JP6396678B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、電池パックに関し、より詳しくは排煙ダクトと温度センサを備えた電池パックに関する。
特許文献1は、安全弁を有する複数の電池が積層されてなる電池スタックと、電池の内部短絡等により安全弁から排出されるガスを外部に導くための排煙ダクトとを備えた電池パックを開示している。当該電池パックでは、電池の温度を検出する温度センサが排煙ダクトの近傍に設けられている。なお、特許文献2は、冷却風が流通する流路内に温度センサが配置された電池パックを開示している。
特開2010−80135号公報 特開2003−187772号公報
ところで、電池の表面温度は安全弁の近傍において高くなり易いため、温度センサは、安全弁の近傍に設けることが好適である。また、温度センサは、安全弁から排出される高温ガスの温度も検出可能とすべく、排煙ダクト内に設けることが特に好適である。しかし、排煙ダクトは電池パックの外部と連通しているため、排気ダクト内に温度センサを設けると、ダクトの排気口から外気が流入して温度センサにあたり、温度検出の精度が低下する場合がある。特に、車両に搭載された電池パックの場合、車両走行時に外気が排煙ダクト内に流入し易く、検出値が不安定になり易い。
本発明に係る電池パックは、安全弁を有する複数の電池が積層されてなる電池スタックと、前記安全弁から排出されるガスを電池パックの外部に導くための排煙ダクトと、前記排煙ダクト内に設置され、前記複数の電池の一部の電池の温度を検出するとともに、前記安全弁から排出される高温ガスの発生を検出する温度センサとを備えた電池パックであって、前記排煙ダクトには、少なくとも前記温度センサのダクト排気口側を覆う防風壁が設けられており、前記排煙ダクトは、前記複数の電池の一方面側に配置され、前記複数の電池の積層方向に沿って長くなっており、前記排煙ダクト内に配置された取付ユニットであって、基部と、前記基部の下側に形成されたセンサ設置部とを含む取付ユニットを備え、前記温度センサは、前記センサ設置部に差し込まれ下端の測温部が前記一部の電池の一方面に接触するように前記センサ設置部から突出しており、前記防風壁は、前記基部において、前記センサ設置部の周囲であって前記ダクト排気口側の底面から下方に突出した第1壁部と、前記第1壁部から連続して前記排煙ダクトの長手方向に沿って配置され、前記センサ設置部の前記長手方向に対して直交する方向の一方側を覆う第2壁部とを含むL字状のパネルである
本発明に係る電池パックにおいて、前記温度センサは、前記防風壁によって、又は前記防風壁と前記排煙ダクトの側壁とによって、ダクト上流側(前記ダクト排気口側と反対側)を除く周囲が覆われていることが好適である。
本発明に係る電池パックによれば、電池の安全弁の近傍であって排煙ダクト内に温度センサが設置されているため、電池温度の上昇を検出し易く、また安全弁から排出される高温ガスを迅速に検出することができる。さらに、排煙ダクトには、温度センサの少なくともダクト排気口側を覆う防風壁が設けられているため、排煙ダクトに流入する外気の影響を抑えて良好な温度検出精度を確保することができる。
本発明の実施形態の一例である電池パックを示す図である。 図1のAA線断面図である。 図1のB部拡大図である。 本発明の実施形態の一例であるセンサ設置部及び防風壁を抜き出して示す図(正面図)である。 本発明の実施形態の一例であるセンサ設置部及び防風壁を抜き出して示す図(下から見た斜視図)である。
本発明の実施形態の一例について、以下詳細に説明する。
実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
本明細書において、「略**」との記載は、略同一を例に挙げて説明すると、全く同一はもとより実質的に同一と認められるものを含む意図である。以下では、説明の便宜上、電池の安全弁が設けられる側を電池パック(電池スタック・電池)の「上」とするが、電池パックの各構成要素と方向との関係は限定されない。複数の電池が積層される方向及び上下方向に直交する方向を横方向(又は左右方向)とする。
