JP6351395B2 - バスバーモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池からなる電池集合体の隣り合う電池を直列に接続するバスバーモジュールに関する。
図7において、引用符号101は電池集合体を示す(例えば下記特許文献1参照)。電池集合体101は、複数の電池102を並べて一つの集合体にしたものであって、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される。各電池102には、プラス極及びマイナス極である一対の電極103が設けられる。電池集合体101は、電動モータに電力を供給するために車両所定位置に搭載される。
図7及び図8において、引用符号104は、電池集合体101の隣り合う電池102を直列に接続するため、電池集合体101に組み付けられるバスバーモジュールを示す。このバスバーモジュール104は、樹脂プレート105と、複数のバスバー106と、複数の端子107(一つのみ図示)と、端子107に接続される電線108と、図示しないサーミスタ(温度センサ)と、このサーミスタに接続される図示しない電線とを含んで構成される。
図8において、樹脂プレート105は、絶縁性を有する樹脂成形品であって、バスバー収容部109と、電線収容部110と、カバー111とをそれぞれ複数有する。バスバー収容部109は、電池並び方向に沿って並べられ、これによりバスバー収容部集合列部112が形成される。また、電線収容部110は、対応するバスバー収容部109の一方の側部113の近傍に配置される。電線収容部110は、電池並び方向に沿って並べられ、これにより電線収容部集合列部114が形成される。
尚、引用符号115は電線導出部を示す。この電線導出部115は、バスバー収容部109と電線収容部110とを連通するように形成される。具体的には、電池並び方向に直交する方向に形成される。
カバー111は、対応する電線収容部110の一方の側部116に連成される。カバー111は、対応する電線収容部110の開口を蓋する部分として形成される。カバー111は、電池並び方向に沿って並べられ、これによりカバー集合列部117が形成される。
バスバー収容部集合列部112におけるバスバー収容部109同士は、例えばU字状のヒンジ118で繋がれる。また、電線収容部集合列部114における電線収容部110同士も例えばU字状のヒンジ119で繋がれる。さらに、カバー集合列部117におけるカバー111同士も例えばU字状のヒンジ120で繋がれる。
バスバー106は、導電性を有する金属板を加工することにより形成される。バスバー106には、電極103(図7参照)を挿通する部分として一対の貫通孔121が形成される。バスバー106は、樹脂プレート105のバスバー収容部109に収容固定される。端子107は、例えば電圧を検出するためのものであって、バスバー106の一方の貫通孔121に合わせて重ねられる。端子107には、電線108が接続され、この電線108は電線導出部115及び電線収容部110を介して電線収容部集合列部114に収容される。
図示しないサーミスタは、所定位置のバスバー収容部109と電線収容部110との間に組み付けられる(組み付け部分としては図8の網掛け部分124参照)。サーミスタに接続される図示しない電線は、電線収容部集合列部114に収容される。電線収容部集合列部114には、電線108やサーミスタからの電線などの各種電線が束になった状態で収容される。
サーミスタ(温度センサ)に関しては、下記特許文献2に開示されたものが知られる。このサーミスタは、高さ方向(電極103の突出方向)の電池バラツキを吸収するためとして、バネ構造を有する。
特開2011−77031号公報 特開2011−17638号公報
上記従来技術にあっては、高さ方向の電池バラツキを吸収する必要があることから、温度センサと、この温度センサの組み付け先である樹脂プレートとがそれぞれ複雑な構造になってしまうという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、構造の簡素化を図ることが可能なバスバーモジュールを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のバスバーモジュールは、複数の電池からなる電池集合体の隣り合う前記電池を直列に接続する複数のバスバーと、該複数のバスバーの組み付け先になる樹脂プレートと、該樹脂プレートに組み付けられて前記電池集合体の所定位置に接触する温度センサと、を含み、前記樹脂プレートは、前記複数のバスバーを個々に収容固定する複数のバスバー収容部と、該