JP2014192987A - 蓄電池の制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄電池の有効寿命の低減を抑制することが可能な蓄電池の制御システムを提供することを目的とする。
【解決手段】蓄電池11の制御システムが、予め設定された充電時間帯に系統電力42を蓄電池11に充電し、予め設定された放電時間帯に充電電力を分電盤22に接続される家庭内負荷側に放電し、これらの充放電時間帯の間に蓄電池11の充放電を休止する第一充電モードM1と、昼間の時間帯の余剰な太陽電池アレイ10の発電電力を蓄電池11に充電し、その余剰な発電電力を貯めて蓄電池11が満充電になってから、蓄電池11から充電電力を分電盤22に接続される家庭内負荷側に放電する第二充電モードM2と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電池の制御システムに関する。
従来の太陽光発電システムは、図13に示すように、太陽光を直流電力に変換する太陽電池モジュール1と、その直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナー2と、太陽電池モジュール1とパワーコンディショナー2とを接続する接続箱3とからなり、パワーコンディショナー2から出力された交流電力は分電盤4やコンセントを通じて各種電気機器に供給される。また、電力会社からの引込線5側と系統連系させることにより、太陽電池の発電電力に対し交流負荷が少なく電力過剰となった場合には引込線5を通じて電力会社へ売電を行う。
また、太陽電池モジュール1で発電した発電量は宅内に設置された表示装置6によって確認することができる。
従来の太陽光発電システムでは、昼間の光熱費を少なくするため、太陽電池モジュール1から直接的に宅内の各種電気機器に電力が供給されているが、夜間は太陽電池モジュール1の発電がストップしてしまうのはもちろんのこと、急な曇天等により発電がストップし、電力供給が行われない。そこで、近年では、発電した電力を蓄電池に充電し、充電した電力を適宜利用することが行われている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2008−148442号公報 特開2011−172334号公報
ところで、上述のような蓄電池は高価であるため、できるだけ長く使い続けたいという要望がある。
ところが、夜間に深夜電力を充電し続けるとともに朝から夕方以降まで放電し続けて休みなく蓄電池を使い続けたり、一日の間に何度も蓄電池の充放電を繰り返したりすると、蓄電池の有効寿命が低減する場合がある。
本発明の課題は、蓄電池の有効寿命の低減を抑制することが可能な蓄電池の制御システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図12に示すように、
太陽電池アレイ10と、
系統電力42に接続された宅内の分電盤22と、
前記太陽電池アレイ10による発電電力または前記分電盤22側から供給される系統電力42を充電する蓄電池11(12)と、
を備える電力システムにおける前記蓄電池11(12)の制御システムであって、
予め設定された充電時間帯に系統電力42を前記蓄電池11(12)に充電し、予め設定された放電時間帯に充電電力を前記分電盤22に接続される家庭内負荷側に放電し、これらの充放電時間帯の間に前記蓄電池11(12)の充放電を休止する第一充電モードM1と、
昼間の時間帯の余剰な前記太陽電池アレイ10の発電電力を前記蓄電池11(12)に充電し、その余剰な発電電力を貯めて前記蓄電池11(12)が満充電になってから、前記蓄電池11(12)から充電電力を前記分電盤22に接続される家庭内負荷側に放電する第二充電モードM2と、を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、前記第一充電モードM1によって前記蓄電池11(12)を制御することによって、予め設定された充電時間帯に前記系統電力42を充電できるので、前記充電時間帯を深夜帯とすれば、安価な深夜電力を前記蓄電池11(12)に充電でき、電力単価の高い昼間に充電電力を放電できる。そして、前記充電時間帯と前記放電時間帯との間に、前記蓄電池11(12)の充放電を休止するので、休みなく前記蓄電池11(12)を使い続けることがなくなる。これによって前記蓄電池11(12)の有効寿命の低減を抑制できる。
さらに、前記第二充電モードM2によって前記蓄電池11(12)を制御することによって、前記太陽電池アレイ10による余剰な発電電力を前記蓄電池11(12)に充電して、家庭内で消費することができる。また、その余剰な発電電力を貯めて前記蓄電池11(12)が満充電になってから、充電電力を前記家庭内負荷側に放電するので、充放電回数を減らすことでき、これによって前記蓄電池11(12)の有効寿命の低減を抑制できる。
