JP7111754B2 - 真空装置及び真空システム - Google Patents

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Description

本発明は、真空装置、特にターボ分子ポンプであって、貫通部、つまりインレット、又はアウトレットを有し、そして真空装置の貫通部を、別の真空装置と、接続軸にそって真空方向において真空密に接続するためのフランジを有し、その際、フランジが、接続軸中心として周回して延びるシール領域(シール要素の当接のためのシール領域)を有し、その際、真空装置が、シール領域の半径方向内側で、真空方向において、接続軸に関して軸方向の端部を有するものに関する。
本発明は、更に、真空装置、特にターボ分子ポンプであって、真空装置を、別の真空装置のフランジと真空密に接続するためのフランジを有し、その際、フランジが、フランジの周囲にわたって分配して配置された複数の固定点を有し、特にこれら固定点が、割り当てられる各固定点のための貫通孔を有していて、固定要素においてフランジが別のフランジに固定可能であり、その際、フランジに、接続軸に関して周回するシール領域がフランジの間に配置されるべきシール要素の当接の為に設けられていて、その際、シール領域が、接続軸に関して固定要素の変形方向内側に配置されている。
本発明は、真空装置及びシール要素と、特に別の真空装置、及び/又は別の固定要素を有するシステムにも関する。
ハイブリッド支承されたターボ分子ポンプは、ここでは例示的に、冒頭に記載した形式の真空ポンプのためのものとみられるが、両方のローター端部に、異なる二つの支承原理を有している。予真空側(そこではより高い圧力となっている)は、オイル潤滑された、又はグリース潤滑されたボール軸受が使用される。これと反対に高真空側(そこではあらゆる炭化水素がさけられるべきである)では、永久磁石軸受が使用される。この永久磁石軸受のステーター部材は、いかようにかしてポンプハウジングと接続される必要がある。その課題を果たすことができるようにある。もっとも一般的な構造においては、ステーター部材は、いわゆるスター、つまりインレット内におけるキャリアによってポンプのハウジングと接続される。真空ポンプとのターボポンプの高真空フランジの接続の為には、規格化されたフランジ接続が好まれる。いくつかの方法では、両方のフランジの間のシールの為にOリングが配置される。より良好な取り扱いのため、びOリングの支持の為に、多くの場合、これは、二つのアルミニウムリングの間に存在する。これらのうち一方は、センタリング機能も担う。Oリングとアルミニウムリングのこのような組み合わせは、一般的な真空技術用語で「センタリング環」と称される。追加的に、両方のアルミニウムリングの内側に、更にグリッド形状のパッド(独語:Einlage)、例えば保護グリッド、及び/又はスプリッター保護部が配置されていることが可能である。これは、ターボ分子ポンプ内への対象物の侵入を防止する。これらは、スターの上に配置されている。センタリング、場合によっては保護グリッド、又はスプリッター保護部を有するセンタリングは、一般的に入手可能な部材であり、特に、フランジの規格化によってさまざまな真空コンポーネントメーカーによって提供されることが可能である。
US2015/060691A1
本発明の課題は、二つの真空装置の間のフランジ接続を改善することである。
一つの観点に従い、この課題は、真空装置とシール要素を備える真空システムによって解決される。そして特に、フランジのシール領域が、真空装置の軸方向の端部に関して接続方向と反対に、軸方向にオフセットされているか、又は、フランジのシール領域が真空装置の軸方向の端部と同じ軸方向位置に配置されているか、又は、フランジのシール領域が、真空装置の軸方向端部に関して、接続方向において軸方向に最高2mm、特に最高1.5mm、特に最高1mm、又は最高3mm、又は最高4mm突き出していることによって解決される。
これによって、真空装置の軸方向の構造長が減ぜられる。しかし、同時に、市販の標準化された部材は、フランジと接続する為に、引き続き使用することができる。特にセンタリング環、固定要素、及び/又は基準に準拠した別のフランジ等がそうである。本発明は、シール領域が突き出してい真空装置の軸方向の構造長を減少させる。しかし、所定の標準化されたシール要素、特に所定の軸方向寸法を有する標準化されたセンタリング環に関して、シール領域は、本発明に基づき、真空装置の軸方向の端部に対して、先行技術よりもあまり突き出していない必要がある
標準化されたフランジ接続部は、ほぼ固定された軸方向の構造長を有する。本発明によれば、シール領域真空装置の軸方向の端部に対して逆オフセットされているか、又はフランジのシール領域真空装置の軸方向の端部と同じ軸方向の位置に配置されているか、又はフランジのシール領域真空装置の軸方向の端部に対して接続方向において軸方向で最高2mm、又は最高3mm、又は最高4mm突き出している。これによって、特にフランジ接続は、軸方向において貫通部から離れていて、真空装置の軸方向中心に向かってずれていて、詳しく言うとハウジングの外側に沿っている。フランジ接続の為に必要である軸方向の構造長は、ハウジングの外側で少なくとも部分的にカバーされていて、それは真空装置の軸方向の長さ延長に寄与していない。換言すると、真空装置の軸方向の端部は、フランジ接続の方向において、又はフランジ接続内に変位する。よって、真空装置のキャリアと別のコンポーネントは、別の真空装置に軸方向においてより接近して配置されるので、結果として軸方向の設置スペースが節約され、その際、使用可能なスタンダードフランジびアクセサリ、つまりシール要素、び固定要素との互換性をあきらめることは無い。
真空装置は、例えば真空ポンプ、特にターボ分子ポンプであることが可能である。貫通部は、特に真空装置のインレットであることが可能である。一般的に、本出願の意味において真空装置は、例えば、ターボ分子ポンプにおいてそうであるようなアクティブな装置として形成されていることが可能であるのみならず、例えばパッシブな真空装置として形成されていることも可能である。パッシブな真空装置は、例えばチューブ(独語:Rohr)、真空チャンバー、又はバルブであることが可能である。
真空装置の軸方向の端部は、例えば、貫通部内に配置される部材によって定義されている。これは例えば、真空装置の機能要素のためのキャリアであることが可能である。キャリアによって保持される機能要素は、例えば軸受要素、特に磁石軸受のコンポーネント、特にステーター部材、及び/又は内部リングであることが可能である。
真空装置の軸方向の端部は、貫通部を定義する構造部材によって定義されているいることも可能である。これは例えば、真空装置のハウジング、及び/又はフランジと一体に形成される領域である。
貫通部内に配置される構造部材の軸方向の端部と、貫通部を定義する構造部材の軸方向の端部は、軸方向において一致しているので、両者は、真空装置の軸方向の端部を形成する。
一般的に、構造部材の概念は、必ずしも他の構造部材と別の部材に関しない。よって例えば、貫通部はハウジングによって定義されていることが可能である。このハウジングは一体に接続されるフランジも含んでいる。例えば貫通部内に配置されている構造部材は、貫通部を定義する構造部材、特にハウジングから独立して、はこれと一体に接続されていることが可能である。よって例えば、構造部材、特に機能要素のためのキャリアは、貫通部内に配置されていることが可能であり、そしてハウジングと一体に接続されていることが可能であり、又はこれから独立して形成されていることが可能である。
