JP2009012912A - 物品管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入庫完了後又は出庫開始後において、荷役車両が入庫完了時又は出庫開始時の位置から離れた時点でも、入庫完了又は出庫開始に係る車載端未の適切な操作を行うことができる物品管理方法の提供にある。
【解決手段】管理コンピュータからの入庫又は出庫に係る作業指示を荷役車両が具備する車載端未に表示させ、作業指示に含まれる荷役対象物品Wを荷役車両により入庫又は出庫させるとき、荷役対象物品Wの物品情報を取得するとともに、荷役対象物品Wの現在位置を示す現在位置情報を取得し、管理コンピュータが物品情報及び現在位置情報に基づき物品Wを管理する物品管理方法において、入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品Wの現在位置を示す現在位置情報を特定現在位置情報として取得し、特定現在位置情報は、入庫完了又は出庫開始の時点から所定期間だけ呼び出し可能な状態で記憶保持される。
【選択図】図1

Description

この発明は、物品管理方法に関し、特に、荷役車両を用いて荷役対象物品の入庫又は出庫を実施するとき、荷役車両が具備する車載端未においてオペレータが所定の操作を行い、荷役対象物品の物品情報と現在位置情報により物品を管理する物品管理方法に関する。
例えば、倉庫等では、フォークリフト等の荷役車両を用いて物品の入庫や出庫を行う場合がある。
その際、フォークリフトによる荷役作業を把握するため、荷役作業の対象となった物品(以後「荷役対象物品」と表記する。)の物品情報と現在位置情報を管理コンピュータにより管理することがある。
物品情報とは、荷役対象物品の夫々が持つ固有の情報であり、例えば、品名、品番、数量、入庫元、出庫先等、物品管理に必要な基礎的な情報である。
現在位置情報とは、物品保管棚等の収容先に保管されている荷役対象物品の現在位置を示す情報である。
物品情報と現在位置情報を用いて物品を管理する従来の技術としては、例えば、特許文献1に開示された倉庫における荷物管理システムが存在する。
この種の荷物管理システムでは、倉庫の床面に、倉庫における位置情報を有する複数のIDタグを所定の間隔をおいて埋設し、フォークリフトと対面する荷物の側面に、当該荷物の荷物情報を示すバーコードを付設する。
フォークリフトには、IDタグ上を通過するときにIDタグから位置情報を読み取るアンテナ等から構成されるIDタグリーダと、荷物のバーコードから荷物情報を読み取るバーコードリーダと、IDタグリーダで読み取られた位置情報とバーコードリーダで読み取られた荷物情報とを管理装置へ送信する端末装置とを備えている。
この種の技術によれば、倉庫に格納される荷物の位置情報と荷物情報とを迅速に読み取るとともに、これらの情報を正確に管理できるとしている。
例えば、出庫作業において、作業指示に含まれる出庫元位置情報と、実際の出庫対象物品の出庫元を示す現在位置情報との照合により不一致が確認されると、ロケーションエラーが表示される。
また、別の従来の技術としては、例えば、特許文献2に開示された荷役車両管理装置が存在する。
この種の技術では、通信手段を用いて中央管理部から部品の保管場所、届け先等の指示を荷役作業車側管理部へ与え、これに基づいて部品の保管場所、届け先に係る地図情報を地図情報部から抽出し表示させ、表示されている地図情報内における保管場所、届け先担当区分を点灯させるようにしている。
さらには、地図情報としての荷役作業域内の全体図と、拡大図と詳細図を選択できるようにし、また、荷役作業車側管理部から行った作業内容を作業終了毎に通信手段を用いて中央管理部へ与え、これに基づいて部品情報部内の情報を更新・記憶させるようにしている。
この技術によれば、例えば、入庫作業時において、作業者は入庫作業指示通りに作業を行った場合には、荷役作業車側管理部における入力部の入庫終了キー(作業終了情報)を入力し、入庫作業指示と異なった作業を行った場合には、その行った実作業内容情報(入庫作業指示同形式)を入力部から入力した後、入庫終了キーを入力する。
荷役作業車側管理部の制御部は、入庫終了キーが入力されると、入力された情報を作業情報として中央管理部へ送信させる。
中央管理部では実作業情報が含まれていないかどうかを判定し、含まれていない場合には、一時記憶しておいた作業指示を読み出して、この作業指示に基づいて中央管理部の部品情報部の情報が更新される。
実作業情報が含まれている場合には、実作業情報に基づいて部品情報部を更新する。
特開2004−210428号公報(第4−13頁、図1−図10) 特開平2−261800号公報(第1−4頁、第1図−第4図)
しかしながら、特許文献1に開示された従来の技術では、入庫完了時又は出庫開始時の位置に荷役車両が留まっている時点での現在位置情報と、作業指示における荷役対象物品の入庫先位置情報又は出庫元位置情報との車載端未による照合操作を行わずに、荷役車両を移動させてから照合操作を行うと、作業指示に含まれる入庫先位置情報又は出庫元位置情報と、実際の出庫対象物品の現在位置情報との照合不一致が常に発生する。
