JP5903607B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、複数の二次電池を備えた電池パックに関する。
複数の電池をケースに収容して、所定の電圧及び容量を出力できるようにした電池パックは、種々の機器、車両等の電源として広く使用されている。また、汎用的な電池を並列・直列接続して、所定の電圧及び容量を出力する組電池をモジュール化し、この電池モジュールを種々組み合わせることによって、多種多様な用途に対応可能とする技術が採用され始めている。このモジュール化技術は、電池モジュールに収容する電池を高性能化することによって、電池モジュール自身の小型・軽量化が図られるため、電池パックを組み立てる際の作業性が向上する。さらに、車両等の限られた空間へ搭載する際の自由度が向上するなど、様々なメリットも有する。
一方、電池パックに収容する電池の高性能化に伴い、電池単体の安全性確保に加え、複数の電池が集合した電池パックにおける安全性確保も重要になってくる。特に、電池内での内部短絡等による発熱でガスが発生し、安全弁が作動して高温ガスが電池外に放出された場合、周辺の電池が高温ガスに曝されると、正常な電池にまで影響を与え、連鎖的な劣化を引き起こすおそれがある。
このような問題に対して、特許文献1には、複数の電池を収容しているケースを、区画壁によって、電池を収容する電池室と、電池から放出される高温ガスを排気する排出室とに区画するとともに、電池の安全弁の開口部を排気室に連通させた構成の排気機構を備えた電源装置が記載されている。排気機構をこのように構成することによって、異常時に電池の安全弁から放出される高温ガスを電池室に流入させることなく排気室に流入させて、ケースの排出口からケース外に排出させることができる。これにより、電池室に高温ガスが充満することで周辺の電池が高温状態に曝されることを防止でき、正常な電池に与える影響を低減することができる。
特開2007−27011号公報
特許文献1に記載された排気機構は、排気室を電池室と隔離することによって、電池の開口部から排出室に流入した高温ガスが電池と接触することを防止できるため、正常な電池の連鎖的な劣化を低減できる点では優れている。
ところで、安全弁が作動する事象には、いくつかの原因がある。例えば、通常使用時においては、高温保存や繰り返しの充放電に伴う電池内圧の上昇によって安全弁が作動する。この場合、安全弁から電解液や可燃ガスが排出される。また、内部短絡等の異常時においては、初期段階では、電池内部で比較的低温でかつ緩やかにガスが発生することによって安全弁が作動する。この場合、安全弁から電解液や可燃ガスが排出されるが、その以後、電池内部で高温ガスが急激に発生して、安全弁から高温ガスが排出される。
しかしながら、特許文献1に記載された複数の電池の安全弁は、1つの共通した排気室に連通している。そのため、異常の発生した電池の安全弁が作動して、高温ガスが排気室内に排出されたとき、異常の発生した電池から初期段階で排出された電解液や可燃ガスが排気室内に残存している可能性がある。あるいは、通常使用時に安全弁が作動した他の電池から排出された電解液や可燃ガスが排気室内に存在している可能性がある。
このような場合、異常の発生した電池の安全弁から排気室に排出された高温ガスが、既に排気室内に存在している電解液や可燃ガスと混合し、その結果、可燃ガス等と急激な反応が起こり、周辺の電池や電池パックを搭載した機器等に熱的影響を及ぼすおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みなされたものであり、その主な目的は、複数の二次電池を備えた電池パックにおいて、電池から排出された電解液や可燃ガスと高温ガスとが排気経路内で混合することを防ぎ、周辺の電池や電池パックを搭載した機器等に熱的影響を及ぼすことを低減することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電池パックは、向きを揃えて配列された複数の素電池を備え、各素電池は、第1の安全弁と、該第1の安全弁よりも作動圧の高い第2の安全弁を有し、各素電池の第1の安全弁は、それぞれ第1の排気経路に接続され、各素電池の第2の安全弁は、それぞれ第2の排気経路に接続され、第1の排気経路と第2の排気経路とは、互いに空間的に分離されており、第1の安全弁が作動したときの該第1の安全弁の開口面積は、第2の安全弁が作動したときの該第2の安全弁の開口面積に対して、10分の1以下であることを特徴とする。
このようにすると、通常使用時の電池内部の圧力上昇や、異常時の初期段階における緩やかなガスの発生によって、作動圧の低い第1の安全弁が作動し、第1の安全弁から排出される電解液や可燃ガスは、第1の安全弁に接続された第1の排気経路に流入し、さらに電池パック外に排出される。一方、異常時の急激な高温ガスの発生によって、作動圧の高い第2の安全弁が作動し、第2の安全弁から排出される高温ガスは、第2の安全弁に接続された第2の排気経路に流入し、さらに電池パック外に排出される。すなわち、電池から排出されるガス等の状態に応じて、作動圧の異なる2つ安全弁を電池に設け、かつ、2つの安全弁を、互いに空間的に分離された2つ排気経路に接続することによって、電池から排出された高温ガスと、電解液や可燃ガスとを互いに分離して、それぞれ電池パック外に排出することができる。これにより、排気経路に排出された高温ガスが、排気経路内で、電解液や可燃ガスと混合するのを防止でき、周辺の電池や電池パックを搭載した機器等に熱的影響を及ぼすのを低減することができる。
