JP7140106B2 - 光通信システム及び光周波数制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は光通信システム及び光周波数制御方法に関する。
近年、100Gbps超の大容量基幹系光通信では、デジタルコヒーレント方式の採用によって、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)といった多値変調方式が実用化されつつある。そして、現在では更なる大容量化を目指して32QAM/64QAMといった高次多値変調方式の研究開発が盛んに行われている。また、400Gbps/1Tbps級の容量を実現する大容量伝送システムでは、その実現可能性を考慮すると、複数のサブキャリア信号を束ねて1チャネルとするサブキャリア多重方式が検討されている。
この技術に関連し、特許文献1は、複数の送受信器を実装したシステムを開示している。このようなシステムでは、複数の送受信器をいかに実装して小型化・低電力化を図るかがシステム実用化の鍵を握っている。そのため、シリコンフォトニクスによる光集積化技術や、CFP(Centum gigabit Form factor Pluggable)4、CFP8等の小型光モジュールの標準化等が盛んに行われている。
特開2017- 11501号公報
このような問題に対し、複数のサブキャリア信号を1つの光受信フロントエンド(RxFE)で受信すれば、システム全体として光受信フロントエンドの数をサブキャリア信号の数よりも減らすことができるため、小型集積化・低電力化を実現することができる。しかしながら、光受信フロントエンドの帯域特性(周波数帯域)を十分確保できない場合に、送信側及び受信側の光源に発生した周波数ドリフトにより周波数オフセットが生じると、複数のサブキャリア信号の帯域幅が光受信フロントエンドの帯域特性を超えてしまう可能性がある。そのような場合、複数のサブキャリア信号を適切に切り出す(抽出する)ことができないおそれがある。したがって、受信特性が劣化するおそれがある。
本発明の目的は、このような課題を解決するためになされたものであり、光受信フロントエンドの帯域特性を十分確保できない場合であっても、光受信フロントエンドの数をサブキャリア信号の数よりも少なくしても受信特性の劣化を抑制することが可能な光通信システム及び光周波数制御方法を提供することにある。
本発明にかかる光通信システムは、複数のサブキャリア信号を波長多重して送信する送信側システムと、前記波長多重された複数のサブキャリア信号を受信する受信側システムと、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する光源周波数制御システムとを有し、前記受信側システムは、前記波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンドであって、それぞれの光受信フロントエンドは、前記複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信する、光受信フロントエンドを有し、前記光源周波数制御システムは、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視する周波数オフセット監視手段と、前記周波数オフセット監視手段による監視結果に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する光源周波数制御手段とを有する。
また、本発明にかかる光周波数制御方法は、送信側システムによって波長多重されて送信された複数のサブキャリア信号を、受信側システムにおいて、前記波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンドを用いて受信し、それぞれの前記光受信フロントエンドは、前記複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信し、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視し、前記周波数オフセットの監視結果に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する。
本発明によれば、光受信フロントエンドの帯域特性を十分確保できない場合であっても、光受信フロントエンドの数をサブキャリア信号の数よりも少なくしても受信特性の劣化を抑制することが可能な光通信システム及び光周波数制御方法を提供できる。
本発明の実施の形態にかかる光通信システムの概要を示す図である。 実施の形態1にかかる光通信システムの構成を示す図である。 図2に示す受信側システムのA点における信号スペクトルイメージを示す。 図2に示す受信側システムのB点における信号スペクトルイメージを示す。 図2に示す受信側システムのC点における信号スペクトルイメージを示す。 図2に示す受信側システムのD点における信号スペクトルイメージを示す。 図2に示す受信側システムのE点における信号スペクトルイメージを示す。 図2に示す受信側システムのF点における信号スペクトルイメージを示す。 受信LO光源の光源周波数がドリフトした場合のA点(図2)の信号スペクトルイメージを示す。 受信LO光源の光源周波数がドリフトした場合のB点(図2)の信号スペクトルイメージを示す。 送信光源の光源周波数がドリフトした場合のA点(図2)の信号スペクトルイメージを示す。 送信光源の光源周波数がドリフトした場合のB点(図2)の信号スペクトルイメージを示す。 実施の形態1にかかる光通信システムで行われる光周波数制御方法を示すフローチャートである。 比較例にかかる光通信システムを示す図である。 実施の形態2にかかる光通信システムを示す図である。 実施の形態2にかかる信号スペクトルイメージを示す図である。 実施の形態3にかかる光通信システムを示す図である。
(本開示にかかる実施の形態の概要)
本開示の実施形態の説明に先立って、本開示にかかる実施の形態の概要について説明する。図1は、本開示の実施の形態にかかる光通信システム1の概要を示す図である。図1に示すように、光通信システム1は、送信側システム2と、受信側システム10と、光源周波数制御システム20とを有する。送信側システム2は、複数のサブキャリア信号を波長多重して送信する。受信側システム10は、波長多重された複数のサブキャリア信号を受信する。光源周波数制御システム20は、送信側システム2の光源周波数及び受信側システム10の少なくとも一方の光源周波数を制御する。
受信側システム10は、波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンド12を有する。それぞれの光受信フロントエンド12は、複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信する。なお、受信側システム10は、送信側システム2で波長多重された複数のサブキャリア信号のチャネル間隔に基づいて、光受信フロントエンド12で受信された各サブキャリア信号に対応した周波数シフトを当該サブキャリア信号に施す周波数シフト部14(周波数シフト手段)を有してもよい。
光源周波数制御システム20は、周波数オフセット監視部22(周波数オフセット監視手段)と、光源周波数制御部24(光源周波数制御手段)とを有する。周波数オフセット監視部22は、光受信フロントエンド12で受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視する。光源周波数制御部24は、周波数オフセット監視部22による監視結果に基づいて、送信側システム2の光源周波数及び受信側システム10の光源周波数の少なくとも一方を制御する。
本実施の形態にかかる光通信システム1は、上記のように構成されているので、光受信フロントエンドの帯域特性を十分確保できない場合であっても、送受信側に配備される光源周波数を適切に制御して、複数のサブキャリア信号を光受信フロントエンドの周波数帯域内に最も効果的に配置することができ、複数のサブキャリア信号を適切に抽出することが可能となる。したがって、光受信フロントエンドの数をサブキャリア信号の数よりも少なくしても受信特性の劣化を抑制することが可能となる。なお、光通信システム1で実現可能な光周波数制御方法を用いても、光受信フロントエンドの数をサブキャリア信号の数よりも少なくしても受信特性の劣化を抑制することが可能となる。
(実施の形態1)
図2は、実施の形態1にかかる光通信システム50の構成を示す図である。実施の形態1にかかる光通信システム50は、光受信フロントエンドの数を低減することが可能な複数サブキャリア一括受信方式のデジタル光通信システムの構成となっている。図2の例では、N個のサブキャリア信号が伝送されるとする。なお、以下に説明する例では、2つのサブキャリア信号を1つの光受信フロントエンドで一括受信する構成が示されている。ここでは、説明簡略化のため、N個のサブキャリア信号のうち、2個のサブキャリア信号の送受信に係る部分のみ説明する。