しかも、前記第一充電モードM1と前記第二充電モードM2とを選択できるので、系統電力の使用量削減を図る上で、居住者の要望に合わせて対応しやすい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の蓄電池11(12)の制御システムにおいて、
前記蓄電池11(12)は、前記太陽電池アレイ10に付属するパワーコンディショナー10aと前記分電盤22とに接続され、直流電力と交流電力との双方向の変換を行う双方向インバータ11c(12c)と、
前記双方向インバータ11c(12c)に接続される蓄電池本体11b(12b)と、を有しており、
前記第一充電モードM1の前記放電時間帯では、前記家庭内負荷における消費電力が、前記双方向インバータ11c(12c)の出力最小値を下回った場合に前記蓄電池11(12)の放電を停止することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、前記第一充電モードM1の前記放電時間帯において、前記蓄電池11(12)の放電を停止するための基準の数値を、前記蓄電池11(12)が備える前記双方向インバータ11c(12c)から求めることができるので制御しやすい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の蓄電池11(12)の制御システムにおいて、
前記第二充電モードM2は、
昼間であって、かつ前記家庭内負荷よりも前記太陽電池アレイ10による発電電力が大きい場合に、その余剰な発電電力を前記蓄電池11(12)に充電し、
前記家庭内負荷が、前記太陽電池アレイ10による発電電力よりも大きい場合に前記蓄電池11(12)から放電を行うように設定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、前記第二充電モードM2は、昼間であって、かつ前記家庭内負荷よりも前記太陽電池アレイ10による発電電力が大きい場合に、その余剰な発電電力を前記蓄電池11(12)に充電し、前記家庭内負荷が、前記太陽電池アレイ10による発電電力よりも大きい場合に前記蓄電池11(12)から放電を行うように設定されているので、太陽光の不足時に充電電力を使用できる。これによって、余剰な発電電力で電力単価の高い昼間の電力供給を補うことができるので、前記系統電力42の買電量を抑制できる。
本発明によれば、夜間に深夜電力を充電し続けるとともに朝から夕方以降まで放電し続けて休みなく蓄電池を使い続けたり、一日の間に何度も蓄電池の充放電を繰り返したりすることがなくなるので蓄電池の有効寿命の低減を抑制することが可能となる。
ホームエネルギーマネージメントシステムの概略を示す図である。 電力システムの一例を示す概略図である。 電力システムの一例を示す概略図である。る。 蓄電池システムの設定値と充電量との関係を示すグラフである。 蓄電池の設置構造を示す図である。 (a),(b)は蓄電池の概略設置寸法を示す斜視図であり、(c)は双方向インバータの概略設置寸法を示す斜視図である。 蓄電池の構成を示す斜視図である。 第一充電モードの概要を示す図である。 第二充電モードの概要を示す図である。 第一充電モードと第二充電モードを選択する画面を示す図である。 第一充電モード中の画面を示す図である。 蓄電池の設定画面を示す図である。 従来の太陽光発電システムの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているので、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
<ホームエネルギーマネージメントシステム>
図1は、ホームエネルギーマネージメントシステム(HEMS:Home Energy Management System)20の概略図である。ホームエネルギーマネージメントシステム20は、住宅全体の電力等のエネルギー需給を総合的に管理するものであり、住宅に設置されている。なお、本実施の形態の住宅は、家屋そのもの(建物21)と、建物21が建築される敷地も含むものとする。
ホームエネルギーマネージメントシステム20は、電気配線網、通信ネットワーク、分電盤22および表示装置23等を備える。電気配線網および通信ネットワークは住宅に張り巡らされ、必要な電力を供給・受給したり、必要な情報を送受信したりしている。
分電盤22は、買電用電力計(順潮流用電力計)および売電用電力計(逆潮流用電力計)等の電力メーターを介して系統電源42に接続されている。系統電源42は、電力会社の商用配電線網(系統電力網)から供給される電源である。すなわち、分電盤22は、電力潮流制御を行うことができ、必要に応じて余剰電力を系統電源42へ逆潮流して、その余剰電力を系統電源42に供給する。
また、この分電盤22はセンサー付き分電盤とされており、住宅内の各所で使用される電力使用量を計測する計測ユニットや、ガス・水道の使用量を計測する流量センサーと接続されるパルスカウンターを有する。