この場合、実際の入庫完了位置又は出庫開始位置へ荷役車両を再度移動させて、移動させた位置にて照合操作を行うか、あるいは、車載端未から照合不一致を訂正する作業を行わなければならないという問題がある。
また、特許文献2に開示された従来の技術では、例えば、入庫作業の場合、入庫終了キーの入力後において、中央管理部では実作業情報が含まれていないかどうかを判定し、含まれていない場合には、一時記憶しておいた作業指示を読み出して、この作業指示に基づいて中央管理部の部品情報部の情報が更新されるが、入庫終了時の位置おいて入庫終了キーの入力を行う必要があり、出庫作業においても出庫開始時の位置において同様に出庫開始キーの入力を行う必要がある。
この種の技術では、入庫完了時又は出庫開始時の現在位置情報が、荷役作業車が入庫完了時又は出庫開始時の位置に留まった状態で入庫終了キーの入力あるいは出庫開始キーの入力により取得されるためである。
従って、荷役作業車が入庫完了時又は出庫開始時の位置から離れてから入庫終了キーの入力あるいは出庫開始キーの入力を行うと、キー入力により取得される位置情報が、実際の入庫完了時又は出庫開始時の現在位置情報と異なってしまうという問題がある。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、入庫完了後又は出庫開始後において、荷役車両が入庫完了時又は出庫開始時の位置から離れた時点でも、入庫完了又は出庫開始に係る車載端未の適切な操作を行うことができる物品管理方法の提供にある。
上記課題を達成するため、本発明は、管理コンピュータからの入庫又は出庫に係る作業指示を荷役車両が具備する車載端未に表示させ、前記作業指示に含まれる荷役対象物品を前記荷役車両により入庫又は出庫させるとき、前記荷役対象物品が有する物品情報を取得するとともに、荷役対象物品の現在位置を示す現在位置情報を取得し、前記管理コンピュータが前記物品情報及び前記現在位置情報に基づき物品を管理する物品管理方法において、入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品の現在位置を示す現在位置情報を特定現在位置情報として取得し、前記特定現在位置情報は、入庫完了又は出庫開始の時点から所定期間だけ呼び出し可能な状態で記憶保持されることを特徴とする。
本発明では、入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品の現在位置を示す現在位置情報が特定現在位置情報として取得される。
取得された特定現在位置情報は入庫完了又は出庫開始の時点から所定期間だけ呼び出し可能な状態で記憶保持される。
このため、荷役車両が入庫完了時又は出庫開始時の位置から移動した位置において、入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品の現在位置情報と、作業指示に含まれる荷役対象物品の入庫先位置情報又は出庫元位置情報との車載端未による照合操作を行う場合、記憶保持した特定現在位置情報を呼び出すことにより適切に照合操作を行うことができる。
従って、入庫完了後又は出庫開始後に入庫完了時又は出庫開始時の位置から荷役車両が移動した場合でも、入庫完了又は出庫開始の時点から所定期間では、特定現在位置情報を呼び出すことができるから、入庫完了時又は出庫開始時以外の時点でも車載端未による照合操作を実施することができる。
また、本発明では、上記の物品管理方法において、前記特定位置情報が呼び出し可能な状態で記憶保持される期間は、入庫完了又は出庫開始の時点から次に前記荷役車両が物品搭載状態又は物品非搭載状態に転換する時点までとしてもよい。
この場合、入庫完了又は出庫開始の時点に取得された特定位置情報は、次に荷役車両が物品搭載状態又は物品非搭載状態に転換する時点まで、呼び出し可能な状態で記憶保持される。
特定情報である入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品の現在位置情報と、作業指示に含まれる荷役対象物品の入庫先位置情報又は出庫元位置情報との車載端未による照合操作は、次に荷役車両が物品搭載状態又は物品非搭載状態に転換する時点までの間にて行うことができる。
また、本発明では、上記の物品管理方法において、入庫完了時に取得される前記特定位置情報が呼び出し可能な状態で記憶保持される期間は、前記荷役対象物品としての入庫物品が入庫先に収容された時点から、物品非搭載状態の前記荷役車両が次の荷役対象物品の搭載により物品搭載状態に転換する時点までとしてもよい。
この場合、荷役対象物品が入庫物品であることから、入庫完了時に取得された特定位置情報は、入庫物品が入庫先に収容された時点から、荷役車両が次の荷役対象物品の搭載により物品非搭載状態から物品搭載状態に転換する時点まで、呼び出し可能な状態で記憶保持される。
このため、入庫物品の特定現在位置情報と、作業指示に含まれる入庫物品の入庫先位置情報との車載端未による照合操作は、入庫物品の入庫完了後から荷役車両が次の入庫物品を搭載するまでの間にて行うことができる。
