JP7110904B2 - 接点装置及び給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置、及びそのような接点装置を備える給電システムに関する。
電動装置を備えた電動アシスト自転車等の移動体が普及している。そして、このような電動装置に対して給電する様々な給電システムが提案されている。例えば、特許文献1には、電動アシスト自転車に対して、出先で給電することが可能な電動アシスト自転車用充電装置が開示されている。
特開2001-43442号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、例えば、屋外の駐輪設備での設置を想定しているにも関わらず、コネクタ部位に対し、塵埃、雨水による錆、その他被膜等の経時劣化についての検討がなされていないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、経時劣化等の異常の発生を抑制して、信頼性を高めることが可能な接点装置の提供を目的とする。
また、本発明は、そのような接点装置を備えた給電システムの提供を他の目的とする。
上記課題を解決するため、本願記載の接点装置は、可動接点、又は前記可動接点に当接可能な固定接点を備える接点装置であって、前記可動接点及び固定接点が当接した状態で、前記可動接点及び固定接点のうち少なくとも一方が、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転することを特徴とする接点装置。
また、本願記載の接点装置は、外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置であって、前記可動接点は、前記固定接点が、所定の当接方向から当接するように配置されており、前記固定接点に当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転することを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点は、前記回転軸方向が長手方向となり、前記固定接点に先端が当接する棒状体であることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点は、前記固定接点が、離隔状態から当接し、更に当接方向へ押込可能に形成されており、当接の開始以降の押込過程において、前記固定接点が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点に固定された回転カムと、前記回転カムに対して前記固定接点が当接する側の反対側に配置され、前記回転カムと係合可能に形成された固定カムと、前記固定カムを前記回転カム側へ付勢する付勢部材(押圧付勢部材)とを備え、前記可動接点は、前記回転カム及び固定カムが係合した状態で前記付勢部材からの付勢及び前記固定接点からの押圧を受けることによる前記回転カムの回転に連動して、前記回転軸を中心に回転するようにしてあることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点に固定された回転カムと、前記回転カムに対して前記固定接点が当接する側の反対側に配置され、前記回転カムと係合可能に形成された固定カムと、前記可動接点を前記固定接点側へ付勢する付勢部材(押圧付勢部材)とを備え、前記可動接点は、前記回転カム及び固定カムが係合した状態で前記押圧付勢部材の付勢に抗して前記固定接点から押圧を受けることによる前記回転カムの回転に連動して、前記回転軸を中心に回転するようにしてあることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点を収容し、前記固定接点が当接する方向が開口した筐体(内筐体)が、前記回転カムの回転範囲を規制する規制部を有することを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点に対し、押込過程における回転方向と逆方向に付勢する回転付勢部材を備えることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点を軸方向に挿嵌する回転カムと、前記回転カムに対して前記固定接点が当接する側の反対側に配置され、前記回転カムと係合可能に形成された固定カムと、前記可動接点を前記固定接点側へ付勢する付勢部材とを備え、前記可動接点及び回転カムは、互いに移動自在に係合する軸係合機構を有し、前記回転カムは、前記固定接点からの押圧を受けて、前記固定カムとの係合により、回転するようにしてあり、前記可動接点は、前記軸係合機構により、前記回転カムの回転に連動して、前記回転軸を中心に回転するようにしてあることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記軸係合機構は、前記可動接点の側部に突設された係合突起と、前記回転カムの内周面に軸方向に沿って刻設された係合溝とを有し、前記係合突起は、前記係合溝に係合し、前記係合溝に沿って移動可能に配置されていることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記回転カムに対し、押込過程における回転方向と逆方向に付勢する回転付勢部材を備えることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点を軸方向に挿嵌し、前記可動接点を移動自在に保持する保持部材と、前記可動接点を前記固定接点側へ付勢する付勢部材とを備え、前記可動接点及び保持部材は、互いに係合し、前記可動接点の移動を案内する軸案内機構を有し、前記可動接点は、前記固定接点からの押圧を受けて、前記軸案内機構に案内されて、前記回転軸を中心に回転するようにしてあることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記軸案内機構は、前記可動接点の側部に突設された係合突起と、前記保持部材の内周面に刻設された係合溝とを有し、前記係合溝は、軸方向に対して略螺旋状に刻設された部位を有し、前記係合突起は、前記係合溝に係合し、前記係合溝に沿って移動することにより、前記可動接点が回転することを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点は、当接の開始以降の押込の全過程のうち、回転しない過程を含むことを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点を収容し、前記固定接点が当接する方向が開口した筐体(外筐体)と、前記筐体の開口を開閉可能な蓋体とを備えることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点に、前記固定接点が当接したことを検出する当接検出部を備えることを特徴とする。
また、前記接点装置において、前記可動接点は、複数であることを特徴とする。
更に、本願記載の給電システムは、二次電池と、前記二次電池に給電可能な給電装置とを備える給電システムであって、前記二次電池に電気的に接続された固定接点と、前記接点装置と備え、前記給電装置は、前記接点装置に電気的に接続されており、前記接点装置が備える前記可動接点は、前記二次電池に電気的に接続された固定接点を、外部の固定接点として当接可能であることを特徴とする。