実施形態では、電池パックが車両に搭載されるものとして説明する。当該車両としては、ハイブリッド自動車や電気自動車が例示できる。実施形態の電池パックは、例えば車両の動力源となるモーターに電力を供給する電力源として用いられる。
以下、図1及び図2を参照しながら、本発明の実施形態の一例である電池パック10について詳細に説明する。図1は電池パック10を示す図である。図1ではアッパーカバー12及びロアーカバー13を二点鎖線で示している。図2は図1のAA線断面図である。
図1及び図2に示すように、電池パック10は、スタックアッシー11と、アッパーカバー12と、ロアーカバー13とを備える。アッパーカバー12及びロアーカバー13は、スタックアッシー11を覆うカバーであって、当該2つのカバーによりスタックアッシー11の略全体が覆われ当該アッシーを収容するケースが構成される。例えば、アッパーカバー12は、スタックアッシー11の天面及び一部の側面を覆い、ロアーカバー13は、スタックアッシー11の底面及び一部の側面を覆う。ケース内に収容されるスタックアッシー11の個数は、特に限定されず、1つであってもよいし、複数(例えば、2つ)であってもよい。
スタックアッシー11は、複数の電池21が積層されてなる電池スタック20と、当該スタックの電池21同士を電気的に接続するバスバーモジュール30とを備える。図1に示す例では、略直方体形状の電池21を一の方向に多数積層して電池スタック20を構成しており、当該一の方向が電池スタック20の長手方向となる。バスバーモジュール30は、電池スタック20の天面20a上に設けられ、例えばモジュールの躯体であるフレーム31(図2参照)と、配線用部材である端子接続部32(図2参照)と、端子接続部32等を覆うカバー33とを有する。
電池スタック20を構成する各電池21は、それぞれ+端子、−端子である端子23,24(図2参照)を有する。端子23,24は、例えば電池21の天面21aにおいて後述の安全弁22の左右にそれぞれ設けられる。複数の電池21は、電池スタック20の長手方向に沿って端子23,24が交互に並ぶように、隣り合う電池21間で左右の向きを逆にして配置されることが好ましい。バスバーモジュール30の端子接続部32は、複数の電池21を直列に接続することが好適であり、例えば隣接する一方の電池21の端子23と、他方の電池21の端子24とを接続する。
電池スタック20は、2つの電池21の間に仕切り部材25(図1参照)を有することが好適である。仕切り部材25は、樹脂等の絶縁材料で構成され、スペーサとして機能する。また、仕切り部材25は、冷却風等の冷媒を流すための流路を有することが好ましい。本実施形態では、仕切り部材25の上端が、電池21の天面21aよりも上方に突出している。
電池スタック20の長手方向両端には、例えば図示しないエンドプレートが配置される。本実施形態では、電池スタック20の天面20a側に2本の拘束ロッド26が、底面20b側に2本の拘束ロッド27(図2参照)がそれぞれ設けられている。拘束ロッド26,27は、例えば電池スタック20の長手方向に延び、両端部が各エンドプレートにそれぞれ取り付けられる。各拘束ロッドは、各エンドプレートを電池21に押し付ける力(拘束力)を付与する。
電池スタック20を構成する電池21の個数は、特に限定されず、要求される出力等に応じて適宜設定できる。電池21は、例えばニッケル水素電池、リチウムイオン電池等の二次電池、電気二重層コンデンサ等のコンデンサであり、好ましくは二次電池である。電池21は、内部短絡等により電池内部でガスが発生して内圧が上昇した場合に開く安全弁22を有する。本実施形態では、各電池21の天面21aの略中央に安全弁22が設けられている。安全弁22は、例えば電池21の外装体の厚みを局所的に薄くすることで形成され、電池21の内圧が所定の閾値を超えると破断するように設計されている。
