JP7115904B2 - ケーブルグリップおよびリング状部材 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルグリップおよびリング状部材に係り、特に、ケーブルの一端部に設置され前記ケーブルを吊る等する場合に使用されるものに関する。
従来、図10で示すように、ワイヤを編むことで形成された筒状のワイヤネット301の一方の端部に結束コネクタ303を設けたケーブルグリップ305が知られている。また、ワイヤネット301の他方の端は開口している(開放されている)。
図11で示すように、ワイヤネット301の他方の端からケーブル307をワイヤネット301内に挿入し、結束コネクタ303を引っ張る。すると、ワイヤネット301の端部が絞られてワイヤネット301の径が小さくなり、ワイヤネット301がケーブル307に付勢力をもって密着する。
そして、ワイヤネット301とケーブル307との間の摩擦力によって、ワイヤネット301でケーブル307を把持(保持)することができるようになっている。
なお、従来のケーブルグリップに関する技術文献として、特許文献1を掲げることができる。
特開2005-130547号公報
ところで、従来のケーブルグリップ305には様々なサイズがあり、サイズ毎に限度荷重が決められている。
従来のケーブルグリップ305を用いてケーブル307を保持したときに、上記限度荷重を越えて、ワイヤネット301からケーブル307の端部に大きな側圧がかかる場合がある。この側圧の値は、ワイヤネット301の径が急激に小さくなっているケーブル307の端(図11では上端)で特に大きくなる。
そして、ケーブル307の端末を保護するための図示しないキャップ(たとえばビニルキャップ)がケーブル307の端部にはめられていると、上記キャップが割れるおそれがあるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、端末を保護するためのキャップが設置されているケーブルを保持したときに、ワイヤネットからケーブルの端部にかかる側圧の値を小さくして、前記キャップの破損を防止することができるケーブルグリップを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ワイヤで筒状に編まれケーブルの端末部が収容されるワイヤネットと、外周に前記ワイヤネットが入り込む溝が形成されており、前記溝内に前記ワイヤネットが入り込むようにして、前記ワイヤネットの内側で前記ワイヤネットの一方の側に設けられ、周方向の一部に環を途切る部位が形成されているリング状部材とを有するケーブルグリップである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケーブルグリップにおいて、前記溝の深さの値は、前記ワイヤネットを構成しているワイヤの外径の値以上の値になっているケーブルグリップである。
請求項3に記載の発明は、ワイヤで筒状に編まれケーブルの端末部が収容されるワイヤネットと、前記ワイヤネットの一方の開口部に設けられ、周方向の一部に環を途切る部位が形成されているリング状部材と、前記ワイヤネットとは反対側で、前記リング状部材から延出しており、先端部でお互いが結合されている複数本の綱状部材とを有し、前記リング状部材には、前記ワイヤネットが係止されている第1の係止部と、前記綱状部材が係止されている第2の係止部とが設けられているケーブルグリップである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のケーブルグリップにおいて、前記綱状部材は、前記ワイヤネットを構成し前記第1の係止部に係止されているワイヤが延びて前記第2の係止部に係止された後にさらに延びていることで形成されているケーブルグリップである。
請求項5に記載の発明は、請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のケーブルグリップにおいて、前記リング状部材は、この中心軸と平行な平面によって切断されることで、前記環を途切る部位が形成されているケーブルグリップである。
請求項6に記載の発明は、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のケーブルグリップにおいて、前記リング状部材には、前記リング状部材の環の径が所定の値よりも小さくなることを防ぐためのストッパが設けられているケーブルグリップである。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のケーブルグリップおいて、前記リング状部材の環の径が小さくなるときには、前記環を途切る部位を間にしたリング状部材の一方の端部が、前記環を途切る部位を間にしたリング状部材の他方の端部と前記ストッパのガイド部との間に、入り込むように構成されているケーブルグリップである。
