JP4595433B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、単電池を複数含む電池モジュールを1又は複数有する組電池に関し、特に、各々の単電池ケースに安全弁が設けられた組電池に関する。
従来より、安全弁が設けられた単電池を複数有する組電池が知られている。安全弁は、充放電時に発生した水素ガスによって単電池の内圧が一定以上に上昇したときに、水素ガスを単電池外部に排出させるものである。例えば特許文献1にこのような組電池が開示されている。特許文献1の発明の実施の形態に開示された組電池は、安全弁を有する単位電池(単電池)を複数並列方向に配置している。各安全弁には、外部の排気部に接続される排ガスチューブが接続されている。具体的には、排ガスチューブは、複数の放出口接続部を有し、各々の放出口接続部を各々の安全弁のガス放出口に嵌合させることにより、安全弁に接続されている。また、特許文献1の従来の技術で開示された組電池では、安全弁のガス放出口にT字型のジョイントが設けられ、その両端を排ガスチューブにて順次接続することにより、外部の排気部と接続される排ガスラインが形成されている。
このような組電池では、充放電時に発生した水素ガスにより単位電池の内圧が一定以上に上昇すると、安全弁が作動して、水素ガスをガス放出口から排ガスチューブ(排ガスライン)に排出する。その後、水素ガスは、排ガスチューブ(排ガスライン)を通って外部の排気部から組電池外部へ排出される。このように各々の安全弁から排出された水素ガスを集めて外部へ排出することで、着火防止などの安全対策を図ることができる。
特開2001−110377号公報
しかしながら、従来の組電池では、排ガスチューブと安全弁との接続に関して、上記のように、単電池毎に放出口接続部やT字型ジョイントなどの接続ノズルを設けていたため、コスト高を招いていた。また、これらの接続部やジョイントなどの接続ノズルから水素ガスが漏れ出ることもあった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、単電池毎に安全弁が設けられた組電池に関し、安価な組電池を提供することを目的とする。
その解決手段は、単電池ケースの安全弁形成面に安全弁が設けられた単電池を複数含む電池モジュールを、1又は複数有する組電池であって、前記電池モジュールは、この電池モジュールに含まれる複数の前記単電池が、前記安全弁形成面が同方向を向くように配置され、この電池モジュールに含まれる複数の前記単電池について、前記安全弁のいずれをも覆い、前記安全弁形成面との間にガス排出路を構成するガスダクト部材と、少なくとも各々の前記単電池ケースと前記ガスダクト部材との間を気密にシールするシール部材と、を備える組電池である。
前述したように、従来の組電池では、安全弁から出た水素ガスを排出するガス排出路は、安全弁に接続される接続ノズルと、更にこれに接続される排ガスチューブによって構成されていた。
これに対し、本発明では、ガス排出路は、電池モジュールに含まれる単電池の安全弁のいずれをも覆うガスダクトにより、単電池の安全弁形成面との間に構成されている。そして、各々の単電池ケースとガスダクト部材との隙間は、シール部材によって気密にシールされている。このような構成とすることで、従来、単電池毎に取り付けられていた接続ノズルが必要なくなる。従って、電池モジュール及び組電池を安価にできると共に、信頼性を上げることができる。
ここで、「単電池」の形態は特に限定されず、例えば、角型や円筒型とすることができる。また、「単電池ケース」は、樹脂製としても金属製としても、或いは、一部を樹脂製一部を金属製としてもよい。
「電池モジュール」は、これに含まれる複数の単電池が、安全弁形成面が同方向を向くように配置されていればよく、その配置様式は適宜選択できる。例えば、単電池を一列に列置してもよいし、縦横それぞれ複数配置することもできる。特に一列に配置すると各々の単電池を効率よく冷却できるので好適である。
「ガスダクト部材」は、電池モジュールに含まれる複数の単電池について、安全弁のいずれをも覆い、安全弁形成面との間にガス排出路を構成するものであればよく、その材質や形態は特に限定されない。例えば、ガスダクト部材を樹脂製や金属製、セラミック製からなるものとすることができる。特にガスダクト部材を樹脂製とすると、電池モジュール及び組電池の軽量化を図ることができるので好適である。なお、ガスダクト部材は、安全弁のいずれをも覆って安全弁形成面との間にガス排出路を構成すればよい。従って、必ずしも安全弁形成面の全面を覆っている必要はなく、安全弁形成面の一部を覆う形態とすることもできる。