表示装置23は、前記分電盤22と接続されており、系統電源や自家発電電力、蓄電電力等を管理・制御できる。また、表示装置23は前記分電盤22を介して接続された各種電気機器等の制御も行うことができる。
また、この表示装置23は、エネルギー状況や各種情報が表示される表示部23aと、前記表示部23aに表示された画面や前記ホームエネルギーマネージメントシステム20に組み込まれた各種電気機器の操作を行うための操作部23bと、前記ホームエネルギーマネージメントシステム20の各種動作を制御するための制御手段とを備える。
なお、この表示装置23は通信ネットワークを利用して、例えばスマートフォン等の情報端末と接続可能とされており、外出中でも、この情報端末上で各種操作や情報確認等を行うことができる。
また、この表示装置23は通信ネットワークを利用して、例えば住宅関連サービスを提供する会社のサーバーにアクセスして、住宅関連サービスを受けることができる。例えば、地域のリアルタイムの気象情報を受信したり、表示装置23を構成するソフトウェアのアップデートを行ったりするなど様々なサービスが挙げられる。
前記建物21は、壁、床および天井等によって複数のエリア(例えば、居間、台所、食堂、浴室、玄関、便所、寝室、和室、洋室、廊下、階段室、庭、駐車場等)に区画されている。エリアの数は幾つでもよく、間取りはどのようなものであってもよい。
また、住宅には、停電時の宅内における重要負荷系統(図示せず)に電力を供給するための重要負荷分電盤13が設置されている。
この重要負荷分電盤13は、通常時においては前記分電盤22に接続されているが、停電時には太陽電池アレイ10および蓄電池システム11等によって自立運転が可能となっている。
なお、重要負荷系統としては、停電時における食料庫として機能する冷蔵庫等のように、停電時(非常時)にその稼働が止まってはならない電気機器が該当する。
<電力システム>
以上のようなホームエネルギーマネージメントシステム20は、電力システムを含んで構成されている。
電力システムは、図2および図3に示すように、太陽電池アレイ10と、前記太陽電池アレイ10による発電電力を充電する蓄電池システム11(12)と、前記蓄電池システム11(12)に接続される宅内の前記分電盤13(22)と、を備えるものである。
そして、前記太陽電池アレイ10と、前記蓄電池システム11(12)と、前記分電盤13(22)とが、前記太陽電池アレイ10による発電電力が前記蓄電池システム11(12)を経由する並び順となるように直列的に接続されている。
(実施例1)
まず、電力システムの第1の実施例について説明する。
前記太陽電池アレイ10は複数の太陽電池モジュールからなる。そして、この太陽電池アレイ10は、当該太陽電池アレイ10によって発電された電力を直流電力から交流電力へと変換するパワーコンディショナー10aを介して前記分電盤22に接続されている。
また、太陽電池アレイ10は、図1に示すように、建物21の外(例えば、建物21の屋根の上)に設けられている。
前記蓄電池システム11も前記分電盤22に接続されている。また、蓄電池システム11は、本実施の形態においては建物21内の床上にあり、かつ建物21内の居室環境と同等の環境を備える宅内スペース(図示せず)に設けられている。
また、この蓄電池システム11は、前記重要負荷分電盤13に対しても接続されている。
すなわち、通常時には、太陽電池アレイ10によって発電された直流電力がパワーコンディショナー10aによって宅内用電圧の交流電力に変換されて、その交流電力が前記分電盤22に供給される。
また、停電時には、太陽電池アレイ10によって発電された直流電力がパワーコンディショナー10aによって宅内用電圧の交流電力に変換されて、その交流電力が前記重要負荷分電盤13に供給される。
蓄電池システム11は、図2に示すように、前記パワーコンディショナー10aに接続され、交流電力を直流電力に変換するコンバータ11aと、前記コンバータ11aに接続される蓄電池本体11bと、前記蓄電池本体11bと前記分電盤13との間に接続され、直流電力と交流電力との双方向の変換を行う双方向インバータ11cと、を有する。
すなわち、前記太陽電池アレイ10で発電し、前記パワーコンディショナー10aを介して供給される交流電力を前記コンバータ11aによって直流電力に変換して前記蓄電池本体11bに充電することができる。
なお、前記コンバータ11aと前記双方向インバータ11cは、前記蓄電池本体11bに付属するパワーコンディショナーとして機能するものとなる。
前記コンバータ11aは、前記太陽電池アレイ10に付属する前記パワーコンディショナー10aと前記蓄電池本体11bとの間に設けられる。
また、前記双方向インバータ11cは、前記蓄電池本体11bと前記重要負荷分電盤13との間に設けられる。
