを行うことができる。このため、より安全に電池システムを稼働することができる。
図28は、実施の形態4における電池システム4200の概略構成を示す図である。
実施の形態4における電池システム4200は、上述の実施の形態4における電池システム4100の構成に加えて、実施の形態3における電池システム3100の構成と下記の構成とをさらに備える。
すなわち、実施の形態4における電池システム4200は、第2ガス排出部424を、さらに備える。
第2ガス排出部424は、容器100の内側におけるガスを、第2排出口120から第2ガス貯蔵部423に排出する。
制御部500は、第1開閉部411と第1ガス排出部414と第2開閉部421と第2ガス排出部424とを制御する。
制御部500は、第2開閉部421が開状態となった後に、第2排出口120から第2ガス貯蔵部423へのガスの排出を、第2ガス排出部424に実行させる。
以上の構成によれば、容器100の内側から第2排出口120を介して排出されるガスを、より確実かつ短時間で、第2ガス貯蔵部423に貯蔵することができる。このため、容器100の内側で発生したガスが大気中に放出することを、より確実に防止できる。
図29は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図29に示される制御方法は、上述の図24に示される制御方法に加えて、排出工程S4004を、さらに包含する。
排出工程S4004は、開放工程S4002の後に実行される工程である。排出工程S4004は、第2ガス排出部424により、容器100の内側におけるガスが、第2排出口120から第2ガス貯蔵部423に排出される工程である。
図30は、実施の形態4における電池システム4300の概略構成を示す図である。
実施の形態4においては、第2排出口120は、図30に示されるように、容器100の側面に設けられる開口部分であってもよい。もしくは、第2排出口120は、容器100の側面以外の部分(例えば、角部など)に設けられてもよい。第2排出口120の形状は、円形、楕円形、矩形、線形、など、であってもよい。
また、実施の形態4においては、第2開閉部421は、実施の形態1などにおいて第1開閉部411として示された構成が、適宜、用いられうる。例えば、図30に示されるように、第2開閉部421は、バルブ(例えば、制御弁)であってもよい。
また、実施の形態4においては、第2排出経路422は、実施の形態3などにおいて第1排出経路412として示された構成が、適宜、用いられうる。例えば、第2排出経路422は、例えば、配管であってもよい。なお、第2ガス排出部424には、実施の形態3などにおいて排出補助部415と開閉部416として示された装置が、適宜、設けられてもよい。
また、実施の形態4においては、第2ガス貯蔵部423は、実施の形態3などにおいて第1ガス貯蔵部413として示された構成が、適宜、用いられうる。例えば、図30に示されるように、第2ガス貯蔵部423は、タンクであってもよい。
また、実施の形態4においては、第2ガス排出部424は、実施の形態3などにおいて第2ガス排出部424として示された構成が、適宜、用いられうる。例えば、図30に示されるように、第2ガス排出部424は、ポンプであってもよい。
図31は、実施の形態4における電池システム4400の概略構成を示す図である。
実施の形態4における電池システム4400は、上述の実施の形態4における電池システム4300の構成に加えて、実施の形態2における電池システム2100の構成をさらに備える。
すなわち、実施の形態4における電池システム4400は、注入部600を備える。
なお、実施の形態4における電池システム4400においては、制御部500は、第1開閉部411と第1ガス排出部414と第2開閉部421と第2ガス排出部424と注入部600(例えば、注入口開閉部621と注入補助部630)とを制御する。
なお、実施の形態4においては、図31に示されるように、第1排出口110と第2排出口120と注入口130とセンサ素子310と電極端子(第1電極端子210および第2電極端子220)とは、容器100の側面のうち、互いに異なる側面に設けられてもよいし、互いに同じ側面に設けられてもよい。
