WO2019172113A1 - 物品の管理システム、搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】物品を設備に配置する場合に、物品を従来よりも効率良く管理する。【解決手段】本発明の一実施形態は、物品情報が記録されたRFタグである物品タグが取り付けられた物品の管理システムである。このシステムは、所定の第1方向に沿って複数の区画を有し、物品を収容可能な設備と、物品を搬送する搬送装置であって、本体部と、物品を搬送中に保持し、本体部に対して第1方向に相対移動可能な保持部と、を有する搬送装置と、を含み、搬送装置の本体部には、物品タグに記録された物品情報を読み取る第1RFIDリーダと、複数の区画の第1方向に沿った位置に対応して複数の第2RFIDリーダと、が取り付けられ、搬送装置の保持部には、保持部の第1方向の移動に応じて、複数の第2RFIDリーダのいずれかと無線通信する第1RFタグが取り付けられている。
Description
本発明は、物品の管理システム、および、搬送装置に関する。
RF(Radio Frequency)タグ(無線タグともいう。)を物品に取り付け、RFIDリーダとRFタグとの無線通信によってRFタグに記録されている情報を読み取ることによって物品を管理するシステムが知られている(例えば特許文献1、2)。 引用文献1には、各置場に置かれた部材に取り付けられたRFタグに部材IDが記録されており、タグリーダが位置を特定しようとする部材の部材IDを取得するように構成された位置管理システムが記載されている。 引用文献2には、複数のRFIDの質問器および位置情報が既知の位置タグを設置し、複数の質問器からの質問波の送信出力を変動させ送信出力の変動分で新たに検知できた位置タグ及び物品タグの検知結果を蓄積する物品探索システムが記載されている。この物品探索システムは、当該検知結果の重複検知されている物品タグ及び位置タグを特定し、位置タグの位置情報を用いて物品位置を特定する。
ところで、工場や倉庫では、物品をフォークリフト等の搬送装置によって搬送し、例えば棚等、複数の区画を有する設備に配置する場合がある。その場合、物品を特定する情報と、当該物品を収容させる区画を特定する情報とを対応付ける処理が必要となる。このとき、物品と設備の各区画にRFタグを取り付け、RFIDリーダによってRFタグを検出し、検出したRFタグに基づいて物品と設備の特定の区画とを対応付けることで、物品が収容された特定の区画を管理する方法が考えられる。 しかし、上記方法では、様々な場所に配置され得る設備の複数の区画の各々にRFタグを取り付ける必要があり、RFタグが多数必要となるため、コストの増加を招来する。
そこで、本発明は、物品を設備に配置する場合に、物品を従来よりも効率良く管理することを目的とする。
本願の例示的な第1発明は、物品情報が記録されたRFタグである物品タグが取り付けられた物品の管理システムであって、所定の第1方向に沿って複数の区画を有し、物品を収容可能な設備と、物品を搬送する搬送装置であって、本体部と、物品を搬送中に保持し、前記本体部に対して前記第1方向に相対移動可能な保持部と、を有する搬送装置と、を含み、前記搬送装置の本体部には、前記物品タグに記録された物品情報を読み取る第1RFIDリーダと、前記複数の区画の前記第1方向に沿った位置に対応して複数の第2RFIDリーダと、が取り付けられ、前記搬送装置の保持部には、前記保持部の前記第1方向の移動に応じて、前記複数の第2RFIDリーダのいずれかと無線通信する第1RFタグが取り付けられている、物品の管理システムである。
本発明によれば、物品を設備に配置する場合に、物品を従来よりも効率良く管理することができる。
本発明において「RFタグ」は、半導体メモリを内蔵して,電磁界または電波によって書き込まれた識別情報を保持し,非接触で読み書きできる情報媒体を意味する。RFタグとしては、RFIDリーダからの電波をエネルギー源として動作するパッシブタグに限らず、電池を内蔵したアクティブタグであってもよい。 本発明において「RFIDリーダ」とは、誘導電磁界または電波によって,非接触でRFタグの半導体メモリの識別情報を読み出すために近距離無線通信を行う読出装置を意味し、特定の通信方式に限定するものではない。RFIDリーダが利用する近距離無線通信は、狭義のRFIDに限られず、NFC(Near Field Communication)であってもよく、識別情報を読み出すための無線通信規格を限定するものではない。
