JP7110643B2 - 遅延調整装置 - Google Patents

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本発明は、複数の偏波信号の間に生じる遅延量を調整する遅延調整装置に関する。
例えば、デジタルマイクロ波通信装置において、同一周波数の互いに直交する2つの偏波面、垂直偏波(以下、V(Vertical)偏波)と水平偏波(H(Horizontal)偏波)を用いて信号の伝送を行う両偏波伝送方式が用いられている。両偏波伝送方式においては、V偏波とH偏波で同じ搬送波周波数を使用するため、偏波面の直交にずれがあると、異偏波の信号が自偏波にもれ込み干渉成分となり、信号の伝送品質の劣化を招くことになる。特に、多値変調方式の場合には、この影響は無視できないため受信側にて干渉成分を除去する必要がある。この干渉成分を除去する技術として、交差偏波干渉補償(XPIC:Cross Polarization Interference Canceller)が知られている。
上述したV/H偏波はそれぞれ独立したV/H偏波復調装置で復調される。このため、V偏波復調装置とH偏波復調装置との間で、双方向に異偏波信号を伝送する必要がある。上述したV偏波復調装置とH偏波復調装置との間での信号伝送手段として、例えばケーブルによるアナログ伝送が行われている。
また、特許文献1には、タップ係数と閾値との比較を行い、閾値より大きいタップ係数があるか否かに応じて自偏波の遅延時間を調整することにより、交差偏波干渉補償を行うことが記載されている。
また、特許文献2には、互いに異なる偏波側の復調回路の出力からクロック信号の位相を検出して制御信号を出力すること、制御信号によりクロック信号の位相を移相して、復調回路の出力のサンプリングタイミングを制御することが記載されている。
さらに、特許文献3には、それぞれの送信クロック信号に同期して互いに直交する偏波により送信された主偏波信号および異偏波信号を受信する際に、異偏波側から主偏波側へ交差干渉した異偏波信号成分を除去する交差偏波干渉補償装置が記載されている。
特開2017-139606号公報 特開平09-214461号公報 特開平05-211493号公報
しかしながら、上述した信号伝送手段として、FPGAまたはASICデバイスなどで実装可能なトランシーバを用いた高速シリアル伝送を用いた場合などでは、異偏波信号の処理遅延が大きくなるという問題がある。
ここで、復調処理を行う前の2つの偏波信号の遅延量のずれは、信号処理系の後段に位置する復調回路(等化器)で補償される。しかし、復調処理を行う前の回路処理で上記2つの偏波信号(自偏波信号と異偏波信号)の間に遅延量差があると補償能力のマージンが減少してしまう。このため、復調回路入力前の自偏波信号と異偏波信号の回路処理は、同じ遅延量にすることが要求される。また、回路ごとに手動による調整も可能であるが煩わしかった。
本発明の目的は、復調前の2つの偏波信号に生じうる遅延量差を適切に調整することが可能な遅延調整装置を提供することにある。
本発明の遅延量調整装置は、第1の復調装置により復調処理が行われる第1の偏波信号のテストパタンを示す第1のテストパタン信号を生成する信号生成部と、第2の偏波信号を復調する第2の復調装置に、前記第1のテストパタン信号を送信する送信処理部と、前記第1のテストパタン信号に対応して前記第2の復調装置から送り返される第1のテストパタン戻り信号を受信する受信処理部と、前記第1のテストパタン信号と、前記第1のテストパタン戻り信号とに基づいて、前記第1の偏波信号と前記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量を調整する調整部と、を備える。
本発明によれば、復調前の2つの偏波信号に生じうる遅延量差を適切に調整することが可能になる。なお、本発明により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信装置1の概略的な構成の一例を示す説明図である。 図2は、第1の実施形態に係る第1の遅延調整装置100の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係る第2の遅延調整装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。 図4は、第1の遅延調整装置100及び第2の遅延調整装置200の内部で行われる概略的な信号処理の例を示すブロック図である。 図5は、図4で示される各処理において、入力または出力される信号の概略的なデータ構造の例を示す図である。 図6は、第2の実施形態に係る遅延調整装置300の概略的な構成の例を示すブロック図である。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.本発明の実施形態の概要
2.無線通信装置1の構成
3.第1の実施形態
3.1.第1の遅延調整装置100の構成
3.2.第2の遅延調整装置200の構成
3.3.技術的特徴
3.4.実施例
4.第2の実施形態
4.1.遅延調整装置300の構成
4.2.技術的特徴
5.他の形態
<<1.本発明の実施形態の概要>>