一つの実施形に従い、例えばキャリアのような貫通部内に配置される構造部材は、貫通部を定義する構造部材、特にハウジングの内側に固定されていることが可能であり、そして例えば、構造部材のショルダー部によって軸方向において保持されていることが可能である。
発明に従い、シール領域は真空装置の軸方向の端部に対して逆オフセットされていて、同じ軸方向位置に配置されているか、又は最高2mm、又は最高3mm、又は最高4mm突き出していて、その際、真空装置の軸方向の端部は、シール領域の半径方向内部において定義されている。真空装置は、半径方向でシール領域、又はフランジ接続を越えて基本的に任意に形成されていることが可能であり、そして例えばシール領域を超えて、軸方向においてこの上に突き出していることが可能である。しかし、フランジ接続内への、若しくはフランジ接続の方向における半径方向内側の軸方向の端部の変位、又はこの軸方向端部に対するフランジ接続の逆オフセット(Zurueckversetzen)は、軸方向の設置スペースの有利な節約を生じる。よって特に、軸方向の端部に関する限り、他に記載がなければ、シール領域の軸方向内側のそれが意図されている。
シール領域は、平らなリング面として形成されている。これは、特に接続軸、及び/又は接続方向に対して垂直に延びている。基本的に、シール領域は、特にセンタリング環として形成されたシール要素のセンタリング領域のための、例えばセンタリング段によって半径方向において制限されていることが可能である。
接続方向は、真空装置から、接続されるべき別の真空装置に向かって、特に接続軸に沿って延びる方向を意味する。シール領域は、好ましくは接続方向にそって逆オフセットされていて、つまり別の真空装置から見て、好ましくは請求される(要求される、独語:beanspruchten)真空装置の軸方向端部の軸方向後方に配置されている。
真空装置の軸方向の端部と、逆オフセットされたシール領域の間の軸方向の間隔は、発展形に従い、少なくとも5mm、特に少なくとも10mm、特に少なくとも15mmであることが可能である。フランジ接続は、これによって軸方向において特に大幅に逆オフセットされ、そして軸方向の設置スペースの節約は相応して大きくなる。
少ない設置スペース節約ではあるが、より良好な互換性を有する代替的なバリエーションに従い、真空装置の軸方向の端部と、シール領域の間の軸方向の間隔は、最高3mm、特に最高2mmである。
この出願の枠内において、フランジ接続の為のシール要素は、明確な参照の目的で真空装置の部材とみられない。特に、そのようなシール要素はしばしば真空装置とは別に販売されるからである。結果、多くの場合標準化された構造部材である。
同様に本発明は、シール要素に関する実施形を含む。よって一般的に、上述したバリエーションの一つに従う真空装置と、真空装置のシール領域内のシール要素を、又は真空装置のシール領域に当接する為のシール要素を含むシステムも請求される。以下においてシール要素に関する限り、基本的にシステムの実施形が意図されている。
特にシステムの枠内において、フランジのシール領域は、真空装置の軸方向の端部に関して接続方向において軸方向においても2mmより多く突き出していて、つまりそのような態様も本発明の対象であり請求される。その際、シール要素は、接続方向に対して向けられた軸方向の端部を有する。これは、真空装置の軸方向端部と同じ軸方向位置であるか、又はこれに対して軸方向で逆オフセットされている。これによって、本発明に係る設置スペースの獲得は、特により大きなシール要素においても有利に達成される。
一つの実施形に従い、シール要素と保護要素、特にグリッド要素が接続されている。これはインレットを構架している。シール領域は一般的に、インレットを構架する保護要素が接続されているシール要素が、シール領域に当接可能であるよう、軸方向において配置されていることが可能である。よって、保護要素を有する標準構造部材も使用されることが可能であるので、ポンプが異物の進入から確実に保護されることが可能であるということが保証される。それにも関わらず、他の実施形と比較して小さいときでも、設置スペースの軸方向の獲得が実現される。基本的に、設置スペースの縮小がわずか数ミリメートルのときでも、真空装置の取り扱いは著しく向上する。保護要素は、例えばグリッド要素、保護グリッド、及び/又はスプリッター保護部であることが可能である。
基本的に、保護要素は真空装置自体に設けられていることが可能であるので、シール領域の軸方向の逆オフセットはより大きくなることが可能であり、そしてより多くの設置スペースが節約される。シール要素に保護要素が配置されていることが必要ないからである。
別の実施形においては、シール要素は、フランジ接続内に組み込まれた状態で、ある軸方向厚さを有する。その際、真空装置の軸方向の端部と、シール領域の間の軸方向の間隔は、シール要素の厚さの半分である。これは同様に標準構造部材との互換性を向上させる。
シール要素は、有利な例に従い、センタリング環によって形成されていることが可能である。基本的に、シール要素は、例えばエラストマーシール、及び/又はOリングを有することが可能である。代替として、又は追加的に、例えば金属シールもシール要素として使用可能である。
真空装置の軸方向の端部は、好ましくは、シール領域の半径方向内側のみならず、シール要素の半径方向内側にも定義されている。
フランジは、好ましくは真空装置のハウジングに配置されていて、特にこれと一体に接続、例えば溶接されているか、又は共通の材料から製造される。ハウジングは、特に貫通部を定義する。
真空装置のハウジングの軸方向の端部は、好ましくは、その軸方向位置において、貫通部に配置された構造部材のそれに対応するか、又はこれに対して接続方向と反対に軸方向に逆オフセットされている。特に、軸方向において、軸方向のハウジング端部は、貫通部に配置される構造部材の軸方向端部と、シール領域の間に配置されていることが可能である。
第二の観点に従い、課題は、請求項の真空装置とシール要素を備える真空システムによって解決される。特に、接続軸線に関して、シール領域の半径方向外側に軸方向の突出部がフランジに設けられている。これが、別のフランジに対する当接面を形成する。
突出部と、当接面は、フランジ接続の保護を行う。これによって、フランジ及びこれと接続される構造部材、特に、例えば上述した形式の、機能要素のためのキャリアの変形(接続を作る際の力の導入の結果の変形)が減ぜられる。これは、接続領域のトレランスがより管理しやすくなることに通じる。それは、一方では、フランジ接続の真空シール性を、そして他方では機能要素の寿命を改善することができる。基本的に装置は、シール要素、特にセンタリング環に対して追加的に、そしてこれと独立して設けられているので、装置によってシール要素における少なくとも一つのフランジの傾斜しての変形が防止される。