図32は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図32に示される制御方法は、上述の図26に示される制御方法に加えて、下記の工程をさらに包含する。
すなわち、図32に示される制御方法は、開放工程S1004と閉鎖工程S4003との間で実行される排出工程S4101および注入工程S4102を、包含する。
さらに、図32に示される制御方法は、開放工程S4002の後に実行される排出工程S4201および注入工程S4202を、包含する。
排出工程S4101は、第1ガス排出部414により、容器100の内側におけるガスが、第1排出口110から第1ガス貯蔵部413に排出される工程である。
排出工程S4201は、第2ガス排出部424により、容器100の内側におけるガスが、第2排出口120から第2ガス貯蔵部423に排出される工程である。
注入工程S4102および注入工程S4202は、注入部600により、注入口130から容器100の内側への基準気体の注入が行われる工程である。
以上の制御方法によれば、第1開閉状態と第2開閉状態との両方において、容器100の内側への基準気体の注入を行うことができる。これにより、第1開閉状態と第2開閉状態との両方において、容器100の内側のガスを、基準気体で置換することができる。このため、容器100の内側から、第1ガス貯蔵部413および第2ガス貯蔵部423へのガスの排出を、より確実に、行うことができる。
なお、実施の形態4においては、制御部500は、ガス濃度(すなわち、第1開閉部411と第2開閉部421とが閉状態である期間において、測定部300により測定される、容器100の内側におけるガスの濃度)が第2閾値(所定の閾値)よりも大きくなった後に、第2開閉状態を生成してもよい。
以上の構成によれば、測定されるガス濃度に応じて、ガスを排出する経路を切り替えることができる。すなわち、第1開閉状態において第1排出口110を介した経路からガス排出を行った後に、ガス濃度が再び上昇して第2閾値よりも大きくなった際に、第2開閉状態に切り替える(すなわち、第2排出口120を介した経路からガス排出を行う)ことができる。これにより、第1排出口110を介して排出される(例えば、第1ガス貯蔵部413に排出される)ガスの量と、第2排出口120を介して排出される(例えば、第2ガス貯蔵部423に排出される)ガスの量とを、第1閾値および第2閾値の設定を変えることで、調整することができる。
なお、第2閾値は、第1閾値と同じ値であってもよい。この場合、第1排出口110を介して排出されるガスの量と、第2排出口120を介して排出されるガスの量とを、同じにできる。
もしくは、第2閾値は、第1閾値よりも大きい値であってもよい。この場合、第1排出口110を介して排出されるガスの量よりも、第2排出口120を介して排出されるガスの量を、多くできる。
もしくは、第2閾値は、第1閾値よりも小さい値であってもよい。この場合、第1排出口110を介して排出されるガスの量よりも、第2排出口120を介して排出されるガスの量を、少なくできる。
図33は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図33に示される制御方法は、上述の図26に示される制御方法に加えて、下記の工程をさらに包含する。
すなわち、図33に示される制御方法は、閉鎖工程S4003と開放工程S4002との間で実行される測定工程S4301および判定工程S4302を、包含する。
図34は、実施の形態4における制御方法の一例を示すフローチャートである。
図34に示される制御方法は、上述の図32に示される制御方法に加えて、下記の工程をさらに包含する。
すなわち、図34に示される制御方法は、閉鎖工程S4003と開放工程S4002との間で実行される測定工程S4301および判定工程S4302を、包含する。
測定工程S4301は、測定部300により、第1開閉部411と第2開閉部421とが閉状態である期間におけるガスの濃度であるガス濃度が測定される工程である。
判定工程S4302は、測定工程S4301よりも後に、実行される工程である。判定工程S4302は、制御部500により、当該ガス濃度が第2閾値よりも大きいか否かが判定される工程である。当該ガス濃度が第2閾値よりも大きくないと判定される場合には、測定工程S4301が再度実行される。当該ガス濃度が第2閾値よりも大きいと判定される場合には、開放工程S4002が実行される。
