JP6679282B2 - 電圧検出用端子の保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電圧検出用端子の保持構造に関する。
ハイブリッド自動車や電気自動車等の車両においてモータを駆動するための電力変換装置に接続される車載用の電池パックでは、多数の電池セルの正極端子と負極端子が隣り合うように交互に逆向きに重ね合わされて横並びに配置されて電池モジュールが構成されている。そして、隣り合う電池セルの電極端子間をバスバーなどの接続部材で接続することにより、複数の電池セルが直列や並列に接続されるようになっている。
上記構成の電池モジュールを組み立てる際には、複数箇所の電極端子間をバスバーで接続する必要がある。そこで、接続する電極端子間の数に応じて、バスバーを絶縁樹脂製の電線配索体におけるバスバー収容部(バスバー保持部)に収容したバスバーモジュールが用いられている。
ところで、複数の電池セルを直列や並列に接続する場合、電池セル間において電池電圧などの電池特性が不均一であると、電池の劣化や破損を招く可能性がある。そこで、車載用の電池パックにおいては、各電池セル間の電圧に異常が生じる前に充電、放電を中止するため、各バスバーには、電池セルの電圧を検知するための電圧検出線が取付けられている。
従来のバスバーモジュールにおいては、電圧検出線は、被覆電線の先端を皮剥ぎして心線(導体)に丸型端子を圧着し、その丸型端子を電池セルの電極端子に嵌合して、電極端子にバスバーと共にナットで共締めする構造が採用されていた(例えば、特許文献1等参照)。
図5に示すように、従来のバスバーモジュール501は、複数のバスバー521を個々に収容固定するバスバー収容部503を複数有した絶縁樹脂製の電線配索体510を備えている。電線配索体510には、バスバー収容部503と電線配索部505とが一体に形成されている。
バスバー521は、バスバー収容部503に収容固定された上で隣り合う電池を直列に接続することができるように形成されている。バスバー521は、円形状に貫通する一対の電池接続穴523を有する。
バスバー収容部503は、外形が長方形となる底壁502と、この底壁502の端部に連続する枠形状の周壁504とを有する。
周壁504は、バスバー521の外形に合わせて配置形成される。バスバー長手方向に平行な一対の長側壁には、係止ランス509がそれぞれ形成される。この一対の係止ランス509は、バスバー収容部503内に収容されたバスバー521を収容固定する。また、バスバー521は、この外形部分が底壁502に受け止められるとともに、バスバー収容部503の周壁504により囲まれてガタ付なく保持された状態に固定される。
更に、バスバー収容部503には、単電池の電圧を測定するための電圧検出用端子531が保持される。この電圧検出用端子531の保持構造は、電圧検出用端子531における電気接続部533の凸部537を周壁504の凹部515に差し込み、電気接続部533の側縁を周壁504の係止ランス511に係止して仮固定している。また、電圧検出用端子531の位置決めは、周壁504に突設した位置決めリブ513が電気接続部533の側縁に当接することで行われる。
電圧検出用端子531に一端が接続された電圧検出線Wは、バスバー収容部503の並び方向に沿った一側縁に設けられた電線配索部505に収容され、他端が図示しない電圧検出回路に接続される。電線配索部505は、連結部507を介して各バスバー収容部503に接続されている。
特開2011−18499号公報
しかしながら、上述した従来の電圧検出用端子531の保持構成では、電圧検出用端子531をバスバー収容部503に保持させる際の組付け性がよくないという問題があった。即ち、電圧検出用端子531をバスバー収容部503に保持させる際には、図5に示したように、電気接続部533の一方の側縁から突出した凸部537を周壁504の凹部515に向けて斜めに差し込んだ後、電気接続部533の他方の側縁を底壁502側に回動させることで、電気接続部533の側縁を周壁504に設けた係止ランス511に係止させて仮固定している。そのため、電気接続部533の凸部537を周壁504の凹部515に差し込む方向と、電気接続部533の側縁を周壁504の係止ランス511に係止させる方向とが異なり、組付け性が低下してしまう。