請求項8に記載の発明は、ワイヤで筒状に編まれケーブルの端末部が収容されるワイヤネットと、前記ワイヤネットの長手方向の一方の端部に、前記ワイヤネットの一方の開口部を塞ぐように設けられた結束コネクタとを有するケーブルグリップに設置されるリング状部材であって、外周に前記ワイヤネットが入り込む溝が形成されており、前記溝内に前記ワイヤネットが入り込むようにして、前記ワイヤネットの内側で前記ワイヤネットの一方の側に設けられ、周方向の一部に環を途切る部位が形成されているリング状部材である。
本発明によれば、端末を保護するためのキャップが設置されているケーブルを保持したときに、ワイヤネットからケーブルの端部にかかる側圧の値を小さくして、前記キャップの破損を防止することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係るケーブルグリップの概略構成を示す図である。 図1におけるII部の拡大図である。 図2におけるIII矢視図であって、リング状部材に力が加わっていない状態を示す図である。 図2におけるIII矢視図であって、リング状部材に力が加わったことで、リング状部材の径が最小になっている状態を示す図である。 変形例に係るケーブルグリップの概略構成を示す図である。 図5(b)におけるVI部の拡大図である。 変形例に係るケーブルグリップのリング状部材を示す図である。 図7におけるVIII矢視図である。 変形例に係るケーブルグリップのリング状部材の溝とワイヤネットのワイヤとの係合状態を示す図である。 従来のケーブルグリップを示す図である。 従来のケーブルグリップを示す図である。
本発明の実施形態に係るケーブルグリップ1は、たとえば、ケーブル3の先端を保持することで、ケーブル3を管路(図示せず)内に引き入れるとき使用されるものである。ケーブルグリップ1は、図1等で示すように、ワイヤネット5とリング状部材7と綱状部材(ロープ)9とを備えて構成されている。
ワイヤネット5は、ワイヤ11を筒状に編むことで形成されており、ワイヤネット5には、ケーブル3の端末部が収容されるようになっている。
リング状部材7は、環状(リング状)に形成されており、ワイヤネット5の一方の開口部の全周にわたって設けられており、図3等で示すように、周方向の一部に環(リング)を途切る部位(1つの欠損部位)13が形成されている。
リング状部材7は、たとえば、金属もしくは合成樹脂で構成されており、周方向の一部で環が途切れていることで(欠損部位13が形成されていることで)、力が加わった場合に、弾性を備えたリング状部材7の環の径(内径や外径)が変化するようになっている。また、リング状部材7では、力を取り去ったときに、環の径がもとにもどるようになっている(図3、図4参照)。
綱状部材9は、ワイヤネット5とは反対側で、リング状部材7から延出している。綱状部材9は、複数本設けられており、結束コネクタ(締結部材)15によって、先端部(リング状部材7から離れた端部)でお互いが結合されて一体化しまとまっている。
また、複数本の綱状部材9のそれぞれは、リング状部材7の周を等分配する位置で、リング状部材7から延出している。
リング状部材7は、この中心軸を含む平面による断面形状が、たとえば、縦方向の寸法が大きく横方向の寸法が小さい細長い矩形状に形成されているとともに、縦方向がリング状部材7の中心軸と平行になっている。
また、リング状部材7は、この中心軸と平行な平面(中心軸から所定の距離だけ離れているとともにリング状部材7にかかっている所定の平面)によって切断されることで、周方向の一部で環が途切れている1つの欠損部位13が形成されている。
なお、上記所定の平面による切断は、環の2箇所に形成されることになるが、環が途切れている欠損部位13は、2つの切断箇所のうちの1つの切断箇所で形成されており、2つの切断箇所のうちの他の1の切断箇所での切断はされていない。
リング状部材7に力が加わっていない状態では、図3で示すように、僅かな距離をあけてお互いが平行になって対向している2つの平面17、19が、欠損部位13に形成されている。平面17、19は、環の内周面や外周面に対して斜めになっている。
そして、環の径を小さくする力がリング状部材7に加わると、図4で示すように、欠損部位13で、環の一方の端部の外側に他方の端部が重なることで環の径が小さくなり、力を取り去ったときに、図3で示すように、環の径がもとにもどるようになっている。
さらに説明すると、リング状部材7の中心軸の延伸方向で見ると、欠損部位13の一方側の部位(平面17側の部位;外端)では、環の外周側の角部21が鋭角になっている。欠損部位13の他方側の部位(平面19側の部位;内端)では、環の内周側の角部23が鋭角になっている。内端と外端がそれぞれ環の内側と外側にずれ込んでいることで(2つの平面17、19の間隔が小さいことで)、外端の先端部と内端の先端部とが、環の周方向でお互いにオーバーラップしている。
