JP7113247B2 - 入出庫管理装置、入出庫管理方法、及び、入出庫管理プログラム - Google Patents

入出庫管理装置、入出庫管理方法、及び、入出庫管理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、フォークリフトによる荷物の入庫及び出庫を管理する装置、方法及びプログラムに関する。
入庫及び出庫される荷物を管理するために、各荷物には、荷物情報が付与されている。荷物情報は、例えば、荷物の種類、品番、品名、数量など、荷物に関する情報であり、バーコードの形式で表示される。特許文献1には、荷物に貼り付けられたバーコードにバーコードリーダを十分に近づけて読み取る場合について開示されている。具体的には、フォークリフトを荷物と対面させた状態でバーコードリーダによって荷物のバーコードを読み取り、その荷物情報をバーコードリーダから管理装置へ送信することが開示されている。
特開2004-213157号公報
特許文献1のように、荷物に貼り付けられたバーコードにバーコードリーダを十分に近づけて読み取る場合は、別の荷物のバーコードを誤って読み取ってしまうことは殆どない。しかしながら、フォークリフトのカメラ装置から、荷物に貼り付けられたバーコード又はQRコード(登録商標)等の印刷コードを撮影して読み取る構成の場合、入庫又は出庫対象の荷物の近くに存在する別の荷物の印刷コードを読み取ってしまうおそれがある。すなわち、入庫又は出庫対象の荷物以外のものが、入庫又は出庫されたと誤って管理されてしまうおそれがある。
本開示の目的は、フォークリフトのカメラ装置から荷物の印刷コードを読み取る構成において、入庫又は出庫対象の荷物以外のものが、入庫又は出庫されたと誤って管理されることを防止できる入出庫管理装置、方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本開示の一態様に係る入出庫管理装置は、フォークリフトによる荷物の入庫又は出庫を管理する入出庫管理装置であって、前記フォークリフトから撮影されたカメラ画像に含まれる各コードについて、床面に貼り付けられている床コード、及び、前記荷物に貼り付けられている荷物コードを認識するコード認識部と、前記コード認識部によって認識された前記床コード及び前記荷物コードを表示する表示部と、前記荷物の入庫又は出庫の棚の段数の入力と、前記荷物の入庫又は出庫の完了の入力とを受け付ける入力部と、前記入力部に対して前記棚の段数及び前記荷物の入庫又は出庫の完了が入力された場合、前記入力された棚の段数と、前記表示部に表示されている前記荷物コード及び前記床コードと、を対応付ける制御部と、を備える。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本開示によれば、フォークリフトのカメラ装置から荷物の印刷コードを読み取る構成において、入庫又は出庫対象の荷物以外のものが、入庫又は出庫されたと誤って管理されることを防止できる。
一実施の形態に係るカメラ装置が設置されているフォークリフトの一例を示す図である。 一実施の形態に係るカメラ装置から撮影されたカメラ画像の一例を示す図である。 一実施の形態に係る入出庫管理システムの構成例を示す図である。 一実施の形態に係る倉庫におけるフォークリフトの移動及び作業の一例を示す図である。 一実施の形態に係るフォークリフトの作業状態と印刷コードの検出との関係の一例を示す図である。 一実施の形態に係るコード記録情報の一例を示す図である。 一実施の形態に係る入出庫管理装置の表示画面の一例を示す図である。 一実施の形態に係る棚の段に格納された荷物の一例を示す図である。 一実施の形態に係る入出庫管理装置の処理例を示すフローチャートである。 一実施の形態に係る入庫モード処理の一例を示すフローチャートである。 一実施の形態に係る出庫モード処理の一例を示すフローチャートである。 一実施の形態に係る入庫作業時の具体例を説明するための図である。 一実施の形態に係る出庫作業時の具体例を説明するための図である。 一実施の形態に係る入出庫管理装置の表示画面の変形例を示す図である。 本開示に係る入出庫管理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図
以下、図面を適宜参照して、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(一実施の形態)
<概要>
まず、図1及び図2を参照しながら、本実施の形態の概要について説明する。
図1に示すように、フォークリフト1には、少なくとも1台のカメラ装置20aが設置される。カメラ装置20aは、図2に示すように、フォーク2に貼り付けられている印刷コード(以下「フォークコード」という)12と、床面3に貼り付けられている印刷コード(以下「床コード」という)13と、荷物4に貼り付けられている印刷コード(以下「荷物コード」という)14と、を撮像できる位置に設置される。すなわち、カメラ装置20aは、フォークリフト1における、図2に示すような画像を撮影できる位置に設置される。以下、カメラ装置20aによって撮影される画像を、カメラ画像100という。
なお、1台のカメラ装置20aの画角にこれら3つの印刷コード12,13,14を納めることが困難な場合は、図1に示すように、撮影方向の異なる2台のカメラ装置を設置し、3つの印刷コード12,13,14の撮影を分担してもよい。例えば、1台のカメラ装置20aを、フォークコード12及び床コード13を撮影できる位置及び角度に設置し、もう1台のカメラ装置20bを、荷物コード14を撮影できる位置及び角度に設置してよい。