また、周壁504に突設した位置決めリブ513が電気接続部533の側縁に当接することで、電圧検出用端子531の位置決めが行われる。そのため、各バスバー収容部503には周壁504が必要となり、電線配索体510が大型化し、製造コストが高くなると共に重量が重くなる傾向があった。また、周壁504の位置決めリブ513に側縁を当接させなければならない電圧検出用端子531の電気接続部533は、バスバー521との電気的接続に必要な必要最小限の大きさより大きくなってしまうという問題もある。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、バスバー保持部に対する電圧検出用端子の位置決め等を確実にしつつ無駄な部分を削減し、電線配索体を小型・軽量化して製造コストを低減できる電圧検出用端子の保持構造を提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 複数の単電池で構成された電池集合体の各単電池を互いに電気的に接続する複数のバスバーが収容される絶縁樹脂製の電線配索体のバスバー保持部に、前記単電池の電圧を測定するための電圧検出用端子が保持される電圧検出用端子の保持構造であって、
前記電圧検出用端子は、前記バスバーに接続される電気接続部と、電線が接続される電線接続部と、前記電気接続部と前記電線接続部との間に設けられ、前記バスバー保持部に仮固定される仮固定部と、を備え、前記仮固定部が、前記バスバー保持部に突設された位置決めピンに嵌合する位置決め孔を有し、前記電圧検出用端子は、前記電気接続部と前記電線接続部との間に立ち上がり壁を有する断面クランク状に形成され、前記仮固定部は、前記立ち上がり壁に設けられ、前記位置決めピンに対する反嵌入方向の移動が規制される抜け止め部を有することを特徴とする電圧検出用端子の保持構造。
上記(1)の構成の電圧検出用端子の保持構造によれば、電圧検出用端子の仮固定部がバスバー保持部に仮固定されるので、バスバーを囲む周壁に電圧検出用端子を仮固定するための固定部を設ける必要がなくなる。その結果、電線配索体の周壁を省略することができ、電線配索体の小型化が可能となる。
また、電圧検出用端子は、電気接続部の側縁を周壁に仮固定させる必要がなくなるので、電気接続部をバスバーとの電気的接続に必要な必要最小限の大きさとして小型化できる。
上記()の構成の電圧検出用端子の保持構造によれば、電圧検出用端子の仮固定部に設けた位置決め孔が、バスバー保持部の位置決めピンに嵌合することで、電圧検出用端子の仮固定位置を正確に位置決めできる。
また、電圧検出用端子は、電気接続部の側縁を周壁の位置決めリブに当接させて位置決めする必要がなくなるので、電気接続部をバスバーとの電気的接続に必要な必要最小限の大きさとして小型化できる。
上記()の構成の電圧検出用端子の保持構造によれば、電圧検出用端子の位置決め孔がバスバー保持部の位置決めピンに嵌入される方向と、立ち上がり壁に設けられた抜け止め部がバスバー保持部にロックされる方向とが同一方向となる為、組付け作業性が向上して製造コストが安くなる。
本発明に係る電圧検出用端子の保持構造によれば、バスバー保持部に対する電圧検出用端子の位置決め等を確実にしつつ無駄な部分を削減し、電線配索体を小型・軽量化して製造コストを低減できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
本発明の一実施形態に係る電圧検出用端子の保持構造を備えたバスバーモジュールを電池集合体に取り付ける直前の状態を示す部分斜視図である。 図1に示したバスバーモジュールの要部拡大分解斜視図である。 (a)は図1に示したバスバー保持部に保持された電圧検出用端子の斜視図、(b)は電圧検出用端子の全体斜視図である。 図3のIV−IV断面矢視図である。 従来のバスバー及びバスバー収容部を備えたバスバーモジュールの要部分解斜視図である。
以下、本発明に係る電圧検出用端子の保持構造の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の電圧検出用端子の保持構造を備えたバスバーモジュール1は、複数の単電池3で構成された電池集合体2に取り付けられ、電動モータを用いて走行する電気自動車や、エンジンと電動モータとを併用して走行するハイブリッド自動車などの電動モータに、電池集合体からの電力を供給する。
図1及び図2に示すように、本発明の一実施形態に係るバスバーモジュール1は、電池集合体2の各単電池3を互いに電気的に接続する複数のバスバー6と、複数のバスバー6の表面にそれぞれ溶接接続される電圧検出用端子9が接続された電圧検出線(電線)Wと、絶縁樹脂製の電線配索体20と、を備える。
