JP7114226B2 - 導電性塗工液組成物およびその塗工方法 - Google Patents
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Description
しかしながら水溶性塗料は、一般に塗膜の耐久性や靭性が低く、特に無機充填剤を多量に添加した導電性塗料などは、塗装後の機械加工によりわれや欠けを生じやすいという問題があった。
特許文献1には、アミノ基を含むゾルゲル材料にポリエチレングリコールを加えた水溶性塗料が開示されているが、無機充填剤を含む場合については触れられておらず、充填剤との濡れ性が問題となり、塗膜の強度が十分でない。
また、特許文献2には、水溶性ポリマーと活性炭を含む塗工液が開示されているが、塗膜の靭性が充分でなく、塗装後に塗膜を含む基材を切断するなどの機械加工する際に塗工膜がひび割れたり、欠けたりする問題があった。
〔1〕 セルロースナノファイバーと、水溶性又は水分散性を有する架橋性樹脂、水溶性分散剤、導電性無機充填剤よりなる導電性塗工液組成物。
〔2〕 セルロースナノファイバーが、木質由来パルプの機械解繊により作製した未変性セルロースナノファイバーである、〔1〕に記載の導電性塗工液組成物。
〔3〕 前記無機充填剤が、導電性カーボンからなる〔1〕、〔2〕に記載の導電性塗工液組成物。
〔4〕 前記架橋性樹脂に反応して架橋構造を形成する架橋剤をさらに含む、又は前記架橋性樹脂が、水溶性又は水分散性を有する自己架橋性樹脂である、〔1〕~〔3〕に記載の導電性塗工液組成物。
〔5〕 前記〔1〕~〔4〕に記載の導電性塗工液組成物からなる、電気化学キャパシタ電極用導電性塗工液組成物。
〔6〕 前記〔5〕に記載の電気化学キャパシタ電極用導電性塗工液組成物を、電極基材に塗工した電気化学キャパシタ電極用塗工膜の塗工方法。
各成分の詳細は、以下のとおりである。
これらの分散剤は、後述の無機充填剤の均一分散にも有効である。
本発明に用いる導電性無機充填剤としては、導電性カーボンが好ましく、たとえば、カーボンブラック、グラファイト、カーボンナノチューブ、カーボンナノファイバー、炭素繊維、活性炭などが挙げられる。カーボンブラックとしては、ファーネスブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック、サーマルブラック等のいずれでも用いることができる。また、活性炭としては水蒸気や二酸化炭素で賦活処理したやし殻炭、木粉炭、易黒鉛化性炭素をアルカリ金属化合物により賦活処理したアルカリ賦活炭等が挙げられる。
また、これらの電極シートは、電気化学キャパシタにおいて、正極用の電極シート及び/または負極用の電極シートに適用される。
特に、本発明による導電性塗工液組成物は、塗工膜の伸びおよび靭性、耐熱性が高く、熱膨張係数が低く、さらに塗工基材との接着性に優れることから、塗工された電極シートを曲げたり切断したりする機械加工において、塗工膜に割れや欠けがなく、電極シートの生産性を向上させることができる。
また、本発明の導電性塗工液組成物を塗工した電極シート及びキャパシタは、角型のキャパシタ、円筒型のキャパシタのいずれにも適用することができる。
抗菌性の場合はカテキン、銀イオン担持ゼオライト、銅フタロシアニンなどの抗菌剤、ガスバリア性の場合は(合成)マイカ、クレー無機層状化合物、磁性の場合はフェライト、酸化鉄、酸化クロム、コバルトなどの磁性材、熱伝導性の場合はアルミナ、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、酸化ベリリウムなどの熱伝導性充填材、圧電性の場合はチタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛圧電材、遮音性の場合は鉄粉、鉛粉、硫酸バリウムなどの遮音材、摺動性の場合は黒鉛、六方晶窒化ホウ素、硫化モリブデン、フッ素樹脂粉、タルクなどの固体潤滑剤、電磁波吸収性の場合はフェライト、黒鉛、木炭粉、カーボンマイクロコイル、カーボンナノチューブ、PZTなどの電波吸収剤が好ましい例として挙げられる。本発明による塗工液に導電性以外の機能を付与する無機充填剤としては、上記に限定されるものではない。