そして、環の径が小さくするような力がリング状部材7に加わると、まず、欠損部位13の2つの平面17、19がお互いに接触するようになっている。
さらに力が加わると、たとえば、欠損部位13の一方の側の部位(平面17側のリング状部材7の部位)の内周が、欠損部位13の他方側の部位(平面19側のリング状部材7の部位)の外周に接する。そして、欠損部位13の他方の側の部位の外側に、環が途切れている部位の一方の側の部位が重なり、環の径が小さくなるようになっている。
なお、リング状部材7に力が加わっていない状態で、図4で示すように、欠損部位13で、環の一方の端部の外側に他方の端部が重なっている構成であってもよい。そして、ケーブル3をケーブルグリップ1に設置したときに、リング状部材7の径が、図4で示す径よりも大きくなるように構成されていてもよい。さらに、リング状部材7に力が加わっていない状態で、リング状部材7が図3で示す形態と図4で示す形態との間の形態(径)になっていてもよい。
また、リング状部材7には、図3や図4で示すように、リング状部材7の環の径が所定の値よりも小さくなることを防ぐためのストッパ(たとえば、金属もしくは合成樹脂で構成されているストッパ)が設けられている。
さらに説明すると、ストッパ25は、リング状部材7の外周から外側に突出している突起で形成されている。リング状部材7の中心軸の延伸方向で見ると、ストッパ25はたとえば「L」字状になってリング状部材7から突出しており、欠損部位13の近くで(平面19側の部位の近くで)、リング状部材7の外周に設けられている。
そして、リング状部材7の環の径を小さくする力が加わったときに、図4で示すように、欠損部位13の一方の側のリング状部材7の部位の先端部が「L」字状のストッパ内に入り込む。そして、リング状部材7の一方の先端(角部21)がストッパ25に当接し、リング状部材7の環の径が所定の値よりも小さくなることが防止されるようになっている。
すなわち、リング状部材7の一方の先端部が「L」字状のストッパ25内に入り込むことで、欠損部位13の一方の先端がストッパ25に当接した状態で、リング状部材7の環の径を小さくする力がさらに加わっても、リング状部材7の環の形態が維持される。
なお、環の径が大きくなるような力(所定の許容値よりも小さい力)がリング状部材7に加わると、欠損部位13の2つの平面17、19がお互いに離れるようになっている。環の径が大きくなるような力が無くなると、リング状部材7の環の径がもとにもどるようになっている。
また、リング状部材7の外周には、図3や図4で示すように、ワイヤネット5が係止されている第1の係止部(たとえば、金属もしくは合成樹脂で構成されている第1のフック)27と、綱状部材9が係止されている第2の係止部29とが設けられている。第2の係止部29も、たとえば、金属もしくは合成樹脂で構成されている。
第1の係止部27は、たとえば「U」字状に形成されており、「U」字を形成している線の両端部(U字の左右の上端)が、リング状部材7に設置されており、ワイヤネット5を構成しているワイヤ11を第1の係止部27に通すことができるようになっている。
リング状部材7の中心軸の延伸方向で見ると、図3等で示すように、第1の係止部27は、複数設けられており、リング状部材7の周を等分配する位置に配置されており、リング状部材7の外周から環の外側に突出している。
第2の係止部29は、たとえば、第1の係止部27よりも大きい「U」字状に形成されており、第1の係止部27と同様に、「U」字を形成している線の両端部が、リング状部材7に設置されている。そして、綱状部材9を構成しているワイヤ11を第2の係止部29に通すことができるようになっている。
第2の係止部29は、第1の係止部27よりも少ない数で複数設けられており、リング状部材7の中心軸の延伸方向で見ると、リング状部材7の周を等分配する位置に配置されている。
また、リング状部材7の中心軸の延伸方向では、図2で示すように、第1の係止部27は、ワイヤネット5側に配置されており、第2の係止部29は、綱状部材9側に配置されている。
さらに、上述したように、リング状部材7にこの径を小さくするような力が加わることで、リング状部材7の他方の側の部位の外側にリング状部材の一方の側の部位が重なる。このときに、リング状部材7(欠損部位13)の一方の側の部位と、各係止部27、29との干渉を避けるために、各係止部27、29は、リング状部材の一方の側の部位が重なる部位を避けて設けられている。
なお、第1の係止部27にワイヤ11を通して編むことで、ワイヤネット5がリング状部材7に係止されており、リング状部材7と一体化している。また、第1の係止部27や第2の係止部29をリング状部材7の環の内側に設け、ストッパ25の機能を持たせてもよい。