本実施形態では、2本の拘束ロッド26が互いに間隔をあけて安全弁22の左右にそれぞれ配置されている。アッパーカバー12には拘束ロッド26に係合する脚部12a(図2参照)が設けられており、脚部12aを拘束ロッド26に取り付けることで、アッパーカバー12と、電池スタック20の天面20aと、2本の拘束ロッド26との間に、後述の排煙ダクト14が形成される。
図1及び図2に示すように、電池パック10は、電池21の安全弁22から排出される高温ガスを電池パック10の外部に導くための排煙ダクト14と、当該ダクト内に設置された温度センサ15とを備える。
排煙ダクト14は、複数の電池21が積層される方向(電池スタック20の長手方向)に沿って延び、1つのダクト排気口14aを有することが好適である。本実施形態では、上記のように、電池スタック20の天面20aとアッパーカバー12との間に設けられた隙間が排煙ダクト14となる。排煙ダクト14は、例えば長手方向一端にダクト排気口14aを有し、長手方向他端が閉じられている。排煙ダクト14は、ダクト排気口14a以外に開口部を有さず、上記高温ガスの略全てが1つのダクト排気口14aのみから車外に排気されるように設計されることが好ましい。以下では、ダクト排気口14aが設けられる排煙ダクト14の長手方向一端側を「ダクト下流側」、排煙ダクト14の長手方向他端側を「ダクト上流側」という。
温度センサ15は、排煙ダクト14内において、安全弁22の近傍の電池表面温度を検出可能とすべく、安全弁22の近傍に位置する天面21aに測温部が接触した状態で設けられることが好適である。温度センサ15には、従来公知のセンサを用いることができ、例えばサーミスタが用いられる。温度センサ15が検出した電池21の温度は、例えば図示しない制御装置に送信されて電池パック10等の制御に使用される。また、温度センサ15は、安全弁22から排出されて排煙ダクト14を流れる高温ガスの温度を検出する。
本実施形態では、バスバーモジュール30の温度センサ取り付けユニット34(以下、「取り付けユニット34」という)が排煙ダクト14内に配置され、当該ユニットのセンサ設置部36に温度センサ15が設けられる。また、2本の拘束ロッド26が排煙ダクト14の側壁となり、各ロッドの間隔が排煙ダクト14の幅を規定する。拘束ロッド26と、アッパーカバー12、電池スタック20との間に隙間が存在する場合は、当該隙間を塞ぐシール部材を設けてもよい。2本の拘束ロッド26は、互いに略平行に設けられることが好適である。これにより、略一定の幅を有する排煙ダクト14が形成される。
取り付けユニット34は、上記のように、排煙ダクト14内に配置される。取り付けユニット34は、拘束ロッド26を超えて排煙ダクト14内に延びる連結部37によって、例えばフレーム31に接続される。取り付けユニット34をバスバーモジュール30と一体化することにより、スタックアッシー11の組み付けが容易になる。
取り付けユニット34は、例えば排煙ダクト14の長手方向に沿って延びる基部35と、基部35の一部に設けられたセンサ設置部36とを有する。基部35は、幅方向断面が略コの字形状を有し、排煙ダクト14の略全長に亘って設けられる。温度センサ15のケーブルは、基部35内を通って電池パック10の外部に引き出される。
取り付けユニット34は、排煙ダクト14の幅方向中央に配置されてもよいが、好ましくは一方の拘束ロッド26と接するように、即ち排煙ダクト14の側壁と接するように配置される。これにより、例えば安全弁22から排出される高圧ガスの流れをスムーズにし、また後述するように排煙ダクト14の側壁が防風壁として機能するため防風壁38を少なくすることができる。取り付けユニット34の幅は、好ましくは排煙ダクト14の幅の30%以下である。
センサ設置部36は、少なくとも排煙ダクト14の下流側に設けられる。センサ設置部36は、ダクト排気口14aの近傍であって、例えばダクト排気口14aから排煙ダクト14の長さの10%以下の範囲に設けられる。これにより、安全弁22から排出される高温ガスを迅速に検出することができる。温度センサ15は、全ての電池21に設置することも可能ではあるが、コスト削減等の観点から一部の電池21に設置することが好ましい。例えば、排煙ダクト14の長手方向両端近傍及び中間部の3箇所にセンサ設置部36が設けられる。