「シール部材」は、少なくとも各々の単電池ケースとガスダクト部材との間を気密にシールするものであればよく、その材質や形態は特に限定されない。例えば、単電池ケースとガスダクト部材との隙間を接着剤等で埋めてもよいし、後述するようにシート状の粘着テープや熱収縮チューブを利用してシールしてもよい。
更に、上記の組電池であって、前記シール部材は、前記ガスダクト部材を各々の前記単電池ケースに固定してなる組電池とすると良い。
本発明によれば、シール部材は、ガスダクト部材と各々の単電池ケースの隙間をシールすると共に、ガスダクト部材を各々の単電池ケースに固定している。このため、ガスダクト部材と単電池ケースを接合するなどの必要が無く、単電池モジュール及び組電池を安価にできる。
更に、上記の組電池であって、前記シール部材は、隣り合う前記単電池ケース同士の隙間をも、気密にシールしてなる組電池とすると良い。
複数の単電池を単に配置した状態では、隣り合う単電池の単電池ケース同士の間に隙間が生じ、この隙間から安全弁より排出された水素ガスが漏れる虞がある。このため、単電池ケース同士を接合するなど、何らかの形で、単電池ケース同士の間に隙間が生じないようにする必要がある。
これに対し、本発明では、シール部材により、隣り合う単電池ケース同士の隙間をも気密にシールしている。このようにガスダクト部材と単電池ケースの間をシールするシール部材を利用すれば、容易かつ安価に単電池ケース同士の隙間をシールできる。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記シール部材は、少なくとも各々の前記単電池ケースと前記ガスダクト部材との間の隙間を塞ぐように、両者を跨いで貼り付けられた粘着テープを含む組電池とすると良い。
本発明によれば、シール部材として粘着テープを利用し、これを単電池ケースとガスダクト部材との間を塞ぐように、両者を跨いで貼り付けている。このようにすることで、単電池ケースとガスダクト部材との間を容易かつ安価にシールできる。また、粘着テープを利用すれば、ガスダクト部材と単電池ケースとの固定も容易にできる。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記シール部材は、各々の前記単電池ケースと前記ガスダクト部材とを包囲し、収縮して各々の前記単電池ケースと前記ガスダクト部材とを互いに圧接させる熱収縮チューブである組電池とすると良い。
本発明によれば、シール部材として熱収縮チューブを利用している。この熱収縮チューブは、各々の単電池ケースとガスダクト部材とを包囲し、収縮して各々の単電池ケースとガスダクト部材とを互いに圧接させる。このようにすることでも、単電池ケースとガスダクト部材との間を容易かつ安価にシールできる。また、熱収縮チューブを利用すれば、ガスダクト部材と単電池ケースとの固定も容易にできる。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記単電池ケースは、ケース表面の少なくとも一部が金属からなり、前記シール部材は、電気絶縁性を有し、前記電池モジュールは、これに含まれる複数の前記単電池について、前記ケース表面のうち、少なくとも金属からなる部分を、前記シール部材で覆ってなる組電池とすると良い。
単電池ケースのケース表面が金属製で、このケース表面が外部に露出していると、表面結露により漏電が生じる恐れもある。
これに対し、本発明では、単電池ケースのケース表面の少なくとも一部が金属からなるが、シール部材は、電気絶縁性を有し、ケース表面の少なくとも金属からなる部分を覆っている。従って、単電池ケースの金属面が外部に露出しないので、表面結露による漏電を確実に防止できる。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記シール部材は、その厚みが0.5mm以下のシート状である組電池とすると良い。
シール部材がシート状の場合、その厚みが厚いと単電池の冷却性(放熱性)が低下する。具体的には、シール部材の厚みが0.5mmを超えると、冷却性に影響が生じる場合がある。
これに対し、本発明では、シール部材を厚みが0.5mm以下のシート状としている。従って、単電池の冷却性を十分に確保できる。
更に、上記のいずれかに記載の組電池であって、前記単電池ケースは、前記安全弁形成面が長方形をなす、直方体形状であり、前記電池モジュールは、これに含まれる複数の前記単電池を、前記安全弁形成面の短辺を含み前記安全弁形成面に直交する側面が互いに対向するように列置してなる組電池とすると良い。
前述したように、単電池の配置形態は適宜の形態とすることができるが、その配置形態によっては、単電池の冷却性が劣る場合がある。