綱状部材9は、ワイヤネット5を構成し第1の係止部27に係止されているワイヤ11が延びて第2の係止部29に係止された後にさらに延びていることで形成されている。すなわち、各ワイヤ11のそれぞれが、途切れることなくつながって、ワイヤネット5と綱状部材9とを構成している。
ワイヤネット5は複数本のワイヤ11を編むことで構成されており、綱状部材9は、複数本のワイヤ11を撚り合わせることが形成されている。綱状部材9の本数は、ワイヤ11の本数よりも少ない本数になっている。
さらに説明すると、複数本のワイヤ(たとえば12本のワイヤ)11を、複数群のワイヤ(2つの群のワイヤ)に分ける。各群におけるワイヤの本数はお互いが等しくなっている(たとえば、第1群のワイヤ本数が6本であり、第2群のワイヤ本数も6本になっている)。複数本(たとえば2本)の綱状部材9のそれぞれは、各群それぞれのワイヤ(たとえば6本のワイヤ)を撚り合わせることで構成されている。
次に、ケーブルグリップ1によるケーブル3の保持動作について説明する。
図1で示すように、ケーブルグリップ1のワイヤネット5内にケーブル3を収容(挿入)する。このときには、リング状部材7には、力が加わっておらず、リング状部材7(ワイヤネット5)の内径は、ケーブル3の外径よりも大きくなっている。なお、ケーブルグリップ1のワイヤネット5内にケーブル3を収容する前の状態で、リング状部材7(ワイヤネット5)の内径が、ケーブル3の外径と同じか、ケーブル3の外径よりも小さくなっていてもよい。
ケーブルグリップ1のワイヤネット5内にケーブル3を収容した状態で、図1で示す矢印の方向にケーブルグリップ1を引っ張る。すると、ケーブルグリップ1を管路等に挿入すると、従来のケーブルグリップと同様に、管路の内周面との摩擦力等によって、ケーブルグリップ1(リング状部材7やワイヤネット5)の径がすぼまり、ケーブル3を保持する。
ケーブルグリップ1によれば、結束コネクタ15から延出しているワイヤ11が、従来品のようにすぐに編まれてワイヤネットになっているのではなく、まず、綱状部材9になっており、続いて、リング状部材7に係止された後に、ワイヤネット5が形成されている。すなわち、結束コネクタ15から延出している複数本のワイヤ11が撚られることで、たとえば2本の綱状部材9が形成されている。そして、2本の綱状部材9がリング状部材7の第2の係止部29で係止された後に解けて、1本1本のワイヤ11に戻り、第1の係止部27を通って編み込まれてワイヤネット5になっている。
これにより、リング状部材7よりも結束コネクタ15側の部位では、たとえここにケーブル3やこのキャップ(図1では図示せず)が存在していても(図1の二点鎖線P1、P2参照)、このケーブル3やキャップに許容値を越える側圧がかかることはない。
また、ケーブルグリップ1によれば、リング状部材7がワイヤネット5の一方の開口部に設けられており、リング状部材7の環の一部が途切れている。これにより、端末を保護するためのキャップが設置されているケーブル3を保持したときに、ワイヤネット5の径が急激に小さくなることがなく、ワイヤネット5からケーブル3の端部にかかる側圧の値を小さくすることができる。そして、ケーブル3やキャップ(図示せず)の破損を防止することができる。キャップの破損を防止することで、短絡のおそれを回避することができ、品質の低下が抑えられる。
また、リング状部材7に欠損部位13が形成されていることで、リング状部材7の径が変化し、径の異なるケーブル3を保持することができる。
さらに説明すると、ケーブルグリップ1の型番は、保持対象であるケーブル3のサイズによって、たとえば10種類に分かれている。ケーブルグリップ1を用いることで、ケーブル3にかかる側圧の値が緩和されて小さくなれば、限度荷重が小さいときに用いられているものの使用範囲が広がる。すなわち、従来のケーブルグリップよりも広範囲のサイズのケーブルを、1つの型番のケーブルグリップ1で保持することができる。
これにより、限度荷重が高いときに使用する型番が不要になり、ケーブルのサイズに対応したケーブルグリップ1の型番(種類)を減らすことができ、ケーブルグリップ1を取り付ける際の効率が向上する(施工性が向上する)。
たとえば、ケーブルグリップの型番は、ケーブルのサイズによって1~4、限度荷重によってSとLとに分かれている。
CVT100sqの場合、荷重200kgfまでは2Sの型番、それ以上は2Lの型番を使用する。ケーブルグリップ1では、側圧を緩和することで、2Sの型番のものの限度荷重が2Lの限度荷重である400kgfとなり、2Sの型番のみで対応できるようになる。同様にして、Sの型番とLの型番とを使い分ける22sq、38sq、60sq、150sqも、Sの型番のみで対応できるようになる。