以下、本発明に係る物品の管理システムの実施形態について説明する。本実施形態では、物品の一例として荷物の場合について説明する。
(1)第1の実施形態 (1-1)第1の実施形態の管理システム1の構成 以下、本実施形態の管理システム1の構成について、図1および図2を参照して説明する。図1は、本実施形態の管理システム1の概略構成を示す図である。図2は、本実施形態において物品が配置される例示的な設備の正面図である。 なお、以下の説明において、RFタグには、取り付け対象を特定するための識別情報が書き込まれているものとする。また、後述するRFIDリーダライタがRFタグを検出したことは、RFIDリーダライタが当該RFタグと無線通信可能であることを意味する。RFタグと無線通信可能であることは、当該RFタグからの受信信号のRSSI(Received Signal Strength Indicator;受信信号強度)が所定の閾値以上であること、および、無線通信によって当該RFタグに記録されたデータの読み取りが可能であることのうち少なくともいずれかを意味する。NFCリーダとNFCタグとの関係についても同様である。
本実施形態の管理システム1は、荷物情報(物品情報の一例)が記録されたRFタグである荷物タグTPが取り付けられた荷物Pを管理するためのシステムであり、図1に示す例では荷物Pが搬送される倉庫において実装されている。荷物情報は限定するものではないが、例えば、荷物の出荷元、出荷先、内容物を識別するコード、シリアル番号、ロット番号等である。
図1に示すように、管理システム1は、荷物Pを搬送する搬送装置2と、荷物Pを収容可能な設備3と、搬送装置2との間で無線通信を行うアクセスポイントAPと、情報処理装置5とを備える。 搬送装置2は、本体部21と、荷物Pを搬送中に保持し、本体部21に対して上下方向(第1方向の一例)に相対移動可能な保持部23と、RFIDリーダライタRWと、NFCリーダR1~R3と、保持部タグTLとを有する。
設備3は、搬送装置2によって搬送される荷物Pを配置する。設備3は、上下方向(第1方向の一例)に沿って複数の区画を有する。図1および図2に示す例では、設備3は荷物Pを配置するための4つの区画3-1~3-3から構成されているが、区画の数は任意に設定することができる。
搬送装置2は、例えばフォークリフト等の車両である。図1に示す例では、搬送装置2は運転等の操作を行うための運転手が搭乗しているが、その限りではない。搬送装置2は、無人搬送車(AGV)であってもよい。本体部21は、動力源、駆動装置、および操舵装置等を含む車両本体部と、保持部23を昇降駆動するアクチュエータ(図示せず)とを備える。 図1に示す例では、保持部23はフォーク状の形態をなしており、柱状部22に沿って上下に昇降する。柱状部22は、本体部21に支持されて上下に柱状に延びる部材である。
図1に示すように、RFIDリーダライタRW(第1RFIDリーダの一例)は、搬送装置2の本体部21に取り付けられており、荷物タグTPに記録された物品情報を読み取るデバイスである。
NFCリーダR1~R3(複数の第2RFIDリーダの一例)は、搬送装置2の柱状部22に取り付けられており、設備3の複数の区画3-1~3-3の上下方向に沿った位置に対応して配置されている。すなわち、NFCリーダR1~R3はそれぞれ、設備3の区画3-1~3-3の上下方向の基準位置(例えば、各区画の底面)と高さが同等となるようにして、柱状部22に配置される。 保持部タグTL(第1RFタグの一例)は、搬送装置2の保持部23に取り付けられており、保持部23の上下方向の移動に応じて、NFCリーダR1~R3のいずれかと無線通信する。