これに対し、本発明では、単電池ケースは、安全弁形成面が長方形をなす、直方体形状である。そして、この単電池を、安全弁形成面の短辺を含み安全弁形成面と直交する側面が互いに対向するように列置している。このように、単電池を一列に列置すれば、面積の狭い側面が対向する一方、安全弁形成面の長辺を含み安全弁形成面と直交する面積の広い側面の外側には、同じ電池モジュールに属する単電池は存在しない。従って、この面積の広い側面を通じて各々の単電池を効率よく冷却できる。従って、単電池ひいては組電池の冷却性をより向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
図1に本実施形態1に係る組電池100の斜視図を示す。また、図2に組電池100を構成する電池モジュール110の斜視図を示す。また、図3に電池モジュール110の長手方向の縦断面図を示す。更に、図4に図3におけるA−A断面図を、図5にB−B断面図を、図6にC−C断面図を示す。
この組電池100は、電気自動車やハイブリッドカーの電源として用いられる二次電池である。組電池100は、複数(図1では6個)の電池モジュール110から構成されている。隣り合う電池モジュール110同士は、電池冷却のための隙間を若干あけて、隣り合う電池モジュール110のモジュール正極端子151とモジュール負極端子152をバスバー部101で接続することにより、互いに固定されている(図1及び図6参照)。
組電池100を構成する各々の電池モジュール110は、直方体形状をなす(図1及び図2参照)。電池モジュール110は、直列接続された複数の単電池120と、各々の単電池120の上面(安全弁形成面)121aを覆うガスダクト部材130と、両端に位置する単電池120の側面(第1側面121c,121d)をそれぞれを覆うサイドカバー部材140と、モジュール正極端子151及びモジュール負極端子152と、電池モジュール110のほぼ全体を覆うシール部材160とから構成されている(図1〜図6参照)。
このうち、単電池120は、密閉型の二次電池である。単電池120は、単電池ケース121と、安全弁123(内部は図示せず)と、単電池正極端子125及び単電池負極端子126と、単電池ケース121内に収容された発電要素(図示しない)とから構成されている(図3〜図6参照)。また、単電池120内部には、電解液が注入されている。
単電池ケース121は、直方体形状をなし、全体が金属からなる。単電池ケース121は、長方形状をなす上面(安全弁形成面)121aと、これに対向する下面121bと、上面121aの短辺と下面121bの短辺とをそれぞれ結ぶ面積の小さい2つの第1側面121c,121dと、上面121aの長辺と下面121bの長辺とを結ぶ面積の大きい2つの第2側面121e,121fとを有する。
上面121aの中央には、安全弁123が設けられている。この安全弁123は、充放電時に発生した水素ガスによって単電池120の内圧が一定以上に上昇したときに作動し、単電池内部の水素ガスを単電池外部に排出させることができるように構成されている。
また、2つの第1側面121c,121dのうち、一方の第1側面121c(図3中、左側の面)には、単電池正極端子125が設けられ、他方の第1側面121d(図3中、右側の面)には、単電池負極端子126が設けられている。そして、隣り合う単電池120の単電池正極端子125と負極電極端子126とは端子接続部127により電気的に接続されている。また、電池モジュール110の一端(図2中、前方、図3中、左側)に位置する単電池120の単電池正極端子125はモジュール正極端子151と電気的に接続され、他端(図2中、後方)に位置する単電池120の単電池負極端子126はモジュール負極端子152と電気的に接続されている。
発電要素は、複数の正極板と複数の負極板とがセパレータを介して交互に積層されることにより構成されている。複数の正極板からなる正極は、単電池正極端子125と電気的に接続され、一方、複数の負極板からなる負極は、単電池負極端子126と電気的に接続されている。
電池モジュール110を構成する複数の単電池120は、各々の上面121aが同方向を向くように配置されている。また、隣り合う単電池120の第1側面121c,121dが対向すると共に、各々の単電池120の第2側面121e,121fが外側を向くように一列に配置されている(図3参照)。
列置された単電池120の上面121aには、安全弁123のいずれをも覆うようにして、尚かつ、各々の単電池120の上面121a略全面を覆うようにして、ガスダクト部材130が当接している(図3〜図5参照)。具体的には、ガスダクト部材130は、ポリプロピレン(PP)等の樹脂からなり、電池モジュール110の長手方向に延び、長手方向に直交する断面がコ字状をなす。そして、ガスダクト部材130の脚部130kが各々の単電池120の上面121aに当接している。この脚部131kは、安全弁123を覆っている部分が薄く、安全弁123を覆っていない部分が厚くされている(図4及び図5参照)。このガスダクト部材130と各々の単電池120の上面との間で、後述するガス排出口141kに連通するガス排出路131が構成されている。