本発明によれば、複数の二次電池を備えた電池パックにおいて、異常時に排気経路に排出された高温ガスが、排気経路内で電解液や可燃ガスと混合するのを防止することができ、これにより、周辺の電池や電池パックを搭載した機器等に熱的影響を及ぼすのを低減することができる。
(a)は、本発明の一実施形態における電池パックに使用する素電池の構成を示した断面図、(b)は、本実施形態における電池パックに使用する素電池の底面図である。 本発明の一実施形態における電池パックの構成を示した断面図である。 本発明の他の実施形態における素電池の構成を示した断面図である。 本発明の他の実施形態における素電池の構成を示した断面図である。 (a)〜(c)は、本発明の他の実施形態における素電池の安全弁の作動を説明した断面図である。 本発明の他の実施形態における電池パックの構成を示した断面図である。 本発明の他の実施形態における電池パックの構成を示した断面図である。 本発明の他の実施形態における電池パックの構成を示した断面図である。 本発明の他の実施形態における電池パックの構成を示した断面図である。 本発明の他の実施形態における電池パックの構成を示した断面図である。
本発明の電池パックは、向きを揃えて配列された複数の二次電池を備え、各二次電池は、第1の安全弁と、該第1の安全弁よりも作動圧の高い第2の安全弁を有し、各二次電池の第1の安全弁は、それぞれ第1の排気経路に接続され、各二次電池の第2の安全弁は、それぞれ第2の排気経路に接続され、第1の排気経路と第2の排気経路とは、互いに空間的に分離されている。
このように、電池から排出されるガス等の状態に応じて、電池に、作動圧の異なる2つの安全弁を設け、かつ、2つの安全弁を、互いに空間的に分離された2つの排気経路に接続することによって、排気経路に排出された高温ガスが、排気経路内で、電解液や可燃ガスと混合するのを防止できるため、周辺の電池や電池パックを搭載した機器等に熱的影響を及ぼすのを低減することができる。
本発明において、第1の安全弁が作動したときの単位時間当たりのガス排出量は、第2の安全弁が作動したときの単位時間当たりのガス排出量よりも小さいことが好ましい。
これにより、電池内で発生した高温ガスの圧力が上昇して、第2の安全弁が作動したとき、高温ガスは、もっぱら第2の排気経路に排出され、第1の排気経路にはほとんど排出されない。仮に、高温ガスが第1の排気経路に排出されても、高温ガスの量が少なく、熱容量としては非常に小さいため、高温ガスの熱は、第1の排気経路を構成する部材や、第1の排気経路内に存在する空気等に吸収されて、高温ガスの温度は、電解液や可燃ガスと急激な反応をするだけの温度を保つことができない。その結果、万一、第1の排気経路に高温ガスが排気されても、第1の排気経路に存在する電解液や可燃ガスと混合して、急激な反応をするのを防止することができる。
また、第1の安全弁が作動したときの該第1の安全弁の開口面積は、第2の安全弁が作動したときの該第2の安全弁の開口面積よりも小さいことが好ましい。これにより、第1の安全弁が作動したときの単位時間当たりのガス排出量を、第2の安全弁が作動したときの単位時間当たりのガス排出量よりも小さいことを容易に実現することができる。
ここで、第1の安全弁が作動したときの該第1の安全弁の開口面積は、第2の安全弁が作動したときの該第2の安全弁の開口面積に対して、10分の1以下、より好ましくは、20分の1以下であることが好ましい。これにより、電池内で発生した高温ガスの圧力が上昇して、第2の安全弁が作動したとき、第1の排気経路に高温ガスが排出されるのを、ほとんど抑制することができる。
また、第1の安全弁は、少なくとも、第2の安全弁の作動時に閉塞していることが好ましい。これにより、電池内で発生した高温ガスの圧力が上昇して、第2の安全弁が作動したとき、第1の排気経路に高温ガスが排出されるのを確実に防止することができる。その結果、第1の排気経路内で、高温ガスが電解液や可燃ガスと混合して、急激な反応をするのを確実に防止することができる。
ある好適な実施形態において、複数の二次電池はケース内に収容されており、第1の安全弁は、二次電池の一端側に設けられており、第2の安全弁は、二次電池の他端側に設けられており、ケースは、二次電池の一端側に配設された第1の区画壁、及び二次電池の他端側に配設された第2の区画壁によって、第1の排気経路、複数の素電池を収容する収容部、及び第2の排気経路に区画されている。これにより、第1の排気経路と第2の排気経路とを、互いに空間的に分離することができる。