また、前記給電システムにおいて、前記接点装置は、前記可動接点の少なくとも当接部位を収容し、かつ前記固定接点が挿入可能な収容部を有し、前記固定接点は、前記収容部に挿入することにより、前記可動接点に当接するようにしてあり、前記固定接点は、前記収容部内で、前記可動接点に当接した状態で、前記収容部内の内壁との間を塞ぐ密閉部材を備えることを特徴とする。
また、前記給電システムにおいて、前記二次電池及び固定接点は、移動体に搭載されており、前記給電装置は、前記移動体を保持可能であることを特徴とする。
本願記載の接点装置及び給電システムでは、可動接点及び固定接点が当接した状態での回転により、接触部位をワイピングする。
本発明に係る接点装置及び給電システムは、可動接点及び固定接点が当接した状態で回転する。当接した状態での回転により、可動接点及び固定接点は互いに摺動するため、可動接点及び固定接点の接触部位を互いにワイピングすることになり、経時劣化を抑制し、信頼性を高めることが可能である等、優れた効果を奏する。
本願記載の給電システムの一例を示す概略外観斜視図である。 本願記載の給電システムが備える給電装置の一部の例を示す概略外観斜視図である。 本願記載の給電システムが備える移動体の一部及び固定接点、並びに接点装置の配置の一例を示す概略模式図である。 本願記載の給電システムが備える固定接点及び接点装置の外観の一例を示す概略外観斜視図である。 本願記載の給電システムが備える固定接点及び接点装置の外観の一例を示す概略外観斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点の一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点の一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点、及び固定接点の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の給電システムが備える接点装置の一例を示す外観斜視図である。 本願記載の給電システムが備える接点装置の一例を示す外観斜視図である。 本願記載の給電システムが備える接点装置の一例を示す外観斜視図である。 本願記載の給電システムが備える接点装置の一例を示す外観斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点の一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点、及び固定接点の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点及び内筐体の一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載の接点装置が備える回転カムの一例を示す概略外観図である。 本願記載の接点装置が備える回転カムの一例を示す概略外観図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点及び内筐体の一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点及び内筐体の一例を示す概略断面図である。 本願記載の接点装置が備える回転カムの外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点及び内筐体の一例を示す概略分解斜視図である。 本願記載の接点装置が備える可動接点の保持部材の一例を示す概略図である。
<適用例>
本願記載の給電システムは、例えば、電動アシスト自転車等の電動装置を備える移動体及び移動体に対して給電可能な給電装置に対して適用される。以下では、図面を参照しながら、電動アシスト自転車等の移動体1が備える接点装置4及び給電システムを例示して説明する。
<第1実施形態>
<給電システム>
図1は、本願記載の給電システムの一例を示す概略外観斜視図である。本願記載の給電システムは、電動装置が搭載された電動アシスト自転車等の移動体1と、移動体1を保持可能な駐輪スタンド型の給電装置2とを備えている。移動体1は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等の二次電池10を備え、更に二次電池10を充電するための後述する固定接点3(図3等参照)が取り付けられている。給電装置2には、移動体1の固定接点3が当接可能に構成された後述する可動接点40(図6等参照)を備えた接点装置4(図2等参照)が取り付けられている。そして、移動体1は、給電装置2として使用可能な駐輪スタンドに前輪11を固定して保持させることにより、固定接点3を、給電装置2に取り付けられた接点装置4の可動接点40に当接させて、電気的に接続し、給電装置2から給電を受けることが可能となる。図1では、2台の移動体1を保持可能な給電装置2を例示しているが、本願記載の給電装置2は、1台のみの移動体1を保持可能であっても、3台以上の移動体1を保持可能であっても良い。
図2は、本願記載の給電システムが備える給電装置2の一部の例を示す概略外観斜視図である。図2は、給電装置2を、駐輪の際に移動体1を移動させる方向からの視点で示している。給電装置2は、駐輪された状態の移動体1の前輪11の左右に配置され、前輪11を含む移動体1全体を保持する保持壁20を備えている。移動体1の進行方向に向かって右側の保持壁20には、接点装置4が配設されており、接点装置4には、給電装置2が備える図示しない電源が接続されている。
<各装置の構造>
図3は、本願記載の給電システムが備える移動体1の一部及び固定接点3、並びに接点装置4の配置の一例を示す概略模式図である。図3は、移動体1を、給電装置2に保持させるべく移動させている状態を、移動体1の右側からの視点で示しており、移動体1、固定接点3、接点装置4等の構成を模式的に示している。移動体1の前輪11を回動可能に支持するフロントフォーク12には、固定接点3が、取付部材30に保持された状態で取り付けられており、固定接点3の端子部31は、二次電池10に電気的に接続されている。取付部材30によりフロントフォーク12に取り付けられた固定接点3は、接点装置4が備える可動接点40と当接することにより、給電装置2からの給電に基づく二次電池10への充電が可能となる。給電装置2は、移動体1を保持させるべく移動すると、固定接点3が所定の当接方向から、接点装置4が備える可動接点40に当接するように配設されている。そして、移動体1を給電装置2に保持させることにより、移動体1に取り付けられた固定接点3が、接点装置4が備える可動接点40に当接し、給電装置2からの給電が可能となる。
図4及び図5は、本願記載の給電システムが備える固定接点3及び接点装置4の外観の一例を示す概略外観斜視図である。図4は、移動体1の左斜め後方からの視点で示しており、図5は、移動体1の左斜め前方からの視点で示している。図4及び図5では、向かって右側に移動体1に取り付けられた固定接点3が示され、左側に給電装置2に取り付けられた接点装置4が示されている。移動体1及び給電装置2については、記載を省略している。
固定接点3は、二次電池10に接続される端子部31と、可動接点40が嵌まるようにして当接する半球状に凹んだ接点部32とを備えるプラグであり、取付部材30により移動体1に取り付けられている。また、固定接点3には、弾性を有するゴム等の素材で形成されたリング状をなすパッキン等の密閉部材33が取り付けられている。本願では、4本のプラグにて構成される固定接点3を取付部材30により取り付ける形態を例示している。