まず、本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)技術的課題
例えば、デジタルマイクロ波通信装置において、同一周波数の互いに直交する2つの偏波面、垂直偏波(V偏波)と水平偏波(H偏波)を用いて信号の伝送を行う両偏波伝送方式が用いられている。両偏波伝送方式においては、V偏波とH偏波で同じ搬送波周波数を使用するため、偏波面の直交にずれがあると、異偏波の信号が自偏波にもれ込み干渉成分となり、信号の伝送品質の劣化を招くことになる。特に、多値変調方式の場合には、この影響は無視できないため受信側にて干渉成分を除去する必要がある。この干渉成分を除去する技術として、交差偏波干渉補償(XPIC:Cross Polarization Interference Canceller)が知られている。
上述したV/H偏波はそれぞれ独立したV/H偏波復調装置で復調される。このため、V偏波復調装置とH偏波復調装置との間で、双方向に異偏波信号を伝送する必要がある。上述したV偏波復調装置とH偏波復調装置との間での信号伝送手段として、ケーブルによるアナログ伝送が行われている。
しかしながら、当該信号伝送手段として、FPGAまたはASICデバイスなどで実装可能なトランシーバを用いた高速シリアル伝送が用いられる場合などでは、異偏波信号の処理遅延が大きくなるという問題がある。
ここで、復調処理を行う前の2つの偏波信号の遅延量のずれは、信号処理系の後段に位置する復調回路(等化器)で補償される。しかし、復調処理を行う前の回路処理で上記2つの偏波信号(自偏波信号と異偏波信号)の間に遅延量差があると補償能力のマージンが減少してしまう。このため、復調回路入力前の自偏波信号と異偏波信号の回路処理は、同じ遅延量にすることが要求される。また、回路ごとに手動による調整も可能であるが煩わしかった。
本実施形態の目的は、復調前の2つの偏波信号に生じうる遅延量差を適切に調整することが可能な遅延調整装置を提供することにある。
(2)技術的特徴
本発明の実施形態では、例えば、遅延調整装置は、第1の復調装置により復調処理が行われる第1の偏波信号のテストパタンを示す第1のテストパタン信号を生成し、第2の偏波信号を復調する第2の復調装置に、上記第1のテストパタン信号を送信し、上記第1のテストパタン信号に対応して上記第2の復調装置から送り返される第1のテストパタン戻り信号を受信し、上記第1のテストパタン信号と、上記第1のテストパタン戻り信号とに基づいて、上記第1の偏波信号と上記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量を調整する。
これにより、例えば、復調前の2つの偏波信号に生じうる遅延量差を適切に調整することが可能になる。
なお、上述した技術的特徴は本発明の実施形態の具体的な一例であり、当然ながら、本発明の実施形態は上述した技術的特徴に限定されない。
<<2.無線通信装置1の構成>>
図1を参照して、本発明の実施形態に係る無線通信装置1の構成の例を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線通信装置1の概略的な構成の一例を示す説明図である。図1を参照すると、無線通信装置1は、例えばV偏波信号を復調する第1の復調装置10と、例えばH偏波信号を復調する第2の復調装置20とを含む。
(1)第1の復調装置10
第1の復調装置10は、例えば、バンドパスフィルタ11、直交復調部12、A/D変換部13、第1の遅延調整装置100、及びトランシーバ14(以下、XCVR14とも呼ぶ)、及び復調部15を含む。また、第1の復調装置10は、パネルまたは、第1のパネルと呼んでもよい。
以上のような構成からなる第1の復調装置10では、例えば、各処理部が次のような処理を行う。
バンドパスフィルタ11は、V偏波信号に対応するRF信号に対してフィルタ処理を施すことによりV偏波信号に対応するIF信号に変換して、直交復調部12に出力する。直交復調部12は、上記IF信号を直交復調してA/D変換部13に出力する。A/D変換部13は、直交復調されたアナログのV偏波信号をデジタルのV偏波信号に変換して出力する。XCVR14は、例えば、FPGAまたはASICデバイスなどで実装可能なトランシーバであって、A/D変換部13から出力されたデジタルのV偏波信号を第2の復調装置20に送信し、後述するように第2の復調装置20から送信されるデジタルのH偏波信号を受信する。第1の遅延調整装置100は、A/D変換部13から出力されたデジタルのV偏波信号と、XCVR14を介して第2の復調装置20から受信したデジタルのH偏波信号との間に生じる遅延量を調整して、これら2つのデジタルの偏波信号(V偏波信号、及びH偏波信号)を復調部15に出力する。復調部15は、H偏波信号を用いて、V偏波信号を復調して外部に出力する。
(2)第2の復調装置20
第2の復調装置20は、例えば、バンドパスフィルタ21、直交復調部22、A/D変換部23、第2の遅延調整装置200、及びトランシーバ24(以下、XCVR24とも呼ぶ)、及び復調部25を含む。また、第2の復調装置20は、パネルまたは、第2のパネルと呼んでもよい。
以上のような構成からなる第2の復調装置20では、例えば、各処理部が次のような処理を行う。