また、第1の排気経路内または第2の排気経路内に、ガス吸収剤、消火剤又は冷却剤の少なくともいずれかが設置されていることが好ましい。これにより、第1の安全弁が作動したとき、第1の排気経路に排出された電解液や可燃ガスは、ガス吸収材により、速やかに吸収されるため、第1の排気経路内に残留する電解液や可燃ガスの量を大幅に減少させることができる。その結果、第2の安全弁が作動し、高温ガスの一部が第1の排気経路に排出されても、高温ガスが電解液や可燃ガスと急激に反応するのを防止することができる。また、万一、高温ガスが電解液や可燃ガスと急激な反応が起こった場合でも、消火剤により、速やかにその反応が停止されるため、周辺の電池や電池パックを搭載した機器等に熱的影響を及ぼすのを低減することができる。
また、第1の排気経路内または第2の排気経路内に、温度センサ又はガス検知センサの少なくともいずれかが設置されていることが好ましい。これにより、第1の排気経路内に電解液や可燃ガスが流入した場合や、第2の排気経路内に高温ガスが流入した場合において、排気経路内に設置したセンサにより電池パック内の異常を検知することができる。その結果、電池パックで異常が発生した場合、電池パックが搭載された機器等に対して迅速に安全処置を施すことができる。
また、第2の排気経路の少なくとも一部は、耐熱材または難燃材で構成されていることが好ましい。これにより、第2の排気経路に高温ガスが流入した場合において、高温ガスの熱による第2の排気経路の変形や損傷により、高温ガスが、素電池を収容する収容部や、収容部を介して第1の排気経路に流出することを防止することができる。その結果、収容部に収容された素電池が高温ガスに爆されることや、第1の排気経路内に存在する電解液や可燃ガスが高温ガスと混合することを防止できる。
また、第2の排気経路は、第1の排気経路よりも気密性の高い構造となっていることが好ましい。これにより、第2の排気経路に高温ガスが流入した場合において、高温ガスが、素電池を収容する収容部や、収容部を介して第1の排気経路に流出することを防止することができる。その結果、収容部に収容された素電池が高温ガスに爆されることや、第1の排気経路内に存在する電解液や可燃ガスが高温ガスと混合することを防止できる。
また、第1の排気経路は、第1の安全弁から排出されたガスを外部に排出する第1の排出口を有し、第2の排気経路は、第2の安全弁から排出されたガスを外部に排出する第2の排出口を有し、第2の排気経路を通過するガスの圧力損失は、第1の排気経路を通過するガスの圧力損失よりも小さいことが好ましい。これにより、第2の排気経路内に高温ガスが流入した場合、第2の排気経路内のる圧力上昇を低く抑えることができ、第2の排気経路の変形や損傷を防止できる。その結果、高温ガスが、素電池を収容する収容部や、収容部を介して第1の排気経路に流出することを防止でき、収容部に収容された素電池が高温ガスに爆されることや、第1の排気経路内に存在する電解液や可燃ガスが高温ガスと混合することを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。また、本発明の効果を奏する範囲を逸脱しない範囲で、適宜変更は可能である。さらに、他の実施形態との組み合わせも可能である。
<素電池>
図1(a)、(b)は、本発明の実施形態に係る電池パックに使用する素電池100の構成を模式的に示した断面図である。(以下、電池パックに使用する電池を、「素電池」と呼ぶ)。
本発明の電池パックに使用する素電池100は、例えば、図1(a)に示すような、円筒形のリチウムイオン二次電池を採用することができる。一般的にリチウムイオン二次電池は、内部短絡等の発生により電池内の圧力が上昇したとき、ガスを電池外に放出する安全機構を備えている。以下、図1(a)、(b)を参照しながら、素電池100の具体的な構成を説明する。
図1(a)に示すように、正極1と負極2とがセパレータ3を介して捲回された電極群4が、非水電解液(図示せず)とともに、電池ケース7に収容されている。電極群4の上下には、絶縁板9、10が配され、正極1は、正極リード5を介してフィルタ12に接合され、負極2は、負極リード6を介して負極端子を兼ねる電池ケース7の底部に接合されている。
フィルタ12は、インナーキャップ13接続され、インナーキャップ13の突起部は、金属製の排気弁14に接合されている。さらに、排気弁14は、正極端子を兼ねる端子板8に接続されている。そして、端子板8、排気弁14、インナーキャップ13、及びフィルタ12が一体となって、ガスケット11を介して、電池ケース7の開口部を封口している。
排気弁14には、素電池内の圧力が所定値に達したときに破断する薄肉部14aが形成されている。また、排気弁14が破断した場合に、素電池内に発生したガスを外部に排出させるために、フィルタ12にはフィルタ穴12aが、インナーキャップ13には開口部13aが、端子板8には排気口8aがそれぞれ形成されている。この排気弁14とフィルタ12、インナーキャップ13、端子板8とで第1の安全弁が構成されている。このため、第1の安全弁の作動圧力は薄肉部14aが破断する圧力となる。また、第1の安全弁の開口面積は、素電池内部で発生したガスの通過経路であるフィルタ穴12a、開口部13a、排気口8aおよび薄肉部14aの破断により形成される開口部の最小面積で決まる。
また、図1(b)に示すように、電池ケース7の底部には、電池内の圧力が所定値に達したときに破断する薄肉刻印部15aが形成され、この電池ケース7の底部に形成された薄肉刻印部15aで第2の安全弁が構成されている。