例示的な真空装置、特にターボ分子ポンプにおいては、ISO-Fタイプのフランジ接続(特にISO1609、又はDIN28404に従うもの)が設けられている。その際、フランジはセンタリング環によって別のフランジに固定されるべきである。別のフランジは、一般的にカウンターフランジと称することもある。例えば固定スクリューのような固定要素締め付ける場合には、フランジとカウンターフランジ変形する可能性がある。センタリング環は、その際、レバーの支点である。これは、例えば永久磁石軸受のような機能要素がキャリア、又はスターを介して、変位することがある。もはや最適でないローターの支承箇所の位置決めによって、ボール軸受の摩耗が進み、ポンプのノイズ発生は高められる。
本発明が基礎とする解決アプローチは、フランジの変形を最小とし、特に防止する。先の段落に記載したターボ分子ポンプにおいては、よって特に、ポンプのローターの、その支承箇所におけるより正確なシートが保証されることが可能である。この為、フランジとカウンターフランジは、固定点、又は力導入の外側、特にシール領域の外側、及び/又はセンタリング環のシートの外側で、突出部の当接面により、好ましくは、センタリング環の軸方向厚さだけ、特に、センタリング環内に存在するOリングの負荷されていない厚さよりも薄くだけ支持される。フランジは、よっていわば突出部によってカウンターフランジの方向に延長される。よって、特に、センタリング環の変形可能な要素は、フランジによって定義される貫通部、特にインレットにおける逆オフセットされた空所部内に位置している。空所部は、例えば簡単に回転させられていることが可能である。
つまり本発明は、フランジがその当接面でカウンターフランジに直接当接する、又は、少なくともカウンターフランジを支持する構造部材に当接することを意図している。よってフランジ、びこれと接続されるコンポーネントの変形が減ぜられ、特に防止される。これは特に、少なくとも一つの固定要素の力、特に固定スクリューの締め付けトルクと無関係である。当接面は、特に固定点とシール要素、特にセンタリング環の間のレバーのためのカウンター軸受を形成する。好ましくはセンタリング環内に存在するOリングは、シール領域、又は突出部に関して、特に当接面の軸方向の高さよりも厚い。よって、接続はそれにもかかわらず確実にシールされる。
一つの実施形に従い、当接面、及び/又は突出部が固定点の半径方向外側に設けられていることが意図されている。必ずしもそうでなくても良いが、オプションとしてそこのみに設けられている。これによってカウンターフランジの支持がさらに改善される。よって、固定要素とシール要素の間のレバーは特に確実に支持される。
例えば、突出部は、接続軸中心として周回するように形成されていることが可能であり、又は、特に周囲にわたって分配して配置された複数の突出部によって形成されていることが可能である。基本的に突出部は、例えばウェブとして形成されていることが可能である。
基本的に、突出部、又は当接面は、シール領域、又は固定点の半径方向外側のみならず配置されていることが可能である。例えば、固定点の半径方向内側にも当接面、及び/又は突出部が設けられていることが可能であり、又は当接面、及び/又は突出部は、固定点の半径方向外側から半径方向内側に向かって延びていることも可能である。
更に、当接面、及び/又は突出部は、固定要素、特にスクリューシャフトの領域に放射状に存在していて、及び/又はこれの半径方向外側、及び/又は内側に配置されていることも可能である。基本的には、各固定要素の軸と接続平面(接続軸に対して垂直に延びる接続平面)の交差点によって定義されている点が固定点とみられる。その際、当該点、又は平面の軸方向の位置は重要でない。簡単には、固定要素の軸の半径方向外側、又は内側で議論することも可能である。つまり軸、及び/又はスクリューシャフトは、基本的には突出部、又は当接面から半径方向においてフリーであってもなくても良い。例えば、フランジ内の貫通開口部の固定点、又は固定軸、及び/又は割り当てられる固定要素が定義されていることが可能である。
当接面が、フランジの半径方向外縁部まで延び、特に半径方向外縁部のみに配置され、及び/又は、シール領域、及び/又は固定点、又は固定要素、特にこれの固定軸、又はスクリューシャフトと半径方向において間隔をあけていると、基本的には有利である。
当接面、及び/又は突出部は、例えばフランジと一体に接続されていることが可能であり、又はこれと独立した構造部材によって形成されていることが可能である。例えば、突出部、又はウェブは独立したリングとして形成されていることが可能である。独立した装置は、顧客によって柔軟に取り外されることが可能である。例えば、顧客がセンタリング環を省略したいと思ったときそうである。例えばカウンターフランジは、シール要素の収容のための溝を有するからである。
例えば、シール領域に関する当接面は、特に接続方向において、軸方向に突き出して配置されていることが可能である。その際、当接面は有利には、軸方向においてシール領域と、接続すべき真空装置の間に配置されている。
発展形では、装置とシール領域の間の軸方向の間隔は、少なくとも3.7mm、かつ最高4.1mm、特に3.9mm、又は少なくとも5.4mm、かつ最高5.8mm、特に5.6mmである。これによって、特に良好な支持と、特に少ないフランジ変形が、同時に良好なシール性のもと図られる。
一つの発展形に従い、突出部が、接続軸に対して、基本的に周回するよう形成されていて、その際、突出部内に一つの開口部が、又は当接面内に溝が設けられていて、突出部又は当接面の半径方向内側の端部から、突出部又は当接面の半径方向外側の端部へと延びていることが意図されている。これによってリーク探査が著しく簡単となる。フランジとカウンターフランジが、周回して直接当接しているとき、リーク探査ガスは、もはやそう簡単には、シール領域やシール要素に直接至ることができない。開口部、又は溝は、リーク探査ガスがシール領域に容易にアクセスすることを可能とする。
更なる観点では、一般的に、上述したバリエーションの少なくとも一つに従う真空装置と、真空装置のシール領域内のシール要素又は真空装置のシール領域に当接する為のシール要素を含むシステムが請求される。一つの実施形は、当接面とシール領域の間の軸方向の間隔は、フランジ接続内の組み込み状態におけるシール要素の軸方向の厚さ、又は高さに相当することが意図されている。これによって、フランジび接続される構造部材の特に少ない変形が達成される。一般的に、軸方向の高さは、特にセンタリング環として形成されたシール要素の固定された部材の軸方向の高さに相当する。基本的に、軸方向の間隔は、金属シールの軸方向の高さにも相当することが可能である。
フランジは、例えば真空装置のハウジングを設けられていることが可能である。その際、好ましくは、フランジはハウジングと一体に形成されている。ここで、発明に係るメリットは著しく発展する。
好ましくは、フランジは、真空装置、特に真空ポンプのインレットフランジであることが可能である。ここで特に、アウトレットと比較して低い圧力のため、改善された真空性はポジティブに作用する。
つまりシール要素は、特にセンタリング環によって形成されていることが可能である。その際、特に、センタリング環は、変形可能なシール機構、好ましくはOリングと、シール機構のための少なくとも基本的に堅固なホルダーを有している。代替として、シール要素は、例えば金属シールとして形成されていることが可能である。例えば、シール要素は、標準構造部材であることが可能である。