したがって、停電時には、前記太陽電池アレイ10で発電された電力は前記重要負荷分電盤13に供給される間に前記蓄電池本体11bを経由することになる。蓄電池本体11bを経由する電力は、当該蓄電池本体11bに充電されてから前記重要負荷分電盤13へと供給されるため、太陽電池アレイ10で発電している間は、常に蓄電池本体11bへの充電が行われることになる。
また、通常時には、前記太陽電池アレイ10で発電された電力は前記センサー付き分電盤22に供給され、その後、この分電盤22から前記双方向インバータ11cを介して前記蓄電池本体11bへと供給できる。これによって、前記太陽電池アレイ10で発電した電力を住宅内の各種電気機器へと供給しながら、余剰分を前記蓄電池本体11bへと供給し、これを充電することができる。
また、夜間においては前記分電盤22によって安価な深夜電力を系統電力網から受給して、この深夜電力を前記蓄電池本体11bへと供給することができる。
なお、図示はしないが、本実施例1の電力システムに備えられた分電盤22が、系統電源42と前記蓄電池システム11との間に設けられ、停電時に開放されるブレーカー(図示せず)を有するものとしてもよい。
そして、当該ブレーカーの開放時において前記蓄電池システム11と前記重要負荷系統とが接続されるようにしてもよい。
すなわち、本実施例1の電力システムを、太陽電池アレイ10と、前記太陽電池アレイ10による発電電力を充電する蓄電池システム11と、前記蓄電池システム11に接続される宅内の分電盤22と、停電時における宅内の重要負荷系統と、を備え、前記太陽電池アレイ10で発電した電力を、前記蓄電池システム11を経由してから前記分電盤22または前記重要負荷系統へと供給するものとし、前記分電盤22が、系統電源42と前記蓄電池システム11との間に設けられ、停電時に開放されるブレーカーを有し、当該ブレーカーの開放時において前記蓄電池システム11と前記重要負荷系統とが接続される。
本実施例によれば、前記太陽電池アレイ10と、前記蓄電池システム11と、前記分電盤13とが、前記太陽電池アレイ10による発電電力が前記蓄電池システム11を経由する並び順に直列的に接続されているので、前記太陽電池アレイ10で発電した電力を、前記蓄電池システム11を必ず経由してから前記分電盤13へと供給することができる。これによって、前記蓄電池システム11に発電電力を充電しながら前記分電盤13に発電電力を供給できるので、通常時であっても停電時であっても発電電力を充電でき、急な曇天等により停電してしまうことを防ぐことができるとともに、昼間充電により夜間の電力使用も可能となる。
また、前記太陽電池アレイ10で発電し、前記パワーコンディショナー10aを介して供給される交流電力を前記コンバータ11aによって直流電力に変換して前記蓄電池本体11bに充電することができる。また、前記蓄電池本体11bは、前記双方向インバータ11cによって前記分電盤13と接続されることによって、充電した電力を前記分電盤13側に放電できるとともに、前記分電盤13側から安価な深夜電力を充電することができる。
(実施例2)
次に、電力システムの第2の実施例について説明する。
本実施例の電力システムは、図3等に示すように、前記太陽電池アレイ10と、前記太陽電池アレイ10による発電電力を充電する前記蓄電池システム12と、前記蓄電池システム12に接続される前記分電盤22と、停電時における宅内の重要負荷系統と、を備え、前記太陽電池アレイ10で発電した電力を、前記蓄電池システム12を経由してから前記分電盤22または前記重要負荷系統へと供給している。
前記分電盤22は、系統電源42と前記蓄電池システム12との間に設けられ、停電時に開放されるブレーカー(図示せず)を有する。
そして、前記ブレーカーの開放時において前記蓄電池システム12と前記重要負荷系統とが接続されている。
また、本実施例においては、前記蓄電池システム12が前記分電盤22に接続されている。また、この蓄電池システム12は、前記重要負荷分電盤13に対しても接続されている。
前記蓄電池システム12は、図3等に示すように、蓄電池本体12bと、当該蓄電池本体12bと、前記分電盤22および前記重要負荷系統とに接続され、直流電力と交流電力との双方向の変換を行う双方向インバータ12cと、を有する。
また、前記双方向インバータ12cは、前記太陽電池アレイ10に付属するパワーコンディショナー10aに接続されている。
すなわち、前記太陽電池アレイ10で発電し、前記パワーコンディショナー10aを介して供給される交流電力を前記双方向インバータ12cによって直流電力に変換して前記蓄電池本体12bに充電することができる。
なお、前記双方向インバータ12cは、前記蓄電池本体12bに付属するパワーコンディショナーとして機能するものとなる。
前記双方向インバータ12cは、前記太陽電池アレイ10に付属する前記パワーコンディショナー10aと前記蓄電池本体12bとの間に設けられる。
また、この双方向インバータ12cは、前記蓄電池本体12bと、前記分電盤22または前記重要負荷分電盤13との間に設けられる。