光通信システム50は、送信側システム100と、受信側システム200と、光源周波数制御システム300とを有する。送信側システム100と受信側システム200とは、光伝送路60を介して接続されている。なお、図面に記載した矢印の方向は、信号等の主要な流れ方向を示すが、この方向は例示であって、逆方向の流れを除外するものではない。つまり、図面に記載した一方向性の矢印は、ある信号(データ)の流れの方向を端的に示したものであって、双方向性を排除するものではない。
送信側システム100は、N個の光送信器110-1~110-Nと合波器120とを有する。光送信器110-1~110-Nは、それぞれ、送信サブキャリア信号Ssc1~SscNを受信する。光送信器110-1は、送信デジタル処理部112-1、光送信フロントエンド114-1及び送信光源116-1を有する。同様に、光送信器110-2は、送信デジタル処理部112-2、光送信フロントエンド114-2及び送信光源116-2を有する。他の光送信器110-3~110-Nについても同様である。なお、以下、光送信器110-1~110-N等の複数ある構成要素を区別することなく説明するときは、単に、光送信器110と記載することがある。以下、光送信器110-1の処理について主に説明するが、他の光送信器110についても同様である。
送信サブキャリア信号Ssc1は、送信デジタル処理部112-1に入力される。送信デジタル処理部112-1は、送信サブキャリア信号Ssc1に対し適切な変調処理及び等化処理などの信号処理を施す。送信デジタル処理部112-1は、信号処理が施された送信サブキャリア信号Ssc1を光送信フロントエンド114-1に送信する。光送信フロントエンド114-1は、送信光源116-1を用いて光信号に変換(変調)する。光送信フロントエンド114-1は、光信号に変換された送信サブキャリア信号Ssc1を、合波器120に送信する。なお、光送信フロントエンド114-1は、デジタル信号をアナログ信号に変換するデジタル-アナログ変換器を含む。
同様に、送信サブキャリア信号Ssc2は、送信デジタル処理部112-2に入力され、適切な変調処理や等化処理などの信号処理が施される。そして、送信サブキャリア信号Ssc2は、光送信フロントエンド114-2を介して光信号に変換されて合波器120へと送られる。合波器120は、光カプラ等で構成されている。合波器120は、光信号に変換された送信サブキャリア信号Ssc1~SscNに対して波長多重を行って送信サブキャリア信号Ssc1~SscNを合波する。そして、合波器120は、合波(波長多重)された送信サブキャリア信号Sscを、光伝送路60を介して受信側システム200へ送信する。
ここで、送信光源116-1および送信光源116-2の光周波数に所定の周波数差が設けられている。したがって、光送信フロントエンド114-1および光送信フロントエンド114-2で各サブキャリア信号を変調することにより、各サブキャリア信号は、合波器120によって所望のチャネル間隔(CS:Chanel Spacing)で波長多重される。合波器120では、同様な処理によって光信号に変換された他のサブキャリア信号も含めてN個のサブキャリア信号をまとめて合波することにより、N個のサブキャリア信号で1チャネルとするサブキャリア多重信号を生成する。なお、送信光源116には、一般的にITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)モジュールに代表されるような可変波長レーザを用い、外部からその周波数を可変できる光源を使用する場合が考えられる。
受信側システム200は、M個の光受信器210-1~210-Mを有する。光受信器210は、各サブキャリア信号Sscを処理する。ここで、M<Nである。つまり、光受信器210の数は、サブキャリア信号Sscの数よりも少ない。なお、上述したように、1つの光受信器210が2つのサブキャリア信号Sscを処理する場合、MはNの半分(Nが偶数の場合はM=N/2、Nが奇数の場合はM=(N+1)/2)である。以下に説明する例では、1つの光受信器210が2つのサブキャリア信号Sscを処理する場合について説明するが、1つの光受信器210は、3つ以上のサブキャリア信号Sscを処理してもよい。
光受信器210は、光受信フロントエンド212と、受信LO(Local oscillate;局部発振)光源214と、周波数シフト部221及び周波数シフト部222と、受信デジタル信号処理部231及び受信デジタル信号処理部232とを有する。受信側システム200は、光伝送路を介して受信したサブキャリア多重信号(複数のサブキャリア信号Ssc)を、複数の光受信器210に分岐(分配)する。受信側システム200は、例えば分配器等によって、各光受信器210に対して同じようにサブキャリア多重信号を分配してもよい。なお、以下の説明では、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2を処理する光受信器210-1について説明するが、他の光受信器210についても同様である。
光受信フロントエンド212は、アナログ信号をデジタル信号に変換するアナログ-デジタル変換(AD変換)器を含み、受信信号(サブキャリア多重信号)に対してAD変換を行う。また、光受信フロントエンド212は、ミキサを含む。光受信フロントエンド212は、受信LO光源214からの受信LO光との干渉効果によって、分岐された受信信号から、送信サブキャリア信号Ssc1および送信サブキャリア信号Ssc2に相当する部分の信号を切り出す。つまり、本実施の形態においては、単一の光受信フロントエンド212が、2つのサブキャリア信号Sscを処理する。具体的には、光受信フロントエンド212は、受信LO光源214の光周波数を中心にして、光受信フロントエンド212の持つ帯域特性(帯域幅)に従って、サブキャリア多重された受信信号から、送信サブキャリア信号Ssc1及び送信サブキャリア信号Ssc2に相当する部分の信号を抽出する。そして、光受信フロントエンド212は、抽出された信号を、2つの周波数シフト部221及び周波数シフト部222に対して送信する。詳しくは後述する。なお、受信LO光源214には、一般的にITLAモジュールに代表されるような可変波長レーザを用い、外部からその周波数を可変できる光源を使用する場合が考えられる。
光受信フロントエンド212で処理された受信信号は、サブキャリア信号Sscごとに個別に復調処理を行うため、サブキャリア信号Ssc1を処理する周波数シフト部221と、サブキャリア信号Ssc2を処理する周波数シフト部222とに分配(分岐)される。周波数シフト部221及び周波数シフト部222は、それぞれ、各受信信号に対し、+CS/2及び-CS/2の周波数シフトを与える。周波数シフト部221は、+CS/2の周波数シフトを与えた受信信号を受信デジタル信号処理部231に送信する。周波数シフト部222は、-CS/2の周波数シフトを与えた受信信号を受信デジタル信号処理部232に送信する。
受信デジタル信号処理部231及び受信デジタル信号処理部232は、受信信号に対して、光伝送路60で受けた波長分散の補償、ナイキストフィルタ処理、偏波分離処理、偏波モード分散補償等の信号処理を行う。そして、受信デジタル信号処理部231は、送信サブキャリア信号Ssc1に対応する受信サブキャリア信号Ssc1を復元する。同様に、受信デジタル信号処理部232は、送信サブキャリア信号Ssc2に対応する受信サブキャリア信号Ssc2を復元する。詳しくは後述する。
光源周波数制御システム300は、送信側システム100に設けられた送信光源116の光源周波数及び受信側システム200に設けられた受信LO光源214の光源周波数の最適制御を行う。光源周波数制御システム300は、周波数オフセットモニタ部310と、受信LO光源周波数制御部322と、送信光源周波数制御部324とを有する。また、受信LO光源周波数制御部322と送信光源周波数制御部324とにより、光源周波数制御部320が構成される。
周波数シフト部221及び周波数シフト部222の出力が、周波数オフセットモニタ部310へと分岐されている。言い換えると、周波数オフセットモニタ部310は、周波数シフト部221及び周波数シフト部222の出力を抽出している。周波数オフセットモニタ部310は、サブキャリア信号Ssc1に対応するC点の信号の周波数オフセット、及び、サブキャリア信号Ssc2に対応するD点の信号の周波数オフセットをそれぞれ監視(モニタ)し、モニタ結果を生成する。また、周波数オフセットモニタ部310は、2つのモニタ結果の和を示す周波数オフセット和情報Osumを生成する。また、周波数オフセットモニタ部310は、2つのモニタ結果の差を示す周波数オフセット差情報Odifを生成する。そして、周波数オフセットモニタ部310は、周波数オフセット和情報Osumを、受信LO光源周波数制御部322へ伝達する。また、周波数オフセットモニタ部310は、周波数オフセット差情報Odifを、送信光源周波数制御部324へ伝達する。
受信LO光源周波数制御部322は、周波数オフセット和情報Osumに基づいて、受信LO光源214の光源周波数を制御する。また、送信光源周波数制御部324は、周波数オフセット差情報Odifに基づいて、送信光源116-1及び送信光源116-2の光周波数を、互いに加算、減算の異なる方向に制御する。詳しくは後述する。