バスバー収容部の一方の側部近傍に配置されて前記バスバー収容部から引き出された電線を収容する複数の電線収容部と、を有するバスバーモジュールにおいて、前記樹脂プレートは、前記バスバー収容部の他方の側部から離れた位置に配置され、且つ、バネ構造を持たない前記温度センサを固定状態で組み付ける温度センサ組み付け部が形成されるとともに前記温度センサからのびる電線を収容する形状に形成される電線収容通路と、該電線収容通路及び前記他方の側部を繋ぐブリッジ状の橋渡し部と、を更に有し、該橋渡し部には、前記温度センサと前記電池集合体との接触が維持される方向に前記電線収容通路の位置を変位させる変位構造部を形成することを特徴とする。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のバスバーモジュールにおいて、前記橋渡し部を略門形の形状に形成するとともに、前記変位構造部には薄肉部と厚肉部とを形成することを特徴とする。
請求項1に記載された本発明によれば、バスバーモジュールを構成する樹脂プレートに係り、バスバー収容部から離れた位置に橋渡し部を介して電線収容通路を配置する。そして、この電線収容通路の位置で温度センサを組み付けることができるように温度センサ組み付け部を形成する。さらには、橋渡し部に変位構造部を形成して、この変位構造部により電線収容通路の位置を変位させるようにする。つまり、温度センサや温度センサ組み付け部の構造によって電池バラツキを吸収するのではなく、橋渡し部にて電池バラツキを吸収する。従って、本発明によれば、温度センサに従来例のようなバネ構造を付加しなくてもよく、また、樹脂プレートには上記バネ構造を受ける部分を形成しなくてもよいことから、構造の簡素化を図ることができるという効果を奏する。
請求項2に記載された本発明によれば、変位構造部を有する橋渡し部を略門形の形状に形成し、また、薄肉部と厚肉部とを有するように変位構造部を形成することから、温度センサを組み付けた状態の電線収容通路を簡単な構造で変位させることができるという効果を奏する。
本発明のバスバーモジュールの組み付け先となる電池集合体の模式図である。 本発明のバスバーモジュール及び樹脂プレートの平面図である。 図2のバスバーモジュールにおける一つの分割樹脂プレートに係る拡大図である。 図2のバスバーモジュール及び樹脂プレートの連結部兼公差吸収部の拡大図である。 図2のバスバーモジュールを電池集合体に組み付けた時の状態を示す断面図である。 図5の要部拡大図である。 従来例の電池集合体及びバスバーモジュールの斜視図である。 図7の従来例のバスバーモジュール及び樹脂プレートの平面図である。
バスバーモジュールは、樹脂プレートと、この樹脂プレートの複数のバスバー収容部に収容固定されるバスバーと、温度センサとを含んで構成され、樹脂プレートには、温度センサの組み付け先になる電線収容通路が形成される。また、樹脂プレートには、バスバー収容部と電線収容通路とを繋ぐ橋渡し部が形成される。橋渡し部には、温度センサと電池集合体との接触が維持される方向に電線収容通路の位置を変位させるような変位構造部が形成される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明のバスバーモジュールの組み付け先となる電池集合体の模式図である。
図1において、電池集合体1は、複数の電池2を並べて一つの集合体にしたものであって、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される。各電池2には、プラス極及びマイナス極である一対の電極3が設けられる。電池集合体1は、電動モータに電力を供給するために車両所定位置に搭載される。
図2は本発明のバスバーモジュール及び樹脂プレートの平面図である。また、図3は図2のバスバーモジュールにおける一つの分割樹脂プレートに係る拡大図、図4は図2のバスバーモジュール及び樹脂プレートの連結部兼公差吸収部の拡大図、図5は図2のバスバーモジュールを電池集合体に組み付けた時の状態を示す断面図、図6は図5の要部拡大図である。
図2において、バスバーモジュール4は、電池集合体1(図1参照)の隣り合う電池2(図1参照)を直列に接続するため、電池集合体1に従来同様の方法で組み付けられる。このバスバーモジュール4は、樹脂プレート5と、複数のバスバー6と、複数の端子7(一つのみ図示)と、端子7に接続される電線8と、サーミスタ9(温度センサ。一つのみ図示)と、このサーミスタ9からのびる電線10(リード線)とを含んで構成される。