発明に係るメリットは、シンク装置が軸受要素、特に磁石軸受を有するターボ分子ポンプとして形成されているとき、特に明白である。その際、軸受要素のコンポーネントのためのキャリアは、フランジ、及び/又はターボ分子ポンプのハウジングと接続されている。発明にしたがうフランジ変形の減少は、特に改善されたポンプの寿命に作用する。ローター位置決めが極めて正確に保持されることが可能だからである。
本発明の上述した観点は、互いに有利に組み合わせられることも可能である。更に、両方の観点に対して説明された実施形と個々の特徴は、可能である限り、各他の観点の発展の為にも援用されることが可能である。
本発明の課題は、請求項に記載の真空システムによっても解決され、又は、上述した観点の少なくとも一つに従う真空装置であって、好ましくはこの為に記載された実施形に従う真空装置でありフランジを有するものと、真空装置のシール領域における、又は真空装置のシール領域における当接のためのシール要素を有する真空システムによって解決される。真空装置として、ここでもまた、例えばアクティブ式、及びパッシブ式の真空装置が使用されることが可能である。
システムは、更に、別のフランジ、又はカウンターフランジを有し、接続すべき、又は接続される別の真空装置を有していることが可能である。システムは、更に、真空装置のフランジを、別の真空装置の別のフランジにおいて固定するための少なくとも一つの固定要素、特に、複数の固定要素のセットを有している。シール要素は、特に、フランジの対向する各シール領域の間に、特に圧縮して配置されるよう形成されていることが可能であり、又はそのように配置されていることが可能である。
以下に本発明を、有利な実施形に基づき添付の図面を参照しつつ説明する。図は以下を簡略的に示している。
ターボ分子ポンプの斜視図 図1のターボ分子ポンプの下側の図 図2に示された線A-Aに沿うターボ分子ポンプの断面図 図2に示された切断線B-Bに沿うターボ分子ポンプの断面図 図2に示された線C-Cに沿うターボ分子ポンプの断面図 本発明の第一の観点の説明のための部分断面図であって、インレットフランジを有するターボ分子の図 本発明の第一の観点の説明のための部分断面図であって、インレットフランジを有するターボ分子の図 本発明の第一の観点の説明のための部分断面図であって、インレットフランジを有するターボ分子の図 本発明の第一の観点の説明のための部分断面図であって、インレットフランジを有するターボ分子の図 本発明の第二の観点の説明のためのインレットフランジを有するターボ分子の図 本発明の第二の観点の説明のためのインレットフランジを有するターボ分子の図 本発明の第二の観点の説明のためのインレットフランジを有するターボ分子の図 本発明の第二の観点の説明のためのインレットフランジを有するターボ分子の図 本発明の第二の観点の説明のためのインレットフランジを有するターボ分子の図
図1に示されたターボ分子ポンプ111は、インレットフランジ113に取り囲まれたポンプインレット115を有する。このポンプインレットには、公知の方法で、図示されていない真空容器が接続されることが可能である。真空容器からのガスは、ポンプインレット115を介して真空容器から吸引され、そしてポンプを通してポンプアウトレット117へと搬送されることが可能である。ポンプアウトレットには、予真空ポンプ(例えばロータリーベーンポンプ)が接続されていることが可能である。
インレットフランジ113は、図1の真空ポンプの向きにおいては、真空ポンプ111のハウジング119の上端部を形成する。ハウジング119は、下部分121を有する。これには、側方にエレクトロニクスハウジング123が設けられている。エレクトロニクスハウジング123内には、真空ポンプ111の電子的、及び/又は電的コンポーネントが収容されている。これらは例えば、真空ポンプ内に配置される電動モーター125を作動させるためのものである。エレクトロニクスハウジング123には、アクセサリーのための複数の接続部127が設けられている。更に、データインターフェース129(例えばRS485スタンダードに従うもの)と、電源供給接続部131がエレクトロニクスハウジング123には設けられている。
ターボ分子ポンプ111のハウジング119には、フローインレット133が、特にフローバルブの形式で設けられている。これを介して真空ポンプ111は溢出を受けることが可能である。下部分121の領域には、更にシールガス接続部135(洗浄ガス接続部とも称される)が設けられている。これを介して、洗浄ガスが、電動モーター15(図3参照)をポンプによって搬送されるガスに対して保護するため、モーター室137内に取り込まれることが可能である。モーター室内には、真空ポンプ111の電動モーター125が収容されることが可能である。下部分121内には、更に二つの冷却媒体接続部139が設けられている。その際、一方の冷却媒体接続部は冷却媒体のインレットとして、そして他方の冷却媒体接続部はアウトレットとして設けられている。冷却媒体は、冷却目的で真空ポンプ内に導かれることが可能である。
真空ポンプの下側面141は、起立面として使用されることが可能であるので、真空ポンプ111は下側面141上に起立して作動させられることが可能である。しかしまた、真空ポンプ111は、インレットフランジ113を介して真空容器に固定されることも可能であり、これによっていわば懸架して作動させられることが可能である。更に真空ポンプ111は、図1に示されたものと異なった向きとされているときにも作動させられることが可能であるよう構成されていることが可能である。下側面141が下に向かってではなく、当該面に向けられて、又は上に向けられて配置されている真空ポンプの実施形も実現されることが可能である。
図2に表わされている下側面141には、更に、種々のスクリュー143が設けられている。これらによって、ここでは詳細に特定されない真空ポンプの構造部材が互いに固定されている。例えば、軸受カバー145が下側面14に固定されている。
下側面141には、更に、固定穴147が設けられている。これを介してポンプ111は例えば載置面に固定されることが可能である。
図2から5には、冷却媒体配管148が表わされている。この中に、冷却媒体接続部139を介して導入、又は導出される冷却媒体が循環していることが可能である。
図3から5の断面図に示されているように、真空ポンプは、複数のプロセスガスポンプ段を有している。これは、ポンプインレット115に及ぶプロセスガスをポンプアウトレット117に搬送するためのものである。
ハウジング119内には、ローター149が配置されている。このローターは、回転軸151を中心として回転可能なローターシャフト153を有している。
ターボ分子ポンプ111は、ポンプ効果を奏するよう互いにシリアルに接続された複数のポンプ段を有している。これらポンプ段は、ローターシャフト153に固定された複数の半径方向のローターディスク155と、ローターディスク155の間に配置され、そしてハウジング119内に固定されているステーターディスク157を有している。その際、一つのローターディスク155とこれに隣接する一つのステーターディスク157がそれぞれ一つのターボ分子ポンプ段を形成している。ステーターディスク157は、スペーサーリング159によって互いに所望の軸方向間隔に保持されている。