次に、実施の形態1にかかる光通信システム50の受信側システム200の動作を説明する。図3~図8は、送信側システム100及び受信側システム200に設けられている光源(つまり送信光源116及び受信LO光源214)の光周波数が理想的に配置されている場合の信号スペクトルイメージを示す図である。
図3は、図2に示す受信側システム200のA点における信号スペクトルイメージを示す。A点は、光受信器210-1の手前の点である。図3は、サブキャリア信号Ssc1~SscNのN個のサブキャリア信号Sscが、送受信間で予め決められたチャネル間隔CSの幅で波長多重されたスペクトルを示している。ここで、各サブキャリア信号Ssc1~SscNのキャリア周波数をそれぞれfsc1~fscNとする。また、図3には、光受信器210-1における、受信LO光源214による受信LO光の周波数fLOが示されている。さらに、図3には、光受信器210-1における、光受信フロントエンド212の帯域特性(周波数特性;周波数帯域)が、破線で重ねて示されている。受信LO光は、サブキャリア信号Ssc1とサブキャリア信号Ssc2との中間位置に配置されている。
図3に示すように、光受信器210-1においては、N個のサブキャリア信号Ssc1~SscNのうち、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2の2つの信号が、受信LO光を中心とした光受信フロントエンド帯域特性の内側に含まれている。したがって、光受信器210-1の光受信フロントエンド212は、受信LO光との干渉効果によって、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2の2つのサブキャリア信号Sscを切り出す(抽出する)。そして、光受信フロントエンド212は、抽出されたサブキャリア信号Ssc1,Ssc2をベースバンド信号に変換して、周波数シフト部221,222へ出力する。なお、他の光受信器210-2~210-Mにおいても、同様の方法で、他のサブキャリア信号Ssc3~SscNが抽出される。
図4は、図2に示す受信側システム200のB点における信号スペクトルイメージを示す。B点は、光受信フロントエンド212の後段であって、周波数シフト部221,222に分岐する前の点である。つまり、図4は、光受信フロントエンド212によって抽出された信号スペクトルイメージを示す。図3に示したように、受信LO光がサブキャリア信号Ssc1とサブキャリア信号Ssc2との中間位置に配置されている。したがって、ダウンコンバートされたB点におけるベースバンド信号では、負周波数-CS/2を中心としてサブキャリア信号Ssc1が、正周波数+CS/2を中心としてサブキャリア信号Ssc2が、周波数0について対称に配置されている。そして、B点の信号は、周波数シフト部221および周波数シフト部222へと2方向に分岐される。
図5は、図2に示す受信側システム200のC点における信号スペクトルイメージを示す。C点は、周波数シフト部221の後段の点である。周波数シフト部221は、周波数シフト部221へと分岐された信号(図4に示したB点の信号)からサブキャリア信号Ssc1を切り出すため、この信号に+CS/2の周波数シフトを加える。その結果、図5に示すように、信号スペクトルにおいて、サブキャリア信号Ssc1が周波数0を中心として配置される。つまり、周波数シフト部221は、抽出された信号に対して、正方向に、チャネル間隔の半分に対応する周波数シフトを与える。
図6は、図2に示す受信側システム200のD点における信号スペクトルイメージを示す。D点は、周波数シフト部222の後段の点である。周波数シフト部222は、周波数シフト部222へと分岐された信号(図4に示したB点の信号)からサブキャリア信号Ssc2を切り出すため、この信号に-CS/2の周波数シフトを加える。その結果、図6に示すように、信号スペクトルにおいて、サブキャリア信号Ssc2が周波数0を中心として配置される。つまり、周波数シフト部221は、抽出された信号に対して、負方向に、チャネル間隔の半分に対応する周波数シフトを与える。
図7は、図2に示す受信側システム200のE点における信号スペクトルイメージを示す。E点は、受信デジタル信号処理部231の後段の点である。受信デジタル信号処理部231は、周波数シフトが加えられたC点の信号(図5)から、高域遮断フィルタ等を用いてサブキャリア信号Ssc2を除去する。これにより、受信デジタル信号処理部231は、サブキャリア信号Ssc1のみを抽出し、E点に出力する。なお、ナイキスト方式の伝送システムであれば、高域遮断フィルタは、ナイキストフィルタ等で代用することも可能である。
図8は、図2に示す受信側システム200のF点における信号スペクトルイメージを示す。F点は、受信デジタル信号処理部232の後段の点である。受信デジタル信号処理部232は、周波数シフトが加えられたD点の信号(図6)から、高域遮断フィルタ等を用いてサブキャリア信号Ssc1を除去する。これにより、受信デジタル信号処理部232は、サブキャリア信号Ssc2のみを抽出し、F点に出力する。なお、上述したように、ナイキスト方式の伝送システムであれば、高域遮断フィルタは、ナイキストフィルタ等で代用することも可能である。
信号スペクトルが図3~図8に示した状態であれば、つまり送信側及び受信側の光源(つまり送信光源116及び受信LO光源214)の光周波数(光源周波数)が適切に配置されている場合であれば、送信側及び受信側の光源周波数を制御する必要はない。つまり、単一の光受信フロントエンド212が、波長多重された複数のサブキャリア信号Ssc1~SscNから、2つのサブキャリア信号Ssc(上述した例ではサブキャリア信号Ssc1及びSsc2)を一括して抽出して信号処理を行う。したがって、効率的に2つのサブキャリア信号を波長多重された複数のサブキャリア信号から分離することが可能となる。
次に、送信側及び受信側の光源周波数がドリフト(変動)した場合の影響について説明する。図9~図10は、受信LO光源214の光源周波数がドリフトした場合の影響を説明する図である。図11~図12は、送信光源116の光源周波数がドリフトした場合の影響を説明する図である。
図9は、受信LO光源214の光源周波数がドリフトした場合のA点(図2)の信号スペクトルイメージを示す。図3に示した信号スペクトルイメージと比較すると、受信LO光の周波数fLOが、受信LO光源214における周波数ドリフトによってΔfLOだけ左(光周波数の負の方向)にシフトしている。これに伴って、光受信フロントエンド212の帯域特性も、ΔfLOだけ左にシフトしている。これにより、サブキャリア信号Ssc1は光受信フロントエンド212の周波数帯域内に含まれているが、矢印Aで示すように、サブキャリア信号Ssc2のスペクトルの一部は、光受信フロントエンド212の周波数帯域の外側に外れてしまうこととなる。
図10は、受信LO光源214の光源周波数がドリフトした場合のB点(図2)の信号スペクトルイメージを示す。図10において、実際のサブキャリア信号Ssc2を実線で示すとともに、理想のサブキャリア信号Ssc2’を破線で示す。また、受信LO光源214の光源周波数の左方向の周波数ドリフトの影響により、図4に示した信号スペクトルと比較して、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2について、受信LO光から相対的に見て右方向に(つまり周波数ドリフトの方向とは逆方向に)ΔfLOの周波数オフセットが発生したように見える。
図9で示した状態の場合、図10に示すように、光受信フロントエンド212によって抽出された信号スペクトルにおいては、矢印Bで示すように、光受信フロントエンド212の周波数帯域から外れたサブキャリア信号Ssc2の右側の信号スペクトルが、理想のサブキャリア信号Ssc2’と比較して削られてしまうこととなる。したがって、信号スペクトルが削られた分の情報が失われてしまうので、波形が大きく歪みサブキャリア信号Ssc2の受信特性のみが大きく劣化する。なお、光通信システム50の全体性能としては、最も特性の悪いサブキャリア信号Sscの特性の影響が支配的となり、サブキャリア信号Ssc2の受信特性のみが大きく劣化すると、光通信システム50の全体性能も大きく劣化する。
図11は、送信光源116の光源周波数がドリフトした場合のA点(図2)の信号スペクトルイメージを示す。図11は、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2をそれぞれ形成する送信光源116-1及び送信光源116-2の周波数が、それぞれ左側及び右側にドリフトした場合の例を示している。
送信光源116-1の光周波数fsc1及び送信光源116-2の光周波数fsc2が、図3に示す状態からそれぞれ変動して、チャネル間隔CSが拡がる方向にドリフトしたとする。この場合、図11の矢印C1及び矢印C2で示すように、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2の一部が、光受信フロントエンド212の周波数帯域の外側に外れてしまうこととなる。具体的には、サブキャリア信号Ssc1の左側及びサブキャリア信号Ssc2の右側が、光受信フロントエンド212の周波数帯域の外側に外れてしまうこととなる。なお、送信光源116-1及び送信光源116-2の周波数が、それぞれ左側及び右側にΔCS/2だけドリフトした場合、チャネル間隔は、CS+ΔCSとなる。