図2及び図3において、樹脂プレート5は、絶縁性を有する樹脂成形品であって、電池並び方向の中間所定位置で分割された分割樹脂プレート11を連結することにより形成される(本実施例では、便宜上、複数の分割樹脂プレート11を同じ形状のものとして説明をする)。尚、上記の分割は一例であり、本発明では樹脂プレート5を分割しない構造で対応してもよい。
分割樹脂プレート11は、従来同様部分として、バスバー収容部12と、電線収容部13と、カバー14とをそれぞれ複数有する。また、分割樹脂プレート11は、新たな部分として、一又は複数の電線収容通路15と、同じく一又は複数の通路カバー16と、連結部17(17a、17b)と、連結部兼公差吸収部18(18a、18b)と、複数の橋渡し部19とを有する。電線収容通路15と橋渡し部19は、本発明の特徴部分になる(後述する)。
バスバー収容部12は、電池並び方向に沿って並べられ、これによりバスバー収容部集合列部20が形成される。また、電線収容部13は、対応するバスバー収容部12の一方の側部21の近傍に配置される。電線収容部13は、電池並び方向に沿って並べられ、これにより電線収容部集合列部22が形成される。
バスバー収容部12と電線収容部13は、この間が電線導出部23にて連通される。電線導出部23は、電池並び方向に直交する方向にバスバー収容部12と電線収容部13とを連通するように形成される。
カバー14は、対応する電線収容部13の一方の側部24に連成される。カバー14は、対応する電線収容部13の開口を蓋する部分として形成される。カバー14は、電池並び方向に沿って並べられ、これによりカバー集合列部25が形成される。
バスバー収容部集合列部20におけるバスバー収容部12同士は、U字状のヒンジ26で繋がれる。また、電線収容部集合列部22における電線収容部13同士もU字状のヒンジ27で繋がれる。さらに、カバー集合列部25におけるカバー14同士もU字状のヒンジ28で繋がれる。ヒンジ26〜28は、電池2(図1参照)のピッチのバラツキを吸収する部分として形成される。別な言い方をすれば、電池並び方向の寸法のバラツキを吸収する部分として形成される。
電線収容通路15は、バスバー収容部12の他方の側部29から離れた位置に配置形成される。電線収容通路15は、サーミスタ9からのびる電線10を収容することができるように略樋形状に形成される。また、バスバー収容部12や電線収容部13よりも長く電池並び方向にのびる形状に形成される。電線収容通路15は、上記の如く樋形状(断面略コ字状)で尚かつ長く形成されることから、バスバー収容部12から離れた位置に配置される部分であっても、必要十分な強度を確保することができるのは勿論である。
このような電線収容通路15の所定位置には、サーミスタ9の組み付け部分になるサーミスタ組み付け部30が形成される。サーミスタ組み付け部30は、電線収容通路15の一方の側部31側に配置形成される。また、電線収容通路15の端部(分割樹脂プレート11の端部位置に相当する部分)には、後述する連結部兼公差吸収部18(18a、18b)が形成される。
通路カバー16は、電線収容通路15の他方の側部34に連成される。通路カバー16は、電線収容通路15の開口を蓋する部分として形成される。通路カバー16は、上記カバー14のようなU字状のヒンジ28で繋がれない部分に形成される。
連結部17は、隣り合う分割樹脂プレート11を連結する部分として形成される。具体的には、一方の分割樹脂プレート11の電線収容部13に形成される連結部17aと、他方の分割樹脂プレート11の電線収容部13に形成される連結部17bとで構成される。
連結部17aは、長方形状で電線収容部13から突出する延長板部35と、この延長板部35の中央を矩形に開口して形成される嵌合凹部36とを有する。また、連結部17bは、電線収容部13において延長板部35を受ける受け部(符号省略)と、この受け部から突出して嵌合凹部36に嵌合する嵌合凸部37とを有する。嵌合凸部37は、嵌合凹部36の開口形状に合わせた、比較的大きな(後述するスライド凸部41よりも大きな)突起に形成される。尚、隣り合う分割樹脂プレート11を連結することができれば、図示形状に限定されないものとする。
図2ないし図4において、連結部兼公差吸収部18は、隣り合う分割樹脂プレート11を連結する部分として形成される。また、電池並び方向の公差を吸収する部分(別な言い方をすれば、電池ピッチのバラツキを吸収する部分)としても形成される。すなわち、隣り合う分割樹脂プレート11との連結に係る連結機能、及び電池並び方向の公差を吸収する公差吸収機能を兼ね備えた部分として形成される。このような連結部兼公差吸収部18は、一方の分割樹脂プレート11の電線収容通路15に形成される連結部兼公差吸収部18aと、他方の分割樹脂プレート11の電線収容通路15に形成される連結部兼公差吸収部18bとで構成される。