接点装置4は、略直方体状をなす外筐体(筐体)41を備えている。なお、図4及び図5では、向かって手前左側の面が開いているように記載されているが、当該面は、給電装置2に取り付けられた方向であるため、外筐体41内が外部に露出しているものではない。外筐体41内には、可動接点40が収容されている。可動接点40は、二次電池10に接続される端子部400と、固定接点3に嵌まるようにして当接する半球状に突出した接点部401(図6等参照)とを備えている。可動接点40の端子部400は、固定板42により外筐体41内に固定されており、更に、外筐体41内に固定された内筐体(筐体)43内に固定されている。内筐体43には、可動接点40を収容する収容部43aが形成されている。収容部43aは、固定接点3の当接方向に対して貫通する貫通孔として形成されている。可動接点40は、収容部43aに挿入されており、可動接点40のうち、少なくとも固定接点3が当接する当接部位となる接点部401(図6等参照)は、収容部43a内に収容されている。固定接点3が可動接点40と当接する場合、固定接点3の接点部32は、可動接点40の接点部401と収容部43a内で収容された状態で当接する。そして、収容部43a内で当接した状態において、固定接点3に取り付けられた密閉部材33は、収容部43aの内壁との間を塞ぐように配置される。なお、可動接点40は収容部43a内に挿入されているため、可動接点40の端子部400のみが内筐体43から露出している。本願では、外筐体41内に4本のプラグにて構成される可動接点40を内筐体43にて固定する形態を例示している。
外筐体41は、固定接点3が当接する方向の面が開口しており、開口を開閉可能な蓋体410が開閉可能に取り付けられている。図4及び図5では、開口が開いた状態を示している。外筐体41の開口に取り付けられた蓋体410は、開口を閉じる方向に付勢されている。なお、外筐体41の開口に対向する取付部材30の面の形状は、開口の内側に嵌合するように形成されている。そして、外筐体41の開口に、固定接点3を押し込むことにより、開口に取付部材30が嵌合し、固定接点3は、外筐体41内の可動接点40に当接する。
固定接点3が外筐体41内に嵌合していない場合、付勢された蓋体410が外筐体41の開口を閉じている。従って、外筐体41の開口が閉じられることにより、接点装置4内に収容されている可動接点40に、外部の塵埃、雨水等の異物が付着して経時劣化することを防止する。また、外筐体41の蓋体410が開き、固定接点3が押し込まれた場合、外筐体41の開口は取付部材30にて塞がれるため、接点装置4内に収容されている可動接点40に外部の塵埃、雨水等の異物が付着して経時劣化することを防止する。また、固定接点3の接点部32は、可動接点40の接点部401と収容部43a内で収容された状態で当接するので、充電中に収容部43a内に塵埃、雨水等の異物が入り込んだとしても、密閉部材33により、接点部32、401まで到達することを防止し、異物が付着して経時劣化することを防止する。
更に、接点装置4は、可動接点40に固定接点3が当接したことを検出する当接検出部44を備えている。当接検出部44は、固定接点3が押し込まれる当接方向に沿って移動可能に配設され、外筐体41の開口側へ付勢されるピン状の検出アクチュエータ440と、検出アクチュエータ440が押し込まれたことを検出するレバー4410を有するマイクロスイッチ441とを備えている。
可動接点40の構造について説明する。図6及び図7は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40の一例を示す概略分解斜視図である。図6は、可動接点40を端子部400側からの視点の斜視図として示しており、図7は、可動接点40を固定接点3に当接する接点部401側からの視点の斜視図として示している。可動接点40は、一端側が端子部400で他端側が接点部401となる棒状体402と、回転付勢部材404、回転カム405、固定カム406、押圧付勢部材407等の各種部材とを備えている。
棒状体402は、一端が端子部400として形成され、他端が接点部401として形成された金属導体である。棒状体402は、固定接点3が当接する当接方向が長手方向となるように配置されている。端子部400の先端は、半球状に突出しており、固定接点3の接点部32の凹部と嵌合するように形成されている。端子部400は、平板状に突設し、配線用の孔が開設されている。接点部401の近傍には棒状体402を周回する円板状をなす係止板403が形成されている。係止板403の接点部401側の面には、回転付勢部材404を係止するための第1係止穴403aが穿設されている。係止板403の端子部400側の面には、回転カム405を係止するための第2係止穴403bが2箇所穿設されている。
本願記載の接点装置4では、十分な太さを有する金属製の棒状体402の先端を接点部401とすることにより、例えば、金属薄板を用いて接点を形成する場合と比べ、耐久性を向上させることが可能である。
回転付勢部材404は、ねじりコイルバネ等の部材を用いて構成されており、係止板403の接点部401側で、棒状体402を巻回するように配設されている。回転付勢部材404の端子部400側の先端は、係止板403の第1係止穴403aに挿入された状態で係止されており、回転付勢部材404の接点部401側の先端は、内筐体43に係止されている。このように構成された回転付勢部材404は、棒状体402の長手方向を回転軸として、棒状体402が回転軸を中心に回転するように付勢する。
回転カム405は、中央に略円形状の開口を有する略円板状をなし、中央の開口に棒状体402が挿通され、係止板403の端子部400側に配置されている。回転カム405の係止板403側の面には、2本の係止ピン405aが突設されている。回転カム405に突設された係止ピン405aは、係止板403の第2係止穴403bに挿入された状態で係止されている。回転カム405の端子部400側の面には、周方向への傾斜が4箇所形成された端面カム405bが形成されている。
固定カム406は、中央に略円形状の開口を有する略円板状をなす円板部4060に、略円筒状をなす円筒部4061を中心軸が一致するように取り付けた形状をなしており、中央の開口に棒状体402が挿通され、回転カム405の端子部400側に円板部4060が対向するように配置されている。固定カム406の回転カム405側の面には、周方向への傾斜が4箇所形成された端面カム406aが形成されている。また、固定カム406の円板部4060の周囲には、案内突起406bが4箇所形成されている。円板部4060の案内突起406bは、内筐体43の収容部43aの内壁に形成された軸方向に延びる図示しない案内溝に係合するように形成されている。円板部4060の案内突起406bが収容部43aの内壁の案内溝に係合することにより、固定カム406は、周方向への回転が規制され、軸方向へ移動のみとなる。即ち、第1実施形態に係る固定カム406は、完全に固定されているのではなく、軸方向への移動は可能であるが、周方向への回転が規制された直動固定カムである。
押圧付勢部材407は、圧縮コイルバネ等の部材を用いて構成されており、固定カム406の円筒部4061の周囲を巻回するように配置されている。押圧付勢部材407は、一端側が固定板42に固定されており、他端側が固定カム406の円板部4060における端子部400側の面に当接し、固定カム406を接点部401側へ押圧している。