図12は、送信光源116の光源周波数がドリフトした場合のB点(図2)の信号スペクトルイメージを示す。図12において、実際のサブキャリア信号Ssc1及び実際のサブキャリア信号Ssc2を実線で示すとともに、理想のサブキャリア信号Ssc1’及び理想のサブキャリア信号Ssc2’を破線で示す。
図11で示した状態の場合、図12の矢印D1で示すように、光受信フロントエンド212の周波数帯域から外れたサブキャリア信号Ssc1の左側の部分の信号スペクトルが、理想のサブキャリア信号Ssc1’と比較して削られてしまうこととなる。同様に、図12の矢印D2で示すように、光受信フロントエンド212の周波数帯域から外れたサブキャリア信号Ssc2の右側の部分の信号スペクトルが、理想のサブキャリア信号Ssc2’と比較して削られてしまうこととなる。これにより、信号スペクトルが削られた分の情報が失われてしまうので、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2の両方について、波形が歪み特性が劣化する事となる。
このように、帯域特性のマージンが大きくない光受信フロントエンド212を用いて2つのサブキャリア信号Sscを一括受信すると、送信側及び受信側の光源の周波数ドリフトの影響により、受信特性が大きく劣化する可能性がある。この問題を解決するため、本実施の形態にかかる光通信システム50は、周波数オフセットモニタ部310を有する光源周波数制御システム300を設けることによって、送信側及び受信側の光源周波数を制御するように構成されている。
図13は、実施の形態1にかかる光通信システム50で行われる光周波数制御方法を示すフローチャートである。まず、単一の光受信フロントエンド212が、2つのサブキャリア信号Ssc(光受信器210の光受信フロントエンド212では、サブキャリア信号Ssc1,Ssc2)を受信する(ステップS102)。具体的には、上述したように、光受信フロントエンド212は、上述した方法によって、サブキャリア多重された受信信号から、2つのサブキャリア信号Sscを含む信号(図4,図10,図12)を抽出する。さらに、光受信フロントエンド212は、この抽出された2つのサブキャリア信号Sscを含む信号を、2つの周波数シフト部221,222に対して送信する。
2つの周波数シフト部221,222は、光受信フロントエンド212から受け付けた2つのサブキャリア信号Sscを含む信号に対し、各サブキャリア信号Sscに対応した周波数シフトを施す(ステップS104)。具体的には、図5を用いて説明したように、周波数シフト部221は、2つのサブキャリア信号Sscを含む信号に対し、+CS/2の周波数シフトを加える。同様に、図6を用いて説明したように、周波数シフト部222は、2つのサブキャリア信号Sscを含む信号に対し、-CS/2の周波数シフトを加える。
次に、周波数オフセットモニタ部310は、各サブキャリア信号Sscの周波数オフセットを監視する(ステップS106)。具体的には、上述したように、周波数オフセットモニタ部310は、図2のC点及びD点、つまり周波数シフト部221及び周波数シフト部222の後段から、周波数シフト部221及び周波数シフト部222の出力を抽出している。周波数オフセットモニタ部310は、サブキャリア信号Ssc1およびサブキャリア信号Ssc2のそれぞれの周波数オフセットを検出する。周波数オフセットモニタ部310は、検出された周波数オフセットに関する情報を、監視結果である周波数オフセットモニタ結果として取得する。
さらに、周波数オフセットモニタ部310は、サブキャリア信号Ssc1の周波数オフセットとサブキャリア信号Ssc2の周波数オフセットとの和を示す情報である周波数オフセット和情報Osumを生成する。また、周波数オフセットモニタ部310は、サブキャリア信号Ssc1の周波数オフセットとサブキャリア信号Ssc2の周波数オフセットとの差を示す情報である周波数オフセット差情報Odifを生成する。なお、周波数オフセットモニタ結果は、周波数オフセット和情報Osum及び周波数オフセット差情報Odifを含む。周波数オフセットモニタ部310は、周波数オフセット和情報Osumを、光源周波数制御部320の受信LO光源周波数制御部322に送信(伝達)する。また、周波数オフセットモニタ部310は、周波数オフセット差情報Odifを、光源周波数制御部320の送信光源周波数制御部324に送信(伝達)する。
次に、光源周波数制御部320は、周波数オフセットモニタ部310による監視結果に基づいて、送信側及び受信側の少なくとも一方の光源の周波数を制御する(ステップS108)。具体的には、光源周波数制御部320の受信LO光源周波数制御部322は、周波数オフセット和情報Osumを用いて、受信LO光源214の光周波数を制御する。また、光源周波数制御部320の送信光源周波数制御部324は、周波数オフセット差情報Odifを用いて、送信光源116(送信光源116-1,116-2)の光周波数を制御する。
図9及び図10に示すように、受信LO光に周波数ドリフトが発生した場合の処理について説明する。上述したように、図9に示すように受信LO光の光周波数fLOがΔfLOだけ左方向にシフトしたとする。この場合、図10に示すように、サブキャリア信号Ssc1(-CS/2)及びサブキャリア信号Ssc2(+CS/2)に対して、同じΔfLOの分だけ逆方向(右方向)にシフトしたように見える。
ここで、サブキャリア信号Ssc1の周波数オフセットをfos1とし、サブキャリア信号Ssc2の周波数オフセットをfos2とする。周波数オフセットモニタ部310は、fos1=fos2=+ΔfLOの周波数オフセットモニタ結果を取得する。さらに、周波数オフセットモニタ部310は、(fos1+fos2)/2=+ΔfLOを示す、周波数オフセット和情報Osumを生成する。そして、受信LO光源周波数制御部322は、周波数オフセット和情報Osumによって示される(fos1+fos2)/2=+ΔfLOがゼロとなるように、受信LO光源214の周波数をフィードバック制御する。つまり、受信LO光源周波数制御部322は、結果として受信LO光における周波数ドリフトが打ち消されるように、受信LO光源214の周波数を制御する。
この受信LO光の光周波数制御により、受信LO光をサブキャリア信号Ssc1とサブキャリア信号Ssc2との中間点に配置させることが可能となる。なお、このフィードバック制御は、光源の光周波数ドリフトの特性に応じて、間欠的に制御しても良いし、常時モニタおよび制御してもよい。常時制御を行えば、受信LO光源の光周波数がドリフトしても、常に受信LO光をサブキャリア信号Ssc1とサブキャリア信号Ssc2との中間点に維持する事が可能となる。つまり、光受信フロントエンド212の帯域特性は、周波数0を中心として左右対称であるため、上記受信LO光の光周波数制御を行うことにより、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2を均等に切り出すことが可能となる。言い換えると、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2のどちらか一方の特性が劣化するのではなく、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2を均等に切り出すことが可能となる。
次に、図11及び図12に示すように、送信光源116-1及び送信光源116-2に周波数ドリフトが発生したした場合の処理について説明する。上述したように、図11に示すように、送信光源116-1の光周波数fsc1が左方向つまりチャネル間隔CSが拡がる方向にΔfsc1だけシフトし、送信光源116-2の光周波数fsc2が右方向つまりチャネル間隔CSが拡がる方向にΔfsc2だけシフトしたとする。この場合、右方向を正とすると、結果的に、チャネル間隔CSは、ΔCS=Δfsc2-Δfsc1の分だけチャネル間隔が拡がることとなる。
図12に示すように、受信LO光源214により周波数の制御が適切に行われた後では、ΔCSの影響として、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2に対して、ΔCSの1/2の周波数オフセットが、それぞれ逆方向に加わったように見える。つまり、周波数オフセットモニタ部310は、サブキャリア信号Ssc1の周波数オフセットfos1=-ΔCS/2、サブキャリア信号Ssc2の周波数オフセットfos2=+ΔCS/2という周波数オフセットモニタ結果を取得する。さらに、周波数オフセットモニタ部310は、(fos1-fos2)/2=-ΔCS/2を示す、周波数オフセット差情報Odifを生成する。
したがって、送信光源周波数制御部324は、周波数オフセット差情報Odifを用いて、送信光源116-1を、-(fos1-fos2)/2=+ΔCS/2の周波数シフトを与えるように制御する。一方、送信光源周波数制御部324は、送信光源116-2を、+(fos1-fos2)/2=-ΔCS/2の周波数シフトを与えるように制御する。これにより、送信光源116-1と送信光源116-2との周波数間隔は、所定のCSに維持され得る。つまり、送信元である送信サブキャリア信号Ssc1と送信サブキャリア信号Ssc2とのチャネル間隔を適切に設定することが可能となる。