また、ケーブルグリップ1によれば、中心軸と平行な平面によって切断されることで1つの欠損部位13がリング状部材7に形成されており、欠損部位13によって、環の内周面や外周面に対して斜めになっている2つの平面17、19が形成されている。これにより、リング状部材7に力が加わってリング状部材7が縮径するときに、欠損部位13での引っ掛かりがなくなり、リング状部材7が確実に縮径する。
また、ケーブルグリップ1によれば、リング状部材7の環の径が所定の値よりも小さくなることを防ぐためのストッパ25が設けられている。これにより、ケーブル3を保持したときに、ワイヤネット5からケーブル3の端部にかかる側圧の値を所定の値以下に確実にすることができ、ケーブル3やキャップの破損を確実に防止することができる。
また、ケーブルグリップ1によれば、リング状部材7の外周に第1の係止部27と第2の係止部29とが設けられているので、ケーブル3を保持したときに、安定してケーブル3の吊り上げ等をすることができる。
また、ケーブルグリップ1によれば、各ワイヤ11のそれぞれが、途切れることなくつながって、ワイヤネット5と綱状部材9とを構成しているので、ケーブル3を保持してケーブル3の吊り上げ等をするときに、リング状部材7にかかる力を小さくすることができる。
次に、変形例に係るケーブルグリップ51について説明する。
変形例に係るケーブルグリップ51は、ケーブルグリップ1と同様にして、ケーブル77の先端を保持することで、ケーブル77を管路(図示せず)内に引き入れるとき使用されるものであり、図5~図8で示すように、ワイヤネット53と結束コネクタ55とリング状部材57とを備えて構成されている。
ワイヤネット53は、ワイヤ59を筒状に編んだことで形成されており、図5(b)で示すように、ケーブル77やケーブル77の端部に設置されているキャップ75の端末部が収容されるようになっている。
結束コネクタ55は、筒状のワイヤネット53の長手方向(ワイヤネット53の長手方向の中心軸の延伸方向)の一方の端部に設けられており、筒状のワイヤネット53の一方の開口部を塞いでいる。
ワイヤネット53と結束コネクタ55とで従来のものと同様なケーブルグリップ(本実施形態では「ケーブルグリップ本体61」という場合がある。)が形成されている(図5(a)参照)。
リング状部材57が、ケーブルグリップ本体61の所定の位置に設置されることで、ケーブルグリップ51を得ることができる。
リング状部材57の外周には、ワイヤネット53が入り込む溝63が形成されている。リング状部材57は、溝63内にワイヤネット53が入り込むようにして(たとえば、嵌り込むようにして)、ワイヤネット53の内側でワイヤネットの一方の側(結束コネクタ55の近傍)に設けられるようになっている(図5(b)参照)。また、リング状部材57は、リング状部材7と同様にして、環状(リング状)に形成されており、周方向の一部に環を途切る部位(欠損部位;切り欠き)65が形成されている(図8参照)。
なお、リング状部材57の溝63へのワイヤネット53の嵌り込みは、ケーブル77の端末部をケーブルグリップ51で保持するときになされるが、ケーブル77の端末部をケーブルグリップ51で保持する前にリング状部材57をケーブルグリップ本体61に設置したときになされ、しかもこの後、リング状部材57の溝63へのワイヤネット53の嵌り込み状態が、ケーブル77の端末部を保持するときも継続する構成であってもよい。
リング状部材57は、リング状部材7と同様にして、たとえば、金属もしくは合成樹脂で構成されており、周方向の一部で環が途切れていることで(欠損部位65が形成されていることで)、力が加わった場合に、弾性を備えたリング状部材57の環の径(内径や外径)が変化するようになっている。また、リング状部材57も、力を取り去ったときに、環の径がもとにもどるようになっている。
リング状部材57は、リング状部材7と同様にして、この中心軸を含む平面による断面形状が、たとえば、縦方向の寸法が大きく横方向の寸法が小さい細長い矩形状に形成されているとともに、縦方向がリング状部材57の中心軸と平行になっている。
また、リング状部材57の外周のところに位置しているワイヤネット53は、この総てがリング状部材57の溝63に入り込むようになっている。
リング状部材57の溝63の深さの値は、図9(a)(b)等で示すように、ワイヤネット53を構成しているワイヤ59の外径の値以上の値になっている。すなわち、溝63の深さの値がワイヤ59の外径の値と等しい(図9(a)参照)か、ワイヤ59の外径の値よりも大きくなっている(図9(b)参照)。
また、溝63の幅の値は、ワイヤネット53を構成しているワイヤ59の外径の値と等しくなっている。なお、溝63の幅の値が、ワイヤネット53を構成しているワイヤ59の外径の値に対して、1.0倍~1.9倍(好ましくは1.0倍~1.4倍、より好ましくは1.0倍~1.2倍、さらに好ましくは1.0倍)になっていてもよい。すなわち、溝63の幅の値が、ワイヤネット53を構成しているワイヤ59が2本以上横並になって溝63内に入らない値になっていればよい。