予備混合工程では、未変性CNF、水溶性又は水分散性を有する架橋性樹脂、分散剤や他の添加剤、水系溶媒、導電性無機充填剤を除く添加剤などを、機械的解繊処理を行うことなく単に混合し、予備混合物を得る。得られた予備混合物中での未変性CNFの架橋性樹脂への分散性は十分ではない。しかし、予備混合物に第1工程で機械的解繊処理を施すことにより、得られるナノファイバー複合体中でのナノファイバーの架橋性樹脂中への分散性が、単に第1工程だけを実施した場合よりも一層向上する。なお、架橋性樹脂が自己架橋性を有さない場合は、架橋性樹脂と共に架橋剤を用いることが好ましい。
第1工程では、ナノファイバー、水溶性又は水分散性を有する架橋性樹脂、分散剤、水系溶媒、架橋性樹脂に反応して架橋構造を形成する架橋剤、必要に応じてその他の添加剤などを機械的解繊処理下に一段で混合する。架橋性樹脂には、架橋性樹脂と共に架橋剤を併用することが好ましい。また、第1工程では、予備混合工程で得られた予備混合物に機械的解繊処理を施してもよい。本明細書において、一段での混合とは、上記した各成分を同一容器に一度に投入して混合することを意味する。第1工程では、架橋性樹脂は、得られるナノファイバー複合体におけるナノファイバーの分散性などの観点から、溶液又は分散液の形態で用いることが好ましく、水系溶媒溶液又は水系溶媒分散液の形態で用いることがより好ましい。また、ナノファイバー、分散剤、架橋剤、その他の添加剤は、それぞれ別個に水系溶媒に溶解又は分散させた形態で用いてもよい。
第2工程では、第1工程で得られたナノセルロース複合体に導電性無機充填剤を添加し、攪拌、混合する。導電性無機充填材の添加量は、前記架橋性樹脂1重量部に対して、1~50重量部の範囲で添加可能である。無機充填材は、好ましくは添加する前に充分に乾燥し、水分の影響を低減する。
第1工程で得られたナノセルロース複合体に導電性無機充填剤を所定量添加し、公知の自転公転式ミキサーを用いて室温にて充分に混合し、本発明による導電性性無機充填剤を含むナノセルロース複合体からなる塗工液とする。
第3工程では、上記第2工程で得た、導電性無機充填剤を含むナノセルロース複合体からなる塗工液を基材に塗工し、乾燥して架橋処理を行ない、塗工膜とする。塗工の方法としては、各種基材表面にフィルム状成形品を形成する樹脂コーティング法が一般的である。樹脂コーティング法では、例えば、ナノファイバー複合体又はナノファイバー架橋複合体を基材表面に塗布し、加熱乾燥することにより、フィルム状成形品が得られる。ここで、塗布方法としては特に限定されず、例えば、スピンコーター法、バーコーター法、スプレーコート法、ブラシやローラーによる塗布、ディッピング法、溶液キャスト法(キャスティング法)などの公知の方法が挙げられる。
導電性無機充填剤を含むナノセルロース複合体からなる塗工液を基材に塗工し、架橋処理することで、塗工膜の伸びと靭性、耐熱性が高く、さらに塗工基材との接着性に優れ、塗工された基材を曲げたり切断したりする機械加工において、塗工膜に割れや欠けのない導電性の塗工膜を得ることができる。該塗工膜に付与される機能は、導電性充填材の種類により得ることができ、たとえば、抗菌性、導電性、磁性、熱伝導性、遮音性、低摩擦性、耐摩耗性、電磁波吸収性、などが挙げられる。これらの特性を付与するための導電性充填材の種類は前述のとおりである。本発明では、水系溶媒を分散媒として用いているので、導電性重点材を含むナノファイバー複合体からなる塗膜にそのまま架橋処理を施しても、安全性が高いという利点がある。
ポリアクリル酸 (商品名:ビスコメート NP-700、水溶性架橋性樹脂、昭和電工(株)製、固形分2重量%)
ポリビニルアルコール (商品名:ポバール PVA-205,(株)クラレ製)
水溶性エポキシ樹脂 (商品名:アデカレジン EM-0427WC、(株)アデカ製、固形分50重量%のエマルジョンタイプ)
水溶性フェノール樹脂 (商品名:WSR-SP82、小西化学工業(株)製、固形分30重量%のノボラックエマルジョン)
[セルロースナノファイバー]
未変性CNF(商品名:BiNFi-s、(株)スギノマシン製)を10重量%水分散液として用いた。
[水溶性分散剤]
ポリメタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン(商品名:リピジュアBL、日油(株)製)