バンドパスフィルタ21は、H偏波信号に対応するRF信号に対してフィルタ処理を施すことによりH偏波信号に対応するIF信号に変換して、直交復調部22に出力する。直交復調部22は、上記IF信号を直交復調してA/D変換部23に出力する。A/D変換部23は、直交復調されたアナログのH偏波信号をデジタルのH偏波信号に変換して出力する。XCVR24は、例えば、FPGAまたはASICデバイスなどで実装可能なトランシーバであって、A/D変換部23から出力されたデジタルのH偏波信号を第1の復調装置10に送信し、上述したように第1の復調装置10から送信されるデジタルのV偏波信号を受信する。第2の遅延調整装置200は、A/D変換部23から出力されたデジタルのH偏波信号と、XCVR24を介して第1の復調装置10から受信したデジタルのV偏波信号との間に生じる遅延量を調整して、これら2つのデジタルの偏波信号(V偏波信号、及びH偏波信号)を復調部25に出力する。復調部25は、V偏波信号を用いて、H偏波信号を復調して外部に出力する。
<<3.第1の実施形態>>
続いて、図2~図5を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。以下では、第1の遅延調整装置100及び第2の遅延調整装置200の具体的な機能について説明する。
<3.1.第1の遅延調整装置100の構成>
図2を参照して、第1の実施形態に係る第1の遅延調整装置100の構成の例を説明する。図2は、第1の実施形態に係る第1の遅延調整装置100の概略的な構成の例を示すブロック図である。図2を参照すると、第1の遅延調整装置100は、信号生成部110、送信処理部120、受信処理部130、及び調整部140を備える。なお、第1の遅延調整装置100は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、第1の遅延調整装置100は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。信号生成部110、送信処理部120、受信処理部130、及び調整部140の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば第1の遅延調整装置100(送信処理部120)は、A/D変換部13から出力されたX偏波信号を、XCVR14を介して第2の復調装置20に送信する処理を行う。また、第1の遅延調整装置100(受信処理部130)は、第2の復調装置20から送信されるH偏波信号を、XCVR14を介して受信する処理を行う。
第1の遅延調整装置100は、例えば、FPGAまたはASICデバイス内部にデジタル回路として実装される。
<3.2.第2の遅延調整装置200の構成>
図3を参照して、第1の実施形態に係る第2の遅延調整装置200の構成の例を説明する。図3は、第1の実施形態に係る第2の遅延調整装置200の概略的な構成の例を示すブロック図である。図3を参照すると、第2の遅延調整装置200は、信号生成部210、送信処理部220、受信処理部230、及び調整部240を備える。なお、第2の遅延調整装置200は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、第2の遅延調整装置200は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。信号生成部210、送信処理部120、受信処理部130、及び調整部140の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば第2の遅延調整装置200(送信処理部220)は、A/D変換部23から出力されたH偏波信号を、XCVR24を介して第1の復調装置10に送信する処理を行う。また、第2の遅延調整装置200(受信処理部230)は、第1の復調装置10から送信されるV偏波信号を、XCVR24を介して受信する処理を行う。
第2の遅延調整装置200は、例えば、FPGAまたはASICデバイス内部にデジタル回路として実装される。
<3.3.技術的特徴>
次に、第1の実施形態に係る技術的特徴について説明する。
第1の遅延調整装置100(信号生成部110)は、第1の復調装置10により復調処理が行われる第1の偏波信号(X偏波信号)のテストパタンを示す第1のテストパタン信号を生成する。そして、第1の遅延調整装置100(送信処理部120)は、第2の偏波信号(H偏波信号)を復調する第2の復調装置20に、上記第1のテストパタン信号を送信する。そして、第1の遅延調整装置100(受信処理部130)は、上記第1のテストパタン信号に対応して第2の復調装置20から送り返される第1のテストパタン戻り信号を受信する。そして、第1の遅延調整装置100(調整部140)は、上記第1のテストパタン信号と、上記第1のテストパタン戻り信号とに基づいて、上記第1の偏波信号(V偏波信号)と上記第2の偏波信号(V偏波信号)との間で復調前に生じる遅延量を調整する。
とりわけ、第1の復調装置10(復調部15)は、上記遅延量が調整された上記第2の偏波信号(H偏波信号)を用いて、上記第1の偏波信号(V偏波信号)の交差偏波干渉補償を行う。