連結部兼公差吸収部18aは、長方形状で電線収容通路15から突出する延長板部38と、この延長板部38の中央を矩形に貫通して形成されるスライド凹部39とを有する。また、連結部兼公差吸収部18bは、電線収容通路15において延長板部38をスライド可能に受けるスライド受け部40と、このスライド受け部40から突出してスライド凹部39にスライド自在に嵌合するスライド凸部41と、電線収容通路15の側壁内面から突出して延長板部38をスライド自在に支持する一対のスライド支持部42とを有する。
スライド凹部39は、スライド凸部41が嵌合した状態で、少なくとも電池ピッチ公差分の可動領域を確保できるような寸法Pが生じる形状に形成される。一対のスライド支持部42は、スライド凸部41の位置に合わせて配置形成される。
連結部兼公差吸収部18(18a、18b)を形成することで、電線収容通路15の部分でU字状のヒンジを多数形成する必要がないのは勿論である。
図2及び図3において、橋渡し部19は、バスバー収容部12の他方の側部29と、電線収容通路15の一方の側部31とを繋ぐ部分として形成される。橋渡し部19は、ブリッジ状の形状(略門形の形状)に形成される。このような形状の橋渡し部19は、本発明の特徴部分であって、変位構造部44を有する。以下、変位構造部44について図5及び図6を参照しながら説明をする。
図5及び図6において、橋渡し部19は、図示の如くブリッジ状の形状(略門形の形状)に形成される。橋渡し部19は、サーミスタ組み付け部30の位置合わせて配置形成される。尚、図5及び図6は、便宜上、橋渡し部19とサーミスタ組み付け部30とが同じ位置にあるような断面図にしてある(図2及び図3に示すような、サーミスタ組み付け部30の近傍に橋渡し部19を配置形成してもよい)。
図5及び図6における引用符号1は電池集合体、2は電池、3は電極、4はバスバーモジュール、5は樹脂プレート、6はバスバー、8は電線、9はサーミスタ、10は電線、12はバスバー収容部、13は電線収容部、14はカバー、15は電線収容通路、16は通路カバー、30はサーミスタ組み付け部をそれぞれ示す。
また、この他として、引用符号45は電極3に挿通されたバスバー6に対する載置面、46はバスバー6を締め付け固定するナット、47は電池上面、48はサーミスタ9の接触面、49はサーミスタ組み付け部30に形成されたサーミスタ突き当て部をそれぞれ示す。サーミスタ9は、サーミスタ組み付け部30のサーミスタ突き当て部49に突き当たった状態で、図示しない係止突起がサーミスタ組み付け部30に係止され、これにより固定状態になる。すなわち、サーミスタ9は、従来例のようなバネ構造を持たないものが採用される。
尚、図5及び図6では、電極3の突出方向を垂直方向(図を見たときの上下方向)と定義する。また、これに直交する方向を水平方向と定義する。
橋渡し部19は、バスバー収容部12に連成される垂直方向の壁50と、電線収容通路15に連成される垂直方向の壁51と、これら垂直方向の壁50、51の上端に連成される水平方向の壁52と、変位構造部44とを有して図示形状に形成される。変位構造部44は、サーミスタ9と電池集合体1との接触(電池上面47と接触面48との接触)が維持される方向に、すなわち垂直方向(上下方向)に電線収容通路15の位置を変位させることができるように構成される。本実施例においては、厚肉部53と、この厚肉部53の両側に連続する薄肉部54、54とで構成される。
厚肉部53は、肉厚を厚くして剛性を持たせた部分であって、水平方向の壁52の中央に配置形成される。薄肉部54、54は、厚肉部53よりも肉厚を薄くして剛性を低下させた部分であって、厚肉部53の両側から垂直方向の壁50、51の上端にかけて延在するように配置形成される。垂直方向の壁50、51の上端に位置する薄肉部54、54は、テーパ55、55の状態に形成される。厚肉部53と薄肉部54、54は、垂直方向(上下方向)に電線収容通路15の位置を変位させることができるように配置される。
厚肉部53と薄肉部54、54とを含んで構成される変位構造部44は、従来例のようなサーミスタのバネ構造等の部分と同じ機能を発揮できる部分として形成される。すなわち、高さ方向(垂直方向)の電池バラツキを吸収することができる部分として形成される。