真空ポンプは、更に、半径方向において互いに入れ子式に配置され、そしてポンプ作用を奏するよう互いにシリアルに接続されたホルベックポンプ段を有する。ホルベックポンプ段のローターは、ローターシャフト153に設けられるローターハブ161と、ローターハブ161に固定され、そしてこれによって担持されるシリンダー側面形状の二つのホルベックロータースリーブ163,165を有している。これらは、回転軸151と同軸に向けられていて、そして半径方向において互いに入れ子式に接続されている。更に、シリンダー側面形状の二つのホルベックステータースリーブ167,169が設けられている。これらは同様に、回転軸151に対して同軸に向けられていて、そして半径方向で見て互いに入れ子式に接続されている。
ポンプ効果を発揮するホルベックポンプ段の表面は、側面によって、つまり、ホルベックロータースリーブ163,165とホルベックステータースリーブ167,169の内側面、及び/又は外側面によって形成されている。外側のホルベックステータースリーブ167の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙171を形成しつつ、外側のホルベックロータースリーブ163の半径方向外側面と向かい合っていて、そしてこれと、ターボ分子ポンプに後続する第一のホルベックポンプ段を形成する。外側のホルベックロータースリーブ163の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙173を形成しつつ、内側のホルベックステータースリーブ169の半径方向外側面と向かい合っていて、そしてこれと、第二のホルベックポンプ段を形成する。内側のホルベックステータースリーブ169の半径方向内側面は、半径方向のホルベック間隙175を形成しつつ、内側のホルベックロータースリーブ165の半径方向外側面と向かい合っていて、そしてこれと、第三のホルベックポンプ段を形成する。
ホルベックロータースリーブ163の下側端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられれていることが可能である。これを介して、半径方向外側に位置するホルベック間隙171が、中央のホルベック間隙173と接続されている。更に、ホルベックステータースリーブ169の上側端部には、半径方向に延びるチャネルが設けられれていることが可能である。これを介して、中央のホルベック間隙173が、半径方向内側に位置するホルベック間隙175と接続されている。これによって、入れ子式に接続される複数のホルベックポンプ段が互いにシリアルに接続される。半径方向内側に位置するホルベックロータースリーブ165の下側の端部には、更に、アウトレット117への接続チャネル179が設けられていることが可能である。
ホルベックステータースリーブ163、165の上述したポンプ効果を発揮する表面は、それぞれ、螺旋形状に回転軸151の周りを周回しつつ軸方向に延びる複数のホルベック溝を有する。他方で、ホルベックロータースリーブ163、165のこれに向かい合った側面は、滑らかに形成されていて、そして真空ポンプ111の作動のためのガスをホルベック溝内へと駆り立てる。
ローターシャフト153の回転可能な支承のため、ポンプインレット117の領域に転がり軸受181、びポンプアウトレット115の領域に永久磁石軸受183が設けられている。
転がり軸受181の領域には、ローターシャフト153に円錐形のスプラッシュナット185が設けられている。これは、転がり軸受181の方に向かって増加する外直径を有している。スプラッシュナット185は、作動媒体貯蔵部の少なくとも一つのスキマー(独語:Abstreifer)と滑り接触状態にある。作動媒体貯蔵部は、互いに積層された吸収性の複数のディスク187を有する。これらディスクは、転がり軸受181のための作動媒体、例えば潤滑剤を染み込ませてある。
真空ポンプ111の作動中、作動媒体は、毛細管効果によって作動媒体貯蔵部からスキマーを介して回転するスプラッシュナット185へと伝達され、そして、遠心力によってスプラッシュナット185に沿って、スプラッシュナット185の大きくなる外直径の方向へと、転がり軸受181に向かって搬送される。そこでは例えば、潤滑機能が発揮される。転がり軸受181と作動媒体貯蔵部は、真空ポンプ内において槽形状のインサート189と、軸受カバー145に囲まれている。
永久磁石軸受183は、ローター側の軸受半部191と、ステーター側の軸受半部193を有している。これらは、各一つのリング積層部を有している。リング積層部は、軸方向に互いに積層された永久磁石の複数のリング195、197から成っている。リングマグネット195,197は、半径方向の軸受間隙199を形成しつつ互いに向き合っていて、その際、ローター側のリングマグネット195は、半径方向外側に、そしてステーター側のリングマグネット197は半径方向内側に設けられている。軸受間隙199内に存在する場は、リングマグネット195,197の間の磁気的反発力を引き起こす。これは、ローターシャフト153の半径方向の支承を実現する。ローター側のリングマグネット195は、ローターシャフト153のキャリア部分201によって担持されている。これは、リングマグネット195を半径方向外側で取り囲んでいる。ステーター側のリングマグネット197は、ステーター側のキャリア部分203によって担持されている。これは、リングマグネット197を通って延びていて、そしてハウジング119の支材205に吊架されている。回転軸151に平行に、ローター側のリングマグネット195が、キャリア部分203と連結されるカバー要素207によって固定されている。ステーター側のリングマグネット197は、回転軸151に平行に一つの方向で、キャリア部分203と接続される固定リング209によって、びキャリア部分203と接続される固定リング211によって固定されている。その上、固定リング211とリングマグネット197の間には、さらばね213が設けられていることが可能である。
磁石軸受の内部には、緊急用は安全用軸受215が設けられている。これは、真空ポンプの通常の作動時には、非接触で空転し、そしてローター149がステーターに対して半径方向において過剰に偏移した際に初めて作用するに至る。ローター149のための半径方向のストッパーを形成するためである。ローター側の構造がステーター側の構造と衝突するのが防止されるからである。安全用軸受215は、潤滑されない転がり軸受として形成されていて、そして、ローター149及び/又はステーターと半径方向の間隙を形成する。この間隙は、安全用軸受215が通常のポンプ作動中は作用しないことに供する。安全用軸受が作用するに至る半径方向の間隙は、十分大きく寸法取られているので、安全用軸受215は、真空ポンプの通常の作動中は作用せず、そして同時に十分小さいので、ローター側の構造がステーター側の構造と衝突するのがあらゆる状況で防止される。
真空ポンプ111は、ローター149を回転駆動するための電動モーター125を有している。電動モーター125のアンカーは、ローター149によって形成されている。そのローターシャフト153はモーターステーター217を通って延びている。ローターシャフト153の、モーターステーター217を通って延びる部分には、半径方向外側に、は埋め込まれて、永久磁石装置が設けられていることが可能である。ローター149の、モーターステーター217を通って延びる部分と、モーターステーター217との間には、中間空間219が設けられている。これは、半径方向のモーター間隙を有する。これを介して、モーターステーター217と永久磁石装置は、駆動トルク伝達のため、互いに磁気的に影響することが可能である。