<動作>
以上のように構成された可動接点40の動作について説明する。図8は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40、及び固定接点3の一例を示す概略斜視図である。図8は、固定接点3が可動接点40に当接する際の動作について示している。固定接点3は、図中細線矢印で示す当接方向で可動接点40に当接する。固定接点3の接点部32は、離隔状態から、可動接点40の接点部401に当接し、更に、当接方向へ可動接点40を押し込む。可動接点40は、固定接点3が当接した状態で当接方向に押し込まれることにより、棒状体402が当接方向に移動し、棒状体402に形成された係止板403により、回転カム405及び固定カム406が押圧付勢部材407の付勢力に抗して当接方向に移動する。押圧付勢部材407は、移動方向の反対側へ固定カム406を押圧するため、係止板403と押圧付勢部材407との間に位置する回転カム405及び固定カム406は、両側からの押圧を受けることになる。両側から押圧を受けた回転カム405及び固定カム406は、回転カム405の端面カム405b及び固定カム406の端面カム406aが係合し、互いに周方向への回転応力を受けることになる。固定カム406の回転は、案内溝に係合する案内突起406bにより規制されているため、図中白抜き矢印で示すように回転カム405が周方向に回転する。回転カム405は、棒状体402に形成された係止板403に係止されているため、回転カム405に連動して棒状体402も回転する。従って、可動接点40は、固定接点3が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転することになる。この場合の固定接点3の回転方向は、回転付勢部材404の付勢方向の反対方向となる。
当接状態にある可動接点40は、固定接点3の凹部に嵌合しているため、それぞれの接点は接触面積が大きい状態で互いに摺動することになる。可動接点40及び固定接点3が当接した状態で摺動することにより、互いに接触部位をワイピングすることになる。これにより、本願記載の接点装置4は、可動接点40及び固定接点3に付着した塵埃、雨水、錆、被膜等の異物を除去し、経時劣化を抑制することが可能となる。
固定接点3が、当接方向の反対方向に移動し、当接状態での押圧が解除された場合、可動接点40の回転カム405及び固定カム406が離隔する。回転カム405は、固定カム406から離隔すると、回転付勢部材404の付勢力により、回転カム405が当接時と反対方向に回転し、元の位置に復帰する。
次に、固定接点3が接点装置4に接続される際の動作について説明する。図9乃至図12は、本願記載の給電システムが備える接点装置4の一例を示す外観斜視図である。図9乃至図12では、接点装置4の動作を視認できるように、内筐体43の一部を透過して示している。また、図11及び図12については、接点装置4に加えて、固定接点3も示している。
図9は、給電装置2に移動体1が保持されていない状態、即ち、接点装置4と固定接点3とが離隔している状態を示している。接点装置4と固定接点3とが離隔している状態においては、蓋体410が閉じられている。接点装置4が取り付けられた給電装置2は、野外に設置される場合もあるが、移動体1が保持されていない離隔状態において、接点装置4の外筐体41は蓋体410により塞がれている。従って、本願記載の接点装置4は、可動接点40の接点部401に、塵埃、雨水等の異物が付着することを抑制することが可能である。
図10は、図9に示す状態から、蓋体410が、外筐体41の内側に揺動し、開口が開いた状態を示している。例えば、移動体1に取り付けられた固定接点3が、蓋体410に当接して押圧することにより、図中白抜き矢印で示すように蓋体410が開き、固定接点3を接点装置4内に挿入させることが可能となる。
図11は、図10に示す状態から、固定接点3が差し込まれた状態を示している。給電装置2に移動体1を保持させる過程において、図11に示す状態が発生する。固定接点3の取付部材30は、接点装置4の外筐体41内に挿通可能に形成されている。外筐体41内に固定接点3を挿通することにより、接点装置4の可動接点40と、固定接点3とが当接するための位置決めがなされるので、各固定接点3は、それぞれ対応する可動接点40に対向する位置に配置される。
図12は、図11に示す状態から、固定接点3が、接点装置4の内筐体43に形成された収容部43aに挿通し、可動接点40に当接し、更に、押圧した状態を示している。固定接点3が完全に挿通され、可動接点40と当接することにより、接点装置4が備える当接検出部44の検出アクチュエータ440が、固定接点3の取付部材30に押圧される。検出アクチュエータ440は、押圧により当接方向へ移動し、マイクロスイッチ441のレバー4410を押圧する。レバー4410が押圧されることにより、マイクロスイッチ441は、可動接点40に固定接点3が当接したことを検出し、給電装置2に対して給電を許可する給電許可信号を出力する。給電装置2は、給電許可信号の入力を受け、接点装置4の可動接点40、可動接点40に当接している固定接点3を介して、移動体1が備える二次電池10への給電を開始する。
以上のようにして、本願記載の給電システムは、固定接点3が確実に可動接点40に当接している場合に給電を許可することになるので、信頼性を向上させることが可能である。なお、当接検出部44による当接だけでなく、蓋体410の開閉を検出するセンサを取り付け、蓋体410の開閉状態も給電許可条件として設定することも可能である。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態において、可動接点40の構成が異なる形態である。なお、以降の説明において、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
図13は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40の一例を示す概略分解斜視図である。第2実施形態に係る接点装置4の可動接点40は、端子部400及び接点部401を有する棒状体402、回転付勢部材404、回転カム405、固定カム406、押圧付勢部材407等の各種部材を備えている。
第2実施形態において、圧縮コイルバネを用いた押圧付勢部材407は、回転カム405及び固定カム406の内側に挿通され、棒状体402の周囲を巻回するように配設されており、棒状体402に形成された係止板403の端子部400側の面に当接している。
回転カム405は、係止板403の端子部400側の面に係止されている。回転カム405の端子部400側の面には、周方向への傾斜が4箇所形成された端面カム405bが形成されている。
固定カム406は、略円筒状をなす円筒部4061を備えており、固定カム406の回転カム405側の面には、周方向への傾斜が4箇所形成された端面カム406aが形成されている。また、反対側の面は、固定板42に固定されている。
図14は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40、及び固定接点3の一例を示す概略斜視図である。図14(a)は、可動接点40及び固定接点3が離隔した状態を示しており、図14(b)は、可動接点40に固定接点3が当接し、当接方向に押し込んでいる状態を示している。