印刷コード12,13,14は、例えば、紙面に印刷された2次元コード(QRコード)、又は、1次元コード(バーコード)である。なお、印刷コードに含める情報量、認識率及び誤り訂正レベルは、貼り付けられる対象によって異なってよい。例えば、フォークコード12は、比較的小さな領域であるフォーク2に貼り付けられるため、比較的認識率の高い(その分情報量の少ない)QRコードであってよい。また、床コード13は、比較的汚れやすい床面3に貼り付けられるため、比較的誤り訂正レベルの高いQRコードであってよい。また、荷物コード14は、荷物の数が多いため、比較的情報量の多いQRコードであってよい。なお、印刷コード12,13,14は、これに限定されず、例えば、紙面に印刷された数字、文字又はこれらの組み合わせ等であってもよい。
フォークコード12は、フォークリフト1のフォーク2の先端に貼り付けられる。これにより、カメラ装置20aは、フォーク2がパレット5に差し込まれていないとき、フォークコード12を撮影でき、フォーク2がパレット5に差し込まれているとき、フォークコード12を撮影できない。よって、カメラ画像100にフォークコード12が含まれているか、それとも、含まれていないかよって、フォーク2にパレット5(荷物4)が載置されていないか、それとも、載置されているかを判定できる。
なお、複数のフォークリフト1を管理する場合、異なるフォークリフト1に貼り付けられるフォークコード12は、異なるIDを有してよい。これにより、フォークコード12のIDを用いて、複数のフォークリフト1を認識できる。
床コード13は、倉庫の床面3の複数の異なる場所に貼り付けられる。また、異なる場所に貼り付けられる床コード13は、異なるIDを有する。これにより、フォークリフト1の移動中にカメラ装置20aが所定の時間間隔で撮影した複数のカメラ画像100には、それぞれ、異なるIDの床コード13が含まれる。また、フォークリフト1が停止中にカメラ装置20aが所定の時間間隔で撮影した複数のカメラ画像100には、共通のIDの床コード13が含まれる。よって、所定の時間間隔で撮影された複数のカメラ画像100に、異なるIDの床コード13が含まれるか、それとも、共通のIDの床コード13が含まれるかによって、フォークリフト1が移動しているか、それとも、停止しているかを判定できる。
さらに、床コード13のIDと、当該床コード13を貼り付けた場所とを予め対応付けて管理しておくことにより、カメラ画像100に含まれる床コード13のIDから、フォークリフト1の位置を特定できる。また、複数のカメラ画像100からそれぞれ抽出した床コード13のIDを、カメラ画像100の撮影時刻の順に並べることにより、フォークリフト1の移動経路を特定できる。
荷物コード14は、荷物4の正面(フォークリフト1が荷物を積み取る際に対向する面)に貼り付けられる。また、荷物コード14は、荷物4毎に異なるIDを有する。これにより、フォークリフト1が荷物4を積み取り、運搬、及び取り降ろしする際に、カメラ装置20aは、荷物コード14を撮影できる。よって、荷物コード14のIDと、当該荷物4に関する情報(以下「荷物情報」という)とを予め対応付けて管理しておくことにより、カメラ画像100に含まれる荷物コード14のIDから、フォークリフト1が積み取り、運搬及び取り降ろし中の荷物を特定できる。荷物情報には、荷物4の重さ、並びに、荷物4に梱包されている商品の種別、名称及び数などが含まれてよい。さらに、荷物4に梱包されている商品が食品の場合、荷物情報には、当該食品の賞味期限などが含まれてよい。
また、荷物に貼り付けられる紙16には、荷物コード14に加えて、当該荷物コード14に対応する数値列又は文字列15が印刷されてよい。
<システム構成例>
次に、図3を参照しながら、本実施の形態に係る入出庫管理システム10の構成例について説明する。
入出庫管理システム10は、カメラ装置20aと、入出庫管理装置30とを備える。カメラ装置20aと入出庫管理装置30とは、LANケーブルによって接続される。なお、LANケーブルは一例であり、他の通信ケーブルであってもよい。入出庫管理装置30は、例えばタブレット端末であり、フォークリフトの運転手から操作可能な位置に設置される。なお、カメラ装置20aと入出庫管理装置30とは無線通信によって接続されてもよい。無線通信は、例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、LTEまたは5Gなどであってよい。
まず、カメラ装置20aについて説明する。カメラ装置20aは、撮像部21と、送信部23と、を有する。
撮像部21は、所定の時間間隔でカメラ画像100を撮影する。カメラ画像100のフォーマットは、例えば、JPEG又はJPEG2000等である。なお、撮像部21が撮影するカメラ画像100は、例えば、H.264又はH.265等の動画像であってもよい。
送信部23は、カメラ画像100を、LANケーブルを介して、入出庫管理装置30へ送信する。
次に、入出庫管理装置30について説明する。入出庫管理装置30は、受信部31と、コード認識部32と、入出庫制御部33と、入力部34と、表示部35と、音出力部36とを備える。なお、これらの要素31乃至35は、入出庫管理装置30が備えるCPU2103(図15参照)によって実行されるコンピュータプログラムであってもよい。
受信部31は、カメラ装置20aから、LANケーブルを介して、カメラ画像100を受信する。
コード認識部32は、受信部31によって受信されたカメラ画像100に含まれる各印刷コードのIDが、フォークコード12、床コード13、又は、荷物コード14の何れに属するかを判定する。なお、IDが何れに属するかについては、所定の条件に基づいて、予め定義されてよい。例えば、「A」から始まるIDはフォークコード12、「B」から始まるIDは床コード13、「C」から始まるIDは荷物コード14と定義されてよい。或いは、5桁のIDはフォークコード12、10桁のIDは床コード13、8桁のIDは荷物コード14など、IDの桁数によって定義されてよい。
また、コード認識部32は、フォークコード12のID(以下「フォークID」という)、床コード13のID(以下「床ID」という)、及び、荷物コード14のID(以下「荷物ID」という)を認識し、カメラ画像100の撮影時刻と対応付けて、コード記録情報110に登録する。コード記録情報110は、入出庫管理装置30が備えるRAM2105及び/又は記憶装置2106(図15参照)に保存されてよい。なお、コード記録情報110の詳細については後述する(図6参照)。