また、第2の遅延調整装置200(信号生成部210)は、第2の復調装置20により復調処理が行われる第2の偏波信号(H偏波信号)のテストパタンを示す第2のテストパタン信号を生成する。そして、第2の遅延調整装置200(送信処理部220)は、第1の偏波信号(V偏波信号)を復調する第1の復調装置10に、上記第2のテストパタン信号を送信する。そして、第2の遅延調整装置200(受信処理部230)は、上記第2のテストパタン信号に対応して第1の復調装置10から送り返される第2のテストパタン戻り信号を受信する。そして、第2の遅延調整装置200(調整部240)は、上記第2のテストパタン信号と、上記第2のテストパタン戻り信号とに基づいて、上記第1の偏波信号(V偏波信号)と上記第2の偏波信号(V偏波信号)との間で復調前に生じる遅延量を調整する。
とりわけ、第2の復調装置20(復調部25)は、上記遅延量が調整された上記第1の偏波信号(V偏波信号)を用いて、上記第2の偏波信号(H偏波信号)の交差偏波干渉補償を行う。
(1)第1の遅延調整装置100の具体的な処理
-受信処理
第1の遅延調整装置100(受信処理部130)は、第2の復調装置20から、上記第2の偏波信号(H偏波信号)のテストパタンを示す上記第2のテストパタン信号を更に受信する。例えば遅延量調整時において、第1の遅延調整装置100(受信処理部130)は、第2の復調装置20から、XCVR14を介して、上記第2のテストパタン信号を受信する。
より具体的に、第1の遅延調整装置100(受信処理部130)は、上記第2のテストパタン信号と上記第1のテストパタン戻り信号を含むNビット列の信号(Nは自然数である。)を受信してもよい。
例えばNは、2以上の自然数である。この場合、例えば、上位N/2ビット列に上記第2のテストパタン信号が含まれ、下位N/2ビット列に上記第1のテストパタン戻り信号が含まれる。
-送信処理
第1の遅延調整装置100(送信処理部120)は、上記第2のテストパタン信号に対応して第2の復調装置20に送り返す第2のテストパタン戻り信号を更に送信する。例えば、遅延量調整時において、第1の遅延調整装置100(送信処理部120)は、XCVR14を介して、第2の復調装置20に、上記第2のテストパタン戻り信号を送信する。
より具体的に、第1の遅延調整装置100(送信処理部120)は、上記第1のテストパタン信号と上記第2のテストパタン戻り信号を含むNビット列の信号(Nは自然数である。)を送信してもよい。
例えばNが2以上の自然数である場合、上位N/2ビット列に上記第1のテストパタン信号が含まれ、下位N/2ビット列に上記第2のテストパタン戻り信号が含まれる。
第1の遅延調整装置100(送信処理部120)は、上記Nビット列の信号において上記第1のテストパタン信号の有無を示す第1の制御信号を送信してもよい。また、第1の遅延調整装置100(送信処理部120)は、上記Nビット列の信号において上記第2のテストパタン戻り信号の有無を示す第2の制御信号を送信してもよい。例えば、上記第1の制御信号と上記第2の制御信号は、上記Nビット列の信号のLSB側に追加される。
(2)第2の遅延調整装置200の具体的な処理
-受信処理
第2の遅延調整装置200(受信処理部230)は、第1の復調装置10から、上記第1の偏波信号(V偏波信号)のテストパタンを示す上記第1のテストパタン信号を更に受信する。例えば、遅延量調整時において、第2の遅延調整装置200(受信処理部230)は、第1の復調装置10から、XCVR24を介して、上記第1のテストパタン信号を受信する。
より具体的に、第2の遅延調整装置200(受信処理部230)は、上記第1のテストパタン信号と上記第2のテストパタン戻り信号を含むNビット列の信号(Nは自然数である。)を送信してもよい。
例えばNは、2以上の自然数である。この場合、例えば、上位N/2ビット列に上記第1のテストパタン信号が含まれ、下位N/2ビット列に上記第2のテストパタン戻り信号が含まれる。
-送信処理
第2の遅延調整装置200(送信処理部220)は、上記第1のテストパタン信号に対応して第1の復調装置10に送り返す第1のテストパタン戻り信号を更に送信する。例えば、遅延量調整時において、第2の遅延調整装置200(送信処理部220)は、XCVR24を介して、第1の復調装置10に、上記第1のテストパタン戻り信号を送信する。
より具体的に、第2の遅延調整装置200(送信処理部220)は、上記第2のテストパタン信号と上記第1のテストパタン戻り信号を含むNビット列の信号(Nは自然数である。)を送信してもよい。
上述したように例えばNが2以上の自然数である場合、上位N/2ビット列に上記第2のテストパタン信号が含まれ、下位N/2ビット列に上記第1のテストパタン戻り信号が含まれる。
第2の遅延調整装置200(送信処理部220)は、上記Nビット列の信号において上記第2のテストパタン信号の有無を示す第2の制御信号を送信してもよい。また、第2の遅延調整装置200(送信処理部220)は、上記Nビット列の信号において上記第1のテストパタン戻り信号の有無を示す第1の制御信号を送信してもよい。例えば、上記第2の制御信号と上記第1の制御信号は、上記Nビット列の信号のLSB側に追加される。
<3.4.実施例>