ここで、電池ケース7の底部に形成された薄肉刻印部15aの破断圧力は、排気弁14に形成された薄肉部14aの破断圧力よりも大きくなるように形成されている。すなわち、第2の安全弁の作動圧は、第1の安全弁の作動圧よりも高く設定されている。また、電池ケース7の底部に形成された薄肉刻印部15aが破断したときに電池ケース7に形成される開口面積が第2の安全弁の開口面積となる。
素電池100内の圧力が上昇すると、排気弁14が端子板8に向かって膨れ、インナーキャップ13と排気弁14との接合がはずれると、電流経路が遮断される。さらに素電池100内の圧力が上昇すると、排気弁14が破断する。これによって、素電池100内に発生したガスは、フィルタ12のフィルタ穴12a、インナーキャップ13の開口部13a、排気弁14の薄肉部14aの破断部、そして、端子板8の排気口8aを介して、外部へ排出される。
なお、本発明において「安全弁」は、電池内の圧力が上昇したときに、電池内に発生したガスを電池外に排気する機能を備えた機構を含み、図1(a)、(b)で例示した形態に必ずしも限定されない。例えば、他の安全弁の構成として、特定圧力で開裂するガスケットやパッキンで電池を密閉する構成や、電池ケースの開口部に押しつけられた樹脂やスプリング等の弾性体で電池を密閉し、電池内の圧力上昇による弾性体の変形で生じる隙間からガスを外部に排気する構成等を採用することができる。
<電池パック>
図2は、本発明の一実施形態における電池パック200の構成を模式的に示した断面図である。
電池パック200は、複数の素電池100がパックケース20内に収容された構成を有している。なお、素電池100は、向きを揃えて配列されており、それぞれ、収容部30の内部に形成されたスペーサ40によって、規制された位置に固定されている。また、素電池100は、図1(a)、(b)に示したように、素電池100内に発生したガスを素電池外に排出する第1の安全弁の解放部である排気口8aと、第2の安全弁の解放部である薄肉刻印部15aを備えている。
パックケース20は、複数の素電池100の一端側(本実施形態では、端子板8側)に配設された第1の区画壁51および、素電池100の他端側(本実施形態では、薄肉刻印部15a側)に配設された第2の区画壁61によって、複数の素電池100を収容する収容部30、素電池100の排気口8aから排出されるガスを第1の排出口53からパックケース20外に排気する第1の排気経路50、及び素電池100の薄肉刻印部15a側から排出されるガスを第2の排出口63からパックケース20外に排気する第2の排気経路60に区画されている。これにより、第1の排気経路50と、第2の排気経路60とは、互いに空間的に分離されている。また、第1の排出口53と第2の排出口63は、パックケース20の異なる側面に形成されており、それぞれの排出口から排気されるガスが混合し難い配置となっている。
そして、素電池100の排気口8aは、第1の区画壁51に形成された第1の接続経路54を介して第1の排気経路50に連通しており、第1の排気経路50は、第1の区画壁51とパックケース20の上蓋となる第1の外装板52との間で形成されている。同様に、素電池100の薄肉刻印部15aは、第2の区画壁61に形成された第2の接続経路64を介して第2の排気経路60に連通しており、第2の排気経路60は、第2の区画壁61とパックケース20の下蓋となる第2の外装板62との間で形成されている。
なお、第1の区画壁51と第2の区画壁61は、素電池100の端部(本実施形態では、端子板8側の端部と電池ケース7の底部の端部)に密着して配設されるため、収容部30は、第1の区画壁51と第2の区画壁61により密閉状態になっている。そのため、素電池100の排気口8aおよび薄肉刻印部15aから放出されたガスが収容部30に流入することはない。
このようにすると、電池パック200の通常使用時(高温環境下での長期保存や長期間の充放電を含む)に素電池100において内圧の上昇が発生した場合、電池ケース7の底部に形成された薄肉刻印部15aよりも破断圧力が低い、排気弁14に形成された薄肉部14aが優先的に破断し、第1の安全弁の解放部である排気口8aから電池内部の電解液や可燃ガスが第1の区画壁51に形成された第1の接続経路54を介して第1の排気経路50に放出される。
また、電池の内部短絡や過充電等の異常時、初期の緩やかなガス発生時においても同様に、排気口8aから電池内部の電解液や可燃ガスが第1の排気経路50に放出される。また、異常時の急激なガス発生時においては、素電池100内部の圧力も急激に増大するため、破断圧力が高い電池ケース7の底部に形成された薄肉刻印部15aも破断し、第2の安全弁の解放部である薄肉刻印部15aから高温ガスが第2の区画壁61に形成された第2の接続経路64を介して第2の排気経路60に放出される。
従って、電池パック200に収容されたいずれかの素電池100で異常が発生し高温ガスを放出した場合、高温ガスは第2の排気経路60を通過し第2の排出口63から電池パック200の外部に排出される。この際、素電池100で高温ガスが発生する以前に素電池100または周辺の電池から排出された電解液や可燃ガスは第1の排気経路50通過し第1の排出口53から電池パック200の外部に排出されているため、電池パック200の内部で高温ガスと電解液や可燃ガスが混合して急激な反応が起こり、周辺の電池およびパック搭載機器に熱的影響を及ぼすことを防ぐことができる。