[架橋剤]
両末端イソシアネート型ポリカルボジイミド(商品名:カルボジライトVS-02、多官能性樹脂、日清紡ケミカル(株)製)40重量%水溶液。以下「カルボジライト」と呼ぶことがある。)
[無機充填剤]
カーボンブラック (商品名:三菱カーボンブラック MA77 三菱ケミカル(株)製、 ファーネスブラック)
活性炭 (商品名:クラレコールGLC、(株)クラレ製)
実験用攪拌装置 (商品名:トルネード PM-203、アズワン(株)製)
[高速撹拌型メディアレス分散機]
アペックスディスパーザーZERO(商品名、(株)広島メタル&マシナリー製)
[自転公転式ミキサー]
あわとり錬太郎 AR-250(商品名、(株)シンキー製)
実施例および比較例で得られたナノファイバー複合体を電界放出型電子顕微鏡(FE-SEM)で観察し、電子顕微鏡写真(50000倍)を撮影した。撮影した写真上において、写真を横切る任意の位置に、20本以上のナノファイバーと交差する2本の線を引き、線と交差する全てのナノファイバーり繊維径を測定し、得られた測定値(n=20以上)の算術平均値として平均繊維径(nm)を算出した。なお、繊維径の測定値に基づいて、繊維径分布の標準偏差およびナノファイバーの最大繊維径を求めることもできる。
実施例および比較例で得られたナノファイバー複合体1mlをディスポーザブルガラス試験管に入れ、精製水で希釈し、CNF濃度を0.01重量%に調整する。次いで、30分超音波処理後、下記のゼータ電位測定に供した。使用機器および測定条件は以下のとおりである。
測定機器:ゼータ電位、粒径測定システム(大塚電子(株)製)
測定条件:ゼータ電位用 標準セルSOP
測定温度:25.0℃
ゼータ電位換算式:Smolchowskiの式
溶媒:水(溶媒の屈折率・粘度・誘電率のパラメータは、大塚電子(株)製ELSZソフトの値をそのまま適用)
システム適合性:Latex262nm標準溶液(0.001%)で規格値の範囲を超えない。
酸素プラズマで親水化処理したガラス基板上に、実施例及び比較例で得られたナノファイバー分散液をバーコーター塗布し、自然乾燥し、100mm×200mm×厚さ5μmのコーティング膜を形成した。このコーティング膜を170℃で20分間加熱して化学架橋を行ない、架橋コーティング膜(コーティング膜の架橋体)を得た。得られた架橋コーティング膜の水への可溶分の有無からゲル化の有無を判定した。
架橋度としてゲル分率を求めた。実施例及び比較例での第一工程で得られたナノセルロース複合体をフッ素樹脂型(50×20×2mm深さ)に注型し、80℃×10時間の加熱乾燥して、さらに自然乾燥した後に、170℃で20分加熱することで化学的架橋処理した。この成形体を100℃で2時間乾燥した後にその重量を秤量し、初期乾燥重量(g)を求めた。初期乾燥重量を秤量した試料を常温の水に24時間浸漬した後、溶解残渣を定量ろ紙でろ取し、該残渣を100℃で2時間乾燥した後に秤量し、不溶解分重量(g)を求めた。ゲル分率は下記式から算出される。
ゲル分率(%)=[(不溶解分重量)/(初期乾燥重量)]×100
得られた樹脂組成物の水分散液について、分散性(CNF分散性)及び分散安定性(CNF分散安定性)を目視観察により調べた。
分散性(CNF分散性)とは、作製直後の樹脂組成物の水分散液における未変性CNF及び架橋性樹脂の分散性の目視評価結果であり、全体に均一に白濁し、白色の濃淡が生じていないもの(未変性CNFや水溶性の架橋性樹脂の分散ムラや凝集は見られないもの)を「○」、全体に白濁しているものの、部分的にでも白色の濃淡が生じているものを「×」と評価した。
以下、水溶液または水分散液として用いた成分の配合量を固形分量で示すが、もちろん水を含んでいる。
ポリアクリル酸20gに対し、架橋剤(カルボジライト)2g(ポリアクリル酸固形分に対し10重量%)、未変性CNF(BiNFi-s)1g、分散剤(リピジュアBL)0.05gを実験用卓上攪拌機で予備混合し、予備混合物を調製した。
アルミ板が15°曲がった位置で、塗工膜がアルミ板からはがれたり、塗工膜にひび割れが生じたものを「×」、塗工膜にごく小さなひび割れは生じたが、塗工膜はアルミ板からはがれなかったものを「△」、塗工膜のはがれやひび割れが生じなかったものを「○」として評価した。結果を表1に示す。