NFCリーダR1~R3を本体部21に対して相対移動することがない柱状部22に設けることで、本体部21に配置されるバッテリ電源(図示せず)からケーブルの長さを固定化することができるという利点がある。 仮にNFCリーダを本体部21に対して相対移動する保持部23に設け、各区画に対応する複数の保持部タグTLを柱状部22に設けたとしたならば、昇降する保持部23を考慮して、本体部21に配置されるバッテリ電源と接続するケーブルを適宜巻き取る機構が必要となる。かと言って、ケーブルを廃するためにNFCリーダに内部電源(例えば電池)を設けた場合には、電池切れの際に交換作業が必要となり、電池切れ直前には低電圧により通信ができない虞がある。本実施形態の構成では、このような不都合が回避できる。
図1に示すように、保持部23が区画3-1と同じ高さに位置するときには、NFCリーダR1が保持部タグTLを検出する。保持部23が区画3-2と同じ高さに位置するときには、NFCリーダR2が保持部タグTLを検出する。保持部23が区画3-3と同じ高さに位置するときには、NFCリーダR3が保持部タグTLを検出する。そのため、NFCリーダの検出結果によって保持部23の位置を認識することができる。 NFCでは10数センチメートル程度の比較的短い距離での無線通信を行うため、本来検出すべきNFCリーダに隣接するNFCリーダを誤って検出する可能性を低くすることができる。
再度図1を参照すると、アクセスポイントAPが倉庫に配置される。アクセスポイントAPは、搬送装置2のRFIDリーダライタRWの無線データを受信する。当該無線データには、荷物情報と保持部23が位置する区画とを対応付けたデータ(後述する対応付けデータ)が含まれる。 情報処理装置5(制御部の一例)は、倉庫を管理する管理人が在庫状態を監視するための装置である。情報処理装置5、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ等であり、アクセスポイントAPと有線あるいは無線で接続される。
(1-2)搬送装置2および情報処理装置5の内部構成 搬送装置2および情報処理装置5の内部構成について図3および図4を参照して説明する。図3は、搬送装置2および情報処理装置5の内部構成を示すブロック図である。図4は、在庫データベースのデータ構成の一例を示す図である。
(1-2-1)搬送装置2 図3に示すように、搬送装置2の制御装置は、制御部24、ストレージ25、通信インタフェース(通信I/F)26、RFIDリーダライタRW、および、NFCリーダR1~R3を備える。 制御部24は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM等の記憶装置、入出力インタフェース、これらを接続するバス等から構成される。 制御部24は、RFIDリーダライタRWが荷物タグTPを検出し、その荷物タグTPに記録されている荷物情報を取得するように、RFIDリーダライタRWを制御する。 制御部24は、NFCリーダR1~R3のいずれかのNFCリーダが保持部タグTLを検出した場合、検出したNFCリーダから検出信号を受信する。それによって制御部24は、保持部23が設備3のい
ずれの区画に相当する高さに位置するのか認識する。
ずれの区画に相当する高さに位置するのか認識する。
通信インタフェース26は、アクセスポイントAPを介して情報処理装置5と無線通信を行うための通信処理部である。制御部24は、通信インタフェース26を介して、荷物情報と保持部23が位置する区画とを対応付けたデータ(後述する対応付けデータ)を送信する。
ストレージ25は、不揮発性のメモリであり、例えばフラッシュメモリ等のSSD(Solid State Drive)やハードディスク装置であってもよい。ストレージ25には、制御部24によって実行されるプログラム、および、荷物情報と保持部23が位置する区画とを対応付けたデータ(後述する対応付けデータ)が記録される。
(1-2-2)情報処理装置5 図3に示すように、情報処理装置5は、制御部51、ストレージ52、表示部53、操作入力部54、音声出力部55、および、通信インタフェース(通信I/F)56を備える。 制御部51は、マイクロプロセッサ、ROM、RAM等の記憶装置、入出力インタフェース、これらを接続するバス等から構成される。