以上、説明したように、本発明における電池パック200は、向きを揃えて配列された複数の素電池(二次電池)100を備え、各素電池100は、第1の安全弁と、第1の安全弁よりも作動圧の高い第2の安全弁を有し、各素電池100の第1の安全弁は、それぞれ第1の排気経路50に接続され、各素電池100の第2の安全弁は、それぞれ第2の排気経路60に接続され、第1の排気経路50と第2の排気経路60とは、互いに空間的に分離されている。
このように、素電池100から排出されるガス等の状態に応じて、素電池100に、作動圧の異なる2つの安全弁を設け、かつ、2つの安全弁を、互いに空間的に分離された2つの第1及び第2排気経路50、60に接続することによって、第2の排気経路60に排出された高温ガスが、第1の排気経路50内で、電解液や可燃ガスと混合するのを防止できる。これにより、周辺の電池や電池パックを搭載した機器等に熱的影響を及ぼすのを低減することができる。
本発明において、第1の安全弁が作動したときの単位時間当たりのガス排出量は、第2の安全弁が作動したときの単位時間当たりのガス排出量よりも小さいことが好ましい。
これにより、素電池100内で発生した高温ガスの圧力が上昇して、第2の安全弁が作動したとき、高温ガスは、もっぱら第2の排気経路60に排出され、第1の排気経路50にはほとんど排出されない。仮に、高温ガスが第1の排気経路50に排出されても、高温ガスの量が少なく、熱容量としては非常に小さいため、高温ガスの熱は、第1の排気経路50を構成する部材や、第1の排気経路50内に存在する空気等に吸収されて、高温ガスの温度は、電解液や可燃ガスと急激な反応をするだけの温度を保つことができない。その結果、万一、第1の排気経路50に高温ガスが排気されても、第1の排気経路50に存在する電解液や可燃ガスと混合して、急激な反応をするのを防止することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の他の実施形態における素電池及び電池パックの構成を説明する。
図3は、本発明の他の実施形態における素電池102の構成を示した断面図である。図3に示すように、素電池102においては、フィルタ12のフィルタ穴12aを、電池ケース7の薄肉刻印部15aの破断により形成される第2の安全弁の開口面積より小さくなるように構成している。ここで、前述したように、第1の安全弁の開口面積は、素電池内部で発生したガスの通過経路であるフィルタ穴12a、開口部13a、排気口8aおよび薄肉部14aの破断により形成される開口部の最小面積で決まる。本実施形態においては、フィルタ穴12aの開口面積が第1の安全弁の開口面積となるように構成されている。
ここで、素電池内部で高温ガスが発生した場合において、第1の安全弁および第2の安全弁から排出される高温ガスの単位時間当たりの排出量は、安全弁の開口面積にほぼ比例することがわかっている。そのため、第2の安全弁の開口面積に対して第1の安全弁の開口面積が小さくなるほど、第1の安全弁から第1の排気経路50内に排出される高温ガスの排出量は低減される。
本願発明者らは鋭意検討を重ねた結果、第1の安全弁の開口面積が第2の安全弁の開口面積の10分の1以下、より好ましくは20分の1以下であれば、素電池内で発生した高温ガスが第1の排気経路50内に排出された場合においても、第1の排気経路50内の電解液や可燃ガスと高温ガスが混合することによる急激な反応が起こりえないことを発見した。
これは、第1の安全弁の開口面積を第2の安全弁の開口面積に対して十分に小さくすることで、第1の排気経路50内に排出された高温ガスの持つ熱量が、第1の排気経路50内の空気やガスおよび第1の排気経路50を構成する部材により吸熱され、第1の排気経路50内に排出された高温ガスが電解液や可燃ガスと急激に反応するだけの温度を保てないためであると考えられる。
このため、電池パック200を、第1の安全弁の開口面積が第2の安全弁の開口面積より小さい(好ましくは10分の1以下、より好ましくは20分の1以下)素電池102が収容されている構成にすると、なんらかの理由で、素電池101の第1の安全弁から電解液や可燃ガスが第1の排気経路50内に排出され、その後、第2の安全弁から高温ガスが第2の排気経路60内に排出されるような場合、素電池102内で発生した高温ガスが第1の排気経路50内に第1の安全弁の開口部である排気口8aから流入した場合においても、第1の安全弁の開口面積(本実施形態ではフィルタ穴12aの開口面積)が第2の安全弁の開口面積(本実施形態では薄肉刻印部15aが破断したときに電池ケース7に形成される開口面積)に対して十分に小さいため、多くの高温ガスは第2の安全弁の開口部である薄肉刻印部15aから第2の排気経路60内に流入し、第1の排気経路50内に流入した少量の高温ガスは経路内で冷却される。これにより、第1の排気経路50内に流入した電解液や可燃ガスと高温ガスが混合して急激な反応が起こり、周辺の電池およびパック搭載機器に熱的影響を及ぼすことを防ぐことができる。