入力部34は、例えばタッチパネルであり、運転手から入力された操作情報を、入出庫制御部33へ送信する。
表示部35は、例えば液晶ディスプレイであり、入出庫制御部33から送信された入出庫に対する指示を受け付けるためのUI画像(以下「入出庫UI」という)500を表示する(図7参照)。
音出力部36は、例えばスピーカーであり、入出庫制御部33から送信された音信号の音を出力する。
入出庫制御部33は、コード記録情報110に含まれるフォークID、床ID及び荷物IDを用いて、何れの荷物4が何れの棚に入庫されたか、及び/又は、何れの棚の何れの荷物4が出庫されたかを管理するための制御を行う。また、入出庫制御部33は、通常モード、入庫モード及び出庫モードを切り替え、モード毎に異なる制御を行う。なお、各モードの切り替え条件、及び、各モードの詳細については後述する。また、入出庫制御部33は、入出庫UI500を生成し、表示部35へ送信する。なお、入出庫UI500の詳細については後述する(図7参照)。また、入出庫制御部33は、音信号を生成し、音出力部36へ送信する。なお、生成する音信号の詳細については後述する。
<コード記録情報>
次に、図4及び図5に示すフォークリフト1の動作例を用いて、図6に示すコード記録情報110の構成を説明する。
コード記録情報110には、カメラ画像100の撮影時刻と、フォークIDと、床IDと、荷物IDとが対応付けられて記録される。
<<移動中>>
図4及び図5に示すように、フォークID「A10」のフォークコード12が貼り付けられているフォークリフト1が、時刻「10:00:00」から時刻「10:05:00」までの期間、フォーク2に荷物を載置せず経路R1を移動した場合、コード記録情報110には、次のように情報が記録される。
フォークリフト1に搭載のカメラ装置20aが床ID「B101」の位置を通過した時刻「10:00:00」に撮影したカメラ画像100から、コード認識部32は、次のように各印刷コードを認識する。すなわち、フォーク2に荷物が載置されていないため、コード認識部32は、フォークID「A10」を認識し、荷物IDを認識しない。また、コード認識部32は、床ID「B101」を認識する。この場合、入出庫制御部33は、図6の行401に示すように、撮影時刻「10:00:00」と、フォークID「A10」と、床ID「B101」とを対応付けて、コード記録情報110に記録する。
フォークリフト1に搭載のカメラ装置20aが床ID「B102」の位置を通過した時刻「10:01:00」に撮影したカメラ画像100から、コード認識部32は、次のように各印刷コードを認識する。すなわち、フォーク2には荷物4が載置されていないため、コード認識部32は、フォークID「A10」を認識し、荷物IDを認識しない。また、コード認識部32は、床ID「B102」を認識する。この場合、入出庫制御部33は、図6の行402に示すように、撮影時刻「10:01:00」と、フォークID「A10」と、床ID「B102」とを対応付けて、コード記録情報110に記録する。
フォークリフト1が床ID「B103」及び「B104」の位置を通過した際についても同様である。
<<積み取り中>>
図4及び図5に示すように、フォークID「A10」のフォークコード12が貼り付けられているフォークリフト1が、時刻「10:05:00」から時刻「10:10:00」までの期間、位置R2において荷物Gの積み取りを行った場合に、コード記録情報110には、次のように情報が記録される。
フォークリフト1に搭載のカメラ装置20aが位置R2で積み取りを開始した時刻「10:05:00」に撮影したカメラ画像100から、コード認識部32は、次のように各印刷コードを認識する。すなわち、フォーク2にはまだ荷物Gが載置されていないため、コード認識部32は、フォークID「A10」を認識し、荷物IDを認識しない。また、コード認識部32は、床ID「B104」を認識する。この場合、入出庫制御部33は、図6の行403に示すように、撮影時刻「10:05:00」と、フォークID「A10」と、床ID「B104」とを対応付けて、コード記録情報110に記録する
フォークリフト1に搭載のカメラ装置20aが積み取り作業の開始から少し経過した時刻「10:06:00」に撮影したカメラ画像100から、コード認識部32は、次のように各印刷コードを認識する。すなわち、フォーク2には既に荷物Gが載置されているため、コード認識部32は、フォークIDを認識せず、荷物ID「C1000」を認識する。また、コード認識部32は、床ID「B104」を認識する。この場合、入出庫制御部33は、図6の行404に示すように、撮影時刻「10:06:00」と、床ID「B104」と、荷物ID「C1000」とを対応付けて、コード記録情報110に登録する。
<<運搬中>>
図4及び図5に示すように、フォークID「A10」のフォークコード12が貼り付けられているフォークリフト1が、時刻「10:10:00」から時刻「10:15:00」までの期間、フォーク2に荷物Gを載置して経路R3を移動した場合に、コード記録情報110には、次のように情報が記録される。
フォークリフト1に搭載のカメラ装置20aが床ID「B105」の位置を通過した時刻「10:10:00」に撮影したカメラ画像100を撮影から、コード認識部32は、次のように各印刷コードを認識する。すなわち、フォーク2には荷物Gが載置されているため、コード認識部32は、フォークIDを認識せず、荷物ID「C1000」を認識する。また、コード認識部32は、床ID「B105」を認識する。この場合、入出庫制御部33は、図6の行405に示すように、撮影時刻「10:10:00」と、床ID「B105」と、荷物ID「C1000」とを対応付けて、コード記録情報110に登録する。