なお、受信LO光の光周波数制御と同様に、この送信光源116の光周波数のフィードバック制御は、光源の周波数ドリフトの特性に応じて、間欠的に制御しても良いし、常時モニタおよび制御してもよい。常時制御を行えば、送信光源116-1及び送信光源116-2の光周波数間隔が常に所定のCSに維持することが可能となる。これにより、図12に示したような、送信光源116の周波数ドリフトにより光受信フロントエンド212の周波数帯域外に信号が外れることが、抑制される。したがって、光受信フロントエンド212が2つのサブキャリア信号Sscを適切に抽出することが可能となる。
なお、受信LO光源周波数制御及び送信光源周波数制御の両方のフィードバック制御を行って初めて、送信側及び受信側における光源周波数が適切な関係となり得る。したがって、光受信フロントエンド212の帯域特性を最大限活かすためには、送信側及び受信側の両方の光周波数制御を行うことが望ましい。もちろん、どちらか一方の制御を行うだけでも効果はある。
また、図11及び図12に示すように送信光源116の光源周波数にドリフトが発生している場合、周波数オフセット和情報Osumが示す和の値は、略0であり得る。また、図9及び図10に示すように受信LO光源214の光源周波数にドリフトが発生している場合、周波数オフセット差情報Odifが示す差の値は、略0である。したがって、上記のように、受信LO光源周波数制御及び送信光源周波数制御の両方のフィードバック制御を同時に行っても、問題はない。
(比較例)
図14は、比較例にかかる光通信システム900を示す図である。比較例にかかる光通信システム900において、送信側システム100の構成については、実施の形態1と実質的に同様である。受信側システム200の構成については、サブキャリア信号Sscの数と同じN個の光受信器910-1~910-Nを有する点で、実施の形態1と異なる。
比較例にかかる構成では、サブキャリア信号Ssc数が増えればそのまま比例してシステム全体の回路規模が大きくなる。なお、CMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)微細化等の進歩にともなって複数サブキャリア信号Sscの処理を同一チップ上に集積化可能なデジタル信号処理部に関しては、今後集積化されて小型低電力化されていく可能性はある。しかしながら、光デバイスを含むアナログフロントエンドは、厳しい広帯域性が要求されるがゆえに、小型集積化が難しい。
このような問題に対し、複数のサブキャリア信号Sscを1つの光受信フロントエンド212(RxFE)で受信すれば、システム全体として光受信フロントエンド212の数を減らすことができるため、小型集積化・低電力化を実現できる可能性がある。フロントエンドの帯域特性が十分確保できる無線通信では、このような方式は実現可能である。しかしながら、大容量を実現する光通信システムでは、扱う信号帯域幅が、無線と比較して100倍以上広く、数10GHz以上の帯域を要する。さらに、キャリア周波数を決定する送信側及び受信側の光源の周波数ドリフトが発生することによって、サブキャリア間隔のズレやサブキャリア信号Sscの周波数オフセットが生じる。その結果、光受信フロントエンド212の帯域制限を受けて複数サブキャリア信号Sscを適切に切り出すことが困難となり受信特性が劣化する。
これに対し、本実施の形態においては、受信側システム200は、サブキャリア信号Sscの数よりも少ない光受信器210(光受信フロントエンド212)のみを有している。したがって、比較例にかかる構成と比較して、システム全体として光受信フロントエンドの数を減らすことができるため、小型集積化・低電力化を実現することが可能となる。さらに、実施の形態1にかかる光通信システム50は、送信側及び受信側の光源の光周波数制御を行うことによって、送信側及び受信側の光源に周波数ドリフトが発生した場合であっても、光受信フロントエンド212の帯域特性に応じて適切にサブキャリア信号Sscを抽出することができる。したがって、光受信フロントエンド212の持つ帯域特性を最も効果的に活用して、複数サブキャリア信号Sscを抽出することが可能となる。つまり、光受信フロントエンド212の帯域特性を十分確保できない場合であっても、複数のサブキャリア信号を適切に抽出することが可能となる。したがって、光受信フロントエンド212の数をサブキャリア信号の数よりも少なくしても受信特性の劣化を抑制することが可能となる。
なお、周波数オフセットの検出手段としては、特に方式は問われない。しかしながら、C点及びD点で観測される信号は、波長分散補償や偏波処理等のデジタル処理や復調処理が行われる前の信号であるため、波長分散、偏波、変調方式等に依存しない周波数オフセットモニタを用いるのが好ましい。また、サブキャリア信号Ssc1(C点)の周波数オフセットをモニタする際は、必要に応じてサブキャリア信号Ssc2を高域遮断フィルタで除去してから周波数オフセットをモニタしてもよい。同様に、サブキャリア信号Ssc2(D点)の周波数オフセットをモニタする際は、必要に応じてサブキャリア信号Ssc1を高域遮断フィルタで除去してから周波数オフセットをモニタしてもよい。更にいえば、図2では、C点及びD点から周波数オフセットモニタ部310に信号を分岐しているが、E点及びF点から分岐してもよい。
また、上述した例では、複数サブキャリア信号Sscを単一の光受信フロントエンド212で一括受信する場合の最小構成である2つのサブキャリア信号Sscの抽出に関して説明したが、本実施の形態は、このような構成に限られない。光受信フロントエンド212は、3つ以上のサブキャリア信号Sscを一括受信してもよい。この場合、上述したような周波数制御のコンセプトを3つ以上のサブキャリア信号の受信の場合に拡張可能であることは言うまでもない。
なお、光受信フロントエンド212が2つのサブキャリア信号Sscを受信するためには、光受信フロントエンド212の帯域特性として、2つのサブキャリア信号Sscを受信するための最低限の受信帯域幅を有する必要はある。しかしながら、図14に示した比較例と比較して、光受信フロントエンド212の数を半減することができるため、システム全体の小型化及び低電力化を図ることが可能となる。
例えば、現在実用化されている、あるいは、実用化の目処がたっている光受信フロントエンドの帯域幅として、ボーレート30Gbaud帯のもので約20~25GHz程度、更に高速なボーレート45Gbaud帯のもので約30~35GHz程度の広帯域特性が得られている。したがって、信号帯域幅の狭窄化が可能なナイキスト伝送方式などを用いた光受信フロントエンドは、広帯域特性に対するマージンは少ないものの、実質的に16GHz強の信号帯域幅を有する32Gbaudのサブキャリア信号Sscを2個まで受信し得る。したがって、図2に示した構成を実現することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、チャネル間隔を可能な限り狭幅化する構成を有する点で、実施の形態1と異なる。なお、この実施の形態2にかかる制御は、実施の形態1にかかる制御により光受信フロントエンド212の持つ帯域特性内にサブキャリア信号Sscを調整できた後で行われることが好ましい。これにより、2つの制御が互いに独立となるので、制御が容易となる。
図15は、実施の形態2にかかる光通信システム50を示す図である。光通信システム50は、送信側システム100と、受信側システム200と、光源周波数制御システム300とを有する。送信側システム100の構成は、実施の形態1と実質的に同様である。受信側システム200は、M個の光受信器210-1~210-Mを有する。図15に示すように、実施の形態2にかかる光受信器210は、実施の形態1にかかる光受信器210と同じ構成要素を有する。
さらに、実施の形態2にかかる光受信器210は、受信デジタル信号処理部231及び受信デジタル信号処理部232の後段に、それぞれ、復調部251及び復調部252を有する。復調部251は、サブキャリア信号Ssc1に対して復調処理を行う。復調部252は、サブキャリア信号Ssc2に対して復調処理を行う。
実施の形態2にかかる光源周波数制御システム300は、周波数オフセットモニタ部310、受信LO光源周波数制御部322及び送信光源周波数制御部324に加えて、ビットエラーモニタ332(ビットエラー監視手段)及び受信周波数シフト制御部334を有する。ビットエラーモニタ332は、復調処理におけるエラー訂正処理の際に得られるビットエラーレートを示す情報であるエラー情報Errを監視し、検出する。ビットエラーモニタ332は、エラー情報Errを送信光源周波数制御部324に対して送信する。
送信光源周波数制御部324は、エラー情報Errに基づいて送信光源116-1および送信光源116-2の光周波数を制御して、チャネル間隔を可能な限り狭幅化する。受信周波数シフト制御部334は、送信光源周波数制御部324によって制御されたチャネル間隔に基づいて、受信側の周波数シフト部221及び周波数シフト部222の周波数シフト量を適切に制御する。詳しくは後述する。