すなわち、前記太陽電池アレイ10で発電された電力が前記分電盤22または前記重要負荷分電盤13に供給される間には、発電電力を前記蓄電池本体12bに一旦充電してから、充電休止後、前記双方向インバータ12cを介して前記分電盤22または前記重要負荷分電盤13に供給する第1ルートと、発電電力を前記蓄電池本体12bを介さずに、前記双方向インバータ12cを介して前記分電盤22または前記重要負荷分電盤13に供給する第2ルートとが形成されることになる。
したがって、通常時、停電時の双方において、前記第1ルートと前記第2ルートを選択的に利用して発電電力の供給を行うことができる。
停電時において、前記第1ルートと前記第2ルートの選択は、前記双方向インバータ12cに付属される制御回路(図示せず)によって行われるものとする。
本実施の形態においては、この制御回路によって、前記第1ルートと前記第2ルートとを短時間で切り替えるような制御が行われる。これによって、前記蓄電池本体12bによる充放電が短時間で繰り返し行われることになり、発電電力を充電しながら前記分電盤22または前記重要負荷分電盤13に発電電力を供給できることになる。
なお、この制御回路が稼働するための電源は前記太陽電池アレイ10で発電された電力を利用して行われる。
通常時には、住宅全体の電力使用量等を考慮した上で、前記表示装置23による前記第1ルートと前記第2ルートの選択が行われる。
そして、前記図示しない制御回路によって電圧や電力、電流を監視している。通常時にはその監視結果を前記表示装置23に送信し、住宅全体の電力使用量等を考慮した上で、前記表示装置23による前記蓄電池本体12bの充放電制御が行われる。
停電時には、初期段階では前記表示装置23に通常通りの通電がなされないため、前記表示装置23を手動で自立運転に切り替えたり、前記蓄電池システム12の前記制御回路の制御に基づいて停電時の充放電を開始したりする。
(実施例3)
次に、電力システムの第3の実施例について説明する。
本実施例においては、前記蓄電池システム11または前記蓄電池システム12が、電気で駆動する車両14に搭載された車両用蓄電池14aと、絶縁トランス(図示せず)を介して接続されている。
なお、前記蓄電池システム11または前記蓄電池システム12と、前記車両用蓄電池14aとの間には、これら蓄電池システム11,12と車両用蓄電池14aとを接続する図示しない電線が設けられているものとする。
前記車両14は、住宅の敷地内の駐車場に駐車されるものであり、駐車場には前記充電機器27が設置されている。
この充電機器27は、前記ホームエネルギーマネージメントシステム20に組み込まれており、前記表示装置23によって車両14の充電状態の確認や充電開始・停止等の制御を行うことができる。また、この充電機器27の電源は前記分電盤22とされている。
<蓄電池の設置構造>
次に、以上のようなホームエネルギーマネージメントシステム20における前記蓄電池システム11(12)の設置構造について説明する。
本実施の形態の蓄電池システム11の設置構造は、図5に示すように、住宅等の建物21内に蓄電池システム11が設置されてなる。
また、前記建物21内には、床43a上であって、かつ建物21内の居室21aと同等の環境に設定された前記蓄電池設置用の宅内設置部43が設けられている。
また、前記宅内設置部43の外壁43cには、前記蓄電池システム11から発生するガスを検知するガスセンサー44aに接続された換気装置44が設けられている。
前記建物21は、上述のように、壁、床および天井等によって複数のエリア(例えば、居間、台所、食堂、浴室、玄関、便所、寝室、和室、洋室、廊下、階段室、庭、駐車場等)に区画されている。
本実施の形態においては、図5に示すように、建物21の2階に居室21aと、蔵型収納室21bとが配置されている。
また、前記床43aは建物21の2階の床を指しており、前記外壁43cは建物21の外壁のうち、前記蔵型収納室21b部分の外壁を指している。
前記居室21aは、車庫や納屋など屋外と同環境な場所ではなく、洗面所や脱衣所など湿度の高い場所ではなく、屋根裏や何度、押入れなどの密閉空間で夏場の温度上昇の可能性のある場所ではなく、台所など油蒸気が存在する場所ではなく、あくまで居住者が普段いる場所であり、例えば建物21内の居間や寝室、子供部屋などを指している。
また、前記蔵型収納室21bは、前記建物21内に大型収納区画を形成するためのものであり、前記建物21内の床43aと、当該床43aの一部の上方に設けられた中間床43bとの間が、当該蔵型収納室21bとされている。
また、蔵型収納室21bは、前記居室21aと隣接配置され、前記宅内設置部43を含んで構成されている。
さらに、本実施の形態の蔵型収納室21bの天井高は0.8m〜1.4mの範囲で適宜変更可能である。この0.8m〜1.4mの天井高とは、人が前記蔵型収納室21bに入って、何とか作業ができる最低限の高さを確保するための高さ範囲であり、かつ、このように天井高を必要最小限に抑えることで、建物21の高さが高くなることによって隣接する建物に及ぼす日照減少等の影響を極力少なくすることができる高さ範囲である。