両端の単電池120の第1側面121c,121dを覆うサイドカバー部材140のうち、一方(図2中、前方、図3中、左側)のサイドカバー部材140は、一端に位置する単電池120の第1側面121c略全面を覆うようにして、この第1側面121cに当接すると共に、ガスダクト部材130の一端に当接している。また、他方(図2中、後方)のサイドカバー部材140は、他端に位置する単電池120の第1側面121d略全面を覆うようにして、この第1側面121dに当接すると共に、ガスダクト部材130の他端に当接している。サイドカバー部材140は、ガスダクト部材130と同様、ポリプロピレン(PP)等の樹脂からなる。サイドカバー部材140の上部中央には、ガス排出口141kを構成する円筒状のガス排出部141が一体形成されている。ガス排出口141kは、単電池120の上面121aとガスダクト部材130とにより構成されるガス排出路131と連通し、単電池120から水素ガスが排出された場合、このガス排出口141kから単電池モジュール外部(組電池外部)に排出される。
シール部材160は、厚み約0.1mmのシート状の粘着テープからなる。シール部材160は、列置された単電池120にガスダクト部材130とサイドカバー部材140を当接させた状態で、ガス排出部141、モジュール正極端子151及びモジュール負極端子152を除く、全体を覆うように貼り付けられている。これにより、ガスダクト部材130とサイドカバー部材140は、列置された単電池120に固定される。また、ガスダクト部材130と単電池120との隙間が気密にシールされ、更に、隣り合う単電池120間の隙間も気密にシールされる。なお、列置された単電池120にガスダクト部材130とサイドカバー部材140を当接させた状態で、電池モジュール110は直方体形状をなすので、シート部材160の貼り付けが容易である。
この組電池100は、公知の手法により製造した単電池120を列置し、これにガスダクト部材130とサイドカバー部材140を所定の位置に当接させる。そしてその状態で、シール部材160を貼り付けていき、電池モジュール110を作成する。その後、電池モジュール110をバスバー部101で接続固定すれば、組電池100が完成する。
このような組電池100は、ガス排出路131が、電池モジュール110に含まれる各単電池120の安全弁123を全て覆うガスダクト部材130により、単電池120の上面(安全弁形成面)121aとの間に構成されている。そして、各々の単電池ケース121とガスダクト部材130との隙間は、シール部材160によって気密にシールされている。このため、従来、単電池毎に取り付けられていた接続ノズルが必要なくなり、電池モジュール110及び組電池100を安価にできる。
更に、本実施形態1では、シール部材160は、ガスダクト部材130と各々の単電池ケース120の隙間をシールすると共に、ガスダクト部材130を単電池ケース121に固定している。このため、ガスダクト部材130を単電池ケース121に別途接合するなどの必要がない。
また、シール部材160は、隣り合う単電池ケース121同士の隙間をも気密にシールしている。このため、単電池ケース121同士の隙間を別途接合等で埋める必要がない。
また、シール部材160は、粘着テープであり、単電池ケース121とガスダクト部材130との間の隙間を塞ぐように、両者を跨いで貼り付けられている。このため、単電池ケース121とガスダクト部材130との間、単電池ケース121同士の間を容易かつ安価にシールできる。また、ガスダクト部材130を単電池ケース121に容易に固定できる。
また、本実施形態1では、単電池ケース121が金属製であるが、シール部材160は、粘着テープで電気絶縁性を有し、単電池ケース121の金属面(ケース表面)を覆っている。このため、単電池ケース121の金属面が組電池外部に露出しないので、表面結露による漏電を確実に防止できる。
また、本実施形態1では、シール部材160が厚み0.5mm以下のシート状であるので、単電池120の冷却性を十分に確保できる。
また、本実施形態1では、単電池ケース121は、上面(安全弁形成面)121aが長方形をなす、直方体形状であり、各々の単電池120を、第1側面121c,121dが互いに対向するように列置している。従って、第2側面121e,121fの外側には、同じ電池モジュール110に属する単電池120が存在しない。このため、広い面積の第2側面121e,121fを通じて各々の単電池120を効率よく冷却できるので、単電池120ひいては組電池100の冷却性を向上させることができる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。