フォークリフト1に搭載のカメラ装置20aが床ID「B106」の位置を通過した時刻「10:11:00」に撮影したカメラ画像100から、コード認識部32は、次のように各印刷コードを認識する。すなわち、フォーク2には荷物Gが載置されているため、コード認識部32は、フォークIDを認識せず、荷物ID「C1000」を認識する。また、コード認識部32は、床ID「B106」を認識する。この場合、入出庫制御部33は、図6の行406に示すように、撮影時刻「10:11:00」と、床ID「B106」と、荷物ID「C1000」とを対応付けて、コード記録情報110に登録する。
フォークリフト1が床ID「B107」の位置を通過した際についても同様である。
<<取り降ろし中>>
図4及び図5に示すように、フォークID「A10」のフォークコード12が貼り付けられているフォークリフト1が、時刻「10:15:00」から時刻「10:20:00」までの期間、位置R4において荷物Gの取り降ろしを行った場合に、コード記録情報110には、次のように情報が記録される。
フォークリフト1に搭載のカメラ装置20aが位置R4で取り降ろしを開始した時刻「10:15:00」に撮影したカメラ画像100から、コード認識部32は、次のように各印刷コードを認識する。すなわち、フォーク2にはまだ荷物Gが載置されているため、コード認識部32は、フォークIDを認識せず、荷物ID「C1000」を認識する。また、コード認識部32は、床ID「B107」を認識する。この場合、コード認識部32は、図6の行407に示すように、撮影時刻「10:15:00」と、床ID「B107」と、荷物ID「C1000」とを対応付けて、コード記録情報110に記録する。
フォークリフト1に搭載のカメラ装置20aが取り降ろしの開始から少し経過した時刻「10:16:00」に撮影したカメラ画像100から、コード認識部32は、次のように各印刷コードを認識する。すなわち、フォーク2には荷物Gが載置されていないため、コード認識部32は、フォークIDを認識し、荷物ID「C1000」を認識しない。また、コード認識部32は、床ID「B107」を認識する。この場合、コード認識部32は、図6の行408に示すように、撮影時刻「10:16:00」と、フォークID「A10」と、床コード「B107」と、荷物ID「C1000」とを対応付けて、コード記録情報110に記録する。
このようにして、フォークリフト1が図4及び図5に示すような移動、積み取り、運搬及び取り降ろしを行った際、図6に示すようなコード記録情報110が生成される。
<入出庫UI>
図7を参照して、入出庫UI500について説明する。
入出庫UI500は、カメラ画像欄501と、荷物ID欄502と、積載状態欄503と、場所ID欄504と、段数ボタン505と、入庫ボタン506と、出庫ボタン507と、リセットボタン508とを有する。
カメラ画像欄501には、カメラ装置20aが撮像中のカメラ画像100が表示される。
荷物ID欄502には、通常モード及び出庫モードの場合、コード認識部32が最後に認識した(最新の)荷物IDが表示される。つまり、コード認識部32が別の荷物IDを新たに認識した場合、荷物ID欄502は、その別の荷物IDに更新される。
荷物ID欄502には、入庫モードの場合、通常モードから入庫モードに切り替わったときにコード認識部32が最後に認識していた荷物IDが表示される。つまり、入庫モードの場合、コード認識部32が別の荷物コードを新たに認識した場合であっても、荷物ID欄502は、その別の荷物IDに更新されない。これにより、図8の例に示すように、入庫対象である荷物ID「C1000」の荷物4aを棚600の2段目に置いたときに、コード認識部32が1段目の荷物4bの荷物ID「C2001」を認識したとしても、荷物ID欄502は、荷物ID「C2001」に更新されず、入庫対象である荷物ID「C1000」を保持できる。
また、荷物ID欄502には、荷物IDを手動で入力(修正)できる。また、荷物IDの手動入力の負担を軽減するために、荷物ID欄502には、荷物IDの入力候補が表示されてよい。例えば、コード認識部32が最近認識した幾つかの荷物IDが、入力候補として表示される。この場合、運転手が、入力候補として表示された幾つかの荷物IDのうちの1つを選択すると、その選択された荷物IDが荷物ID欄502に入力される。
積載状態欄503には、「未積載」又は「積載中」が表示される。「未積載」は、コード認識部32がフォークIDを認識できた場合に表示される。「積載中」は、コード認識部32がフォークIDを認識できなかった場合に表示される。
場所ID欄504には、通常モード及び入庫モードの場合、コード認識部32が最後に認識した床IDが表示される。つまり、コード認識部32が別の床IDを新たに認識した場合、場所ID欄504は、その別の床IDに更新される。
場所ID欄504には、出庫モードの場合、通常モードから出庫モードに切り替わったときにコード認識部32が最後に認識していた床IDが表示される。つまり、出庫モードの場合、コード認識部32が別の床IDを新たに認識した場合であっても、場所ID欄504は、その別の床IDに更新されない。これにより、場所ID欄504は、出庫対象の荷物が置かれていた棚の場所の床IDを保持できる。
また、場所ID欄504には、床IDを手動で入力(修正)できる。また、床IDの手動入力の負担を軽減するために、場所ID欄504には、床IDの入力候補が表示されてよい。例えば、コード認識部32が最近認識した幾つかの床IDが、入力候補として表示される。この場合、運転手が、入力候補として表示された幾つかの床IDのうちの1つを選択すると、その選択された床IDが場所ID欄504に入力される。
段数ボタン505は、運転手が、入庫対象の荷物を置く棚の段数、及び/又は、出庫対象の荷物が置かれている棚の段数を入出庫制御部33に伝えるために用いられる。例えば、入庫対象の荷物を棚の2段目に置く場合、運転手は、「2段」の段数ボタン505を押下する。例えば、出庫対象の荷物が棚の3段目に置かれている場合、運転手は、「3段」の段数ボタン505を押下する。
