JP6052361B1 - 受信器及び受信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信光源あるいはLO光源の発振周波数の揺らぎによる受信特性の劣化を抑制する。【解決手段】発振周波数が互いに異なる発振光を生成する複数の光源82と、複数の光源からの出力を合波して参照光を生成する合波器84と、信号光と参照光を干渉させ電気信号を生成するコヒーレント受信部76とを備えて構成される。【選択図】図2
Description
この発明は、光ネットワークでコヒーレント受信を行うのに好適な受信器と受信方法に関する。
近年、インターネットの普及等により通信需要が急速に増大している。それに対応して光ファイバ等を用いた高速かつ大容量の光アクセスネットワークが整備されつつある。このような光アクセスネットワークにおいて、高速かつ大容量化を実現するには、多重伝送技術が不可欠である。多重伝送技術としては、光時分割多重(OTDM:Optical Time Division Multiplexing)技術及び波長分割多重(WDM:Wavelength Divison Multiplexing)技術が、実用されつつあり、さらに光符号分割多重(OCDM:Optical Code Division Multiplexing)技術の研究も盛んに行われている。
光アクセスネットワークの整備・拡大に呼応してサービスも多様化してきている。サービスごとに光アクセスネットワークに要求される条件が異なることから、サービスごとに光アクセスネットワークが構築される場合も多い。このため、異なるサービスを提供する既設及び新設の光アクセスネットワークが混在している。この結果、増加したサービスに対応するための光アクセスネットワークの導入コストや、管理コストが増加する。
このような事情から、サービスの追加や削除を容易に行うことができ、かつ、サービスごとに異なる、光アクセスネットワークへの要求を効率よく集約できる光アクセスネットワークが求められている。
このような光アクセスネットワークを実現する技術として、無線通信において普及している直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing) を光ファイバ伝送に適用させた、コヒーレント光OFDM(CO−OFDM:Coherent Optical−OFDM)が注目されている。
OFDMは、互いに直交した複数の搬送波をそれぞれデジタル変調して多重する、マルチキャリア伝送技術である。デジタル変調の方法として、例えば、4値位相シフトキーイング(QPSK:Quadrature Phase Shift Keying)や直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)などの多値変調技術と組み合わせることで、限られた帯域幅を最大限に利用することができる。言い換えると、同じ情報量を伝送するのに必要な帯域幅を、最小限に抑えることができるので、サービスの追加や削除を容易に行うことができる。さらに、サービスごとに伝送容量や帯域幅を割り当てることができるので、異なるサービスを効率よく集約することもできる。
ここで、図6を参照して、CO−OFDMシステムで用いられる、従来の送信器及び受信器を説明する。図6(A)及び(B)は、従来の送信器及び受信器を説明するための模式図であり、図6(A)は、従来の送信器を示し、図6(B)は、従来の受信器を示している。
送信器150では、送信信号S49は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)52でデジタル変調された後、デジタル−アナログ変換器(DAC:Digital−to−Analog Converter)54でアナログ信号に変換される。送信光源60であるレーザダイオード(LD:Laser Diode)で生成される送信光が、このアナログ信号に基づいて変調器56において変調され、OFDM信号光S63として、伝送路に送出される。受信器170で受信されたOFDM信号光S69は、コヒーレント受信部76において、局部発振(LO:Local Oscillation)光源80からの局部発振(LO)光と干渉した後、アナログ−デジタル変換器(ADC:Analog−to−Digital Converter)74でデジタル信号に変換される。このデジタル信号をDSP72で復調することにより受信信号S73が得られる。
なお、送信器150が備えるDSP52及び受信器170が備えるDSP72には、それぞれ制御信号S51及びS71が入力される。