図16は、実施の形態2にかかる信号スペクトルイメージを示す図である。実施の形態2においては、サブキャリア間の波長多重間隔にマージンがある場合、つまり隣り合うサブキャリア信号Sscの間が空いている場合に、ビットエラーモニタ332によって得られたエラー情報Errを用いて、受信特性が劣化しない範囲で、徐々に送信光源116-1および送信光源116-2の光周波数を変化させて、チャネル間隔を狭くする方向に制御する。
具体的には、図3に示すように、サブキャリア信号Ssc1とサブキャリア信号Ssc2とが重なっていない場合、ビットエラーレートは、ほとんど変動しない。しかしながら、チャネル間隔を狭くした結果、サブキャリア信号Ssc1とサブキャリア信号Ssc2とが重なった場合に、ビットエラーレートが、サブキャリア信号Ssc1とサブキャリア信号Ssc2とが重なっていない場合と比較して、所定値よりも大きく悪化する。したがって、送信光源周波数制御部324は、エラー情報Errが示すビットエラーレートが悪化していない場合には、チャネル間隔を狭くする方向に、徐々に送信光源116-1および送信光源116-2の光周波数を変化させる。一方、送信光源周波数制御部324は、エラー情報Errが示すビットエラーレートが悪化した場合には、チャネル間隔を拡げる方向に、送信光源116-1および送信光源116-2の光周波数を変化させる。
そして、図16に示すように、サブキャリア信号Ssc1の信号スペクトルとサブキャリア信号Ssc2の信号スペクトルとが互いに接するまで、チャネル間隔を狭くすることができる。つまり、2つのサブキャリア間にギャップの無い最も高密度な波長多重間隔に最適化される。このとき、元々のチャネル間隔がCSであるとすると、サブキャリア信号Ssc1とサブキャリア信号Ssc2とのチャネル間隔はCS-ΔCSminに狭くなっている。この場合、送信光源116-1の周波数は、元々の周波数から、+ΔCSmim/2だけシフト(変動)したこととなる。また、送信光源116-2の周波数は、元々の周波数から、-ΔCSmim/2だけシフト(変動)したこととなる。
受信周波数シフト制御部334は、変化したチャネル間隔に応じて(つまりチャネル間隔の変化量に応じて)、周波数シフト部221及び周波数シフト部222における周波数シフト量を調整する。例えば、図16に示した例では、チャネル間隔がCS-ΔCSminであるので、受信周波数シフト制御部334は、周波数シフト部221に対して、+(CS-ΔCSmin)/2の周波数シフトを信号に与えるように制御する。また、受信周波数シフト制御部334は、周波数シフト部222に対して、-(CS-ΔCSmin)/2の周波数シフトを信号に与えるように制御する。
なお、受信周波数シフト制御部334が変化したチャネル間隔(つまりチャネル間隔の変化量)を検知する方法は、種々の方法がある。例えば、受信周波数シフト制御部334は、送信光源周波数制御部324が送信光源116-1,116-2に対して指示した光周波数の値を取得して、変化後のチャネル間隔を検知してもよい。これにより、受信周波数シフト制御部334はリアルタイムで周波数シフト量を制御することができる。一方、送信側から情報を取得する必要があるので、配線等が複雑化する可能性がある。
また、受信周波数シフト制御部334は、周波数オフセット差情報Odifを用いて、変化後のチャネル間隔を検知してもよい。具体的には、送信光源周波数制御部324によってチャネル間隔が狭くなるように制御された状態で光送信器110がサブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2を送信したため、光受信器210は、チャネル間隔が狭くなった状態で、サブキャリア信号Ssc1及びサブキャリア信号Ssc2を受信する。したがって、図11~図12の例とは逆に、チャネル間隔が狭くなる。チャネル間隔が変動しているので、周波数オフセットモニタ部310は、この変動量を、周波数オフセット差情報Odifを生成することができる。なお、周波数オフセット差情報Odifが示す値の正負の符号は、実施の形態1の場合とは逆になり得る。したがって、受信周波数シフト制御部334は、周波数オフセット差情報Odifを用いて、変化後のチャネル間隔を検知できる。これにより、受信側のみで信号を送受信できるので、送信光源周波数制御部324の制御値を用いる方法と比較して、配線等が容易となる。一方、光送信器110がチャネル間隔を狭くするようにして送信したサブキャリア信号におけるチャネル間隔の変動量を検知するので、送信光源周波数制御部324の制御値を用いる方法と比較すると、リアルタイム性は劣る。
実施の形態2では、実施の形態1による周波数利用効率の向上に加えて、光受信フロントエンド212の帯域特性に対するマージンが増大する方向に光周波数を制御することができる。そして、このマージンを光受信フロントエンド212の帯域特性に対する要求仕様緩和のために使用することも可能である。なお、本実施の形態の説明ではビットエラーレートに基づいて光源周波数の制御を行っているが、このような構成に限られない。例えば、ビットエラーレートに相関のあるQ値、又は、EVM(Error Vector Magnitude)等を用いてもよい。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、チャネル間隔を可能な限り狭幅化する構成を有する点で、実施の形態1と異なる。また、実施の形態3は、スペクトルモニタを用いてチャネル間隔を狭幅化する点で、実施の形態2と異なる。なお、この実施の形態3にかかる制御は、実施の形態1にかかる制御により光受信フロントエンド212の持つ帯域特性内にサブキャリア信号Sscを調整できた後で行われることが好ましい。これにより、2つの制御が互いに独立となるので、制御が容易となる。
図17は、実施の形態3にかかる光通信システム50を示す図である。光通信システム50は、送信側システム100と、受信側システム200と、光源周波数制御システム300とを有する。送信側システム100の構成は、実施の形態1と実質的に同様である。受信側システム200は、M個の光受信器210-1~210-Mを有する。図15に示すように、実施の形態3にかかる光受信器210は、実施の形態1にかかる光受信器210と同じ構成要素を有する。
実施の形態3にかかる光源周波数制御システム300は、周波数オフセットモニタ部310、受信LO光源周波数制御部322及び送信光源周波数制御部324に加えて、スペクトルモニタ342(スペクトル監視手段)及び受信周波数シフト制御部344を有する。なお、受信周波数シフト制御部344の構成及び動作は、実施の形態2にかかる受信周波数シフト制御部334と実質的に同様であるので、説明を省略する。
スペクトルモニタ342は、C点及びD点の信号を抽出する。C点及びD点の両信号(どちらか片方でもよい)は、サブキャリア信号Ssc1およびサブキャリア信号Ssc2の2つのサブキャリア信号Ssc成分が含まれた信号である。したがって、スペクトルモニタ342は、信号スペクトルの形状(エンベロープ)から、2つのサブキャリア信号Sscのチャネル間隔を推定する。スペクトルモニタ342は、推定されたチャネル間隔の情報を含むスペクトルモニタ情報Spm(監視結果)を、送信光源周波数制御部324に対して送信する。
送信光源周波数制御部324は、スペクトルモニタ情報Spmに基づいて送信光源116-1および送信光源116-2の光周波数を制御して、チャネル間隔を可能な限り狭幅化する。具体的には、送信光源周波数制御部324は、両サブキャリア信号Sscのスペクトルがクロストークしない(重ならない)最小のチャネル間隔となるように、送信光源116の周波数を制御する。このように、チャネル間隔を可能な限り狭くする制御を行うことで、実施の形態2と同様に、図16で示したようなスペクトルイメージを実現することが可能となる。このように、本実施の形態によれば、スペクトルモニタ情報Spmに基づいて、チャネル間隔を制御することにより、実施の形態2と同様な効果が得られる。
(変形例)
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、光源周波数制御システム300は、受信側システム200と物理的に別個でなくてもよい。つまり、光源周波数制御システム300は、受信側システム200を構成する装置の内部に設けられていてもよい。
また、上述した実施の形態においては、周波数シフト部が、光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号に対応した周波数シフトを当該サブキャリア信号に施し、周波数オフセットモニタ部310が、周波数シフトが施された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視するように構成されている。しかしながら、このような構成に限られない。周波数シフト部は、必ずしも必要ではない。つまり、適切に周波数オフセットを監視できれば、周波数オフセットモニタ部310は、周波数シフトが施された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視する必要はない。しかしながら、周波数シフトが施された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視することにより、より適切に、周波数オフセットを監視することが可能となる。