また、本発明では、上記の物品管理方法において、出庫開始時に取得される前記特定位置情報が呼び出し可能な状態で記憶保持される期間は、前記荷役対象物品としての出庫物品が出庫先から前記荷役車両に搭載された時点から、物品搭載状態の前記荷役車両が前記出庫物品の出庫により物品非搭載状態に転換する時点までとしてもよい。
この場合、荷役対象物品が出庫物品であることから、出庫開始時に取得された特定位置情報は、出庫物品が荷役車両に搭載された時点から、荷役車両が出庫物品を出庫して物品搭載状態から物品非搭載状態に転換する時点まで、呼び出し可能な状態で記憶保持される。
このため、出庫物品の特定現在位置情報と、作業指示に含まれる出庫物品の出庫元位置情報との車載端未による照合操作は、出庫物品の出庫開始後から荷役車両がこの出庫物品を出庫するまでの間にて行うことができる。
本発明によれば、入庫完了後又は出庫開始後において、荷役車両が入庫完了時又は出庫開始時の位置から離れた時点でも、入庫完了又は出庫開始に係る車載端未の適切な操作を行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係る物品管理システムと物品管理方法について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る物品管理システムが適用される倉庫の概要を示す斜視図であり、図2は物品管理システムの概略構成図であり、図3は物品管理システムにおけるフォークリフトと位置情報検出手段を示す側面図であり、図3は物品管理システムが適用された倉庫の平面図である。
図4は入庫時における物品管理の手順を示すフロー図であり、図5は出庫時における物品管理の手順を示すフロー図である。
この実施形態に係る物品管理システムは、図1に示すように、物品保管棚11が設置された倉庫10に適用されている。
物品保管棚11は多段状に複数の物品収容部12を有し、物品保管棚11から離れた位置に物品Wの入庫又は出庫のための入出庫領域T(図1において網がけの領域)が設定されている。
入出庫領域Tと物品保管棚11との間には、荷役車両としてのフォークリフト13が移動可能な移動領域Sが設定されている。
移動領域S及び入出庫領域Tの床面には、複数個のIDタグXが所定の間隔を空けて埋設されている。
各IDタグXにはIDタグX毎の位置情報が記憶保持されたICチップが備えられており、IDタグXが記憶保持する位置情報はXY座標値により特定される平面位置情報である。
フォークリフト13は有人操作により運転される公知のフォークリフトであり、物品WはパレットPに搭載された状態でフォークリフト13により取り扱われる。
この倉庫10に適用される物品管理システムは、図2に示すように、フォークリフト13が搭載する車載端未14と、車載端未14と通信可能であって物品Wの在庫管理を行う管理コンピュータ20と、物品W又はフォークリフト13の現在位置情報を取得する位置情報取得手段26と、物品Wの物品情報を取得する物品情報取得手段としてのバーコードリーダー30、フォークリフト13における物品Wの有無を検知する物品搭載検知手段としてのパレットセンサ31を有する。
車載端未14はフォークリフト13の運転席に設置されており、図2に示すように、各種データの処理やプログラムの実行するCPU(中央処理部)15と、各種の情報を表示する表示部16と、データ等の入力を行うことができる入力部17と、データやプログラムを記憶させておくメモリ18と、管理コンピュータ20との通信を行うための通信部19を有する。
表示部16は入庫や出庫に係る作業指示や、物品情報、現在位置情報等の各種情報を表示可能なモニター画面となっている。
モニター画面はタッチパネル方式であり、モニター画面には入力部17として操作可能な各種操作ボタンが表示される。
操作ボタンはデータ入力のための操作ボタンが含まれるほか、作業指示に含まれる入庫先位置情報又は出庫元位置情報と、入庫完了時や出庫開始時の現在位置情報である特定現在位置情報との照合操作に関わる操作ボタンが含まれる。
メモリ18は、各種データやプログラムを記憶させておく領域である。
この実施形態のメモリ18には、例えば、フォークリフト13が荷役する物品Wの現在位置情報、フォーク13aの現在位置情報、物品情報、あるいは特定現在位置情報といった各種情報が書き込まれたり、記憶されたりする。
通信部19は、無線通信により管理コンピュータ20が備える通信部25と交信し、車載端未14と管理コンピュータ20との通信を実現している。
管理コンピュータ20は、物品Wの入庫又は出庫の管理等、物品Wの在庫管理を行う管理コンピュータであり、各種データの処理やプログラムの実行するCPU(中央処理部)21と、各種の情報を表示する表示部22と、データ等の入力を行うことができる入力部23と、データやプログラムを記憶させておくメモリ24と、車載端未との通信を行うための通信部25を有する。
この実施形態の位置情報取得手段26は、図3に示すように、倉庫10の床面に埋設されたIDタグXを読み取るIDタグ用アンテナ27と、フォークリフト13のフォーク13aの高さを検知する高さセンサ28から構成されている。