入庫ボタン506は、運転手が、入庫作業を完了したことを入出庫制御部33に伝えるために用いられる。例えば、運転手は、入庫対象の荷物を所定の棚に置いた後、入庫ボタン506を押下する。
出庫ボタン507は、運転手が出庫作業を完了したことを入出庫制御部33に伝えるために用いられる。例えば、運転手は、出庫対象の荷物を所定の搬出場所に置いた後、出庫ボタン507を押下する。
リセットボタン508は、運転手が、押下した段数ボタン505、荷物ID欄502に入力した荷物ID、及び、場所ID欄504に入力した床IDをリセット(キャンセル)するために用いられる。例えば、運転手は、誤った段数ボタン505を押下した場合、荷物ID欄502に誤った荷物IDを入力した場合、或いは、場所ID欄504に誤った床IDを入力した場合、リセットボタン508を押下する。
<全体フロー>
次に、図9のフローチャートを参照し、入出庫管理装置30の動作を説明する。
受信部31は、カメラ装置20aから送信されたカメラ画像100を受信し、コード認識部32へ出力する(S101)。
コード認識部32は、受信部31から出力されたカメラ画像100に含まれる各印刷コードについて、荷物ID、フォークID及び床IDを認識する。そして、コード認識部32は、カメラ画像100の撮像時刻と、認識した荷物ID、フォークID及び床IDを対応付けて、コード記録情報110に記録する(S102)。
入出庫制御部33は、コード記録情報110の最後(最新)の床IDの種別に応じた音信号を出力する(S103)。例えば、棚の場所を示す種別の床ID(以下「棚用床ID」という)である場合、入出庫制御部33は、入出庫UI500の操作を促す音信号を出力する。例えば、通路の場所を示す種別の床ID(以下「通路用床ID」という)である場合、入出庫制御部33は、当該通路の場所を通過した旨を伝える音信号を出力する。
入出庫制御部33は、現状のモードを判定する(S104)。「通常モード」と判定した場合(S104:通常モード)、フローは、S105へ進む。「入庫モード」と判定した場合(S104:入庫モード)、フローは、S200の入庫モード処理へ進む「出庫モード」と判定された場合(S104:出庫モード)、フローはS300の出庫モード処理へ進む。なお、入庫モード処理(S200)及び出庫モード処理(S300)の詳細については後述し(図10及び図11参照)、ここでは通常モードの処理について説明する。
入出庫制御部33は、コード記録情報110の最後の荷物ID及び床IDを、それぞれ、荷物ID欄502及び場所ID欄504に表示(更新)する。また、入出庫制御部33は、コード記録情報110の最後にてフォークIDが認識されているか否かに応じて、積載状態欄503に「未積載」又は「積載中」を表示(更新)する(S105)。
入出庫制御部33は、S105において積載状態欄503が「未積載」から「積載中」に変化したか否かを判定する(S106)。入出庫制御部33は、積載状態欄503が「未記載」から「積載中」に変化したと判定した場合(S106:YES)、現状の荷物IDを記憶して入庫モードを開始し(S107)、入庫モード処理(S200)へ進む。すなわち、入出庫制御部33は、通常モードにおいて、積載状態が「未積載」から「積載中」に変化したことをトリガーとして、現状の荷物ID、すなわちフォーク2に載置された入庫対象の荷物4の荷物IDを記憶し、入庫モードを開始する。
入出庫制御部33は、積載状態欄503が「未記載」のままと判定した場合(S106:NO)、段数ボタン505が押下されたか否かを判定する(S108)。入出庫制御部33は、段数ボタン505が押下されたと判定した場合(S108:YES)、現状の床IDを記憶して出庫モードを開始し(S109)、出庫モード処理(S300)へ進む。すなわち、入出庫制御部33は、通常モードにおいて、段数ボタン505が押下されたことをトリガーとして、現状の床ID、すなわち出庫対象の荷物4が置かれていた棚の場所を示す棚用床IDを記憶し、出庫モードを開始する。入出庫制御部33は、段数ボタン505が押下されていないと判定した場合(S108:NO)、S101へ戻る。
なお、図9に示す処理は、カメラ画像100を受信する毎(1フレーム毎)に実行されてよい。
<入庫モード処理>
次に、図10のフローチャートを参照し、図9の入庫モード処理(S200)について説明する。
入出庫制御部33は、荷物ID欄502の荷物IDの表示をホールド(保持)する。また、入出庫制御部33は、コード記録情報110の最後の床IDを場所ID欄504に表示(更新)する。また、入出庫制御部33は、コード記録情報110の最後にてフォークIDが認識されているか否かに応じて、積載状態欄503に「未積載」又は「積載中」を表示(更新)する(S201)。
入出庫制御部33は、段数ボタン505が押下されたか否かを判定する(S202)。段数ボタン505が押下されていないと判定した場合(S202:NO)、フローは図9に戻る。
段数ボタン505が押下されたと判定した場合(S202:YES)、入出庫制御部33は、荷物ID欄502及び場所ID欄504の入力(修正)を受け付ける(S203)。例えば、荷物ID欄502の荷物IDが入庫対象の荷物IDと異なっている場合、運転手は、荷物4に貼り付けられている紙16の数値列又は文字列15を見て、荷物ID欄502に入庫対象の荷物IDを入力してよい。例えば、場所ID欄504の床IDが入庫対象の荷物を置く棚の場所を示す床ID(以下「入庫棚の床ID」という)と異なっている場合、運転手は、入力候補として表示された複数の床IDの中から、入庫棚の床IDを選択して、場所ID欄504に入力してよい。この場合、入出庫制御部33は、荷物ID欄502及び場所ID欄504を、その入力された荷物ID及び床IDに修正する。
入出庫制御部33は、入庫ボタン506が押下されたか否かを判定する(S204)。入庫ボタン506が押下されていないと判定した場合(S204:NO)、フローは、S203に戻る。