固定接点3の接点部32は、図14(a)に示す離隔状態から、可動接点40の接点部401に当接し、図14(b)に示すように、更に当接方向へ可動接点40を押し込む。可動接点40は、固定接点3が当接した状態で当接方向に押し込まれることにより、棒状体402が当接方向に移動し、棒状体402に形成された係止板403により、回転カム405及び固定カム406が押圧付勢部材407の付勢力に抗して当接方向に移動する。押圧付勢部材407は、移動方向の反対側へ固定カム406を押圧するため、係止板403と押圧付勢部材407との間に位置する回転カム405及び固定カム406は、両側からの押圧を受けることになる。両側から押圧を受けた回転カム405及び固定カム406は、回転カム405の端面カム405b及び固定カム406の端面カム406aが係合し、互いに周方向への回転応力を受けることになる。固定カム406は固定板42に固定されているため、回転カム405が周方向に回転し、回転カム405に連動して棒状体402も回転する。従って、可動接点40は、固定接点3が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転することになる。この場合の固定接点3の回転方向は、回転付勢部材404の付勢方向の反対方向となる。
固定接点3が、当接方向の反対方向に移動し、当接状態での押圧が解除された場合、押圧付勢部材407の付勢力により、係止板403が押圧されて、棒状体402及び棒状体402に係止された回転カム405が当接方向と反対方向に移動する。回転カム405が当接方向と反対方向に移動することにより、回転カム405が固定カム406から離隔する。回転カム405は、固定カム406から離隔すると、回転付勢部材404の付勢力により、回転カム405の当接時と反対方向に回転し、元の位置に復帰する。
このように第2実施形態では、押圧付勢部材407の付勢力により、回転カム405が可動部材の当接方向と反対方向へ押圧されるため、固定接点3を外した場合における回転カム405及び固定カム406の復帰動作が安定する。
<第3実施形態>
第3実施形態は、第2実施形態において、回転カム405の回転範囲を規制する形態である。なお、以降の説明において、第1実施形態又は第2実施形態と同様の構成については、前述の実施形態を参照するものとし、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図15は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40及び内筐体43の一例を示す概略分解斜視図である。第3実施形態に係る接点装置4の可動接点40は、端子部400及び接点部401を有する棒状体402、回転付勢部材404、回転カム405、固定カム406、押圧付勢部材407等の各種部材を備えており、内筐体43の収容部43a内に収容されている。
第3実施形態において、棒状体402及び固定カム406は、回転カム405の側面に設けられた2本の嵌着片405cが、棒状体402の係止板403の側面に刻設された嵌着溝403cに嵌着し、嵌着片405cにて係止板403を挟み込むようにして結合している。
可動接点40を収容する内筐体43は、前述の実施形態同様に、固定接点3が当接する方向の面が開口しており、開口を開閉可能な蓋体410が開閉可能に取り付けられている。また、内筐体43の収容部43aの内壁面には、回転カム405の回転範囲を規制する規制部として規制凹部43bが凹設されている。
回転カム405の回転範囲の規制について更に説明する。図16は、本願記載の接点装置4が備える回転カム405の一例を示す概略外観図である。図16(a)は、回転カム405の外観を斜め上方からの視点で示す概略斜視図であり、図16(b)は、回転カム405の外観を上方からの視点で示す概略平面図である。図17は、本願記載の接点装置4が備える回転カム405の一例を示す概略外観図である。図17(a)及び図17(b)は、内筐体43の外観をそれぞれ角度の異なる斜め上からの視点で示す概略斜視図であり、図17(b)は、内筐体43内部の収容部43aの形状を破線で示している。
回転カム405の側面には、内筐体43の規制凹部43bと係合する規制突起405dが突設されている。可動接点40を内筐体43内に収容することにより、回転カム405の規制突起405dは、可動接点40の内筐体43内の規制凹部43b内に遊嵌する。回転カム405は、内筐体43の収容部43a内に収容された状態で回転するが、規制突起405dが規制凹部43bの壁面に当接するため、規制突起405dと規制凹部43bとの係合により、回転カム405の回転範囲は規制される。回転カム405は、嵌着片405cにて棒状体402の嵌着溝403cと結合しているため、回転カム405の回転範囲が規制されることにより、棒状体402の回転範囲も規制される。
回転カム405の回転範囲を規制することにより、回転カム405に対して回転軸を中心として回転するように付勢する回転付勢部材404にプリロードをかけることが可能となる。ねじりコイルバネを用いて構成された回転付勢部材404は、押込過程における回転方向と逆方向に付勢しており、固定接点3が可動接点40に当接していない回転角が0の場合に、回転方向の荷重が最小となる。回転方向の荷重の最小値が0となると、ぐらつきが生じる恐れがある。第3実施形態に係る接点装置4は、回転カム405の回転範囲を規制して、回転方向の荷重の最小値が0とならないように回転付勢部材404にプリロードをかけることにより、ぐらつきの発生を抑制し、安定させることが可能となる。
第3実施形態では、内筐体43の内壁面に回転カム405の回転範囲を規制する規制部として規制凹部43bを凹設し、回転カム405の側面に規制突起405dを突設する形態を示したが、回転カム405の回転範囲を規制することが可能であれば様々な形態に展開することが可能です。例えば、内筐体43側の規制部として突部を形成し、回転カム405側に突部と係合する凹部を形成する等、様々な形態に展開することが可能である。
<第4実施形態>
第4実施形態は、第3実施形態等において、可動接点40に回転カム405を固定して、回転カム405と共に可動接点40を回転させるのではなく、可動接点40及び回転カム405を互いに移動自在に係合させることにより、可動接点40を回転させる形態である。なお、以降の説明において、第1実施形態乃至第3実施形態のいずれかと同様の構成については、前述の実施形態を参照するものとし、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図18は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40及び内筐体43の一例を示す概略分解斜視図であり、図19は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40及び内筐体43の一例を示す概略断面図であり、図20は、本願記載の接点装置4が備える回転カム405の外観の一例を示す概略斜視図である。図20では、回転カム405の内部の形状を破線で示している。第4実施形態に係る接点装置4の可動接点40は、端子部400及び接点部401を有する棒状体402、回転付勢部材404、回転カム405、固定カム406、押圧付勢部材407等の各種部材を備えており、内筐体43内に収容されている。押圧付勢部材407としては、可動接点40の棒状体402を固定接点3側へ付勢する第1押圧付勢部材407A、及び固定カム406を回転カム405側へ付勢する第2押圧付勢部材407Bの2本を備えている。