溝63の深さの値がワイヤネット53を構成しているワイヤ59の外径の値以上の値になっていることにより、リング状部材57の溝63に入り込んでいるワイヤ59が、リング状部材57のリングの円筒側面状の外周から外側に突出しておらず、リング状部材57のリングの外周の内側に位置している。
ところで、ワイヤネット53において、これを構成しているワイヤ59同士が交差している部位で、この交差している部位の外径の値が、ワイヤ59単体の外径の値よりも大きくなっている場合がある。この場合には、溝63の深さの値が、ワイヤ59同士が交差している部位やこの近傍でさらに大きくなっており、リング状部材57の溝63に入り込んでいるワイヤネット53の総て(ワイヤ59同士が交差している部位を含む総て)が、リング状部材57のリングの外周から外側に突出しておらず、リング状部材57のリングの外周の内側に位置していることが望ましい。
なお、溝63の深さの値を一定の値にして、リング状部材57の溝63に入り込んでいるワイヤネット53のうちのワイヤ59同士が交差している部位が、リング状部材57のリングの外周から外側に突出している構成であってもよい。
また、ワイヤ59同士が交差している部位の幅(径)の値がワイヤ59単体の径の値よりも大きくなっている場合には、溝63の、ワイヤ59同士が交差している部位が入り込む部位の幅の値が、ワイヤ59同士が交差している部位の幅の値にあわせて大きくなっている。
また、リング状部材57には、リング状部材7と同様にして、ストッパ67が設けられている。そして、リング状部材57の環の径が小さくなるときには、縮径を開始した直後から継続して、環を途切る部位65を間にしたリング状部材57の一方の端部57Aが、環を途切る部位65を間にしたリング状部材57の他方の端部57Bとストッパ67との間に、入り込むように構成されている。
さらに説明すると、ストッパ67は、図8で示すように、ストッパ本体部69とガイド部71とを備えて構成されている。ストッパ本体部69は、リング状部材57の他方の端部57B側で、環を途切る部位65から所定の距離だけ離れたところに位置しており、リング状部材7の環の径方向に僅かに延びてリング状部材57の環の外周からリング状部材57から離れる側に僅かに突出している。
ガイド部71は円弧状に形成されており、ストッパ本体部69の先端部から環を途切る部位65に向かいリング状部材57の円弧に沿って(リング状部材57の円弧と平行になって)、環を途切る部位65のところまで延出している。
これにより、ガイド部71とリング状部材57との間には、リング状部材57の一方の端部57Aが入り込む空隙73が形成されている。空隙73の幅は、リング状部材57の一方の端部57Aの幅と等しいか僅かに大きくなっている。
そして、リング状部材57の環の径が小さくなるときに、縮径を開始した直後から継続して、リング状部材57の一方の端部57Aが、他方の端部57Bとストッパ67のガイド部71との間(空隙73)に入り込むようになっている。
さらに、リング状部材57が縮径を続けると、リング状部材57の一方の端部57Aの先端がストッパ本体部69に当接し、リング状部材57がそれ以上縮径しないようになっている。
なお、ケーブルグリップ1のストッパ25について、ケーブルグリップ51のストッパ67と同様なガイド部71を設けてもよい。また、空隙73の幅寸法の値(他方の端部57Bとガイド部71と間の距離)が、ストッパ本体部69から環を途切る部位65に向かうにしたがって次第に大きくなっていてもよいし、環を途切る部位65の近傍のみで次第に大きくなっていてもよい。
次に、ケーブルグリップ51によるケーブル77の保持動作について説明する。
まず、図5(a)で示すように、リング状部材57とケーブルグリップ本体61とを用意し、図5(b)で示すように、ケーブルグリップ本体61にリング状部材57を設置し、ケーブルグリップ51を得る。
続いて、ケーブルグリップ1の場合と同様にして、ケーブルグリップ51のワイヤネット53内にケーブル77や端部にキャップ75が設置されているケーブル77を収容(挿入)し、ケーブルグリップ51(結束コネクタ55)を引っ張り、ケーブルグリップ51を管路等に挿入する。これにより、管路の内周面との摩擦力等によって、ケーブルグリップ51(リング状部材57やワイヤネット53)の径がすぼまり、ケーブル77等を保持する。
ケーブルグリップ51によれば、リング状部材57の溝63内にワイヤネット53が入り込むようにして、リング状部材57がワイヤネット53の内側でワイヤネット53の一方の側に設けられることで、ケーブルグリップ51が形成されているので、ケーブルグリップ51の製造が容易になっておりしかもケーブルグリップ51の製造コストが低減される。