このとき、受信器170のLO光の波長、振幅及び位相が、送信光の、波長、振幅及び位相と等しい場合、すなわち、LO光と送信光がコヒーレントな場合、コヒーレント受信部76でのLO光と受信信号との干渉が強くなるので、より高い受信性能を得ることができる。さらに、CO−OFDMシステムでは、伝送路となる光ファイバの波長分散(CD:Chromatic Dispersion)や偏波モード分散(PMD:Polarization Mode Dispersion)に対して優れた耐性を持つことが示されている。
このとき、受信器170において受信したOFDM信号光S69と、受信器170のLO光とがコヒーレントであることが高い受信性能を実現するために必要である。OFDM信号光S69とLO光とがコヒーレントであるためには、それぞれの発振周波数が一致していることが必須であるが、一般的に送信光源やLO光源として用いられるLD光源の発振周波数安定性は、概ね±1.0〜1.5GHz程度である(例えば、非特許文献1参照)。
例えば送信光源の発振周波数が、仕様書に記載されている発振周波数安定性と同程度に揺らいだ場合の受信特性への影響をシミュレーションから求めた結果を、図7に示す。
図7は、受信特性を示す図であり、横軸に送信光源の発振周波数の変化量Δf[GHz]を取って示し、縦軸に受信データのエラーベクトル振幅(EVM:Error Vector Magnitude)を取って示している。送信光源の発振周波数とLO光源の発振周波数は、互いに独立に変動するが、ここでは、LO光源の発振周波数を一定としている。すなわち、横軸の発振周波数の変化量Δfは、送信光源の発振周波数と、LO光源の発振周波数の差を表している。
送信光源の発振周波数が変化しない(Δf=0)場合、すなわち、送信光源の発振周波数とLO光源の発振周波数とが一致する場合、EVMは14%程度である。これを、ビットエラー率(BER:Bit Error Rate)に換算すると、概ね1×10−12程度である。
一方、送信光源の発振周波数が変化した(Δf≠0)場合、すなわち、送信光源の発振周波数とLO光源の発振周波数とが不一致の場合、EVMは45%以上である。これを、BERに換算すると、概ね1×10−2以上となりほぼ受信できない状況となる。
このような課題を解決する手段として、受信信号から光搬送波を抽出して参照光として用いる受信方法がある(例えば、特許文献1参照)。この受信方法では、受信信号を光分割素子で2分割し、一方は受信した光OFDM信号として、他方は狭帯域光フィルタによって光搬送波成分が抽出され、それぞれコヒーレント受信装置に入力される。
この受信方法では、参照光を発生させるためのLO光源が不要であるため、装置コストを抑制することができる利点がある。
NeoPhotonics社製品仕様書D00782
しかしながら、上述の特許文献1に開示されている受信方法の場合、光分割素子で受信信号を2分割することで、受信信号、及び、抽出する光搬送波ともに光パワーが半減してしまう。この結果、当該ネットワークにおける伝送距離が制限されてしまう。あるいは、伝送に伴う損失や位相変動などによって受信信号が劣化し、光搬送波が抽出できなくなることで信号が受信できなくなるなどの不具合が生じてしまう。
この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、この発明の目的は、伝送に伴う損失や位相変動などによる受信信号の劣化に影響されずにデジタルコヒーレント受信するための参照光として、受信器にLO光源を備えつつ、送信光源あるいはLO光源の発振周波数の揺らぎによる受信特性の劣化を抑制するための、受信器と、受信方法を提供することにある。
上述した目的を達成するために、この発明の信号光を送信する送信器と、前記信号光をコヒーレント受信する受信器を備える光ネットワークで用いられる受信器は、発振周波数が互いに異なる発振光を生成する複数の光源と、複数の光源からの出力を合波して参照光を生成する合波器と、信号光と参照光を干渉させ電気信号を生成するコヒーレント受信部とを備えて構成される。
ここで、複数の光源として3つの光源を備え、それぞれの光源で生成される発振光の発振周波数が等間隔であり、中央の発振周波数が、送信器が備える送信光源の発振周波数と等しい。
また、この発明の他の実施形態では、複数の光源として2つの光源を備え、それぞれの光源で生成される発振光の発振周波数の平均値が、送信器が備える送信光源の発振周波数と等しい。
ここで、複数の光源として3つの光源を備え、それぞれの光源で生成される発振光の発振周波数が等間隔であり、中央の発振周波数が、送信器が備える送信光源の発振周波数と等しい。
また、この発明の他の実施形態では、複数の光源として2つの光源を備え、それぞれの光源で生成される発振光の発振周波数の平均値が、送信器が備える送信光源の発振周波数と等しい。