また、蔵型収納室21bの出入口は、前記居室21a側の壁に設けられており、物品の収納や、前記蓄電池システム11の設置の際は、この出入口が使用される。
前記換気装置44は、いわゆる換気扇であり、前記外壁43cに形成された専用の開口部に設置されている。この換気装置44は稼働することで、前記蔵型収納室21b内から外部へと排気できるように構成されている。
また、前記ガスセンサー44aは、前記表示装置23を介して前記換気装置44に接続されている。ガスセンサー44aは、前記蓄電池システム11からの発生ガスを検知したら即座に前記表示装置23へと信号を送る。そして、前記表示装置23は前記換気装置44へと稼働を指示する信号を即座に送り、換気装置44を稼働させる設定となっている。
前記宅内設置部43は、前記蔵型収納室21b内スペースの一画を指しており、上述のように前記蓄電池本体11bを上下方向に複数段積載可能な高さで、かつ前記蓄電池システム11を複数列並設可能な面積に設定されている。
前記蓄電池本体11bを上下方向に複数段積載可能な高さとは、前記蔵型収納室21bの高さ0.8m〜1.4mの範囲である。さらに、前記蓄電池システム11を複数列並設可能な面積とは、前記蓄電池システム11を並べて設置した際の幅方向の長さおよび奥行き方向の長さから求められる数値である。
なお、筺体の大きさ等も考慮に入れることが望ましい。
<蓄電池の制御システム>
次に、以上のような電力システム、延いてはホームエネルギーマネージメントシステム20における前記蓄電池システム11(12)の制御システムについて説明する。
なお、本実施の形態における蓄電池システム11(12)が、本発明の蓄電池11(12)に相当する。以下の説明においては、上述の電力システムの実施例1に即し、蓄電池システム11と称するものとする。
本実施の形態の蓄電池システム11の制御システムは、前記太陽電池アレイ10と、前記系統電力42に接続された前記分電盤22と、前記太陽電池アレイ10による発電電力または前記分電盤22側から供給される系統電力42を充電する蓄電池システム11と、を備える前記電力システムに適用されるものである。
そして、この蓄電池システム11の制御システムは、第一充電モードM1と、第二充電モードM2と、を有する。
前記第一充電モードM1は、図8に示すように、予め設定された充電時間帯に系統電力42を前記蓄電池システム11に充電し、予め設定された放電時間帯に充電電力を前記分電盤22に接続される家庭内負荷側に放電し、これらの充放電時間帯の間に前記蓄電池システム11の充放電を休止する設定となっている。
前記第二充電モードM2は、図9に示すように、昼間の時間帯の余剰な前記太陽電池アレイ10の発電電力を前記蓄電池システム11に充電し、その余剰な発電電力を貯めて前記蓄電池システム11が満充電になってから、前記蓄電池システム11から充電電力を前記分電盤22に接続される家庭内負荷側に放電する設定となっている。
まず、図8等を参照して、前記第一充電モードM1について、より詳細に説明する。
前記電力システムにおいて第一充電モードM1が選択されると、予め設定された充電時間帯に、前記系統電力42の前記蓄電池システム11への充電が行われる。なお、モード選択は、図10に示すように、前記表示装置23の表示部23aに表示された「おやすみ充電(夜間)」オブジェクト48を操作部23bで選択することによって行われる。
さらに、第一充電モードM1作動中は、図11に示すような、第一充電モードM1を表す画面が表示される。図11には、前記建物21を表す建物オブジェクト58や前記蓄電池システム11を表す蓄電池オブジェクト59が含まれている。また、操作部23bには、前記蓄電池システム11を自動運転させるための「運転」アイコン60や、前記蓄電池システム11を手動運転させるための「放電」アイコン61・「蓄電」アイコン62等が適宜表示されている。
ここで、予め設定された充電時間帯とは、一日のうちで電力使用料(電力単価)が安価な時間帯を指しており、本実施の形態においては深夜電力の時間帯となっている。
より具体的には、「23:00(午後11時)〜7:00(午前7時)」が本実施の形態における充電時間帯とされている。
また、第一充電モードM1においては、予め設定された放電時間帯に、充電電力の前記家庭内負荷側への放電が行われる。
ここで、予め設定された放電時間帯とは、一日のうちで電力使用料(電力単価)が高価な時間帯を指しており、本実施の形態においては昼間の時間帯となっている。
より具体的には、「9:00(午前9時)〜22:00(午後10時)」が本実施の形態における放電時間帯とされている。
また、第一充電モードM1においては、充放電時間帯の間、すなわち充電時間帯と放電時間帯との間に、前記蓄電池システム11の充放電を休止している。当該充放電を休止する時間帯を、以下、休止時間帯と称する。