センサ設置部36の形状は、温度センサ15の形状等に応じて適宜変更可能である。センサ設置部36は、例えば基部35の底面に設けられ、温度センサ15が差し込み可能な構造を有する。センサ設置部36上には、例えば温度センサ15のケーブルを保護するために、カバー39が設けられる。以下では、センサ設置部36のうち拘束ロッド26に略接する面を背面部、背面部と反対側に位置する面を正面部という。
以下、図3〜図5をさらに参照し、温度センサ15が取り付けられるセンサ設置部36周りの構造について詳説する。図3は図1のB部(センサ設置部36の近傍)を拡大して示す図である。図4及び図5はセンサ設置部36及び防風壁38を抜き出して示す図であり、図4はセンサ設置部36を正面部側から見た図、図5はセンサ設置部36を下から見た斜視図である。
図3〜図5に示すように、排煙ダクト14には、少なくとも温度センサ15のダクト排気口14a側を覆う防風壁38が設けられている。防風壁38は、ダクト排気口14aから排煙ダクト14内に流入する外気が温度センサ15にあたることを抑制し、良好な温度検出精度を確保する役割を果たす。温度センサ15は取り付けユニット34のセンサ設置部36に取り付けられるため、防風壁38はセンサ設置部36の周囲に設けられる。防風壁38は、センサ設置部36の周囲に位置する基部35の底面から下方に向かって突出したパネルである。
防風壁38は、例えば外気の影響を受け易い排煙ダクト14の下流側に位置するセンサ設置部36の周囲のみに設けてもよいが、好ましくは全てのセンサ設置部36の周囲に設けられる。図1に示す例では、各センサ設置部36を覆う各防風壁38が互いに略同一の形状を有するが、各防風壁38の形状は互いに異なっていてもよい。
防風壁38は、センサ設置部36(温度センサ15)の周囲のうち、少なくともセンサ設置部36のダクト排気口14a側(ダクト下流側)に設けられる。さらに、防風壁38は、センサ設置部36の正面部を覆うように設けられることが好適である。一方、センサ設置部36のダクト上流側には、防風壁38を設けないことが好適である。本実施形態では、センサ設置部36の背面部が排煙ダクト14の側壁に略接して配置されているため、当該側壁が防風壁として機能する。
つまり、防風壁38及び排煙ダクト14の側壁によって、ダクト上流側を除くセンサ設置部36の周囲が囲まれている。これにより、ダクト排気口14aから流入する外気の大部分が温度センサ15にあたることを防止できると共に、例えば防風壁38の隙間からセンサ設置部36の周囲に入り込んだ外気の一部は、センサ設置部36の周囲で気流渦を作ることなくダクト上流側に流れる。また、安全弁22から排出されてダクト下流側に流れる高温ガスは、防風壁によって遮断されないため、高温ガスの迅速な検出が可能である。
防風壁38は、全体として略L字形状を有し、センサ設置部36のダクト下流側に位置する第1壁部38aと、排煙ダクト14の側壁と略平行に設けられ、センサ設置部36の正面部を覆う第2壁部38bとを含むことが好適である。第1壁部38aと第2壁部38bとがセンサ設置部36側に対してなす角度は、例えば流入する外気の流れをスムーズにして気流渦の発生を抑制するために、90°よりも大きな角度であることが好ましい。第1壁部38aは、排煙ダクト14の側壁と略接する位置まで延びることが好ましい。
防風壁38は、例えば2つの電池21に跨って設けられている。上記のように、隣り合う電池21の間には天面21aよりも上方に突出した仕切り部材25が配置されているため、防風壁38の第2壁部38bには、仕切り部材25を避けるための凹部38cが形成されている。第1壁部38a及び第2壁部38bは、少なくとも仕切り部材25の上端よりも下方に延びていることが好適である。一方、防風壁38と天面21aとの間には、隙間を設けることが好適である。これにより、例えば電池表面への温度センサ15の接触が妨げられることなく、センサ設置部36の周囲における高温ガスの流通性を確保しながら、温度検出に対する外気の影響を抑制できる。