電池集合体2は、複数の単電池3と、これら複数の単電池3を互いに重ねて固定する部材(図示せず)と、を有している。それぞれの単電池3は、直方体状の電池本体と、この電池本体の上面の一端及び他端からそれぞれ突出した電極端子である一対のプラス端子4及びマイナス端子5と、を有している。プラス端子4及びマイナス端子5は、導電性の金属により上面が矩形の凸状に形成されている。電池集合体2は、複数の単電池3が、プラス端子4とマイナス端子5が隣り合うように、交互に逆向きに重ね合わされている。電池集合体2は、プラス端子4とマイナス端子5をバスバー6で連結することにより、単電池3と隣接する単電池3との直列接続回路が形成され、高圧直流電圧が得られる。
本実施形態に係るバスバー6は、図2に示すように、導電性の金属板にプレス加工が施されるなどして得られるものであり、矩形板状の中央部に形成された貫通孔61を通る直線を挟んで線対称となるように、周縁部(対向する長辺部)に係合部63が一対形成されている。貫通孔61は円形の開口形状を有し、係合部63は半円状の切欠き形状を有する。これらバスバー6の貫通孔61と係合部63には、後述するバスバー保持部10の第1突起21と第2及び第3突起23,25が嵌合される。
バスバー6は、長手方向両端部分がそれぞれプラス端子4及びマイナス端子5に溶接接続されることで、単電池3に固定される。勿論、本発明に係るバスバーがプラス端子及びマイナス端子にナット(図示せず)が螺合される場合には、バスバーには一対の端子孔が形成される。
本実施形態に係る電線配索体20は、バスバー6が保持されて複数の単電池3の並び方向に並んで設けられる複数のバスバー保持部10と、複数の電圧検出線Wを複数の単電池の重なり方向に沿って収容する電線配索部7と、バスバー保持部10と電線配索部7とを連結する連結部8と、を有する。電線配索体20は、電線配索部7の長手方向に沿って等間隔に配置された複数の連結部8の先端側に設けられたバスバー保持部10が、櫛歯に配置されて絶縁樹脂により一体成形されている。
個々のバスバー6は、電線配索体20のバスバー保持部10に保持される。バスバー保持部10は、バスバー6の長手方向中央部を支持する矩形板状の底壁11と、底壁11の外縁の一部(一側縁)に連なって立設される隔壁13と、隔壁13に設けられる係止部15と、底壁11に垂設される円柱状の第1突起21と、第1突起21を通る直線を挟んで線対称となるように底壁11に垂設される第2突起23及び第3突起25と、バスバー保持構造を構成している。
下端が底壁11の一側縁に連なった隔壁13は、上端が連結部8の先端に連なっている。隔壁13の上端には、後述する電圧検出用端子9の位置決め孔100に嵌合する位置決めピン85が突設されている。
係止部15は、バスバー6の一側縁を電線配索体20に係止するため隔壁13に設けられ、底壁11側に小さく突出する爪状のバスバー係止突起15aが先端に形成された係止ランスである。この係止部15は、底壁11の位置に合わせて配置形成され、底壁11から壁高さ方向にバスバー6の厚み分だけ離れた位置にバスバー係止突起15aが配置形成される。即ち、係止部15は、底壁11に対するバスバー係止突起15aの高さ寸法が設定される。
底壁11に垂設された第1突起21は、円柱状に形成されてバスバー6に形成された貫通孔61に嵌合される。バスバー6の貫通孔61は、円形の開口形状を有する。
そして、第1突起21に対するバスバー6の傾き角度を制限してバスバー6の一側縁に対するバスバー係止突起15aの係止が外れないように、第1突起21と貫通孔61との嵌合隙間が設定される。
即ち、第1突起21の外径寸法と貫通孔61の内径寸法とを適宜設定することで、第1突起21と貫通孔61との嵌合隙間が決定され、第1突起21に対するバスバー6の傾き角度が規定される。更に、底壁11に対するバスバー係止突起15aの高さ寸法が設定されることで、バスバー6が傾いた際のバスバー係止突起15aに対するバスバー6の一側縁におけるかかり代が確保されるので、バスバー6はバスバー保持部10から外れることがない。
このようなバスバー保持構造によれば、バスバー保持部10における底壁11に垂設される第1突起21とバスバー6に形成される貫通孔61との嵌合隙間を設定すると共に、底壁11に対する係止部15におけるバスバー係止突起15aの高さ寸法を設定するだけで、バスバー6を電線配索体20に保持することができる。
そこで、電線配索体20にはバスバー6を囲む周壁が必要なく、小型化が可能となっている。また、バスバー6を底壁11に当接するまで挿入する際に挿入抵抗となる係止部15が1つしかない為、従来に比べてバスバー6の挿入力が低減されている。
更に、第1突起21を通る直線を挟んで線対称となるように底壁11に垂設された第2突起23と第3突起25は、図2に示すように、バスバー6の対向する長辺部に形成された一対の係合部63にそれぞれ係合される。第2突起23は、底壁11の先端縁側に垂設されており、底壁11の基端側に垂設された第3突起25は、隔壁13と一体に形成されている。一対の係合部63が第2突起23と第3突起25に係合したバスバー6は、円柱状の第1突起21を中心とする回転が規制され、位置決めが確実にされる。