本実施の形態における休止時間帯は、前記充電時間帯と前記放電時間帯との合間の時間帯を指している。
より具体的には、「7:00(午前7時)〜9:00(午前9時)」と、「22:00(午後10時)〜23:00(午後11時)」が本実施の形態における二つの休止時間帯とされている。
以上のような時間帯に設定された充電時間帯、放電時間帯、休止時間帯とによれば、安価な深夜電力を前記蓄電池システム11に充電でき、電力単価の高い昼間に充電電力を放電できる。
そして、前記充電時間帯と前記放電時間帯との間に、前記蓄電池システム11の充放電を休止するので、休みなく前記蓄電池システム11を使い続けることがなくなる。
なお、以上の各種時間帯は、前記蓄電池本体11bとしてリチウムイオン二次電池を採用した点も加味された上で設定されている。すなわち、リチウムイオン二次電池の場合、例えば鉛蓄電池よりも放電時間が長いため、放電時間帯も長く設定される。ただし、本実施の形態の蓄電池本体11bをリチウムイオン二次電池のみ限定するものではなく、適宜変更可能であることは言うまでもない。
本実施の形態の第一充電モードM1の制御は、前記表示装置23によって行われており、図12に示すように、充電時間帯(蓄電時間帯)の時間と、放電時間帯の時間とを予め設定しておき、この設定時間に基づいて制御が行われる。休止時間帯は、充電時間帯の時間と、放電時間帯との間の時間が自動的に設定される。
時間設定を行う際は、図10に示す「時間帯設定」オブジェクト50を選択して、図12の画面を表示する。そして、上下の操作アイコン52,53を選択して、時間の設定を行うようにする。
また、上述のように、前記蓄電池本体11bとしてリチウムイオン二次電池を採用する場合と、前記鉛蓄電池を採用する場合とでは放電時間の差があるため、前記表示装置23に蓄電池の種類が登録された状態となっているものとする。
続いて、図9等を参照して、前記第二充電モードM2について、より詳細に説明する。
前記電力システムにおいて第二充電モードM2が選択されると、昼間の時間帯に、余剰な前記太陽電池アレイ10の発電電力を前記蓄電池システム11に充電することが行われる。さらに、その余剰な発電電力を貯めて前記蓄電池システム11が満充電になってから、前記蓄電池システム11から充電電力を前記分電盤22に接続される家庭内負荷側に放電することが行われる。
すなわち、前記太陽電池アレイ10の余剰電力を充電して家庭内で消費する、地産地消型の充電モードとされている。
なお、モード選択は、図10に示すように、前記表示装置23の表示部23aに表示された「おひさま充電(日中)」オブジェクト49を操作部23bで選択することによって行われる。
ここで、前記余剰な発電電力とは、前記太陽電池アレイ10による発電電力(瞬時値)から、前記家庭内負荷における消費電力(瞬時値)を差し引いた電力を指している。
また、余剰ではない分の発電電力は、前記家庭内負荷側に供給されて消費される。
すなわち、前記太陽電池アレイ10によって発電された電力は、前記蓄電池システム11を通過して前記分電盤22側へと供給される際に、前記家庭内負荷における消費電力量と同等の発電電力は前記分電盤22側に供給され、余剰な分の発電電力が前記蓄電池システム11の蓄電池本体11bに供給されることとなる。
例えば曇天・雨天時などにおいて余剰分の発電電力が生じない場合は、前記蓄電池本体11b側への発電電力の供給は行われずに、前記分電盤22側へと供給される。
この時、制御を行う上では前記余剰な発電電力(すなわち、充電電力)は「マイナス(−)値」とされている。
また、太陽光がない夜間においては、前記太陽電池アレイ10は発電しないため、制御を行う上では、前記家庭内負荷における消費電力量がそのまま「マイナス値」の余剰な発電電力(すなわち、充電電力)として扱われることとなる。
本実施の形態の第二充電モードM2の制御は、前記表示装置23によって行われており、前記蓄電池システム11の詳細を予め設定しておき、この設定に基づいて制御が行われる。
なお、以上のような第二充電モードM2においては、前記蓄電池システム11に充電される電力は、前記太陽電池アレイ10による発電電力から、前記家庭内負荷における消費電力の量を差し引いた分の余剰な発電電力とされていることから、前記家庭内負荷における消費電力を節約すればするほど、前記蓄電池システム11への充電時間を短縮できたり、コストを低減させたりすることが可能となる。
なお、前記第一充電モードM1において前記蓄電池システム11から放電される充電電力は基本的には系統電力42から供給された電力である。また、前記第二充電モードM2において前記蓄電池システム11から放電される充電電力は基本的には前記太陽電池アレイ10による発電電力である。しかしながら、前記蓄電池システム11に電力が充電された状態で、前記第一充電モードM1と前記第二充電モードM2とを切り替えた場合は、直流電力である以外に差はない。
