JP7116478B2 - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7116478B2
JP7116478B2 JP2018151709A JP2018151709A JP7116478B2 JP 7116478 B2 JP7116478 B2 JP 7116478B2 JP 2018151709 A JP2018151709 A JP 2018151709A JP 2018151709 A JP2018151709 A JP 2018151709A JP 7116478 B2 JP7116478 B2 JP 7116478B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
molded product
heating device
coils
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018151709A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020027736A (ja
Inventor
勝彦 布谷
高之 福永
宗則 石田
純一 北田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanazawa Institute of Technology (KIT)
Original Assignee
Kanazawa Institute of Technology (KIT)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanazawa Institute of Technology (KIT) filed Critical Kanazawa Institute of Technology (KIT)
Priority to JP2018151709A priority Critical patent/JP7116478B2/ja
Publication of JP2020027736A publication Critical patent/JP2020027736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7116478B2 publication Critical patent/JP7116478B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • General Induction Heating (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Description

本発明は、導電性シートを含む成形品を誘導加熱する加熱装置に関し、特に電磁誘導加熱が可能な炭素繊維熱可塑性プラスチック(CFRTP)等の成形品をプレス加工前に予備加熱するための加熱装置に関する。
従来の加熱プレス装置では、例えばローラに巻き掛けられたベルトが対向配置され、その間に、CFRTPの成形品を通し、加熱およびプレスを行うことでCFRTPの完成品を得ていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-147280号公報
しかしながら、CFRTPの成形品をプレス加工して完成品にする場合、炭素繊維材料と熱可塑性樹脂との積層体を加熱プレス装置に挿入した後に、室温から熱可塑性樹脂の含浸温度まで積層体を熱伝導、熱伝達および輻射等の伝熱方式を用いて加熱する必要があり、加熱に時間がかかるという問題があった。特に、積層体の積層数が多くなり成形品の膜厚が厚くなると、成形品の厚さ方向の熱伝導に時間を要し、加熱時間がさらに長くなるという問題があった。さらに、加熱プレス装置内に大型の加熱機構を設ける必要があり、プレス装置の構造が複雑になると共に、小型化が困難であるという問題もあった。
そこで、本発明は、プレス装置の前段に誘導加熱装置を設けることにより、炭素繊維材料と熱可塑性樹脂との積層体を、均一で効率的に予備加熱し、小型のプレス装置で迅速にCFRTPの完成品を作製することを目的とする。
本発明は、
導電性シートと熱可塑性樹脂シートが積層された成形品を平坦に保持しながら搬送する搬送機構と、
成形品の表面側に、表面と平行に配置された第1コイルと、
成形品の裏面側に、裏面と平行に配置された第2コイルと、
を含み、第1コイルおよび第2コイルにそれぞれ電流を供給し、成形品中の導電性シートを誘導加熱する加熱装置であって、
成形品の表面に対して鉛直方向から見た場合に、第1コイルと第2コイルとが重ならないことを特徴とする加熱装置である。
かかる加熱装置を用いることにより、成形品の予備加熱が可能となり、プレス加工の迅速化、プレス装置の小型化が可能となる。特に、本発明の加熱装置では、成形品中の導電性シートを直接誘導加熱できるため、均一で効率的な成形品の加熱が可能となる。