第4実施形態において、可動接点40の棒状体402を周回する円板状をなす係止板403は、図19の断面図に示すように、固定カム406の内部に収容され、固定カム406の上底部分の内側に当接可能に形成されている。そして、可動接点40の係止板403は、固定カム406の上底部分に当接するように第1押圧付勢部材407Aにより、当接する固定接点3側へ付勢されている。
回転カム405は、回転付勢部材404により、押込過程における回転方向と逆方向に付勢されており、第2押圧付勢部材407Bにより、当接する固定接点3側へ付勢されている。
可動接点40及び回転カム405は、互いに移動自在に係合する軸係合機構を備えている。可動接点40は、軸係合機構として、棒状体402の側部に係合突起402aが突設されており、回転カム405は、軸係合機構として、内周面に軸方向に沿って直線状に係合溝405eが刻設されている。係合突起402aは、棒状体402の側部の接点部401に近い位置に突設されており、回転カム405の係合溝405eに係合する。係合突起402aが係合溝405eに係合することにより、可動接点40及び回転カム405は、相対的に軸方向に移動可能に係合することになる。
以上のように構成された可動接点40について、固定接点3が当接する場合の動作を説明する。固定接点3が可動接点40に当接し、更に、当接方向へ可動接点40を押し込む。固定接点3は、半球状に凹んだ接点部32を有しており、固定接点3の接点部32に可動接点40の接点部401が嵌まった状態で当接する。固定接点3は、可動接点40に当接した状態から可動接点40を当接方向へ押し込むことにより、可動接点40の棒状体402は回転カム405内に入り込むように移動する。更に、固定接点3が可動接点40を押し込むことにより、固定接点3の接点部32の周縁が回転カム405の固定接点3側の面に当接し、可動接点40と共に回転カム405も押し込むことになる。回転カム405が押し込まれると、回転カム405の端面カム405b及び固定カム406の端面カム406aが係合し、互いに周方向への回転応力を受けることになる。第4実施形態において、固定カム406は、内筐体43内で固定されているため、回転応力を受けて回転カム405が周方向に回転する。回転カム405が周方向に回転すると、回転カム405の係合溝405eに係合している係合突起402aにも周方向に回転する力が加わるため、係合突起402aへの回転応力により可動接点40が周方向に回転する。そして、固定接点3が離れると、回転付勢部材404、第1押圧付勢部材407A及び第2押圧付勢部材407Bの付勢力により、可動接点40及び回転カム405は元の位置に復帰する。
以上のように、回転カム405は、固定接点3からの押圧を受けて、固定カム406との係合により、回転するようにしてあり、可動接点40は、軸係合機構により、回転カム405の回転に連動して、回転軸を中心に回転する。可動接点40の回転範囲は、回転カム405により規制されるため、回転付勢部材404にプリロードをかけることが可能となる。第4実施形態において、固定接点3が可動接点40に当接してから、回転カム405に当接するまでの間は、回転カム405が回転しないため、固定接点3が回転することはない。即ち、可動接点40は、当接の開始以降の押込の全過程のうち、回転しない過程を含む。可動接点40の回転は、当接した状態で回転し、摺動することにより、互いに接触部位をワイピングすることを目的としているため、ワイピングに十分な回転を得られるのであれば、押込の全過程で回転する必要は無い。
第4実施形態では、可動接点40及び回転カム405が互いに移動自在に係合する軸係合機構として、可動接点40に係合突起402aが突設され、回転カム405に係合溝405eが刻設された形態を例示したが、軸係合機構は様々な形態で実現することが可能である。例えば、軸係合機構として、可動接点40側に係合溝405eを刻設し、回転カム405側に係合突起402aを突設する等、様々な形態に展開することが可能である。
<第5実施形態>
第5実施形態は、第4実施形態において、カムを使わずに可動接点40を回転させる形態である。なお、以降の説明において、第1実施形態乃至第4実施形態のいずれかと同様の構成については、前述の実施形態を参照するものとし、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図21は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40及び内筐体43の一例を示す概略分解斜視図である。第5実施形態に係る接点装置4の可動接点40は、端子部400及び接点部401を有する棒状体402、押圧付勢部材407、保持部材408等の各種部材を備えており、内筐体43内に収容されている。押圧付勢部材407としては、可動接点40の棒状体402を固定接点3側へ付勢する押圧付勢部材407を備えている。押圧付勢部材407は、可動接点40の係止板403に当接し、可動接点40を固定接点3側へ付勢している。
図22は、本願記載の接点装置4が備える可動接点40の保持部材408の一例を示す概略図である。図22(a)は、保持部材408の外観を斜め上方からの視点で示す概略斜視図であり、図22(b)は、回転カム405のA-B方向の断面を示す概略断面図である。図22(a)及び図22(b)において、隠れた形状は破線で示している。
保持部材408は、略円筒状をなし、中心軸部分に可動接点40の棒状体402が挿通可能な略円形状の開口を有し、外側面は三段階の階段状に形成されている。可動接点40及び保持部材408は、互いに係合し、可動接点40の移動を案内する軸案内機構を備えている。可動接点40は、軸案内機構として、棒状体402の側部に180度の間隔で2本の係合突起402aが突設されており、保持部材408は、軸案内機構として、内周面に180度の間隔で2条の係合溝408aが刻設されている。保持部材408の係合溝408aは、固定接点3側となる上底側から軸方向に沿って直線状に刻設され、途中から屈曲して軸方向に対して略螺旋状となるように刻設されている。可動接点40の係合突起402aは、棒状体402に形成された係止板403に対して保持部材408側に突設されており、係合溝408aに係合し、係合溝408aに沿って移動する。
以上のように構成された可動接点40について、固定接点3が当接する場合の動作を説明する。固定接点3が可動接点40に当接し、更に、当接方向へ可動接点40を押し込む。固定接点3は、可動接点40からの押圧を受けて押圧付勢部材407に抗して押し込まれ、軸案内機構に案内されて移動する。軸案内機構は、軸方向に沿った直線状をなす部位から屈曲し、略螺旋状に屈曲する部位へと繋がっている。従って、可動接点40は、直線状に移動した後、棒状体402の中心軸となる回転軸を中心に回転しながら移動する。即ち、可動接点40は、当接の開始以降の押込の全過程のうち、回転しない過程を含む。可動接点40が回転することにより、固定接点3と当接した状態で回転し、摺動するため、互いに接触部位をワイピングする。
第5実施形態では、可動接点40及び保持部材408が互いに係合し、可動接点40の移動を案内する軸案内機構として、可動接点40に係合突起402aが突設され、保持部材408に係合溝408aが刻設された形態を例示したが、軸案内機構は様々な形態で実現することが可能である。例えば、軸案内機構として、可動接点40側に係合溝408aを刻設し、保持部材408側に係合突起402aを突設する等、様々な形態に展開することが可能である。