隔壁13の上端に連なる連結部8には、電圧検出線Wの一端に接続された電圧検出用端子9が配置される。連結部8は、対向する一対の側壁81A,81Bにより、電圧検出用端子9の電線接続部93を収容する収容空間を形成している。側壁81A,81Bの上端縁には、対向する他方の側壁81B,81A側へ向って水平に突出された一対の端子抑え部83A,83Bが一体に形成されている。端子抑え部83A,83Bは、各連結部8の長手方向における略中間部に形成されており、連結部8に収容した電圧検出用端子9の電線接続部93の浮き上りを抑え、収容作業を高めるためのものである。
本実施形態の電圧検出用端子9は、図3の(a),(b)に示すように、バスバー6に溶接接続される電気接続部91と、電圧検出線Wが接続される電線接続部93と、電気接続部91と電線接続部93との間に設けられ、バスバー保持部10に仮固定される仮固定部99と、を備えた断面クランク状に形成されている。
電気接続部91は、矩形平板状に形成され、レーザ溶接等によりバスバー6の上面に溶接接続される。電線接続部93は、電圧検出線Wの端末における絶縁被覆を剥いて露出させた心線を圧着する導体圧着部94と、絶縁被覆の上から電線端末を圧着する被覆圧着部92とを有する。
仮固定部99は、電線接続部93に隣接した平板部に形成されて位置決めピン85が嵌合される位置決め孔100と、断面クランク状に形成された電圧検出用端子9の立ち上がり壁95に設けられた抜け止め部96と、を有している。
位置決め孔100は、円柱状に形成された位置決めピン85が嵌合する円形の開口形状を有する。そこで、仮固定部99の両側縁が連結部8の側壁81A,81B間で挟持され、仮固定部99の位置決め孔100がバスバー保持部10の位置決めピン85に嵌合された電圧検出用端子9は、バスバー保持部10に位置決めされる。
また、抜け止め部96は、位置決めピン85と平行に配置される立ち上がり壁95に形成された切り起し片であり、隔壁13の底壁11側へ位置決めピン85と直交する方向に突出した係止突起17に係止されることで、位置決めピン85に対する反嵌入方向(抜け出し方向)の仮固定部99の移動を規制する。そこで、仮固定部99の抜け止め部96がバスバー保持部10の係止突起17に係止された電圧検出用端子9は、バスバー保持部10の位置決めピン85に対して抜け止め(ロック)される。なお、抜け止め部96は、切り起し片に限らず、係止突起17が嵌合して係止される開口部でもよい。
そこで、電圧検出用端子9は、仮固定部99がバスバー保持部10に対して位置決めピン85により位置決めされると共に、係止突起17により抜け止めされた仮固定状態となる。
なお、位置決めピン85の断面形状と位置決め孔100の開口形状は円形にされたが、本発明はこれに限らず、多角形や楕円形等の種々の形状を採りうる。即ち、断面非円形の位置決めピンに嵌合する位置決め孔の開口形状を位置決めピンの断面形状に対応した非円形とすることで、連結部8の側壁81A,81Bに挟持されることなく電圧検出用端子9の位置決めピンを中心とした回転を規制することができる。
電線配索部7は、矩形板状の底壁73と、該底壁73の幅方向に相対する両縁部から垂直に立設した一対の側壁75A,75Bと、からなる断面略U字状の樋形状に形成されている。
電線配索部7は、バスバー保持部10の並び方向に沿った一側縁に設けられ、連結部8を介して各バスバー保持部10に接続されている。そこで、電線配索部7は、各連結部8から導出される電圧検出線Wを単電池3の重なり方向に沿って配索する配索空間となる。
なお、電線配索部7には、側壁75A,75Bの上端縁に電線抑え部を一体に形成してもよい。また、上方開口を塞ぐように矩形板状の蓋部が被せられてもよい。蓋部は、両縁部(長辺部)のうち一方の縁部の一部がヒンジを介して、電線配索部7の一方の側壁75Aに回動可能に連設される。
電線配索部7の配索空間に配索される電線としての電圧検出線Wは、導体である心線を絶縁被覆で被覆した被覆電線である。電圧検出線Wは、その一端において、電圧検出用端子9の電線接続部93に圧着されている。電圧検出線Wの他端は、図示しない電圧検出回路に接続される。
なお、本発明に係る電線は、本実施形態の被覆電線に限らず、導体である単線を絶縁被覆で被覆したものや、フラットケーブルなど種々の電線を用いることができる。