入庫ボタン506が押下されたと判定した場合(S204:YES)、入出庫制御部33は、「入庫モード」である旨を示す情報と、荷物ID欄502の荷物ID(S107で記憶された荷物ID)と、場所ID欄504の床IDと、S203で押下された段数ボタン505の段数とを対応付けて、所定のサーバ装置へ送信する(S205)。これにより、サーバ装置は、入庫した荷物が置かれた棚の場所と段数とを管理できる。なお、サーバ装置への送信に代えて、当該対応付けた情報を、入出庫管理装置30の記憶部2105に記憶してもよい。
入出庫制御部33は、入庫モードを終了して通常モードを開始し(S206)、フローは、図9に戻る。
<出庫モード処理>
次に、図11のフローチャートを参照し、図9の出庫モード処理(S300)について説明する。
入出庫制御部33は、場所ID欄504の床IDの表示をホールド(保持)する。また、入出庫制御部33は、コード記録情報110の最後の荷物IDを荷物ID欄502に表示(更新)する。また、入出庫制御部33は、コード記録情報110の最後にてフォークIDが認識されているか否かに応じて、積載状態欄503に「未積載」又は「積載中」を表示(更新)する(S301)。
入出庫制御部33は、荷物ID欄502及び場所ID欄504の入力(修正)を受け付ける(S302)。例えば、荷物ID欄502の荷物IDが出庫対象の荷物IDと異なっている場合、運転手は、荷物4に貼り付けられている紙16の数値列又は文字列15を見て、荷物ID欄502に出庫対象の荷物IDを入力してよい。例えば、場所ID欄504の床IDが出庫対象の荷物が置かれていた棚の場所を示す床コード(以下「出庫棚の床ID」という)と異なっている場合、運転手は、入力候補として表示された複数の床IDの中から、出庫棚の床IDを選択して、場所ID欄504に入力してよい。この場合、入出庫制御部33は、荷物ID欄502及び場所ID欄504を、その入力された荷物ID及び床IDに修正する。
入出庫制御部33は、出庫ボタン507が押下されたか否かを判定する(S303)。出庫ボタン507が押下されていないと判定した場合(S303:NO)、フローは、図9に戻る。
出庫ボタン507が押下されたと判定した場合(S303:YES)、入出庫制御部33は、「出庫モード」である旨を示す情報と、荷物ID欄502の荷物IDと、場所ID欄504の床ID(つまりS109で記憶された床ID)と、S108で押下された段数ボタン505の段数と、を対応付けて所定のサーバ装置へ送信する(S304)。これにより、サーバ装置は、出庫した荷物が置かれていた棚の場所と段数とを管理できる。なお、サーバ装置への送信に代えて、当該対応付けた情報を、入出庫管理装置30の記憶部2105に記憶してもよい。
入出庫制御部33は、出庫モードを終了して通常モードを開始し(S305)、フローは、図9に戻る。
<入庫作業の具体例>
次に、図12を参照し、入庫作業時における、コード認識部32によるコードの認識と、入出庫UI500に表示されるコードとの関係について、具体例を用いて説明する。
(A1)
運転手は、搬入場所において入庫対象の荷物4をフォーク2に積み取る。これにより、コード認識部32においてフォークID「A10」が認識できなくなるので、入出庫制御部33は、積載状態欄503を「未積載」から「積載中」に変更する。入出庫制御部33は、この変更をトリガーとして、入庫モードを開始する。入出庫制御部33は、入庫モードにおいて、この変更時における荷物ID(つまり入庫対象の荷物ID)「C1000」を記憶し、荷物ID欄502の荷物ID「C1000」の表示をホールドする。また、入出庫制御部33は、コード認識部32が認識した搬入場所の床ID「B101」を場所ID欄504に表示する。
(A2)
運転手は、フォークリフト1を入庫先の棚へ移動させる。この移動中、コード認識部32は、移動途中の床ID「B102」、「B103」等を随時認識する。入出庫制御部33は、その認識された床ID「B102」、「B103」等を、随時、場所ID欄504に表示する。
(A3)
運転手は、フォークリフト1を入庫先の棚の前に停める。このとき、コード認識部32は、当該棚の場所の床ID(棚用床ID)「B104」を認識するので、入出庫制御部33は、当該棚用床ID「B104」を場所ID欄504に表示する。また、棚用床IDが認識されたので、入出庫制御部33は、入出庫UI500の操作を促す音信号を出力する。
上記の入出庫UI500の操作を促す音を聞いた運転手は、荷物4の入庫先の棚の段数に対応する段数ボタン505「2段」を押下する。そして、運転手は、当該棚の2段目に荷物4を取り降ろす。これにより、コード認識部32においてフォークIDが認識できるようになるので、入出庫制御部33は、積載状態欄503を「積載中」から「未積載」に変更する。なお、荷物4が取り降ろされたときに、コード認識部32が、棚の下段に置かれている荷物の荷物ID「C2001」を認識する可能性がある(図8参照)。しかし、入出庫制御部33は、入庫モードであるので、荷物ID欄502の表示を荷物ID「C1000」のままホールドする。
運転手は、荷物4の取り降ろし完了後、入庫ボタン506を押下する。入出庫制御部33は、この入庫ボタン506の押下をトリガーとして、「入庫モード」を示す情報と、荷物ID欄502の荷物ID「C1000」と、場所ID欄504の床ID「B107」と、押下された段数「2段」と、を対応付けてサーバ装置へ送信する。そして、入出庫制御部33は、入庫モードを終了する。これにより、例えば入庫対象と異なる荷物ID「C2001」が誤って、棚用床ID「B107」及び段数「2段」と対応付けられてサーバ装置へ送信されることを防止できる。
<出庫作業の具体例>
次に、図13を参照し、出庫作業時における、コード認識部32によるコードの認識と、入出庫UI500に表示されるコードとの関係について、具体例を用いて説明する。
(B1)