モーターステーター217は、ハウジング内において、電動モーター125のために設けられるモーター室137の内部に固定されている。シールガス接続部135を介して、シールガス(洗浄ガスとも称され、これは例えば空気や窒素であることが可能である)が、モーター室137内へと至る。シールガスを介して電動モーター125は、プロセスガス、例えばプロセスガスの腐食性の部分に対して保護されることが可能である。モーター室137は、ポンプアウトレット117を介しても真空引きされることが可能である、つまりモーター室137は、少なくとも近似的に、ポンプアウトレット117に接続される真空ポンプによって実現される予真空状態となっている。
モーター室137を画成する壁部221とローターハブ161の間には、更に、いわゆる公知のラビリンスシール223が設けられていることが可能である。特に、半径方向外側に位置するホルベックポンプ段に対してモーター室217をより良好にシールすることを達成するためである。
図6には先行技術に係るターボ分子ポンプが断面図で表されている。その際、インレットフランジを示す部分図が選択されている。フランジ20は、ハウジング22の部分であり、そして図示されていない別の真空装置、例えば真空チャンバーとの接続のために使用される。
フランジ20は、この例においてはISO-K-フランジとして形成されている。これは、図示されていない接続すべき真空装置の別のフランジと、同様に図示されていない独立した固定要素を介して接続される。これらは、クランプの形式にしたがいフランジを取り囲んでいる。その際、各固定要素は、フランジ20の周回する突出部24の下に係合する。
フランジ20には、センタリング環26が当接している。これは、Oリング28を有する。Oリングは、半径方向において、固定的な二つのリング要素(特に金属のリング要素)30の間に囲まれている。センタリング環26は、よってフランジ接続のためのシール要素を形成する。センタリング環26は、更に、グリッド要素32として形成された保護要素を有している。保護要素は、フランジ20によって定義されるインレット34を構架している。これによってポンプの内部が、異物から保護されている。
インレット34内には、キャリア36が存在している。これは、機能要素38、ここでは軸受の静的な部材、そして具体的には磁石軸受の内側の永久磁石のシートを担持している。キャリア36は、その際ハウジング22に支持されていて、詳しく言うと、その内側面に支持されている。軸方向において、キャリア36は、貫通部34を取り囲むハウジング22のショルダーに固定されている。
センタリング環26は、そのリング要素30とOリング28によってフランジ20のシール領域40に当接している。シール領域40は、周回するリング面を定義する。これは、接続すべき真空装置の図示されていない別のフランジの方に向けられている。別のフランジも、対応するシール領域を有している。
フランジ20は、フランジと同軸な接続軸42を定義する。接続方向43は、接続軸42に沿って、そして示された真空装置から、図示されていない別の真空装置に向かって、つまり真空装置が別の真空装置に取り付けられる方向に延びている。
シール領域40は、接続軸42に対して垂直に延びる平面内に延びている。接続軸42は、この例において、そして一般的に有利にはポンプのローター軸と一致する。
シール領域40と、軸方向の、別の真空装置の方に向けられたキャリア36の端部の間には、軸方向の間隔44が存在している。これは、ここではポジティブにとらえられ、そして「+」の参照符号が付されている。
図7には、本発明の観点に従うフランジ20を有するターボ分子ポンプが示されている。フランジ20のシール領域40は、真空装置の軸方向の端部に関して、接続方向43と反対に軸方向に逆にオフセットされている。真空装置の軸方向の端部は、図示されていない別の真空装置と、フランジ20のシール領域40の間に配置されている。真空装置の軸方向の端部は、この例においては、キャリア36によっても、ハウジング22によっても、又は貫通部34を画成する部分自体によっても形成されている。両方が、その軸方向の両方の端部を、同じ軸方向高さ上に有するからである。
真空装置の軸方向の端部とシール領域40の間の軸方向の間隔44は、よって図6の真空ポンプと比較して、ネガティブであり、よって「ー」の参照符号が付されている。つまりシール領域40、又はフランジ20は、真空装置の軸方向の端部に対して逆にオフセットして配置されている。換言すると、シール領域40とフランジ20は図6と図7の間で比較して、ハウジング22に沿って下に向かってずらされている。逆に、キャリア36と軸方向のハウジング端部は、フランジ接続内へとずらされている。これによって、間隔44に相当する、ポンプの軸方向の短縮された長さが、接続された状態で生じる。
センタリング環26は、この実施形においては、インレット34を構架する保護要素、又はグリッド要素を有さない。よって、そのような実施形(保護要素が必要でない実施形)においては、軸方向の設置スペースにおいて特別大きな節約が達成されることが可能である。しかしまた、基本的に、シール要素と独立した保護要素、又はグリッド要素が設けられていることも可能である。これは、例えば、キャリア36に、及び/又はハウジング22に固定されている。よって、保護要素のメリットが、大きな設置スペースの節約のメリットと結び付けられることが可能である。
これに対して、図8び9は、グリッド要素32を有するセンタリング環26のための第一の観点に従うフランジ20を有するターボ分子ポンプを示す。その際、図8は、センタリング環26をシール領域40に当接させる前の状態を、そして図9は、当接した、又は組み込まれた状態のセンタリング環26を示す。
真空装置の軸方向の端部と、シール領域40の間の軸方向の間隔は、ここでも符号「44」を付されていて、そしてここでもネガティブである。しかし間隔44は、図7の実施形におけるよりも明らかに小さい。間隔44は、センタリング環26が、グリッド要素32にもかかわらずシール領域40に当接可能であるように選択されている。
間隔44は、他の図示されていない実施形においてもゼロであることが可能であり、又は最高で+2mm、又は最高で3mm、又は最高で4mmであることが可能である。
つまり、図8び9の実施形においては、同時に、グリッド要素を有するシール要素、又はセンタリング環26との互換性が維持されるが、それにも関わらず、図7に対して減少した設置スペースの節約が軸方向において達成される。
図9においては、示された実施形においてグリッド要素32が、基本的にキャリア36の軸方向の端部に、そして軸方向のハウジング端部に当接することが見て取れる。しかしまた、グリッド要素32と、真空装置又はキャリア、及び/又はハウジング端部の軸方向の端部の間に間隔が残るが、しかし軸方向の設置スペースの節約がより小さく成り得る実施形も、基本的には考え得る。