次に、図4及び図5を参照して、第1の実施形態に係る実施例を説明する。図4は、第1の遅延調整装置100及び第2の遅延調整装置200の内部で行われる概略的な信号処理の例を示すブロック図である。また、図5は、図4で示される各処理において、入力または出力される信号の概略的なデータ構造の例を示す図である。
具体的に、図5(A)は、遅延調整処理を行わない通常時に各処理で入力又は出力される信号の概略的なデータ構造の例を示す。一方、図5(B)は、遅延調整時に各処理で入力又は出力される信号の概略的なデータ構造の例を示す。
まず、「テストパタン生成処理S401、S451」において、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100(信号生成部110)は、N/2ビット列の上記第1のテストパタン信号を生成する(S401)。
また、第2の遅延調整装置200(信号生成部210)は、N/2ビット列の上記第2のテストパタン信号を生成する(S451)。
次に、「LSB側all0挿入処理S402、S452」では、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100(例えば送信処理部120)は、上記N/2ビット列に後続する下位N/2ビット列、すなわちNビット列のLSB側に全て0を挿入する(S402)。
また、第2の遅延調整装置200(例えば送信処理部220)は、上記N/2ビット列に後続する下位N/2ビット列、すなわちNビット列のLSB側に全て0を挿入する(S452)。
次に、「第1の切替処理S403、S453」では、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100(例えば送信処理部120)は、V偏波信号の経路と上記第1のテストパタン信号の経路を切り替える(S403)。例えば、通常時に上記V偏波信号の経路が選択され、遅延調整時に上記第1のテストパタン信号の経路が選択される。そして、選択された経路の信号は、上記Nビット列の信号として出力される。
また、第2の遅延調整装置200(例えば送信処理部220)は、H偏波信号の経路と上記第2のテストパタン信号の経路を切り替える(S453)。例えば、通常時に上記H偏波信号の経路が選択され、遅延調整時に上記第2のテストパタン信号の経路が選択される。そして、選択された経路の信号は、上記Nビット列の信号として出力される。
次に、「制御ビット追加処理S404、S454」では、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100(例えば送信処理部120)は、通常時または遅延調整時を判別するための制御ビット(上記第1の制御信号、上記第2の制御信号)を、「第1の切替処理S403」から出力されるNビット列の信号のLSB側に追加する(S404)。
具体的には、上記第1の制御信号と上記第2の制御信号で各々1ビットを割り当て、合計2ビットが追加される。ここで、通常時には、上記第1の制御信号に対応するビットが0に設定される。一方、遅延調整時には、上記第1の制御信号に対応するビットが1に設定される。また、上記第2の制御信号に対応するビットは0に設定される。
また、第2の遅延調整装置200(例えば送信処理部220)は、通常時または遅延調整時を判別するための制御ビット(上記第1の制御信号、上記第2の制御信号)を、「第1の切替処理S453」から出力されるNビット列の信号のLSB側に追加する(S454)。ここで、通常時には、上記第2の制御信号に対応するビットが0に設定される。一方、遅延調整時には、上記第2の制御信号に対応するビットが1に設定される。また、上記第1の制御信号に対応するビットは0に設定される。
次に、「ビット列変更処理S405、S455」では、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100は、第1の遅延調整装置100と第2の遅延調整装置200とが同時に遅延調整処理を行うことができるように、制御ビット追加処理S404から出力されるNビット列を、上位N/2ビット列と下位N/2ビット列とに分けて、それぞれのビット列に信号の割り当てを行う(S405)。
ここで、上位N/2ビット列には、例えば送信処理部120により送信される上記第1のテストパタン信号が割り当てられる。また、下位N/2ビット列には、例えば受信処理部130により受信された上記第2のテストパタン信号が、送信処理部120により送信される上記第2のテストパタン戻り信号として割り当てられる。さらに、下位N/2ビット列に後続する2ビットのうち、上位ビットには、上記第1の制御信号が割り当てられ、下位ビットには上記第2の制御信号が割り当てられる。
また、第2の遅延調整装置200は、第1の遅延調整装置100と第2の遅延調整装置200とが同時に遅延調整処理を行うことができるように、制御ビット追加処理S454から出力されるNビット列を、上位N/2ビット列と下位N/2ビット列とに分け、信号の割り当てを行う(S455)。