この実施形態のIDタグXは、IDタグ用アンテナ27が発する電波をエネルギー源とする動作するパッシブタイプのタグであり、電池が不要である。
IDタグXはIDタグ用アンテナ27からの電波の一部を反射するが、IDタグXが持つ位置情報はこの反射波に乗せて返される。
IDタグ用アンテナ27がIDタグを読み取ることにより物品W又はフォークリフト13の平面座標における現在位置が特定される。
この実施形態では、IDタグXを読み取った位置では単にフォークリフト13の車体中央付近の現在位置となるため、物品搭載時には物品の現在位置となるフォーク13aの位置となるようにIDタグの位置情報を補正する。
高さセンサ28は、昇降するフォーク13aの高さを検知することにより、床面の高さを基準とする物品Wの高さ位置を特定する。
高さセンサ28により認識される高さは、物品保管棚11の段数に対応している。
ここでいう、IDタグ用アンテナ27と高さセンサ28により特定される空間位置は、物品保管棚11の収容先に保管されている荷役対象物品W(説明の便宜上、符号は共通とする。)又はフォークリフト13の荷台であるフォーク13aの現在位置を示す現在位置情報である。
なお、物品保管棚11の各物品収容部12の位置は、IDタグXの位置情報と位置情報と高さセンサ28からの高さ位置により現在位置情報と同様に特定される。
フォークリフト13に物品Wが搭載されている場合には、位置情報取得手段26により特定される空間位置は、物品Wの現在位置情報として取得される。
他方、フォークリフト13に物品Wが搭載されていない場合には、位置情報取得手段26により特定される空間位置は、フォークリフト13のフォーク13aの現在位置情報として取得される。
IDタグ用アンテナ27と高さセンサ28は車載端未14と電気的に接続されており、位置情報取得手段26により取得される現在位置情報は車載端未14のメモリ18に書き込まれたり、表示部16に表示されたりする。
物品情報取得手段としてのバーコードリーダー30は、バーコードから物品Wの物品情報を取得するための手段である。
この実施形態では、物品WがパレットP上に載置され、フォークリフト13がパレットPを掬って物品Wを搭載するようにしている。
パレットPの側面には、パレットPに搭載された物品Wの物品情報を含むバーコード(図示せず)が備えられており、フォークリフト13のアタッチメントにはバーコードを読み取るバーコードリーダー30が備えられている。
このため、フォークリフト13が物品Wを搭載する際に、バーコードリーダー30がパレットPのバーコードを認識してパレットP上の物品情報を取得する。
ここでいう物品情報とは、荷役対象となる物品Wの夫々が持つ固有の情報であり、例えば、品名、品番、数量、入庫元、出庫先等のように、物品管理に必要な情報である。
フォークリフト13には、物品搭載検知手段としてのパレットセンサ31が備えられている。
パレットセンサ31はフォークリフト13に物品Wが搭載されているかどうかを検知する手段である。
この実施形態では、フォークリフト13がパレットPを掬って物品Wを搭載するようにすることから、パレットセンサ31がパレットPの有無を検知することにより、物品Wの搭載状態又は非搭載状態を認識する。
パレットセンサ31は車載端未14と電気的に接続されており、物品Wがフォークリフト13に搭載されるとパレットセンサ31がオンとなり、フォークリフト13から物品Wが降ろされるとパレットセンサ31がオフとなる。
パレットセンサ31はオン・オフのタイミングでフォークリフト13における物品Wの搭載状態、非搭載状態を示す信号が車載端未14へ伝達される。
なお、この実施形態では、フォーク13aの昇降動作後にその都度パレットセンサ31がパレットPの有無を検知する。
次に、この実施形態に係る物品管理方法について説明する。
管理コンピュータ20は入庫や出庫に係る作業が発生したとき、入庫対象となる物品Wのリストを作業指示のリストとして車載端未14に送信し、入庫や出庫に係る作業が存在することは車載端未14を通じてフォークリフト13のオペレータに報知される。
入庫又は出庫に係る作業指示のリストにおいて、荷役対象物品Wである入庫物品W(説明の便宜上、符号を共通とする)又は出庫物品W(説明の便宜上、符号を共通とする)が1件以上存在する。
まず、入庫作業について、図4に基づき説明する。
オペレータは車載端未14において入庫作業に係る作業指示のリストから荷役対象物品となる入庫物品Wを選択して入庫開始とする。
車載端未14に表示される作業指示には入庫物品Wの物品情報や入庫先位置情報が含まれる。
入庫開始によりフォークリフト13を入庫物品Wが待機する入出庫領域Tへ移動させる。
このとき、フォークリフト13は物品非搭載状態であるが、入庫作業開始時に位置情報取得手段26が作動していることから、フォークリフト13におけるフォーク13aの現在位置情報が移動中に取得される。
具体的には、フォークリフト13の移動によりIDタグ用アンテナ27が、通過するIDタグXを認識して読み取る。
IDタグ用アンテナ27を通じてIDタグXが持つ位置情報を取得し(S1を参照。)、このときの高さセンサ28による高さ位置とにより特定される空間位置がフォーク13aの現在位置情報として取得される。