本発明の実施の形態にかかるCFRTPの加工システムの概略図である。 本発明の実施の形態にかかる加熱装置を上方から見た場合の概略図である。 比較実験に用いたCFRTP成形品を説明する図である。 実施例1の、K熱電対による温度測定結果である。 実施例1の、サーモグラフィによる温度測定結果である。 比較例1の、K熱電対による温度測定結果である。 比較例1の、サーモグラフィによる温度測定結果である。 比較例2の、サーモグラフィによる温度測定結果である。 CFRTP成形品の膜厚を変えた場合の加熱結果である。 CFRTP成形品の膜厚を変えた場合の加熱結果である。 CFRTP成形品の膜厚を変えた場合の加熱結果である。
図1は、全体が1000で表される、本発明の実施の形態にかかる炭素繊維熱可塑性プラスチック(CFRTP)の加工システムを横方向から見た場合の概略図である。加工システム1000は、加熱装置100とダブルベルト式のプレス装置200を有し、複数のシート50a~50eのラミネート構造からなる成形品50が矢印Aの方向に搬送されて、加熱装置100で所定の温度に加熱された後、プレス装置200で加熱プレスされ、完成品55となる。成形品50はシート状または平板状である。
加熱装置100は、対向配置された第1ローラ15a、15bと、同じく対向配置された第2ローラ16a、16bを備える。成形品50は、第1ローラ15a、15b、および第2ローラ16a、16bの、それぞれの間に挟まれて、プレス装置200の方向(矢印Aの方向)に搬送される。
第1ローラ15a、15b、および第2ローラ16a、16bの間には、コイル10a、10bが設けられている。コイル10aは、成形品50の表面側に、表面と平行に配置されている。一方、コイル10bは、成形品50の裏面側に、表面と平行に配置されている。
ここでは、第1ローラ15a、15b、および第2ローラ16a、16bを用いて成形品50を搬送する場合について説明したが、スライドボードにのせて矢印Aの方向に所定の速度で搬送しても良い。また、例えばゴムベルト、ガラスクロス、ガラスメッシュのような非磁性体ベルトを用いて成形品50を搬送しても構わない。
図2は、加熱装置100を上方(Z軸方向)から見た場合の概略図である。コイル10a、10bは、例えば長円形状の平板状のコイルからなる。コイルの巻数は、例えば10~20ターンであるが、適宜変更しても構わない。
2つのコイル10a、10bは、長円形状の長手方向が、搬送方向Aに直交する方向(X軸方向)であることが好ましい。
また、2つのコイル10a、10bは、成形品50の表面に対して鉛直方向(Z軸方向)から見た場合、重複部分が無いように配置される。図2では、2つのコイル10a、10bは、Z軸方向から見た場合に、隣接するように配置されているが、間隔を隔てて配置しても良い。
2つのコイル10a、10bの位置は、X、Y、Z軸方向に可動であっても良い。例えば、成形品50を構成するシート50a等の数により成形品50の膜厚が異なる場合、成形品50の膜厚に合わせてX軸方向の間隔を調整することができる。
また、2つのコイル10a、10bの幅(X軸方向の長さ)は、成形品50の幅より大きくなっている。成形品50に含まれる炭素繊維材料の方向(例えば編み込みの方向)と、磁束の方向との関係で、成形品50の加熱効率が変化する。このためコイル10a、10bの両端のターン部分以外の、直線部分で成形品50を加熱することで、成形品50を均一に加熱することが可能となる。
コイル10a、10bには、それぞれインバータ回路20a、20bが接続されている。商用電源(図示せず)から供給される交流電流は、インバータ回路20a、20bで一旦整流された後、高周波電流に変換されてコイル10a、10bに供給される。コイル10a、10bに供給される高周波電流の周波数は、例えば20kHz以上120kHz以下であり、より好ましくは23kHz以上50kHz以下である。
コイル10aおよびコイル10bに供給される高周波電流の大きさは、インバータ回路20a、20bにより、別々に制御できる。コイル10a、10bに供給する高周波電流の周波数は、加熱する成形品50の種類、特に成形品50に含まれる炭素繊維材料の種類、形状、編み込み方向等に応じて調整することができる。
加熱装置100で予備加熱された成形品50は、矢印Aの方向に搬送されて、ダブルベルト式のプレス装置200に入る。
ダブルベルト式のプレス装置200は、2つの第1駆動ローラ80aに巻き掛けられて周回走行する第1ベルト60aと、第1ベルト60aの下側で、2つの第2駆動ローラ80bに巻き掛けられて周回走行する第2ベルト60bとを有する。第1ベルト60aおよび第2ベルト60bは、エンドレスベルトからなることが好ましい。また、第1ベルト60aおよび第2ベルト60bは、電磁誘導加熱が可能な材料からなり、例えばステンレス鋼、特に、低炭素、マルテンサイト系、析出硬化系ステンレス鋼からなることが好ましい。
また、プレス装置200は、所定の温度で成形品50を加熱プレスする加熱プレスモジュール70a、70bを有する。加熱プレスモジュール70a、70bは、第1ベルト60a、第2ベルト60bと接触する複数の加圧ローラ72a、72bを有する。
加圧ローラ72a、72bの間には、それぞれ誘導加熱機74a、74bが設けられている。誘導加熱機74a、74bは、電磁誘導加熱により、それぞれ第1ベルト60aおよび第2ベルト60bを加熱する。