なお、上述の実施の形態1から4のそれぞれに記載の構成は、適宜、互いに、組み合わされてもよい。
本開示の電池システムは、車載電池システム(例えば、車輌用の電池システム)、充電スタンドにおける電池システム(例えば、定置型の電池システム)、など、として、利用されうる。
100 容器
110 第1排出口
120 第2排出口
130 注入口
200 発電要素
201 第1集電体
202 第2集電体
203 第1活物質層
204 第2活物質層
205 固体電解質層
206 バイポーラ集電体
210 第1電極端子
211 封止部分
220 第2電極端子
221 封止部分
300 測定部
310 センサ素子
320 接続線
321 封止部分
411 第1開閉部
412 第1排出経路
413 第1ガス貯蔵部
414 第1ガス排出部
415 排出補助部
416 開閉部
421 第2開閉部
422 第2排出経路
423 第2ガス貯蔵部
424 第2ガス排出部
500 制御部
600 注入部
610 基準気体源
620 注入経路
621 注入口開閉部
630 注入補助部
700 反応剤導入部
710 反応剤源
720 導入経路
721 開閉部
1000、1100、2000、2100、3000、3100、3200、3300、3400、3500、3600、3700、4000、4100、4200、4300、4400 電池システム

Claims (14)

  1. 第1排出口を備える容器と、
    前記容器に内包されて前記容器の内側に配置される発電要素と、
    前記容器の内側におけるガスの濃度を測定する測定部と、
    前記第1排出口に接続される第1開閉部と、
    前記第1開閉部を制御する制御部と、
    第1排出経路と、
    第1ガス貯蔵部と、
    を備え、
    前記測定部は、前記第1開閉部が閉状態である期間における前記ガスの濃度であるガス濃度を測定し、
    前記制御部は、前記ガス濃度が第1閾値よりも大きくなった後に、前記第1開閉部を開状態と
    前記第1排出経路の第1端は、前記第1開閉部に接続され、
    前記第1排出経路の第2端は、前記第1ガス貯蔵部に接続される、
    電池システム。
  2. 注入部を、さらに備え、
    前記容器は、注入口を備え、
    前記注入部は、基準気体を、前記注入口から前記容器の内側に注入し、
    前記制御部は、前記注入部を制御し、
    前記制御部は、前記第1開閉部が前記開状態となった後に、前記注入口から前記容器の内側への前記基準気体の注入を、前記注入部に実行させる、
    請求項1に記載の電池システム。
  3. 前記制御部は、前記注入部により前記注入口から前記容器の内側への前記基準気体の注入が実行されている期間に、前記第1開閉部の開閉を、複数回、実行する、
    請求項2に記載の電池システム。
  4. 前記注入部は、基準気体源と注入経路と注入補助部とを備え、
    前記基準気体は、前記基準気体源から供給され、
    前記注入経路の第1端は、前記基準気体源に接続され、
    前記注入経路の第2端は、前記注入口に接続され、
    前記制御部は、前記注入補助部により、前記注入経路を、前記容器の内側よりも、正圧にする、
    請求項2または3に記載の電池システム。
  5. 前記基準気体は、除湿気体、または、不活性ガスである、
    請求項2から4のいずれかに記載の電池システム。
  6. 第1ガス排出部を、さらに備え、
    前記第1ガス排出部は、前記容器の内側における前記ガスを、前記第1排出口から前記第1ガス貯蔵部に排出し、
    前記制御部は、前記第1ガス排出部を制御し、
    前記制御部は、前記第1開閉部が前記開状態となった後に、前記第1排出口から前記第1ガス貯蔵部への前記ガスの排出を、前記第1ガス排出部に実行させる、
    請求項1から5のいずれかに記載の電池システム。
  7. 排出補助部を、さらに備え、
    前記第1ガス貯蔵部は、第1ガス貯蔵タンクであり、
    前記制御部は、前記排出補助部を制御し、
    前記制御部は、前記排出補助部により、前記第1ガス貯蔵タンクの内側を、前記容器の内側よりも、負圧にする、