上述したように本実施形態のバスバーモジュール1における電圧検出用端子9の保持構造によれば、電圧検出用端子9の仮固定部99がバスバー保持部10に仮固定されるので、バスバー6を囲む周壁に電圧検出用端子9を仮固定するための固定部を設ける必要がなくなる。その結果、図1及び図2に示したように、電線配索体20はバスバー保持部10における周壁を省略することができ、電線配索体20の小型化が可能となる。
また、電圧検出用端子9は、電気接続部91の側縁を周壁に仮固定させる必要がなくなるので、電気接続部91をバスバー6との電気的接続に必要な必要最小限の大きさとして小型化できる。
更に、本実施形態のバスバーモジュール1における電圧検出用端子9の保持構造によれば、電圧検出用端子9の仮固定部99に設けた位置決め孔100が、バスバー保持部10の位置決めピン85に嵌合することで、電圧検出用端子9の仮固定位置を正確に位置決めできる。
また、電圧検出用端子9は、電気接続部91の側縁を周壁の位置決めリブに当接させて位置決めする必要がなくなるので、電気接続部91をバスバー6との電気的接続に必要な必要最小限の大きさとして小型化できる。
また、本実施形態のバスバーモジュール1における電圧検出用端子9の保持構造によれば、電圧検出用端子9の位置決め孔100がバスバー保持部10の位置決めピン85に嵌入される方向と、立ち上がり壁95に設けられた抜け止め部96がバスバー保持部10に抜け止め(ロック)される方向とが同一方向となる為、組付け作業性が向上して製造コストが安くなる。
従って、上記実施形態の電圧検出用端子9の保持構造によれば、バスバー保持部10に対する電圧検出用端子9の位置決め等を確実にしつつ無駄な部分を削減し、電線配索体20を小型・軽量化して製造コストを低減できる。
ここで、上述した本発明に係る電圧検出用端子の保持構造の実施形態の特徴をそれぞれ以下に簡潔に纏めて列記する。
[1] 複数の単電池(3)で構成された電池集合体(2)の各単電池を互いに電気的に接続する複数のバスバー(6)が収容される絶縁樹脂製の電線配索体(20)のバスバー保持部(10)に、前記単電池の電圧を測定するための電圧検出用端子(9)が保持される電圧検出用端子の保持構造であって、
前記電圧検出用端子は、
前記バスバーに接続される電気接続部(91)と、
電線(電圧検出線W)が接続される電線接続部(93)と、
前記電気接続部と前記電線接続部との間に設けられ、前記バスバー保持部に仮固定される仮固定部(99)と、
を備えることを特徴とする電圧検出用端子の保持構造。
[2] 前記仮固定部(99)が、前記バスバー保持部(10)に突設された位置決めピン(85)に嵌合する位置決め孔(100)を有することを特徴とする上記[1]に記載の電圧検出用端子の保持構造。
[3] 前記電圧検出用端子(9)は、前記電気接続部(91)と前記電線接続部(93)との間に立ち上がり壁(95)を有する断面クランク状に形成され、
前記仮固定部(99)は、前記立ち上がり壁に設けられ、前記位置決めピン(85)に対する反嵌入方向の移動が規制される抜け止め部(96)を有することを特徴とする上記[2]に記載の電圧検出用端子の保持構造。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
1…バスバーモジュール
2…電池集合体
3…単電池
6…バスバー
7…電線配索部
8…連結部
9…電圧検出用端子
10…バスバー保持部
11…底壁
13…隔壁
15…係止部
20…電線配索体
85…位置決めピン
91…電気接続部
93…電線接続部
95…立ち上がり壁
96…抜け止め部
99…仮固定部
100…位置決め孔

Claims (1)

  1. 複数の単電池で構成された電池集合体の各単電池を互いに電気的に接続する複数のバスバーが収容される絶縁樹脂製の電線配索体のバスバー保持部に、前記単電池の電圧を測定するための電圧検出用端子が保持される電圧検出用端子の保持構造であって、
    前記電圧検出用端子は、
    前記バスバーに接続される電気接続部と、
    電線が接続される電線接続部と、
    前記電気接続部と前記電線接続部との間に設けられ、前記バスバー保持部に仮固定される仮固定部と、
    を備え
    前記仮固定部が、前記バスバー保持部に突設された位置決めピンに嵌合する位置決め孔を有し、
    前記電圧検出用端子は、前記電気接続部と前記電線接続部との間に立ち上がり壁を有する断面クランク状に形成され、
    前記仮固定部は、前記立ち上がり壁に設けられ、前記位置決めピンに対する反嵌入方向の移動が規制される抜け止め部を有することを特徴とする電圧検出用端子の保持構造。
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