ここで、上記電池バラツキの吸収に関連する各構造部分についてまとめてみると、樹脂プレート5では、バスバー収容部12から離れた位置に橋渡し部19を介して電線収容通路15が配置される。そして、この電線収容通路15の位置でサーミスタ9の組み付けができるようにサーミスタ組み付け部30が形成される。さらに、橋渡し部19には、変位構造部44が形成される。この変位構造部44は、電線収容通路15の位置を変位させることができるように形成される。すなわち、高さ方向(垂直方向)の電池バラツキを吸収することができるように形成される。具体的には、電池バラツキがあった場合、図6の仮想線や矢印で示すように橋渡し部19が変形し(誇張した変形で図示してある)、実質的に電線収容通路15の位置が変位して、その結果、サーミスタ9と電池集合体1との接触(電池上面47と接触面48との接触)が維持される。従って、従来例のような温度センサや温度センサ組み付け部の構造によって電池バラツキを吸収するのではなく、橋渡し部19にて電池バラツキが吸収される。本発明は、従来例のようなバネ構造をサーミスタ9に付加しなくてもよく、また、樹脂プレート5には上記バネ構造を受ける部分を形成しなくてもよいことが分かる。従って、本発明によれば、構造の簡素化を図ることができるという効果を奏する。
図2及び図3に戻り、バスバー6は、導電性を有する金属板を加工することにより形成される。バスバー6には、電極3(図1参照)を挿通する部分として一対の貫通孔43が形成される。バスバー6は、樹脂プレート5のバスバー収容部12に収容固定される。
端子7は、例えば電圧を検出するためのものであって、バスバー6の一方の貫通孔43に合わせて重ねられる。端子7には、電線8が接続され、この電線8は電線導出部23及び電線収容部13を介して電線収容部集合列部22に収容される。
サーミスタ9は、電線収容通路15のサーミスタ組み付け部30に組み付けられる。サーミスタ9に接続される電線10は、電線収容通路15に収容される。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…電池集合体、 2…電池、 3…電極、 4…バスバーモジュール、 5…樹脂プレート、 6…バスバー、 7…端子、 8…電線、 9…サーミスタ(温度センサ)、 10…電線、 11…分割樹脂プレート、 12…バスバー収容部、 13…電線収容部、 14…カバー、 15…電線収容通路、 16…通路カバー、 17…連結部、 18…連結部兼公差吸収部、 19…橋渡し部、 20…バスバー収容部集合列部、 21…一方の側部、 22…電線収容部集合列部、 23…電線導出部、 24…一方の側部、 25…カバー集合列部、 26〜28…ヒンジ、 29…他方の側部、 30…サーミスタ組み付け部(温度センサ組み付け部)、 31…一方の側部、 34…他方の側部、 35…延長板部、 36…嵌合凹部、 37…嵌合凸部、 38…延長板部、 39…スライド凹部、 40…スライド受け部、 41…スライド凸部、 42…スライド支持部、 43…貫通孔、 44…変位構造部、 45…載置面、 46…ナット、 47…電池上面、 48…接触面、 49…サーミスタ突き当て部、 50、51…垂直方向の壁、 52…水平方向の壁、 53…厚肉部、 54…薄肉部、 55…テーパ

Claims (2)

  1. 複数の電池からなる電池集合体の隣り合う前記電池を直列に接続する複数のバスバーと、
    該複数のバスバーの組み付け先になる樹脂プレートと、
    該樹脂プレートに組み付けられて前記電池集合体の所定位置に接触する温度センサと、
    を含み、
    前記樹脂プレートは、
    前記複数のバスバーを個々に収容固定する複数のバスバー収容部と、
    該バスバー収容部の一方の側部近傍に配置されて前記バスバー収容部から引き出された電線を収容する複数の電線収容部と、
    を有する
    バスバーモジュールにおいて、
    前記樹脂プレートは、
    前記バスバー収容部の他方の側部から離れた位置に配置され、且つ、バネ構造を持たない前記温度センサを固定状態で組み付ける温度センサ組み付け部が形成されるとともに前記温度センサからのびる電線を収容する形状に形成される電線収容通路と、
    該電線収容通路及び前記他方の側部を繋ぐブリッジ状の橋渡し部と、
    を更に有し、
    該橋渡し部には、前記温度センサと前記電池集合体との接触が維持される方向に前記電線収容通路の位置を変位させる変位構造部を形成する
    ことを特徴とするバスバーモジュール。
  2. 請求項1に記載のバスバーモジュールにおいて、
    前記橋渡し部を略門形の形状に形成するとともに、前記変位構造部には薄肉部と厚肉部とを形成する
    ことを特徴とするバスバーモジュール。
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