以上、第1実施形態乃至第5実施形態を例示して説明したように、本願記載の給電システム及び接点装置4は、可動接点40及び固定接点3が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転する。可動接点40及び固定接点3が当接した状態で回転し、摺動することにより、互いに接触部位をワイピングすることになる。これにより、本願記載の給電システム及び接点装置4は、可動接点40及び固定接点3に付着した塵埃、雨水、錆、被膜等の異物を除去し、経時劣化を抑制することが可能となる等、優れた効果を奏する。また、本願記載の給電システム及び接点装置4は、十分な太さを有する金属製の棒状体402の先端を接点部401とすることにより、例えば、金属薄板を用いて接点を形成する場合と比べ、耐久性を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。更に、本願記載の給電システム及び接点装置4は、外筐体41の開口を開閉可能な蓋体410を備えることにより、塵埃、雨水等の異物が付着することを防止することが可能である等、優れた効果を奏する。更に、本願記載の給電システムは、当接検出部44が、固定接点3及び可動接点40が当接を検出した場合に給電を許可するので、信頼性を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。
なお、従来から用いられているコネクタの接点としては、リーフ接点、チューニングフォーク接点、バッティング接点等の様々な種類があるが、数千回から1万回、更には数万回以上の挿抜を想定すると、耐久性の高いバッティング接点が好ましい。しかしながら、バッティング接点では、塵埃等の異物が接点に付着して導通不良を起こす恐れもある。本願記載の接点装置4は、バッティング接点として使用可能な棒状体402を使用しながらも、ワイピング効果を有しているため、バッティング接点が有する耐久性に加え、導通不良の発生を抑制することが可能である。
本発明は、以上説明したそれぞれの実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施することが可能である。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の技術範囲は、請求の範囲によって説明するものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、第1実施形態乃至第5実施形態として例示した形態は、それぞれ独立して実施するだけでなく、適宜組み合わせることが可能である。
例えば、前記実施形態では、可動接点40及び固定接点3が当接した状態で、可動接点40が回転する形態を示したが、本発明はこれに限るものではなく、固定接点3が回転する形態、可動接点40及び固定接点3の双方がそれぞれ異なる方向に回転する形態等、様々な形態に展開することが可能である。また、可動接点40の接点部401の形状及び固定接点3の接点部32の形状は当接してワイピング可能な形状であれば適宜設計することが可能であり、例えば、平面状に形成する等、様々な形態に設計することが可能である。
また、例えば、前記実施形態では、移動体1として、電動アシスト自転車を使用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、電動アシスト自転車以外の自転車、自動二輪車、四輪車、更には、ドローン等の飛行体等、二次電池10を備える様々な移動体1に適用することが可能である。
更に、例えば、前記実施形態では、移動体1のフロントフォーク12に固定接点3を取り付ける形態を示したが、本発明はこれに限らず、電動アシスト自転車である移動体1の前カゴの下部等、様々な場所に取り付けることが可能である。
1 移動体
10 二次電池
2 給電装置
3 固定接点
32 接点部
33 密閉部材
4 接点装置
40 可動接点
401 接点部
402 棒状体
402a 係合突起(軸係合機構・軸案内機構)
404 回転付勢部材
405 回転カム
405b 端面カム
405d 規制突起
405e 係合溝(軸係合機構)
406 固定カム
406a 端面カム
407 押圧付勢部材(付勢部材)
407A 第1押圧付勢部材(付勢部材)
407B 第2押圧付勢部材(付勢部材)
408 保持部材
408a 係合溝(軸案内機構)
41 外筐体(筐体)
410 蓋体
43 内筐体(筐体)
43a 収容部
43b 規制凹部(規制部)
44 当接検出部

Claims (16)

  1. 外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置であって、
    前記可動接点は、
    前記固定接点が、離隔状態から当接し、更に当接方向へ押込可能に形成されており、
    当接の開始以降の押込過程において、前記固定接点が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    更に、
    前記可動接点に固定された回転カムと、
    前記回転カムに対して前記固定接点が当接する側の反対側に配置され、前記回転カムと係合可能に形成された固定カムと、
    前記固定カムを前記回転カム側へ付勢する付勢部材と
    を備え、
    前記可動接点は、
    前記回転カム及び固定カムが係合した状態で前記付勢部材からの付勢及び前記固定接点からの押圧を受けることによる前記回転カムの回転に連動して、前記回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    前記可動接点を収容し、前記固定接点が当接する方向が開口した筐体が、前記回転カムの回転範囲を規制する規制部を有する
    ことを特徴とする接点装置。
  2. 外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置であって、
    前記可動接点は、
    前記固定接点が、離隔状態から当接し、更に当接方向へ押込可能に形成されており、
    当接の開始以降の押込過程において、前記固定接点が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    更に、
    前記可動接点に固定された回転カムと、
    前記回転カムに対して前記固定接点が当接する側の反対側に配置され、前記回転カムと係合可能に形成された固定カムと、
    前記可動接点を前記固定接点側へ付勢する付勢部材と
    を備え、
    前記可動接点は、
    前記回転カム及び固定カムが係合した状態で前記付勢部材の付勢に抗して前記固定接点から押圧を受けることによる前記回転カムの回転に連動して、前記回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    前記可動接点を収容し、前記固定接点が当接する方向が開口した筐体が、前記回転カムの回転範囲を規制する規制部を有する
    ことを特徴とする接点装置。
  3. 外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置であって、
    前記可動接点は、
    前記固定接点が、離隔状態から当接し、更に当接方向へ押込可能に形成されており、