ここで、上位N/2ビット列には、例えば送信処理部220により送信される上記第2のテストパタン信号が割り当てられる。また、下位N/2ビット列には、例えば受信処理部230により受信された上記第1のテストパタン信号が、送信処理部220により送信される上記第1のテストパタン戻り信号として割り当てられる。さらに、下位N/2ビット列に後続する2ビットのうち、上位ビットには、上記第2の制御信号が割り当てられ、下位ビットには上記第1の制御信号が割り当てられる。
次に、「第2の切替処理S406、S456」では、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100は、V偏波信号の経路とテストパタン信号の経路を切り替える(S406)。通常時に上記V偏波信号の経路が選択され、遅延調整時に上記テストパタン信号の経路が選択される。
また、第2の遅延調整装置200は、H偏波信号の経路とテストパタン信号の経路を切り替える(S456)。通常時に上記H偏波信号の経路が選択され、遅延調整時に上記テストパタン信号の経路が選択される。
次に、「遅延比較処理S407、S457」では、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100(例えば調整部140)は、XCVR14を通過しない信号(上記第1のテストパタン信号)と、第2の復調装置20との間を往復させた信号(上記第1のテストパタン戻り信号)との間の遅延量を算出する(S407)。ここで、第1の遅延調整装置100(例えば調整部140)は、往路および復路の遅延が同じであると仮定して、片道分にあたる半分の遅延量を、上記第1の偏波信号と上記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量として算出する。
また、第2の遅延調整装置200(例えば調整部240)は、XCVR24を通過しない信号(上記第2のテストパタン信号)と、第1の復調装置10との間を往復させた信号(上記第1のテストパタン戻り信号)との間の遅延量を算出する(S457)。ここで、第2の遅延調整装置200(例えば調整部240)は、往路および復路の遅延が同じであると仮定して、片道分にあたる半分の遅延量を、上記第1の偏波信号と上記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量として算出する。
次に、「制御ビット削除処理S408、S458」では、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100は、Nビット列の信号のLSB側に追加された制御ビット(上記第1の制御信号、上記第2の制御信号)を削除する(S408)。
また、第2の遅延調整装置200も、Nビット列の信号のLSB側に追加された制御ビット(上記第1の制御信号、上記第2の制御信号)を削除する(S458)。
次に、「遅延追加処理S409、S459」では、次の処理を行う。すなわち、第1の遅延調整装置100は、遅延比較処理S408で算出した遅延量が、あらかじめ設定した遅延量になるように、上記第1の偏波信号と上記第2の偏波信号とに遅延を加えて、復調部15に出力する(S409)。ここで、あらかじめ設定される遅延量は、回路処理の遅延より大きいことを前提とする。
また、第2の遅延調整装置200は、遅延比較処理S458で算出した遅延量が、あらかじめ設定した遅延量になるように、上記第1の偏波信号と上記第2の偏波信号とに遅延を加えて、復調部25に出力する(S459)。ここで、あらかじめ設定される遅延量は、回路処理の遅延より大きいことを前提とする。
以上、図4に示す処理について説明した。上記図4に示す処理によれば、復調回路(例えば復調部15、25)に入力前のデジタル回路処理における自偏波信号と異偏波信号の遅延量を対象として、動作クロック周波数の精度で一定の遅延量に自動調整することが可能となる。このため、上記図4に示す処理によれば、例えば、デバイスの種類毎に手動で遅延量を調整する必要がないという利点がある。また、上記図4に示す処理によれば、第1の遅延調整装置100、及び第2の遅延調整装置200が同時に遅延調整を行うことができる。
他の実施例として、例えば、MIMO(Multiple Input Multiple Output)構成のような、複数の復調装置間をトランシーバ伝送でデータ信号の受け渡しをする構成において、信号遅延を調整する場合にも、上記図4に示す処理が利用可能である。
<<4.第2の実施形態>>
続いて、図6を参照して、本発明の第2の実施形態を説明する。上述した第1の実施形態は、具体的な実施形態であるが、第2の実施形態は、より一般化された実施形態である。
<4.1.遅延調整装置300の構成>
図6を参照して、第2の実施形態に係る遅延調整装置300の構成の例を説明する。図6は、第2の実施形態に係る遅延調整装置300の概略的な構成の例を示すブロック図である。図6を参照すると、遅延調整装置300は、信号生成部310、送信処理部320、受信処理部330、及び調整部340を備える。なお、遅延調整装置300は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、遅延調整装置300は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。信号生成部310、送信処理部320、受信処理部330、及び調整部340の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