プレス装置200では、第1ベルト60aと第2ベルト60bの間に挟まれて供給された成形品50が、上下の加熱プレスモジュール70a、70bの間で、加熱されながら加圧され、完成品55となる。成形品50は、例えば導電性シートと熱可塑性樹脂シートとが交互に重ねられた積層体からなり、プレス装置200で、熱可塑性樹脂の含浸温度に加熱された状態で加圧されて完成品55になる。
本発明の実施の形態では、プレス装置200の前段に加熱装置100を設けて、成形品50を予備加熱した後に、プレス装置200で加熱プレスすることにより、成形品50の均一で効率的な予備加熱が可能となり、プレス装置200での加熱時間を短くできる。さらに、プレス装置200中の誘導加熱機74a、74bを小さくでき、プレス装置200の小型化が可能となる。
ここでは、プレス装置200での加熱を、誘導加熱機74a、74bを用いた誘導加熱で行ったが、熱風や熱流体を用いた加熱でも構わない。
なお、本発明の実施の形態では、プレス装置200の前段に加熱装置100を配置して成形品50の予備加熱を行ったが、加熱装置100単独で加熱装置として用いることも可能であることは言うまでも無い。
次に、加熱装置100について、2つのコイル10a、10bの位置を変えて、加熱特性、特に加熱温度の均一性について行った比較実験の結果を説明する。
コイル10a、10bの配置は、以下の(1)~(3)の3種類とした。以下で述べる配置は、Z軸方向に見た場合の配置である。
(1)実施例1:2つのコイルが隣接する配置(本実施の形態の配置)
(2)比較例1:2つのコイルが半分重なる配置(Y軸方向にコイル幅の1/2が重複)
(3)比較例2:2つのコイルが完全に重なる配置
図3は、比較実験に用いたCFRTP成形品を説明する図である。図3(a)に示すように、幅(X軸方向の長さ)が500mmのCFRTP成形品をスライドボードに載せて、矢印で示す搬送方向に移動させて加熱した。移動速度は50mm/秒とした。
コイルには、長円形状の平板状コイルを用い、巻数は17ターンとした。2つのコイルの配置は、長円形状の長手方向が、搬送方向に直交するように(図2参照)配置した。
CFRTP成形品の加熱の目標温度は80℃とした。CFRTP成形品の温度は、K(クロメル-アルメル)熱電対と、サーモグラフィを用いて測定した。温度の測定は、図3(a)に示すように、CFRTP成形品の搬送方向の先端から350mmの位置で、中心点、および中心点から左右にそれぞれ100mm、200mm、245mmの点で行った。
CFRTP成形品には、図3(b)に示すように、カプトンシート(熱可塑性樹脂シート)とカーボンシート(導電性シート)を、上端および下端がカプトンシートとなるように交互に積層したものを用いた。カーボンシートの枚数は14枚とした。
K熱電対は、図3(a)に示した位置で、下から4枚目、7枚目(中央)、10枚目のカーボンシート取り付けた。図3(b)に示すように、各測定点は、CH1~CH21と呼ぶ。
一方、サーモグラフィは、K熱電対の貼り付け位置の直上で行った。
比較実験の結果を図4~8に示す。図4、5は、(1)実施例1:2つのコイルが隣接する配置(本実施の形態の配置)の、K熱電対による温度測定結果、およびサーモグラフィによる温度測定結果である。また、図6、7は、(2)比較例1:2つのコイルが半分重なる配置(Y軸方向にコイル幅の1/2が重複)の、K熱電対による温度測定結果、およびサーモグラフィによる温度測定結果である。一方、図8は、(3)比較例2:2つのコイルが完全に重なる配置の、サーモグラフィによる温度測定結果であり、後述するようにこの配置では加熱ができなかった。
図4、6では、横軸が測定位置(CH1~CH21)、縦軸が測定温度(℃)である。また、図5、7、8では、横軸が測定位置、縦軸が測定温度(℃)である。温度測定結果について、以下に説明する。
<実施例1>
(1)実施例1:2つのコイルが隣接する配置(本実施の形態の配置)の場合、図4(a)に示すように、最高温度では、CH1等の周辺部で若干温度が低いものの、全体として目標温度の80℃近傍で均一な加熱が可能であった。
図4(b)に示すように、カーボン搬送完了直後(CFRTP成形品がコイルを通過した直後)においても、80℃近傍で均一な温度に保たれた。
一方、図4(c)に示すように、カーボン搬送完了直後60秒経過すると、CH1、CH7等の周辺部の温度が下がり、温度にばらつきが出た。
図5は、サーモグラフィで測定した、CFRTP成形品の表面温度であり、横軸は幅方向(X軸方向)の測定位置であり、CFRTP成形品の全幅に渡って等間隔で270点(1~271)の測定を行っている。また、縦軸は温度を示す。図5(a)、(b)に示すように、周辺部を除いて均一な加熱が可能となった。
<比較例1>
(2)比較例1:2つのコイルが半分重なる配置(Y軸方向にコイル幅の1/2が重複)の場合、図6(a)の最高温度、図6(b)のカーボン搬送完了直後、および図6(c)のカーボン搬送完了60秒後のいずれにおいても、CH1、CH7等の周辺部の温度が低くなり、加熱温度が不均一となった。
図7の、サーモグラフィで測定したCFRTP成形品の表面温度では、特に図7(b)のカーボン搬送完了直後において温度が不均一となり、十分な加熱ができない部分が発生した。また、加熱温度も、目標温度の80℃より低くなった。