運転手は、フォークリフト1を出庫対象の荷物4が置かれている棚の前に停める。このとき、コード認識部32は、当該棚の場所の床ID(棚用床ID)「B104」を認識するので、入出庫制御部33は、当該棚用床ID「B104」を場所ID欄504に表示する。また、棚用床IDが認識されたので、入出庫制御部33は、入出庫UI500の操作を促す音信号を出力する。
上記の入出庫UI500の操作を促す音を聞いた運転手は、出庫用の荷物4が置かれている棚の段数に対応する段数ボタン505「2段」を押下する。入出庫制御部33は、この段数ボタン505の押下をトリガーとして、出庫モードを開始する。入出庫制御部33は、出庫モードにおいて、この段数ボタン505の押下時における棚用床ID「B104」を記憶し、場所ID欄504の棚用床ID「B104」の表示をホールドする。
運転手は、当該棚の2段目の出庫対象の荷物4をフォーク2に積み取る。これにより、コード認識部32においてフォークIDが認識できなくなるので、入出庫制御部33は、積載状態欄503を「未積載」から「積載中」に変更する。ここで、入出庫制御部33は、既に出庫モードを開始しているので、この変更をトリガーとして入庫モードを開始することはない。なお、入出庫制御部33は、コード認識部32によって認識された荷物ID「C1000」を荷物ID欄502に表示する。
(B2)
運転手は、フォークリフト1を搬出場所に移動させる。この移動中、コード認識部32は、移動途中の床ID「B105」、「B106」等を随時認識する。しかし、入出庫制御部33は、出庫モードであるので、場所ID欄504の表示を床ID「B104」のままホールドする。
(B3)
運転手は、フォークリフト1を搬出場所に停める。そして、運転手は、出庫対象の荷物4をフォーク2から取り降ろす。これにより、コード認識部32においてフォークIDが認識できるようになるので、入出庫制御部33は、積載状態欄503を「積載中」から「未積載」に変更する。
運転手は、荷物4の取り降ろし完了後、出庫ボタン507を押下する。入出庫制御部33は、この出庫ボタン507の押下をトリガーとして、「出庫モード」を示す情報と、荷物ID欄502の荷物ID「C1000」と、場所ID欄504の床ID「B107」(つまり出庫対象の荷物4が置かれていた棚の場所を示す棚用床ID)と、押下された段数「2段」と、を対応付けてサーバ装置へ送信する。そして、入出庫制御部33は、出庫モードを終了する。
<その他>
フォークリフト1が複数の荷物4を一度に入庫又は出庫する場合、図14に示すように、入出庫UI500は、複数の荷物ID欄502を有してもよい。この場合、入出庫制御部33は、コード認識部32によって認識された複数の荷物IDを、当該複数の荷物ID欄502に表示してよい。
コード認識部32は、フォークID、荷物ID及び床IDの少なくとも1つにおいて、認識に変更が生じた場合、当該変更が生じたタイミングのカメラ画像100を記憶部2105に保存してもよい。或いは、コード認識部32は、この場合、当該変更が生じたタイミングを含む前後の期間に撮影された複数のカメラ画像100を記憶部2105に保存してもよい。
入出庫制御部33は、定期的に、記憶部2105のコード記録情報110及び/又はカメラ画像100を、所定のサーバ装置へFTPで送信してもよい。
<実施の形態のまとめ>
一実施の形態に係る入出庫管理装置30は、フォークリフト1から撮影されたカメラ画像100に含まれる各印刷コードについて、床面に貼り付けられている床ID、及び、荷物に貼り付けられている荷物IDを認識するコード認識部32と、コード認識部32によって認識された床ID及び荷物IDを含む入出庫UI500を表示する表示部35と、荷物の入庫又は出庫の棚の段数の入力と、荷物の入庫又は出庫の完了の入力とを受け付ける入力部34と、当該入力部34に対して棚の段数及び荷物の入庫又は出庫の完了が入力された場合、その入力された棚の段数と、表示部35に表示されている荷物ID及び床IDとを対応付ける入出庫制御部33と、を備える。
これにより、フォークリフト1のカメラ装置20aから荷物の印刷コードを読み取る構成において、運転手は、入庫又は出庫の完了を指示するときに、入出庫UI500を見て、入庫又は出庫した荷物IDを確認できる。よって、入庫又は出庫対象の荷物以外のものが、入庫又は出庫されたと誤って管理されることを防止できる。
以上、本開示に係る実施の形態について説明した。
上述した、入出庫管理装置30の機能は、コンピュータプログラムにより実現され得る。
図15は、入出庫管理装置30の機能をプログラムにより実現するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。このコンピュータ2100は、キーボード又はマウス、タッチパッドなどの入力装置2101、ディスプレイ又はスピーカーなどの出力装置2102、CPU(Central Processing Unit)2103、ROM(Read Only Memory)2104、RAM(Random Access Memory)2105、ハードディスク装置又はSSD(Solid State Drive)などの記憶装置2106、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)又はUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置2107、ネットワークを介して通信を行う送受信装置2108を備え、各部はバス2109により接続される。
そして、読取装置2107は、上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置2106に記憶させる。あるいは、送受信装置2108が、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした入出庫管理装置30の機能を実現するためのプログラムを記憶装置2106に記憶させる。