図7から9の実施形においては、軸方向のキャリア端部36は、それぞれ、ハウジング22の軸方向の端部(別の真空装置の方に向けられた端部)と一致している。しかしこれは必須ではない。むしろ、当該端部は、異なる軸方向の位置を有している。特に、軸方向のハウジング端部は、別の真空装置から見て、軸方向においてキャリア端部の後方に配置されていることが可能である。
第二の観点は、図10から14に表わされている。その際、図10は、ターボ分子ポンプとして形成された先行技術の真空装置を示している。図10から図14のすべての実施形において、例えば、少なくとも一つのカウンターフランジ46がISO-Fフランジとして形成されている。
図10のターボ分子ポンプは、ハウジング20に配置されているフランジ20を有する。フランジ20は、ポンプのインレット34を取り囲んでいる。インレット内には、キャリア36が配置されている。このキャリアは、機能要素38を担持している。機能要素は、ここでもまた磁石軸受のステーター部材として形成されている。キャリア36は、この実施例においては、ハウジング22、又はフランジ20と一体に接続されているが、しかしまた、例えば図6から9に表わされているように、独立した部材として形成されていることも可能である。
フランジ20は、ハウジングフランジ46と接続されている。これは、図示されていない別の真空装置のハウジング48の部材である。フランジ20と46は、ISO-Fタイプの実施形である。フランジ20,46は、その際、固定要素52のための貫通孔50を有している。貫通孔50と固定要素52は、フランジ20,46の周囲にわたり、接続軸42の回りに分配されて配置されていて、そして各固定点を定義している。
各接続要素52は、スクリューシャフト56をスクリュー54によってと、対応するナット58によって形成されている。固定要素52、又はスクリュー54はナット58と共に、フランジ20、46を締め付け、その際、シール要素(ここではセンタリング環26)は、軸方向において締め付けられる。その際、センタリング環26のOリング28は、Oリングに隣接するリング要素30の軸方向高さまで圧縮される。
複数の矢印によって、固定要素52によってもたらされる力と、これから生じる力が表わされている。固定要素52は、まず引っ張り力を各固定軸60に沿って引き起こす。リング要素30を有するセンタリング環26は、軸方向において基本的に固定的であるとみられるので、フランジ20,46の外側のフランジ端部の所定の変形がお互いに生じる。その際、固定要素52とセンタリング環26の間には、てこの作用が生じる。
フランジの互いにの変形は、一方では真空シール性の問題を引き起こす。センタリング環26の当接の正確性が、フランジ20,46のシール領域40の領域において、一般的に阻害されるからである。更に、フランジ20の変形は、接続軸42上の下に向けられている矢印によって示されているように、キャリア36と、ひいては機能要素38の位置変更、又は変形において生じる。この例においては、よって、ターボ分子ポンプのローターと、磁石軸受内側リングの軸方向の位置決めが阻害され、このことはより高い摩耗という結果となる可能性がある。
第一の観点に従う本発明の実施形は、図11に示されている。フランジ20には、フランジ20の周囲にわたって分配されて配置されている複数の固定要素、又は固定軸60が、割り当てられる各固定要素52のための貫通孔50と共に配置されている。これらによって、フランジ20はカウンターフランジ46に固定されている。更に、フランジ20には、接続軸42に関して周回して延びるシール領域40が設けられている。これは、フランジ20,46の間に配置されるシール要素26の当接のためのものである。シール要素は、接続軸42に関して、固定点、又は固定軸60の半径方向内側に配置されている。その際、接続軸42に関してシール領域40の半径方向外側には、軸方向の突出部62がフランジ20に設けられている。これは、別のフランジ46のための当接面64を有している。
図10と比較して、突出部62、又は当接面64は、フランジ20,46の外側の端部を互いに支持しているので、基本的には変形、主として曲げがシール要素、又はセンタリング要素26の回りに生じないことが示される。よって、一方でシール要素26のシール領域40における当接の正確性が改善され、そして他方で、フランジ20,46と接続される構造部材、特にキャリア36における変形、又は位置変更が行われることが防止される。よって、示されたターボ分子ポンプにおいては、摩耗が減少し、そして寿命が延長される。磁石軸受内側リングとローターの軸方向の位置が、これによってより良好に構造的条件に合致するからである。
図11の例においては、突出部62と、当接面64は、半径方向において固定点の内部から固定点60の外まで、さらにはフランジ20、46の外側端部まで伸びている。代替として、突出部62、は当接部64は、固定点60の半径方向内側、又は外側のみに延びていて、その際、後者は、図13から図14に基づいて以下にも詳細に説明される。
図12には、図11の実施形が、斜視図にて詳細に見て取れる。その際、カウンターフランジ46と固定要素52は表わされていない。図12の観点は、ポンプのインレット34内への視線に相当する。その際、フランジ20がその当接面64とともに見て取ることができる。
フランジ20の周囲にわたって分配されて、複数の貫通孔50が配置されている。貫通孔50は、ここでは、外側に向かって開かれた空所部として、そして長孔として形成されている。しかし例えば、外側縁部に対して閉じられた貫通孔50もまた考え得る。フランジも、基本的に貫通孔を有さないことが可能である。その際、好ましくは、クランプ状の固定要素が設けられていることが可能である。これはフランジを取り囲んでいる。
インレット34内のキャリア36が、同様に良好に視認可能である。これは、この実施形においては三つのウェブを有している。これらウェブは、ハウジング22の内部壁とキャリア36の中央領域の間に延びている。中央領域は、機能要素38を有している。そのようなキャリア36は、スターとも称される。
当接面64の半径方向内側には、センタリング環26が、そのリング要素30とOリング28と共にフランジ20内に挿入されている。
当接部64には、二つの溝66が形成されている。これは、当接部64の半径方向内側の端部から、当接部64の半径方向外側の端部に向かって延びている。本実施形においては、溝66はほぼ正確に半径方向に延びている。そのような溝66は、他の数量で設けられていることも可能である。溝66は、リーク探査ガスがール要素、又はセンタリング環26、びシール領域40へアクセスすることを可能とする。
第二の観点に従う真空装置の別の実施形(これもターボ分子ポンプとして形成されている)が、図13に示されている。これは、図11び12の実施形と比較して、フランジ20の軸方向の突出部62と、その当接面64(カウンターフランジ46に対する当接面)が、固定点60の半径方向外側にのみ配置されている点で際立っている。具体的には、突出部62と当接面64は、フランジ20の外側縁部にのみ配置され、しかしまた、配置は、外側縁部に対して少し内側であることも考え得る。