<比較例2>
(3)比較例2:2つのコイルが完全に重なる配置では、CFRTP成形品は加熱できなかった。図8に示すように、カーボン搬送完了直後においても、サーモグラフィで測定した成形品の表面温度は室温(約20℃)のままであった。
以上のように、2つのコイルが隣接し、重ならない実施例1では、目標とする温度で、CFRTP成形品の均一な加熱が可能であった。これに対して、比較例1では、2つのコイルの半分が重なることにより、2つのコイルの間で磁場の干渉が発生し、部分的に十分な加熱ができなかった。特に、周辺部で温度が上がらず、温度の均一性も悪くなった。さらに、2つのコイルを完全に重ねて配置した場合は、磁場の干渉により加熱ができなかった。
次に、2つのコイルが隣接し重ならない実施例1の装置において、CFRTP成形品の膜厚を変えた場合の加熱結果を図9~11に示す。図9~11において、横軸は加熱時間、縦軸は各測定点におけるCFRTP成形品の温度を示す。
CFRTP成形品には、カプトンシートとカーボンシートを、上端および下端がカプトンシートとなるように交互に積層したものを用いた。
図9のCFRTP成形品では、カーボンシートは14枚、総膜厚を3.0mmとし、成形品の表面から1枚目(上面)、3枚目、7枚目(中心)、11枚目、14枚目(底面)のカーボンシートの温度を測定した。
図10のCFRTP成形品では、カーボンシートは25枚、総膜厚を5.0mmとし、成形品の表面から1枚目(上面)、6枚目、12枚目(中心)、19枚目、25枚目(底面)のカーボンシートの温度を測定した。
図11のCFRTP成形品では、カーボンシートは50枚、総膜厚を10.0mmとし、成形品の表面から1枚目(上面)、3枚目、12枚目、25枚目(中心)、38枚目、48枚目、50枚目(底面)のカーボンシートの温度を測定した。これらの温度測定は、CFRTP成形品の幅方向に対して中央の位置で、熱電対を用いて行った。
図9~11において、CFRTP成形品の移動速度は10mm/秒、目標温度は、それぞれ250℃、200℃、150℃とした。
図9のCFRTP成形品(カーボンシート:14枚、総膜厚:3.0mm)では、約30秒間の加熱で、上面(#1)、底面(#14)を除く他の3点(#3、#7、#11)で目標温度に達した。
また、図10のCFRTP成形品(カーボンシート:25枚、総膜厚:5.0mm)では、同じく約30秒間の加熱で、上面(#1)、底面(#25)を除く他の3点(#6、#12、#19)で目標温度に達した。
また、図11のCFRTP成形品(カーボンシート:50枚、総膜厚:10.0mm)では、約40秒間の加熱で、上面(#1)、底面(#50)を除く他の5点(#3、#12、#25、#38、#48)で目標温度に達した。
このように、実施例1の加熱装置では、電磁誘導加熱によりカーボンシートを直接加熱できるため、CFRTP成形品の積層数(膜厚)が大きくなっても、膜厚方向に均一な加熱が可能となった。
以上の実施例、比較例からわかるように、Z軸方向に見た場合に、2つのコイルが重ならないように配置することで、2つのコイルの間の磁場の干渉を防止し、目標温度で均一な温度での加熱ができることがわかった。特に、成形品の膜厚が大きい場合であっても、均一で効率的な成形品の加熱が可能となることがわかった。
10a、10b コイル
15a、15b 第1ローラ
16a、16b 第2ローラ
20a、20b インバータ回路
50 成形品
50a~50e シート
55 完成品
60a 第1ベルト
60b 第2ベルト
70a、70b 加熱プレスモジュール
72a、72b 加圧ローラ
74a、74b 誘導加熱機
80a 第1駆動ローラ
80b 第2駆動ローラ
100 加熱装置
200 プレス装置
1000 加工システム

Claims (10)

  1. 導電性シートと熱可塑性樹脂シートが積層された成形品を平坦に保持しながら搬送する搬送機構と、
    前記成形品の表面側のみに、表面と平行に配置された第1コイルと、
    前記成形品の裏面側のみに、裏面と平行に配置された第2コイルと、
    を含み、前記第1コイルおよび前記第2コイルにそれぞれ電流を供給し、前記成形品中の前記導電性シートを誘導加熱する加熱装置であって、
    前記電流は、周波数が20kH以上120kHz以下の高周波電流であり、
    前記成形品の表面に対して鉛直方向から見た場合に、前記第1コイルと前記第2コイルとが重ならないことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記第1コイルと前記第2コイルは、長円形状にコイルが巻かれた平板状コイルであり、長円の長手方向が、前記成形品が搬送される方向に直交することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記第1コイルと前記第2コイルは、前記鉛直方向から見た場合に隣接することを特徴とする請求項1または2に記載の加熱装置。
  4. 前記成形品に対して、前記第1コイルおよび前記第2コイルの位置をそれぞれ調整できる調整機構をさらに含むことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の加熱装置。