IDタグXが認識されて現在位置情報が取得されると、フォークリフト13において物品搭載状態であるかどうかの判断が入る(S2を参照。)。
このとき、フォークリフト13が物品搭載状態でない場合(物品非搭載状態の場合)、取得した現在位置情報が最新の非搭載時の現在位置情報としてメモリ18に書き込まれる(S3を参照。)。
フォークリフト13の非搭載状態が継続される状態では、入庫物品Wの待機位置(入出庫領域T)にフォークリフト13が未到達であることを意味する。
フォークリフト13のさらなる移動によりIDタグ用アンテナ27が別のIDタグXを認識することにより非搭載時の現在位置情報が更新される(S1〜S3を参照)。
フォークリフト13が入庫物品Wの待機位置である入出庫領域Tに到達するまでS1〜S3のステップが循環継続される。
一方、パレットセンサ31がオンの状態となり、フォークリフト13が物品搭載状態を示す場合には、フォークリフト13が入庫物品Wを搭載したことになる。
フォークリフト13が物品非搭載状態から物品搭載状態へ転換した位置は、フォークリフト13が非搭載状態である最後の位置であり、また、物品搭載状態が開始される位置でもある。
このため、フォークリフト13が非搭載状態から搭載状態に転換した現在位置情報は、メモリ18においては非搭載状態の最後の現在位置情報として記憶更新されるとともに、搭載状態の最初の現在位置情報として記憶される(S4を参照)。
入庫物品Wがフォークリフト13に搭載されると、フォークリフト13を入庫先へ向けて移動させる。
入庫先位置情報は車載端未14において予め表示されている作業指示に含まれており、オペレータは入庫物品Wの入庫先を把握している。
物品搭載状態のフォークリフト13の移動によりIDタグ用アンテナ27が特定のIDタグXを認識して、IDタグXが持つ位置情報を取得し(S5を参照)、この位置情報とこのときに高さセンサ28が示す高さ位置とにより特定される空間位置が入庫物品Wの現在位置情報として取得される。
取得後にフォークリフト13における物品非搭載状態かどうかの判断が入る(S6を参照)。
この判断のとき、入庫物品Wが依然として搭載されている場合は、フォークリフト13が入庫先へ到着していないこと、もしくは、フォークリフト13が入庫先へ到着している状態でも入庫物品Wの入庫が完了していないことを意味する。
因みに、フォークリフト13が入庫先へ到着していない場合は、次のIDタグXの読取後の物品非搭載状態かどうかの判断(S6)において物品非搭載状態ではないことが示される。
一方、フォークリフト13が入庫先へ到着している状態でも入庫物品Wの入庫が完了していない場合、すなわち、入庫物品Wを搭載したフォークリフト13が入庫先に単に到着した状態では、物品非搭載状態かどうかの判断(S6)において物品非搭載状態ではないことが示される。
このフォークリフト13が入庫先において入庫物品Wの入庫を実施し、フォークリフト13が次の移動先へ移動した時、次の移動先におけるIDタグXの読取後の搭載状態の判断(S6)において、フォークリフト13が物品非搭載状態であることが示される。
メモリ18における搭載状態の現在位置情報は、フォークリフト13の移動に伴いが取得される最新の現在位置情報に更新される(S7を参照)。
この場合、フォークリフト13による入庫物品Wの移動はフォークリフト13が入庫位置に達するまで継続することになる。
一方、パレットセンサ31が物品Wを検知しない場合は、フォークリフト13が入庫先である物品保管棚11へ到着して、入庫物品Wを指定された物品収容部12に入庫したことを意味する。
この実施形態では、フォークリフト13が移動しなくてもフォーク13aの昇降動作後に常に物品非搭載状態かどうかを判断するようにしている。
つまり、フォークリフトが移動しない状態で、フォーク13aの昇降動作前にパレットセンサ31がオンである物品搭載状態であって、昇降動作後にパレットセンサ31がオフとなる物品非搭載状態となる場合、入庫物品Wの入庫が完了していることを意味する。
このパレットセンサ31がオンからオフになった位置は、フォークリフト13が物品搭載状態から非搭載状態へ転換した位置として認識され、メモリ18においては搭載状態の最後の現在位置情報として更新される(S8を参照)。
入庫完了後における最初の非搭載状態の現在位置情報は、特定現在位置情報である入庫完了位置情報として取得されメモリ18に記憶保持される。
メモリ18の更新の後、次の入庫作業の有無を判断する(S9を参照)。
次の入庫作業が存在しない場合は入庫作業が終了する。
次の入庫作業が存在する場合、次の新たな入庫物品Wを搭載するために、フォークリフトを図1における入出庫領域Tへ移動させる。
次の新たな入庫物品Wへ向けて移動するフォークリフト13は物品非搭載状態であり、この状態のフォークリフト13の移動によりIDタグ用アンテナ27が移動先のIDタグXを認識して、IDタグXが持つ位置情報を取得する(S1を参照)。
そして、フォークリフト13が次の新たな入庫物品Wをフォークリフト13に搭載するまで、前の入庫物品Wの入庫完了時に取得した入庫完了位置情報(特定現在位置情報)がメモリ18において呼び出し可能な状態で記憶保持されている。