この塗工膜に2.7Vの直流電圧を印加し、得た抵抗値が0.9~1.0mΩであるものを「○」、1.0mΩ以上であるものを「×」として判定した。結果を表1に示す。
実施例1において、架橋剤を加えない以外は、実施例1と同様に操作し、ナノセルロース複合体ならびに同量の導電性無機充填剤を添加したスラリーBを調製して、塗工およびその架橋処理を行い、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
また、得られた導電性無機充填剤を添加する前のナノセルロース複合体のゼータ電位は-38.5mVであり、未変性CNFなどの分散性は高いことが確認された。さらに当該ナノファイバー複合体は、12時間静置した後であっても未変性CNFの沈降は見られず、安定した分散状態であった。
実施例1において、架橋剤を配合しない以外は、実施例1同様に操作して、ナノセルロース複合体ならびに同量の導電性無機充填剤を添加したスラリーCを調製し、塗工およびその架橋処理を行い、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
また、得られた導電性無機充填剤を添加する前のナノセルロース複合体のゼータ電位は-21.5mVであり、未変性CNFなどの分散性は不十分であることがわかった。さらに当該ナノファイバー複合体は、作製後に静置すると約1時間で沈降が始まり、12時間静置後は液量の約1/2のレベルにまで沈降が見られた。
実施例1において、未変性セルルオースナノファイバーならびに分散剤を添加しない以外は、実施例1と同様に操作して、無機充填剤を添加したスラリーCを調製して、塗工およびその架橋処理を行い、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
ただし、得られた導電性無機充填剤を添加する前の複合体のゼータ電位測定不可能であった。
以下の評価は、組成の導電性無機充填剤を含む架橋性樹脂とCNFを含む塗工液を基盤に塗工し、架橋させた塗工膜の特性を比較したものであり、導電性塗工膜全般の特性を評価するものではない。すなわち、実施例1および比較例1~3において、組成の異なる導電性塗工膜の特性を比較し、さらに架橋剤の有無、分散剤の有無、未変性CNFの有無が導電性塗工膜の特性(加工時のひび割れ、はがれ、割れ、欠けの有無および導電性)に与える影響について調べた。
これは、熱膨張係数が石英並みに低い未変性CNFが架橋性樹脂の補強繊維としての効果により、該塗工膜の熱膨張が抑えられたためと考えている。
Claims (2)
- 繊維長が10μmから1000μmである未変性セルロースナノファイバーと、水溶性又は水分散性を有する架橋性樹脂、水溶性陰イオン性分散剤、導電性カーボンからなる導電性無機充填剤、及び前記架橋性樹脂が有する架橋性基及び/又は架橋性構造と反応可能な架橋剤よりなる導電性樹脂組成物、
又は、前記未変性セルロースナノファイバーと、前記架橋性樹脂が架橋剤を用いなくても自身の分子内に架橋構造を形成しうる自己架橋性樹脂、水溶性陰イオン性分散剤、導電性カーボンからなる導電性無機充填剤よりなる導電性塗工液組成物、であって、
前記水溶性陰イオン性分散剤は未変性セルロースナノファイバーの前記導電性塗工液組成物における分散性及び分散安定性を高めるものである、導電性塗工液組成物。 - 請求項1に記載の導電性塗工液組成物において、
導電性無機充填材を除く、未変性セルロースナノファイバー、前記水溶性又は水分散性を有する架橋性樹脂、分散剤、水系溶媒、前記架橋剤を、予備混合工程後に機械的解繊処理下に一段で混合する、又は、
前記自己架橋性樹脂、未変性セルロースナノファイバー、分散剤、水系溶媒を、予備混合工程後に機械的解繊処理下に一段で混合する、第1工程と、
前記第1工程で得られたナノセルロース複合体に導電性カーボンよりなる導電性無機充填剤を添加し、攪拌、混合する前記第2工程を経て段階的に前記導電性塗工液を作製し、第3工程で前記導電性塗工液を電極基材に塗工し、架橋処理を行ない、塗工膜とする、電気化学キャパシタ電極用導電性塗工膜の塗工方法。
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