図4は、本発明の他の実施形態における素電池101の構成を示した断面図である。図4に示すように、素電池101においては、第1の安全弁の解放部である排気口8aが端子板8の中心部に設けられている。第1の安全弁をこのような構成にすることにより、第1の安全弁は第2の安全弁の作動時に閉塞することになる。
図5(a)〜(c)を参照しながら、本実施形態における素電池101における安全弁の作動を説明する。
図5(a)は、ガス発生の初期段階において、第1の安全弁が作動した状態を示した図である。過充電等により素電池の温度が次第に上昇し、密閉された電池ケース7内で電解液が気化あるいは分解する等により、電池内の圧力が排気弁14の薄肉部14aの破断圧力(第1の安全弁の作動圧)を超えると、薄肉部14aが破断する。これにより、素電池内の圧力が、フィルタ12のフィルタ穴12a、インナーキャップ13の開口部13a、排気弁14の薄肉部14aの破断部、及び端子板8の排気口8aを介して、素電池外に開放される。この段階におけるガス発生は比較的低温かつ緩やかであり、排気弁14の薄肉部14aが破断することにより、電解液や可燃性のガスが端子板8の排気口8aを通って電池外に排気される。
図5(b)は、電池がさらに高温状態となって、電池内部で急速な化学反応が起こり、高温ガスが急激に発生した段階において、第1の安全弁が閉塞した状態を示した図である。この段階において、破断した排気弁14の一部は、大量に噴出する高温ガスによる圧力の上昇によって変形して、端子板8側に押上げられることによって、排気口8aを閉塞する。なお、排気口8aを破断した排気弁14の一部で閉塞するには、排気弁14の破断部端部が端子板8に当接される必要があるため、排気口8aの大きさを考慮して、端子板8と排気弁14との距離や、排気弁14の薄肉部14aを形成する位置等を適宜決めればよい。
図5(c)は、第1の安全弁が閉塞した状態で、素電池内の圧力がさらに上昇した段階において、第2の安全弁が作動した状態を示した図である。第1の安全弁からのガス排気が妨げられているため、素電池内の圧力は急激に上昇し、素電池内の圧力が電池ケース7の薄肉刻印部15aの破断圧力(第2の安全弁の作動圧)を超えると、薄肉刻印部15aが破断して、素電池内で発生した高温ガスが、電池ケース7の薄肉刻印部15aの破断部を介して電池外に排出される。
電池パック200を、第1の安全弁が第2の安全弁の作動時に閉塞する構造とした素電池101が収容されている構成にすると、なんらかの理由で素電池101の第1の安全弁から電解液や可燃ガスが第1の排気経路50内に排出され、その後、第2の安全弁から高温ガスが第2の排気経路60内に排出されるような場合、第2の安全弁から高温ガスが排出されている状態において第1の安全弁は閉塞しているため、素電池101内で発生した高温ガスが第1の排気経路に流入することを防ぐことができる。これにより、第1の排気経路50内の電解液と可燃ガスが高温ガスと混合することを確実に防ぐことができる。
なお、本発明において、第1の安全弁の「閉塞」は、必ずしも完全な閉塞を意味するものではなく、第2の安全弁作動後に電池内で発生した高温ガスが、第1の安全弁から排出されるのを防ぐことができる程度に第1の安全弁の開口面積を制限していればよい。
図6は、本発明の他の実施形態における電池パック201の構成を示した断面図である。図6に示すように、電池パック201における第1の排気経路50内にガス吸収剤70が設置されている。電池パック201をこのような構成にすると、第1の排気経路50内に電解液や可燃ガスが流入した場合、ガス吸収剤70により電解液や可燃ガスは吸収される。これにより、解液や可燃ガスが第1の排気経路50から流出して異常時に発生する高温ガスと混合することを確実に防ぐことができる。さらには、ガス吸収剤70により電解液や可燃ガスを吸収することで、電解液や可燃ガスが第1の区画壁51の隙間から収容部30に浸入して素電池100に接触し、電池ケース7を腐食させること未然に防ぐことができる。
なお、本実施形態では、第1の排気経路50内にガス吸収剤70が設置されている構成を具体例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1の排気経路50に消火剤が設置されている構成としてもよい。この場合、なんらかの理由で第1の排気経路50内に高温ガスが流入し、高温ガスと電解液や可燃ガスが混合して急激な反応が起った場合においても、第1の排気経路50内の消火剤により周辺の電池およびパック搭載機器に及ぼす熱的影響を低減することができる。
また、第1の排気経路50に冷却剤が設置されている構成としてもよい。この場合、なんらかの理由で第1の排気経路50内に高温ガスが流入した場合においても、第1の排気経路50内の冷却剤により高温ガスは経路内で冷却される。これにより第1の排気経路50内に流入した電解液や可燃ガスと高温ガスが混合して急激な反応が起こり、周辺の電池およびパック搭載機器に熱的影響を及ぼすことを防ぐことができる。