また、上述した実施の形態2及び実施の形態3では、ビットエラーレート又はスペクトルモニタ情報に基づき制御を行っているが、このような構成に限られない。例えば、受信特性に関連するモニタ情報を用いて、チャネル間隔を制御してもよい。
また、上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、無線通信装置内の各回路の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
複数のサブキャリア信号を波長多重して送信する送信側システムと、
前記波長多重された複数のサブキャリア信号を受信する受信側システムと、
前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する光源周波数制御システムと
を有し、
前記受信側システムは、
前記波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンドであって、それぞれの光受信フロントエンドは、前記複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信する、光受信フロントエンド
を有し、
前記光源周波数制御システムは、
前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視する周波数オフセット監視手段と、
前記周波数オフセット監視手段による監視結果に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する光源周波数制御手段と
を有する光通信システム。
(付記2)
前記周波数オフセット監視手段は、各サブキャリア信号の周波数オフセットの和を示す周波数オフセット和情報、及び、各サブキャリア信号の周波数オフセットの差を示す周波数オフセット差情報を生成し、
前記光源周波数制御手段は、前記周波数オフセット和情報及び前記周波数オフセット差情報に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する
付記1に記載の光通信システム。
(付記3)
前記光源周波数制御手段は、前記周波数オフセット和情報で示される周波数オフセットが打ち消されるように、前記受信側システムの光源周波数を制御する
付記2に記載の光通信システム。
(付記4)
前記光源周波数制御手段は、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のうちの第1のサブキャリア信号については、前記周波数オフセット差情報で示される周波数オフセットと逆の方向にシフトするように前記送信側システムの光源周波数を制御し、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のうち前記第1のサブキャリア信号とは異なる第2のサブキャリア信号については、前記周波数オフセット差情報で示される周波数オフセットと同じ方向にシフトするように前記送信側システムの光源周波数を制御する
付記2又は3に記載の光通信システム。
(付記5)
前記送信側システムで波長多重された前記複数のサブキャリア信号のチャネル間隔に基づいて、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号に対応した周波数シフトを当該サブキャリア信号に施す周波数シフト手段
をさらに有し、
前記周波数オフセット監視手段は、前記周波数シフトが施された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視する
付記1から4のいずれか1項に記載の光通信システム。
(付記6)
前記光源周波数制御システムは、
前記受信側システムにおいて各サブキャリア信号の復調の際に得られるビットエラーレートを監視するビットエラー監視手段
をさらに有し、
前記光源周波数制御手段は、前記ビットエラー監視手段による監視結果に基づいて、前記送信側システムにおいて各サブキャリア信号のチャネル間隔が狭くなるように、前記送信側システムの光源周波数を制御する
付記1から5のいずれか1項に記載の光通信システム。
(付記7)
前記光源周波数制御手段は、前記ビットエラーレートが所定値よりも悪化していない場合は、前記チャネル間隔が狭くなるように前記送信側システムの光源周波数を制御し、前記ビットエラーレートが所定値以上に悪化した場合は、前記チャネル間隔が拡がるように前記送信側システムの光源周波数を制御する
付記6に記載の光通信システム。
(付記8)
前記光源周波数制御システムは、
前記受信側システムにおける各サブキャリア信号の信号スペクトルから、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のチャネル間隔を推定するスペクトル監視手段
をさらに有し、
前記光源周波数制御手段は、前記推定されたチャネル間隔に基づいて、前記送信側システムにおいて各サブキャリア信号のチャネル間隔が狭くなるように、前記送信側システムの光源周波数を制御する
付記1から5のいずれか1項に記載の光通信システム。
(付記9)
送信側システムによって波長多重されて送信された複数のサブキャリア信号を、受信側システムにおいて、前記波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンドを用いて受信し、
それぞれの前記光受信フロントエンドは、前記複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信し、
前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視し、
前記周波数オフセットの監視結果に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する
光周波数制御方法。
(付記10)
各サブキャリア信号の周波数オフセットの和を示す周波数オフセット和情報、及び、各サブキャリア信号の周波数オフセットの差を示す周波数オフセット差情報を生成し、
前記周波数オフセット和情報及び前記周波数オフセット差情報に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する
付記9に記載の光周波数制御方法。
(付記11)
前記周波数オフセット和情報で示される周波数オフセットが打ち消されるように、前記受信側システムの光源周波数を制御する
付記10に記載の光周波数制御方法。
(付記12)
前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のうちの第1のサブキャリア信号については、前記周波数オフセット差情報で示される周波数オフセットと逆の方向にシフトするように前記送信側システムの光源周波数を制御し、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のうち前記第1のサブキャリア信号とは異なる第2のサブキャリア信号については、前記周波数オフセット差情報で示される周波数オフセットと同じ方向にシフトするように前記送信側システムの光源周波数を制御する
付記10又は11に記載の光周波数制御方法。
(付記13)
前記送信側システムで波長多重された前記複数のサブキャリア信号のチャネル間隔に基づいて、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号に対応した周波数シフトを当該サブキャリア信号に施し、
前記周波数シフトが施された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視する
付記9から12のいずれか1項に記載の光周波数制御方法。
(付記14)
前記受信側システムにおいて各サブキャリア信号の復調の際に得られるビットエラーレートを監視し、
前記ビットエラーレートの監視結果に基づいて、前記送信側システムにおいて各サブキャリア信号のチャネル間隔が狭くなるように、前記送信側システムの光源周波数を制御する
付記9から13のいずれか1項に記載の光周波数制御方法。
(付記15)
前記ビットエラーレートが所定値よりも悪化していない場合は、前記チャネル間隔が狭くなるように前記送信側システムの光源周波数を制御し、前記ビットエラーレートが所定値以上に悪化した場合は、前記チャネル間隔が拡がるように前記送信側システムの光源周波数を制御する
付記14に記載の光周波数制御方法。
(付記16)
前記受信側システムにおける各サブキャリア信号の信号スペクトルから、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のチャネル間隔を推定し、
前記推定されたチャネル間隔に基づいて、前記送信側システムにおいて各サブキャリア信号のチャネル間隔が狭くなるように、前記送信側システムの光源周波数を制御する