ところで、入庫完了時の位置にフォークリフト13が留まっている状態では、車載端未14における入庫完了に係る照合操作が行える状態にあり、通常、オペレータは車載端未14を照合操作して入庫完了とする。
入庫完了時の位置にフォークリフト13が留まっている状態では、車載端未14の入庫完了操作を行うと、入庫先となった物品収容部12の位置情報が入庫完了時の現在位置情報(入庫時の特定現在位置情報)として取得される。
入庫完了時の位置にフォークリフト13が留まっている状態では、この入庫時の特定現在位置情報と車載端未14に表示される作業指示の入庫先位置と一致するから入庫完了に係る照合操作を行うことができる。
ところが、この時点でオペレータが車載端未14における照合操作を行わず、フォークリフト13を入庫完了時の位置から移動させてしまう場合がある。
この場合、この時点で照合操作を行っても、移動後のフォークリフト13の現在位置に基づいて取得される現在位置情報は作業指示に示される入庫先位置情報と不一致となる。
この実施形態では、入庫完了時の現在位置情報(入庫完了の特定現在位置情報)がメモリ18において呼び出し可能な状態に記憶保持されている。
このため、入庫完了時の照合操作において、作業指示に示される入庫先位置と不一致となる場合でも、呼び出された特定現在位置情報はフォークリフト13の現在位置を関係なく入庫完了時の現在位置情報として入力可能である。
これにより、フォークリフト13を入庫完了時の位置から移動された時点でも入庫完了に係る車載端未14における照合操作を実施することができる。
入庫完了位置情報(特定現在位置情報)は、フォークリフト13が次の新たな入庫物品Wをフォークリフト13に搭載するまで、メモリ18において呼び出し可能な状態で記憶保持されていることから、車載端未14における入庫完了操作はフォークリフト13が次の新たな入庫物品Wをフォークリフト13に搭載するまでに済ますようにすればよい。
次に、出庫の場合について図5に基づき説明する。
出庫作業が存在する場合、出庫対象となる物品Wの一覧が管理コンピュータ20から車載端未14へ送信されて、その一覧が表示部16に表示される。
オペレータは出庫に係る作業指示の一覧を参照してフォークリフト13を物品保管棚11へ移動させる。
このとき、フォークリフト13は物品非搭載状態であり、移動に伴いIDタグXを読み取る。
IDタグXを認識して、IDタグXが持つ位置情報を取得し(S11を参照。)、このときの高さセンサ28による高さ位置とにより特定される空間位置がフォーク13aの現在位置情報として取得される。
IDタグXの位置情報と高さセンサ28による高さ位置により、現在位置情報が取得されると、フォークリフト13が物品搭載状態かどうかの判断が入る(S12を参照。)。
このとき、フォークリフト13が物品非搭載状態の場合、取得された現在位置情報が非搭載時の最新の現在位置情報としてメモリ18に書き込まれる(S13を参照。)。
フォークリフト13の非搭載状態が継続される状態では、フォークリフト13の移動によりIDタグ用アンテナ27が別のIDタグXを認識することにより非搭載時の現在位置情報が更新される(S11〜S13を参照)。
一方、パレットセンサ31がオンの状態となってフォークリフト13が物品Wを搭載している状態を示す場合には、フォークリフト13が出庫物品Wを出庫元にて搭載したことになる。
出庫物品Wを搭載したとする位置は、フォークリフト13が非搭載状態である最後の位置であり、また、物品搭載状態が開始される位置でもある。
このため、フォークリフト13が非搭載状態から搭載状態に転換した時点の現在位置情報は、メモリ18においては非搭載状態の最後の現在位置情報として記憶更新される。
さらに、出庫開始後における搭載状態の最初の現在位置情報は、特定現在位置情報である出庫開始時の現在位置情報としてメモリ18に記憶される(S14を参照。)。
フォークリフト13が出庫開始位置に留まる状態で車載端未14により出庫開始の照合操作を行うと、作業指示における出庫元位置情報と、出庫開始の特定現在位置情報が一致する。
出庫物品Wが搭載されると、フォークリフト13を出庫先へ向けて移動させる。
物品搭載状態のフォークリフト13の移動によりIDタグ用アンテナ27が特定のIDタグXを認識する。
IDタグXが持つ位置情報と高さセンサ28による高さ位置により出庫物品Wの現在位置情報が取得される(S15を参照)。
取得後にフォークリフト13において物品非搭載状態かどうかの判断が入る(S16を参照)。
この判断のとき、出庫物品Wが依然として搭載されている場合は、フォークリフト13が出庫先へ到着していないこと、もしくは、フォークリフト13が出庫先へ到着している状態でも出庫物品Wの出庫が完了していないことを意味する。
メモリ18に書き込まれている搭載状態の現在位置情報は、取得された最新の現在位置情報に更新される(S17を参照)。
この場合、オペレータはフォークリフト13を入出庫領域Tまで移動させることになる。
一方、パレットセンサ31が物品Wを検知しない場合は、フォークリフト13が出庫先である入出庫領域Tへ到着し、入出庫領域Tにおいて出庫物品Wを指定された位置に出庫したことを意味する。