さらに、第2の排気経路60内にガス吸収剤、消火剤、冷却剤が設置されている構成としてもよい。この場合、なんらかの理由で第2の排気経路60内に電解液や可燃ガスが流入した場合においても、第1の排気経路50内に設置した場合と同様、電解液や可燃ガスと高温ガスが混合して急激な反応が起こり、周辺の電池およびパック搭載機器に熱的影響を及ぼすことを防ぐことができる。
図7は、本発明の他の実施形態における電池パック202の構成を示した断面図である。図7に示すように、電池パック202における第2の排気経路60内に温度センサ71が設置されている。電池パック202をこのような構成にすると、異常時に素電池100から高温ガスが発生して第2の排気経路60内に高温ガスが流入した場合、第2の排気経路60内の温度は高温ガスによって上昇する。この第2の排気経路60内の温度上昇を温度センサ71で検知することで電池パック202内の素電池100で異常が発生したことを正確に検出することができる。これにより、電池パック202内の素電池100に異常が発生した場合においてもパック搭載機器に対して迅速に安全処置を施すことができる。
なお、本実施形態では、第2の排気経路60内に温度センサ71が設置されている構成を具体例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2の排気経路60内にガスセンサが設置されている構成としてもよい。また、第1の排気経路50内にガスセンサまたは温度センサが設置されている構成としてもよい。
図8は、本発明の他の実施形態における電池パック203の構成を示した断面図である。図8に示すように、電池パック203における第2の排気経路60を形成する第2の外装板62の一部が耐熱材72で構成されている。電池パック203をこのような構成にすると、異常時に素電池100から高温ガスが発生して第2の排気経路60内に高温ガスが流入した場合、高温ガスが第2の外装板62など第2の排気経路60を形成する部材に接触し、接触した部分が高温ガスの熱により変形や損傷することを防止することができる。これにより、第2の排気経路60の変形や損傷した箇所から高温ガスが、パック外部や収容部30さらには収容部30を介して第1の排気経路50に流入し、収容部30内の素電池100や第1の排気経路50内の電解液や可燃ガスに接触することを効果的に防ぐことができる。ここでいう耐熱材とは、高温ガスの熱にさらされた場合においても物性を維持することのできる材料であればよい。例えば、鉄やアルミなどの金属材料または、ガラスエポキシ樹脂やポリフェニレンサルファイド、ポリアリレートなどの耐熱性樹脂が挙げられる。
なお、本実施形態では、第2の排気経路60を形成する第2の外装板62の一部が耐熱材72で構成されている具体例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第2の排気経路60を形成する第2の外装板62の一部が難燃材で構成されていてもよい。この場合、異常時に素電池100から高温ガスが発生して第2の排気経路60内に高温ガスが流入した場合、高温ガスが第2の外装板62など第2の排気経路60を形成する部材に接触し、接触した部分が燃焼することによる変形や損傷を防止することができる。ここでいう難燃材とは、高温ガスの熱にさらされた場合において燃焼により物性を損なわない材料であればよい。例えば、セラミックやガラス、難燃繊維板、難燃合板などが挙げられる。
図9は、本発明の他の実施形態における電池パック204の構成を示した断面図である。図9に示すように、電池パック204においては、素電池100と第2の区画壁61の隙間にパッキン73を設けて第2の排気経路60が第1の排気経路50よりも気密性の高い構造となっている。電池パック204をこのような構成にすると、異常時に素電池100から高温ガスが発生して第2の排気経路60内に高温ガスが流入し、第2の排気経路60内の圧力が高温ガスにより上昇した場合においても、素電池100と第2の区画壁61隙間から収容部30に高温ガスが浸入することを防止することができる。これにより、高温ガスが収容部30さらには収容部30を介して第1の排気経路50に流入し、収容部30内の素電池100や第1の排気経路50内の電解液や可燃ガスに接触することを効果的に防ぐことができる。
図10は、本発明の他の実施形態における電池パック205の構成を示した断面図である。図10に示すように、電池パック205においては、第2の排気経路60が第1の排気経路50よりも経路面積が大きくなっており、第2の排気経路60が第1の排気経路50よりも圧力損失の小さい構造となっている。電池パック205をこのような構成にすると、異常時に素電池100から高温ガスが発生して第2の排気経路60内に高温ガスが流入した場合、第2の排気経路60内の高温ガスによる圧力上昇を低く抑えることができる。従って、第2の排気経路60内の圧力上昇により第2の区画壁61や第2の外装板62など第2の排気経路60を形成する部材が変形や損傷することを防止することができる。これにより、第2の排気経路60の変形や損傷した箇所から高温ガスが、パック外部や収容部30さらには収容部30を介して第1の排気経路50に流入し、収容部30内の素電池100や第1の排気経路50内の電解液や可燃ガスに接触することを効果的に防ぐことができる。