ストレージ52は、不揮発性のメモリであり、例えばフラッシュメモリ等のSSDやハードディスク装置であってもよい。 本実施形態では、ストレージ52は、在庫データベースを記憶する。制御部51はストレージ52にアクセスし、在庫データベースに対するデータの書き込み、あるいは在庫データベースに記録されているデータの更新を行う。 図4に例示するように、在庫データベースは、設備3の区画3-1~3-3の各々と、荷物情報とを対応付けたデータベースである。荷物情報が書き込まれている場合、その荷物情報の荷物が、荷物情報に対応する区画に入庫されていることを意味する。
表示部53は、例えばLCDパネルを含み、制御部51による各種処理の実行結果を表示する。 操作入力部54は、管理人による操作入力を受け入れ、当該操作入力を制御部51に送信するデバイスである。操作入力部54に対する操作入力により、例えば在庫データベースの内容が表示部53に表示される。 音声出力部55は、必要に応じて制御部51による各種処理の実行結果を音声出力する。 通信インタフェース56は、アクセスポイントAPを介して搬送装置2と無線通信を行うための通信処理部である。
(1-3)搬送装置2の制御装置の機能 次に、搬送装置2の制御装置によって実現される機能について、図5および図6を参照して説明する。図5は、搬送装置2の制御装置の機能ブロック図である。図6は、搬送装置2の制御部24によって実行されるフローチャートの一例である。
図5に記載される各モジュールは、制御部24が所定のプログラムを実行することによって実現される以下の機能を有する。 荷物情報取得モジュール241は、荷物Pに取り付けられた荷物タグTPから荷物情報を取得する機能を有する。当該機能は、制御部24が、RFIDリーダライタRWによって荷物Pの荷物タグTPから読み取った荷物情報を取得することによって実現される。
入庫区画判断モジュール242は、荷物Pの入庫区画を判断する機能を有する。当該機能は、制御部24が、NFCリーダR1~R3のいずれかのNFCリーダによって保持部タグTLが検出された場合に、保持部タグTLを検出したNFCリーダを特定し、特定したNFCリーダに対応する区画を認識することによって実現される。 なお、入庫区画の判断に当たっては、NFCリーダR1~R3のいずれかのNFCリーダによって保持部タグTLが所定時間連続して検出されたことを条件とすることが好ましい。それによって、保持部23の昇降中の短時間に保持部タグTLを検出することで、入庫区画を誤判断する、あるいは、入庫しない状況で入庫したと誤判断することが避けられる。
対応付けモジュール243は、RFIDリーダライタRWによって読み取られた荷物情報と、NFCリーダR1~R3のうち保持部タグTLと無線通信を行ったNFCリーダに対応する区画(本実施形態では、区画3-1~3-3のいずれかの区画)と、を対応付ける機能を有する。当該機能は、制御部24が、取得した荷物Pの荷物情報と、当該荷物Pの入庫区画とを対応付けた対応付けデータを生成してストレージ25に一時的に記録するとともに、当該対応付けデータを所定のタイミングで情報処理装置5へ送信することによって実現される。情報処理装置5に送信された対応付けデータは、ストレージ52の在庫データベースに記録される。
次に、制御部24によって実行される処理について図6のフローチャートを参照して説明する。 図6において、制御部24は、RFIDリーダライタRWにより荷物Pの荷物タグTPを検出したか否か判断する(ステップS10)。荷物Pを搬送中等、荷物Pが保持部23に保持されているときには、当該荷物Pに取り付けられている荷物タグTPはRFIDリーダライタRWに検出される。荷物タグTPを検出しない場合には(ステップS10:NO)、ステップS12以降の処理を行わずに終了する。
荷物タグTPを検出した場合には(ステップS10:YES)、制御部24は、NFCリーダR1~R3のうちいずれかのNFCリーダが保持部タグTLを検出するまで待機する(ステップS12:NO)。例えば、搬送装置2が荷物Pを搬送中である場合、荷物タグTPはRFIDリーダライタRWによって検出されるが、保持部23は最低位置にあるため保持部タグTLがいずれのNFCリーダによっても検出されない。