このパレットセンサ31がオフになった位置は、フォークリフト13が物品搭載状態から非搭載状態へ切り換わった位置として認識され、メモリ18においては搭載状態の最後の現在位置情報として更新される(S18を参照)。

このパレットセンサ31がオフになった位置は、フォークリフト13が物品搭載状態から非搭載状態へ転換した位置として認識され、メモリ18においては搭載状態の最後の現在位置情報として更新される(S18を参照)。
メモリ18の更新の後、次の出庫作業の有無を判断する(S19を参照)。
次の出庫作業が存在しない場合は出庫作業が終了する。
次の出庫作業が存在する場合、作業指示のリストに基づき、次の新たな出庫物品Wを搭載するために、フォークリフト13は図1における物品保管棚11へ移動する。
次の新たな出庫物品Wへ向けて移動するフォークリフト13は物品非搭載状態である。
物品非搭載状態のフォークリフト13の移動によりIDタグ用アンテナ27が特定のIDタグXを認識して、IDタグXが持つ位置情報を取得する(S11を参照)。
そして、フォークリフト13が出庫物品Wを出庫完了するまで、前の出庫物品Wの出庫開始時に取得した出庫開始位置情報(出庫時の特定現在位置情報)がメモリ18において呼び出し可能な状態で記憶保持されている。
ところで、出庫開始時の位置にフォークリフト13が留まっている状態では、出庫開始に係る車載端未14の操作が行える状態にあり、通常、オペレータは車載端未14を操作して出庫開始とする。
出庫開始時の位置にフォークリフト13が留まっている状態では、車載端未14の出庫開始操作を行うと、出庫元となった物品収容部12の位置情報が出庫開始時の現在位置情報として取得され、車載端未14に表示される作業指示の出庫先位置と一致するから出庫完了に係る照合操作を行うことができる。
ところが、この時点でオペレータが車載端未14における照合操作を行わず、フォークリフト13を出庫開始時の位置から移動させてしまう場合がある。
この場合、この時点で照合操作を行っても、移動後のフォークリフト13の現在位置に基づいて現在位置情報が取得され、作業指示に示される出庫元位置情報と不一致となる。
出庫開始時の現在位置情報(出庫開始の特定現在位置情報)がメモリ18において呼び出し可能な状態にあることから、出庫開始操作時において作業指示に示される出庫先位置と不一致となる場合でも、呼び出した特定現在位置情報はフォークリフト13の現在位置に関係なく出庫開始位置情報として入力可能である。
これにより、フォークリフト13を出庫開始時の位置から移動された時点でも出庫開始に係る車載端未14の操作を実施することができる。
出庫開始時の現在位置情報(出庫開始の特定現在位置情報)は、フォークリフト13が次の新たな出庫物品Wをフォークリフト13に搭載するまで、メモリ18において呼び出し可能な状態にあることから、車載端未14における出庫開始操作はフォークリフト13が出庫物品Wを出庫完了するまでに済ますようにすればよい。
この本発明の実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品Wの現在位置を示す現在位置情報が特定現在位置情報として取得され、取得された特定現在位置情報は入庫完了又は出庫開始の時点から所定期間だけ呼び出し可能な状態で記憶保持される。このため、フォークリフト13が入庫完了時又は出庫開始時の位置から移動した位置において、入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品Wの現在位置情報と、作業指示に含まれる荷役対象物品Wの入庫先位置情報又は出庫元位置情報との車載端未14による照合操作を行う場合、記憶保持した特定現在位置情報を呼び出すことにより適切に照合操作を行うことができる。従って、入庫完了後又は出庫開始後に入庫完了時又は出庫開始時の位置からフォークリフト13が移動した場合でも、入庫完了又は出庫開始の時点から所定期間では、特定現在位置情報を呼び出すことができるから、入庫完了時又は出庫開始時以外の時点でも車載端未14による照合操作を実施することができる。
(2)入庫完了又は出庫開始の時点に取得された特定位置情報は、次にフォークリフト13が物品搭載状態又は物品非搭載状態に転換する時点まで、呼び出し可能な状態で記憶保持される。特定情報である入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品Wの現在位置情報と、作業指示に含まれる荷役対象物品Wの入庫先位置情報又は出庫元位置情報との車載端未14による照合操作は、次にフォークリフト13が物品搭載状態又は物品非搭載状態に転換する時点までの間にて行うことができる。
(3)荷役対象物品が入庫物品Wであることから、入庫物品Wが入庫先に収容された時点から、物品非搭載状態のフォークリフト13が次の荷役対象物品Wの搭載により物品搭載状態に転換する時点まで、入庫完了時の現在位置情報である特定現在位置情報が記憶保持される。このため、入庫完了時の入庫物品Wの現在位置情報と、作業指示に含まれる入庫物品Wの入庫完了位置情報との車載端未14による照合操作は、入庫物品Wが入庫完了しても、フォークリフト13が次の入庫物品Wを搭載するまでに行えばよい。