付記9から13のいずれか1項に記載の光周波数制御方法。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2017年3月6日に出願された日本出願特願2017-041280を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 光通信システム
2 送信側システム
10 受信側システム
12 光受信フロントエンド
14 周波数シフト部
20 光源周波数制御システム
22 周波数オフセット監視部
24 光源周波数制御部
50 光通信システム
60 光伝送路
100 送信側システム
110 光送信器
112 送信デジタル処理部
114 光送信フロントエンド
116 送信光源
120 合波器
200 受信側システム
210 光受信器
212 光受信フロントエンド
214 受信LO光源
221,222 周波数シフト部
231,232 受信デジタル信号処理部
251,252 復調部
300 光源周波数制御システム
310 周波数オフセットモニタ部
320 光源周波数制御部
322 受信LO光源周波数制御部
324 送信光源周波数制御部
332 ビットエラーモニタ
334 受信周波数シフト制御部
342 スペクトルモニタ
344 受信周波数シフト制御部

Claims (9)

  1. 複数のサブキャリア信号を波長多重して送信する送信側システムと、
    前記波長多重された複数のサブキャリア信号を受信する受信側システムと、
    前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する光源周波数制御システムと
    を有し、
    前記受信側システムは、
    前記波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンドであって、それぞれの光受信フロントエンドは、前記複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信する、光受信フロントエンド
    を有し、
    前記光源周波数制御システムは、
    前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視して、各サブキャリア信号の周波数オフセットの和を示す周波数オフセット和情報、及び、各サブキャリア信号の周波数オフセットの差を示す周波数オフセット差情報を生成する周波数オフセット監視手段と、
    前記周波数オフセット監視手段による監視結果に対応する、前記周波数オフセット和情報及び前記周波数オフセット差情報に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する光源周波数制御手段と
    を有する光通信システム。
  2. 前記光源周波数制御手段は、前記周波数オフセット和情報で示される周波数オフセットが打ち消されるように、前記受信側システムの光源周波数を制御する
    請求項に記載の光通信システム。
  3. 前記光源周波数制御手段は、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のうちの第1のサブキャリア信号については、前記周波数オフセット差情報で示される周波数オフセットと逆の方向にシフトするように前記送信側システムの光源周波数を制御し、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のうち前記第1のサブキャリア信号とは異なる第2のサブキャリア信号については、前記周波数オフセット差情報で示される周波数オフセットと同じ方向にシフトするように前記送信側システムの光源周波数を制御する
    請求項1又は2に記載の光通信システム。
  4. 複数のサブキャリア信号を波長多重して送信する送信側システムと、
    前記波長多重された複数のサブキャリア信号を受信する受信側システムと、
    前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する光源周波数制御システムと
    を有し、
    前記受信側システムは、
    前記波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンドであって、それぞれの光受信フロントエンドは、前記複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信する、光受信フロントエンドと、
    前記送信側システムで波長多重された前記複数のサブキャリア信号のチャネル間隔に基づいて、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号に対応した周波数シフトを当該サブキャリア信号に施す周波数シフト手段と
    を有し、
    前記光源周波数制御システムは、
    前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットであって、前記周波数シフトが施された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視する周波数オフセット監視手段と、
    前記周波数オフセット監視手段による監視結果に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する光源周波数制御手段と
    を有する光通信システム。
  5. 前記光源周波数制御システムは、
    前記受信側システムにおいて各サブキャリア信号の復調の際に得られるビットエラーレートを監視するビットエラー監視手段
    をさらに有し、
    前記光源周波数制御手段は、前記ビットエラー監視手段による監視結果に基づいて、前記送信側システムにおいて各サブキャリア信号のチャネル間隔が狭くなるように、前記送信側システムの光源周波数を制御する
    請求項1からのいずれか1項に記載の光通信システム。
  6. 前記光源周波数制御手段は、前記ビットエラーレートが所定値よりも悪化していない場合は、前記チャネル間隔が狭くなるように前記送信側システムの光源周波数を制御し、前記ビットエラーレートが所定値以上に悪化した場合は、前記チャネル間隔が拡がるように前記送信側システムの光源周波数を制御する
    請求項に記載の光通信システム。
  7. 前記光源周波数制御システムは、
    前記受信側システムにおける各サブキャリア信号の信号スペクトルから、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号のチャネル間隔を推定するスペクトル監視手段
    をさらに有し、
    前記光源周波数制御手段は、前記推定されたチャネル間隔に基づいて、前記送信側システムにおいて各サブキャリア信号のチャネル間隔が狭くなるように、前記送信側システムの光源周波数を制御する
    請求項1からのいずれか1項に記載の光通信システム。
  8. 送信側システムによって波長多重されて送信された複数のサブキャリア信号を、受信側システムにおいて、前記波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンドを用いて受信し、
    それぞれの前記光受信フロントエンドは、前記複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信し、
    前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視して、各サブキャリア信号の周波数オフセットの和を示す周波数オフセット和情報、及び、各サブキャリア信号の周波数オフセットの差を示す周波数オフセット差情報を生成し、
    前記周波数オフセットの監視結果に対応する、前記周波数オフセット和情報及び前記周波数オフセット差情報に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する
    光周波数制御方法。
  9. 送信側システムによって波長多重されて送信された複数のサブキャリア信号を、受信側システムにおいて、前記波長多重された複数のサブキャリア信号の数よりも少ない数の光受信フロントエンドを用いて受信し、
    それぞれの前記光受信フロントエンドは、前記複数のサブキャリア信号のうちの2つ以上のサブキャリア信号を受信し、
    前記送信側システムで波長多重された前記複数のサブキャリア信号のチャネル間隔に基づいて、前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号に対応した周波数シフトを当該サブキャリア信号に施し、
    前記光受信フロントエンドで受信された各サブキャリア信号の周波数オフセットであって、前記周波数シフトが施された各サブキャリア信号の周波数オフセットを監視し、
    前記周波数オフセットの監視結果に基づいて、前記送信側システムの光源周波数及び前記受信側システムの光源周波数の少なくとも一方を制御する
    光周波数制御方法。
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