搬送装置2が設備3に到着し、設備3の区画3-1~3-3のいずれかの区画に相当する高さまで保持部23を上昇させると、当該区画に対応するNFCリーダが保持部タグTLを検出し(ステップS12:YES)、制御部24は保持部23が荷物Pを入庫させようとしている区画を認識する。前述したように、好ましくは、誤検出防止のために所定時間連続して同一のNFCリーダが保持部タグTLを検出し続けたことを条件として(ステップS14:YES)、制御部24は、ステップS10で検出した荷物タグTPの荷物Pの入庫区画を決定する(ステップS16)。 次いで、制御部24は、ステップS10で検出した荷物タグTPに記録されている荷物情報と、ステップS16で決定した入庫区画とを対応付けて(ステップS18)、ストレージ25に記録する。
なお、NFCリーダR1~R3のうち所定時間内に2以上のNFCリーダが保持部タグTLと無線通信を行った場合には、制御部24は、当該2以上のNFCリーダの中で最後に保持部タグTLと無線通信を行ったNFCリーダに対応する区画と、ステップS10で取得した荷物情報とを対応付けることが好ましい。例えば、搬送装置2が設備3の前に停止して入庫作業を行う際に、荷物Pを区画3-1に入庫しようとしたものの最終的には区画3-3に入庫した場合を想定する。このとき、保持部23が区画3-1の位置にステップS14で規定される所定時間以上停止した後に、上昇して区画3-3に停止する状況が考えられる。このような状況下で、荷物情報が区画3-1と対応付けられるのは適切ではないことから、同一の荷物情報に対して2つ以上の区画に対応するNFCリーダを検出した場合には、最後に検出したNFCリーダRに対応する区画と、荷物情報とを対応付けるようにする。それによって、より確実に、荷物情報と区画とを対応付けることができるようになる。
以上説明したように、本実施形態の管理システム1によれば、荷物を入庫する各区画を検出する手段(例えばRFタグ等の、入庫区画を搬送装置2のRFIDリーダライタRWによって読み取ることが可能となる手段)を設備3側に設置せず、搬送装置2が自ら判断するように構成した。そのため、例えば倉庫等に複数の設備3が設けられている場合に、すべての設備3に各区画を検出する手段を設置する必要がない。そのため、荷物を従来よりも効率良く管理することができる。
(2)第2の実施形態 次に、第2の実施形態について、図7~9を参照して説明する。 図7は、本実施形態に係る管理システム1Aの概略構成を示す図である。図8は、本施形態において荷物が配置される例示的な設備の正面図である。図9は、本実施形態の情報処理装置の処理例を示すフローチャートである。 なお、本実施形態において、第1の実施形態と同一の構成については同一符号を付して重複説明を省略する。
図7および図8を参照すると、本実施形態の管理システム1Aは、第1の管理システム1(図1および図2)と比較して、設備3の正面近傍のフロア上に(つまり、設備3に対応する位置に)フロアタグTF(第2RFタグの一例)が取り付けられている点が異なる。フロアタグTFはRFタグであり、搬送装置2に取り付けられているRFIDリーダライタRWによって検出される。
本実施形態においてフロアタグTFを設置してあるのは、荷物Pを対応付けるときの誤り防止のためである。すなわち、搬送装置2が荷物Pを搬送中には、搬送装置2に取り付けられたRFIDリーダライタRWが当該荷物Pの荷物タグTPを検出しているが、搬送中に保持部23を上昇させた場合には、荷物Pを入庫させる状況でないのにも関わらず、誤って当該荷物Pの荷物情報に基づく対応付けデータを記録してしまう虞がある。そこで、本実施形態では、搬送装置2に取り付けられていRFIDリーダライタRWが、設備3の正面近傍に設置されているフロアタグTFを検出した場合に限り、荷物Pの入庫区画を決定することにより、荷物Pをいずれかの区画と対応付けるときの誤りを防止するようにする。
図9のフローチャートは、図6のフローチャートに対してステップS8が追加された点が異なる。ステップS8において、制御部24は、RFIDリーダライタRWがフロアタグTFを検出した場合に(ステップS8:YES)、ステップS10以降の処理を実行する。すなわち、制御部24は、RFIDリーダライタRWがフロアタグTFを検出したことを条件として、荷物情報と、決定した入庫区画とを対応付ける。 ステップS10以降の処理の詳細については、図6と同一であるので省略する。