    請求項1から6のいずれかに記載の電池システム。
  8. 排出補助部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記排出補助部を制御し、
    前記制御部は、前記排出補助部により、前記容器の内側を、前記容器の外側よりも、負圧にする、
    請求項からのいずれかに記載の電池システム。
  9. 反応剤導入部を、さらに備え、
    前記反応剤導入部は、前記ガスと反応する反応剤を、前記第1ガス貯蔵部に導入し、
    前記制御部は、前記反応剤導入部を制御し、
    前記制御部は、前記第1排出口から前記第1ガス貯蔵部への前記ガスの排出が前記第1ガス排出部により実行された後に、前記第1ガス貯蔵部への前記反応剤の導入を、前記反応剤導入部に実行させる、
    請求項に記載の電池システム。
  10. 前記第1ガス貯蔵部は、前記ガスと反応する反応剤を含む、
    請求項からのいずれかに記載の電池システム。
  11. 前記発電要素は、硫黄系材料を含み、
    前記ガスは、前記硫黄系材料に起因して発生する硫化水素であり、
    前記反応剤は、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸第二銅水溶液、過酸化水素水、からなる群より選ばれる少なくとも1種である、
    請求項または10に記載の電池システム。
  12. 第1排出口および第2排出口を備える容器と、
    前記容器に内包されて前記容器の内側に配置される発電要素と、
    前記容器の内側におけるガスの濃度を測定する測定部と、
    前記第1排出口に接続される第1開閉部と、
    前記第2排出口に接続される第2開閉部と、
    前記第1開閉部および前記第2開閉部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記測定部は、前記第1開閉部と前記第2開閉部とが閉状態である期間における前記ガスの濃度であるガス濃度を測定し、
    前記制御部は、前記ガス濃度が第1閾値よりも大きくなった後に、前記第1開閉部と前記第2開閉部とを制御することで、第1開閉状態と第2開閉状態とを生成し、
    前記第1開閉状態においては、前記第1開閉部は開状態とされ、かつ、前記第2開閉部は閉状態とされ、
    前記第2開閉状態においては、前記第1開閉部は閉状態とされ、かつ、前記第2開閉部は開状態とされ、
    前記制御部は、前記ガス濃度が第2閾値よりも大きくなった後に、前記第2開閉状態を生成する
    池システム。
  13. 第1排出口および第2排出口を備える容器と、
    前記容器に内包されて前記容器の内側に配置される発電要素と、
    前記容器の内側におけるガスの濃度を測定する測定部と、
    前記第1排出口に接続される第1開閉部と、
    前記第2排出口に接続される第2開閉部と、
    前記第1開閉部および前記第2開閉部を制御する制御部と、
    第2排出経路と、
    第2ガス貯蔵部と、
    を備え、
    前記測定部は、前記第1開閉部と前記第2開閉部とが閉状態である期間における前記ガスの濃度であるガス濃度を測定し、
    前記制御部は、前記ガス濃度が第1閾値よりも大きくなった後に、前記第1開閉部を開状態とし、
    前記制御部は、前記ガス濃度が前記第1閾値よりも大きくなった後に、前記第2開閉部を開状態とし、
    前記第2排出経路の第1端は、前記第2開閉部に接続され、
    前記第2排出経路の第2端は、前記第2ガス貯蔵部に接続される
    池システム。
  14. 第2ガス排出部を、さらに備え、
    前記第2ガス排出部は、前記容器の内側における前記ガスを、前記第2排出口から前記第2ガス貯蔵部に排出し、
    前記制御部は、前記第2ガス排出部を制御し、
    前記制御部は、前記第2開閉部が前記開状態となった後に、前記第2排出口から前記第2ガス貯蔵部への前記ガスの排出を、前記第2ガス排出部に実行させる、
    請求項13に記載の電池システム。
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