すなわち、ケーブルグリップ1では、リング状部材7に、突起で構成されている第1の係止部27と、突起で構成されている第2の係止部29とを設けてあるので、溝63を設けるよりも構成が煩雑になっている。また、ケーブルグリップ1では、第1の係止部27や第2の係止部29から延出しているワイヤ11を編む等する必要がある。これにより、ケーブルグリップ1では、製造工程が煩雑になりしかも製造コストが上昇してしまう。
これに対して、ケーブルグリップ51では、突起の代わりに溝63を設けるだけでリング状部材57が形成されているので、リング状部材57そのもの製造が容易であり、しかも、リング状部材57の製造コストを低減することができる。
また、ケーブルグリップ51では、リング状部材から延出しているワイヤを編んでワイヤネット等を形成する必要がなく、たとえば、市販されているケーブルグリップ本体61に、リング状部材57を設置するだけでケーブルグリップ51を得ることができるので、ケーブルグリップ51の製造が容易になり、しかも、ケーブルグリップ51の製造コストを低減することができる。
また、ケーブルグリップ51では、溝63の深さの値がワイヤネット53を構成しているワイヤ59の外径の値と等しいかワイヤ59の外径の値よりも大きくなっており、リング状部材57の溝63に入り込んでいるワイヤネット53が、リング状部材57のリングの外周から外側に突出しておらず、リング状部材57のリングの外周の内側に位置している。
これにより、ケーブル77の端末部をケーブルグリップ51で保持するとき等において、ワイヤネット53のリング状部材57等への引っ掛かりがなくなり、リング状部材57がスムーズに縮径し、ケーブル端末部のケーブルグリップ51による保持が的確になされる。
また、ケーブルグリップ51によれば、リング状部材57の溝63の幅の値が、ワイヤネット53を構成しているワイヤ59の外径の値に対して、1.0倍~1.9倍になっており、ワイヤネット53を構成しているワイヤ59が2本以上横並びになって(溝63の幅方向に並んで;リング状部材57の周方向に並んで)溝63内に入らないようになっているので、ワイヤネット53を構成しているワイヤ59のからまり等を防止することができる。
また、ケーブルグリップ51によれば、リング状部材57の環の径が小さくなるときに、環を途切る部位65を間にしたリング状部材57の一方の端部57Aが、他方の端部57Bとストッパ67のガイド部71との間の空隙73に常に入り込むように構成されているので、ワイヤネット53を構成しているワイヤ59がストッパ67に引っ掛かること等が防止されるとともに、リング状部材57が縮径するときに、リング状部材57の他方の端部57Bが、一方の端部57Aとストッパ67とでガイドされ、リング状部材57の縮径が的確になされる。
ところで、リング状部材57の溝63についての上記説明は、図9(a)(b)で示されている態様を例に掲げて説明したが、溝63の形状を、図9(c)~(f)で示すように適宜変更してもよい。なお、図9(a)~(f)で示す態様では、溝63の幅寸法の値がワイヤ59の径寸法の値と等しくなっているが、図9(a)~(c)(e)(f)で示す態様において、溝63の幅寸法の値を、上述しまた図9(d)で示すように適宜変更してもよい。
図9(c)で示す態様では、溝63の深さ寸法の値がワイヤ59の径寸法の値よりも小さくなっており、ワイヤ59の一部がリング状部材57の外周から突出している。
図9(d)で示す態様では、溝63の幅や底面の円弧の半径が、ワイヤ59の直径や半径よりも大きくなっている。
図9(e)で示す態様では、溝63の底部では、幅寸法の値がワイヤ59の外径の値と等しくなっているが、溝63の上部側(開口部側;リング状部材57の環の外周側)では、溝63の幅寸法の値が次第に大きくなっている(一対のガイド面63A)が形成されている。これにより、ワイヤ59が溝63内に入りやすくなっている。
図9(f)で示す態様では、溝63の底部で、幅寸法の値がワイヤ59の外径と等しくなっているが、溝63の開口部で、溝63の幅寸法B1の値が、ワイヤ59の外径よりも小さくなっている。この態様では、ワイヤ59が溝63に入り込むときに、溝63におけるリング状部材57の部位が弾性変形し、溝63の幅寸法B1の値が一時的に大きくなり、ワイヤ59の溝63内への入り込みが終了した状態では、溝63におけるリング状部材57の部位が復元し、図9(f)で示す状態になる。これにより、溝63内に一旦入り込んだワイヤ59が、溝63から出にくくなる。
なお、図9(e)で示す態様と図9(f)で示す態様とを併せた態様の溝63をリング状部材57に形成してもよい。この場合、溝63の開口部のところに一対のガイド面63Aを設け、溝63の深さ方向の中央部のところに幅寸法B1の部位を設けることになる。