  5. 前記鉛直方向から見た場合に、前記第1コイルおよび前記第2コイルの、前記成形品を挟んだ反対側の面にはコイルを配置しないことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の加熱装置。
  6. 前記電流は、周波数が23kH以上50kHz以下の高周波電流であることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の加熱装置。
  7. 前記搬送機構は、2組の対向するローラであり、対向する前記ローラの間に前記成形品が挟持されて搬送されることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の加熱装置。
  8. 前記搬送機構は、スライドテーブルまたは非磁性帯ベルトであり、前記スライドテーブルまたは非磁性帯ベルトに前記成形品が載置されて搬送されることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の加熱装置。
  9. 前記第1コイルに接続された第1インバータ回路と、前記第2コイルに接続された第2インバータ回路をさらに含み、前記第1インバータ回路および前記第2インバータ回路により、前記第1コイルおよび前記第2コイルに供給される電流が互いに独立して制御されることを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の加熱装置。
  10. 請求項1~9のいずれかに記載の加熱装置と、プレス装置とを備え、
    前記加熱装置で予備加熱された前記成形品が、前記プレス装置で、所定の温度でプレスされて完成品となることを特徴とする加工システム。
JP2018151709A 2018-08-10 2018-08-10 加熱装置 Active JP7116478B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018151709A JP7116478B2 (ja) 2018-08-10 2018-08-10 加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018151709A JP7116478B2 (ja) 2018-08-10 2018-08-10 加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020027736A JP2020027736A (ja) 2020-02-20
JP7116478B2 true JP7116478B2 (ja) 2022-08-10

Family

ID=69620301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018151709A Active JP7116478B2 (ja) 2018-08-10 2018-08-10 加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7116478B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112022003531T5 (de) * 2021-08-20 2024-05-29 Murata Manufacturing Co., Ltd. Doppelband-Pressvorrichtung

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003187951A (ja) 2001-12-14 2003-07-04 Nippon Steel Corp 板幅方向の均温性に優れた金属帯板の加熱装置
JP2004531028A (ja) 2001-03-26 2004-10-07 ロス,ニコラス,ヴイ 導体性ストリップの横方向磁束誘導加熱
JP2007200813A (ja) 2006-01-30 2007-08-09 Toyota Motor Corp 誘導加熱装置
JP2014034162A (ja) 2012-08-09 2014-02-24 Tokuden Co Ltd 導電性繊維強化樹脂加熱加工装置及びこれを用いたシステム
JP2015531147A (ja) 2012-07-30 2015-10-29 ポスコ 加熱装置及びこれを含む連続金属板加熱機構

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0210687A (ja) * 1988-06-29 1990-01-16 Daihen Corp 誘導加熱方法および装置
JPH02270287A (ja) * 1989-04-10 1990-11-05 Sumitomo Special Metals Co Ltd 誘導加熱装置における薄板の加熱方法
JP3866850B2 (ja) * 1998-01-30 2007-01-10 三井造船株式会社 誘導加熱方法および装置