以上のように、上記構成を備えた電池パック10によれば、排煙ダクト14内に温度センサ15が設置されているため、電池21の温度上昇を検出し易く、また安全弁22から排出される高温ガスを迅速に検出することができる。一方、排煙ダクト14は車外と連通しているため、車両走行時には排煙ダクト14の内外で気圧差が発生して(ダクト内が低い)、ダクト内に外気が流入し易くなり温度検出精度を低下させる一因となる。電池パック10によれば、温度センサ15を覆う防風壁38を備えるため、外気の影響を抑えて良好な温度検出精度を確保することができる。
電池パック10では、ダクト上流側を除くセンサ設置部36の周囲が防風壁38等で囲まれているため、センサ設置部36の周囲で気流渦が発生することなく、外気が温度センサ15にあたることを大幅に抑制できる。センサ設置部36のダクト上流側を含む全周囲に防風壁を設けた場合は、防風壁を全く設けない場合と比べて、温度センサ15に外気があたることを抑制できる。一方、ダクト上流側が開放されている場合と比べると、センサ設置部36の周囲で気流渦が発生し易くなり、外気が温度センサ15にあたり易くなる。
上記実施形態は適宜設計変更可能であり、上述した以外にも種々の変形例が考えられる。例えば、上記実施形態ではアッパーカバー12、拘束ロッド26を利用して排煙ダクト14を形成する例を示したが、安全弁22上を覆う壁を別途設けて排煙ダクトを形成してもよい。また、アッパーカバー12又は電池スタック20の天面20aに、温度センサ15の取り付け構造及び防風壁を設けることも可能である。
10 電池パック、11 スタックアッシー、12 アッパーカバー、12a 脚部、13 ロアーカバー、14 排煙ダクト、14a ダクト排気口、15 温度センサ、20 電池スタック、20a,21a 天面、20b 底面、21 電池、22 安全弁、23,24 端子、25 仕切り部材、26,27 拘束ロッド、30 バスバーモジュール、31 フレーム、32 端子接続部、33,39 カバー、34 温度センサ取り付けユニット、35 基部、36 センサ設置部、37 連結部、38 防風壁、38a 第1壁部、38b 第2壁部、38c 凹部。

Claims (2)

  1. 安全弁を有する複数の電池が積層されてなる電池スタックと、
    前記安全弁から排出されるガスを電池パックの外部に導くための排煙ダクトと、
    前記排煙ダクト内に設置され、前記複数の電池の一部の電池の温度を検出するとともに、前記安全弁から排出される高温ガスの発生を検出する温度センサと、
    を備えた電池パックであって、
    前記排煙ダクトには、少なくとも前記温度センサのダクト排気口側を覆う防風壁が設けられており、
    前記排煙ダクトは、前記複数の電池の一方面側に配置され、前記複数の電池の積層方向に沿って長くなっており、
    前記排煙ダクト内に配置された取付ユニットであって、基部と、前記基部の下側に形成されたセンサ設置部とを含む取付ユニットを備え、
    前記温度センサは、前記センサ設置部に差し込まれ下端の測温部が前記一部の電池の一方面に接触するように前記センサ設置部から突出しており、
    前記防風壁は、前記基部において、前記センサ設置部の周囲であって前記ダクト排気口側の底面から下方に突出した第1壁部と、前記第1壁部から連続して前記排煙ダクトの長手方向に沿って配置され、前記センサ設置部の前記長手方向に対して直交する方向の一方側を覆う第2壁部とを含むL字状のパネルである、電池パック。
  2. 請求項に記載の電池パックにおいて、
    前記第1壁部と前記第2壁部とのなす角度が90度より大きくなるように、前記第1壁部は前記第2壁部に対し傾斜している、電池パック。
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