なお、本実施の形態においては、説明の便宜上、前記蓄電池システム11を例に挙げて説明したが、これに限られるものではなく、前記蓄電池システム12を採用してもよいものとする。
以上のような本実施の形態によれば、前記第一充電モードM1によって前記蓄電池11を制御することによって、予め設定された充電時間帯に前記系統電力42を充電できるので、前記充電時間帯を深夜帯とすれば、安価な深夜電力を前記蓄電池11に充電でき、電力単価の高い昼間に充電電力を放電できる。そして、前記充電時間帯と前記放電時間帯との間に、前記蓄電池11の充放電を休止するので、休みなく前記蓄電池11を使い続けることがなくなる。これによって前記蓄電池11の有効寿命の低減を抑制できる。
さらに、前記第二充電モードM2によって前記蓄電池11を制御することによって、前記太陽電池アレイ10による余剰な発電電力を前記蓄電池11に充電して、家庭内で消費することができる。また、その余剰な発電電力を貯めて前記蓄電池11が満充電になってから、充電電力を前記家庭内負荷側に放電するので、充放電回数を減らすことでき、これによって前記蓄電池11の有効寿命の低減を抑制できる。
しかも、前記第一充電モードM1と前記第二充電モードM2とを選択できるので、系統電力の使用量削減を図る上で、居住者の要望に合わせて対応しやすい。
また、前記第一充電モードM1の前記放電時間帯において、前記蓄電池11の放電を停止するための基準の数値を、前記蓄電池11が備える前記双方向インバータ11cから求めることができるので制御しやすい。
また、前記第二充電モードM2は、昼間であって、かつ前記家庭内負荷よりも前記太陽電池アレイ10による発電電力が大きい場合に、その余剰な発電電力を前記蓄電池11に充電し、前記家庭内負荷が、前記太陽電池アレイ10による発電電力よりも大きい場合に前記蓄電池11から放電を行うように設定されているので、太陽光の不足時に充電電力を使用できる。これによって、余剰な発電電力で電力単価の高い昼間の電力供給を補うことができるので、前記系統電力42の買電量を抑制できる。
10 太陽電池アレイ
10a パワーコンディショナー
11 蓄電池システム
11a コンバータ
11b 蓄電池本体
11c 双方向インバータ
12 蓄電池システム
12b 蓄電池本体
12c 双方向インバータ
13 重要負荷分電盤
14 車両
14a 車両用蓄電池
20 ホームエネルギーマネージメントシステム
21 建物
21a 居室
21b 蔵型収納室
22 分電盤
23 表示装置
43 宅内設置部
43a 床
43b 中間床
43c 外壁
44 換気装置
44a ガスセンサー
48 「おやすみ充電(夜間)」オブジェクト
49 「おひさま充電(日中)」オブジェクト
50 「時間帯設定」オブジェクト
51 「備蓄量設定」オブジェクト
52 上操作アイコン
53 下操作アイコン
M1 第一充電モード
M2 第二充電モード

Claims (3)

  1. 太陽電池アレイと、
    系統電力に接続された宅内の分電盤と、
    前記太陽電池アレイによる発電電力または前記分電盤側から供給される系統電力を充電する蓄電池と、
    を備える電力システムにおける前記蓄電池の制御システムであって、
    予め設定された充電時間帯に系統電力を前記蓄電池に充電し、予め設定された放電時間帯に充電電力を前記分電盤に接続される家庭内負荷側に放電し、これらの充放電時間帯の間に前記蓄電池の充放電を休止する第一充電モードと、
    昼間の時間帯の余剰な前記太陽電池アレイの発電電力を前記蓄電池に充電し、その余剰な発電電力を貯めて前記蓄電池が満充電になってから、前記蓄電池から充電電力を前記分電盤に接続される家庭内負荷側に放電する第二充電モードと、を有することを特徴とする蓄電池の制御システム。
  2. 請求項1に記載の蓄電池の制御システムにおいて、
    前記蓄電池は、前記太陽電池アレイに付属するパワーコンディショナーと前記分電盤とに接続され、直流電力と交流電力との双方向の変換を行う双方向インバータと、
    前記双方向インバータに接続される蓄電池本体と、を有しており、
    前記第一充電モードの前記放電時間帯では、前記家庭内負荷における消費電力が、前記双方向インバータの出力最小値を下回った場合に前記蓄電池の放電を停止することを特徴とする蓄電池の制御システム。
  3. 請求項1または2に記載の蓄電池の制御システムにおいて、
    前記第二充電モードは、
    昼間であって、かつ前記家庭内負荷よりも前記太陽電池アレイによる発電電力が大きい場合に、その余剰な発電電力を前記蓄電池に充電し、
    前記家庭内負荷が、前記太陽電池アレイによる発電電力よりも大きい場合に前記蓄電池から放電を行うように設定されていることを特徴とする蓄電池の制御システム。
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