図7に上記実施形態1の図4に相当する断面図を示す。本実施形態2のこの組電池は、シール部材260が熱収縮チューブからなる点が、シール部材160が粘着テープからなる上記実施形態1の組電池100と異なる。それ以外は、上記実施形態1と同様である。このシール部材260は、単電池ケース121とガスダクト部材130とを全体的に筒状に包囲し、収縮して各々の単電池ケース121とガスダクト部材130とを互いに圧接させている。このようにすることでも、単電池ケース121とガスダクト部材130との間を容易かつ安価にシールできる。また、ガスダクト部材130を単電池ケース121に容易に固定できる。
その他、上記実施形態1と同様な部分は、上記実施形態1と同様な作用、効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態1に係る組電池の斜視図である。 実施形態1に係る組電池のうち、電池モジュールを示す斜視図である。 実施形態1に係る組電池を構成する電池モジュールの長手方向の部分断面図である。 実施形態1に係る組電池のうち、図3におけるA−A断面図である。 実施形態1に係る組電池のうち、図3におけるB−B断面図である。 実施形態1に係る組電池のうち、図3におけるC−C断面図である。 実施形態2に係る組電池のうち、実施形態1の図4に相当する部分の断面図である。
符号の説明
100 組電池
110 電池モジュール
120 単電池
121 単電池ケース
121a (単電池ケースの)上面(安全弁形成面)
121b (単電池ケースの)下面
121c,121d (単電池ケースの)第1側面
121e,121f (単電池ケースの)第2側面
130 ガスダクト部材
131 ガス排出路
160,260 シール部材

Claims (8)

  1. 単電池ケースの安全弁形成面に安全弁が設けられた単電池を複数含む電池モジュールを、1又は複数有する組電池であって、
    前記電池モジュールは、
    この電池モジュールに含まれる複数の前記単電池が、前記安全弁形成面が同方向を向くように配置され、
    この電池モジュールに含まれる複数の前記単電池について、前記安全弁のいずれをも覆い、前記安全弁形成面との間にガス排出路を構成するガスダクト部材と、
    少なくとも各々の前記単電池ケースと前記ガスダクト部材との間を気密にシールするシール部材と、を備える
    組電池。
  2. 請求項1に記載の組電池であって、
    前記シール部材は、前記ガスダクト部材を各々の前記単電池ケースに固定してなる
    組電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載の組電池であって、
    前記シール部材は、隣り合う前記単電池ケース同士の隙間をも、気密にシールしてなる
    組電池。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の組電池であって、
    前記シール部材は、少なくとも各々の前記単電池ケースと前記ガスダクト部材との間の隙間を塞ぐように、両者を跨いで貼り付けられた粘着テープを含む
    組電池。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の組電池であって、
    前記シール部材は、各々の前記単電池ケースと前記ガスダクト部材とを包囲し、収縮して各々の前記単電池ケースと前記ガスダクト部材とを互いに圧接させる熱収縮チューブである
    組電池。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の組電池であって、
    前記単電池ケースは、ケース表面の少なくとも一部が金属からなり、
    前記シール部材は、電気絶縁性を有し、
    前記電池モジュールは、これに含まれる複数の前記単電池について、前記ケース表面のうち、少なくとも金属からなる部分を、前記シール部材で覆ってなる
    組電池。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の組電池であって、
    前記シール部材は、その厚みが0.5mm以下のシート状である
    組電池。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の組電池であって、
    前記単電池ケースは、前記安全弁形成面が長方形をなす、直方体形状であり、
    前記電池モジュールは、これに含まれる複数の前記単電池を、前記安全弁形成面の短辺を含み前記安全弁形成面に直交する側面が互いに対向するように列置してなる
    組電池。
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