    当接の開始以降の押込過程において、前記固定接点が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    更に、
    前記可動接点に対し、押込過程における回転方向と逆方向に付勢する回転付勢部材を備える
    ことを特徴とする接点装置。
  4. 外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置であって、
    前記可動接点は、
    前記固定接点が、離隔状態から当接し、更に当接方向へ押込可能に形成されており、
    当接の開始以降の押込過程において、前記固定接点が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    更に、
    前記可動接点を軸方向に挿嵌する回転カムと、
    前記回転カムに対して前記固定接点が当接する側の反対側に配置され、前記回転カムと係合可能に形成された固定カムと、
    前記可動接点を前記固定接点側へ付勢する付勢部材と
    を備え、
    前記可動接点及び回転カムは、互いに移動自在に係合する軸係合機構を有し、
    前記回転カムは、前記固定接点からの押圧を受けて、前記固定カムとの係合により、回転するようにしてあり、
    前記可動接点は、前記軸係合機構により、前記回転カムの回転に連動して、前記回転軸を中心に回転するようにしてある
    ことを特徴とする接点装置。
  5. 請求項4に記載の接点装置であって、
    前記軸係合機構は、
    前記可動接点の側部に突設された係合突起と、
    前記回転カムの内周面に軸方向に沿って刻設された係合溝と
    を有し、
    前記係合突起は、前記係合溝に係合し、前記係合溝に沿って移動可能に配置されている
    ことを特徴とする接点装置。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の接点装置であって、
    前記回転カムに対し、押込過程における回転方向と逆方向に付勢する回転付勢部材を備える
    ことを特徴とする接点装置。
  7. 外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置であって、
    前記可動接点は、
    前記固定接点が、離隔状態から当接し、更に当接方向へ押込可能に形成されており、
    当接の開始以降の押込過程において、前記固定接点が当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    更に、
    前記可動接点を軸方向に挿嵌し、前記可動接点を移動自在に保持する保持部材と、
    前記可動接点を前記固定接点側へ付勢する付勢部材と
    を備え、
    前記可動接点及び保持部材は、互いに係合し、前記可動接点の移動を案内する軸案内機構を有し、
    前記可動接点は、前記固定接点からの押圧を受けて、前記軸案内機構に案内されて、前記回転軸を中心に回転するようにしてある
    ことを特徴とする接点装置。
  8. 請求項7に記載の接点装置であって、
    前記軸案内機構は、
    前記可動接点の側部に突設された係合突起と、
    前記保持部材の内周面に刻設された係合溝と
    を有し、
    前記係合溝は、軸方向に対して略螺旋状に刻設された部位を有し、
    前記係合突起は、前記係合溝に係合し、前記係合溝に沿って移動することにより、前記可動接点が回転する
    ことを特徴とする接点装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の接点装置であって、
    前記可動接点は、当接の開始以降の押込の全過程のうち、回転しない過程を含む
    ことを特徴とする接点装置。
  10. 外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置であって、
    前記可動接点は、
    前記固定接点が、所定の当接方向から当接するように配置されており、
    前記固定接点に当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    前記可動接点を収容し、前記固定接点が当接する方向が開口した筐体が、開口を開閉可能な蓋体を備える
    ことを特徴とする接点装置。
  11. 外部の固定接点が当接可能な可動接点を備える接点装置であって、
    前記可動接点は、
    前記固定接点が、所定の当接方向から当接するように配置されており、
    前記固定接点に当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    前記可動接点に、前記固定接点が当接したことを検出する当接検出部を備える
    ことを特徴とする接点装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の接点装置であって、
    前記可動接点は、
    前記回転軸方向が長手方向となり、前記固定接点に先端が当接する棒状体である
    ことを特徴とする接点装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の接点装置であって、
    前記可動接点は、複数である
    ことを特徴とする接点装置。
  14. 二次電池と、前記二次電池に給電可能な給電装置とを備える給電システムであって、
    前記二次電池に電気的に接続された固定接点と、
    請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の接点装置と
    を備え、
    前記給電装置は、前記接点装置に電気的に接続されており、
    前記接点装置が備える前記可動接点は、前記二次電池に電気的に接続された固定接点を、外部の固定接点として当接可能である
    ことを特徴とする給電システム。
  15. 二次電池と、前記二次電池に給電可能な給電装置とを備える給電システムであって、
    前記二次電池に電気的に接続された固定接点と、
    前記二次電池に電気的に接続された固定接点を、外部の固定接点として当接可能な可動接点を備える接点装置と
    を備え、
    前記接点装置が備える可動接点は、
    前記固定接点が、所定の当接方向から当接するように配置されており、
    前記固定接点に当接した状態で、当接方向を軸方向とする回転軸を中心に回転するようにしてあり、
    前記給電装置は、前記接点装置に電気的に接続されており、
    更に、
    前記接点装置は、
    前記可動接点の少なくとも当接部位を収容し、かつ前記固定接点が挿入可能な収容部を有し、
    前記固定接点は、前記収容部に挿入することにより、前記可動接点に当接するようにしてあり、
    前記固定接点は、
    前記収容部内で、前記可動接点に当接した状態で、前記収容部内の内壁との間を塞ぐ密閉部材を備える
    ことを特徴とする給電システム。
  16. 請求項14又は請求項15に記載の給電システムであって、
    記二次電池及び固定接点は、移動体に搭載されており、
    記給電装置は、前記移動体を保持可能である
    ことを特徴とする給電システム。
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