(3)第3の実施形態 次に、第3の実施形態について、図10を参照して説明する。図10は、本実施形態において荷物が配置される例示的な設備の正面図である。 本実施形態において、第1の実施形態と異なる構成について説明し、第1の実施形態と共通事項については重複説明を省略する。
図10に示すように、本実施形態の設備3Mは、第1の実施形態(図2参照)と異なり、上下方向(第1方向)に沿って区画の行が形成され、上下方向と直交する左右方向(第2方向)に沿って区画の列が形成されたマトリクス状の区画を有する。設備3Mのマトリクス状の区画の各列に対応する位置にフロアタグTF1~TF4が取り付けられている。
本実施形態においてフロアタグTF1~TF4には、設備3Mの各列を識別するための列識別データが記録されている。そのため、搬送装置2が設備3Mの正面に位置したときに、RFIDリーダライタRWがいずれかのフロアタグから読み取った列識別データに基づいて、搬送装置2の制御部24は、搬送装置2の保持部23が設備3Mのどの列の区画に荷物Pを入庫させようとしているのか認識できる。 また、第1の実施形態と同様に、制御部24は、NFCリーダR1~R3のいずれかのNFCリーダと保持部タグTLとの検出結果に基づき、保持部23が設備3のいずれの区画に相当する高さに位置するのか認識する。 そして、制御部24は、RFIDリーダライタRWによって読み取られた物品情報と、NFCリーダR1~R3のうち保持部タグTLと無線通信を行ったNFCリーダに対応する区画の行、および、フロアタグTF1~TF4のうちRFIDリーダライタRWが認識したフロアタグに対応する区画の列によって特定される区画と、を対応付ける。
本実施形態の
管理システムによれば、マトリクス状の区画が設けられた設備3Mにおいて、区画の列を特定するフロアタグTFを設備3M側に設けるだけで、マトリクス状の区画のすべての区画に配置される荷物を管理することができる。すなわち、マトリクス状の区画の行に対応する搬送装置2側のNFCリーダR1~R3と、マトリクス状の区画の列に対応するフロアタグTF1~TF4によって3×4の12区画に配置される荷物情報を管理することができる。つまり、M行N列のM×N個の区画を有する設備に配置される荷物を管理するのに、M+N個のタグで済む。この利点は、マトリクス状の区画の行数と列数が多くなるほど顕著である。 また、RFIDリーダライタRWは、入庫区画を確定するのに列に対応するフロアタグTF1~TF4を検出するだけでよいため、マトリクス状の区画のすべての区画に各区画を識別するためのRFタグを配置する場合と比較して誤検出の可能性が格段に低くなる。
管理システムによれば、マトリクス状の区画が設けられた設備3Mにおいて、区画の列を特定するフロアタグTFを設備3M側に設けるだけで、マトリクス状の区画のすべての区画に配置される荷物を管理することができる。すなわち、マトリクス状の区画の行に対応する搬送装置2側のNFCリーダR1~R3と、マトリクス状の区画の列に対応するフロアタグTF1~TF4によって3×4の12区画に配置される荷物情報を管理することができる。つまり、M行N列のM×N個の区画を有する設備に配置される荷物を管理するのに、M+N個のタグで済む。この利点は、マトリクス状の区画の行数と列数が多くなるほど顕著である。 また、RFIDリーダライタRWは、入庫区画を確定するのに列に対応するフロアタグTF1~TF4を検出するだけでよいため、マトリクス状の区画のすべての区画に各区画を識別するためのRFタグを配置する場合と比較して誤検出の可能性が格段に低くなる。
以上、本発明の管理システムの実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。
例えば、第1の実施形態では、第1方向の例として上下方向に複数の区画が設けられた設備の例を示したが、その限りではない。搬送装置の保持部が横方向(左右方向)に移動し、設備に含まれる複数の区画が横方向に設けられていてもよい。
上述した実施形態の管理システムは、アクセスポイントAPと情報処理装置5を備える場合について説明したが、アクセスポイントAPと情報処理装置5は必須ではない。荷物情報と保持部23が位置する区画とを対応付けた対応付けデータを搬送装置2が管理する場合には、アクセスポイントAPと情報処理装置5は必要ない。