そして、CPU2103が、記憶装置2106に記憶されたプログラムをRAM2105にコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAM2105から順次読み出して実行することにより、入出庫管理装置30の機能が実現される。
上記の実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、又は、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
なお、本開示では、カメラ装置20aと入出庫管理装置30とは別体の装置として説明したが、入出庫管理装置30とカメラ装置20aとは一体の装置であってもよい。例えば、カメラ装置20aが、上記で説明した入出庫管理装置30の各機能を有する構成であってもよい。
本開示は、倉庫における荷物の管理に有用である。
1 フォークリフト
2 フォーク
4、4a、4b 荷物
5 パレット
10 入出庫管理システム
12 フォークコード
13 床コード
14 荷物コード
20a、20b カメラ装置
21 撮像部
23 送信部
30 入出庫管理装置
31 受信部
32 コード認識部
33 入出庫制御部
34 入力部
35 表示部
36 音出力部
100 カメラ画像
110 コード記録情報
500 入出庫UI
501 カメラ画像欄
502 荷物ID欄
503 積載状態欄
504 場所ID欄
505 段数ボタン
506 入庫ボタン
507 出庫ボタン
508 リセットボタン

Claims (8)

  1. 車両による荷物の入庫又は出庫を管理する入出庫管理装置であって、
    前記車両から撮影されたカメラ画像に含まれる棚の情報を示すコードと前記荷物の情報を示すコードを認識するコード認識部と、
    前記荷物の入庫又は出庫の棚の段数の入力を受け付ける入力部と、
    前記荷物の入庫又は出庫が完了した場合、前記入力された棚の段数と、前記コード認識部が認識したコードと、を対応付けて保存させ、前記コード認識部によって認識されたコードの情報を表示部に表示させる制御部と、を備え、
    前期制御部は、モードが出庫用の出庫モードの場合、新たに前記棚の情報を示すコードを認識しても、表示中の前記棚の情報を示すコードの情報表示を保持させる、
    入出庫管理装置。
  2. 車両による荷物の入庫又は出庫を管理する入出庫管理装置であって、
    前記車両から撮影されたカメラ画像に含まれる棚の情報を示すコードと前記荷物の情報を示すコードを認識するコード認識部と、
    前記荷物の入庫又は出庫の棚の段数の入力を受け付ける入力部と、
    前記荷物の入庫又は出庫が完了した場合、前記入力された棚の段数と、前記コード認識部が認識したコードと、を対応付けて保存させ、前記コード認識部によって認識されたコードの情報を表示部に表示させる制御部と、を備え、
    前期制御部は、モードが入庫用の入庫モード場合、新たに前記荷物の情報を示すコードを認識しても、表示中の前記荷物の情報を示すコードの情報表示を保持させる
    入出庫管理装置。
  3. 車両による荷物の入庫又は出庫を管理する入出庫管理装置であって、
    前記車両から撮影されたカメラ画像に含まれる棚の情報を示すコードと前記荷物の情報を示すコードを認識するコード認識部と、
    前記荷物の入庫又は出庫の棚の段数の入力を受け付ける入力部と、
    前記荷物の入庫又は出庫が完了した場合、前記入力された棚の段数と、前記コード認識部が認識したコードと、を対応付けて保存させ、前記コード認識部が棚の情報を示すコードを認識した場合、所定の音を音出力部に出力させる制御部と、を備える、
    出庫管理装置。
  4. 前記制御部は、車両に荷物が積載されていない状態で前記入力部に対して前記棚の段数が入力された場合、前記出庫モードに切り替える、
    請求項に記載の入出庫管理装置。
  5. 車両による荷物の入庫又は出庫を管理する入出庫管理方法であって、
    前記車両から撮影されたカメラ画像に含まれる棚の情報を示すコードと前記荷物の情報を示すコードを認識し、
    前記荷物の入庫又は出庫の棚の段数の入力を受け付け、
    前記荷物の入庫又は出庫が完了した場合、前記入力された棚の段数と、認識したコードと、を対応付けて保存し、
    認識されたコードの情報を表示部に表示させ
    モードが出庫用の出庫モードの場合、新たに前記棚の情報を示すコードを認識しても、表示中の前記棚の情報を示すコードの情報表示を保持させる、
    る、
    入出庫管理方法。
  6. 車両による荷物の入庫又は出庫を管理する入出庫管理方法であって、
    前記車両から撮影されたカメラ画像に含まれる棚の情報を示すコードと前記荷物の情報を示すコードを認識し、
    前記荷物の入庫又は出庫の棚の段数の入力を受け付け、
    前記荷物の入庫又は出庫が完了した場合、前記入力された棚の段数と、認識したコードと、を対応付けて保存し、
    認識されたコードの情報を表示部に表示させ、
    モードが入庫用の入庫モードの場合、新たに前記荷物の情報を示すコードを認識しても、表示中の前記荷物の情報を示すコードの情報表示を保持させる、
    入出庫管理方法。
  7. 車両による荷物の入庫又は出庫を管理する入出庫管理方法であって、
    前記車両から撮影されたカメラ画像に含まれる棚の情報を示すコードと前記荷物の情報を示すコードを認識し、
    前記荷物の入庫又は出庫の棚の段数の入力を受け付け、
    前記荷物の入庫又は出庫が完了した場合、前記入力された棚の段数と、認識したコードと、を対応付けて保存し、
    棚の情報を示すコードを認識した場合、所定の音を出力させる、
    入出庫管理方法
  8. 請求項5から7の何れかに記載の入出庫管理方法をコンピュータに実行させるための入出庫管理プログラム。
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