<4.2.技術的特徴>
次に、第2の実施形態に係る技術的特徴について説明する。
遅延調整装置300(信号生成部310)は、第1の復調装置により復調処理が行われる第1の偏波信号のテストパタンを示す第1のテストパタン信号を生成する。そして、遅延調整装置300(送信処理部320)は、第2の偏波信号を復調する第2の復調装置に、上記第1のテストパタン信号を送信する。そして、遅延調整装置300(受信処理部330)は、上記第1のテストパタン信号に対応して上記第2の復調装置から送り返される第1のテストパタン戻り信号を受信する。そして、遅延調整装置300(調整部340)は、上記第1のテストパタン信号と、上記第1のテストパタン戻り信号とに基づいて、上記第1の偏波信号と上記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量を調整する。
例えば、信号生成部310は、上述した第1の実施形態に係る信号生成部110の動作を行ってもよい。また、送信処理部320は、上述した第1の実施形態に係る送信処理部120の動作を行ってもよい。また、受信処理部330は、上述した第1の実施形態に係る受信処理部130の動作を行ってもよい。調整部340は、上述した第1の実施形態に係る調整部140の動作を行ってもよい。
以上、第2の実施形態を説明した。第2の実施形態によれば、例えば、復調前の2つの偏波信号に生じうる遅延量差を調整することが可能になる。
<<5.他の形態>>
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。これらの実施形態は例示にすぎないということ、及び、本発明のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしもシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
また、本明細書において説明した遅延調整装置の構成要素(例えば、信号生成部、送信処理部、受信処理部及び/又は調整部)を備える装置(例えば、遅延調整装置を構成する複数の装置(又はユニット)のうちの1つ以上の装置(又はユニット)、又は上記複数の装置(又はユニット)のうちの1つのためのモジュール)が提供されてもよい。また、上記構成要素の処理を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の処理をプロセッサに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体(Non-transitory computer readable medium)が提供されてもよい。当然ながら、このような装置、モジュール、方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非一時的記録媒体も本発明に含まれる。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
第1の復調装置により復調処理が行われる第1の偏波信号のテストパタンを示す第1のテストパタン信号を生成する信号生成部と、
第2の偏波信号を復調する第2の復調装置に、前記第1のテストパタン信号を送信する送信処理部と、
前記第1のテストパタン信号に対応して前記第2の復調装置から送り返される第1のテストパタン戻り信号を受信する受信処理部と、
前記第1のテストパタン信号と、前記第1のテストパタン戻り信号とに基づいて、前記第1の偏波信号と前記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量を調整する調整部と、を備える、遅延調整装置。
(付記2)
前記第1の復調装置は、前記遅延量が調整された前記第2の偏波信号を用いて、前記第1の偏波信号の交差偏波干渉補償を行う、付記1記載の遅延調整装置。
(付記3)
前記受信処理部は、前記第2の復調装置から、前記第2の偏波信号のテストパタンを示す第2のテストパタン信号を更に受信し、
前記送信処理部は、前記第2のテストパタン信号に対応して前記第2の復調装置に送り返す第2のテストパタン戻り信号を更に送信する、付記1又は2記載の遅延調整装置。
(付記4)
前記送信処理部は、前記第1のテストパタン信号と前記第2のテストパタン戻り信号を含むNビット列の信号(Nは自然数である。)を送信する、付記3記載の遅延調整装置。
(付記5)
前記Nは2以上の自然数であり、
前記送信処理部は、上位N/2ビット列に前記第1のテストパタン信号が含まれ下位N/2ビット列に前記第2のテストパタン戻り信号が含まれる信号を送信する、付記4記載の遅延調整装置。
(付記6)
前記送信処理部は、前記Nビット列の信号において前記第1のテストパタン信号の有無を示す第1の制御信号を送信する、付記4又は5記載の遅延調整装置。
(付記7)
前記送信処理部は、前記Nビット列の信号において前記第2のテストパタン戻り信号の有無を示す第2の制御信号を送信する、付記6記載の遅延調整装置。
(付記8)
前記送信処理部は、前記Nビット列の信号のLSB側に前記第1の制御信号と前記第2の制御信号とを追加した信号を送信する、付記7記載の遅延調整装置。