1,1A…管理システム、2…搬送装置、21…本体部、22…柱状部、23…保持部、24…制御部、241…荷物情報取得モジュール、242…入庫区画判断モジュール、243…対応付けモジュール、25…ストレージ、26…通信インタフェース、3…設備、3-1~3-3…区画、5…情報処理装置、51…制御部、52…ストレージ、53…表示部、54…操作入力部、55…音声出力部、56…通信インタフェース、P…荷物、TP…荷物タグ、TL…保持部タグ、TF…フロアタグ、R1~R3…NFCリーダ、RW…RFIDリーダライタ、AP…アクセスポイント
Claims (7)
- 物品情報が記録されたRFタグである物品タグが取り付けられた物品の管理システムであって、 所定の第1方向に沿って複数の区画を有し、物品を収容可能な設備と、 物品を搬送する搬送装置であって、本体部と、物品を搬送中に保持し、前記本体部に対して前記第1方向に相対移動可能な保持部と、を有する搬送装置と、 を含み、 前記搬送装置の本体部には、前記物品タグに記録された物品情報を読み取る第1RFIDリーダと、前記複数の区画の前記第1方向に沿った位置に対応して複数の第2RFIDリーダと、が取り付けられ、 前記搬送装置の保持部には、前記保持部の前記第1方向の移動に応じて、前記複数の第2RFIDリーダのいずれかと無線通信する第1RFタグが取り付けられている、 物品の管理システム。
- 前記第1RFIDリーダによって読み取られた物品情報と、前記複数の第2RFIDリーダのうち前記第1RFタグと無線通信を行った第2RFIDリーダに対応する区画と、を対応付ける制御部をさらに含む、 請求項1に記載された、物品の管理システム。
- 前記制御部は、前記物品情報と、前記複数の第2RFIDリーダのうち前記第1RFタグと所定時間連続して無線通信を行った第2RFIDリーダに対応する区画と、を対応付ける、 請求項2に記載された、物品の管理システム。
- 前記複数の第2RFIDリーダのうち所定時間内に2以上の第2RFIDリーダが前記第1RFタグと無線通信を行った場合には、前記制御部は、前記2以上の第2RFIDリーダの中で最後に前記第1RFタグと無線通信を行った第2RFIDリーダに対応する区画と、前記物品情報とを対応付ける、 請求項2または3に記載された、物品の管理システム。
- 前記設備に対応する位置に第2RFタグが取り付けられ、 前記制御部は、前記第1RFIDリーダが前記第2RFタグを検出していることを条件として、前記物品情報と前記区画とを対応付ける、 請求項2から4のいずれか1項に記載された、物品の管理システム。
- 前記設備は、前記第1方向に沿って区画の行が形成され、前記第1方向と直交する第2方向に沿って区画の列が形成されたマトリクス状の区画を有し、 前記複数の第2RFIDリーダが前記マトリクス状の区画の各行に対応して配置され、 前記マトリクス状の区画の各列に対応する位置に前記第2RFタグが取り付けられ、 前記制御部は、前記第1RFIDリーダによって読み取られた物品情報と、前記複数の第2RFIDリーダのうち前記第1RFタグと無線通信を行った第2RFIDリーダに対応する区画の行、および、前記第1RFIDリーダが認識した第2RFタグに対応する区画の列によって特定される区画と、を対応付ける、 請求項5に記載された、物品の管理システム。
- 物品情報が記録されたRFタグである物品タグが取り付けられた物品を収容可能な設備から、または当該設備に物品を搬送する搬送装置であって、 前記設備は、所定の第1方向に沿って複数の区画を有し、 前記搬送装置は、 本体部と、 物品を搬送中に保持し、前記本体部に対して前記第1方向に相対移動可能な保持部と、 を有し、 前記本体部には、前記物品タグに記録された物品情報を読み取る第1RFIDリーダと、前記複数の区画の前記第1方向に沿った位置に対応して複数の第2RFIDリーダと、が取り付けられ、 前記保持部には、前記保持部の前記第1方向の移動に応じて、前記複数の第2RFIDリーダのいずれかと無線通信する第1RFタグが取り付けられている、 搬送装置。
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