上記の実施形態は本発明の例示であり、本発明はこれらの例に限定されない。例えば、個々の電池の安全弁と排気経路をつなぐ接続経路は、素電池に接続した中空部材で形成されてもよく、電池ケースなどの電池部材の一部を延伸させて形成してもよい。また第1の排出口と第2の排出口の位置関係についても、それぞれの排出口から排気されるガスが混合し難い配置であればよい。例えば、一方の排出口は、電池パックの搭載機器の内部にあり、他方の排出口は、電池パックの搭載機器の外部にあるような構成としてもよい。電池ケースに収容される素電池の並べ方も、直線的以外にもジグザグ、曲線的、並びの途中での屈曲などの並べ方であっても構わない。一つの電池パックあたりの素電池の本数も2以上であれば特に限定されない。電池パックのケース本体側の構造も特に限定されない。
本発明の電池パックは、パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯用電子機器、ハイブリッド電気自動車、電動工具等の電源として好適に用いられる。
1 正極
2 負極
3 セパレータ
4 電極群
7 電池ケース
8 端子板
8a 排気口
11 ガスケット
12 フィルタ
12a フィルタ穴
13 インナーキャップ
13a 開口部
14 排気弁
14a 薄肉部
15a 薄肉刻印部
20 パックケース
30 収容部
40 スペーサ
50 第1の排気経路
51 第1の区画壁
52 第1の外装板
53 第1の排出口
54 第1の接続経路
60 第2の排気経路
61 第2の区画壁
62 第2の外装板
63 第2の排出口
64 第2の接続経路
70 ガス吸収剤
71 温度センサ
72 耐熱材
73 パッキン
100、101、102 素電池
200、201、202、203、204、205 電池パック

Claims (10)

  1. 複数の素電池を備えた電池パックであって、
    前記複数の素電池は、向きを揃えて配列されており、
    前記各素電池は、第1の安全弁と、該第1の安全弁よりも作動圧の高い第2の安全弁を有し、
    前記各素電池の第1の安全弁は、それぞれ第1の排気経路に接続され、
    前記各素電池の第2の安全弁は、それぞれ第2の排気経路に接続され、
    前記第1の排気経路と前記第2の排気経路とは、互いに空間的に分離されており、
    前記第1の安全弁が作動したときの該第1の安全弁の開口面積は、前記第2の安全弁が作動したときの該第2の安全弁の開口面積に対して、10分の1以下である、電池パック。
  2. 前記第1の安全弁が作動したときの単位時間当たりのガス排出量は、前記第2の安全弁が作動したときの単位時間当たりのガス排出量よりも小さい、請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記第1の安全弁が作動したときの該第1の安全弁の開口面積は、前記第2の安全弁が作動したときの該第2の安全弁の開口面積に対して、20分の1以下である、請求項に記載の電池パック。
  4. 複数の素電池を備えた電池パックであって、
    前記複数の素電池は、向きを揃えて配列されており、
    前記各素電池は、第1の安全弁と、該第1の安全弁よりも作動圧の高い第2の安全弁を有し、
    前記各素電池の第1の安全弁は、それぞれ第1の排気経路に接続され、
    前記各素電池の第2の安全弁は、それぞれ第2の排気経路に接続され、
    前記第1の排気経路と前記第2の排気経路とは、互いに空間的に分離されており、
    前記第1の安全弁は、少なくとも、前記第2の安全弁の作動時に閉塞している、電池パック。
  5. 前記複数の素電池はケース内に収容されており、
    前記第1の安全弁は、前記素電池の一端側に設けられており、
    前記第2の安全弁は、前記素電池の他端側に設けられており、
    前記ケースは、前記素電池の一端側に配設された第1の区画壁、及び前記素電池の他端側に配設された第2の区画壁によって、前記第1の排気経路、前記複数の素電池を収容する収容部、及び前記第2の排気経路に区画されている、請求項1に記載の電池パック。
  6. 前記第1の排気経路または第2の排気経路部内に、ガス吸収剤、消火剤又は冷却剤の少なくともいずれかが設置されている、請求項1に記載の電池パック。
  7. 前記第1の排気経路または第2の排気経路内に、温度センサ又はガス検知センサの少なくともいずれかが設置されている、請求項1に記載の電池パック。
  8. 前記第2の排気経路の少なくとも一部は、耐熱材または難燃材で構成されている、請求項1に記載の電池パック。
  9. 前記第2の排気経路は、前記第1の排気経路よりも気密性の高い構造となっている請求項1に記載の電池パック。
  10. 前記第1の排気経路は、前記第1の安全弁から排出されたガスを外部に排出する第1の排出口を有し、
    前記第2の排気経路は、前記第2の安全弁から排出されたガスを外部に排出する第2の排出口を有し、
    前記第2の排気経路を通過するガスの圧力損失は、前記第1の排気経路を通過するガスの圧力損失よりも小さい、請求項1に記載の電池パック。
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