(付記9)
前記受信処理部は、前記第1のテストパタン戻り信号と前記第2のテストパタン信号とを含む前記Nビット列の信号を受信する、付記4乃至8のうち何れか1項記載の遅延調整装置。
(付記10)
前記Nは2以上の自然数であり、
前記受信処理部は、上位N/2ビット列に前記第2のテストパタン信号が含まれ下位N/2ビット列に前記第1のテストパタン戻り信号が含まれる信号を受信する、付記9記載の遅延調整装置。
(付記11)
第1の復調装置により復調処理が行われる第1の偏波信号のテストパタンを示す第1のテストパタン信号を生成することと、
第2の偏波信号を復調する第2の復調装置に、前記第1のテストパタン信号を送信することと、
前記第1のテストパタン信号に対応して前記第2の復調装置から送り返される第1のテストパタン戻り信号を受信することと、
前記第1のテストパタン信号と、前記第1のテストパタン戻り信号とに基づいて、前記第1の偏波信号と前記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量を調整することと、を含む、方法。
(付記12)
第1の偏波信号を復調する第1の復調装置であって、
前記第1の偏波信号のテストパタンを示す第1のテストパタン信号を生成する信号生成部と、
第2の偏波信号を復調する第2の復調装置に、前記第1のテストパタン信号を送信する送信処理部と、
前記第1のテストパタン信号に対応して前記第2の復調装置から送り返される第1のテストパタン戻り信号を受信する受信処理部と、
前記第1のテストパタン信号と、前記第1のテストパタン戻り信号とに基づいて、前記第1の偏波信号と前記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量を調整する調整部と、を備える、第1の復調装置。
交差偏波干渉補償(XPIC:Cross Polarization Interference Canceller)により偏波信号を復調する処理において、復調前の2つの偏波信号に生じうる遅延量差を適切に調整することが可能になる。
1 無線通信装置
100 第1の遅延調整装置
110、210、310 信号生成部
120、220、320 送信処理部
130、230、330 受信処理部
140、240、340 調整部
200 第2の遅延調整装置
300 遅延調整装置

Claims (11)

  1. 2の偏波信号を復調する第2の復調装置に、第1の復調装置により復調処理が行われる第1の偏波信号のテストパタンを示す第1のテストパタン信号を送信する送信処理部と、
    前記第1のテストパタン信号に対応して前記第2の復調装置から送り返される第1のテストパタン戻り信号を受信する受信処理部と、
    前記第1のテストパタン信号と、前記第1のテストパタン戻り信号とに基づいて、前記第1の偏波信号と前記第2の偏波信号との間で復調前に生じる遅延量を調整する調整部と、を備える、遅延調整装置。
  2. 更に、前記第1のテストパタン信号を生成する信号生成部を備える、請求項1記載の遅延調整装置。
  3. 前記第1の復調装置は、前記遅延量が調整された前記第2の偏波信号を用いて、前記第1の偏波信号の交差偏波干渉補償を行う、請求項1又は2記載の遅延調整装置。
  4. 前記受信処理部は、前記第2の復調装置から、前記第2の偏波信号のテストパタンを示す第2のテストパタン信号を更に受信し、
    前記送信処理部は、前記第2のテストパタン信号に対応して前記第2の復調装置に送り返す第2のテストパタン戻り信号を更に送信する、請求項1乃至3のうち何れか1項記載の遅延調整装置。
  5. 前記送信処理部は、前記第1のテストパタン信号と前記第2のテストパタン戻り信号を含むNビット列の信号(Nは自然数である。)を送信する、請求項記載の遅延調整装置。
  6. 前記Nは2以上の自然数であり、
    前記送信処理部は、上位N/2ビット列に前記第1のテストパタン信号が含まれ下位N/2ビット列に前記第2のテストパタン戻り信号が含まれる信号を送信する、請求項記載の遅延調整装置。
  7. 前記送信処理部は、前記Nビット列の信号において前記第1のテストパタン信号の有無を示す第1の制御信号を送信する、請求項5又は6記載の遅延調整装置。
  8. 前記送信処理部は、前記Nビット列の信号において前記第2のテストパタン戻り信号の有無を示す第2の制御信号を送信する、請求項記載の遅延調整装置。
  9. 前記送信処理部は、前記Nビット列の信号のLSB側に前記第1の制御信号と前記第2の制御信号とを追加した信号を送信する、請求項記載の遅延調整装置。
  10. 前記受信処理部は、前記第1のテストパタン戻り信号と前記第2のテストパタン信号とを含む前記Nビット列の信号を受信する、請求項乃至のうち何れか1項記載の遅延調整装置。
  11. 前記Nは2以上の自然数であり、
    前記受信処理部は、上位N/2ビット列に前記第2のテストパタン信号が含まれ下位N/2ビット列に前記第1のテストパタン戻り信号が含まれる信号を受信する、請求項10記載の遅延調整装置。
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