(4)荷役対象物品が出庫物品Wであることから、出庫物品Wがフォークリフト13に搭載された時点から、物品搭載状態のフォークリフト13が出庫物品Wを出庫して物品非搭載状態に転換する時点まで、出庫開始時の現在位置情報である特定現在位置情報が記憶保持される。このため、出庫開始時の出庫物品Wの現在位置情報と、作業指示に含まれる出庫物品Wの出庫開始位置情報との車載端未14による照合操作は、出庫物品Wが出庫開始しても、フォークリフト13がこの出庫物品Wを出庫完了するまでに行えばよい。
(5)入庫完了又は出庫開始の時点から所定期間では、特定現在位置情報を呼び出し、入庫完了時又は出庫開始時以外の時点でも車載端未14による照合操作を実施することができるから、入庫完了時又は出庫開始時に車載端未14による照合操作をし忘れても、照合操作を実施するために入庫完了時又は出庫開始時の位置へフォークリフト13を移動させたり、車載端未14において位置情報の訂正を行ったりする必要がない。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○上記の実施形態では、荷役車両としてフォークリフトの場合について説明したが、フォークリフトの他に有人搬送車、牽引車、トーイングトラクター等、有人運転により物品の運搬が可能な荷役車両であってもよい。
○上記の実施形態では、多段状の物品保管棚が設置された倉庫としたが、多段状の物品保管棚を用いた倉庫に限定する趣旨ではない。例えば、物品保管棚を用いない平置式の物品保管倉庫であっても本発明を適用することができる。この場合、荷役車両としてのフォークリフトの高さセンサを省略することができる。
○上記の実施形態では、位置情報取得手段としてIDタグを読み取るIDタグ用アンテナと高さセンサを用いて現在位置情報を取得するとしたが、位置情報手段としては、例えば、GPS(Global Positioning System)や超音波を用いた位置情報手段であってもよい。
○上記の実施形態では、物品情報取得手段としてバーコードを読み取るバーコードリーダーを用いたが、例えば、物品情報はバーコード以外に各種コードやIDタグにより取り扱うようにしてもよく、また、物品情報取得手段も物品情報を取得することができる手段であれば特に制限されない。
本発明の実施形態に係る物品管理システムが適用される倉庫の概要を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る物品管理システムの概略構成図である。 物品管理システムにおけるフォークリフトと位置情報検出手段を示す側面図である。 入庫時における物品管理の手順を示すフロー図である。 出庫時における物品管理の手順を示すフロー図である。
符号の説明
10 倉庫
11 物品保管棚
13 フォークリフト
14 車載端未
15 CPU(中央処理部)
16 表示部
17 入力部
18 メモリ
19 通信部
20 物品管理手段
26 位置情報取得手段
27 IDタグ用アンテナ
28 高さセンサ
30 バーコードリーダー(物品情報取得手段)
31 パレットセンサ(物品搭載検知手段)
S 移動領域
T 入出庫領域
W 物品
X IDタグ

Claims (4)

  1. 管理コンピュータからの入庫又は出庫に係る作業指示を荷役車両が具備する車載端未に表示させ、前記作業指示に含まれる荷役対象物品を前記荷役車両により入庫又は出庫させるとき、前記荷役対象物品が有する物品情報を取得するとともに、荷役対象物品の現在位置を示す現在位置情報を取得し、前記管理コンピュータが前記物品情報及び前記現在位置情報に基づき物品を管理する物品管理方法において、
    入庫完了時又は出庫開始時の荷役対象物品の現在位置を示す現在位置情報を特定現在位置情報として取得し、
    前記特定現在位置情報は、入庫完了又は出庫開始の時点から所定期間だけ呼び出し可能な状態で記憶保持されることを特徴とする物品管理方法。
  2. 前記特定位置情報が呼び出し可能な状態で記憶保持される期間は、入庫完了又は出庫開始の時点から次に前記荷役車両が物品搭載状態又は物品非搭載状態に転換する時点までとすることを特徴とする請求項1記載の物品管理方法。
  3. 入庫完了時に取得される前記特定位置情報が呼び出し可能な状態で記憶保持される期間は、前記荷役対象物品としての入庫物品が入庫先に収容された時点から、物品非搭載状態の前記荷役車両が次の荷役対象物品の搭載により物品搭載状態に転換する時点までとすることを特徴とする請求項2記載の物品管理方法。
  4. 出庫開始時に取得される前記特定位置情報が呼び出し可能な状態で記憶保持される期間は、前記荷役対象物品としての出庫物品が出庫先から前記荷役車両に搭載された時点から、物品搭載状態の前記荷役車両が前記出庫物品の出庫により物品非搭載状態に転換する時点までとすることを特徴とする請求項2記載の物品管理方法。
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