WO2014113463A1 (en) * 2013-01-15 2014-07-24 Xenon Corporation Magnetic field for sintering conductive material with nanoparticles
CN108312379B (zh) * 2018-02-01 2020-02-07 山东大学 一种碳纤维聚酰胺预浸料制备装置及其制备方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004531028A (ja) 2001-03-26 2004-10-07 ロス,ニコラス,ヴイ 導体性ストリップの横方向磁束誘導加熱
JP2003187951A (ja) 2001-12-14 2003-07-04 Nippon Steel Corp 板幅方向の均温性に優れた金属帯板の加熱装置
JP2007200813A (ja) 2006-01-30 2007-08-09 Toyota Motor Corp 誘導加熱装置
JP2015531147A (ja) 2012-07-30 2015-10-29 ポスコ 加熱装置及びこれを含む連続金属板加熱機構
JP2014034162A (ja) 2012-08-09 2014-02-24 Tokuden Co Ltd 導電性繊維強化樹脂加熱加工装置及びこれを用いたシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020027736A (ja) 2020-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6906300B2 (en) Consolidation device and method
KR101696780B1 (ko) 다층 열가소성 라미네이트 필름 배치, 라미네이트 장치 및 방법
JP4673656B2 (ja) 熱間プレス成形装置
US6831259B2 (en) Apparatus for the heating of pressed stock in the manufacture of boards of material
US11117416B2 (en) Flatbed embossed-printing machine and embossing plate
US20030062118A1 (en) Apparatus and method for induction lamination of electrically conductive fiber reinforced composite materials
JP7116478B2 (ja) 加熱装置
CN111347681B (zh) 用于接合复合材料的电磁感应焊接装置及相关的接合方法
JP2009028730A5 (ja)
US20200094305A1 (en) Method for manufacturing iron core
JP2021125427A (ja) 加熱装置
JP2011230788A (ja) 熱プレス装置及びそれを用いた昇華転写装置
JP6334795B1 (ja) ダブルベルトプレス装置および誘導加熱プレスモジュール
KR101680842B1 (ko) 독립적인 가열부가 구비된 프리프레그 제조장치
TW530527B (en) Hot lamination of a dry photoresist film onto a board for printed circuit
JPH09155863A (ja) プリプレグの製造装置
US20170079148A1 (en) Method and apparatus for welding printed circuits
WO2017026286A1 (ja) 実装部品の半田接合方法および実装部品の半田接合装置
KR100193109B1 (ko) 인쇄회로용 플라스틱 적층판의 제조방법
WO2023286759A1 (ja) 成形装置および成形方法
KR102537560B1 (ko) 다층 회로 기판의 제조장치 및 다층 회로 기판의 제조방법
TWI247671B (en) Installation and process for continuous and intermittent production of laminates, with a multi-stage press
CN117622633B (zh) 包装袋封边热压装置
WO2018132053A1 (en) Method and arrangement for producing a hardened sheet metal product
JPH02116549A (ja) プリント配線板の反り矯正装置の冷却板の構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180824

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220712

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7116478

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150