図11び13の両方の実施形においは、軸方向の突出部62は、フランジ20と一体に接続されていて、特に旋削によって形成されている。図14の実施形においては、突出部62は、独立した構成部材によって形成されている。独立した構成部材は、例えばフランジ20と堅固に接続されていることが可能である。これは例えば、フランジ20と、独立した構成部材、又は突出部の下に向けられて表わされたウェブの間のプレス嵌めによって行われる。代替として、独立した構成部材は、フランジ20にのみ当接させられていることも考えられる。それにも関わらず、当接面64によって、フランジ20に対するフランジ46の本発明に係る支持を行う。
異なる実施形のさらなる特徴がここで詳細に示されていない限り、他の実施形の当該特徴は、可能である限り、有利に伝達されることが可能である。これは特に、図1から5,6び10の真空装置に対しても有効である。これら真空ポンプは確かに先行技術を形成するが、しかし特有の特徴を有している。それらは、いずれにせよ図7から9び11から14に示されているが、詳細には説明されていないか、又は有利に伝達可能である。
111 ターボ分子ポンプ
113 インレットフランジ
115 ポンプインレット
117 ポンプアウトレット
119 ハウジング
121 下部分
123 エレクトロニクスハウジング
125 電動モーター
127 アクセサリー接続部
129 データインターフェース
131 電源供給接続部
133 フローインレット
135 シールガス接続部
137 モーター室
139 冷却媒体接続部
141 下側面
143 ねじ
145 軸受カバー
147 固定穴
148 冷却媒体配管
149 ローター
151 回転軸
153 ローターシャフト
155 ローターディスク
157 ステーターディスク
159 スペーサーリング
161 ローターハブ
163 ホルベックロータースリーブ
165 ホルベックロータースリーブ
167 ホルベックステータースリーブ
169 ホルベックステータースリーブ
171 ホルベック間隙
173 ホルベック間隙
175 ホルベック間隙
179 接続チャネル
181 転がり軸受
183 永久磁石軸受
185 スプラッシュナット
187 ディスク
189 インサート
191 ローター側の軸受半部
193 ステーター側の軸受半部
195 リングマグネット
197 リングマグネット
199 軸受間隙
201 担持部分
203 担持部分
205 半径方向の支柱
207 カバー要素
209 支持リング
211 固定リング
213 さらばね
215 緊急用は安全用軸受
217 モーターステーター
219 中間空間
221 壁部
223 ラビリンスシール
20 フランジ
22 ハウジング
24 突出部
26 センタリング環
28 Oリング
30 リング要素
32 グリッド要素
34 インレット
36 キャリア
38 機能要素
40 シール領域
42 接続軸線
43 接続方向
44 軸方向の間隔
46 カウンターフランジ
48 ハウジング
50 貫通孔
52 固定要素
54 スクリュー
56 スクリューシャフト
58 ナット
60 固定点/固定軸
62 突出部
64 当接面
66 溝

Claims (8)

  1. 真空装置とシール要素(26)を備える真空システムであって、
    真空装置は、別の真空装置の別のフランジ(46)と真空密に接続するためのフランジ(20)を有し、
    その際、フランジ(20)が、フランジ(20)の周囲にわたって分配されて配置された複数の固定点(60)を有し、割り当てられるべき其々の固定要素(52)のための貫通孔(50)を有する複数の固定点(60)を有し、その貫通孔(50)では、フランジ(20)が別のフランジ(46)に固定可能であり、
    その際、フランジ(20)には、接続軸線(42)に対して周回する、フランジ(20,46)間に配置されるべきシール要素(26)の当接のためのシール領域(40)が設けられていて、
    その際、シール領域(40)は、接続軸線(42)に対して固定点(60)の半径方向内側に配置されていて、そしてその際、接続軸線(42)に対して、シール領域(40)の半径方向外側に、軸方向の突出部(62)がフランジ(20)に設けられていて、これが、別のフランジ(46)のための当接面(64)を形成し、及び、
    シール要素が、センタリング環(26)によって形成されていて、その際、センタリング環(26)が、変形可能なシール機構(28)又はOリングを有し、そして少なくとも基本的に堅牢な、シール機構(28)のための少なくとも一つのホルダー(30)を有し、及び
    突出部(62)が、フランジ(20)と一体に形成されていて、及び
    突出部(62)が、接続軸線(42)を中心として周回するように形成され、
    突出部(62)の当接面(64)内に少なくとも一つの溝(66)が設けられていて、当接面(64)の半径方向内側の端部から、当接面(64)の半径方向外側の端部へと延びている、
    ことを特徴とする真空システム。
  2. 当接面(64)が、固定点(60)の半径方向外側に設けられていることを特徴とする請求項に記載の真空システム。
  3. 当接面(64)が、シール領域(40)に関して軸方向に突き出して配置されていることを特徴とする請求項又はに記載の真空システム。
  4. 当接面(64)とシール領域(40)の間の軸方向の間隔が、少なくとも3.7mm、かつ最高4.1mm若しくは3.9mm、又は少なくとも5.4mm、かつ最高5.8mm若しくは5.6mmであることを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の真空システム。
  5. 真空装置は、真空装置のシール領域(40)内のシール要素(26)を、又は真空装置のシール領域(40)に当接する為のシール要素(26)を有し、当接面(64)とシール領域(40)の間の軸方向の間隔が、フランジ接続内の組み込み状態におけるシール要素(26)の軸方向の厚さに相当することを特徴とする請求項からのいずれか一項に記載の真空システム。
  6. フランジ(20)が、真空装置のハウジング(22)と接続されていて、その際、フランジ(20)が、ハウジング(22)と一体に形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の真空システム。
  7. 真空装置が、磁石軸受を有するターボ分子ポンプとして形成されていて、その際、磁石軸受のコンポーネント(38)のためのキャリア(36)が、ターボ分子ポンプのハウジング(22)と、及び/又はフランジ(20)と接続されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の真空システム。
  8. 真空装置が、フランジ(20)を有し、そして、
    真空装置のシール領域(40)内のシール要素(26)を、又は真空装置のシール領域(40)に当接する為のシール要素(26)を有し、
    真空システムが、追加的に、別のフランジを有する別の真空装置を有し、及び/又は、
    追加的に、真空装置のフランジ(20)を別の真空装置の別のフランジに固定するための少なくとも一つの固定要素(60)を有し、
    その際、シール要素(26)が、フランジの対向する各シール領域の間に配置されるよう形成されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の真空システム。
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