また、上述したケーブルグリップ1、51は、ワイヤで筒状に編まれケーブルの端末部が収容されるワイヤネットと、周方向の一部に環を途切る部位が形成されており、端末を保護するためのキャップが設置されている前記ケーブルを保持したときにおける前記キャップの破損を防止するために(前記ワイヤネットから前記ケーブルの端部にかかる側圧の値を小さくして前記キャップの破損を防止するために)前記ワイヤネットに設けられるリング状部材(弾性を備えたリング状部材)とを有するケーブルグリップの例である。
なお、リング状部材は、ケーブルを保持したときにワイヤネットとともに縮径するようになっている。
また、上述したリング状部材は、ワイヤで筒状に編まれケーブルの端末部が収容されるワイヤネットと、前記ワイヤネットの長手方向の一方の端部に、前記ワイヤネットの一方の開口部を塞ぐように設けられた結束コネクタとを有するケーブルグリップに設置されるリング状部材であって、外周に前記ワイヤネットが入り込む溝が形成されており、前記溝内に前記ワイヤネットが入り込むようにして、前記ワイヤネットの内側で前記ワイヤネットの一方の側に設けられ、周方向の一部に環を途切る部位が形成されているリング状部材の例である。
1 ケーブルグリップ
3 ケーブル
5 ワイヤネット
7 リング状部材
9 綱状部材
11 ワイヤ
13 環を途切る部位(欠損部位)
25 ストッパ
27 第1の係止部
29 第2の係止部
51 ケーブルグリップ
53 ワイヤネット
57 リング状部材
57A リング状部材の一方の端部
57B リング状部材の他方の端部
59 ワイヤ
63 溝
65 環を途切る部位
67 ストッパ
71 ガイド部
75 キャップ
77 ケーブル

Claims (8)

  1. ワイヤで筒状に編まれケーブルの端末部が収容されるワイヤネットと、
    外周に前記ワイヤネットが入り込む溝が形成されており、前記溝内に前記ワイヤネットが入り込むようにして、前記ワイヤネットの内側で前記ワイヤネットの一方の側に設けられ、周方向の一部に環を途切る部位が形成されているリング状部材と、
    を有することを特徴とするケーブルグリップ。
  2. 請求項1に記載のケーブルグリップにおいて、
    前記溝の深さの値は、前記ワイヤネットを構成しているワイヤの外径の値以上の値になっていることを特徴とするケーブルグリップ。
  3. ワイヤで筒状に編まれケーブルの端末部が収容されるワイヤネットと、
    前記ワイヤネットの一方の開口部に設けられ、周方向の一部に環を途切る部位が形成されているリング状部材と、
    前記ワイヤネットとは反対側で、前記リング状部材から延出しており、先端部でお互いが結合されている複数本の綱状部材と、
    有し、前記リング状部材には、前記ワイヤネットが係止されている第1の係止部と、前記綱状部材が係止されている第2の係止部とが設けられていることを特徴とするケーブルグリップ。
  4. 請求項3に記載のケーブルグリップにおいて、
    前記綱状部材は、前記ワイヤネットを構成し前記第1の係止部に係止されているワイヤが延びて前記第2の係止部に係止された後にさらに延びていることで形成されていることを特徴とするケーブルグリップ。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか1項に記載のケーブルグリップにおいて、
    前記リング状部材は、この中心軸と平行な平面によって切断されることで、前記環を途切る部位が形成されていることを特徴とするケーブルグリップ。
  6. 請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のケーブルグリップにおいて、
    前記リング状部材には、前記リング状部材の環の径が所定の値よりも小さくなることを防ぐためのストッパが設けられていることを特徴とするケーブルグリップ。
  7. 請求項6に記載のケーブルグリップおいて、
    前記リング状部材の環の径が小さくなるときには、前記環を途切る部位を間にしたリング状部材の一方の端部が、前記環を途切る部位を間にしたリング状部材の他方の端部と前記ストッパのガイド部との間に、入り込むように構成されていることを特徴とするケーブルグリップ。
  8. ワイヤで筒状に編まれケーブルの端末部が収容されるワイヤネットと、前記ワイヤネットの長手方向の一方の端部に、前記ワイヤネットの一方の開口部を塞ぐように設けられた結束コネクタとを有するケーブルグリップに設置されるリング状部材であって、
    外周に前記ワイヤネットが入り込む溝が形成されており、前記溝内に前記ワイヤネットが入り込むようにして、前記ワイヤネットの内側で前記ワイヤネットの一方の側に設けられ、周方向の一部に環を途切る部位が形成されていることを特徴とするリング状部材。
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