また、この発明の受信方法は、上記の受信器で行われ、発振周波数が互いに異なる局部発振光を生成する過程と、複数の光源からの出力を合波して参照光を生成する過程と、信号光と参照光を干渉させ電気信号を生成する過程とを備える。
この発明の受信器及び受信方法によれば、後述のシミュレーション結果に示されるように、光源の周波数安定性の範囲で、十分な受信特性が得られている。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態について説明するが、各構成要素の形状、大きさ及び配置関係については、この発明が理解できる程度に概略的に示したものに過ぎない。また、以下、この発明の好適な構成例につき説明するが、数値的条件などは、単なる好適例にすぎない。従って、この発明は以下の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の構成の範囲を逸脱せずにこの発明の効果を達成できる多くの変更又は変形を行うことができる。
(光ネットワーク)
図1を参照して、光ネットワークについて説明する。図1に示す例では、光ネットワーク10は、M(Mは1以上の整数)個の局舎端末(OLT:Optical Line Terminal)20−1〜Mと、N(Nは1以上の整数)個の加入者端末(ONU:Optical Network Unit)30−1〜Nで構成される、いわゆる、光アクセスネットワークである。OLT20およびONU30は、それぞれ送信器と受信器で構成される。OLT20及びONU30は、同様に構成されるが、OLTは、さらに上層のネットワークと接続される点で、ONUと異なる。以下の説明において、OLT20からONU30への伝送を下り伝送(DS:Down Stream)と称し、ONU30からOLT20への伝送を上り伝送(US:Up Stream)と称することもある。
図1を参照して、光ネットワークについて説明する。図1に示す例では、光ネットワーク10は、M(Mは1以上の整数)個の局舎端末(OLT:Optical Line Terminal)20−1〜Mと、N(Nは1以上の整数)個の加入者端末(ONU:Optical Network Unit)30−1〜Nで構成される、いわゆる、光アクセスネットワークである。OLT20およびONU30は、それぞれ送信器と受信器で構成される。OLT20及びONU30は、同様に構成されるが、OLTは、さらに上層のネットワークと接続される点で、ONUと異なる。以下の説明において、OLT20からONU30への伝送を下り伝送(DS:Down Stream)と称し、ONU30からOLT20への伝送を上り伝送(US:Up Stream)と称することもある。
(送信器及び受信器)
図2(A)及び(B)を参照して、CO−OFDMシステムの送信器及び受信器について説明する。図2(A)は、送信器の模式図であり、図2(B)は受信器の模式図である。通常、OLT20及びONU30には、送信器50及び受信器70の両者が設けられる。
図2(A)及び(B)を参照して、CO−OFDMシステムの送信器及び受信器について説明する。図2(A)は、送信器の模式図であり、図2(B)は受信器の模式図である。通常、OLT20及びONU30には、送信器50及び受信器70の両者が設けられる。
送信器50は、DSP52、DAC54、送信光源60及び変調器56を備えて構成される。送信信号S49は、DSP52でデジタル変調された後、DAC54でアナログ信号に変換される。送信光源60で生成される送信光が、変調器56に送られる。変調器56は、アナログ信号に基づいて送信光を変調して、OFDM信号光(以下、単に信号光とも称する。)S63として、伝送路に創出する。送信器50は、図6を参照して説明した従来の送信器と同様に構成される。
受信器70は、DSP72、ADC74、局部発振光源80及びコヒーレント受信部76を備えて構成される。局部発振光源80は、複数の発振光源82と、合波器84を備えている。ここでは、複数の光源として、3つの光源82−1〜3を備える例を説明する。
第1〜3の光源82−1〜3で生成される発振光が、合波部84で合波されて参照光(局部発振光(LO光)とも称する。)としてコヒーレント受信部76に送られる。
ここで、3つの光源82−1〜3が生成する発振光は、その発振周波数が互いに異なっている。例えば、3つの光源82−1〜3で生成される発振光の発振周波数が等間隔であり、中央の発振周波数が、送信器が備える送信光源と同じ発振周波数であるように構成できる。
(シミュレーション)
この受信器の動作について、シミュレーションを行った。ここでは、第1〜第3の光源82−1〜3の周波数を1.5GHz間隔に固定している。第1の光源の周波数f1は、第2の光源の周波数f2に対して、−1.5GHzとし、第3の光源の周波数f3を第2の光源の周波数f2に対して、+1.5GHzとしている。送信光源の周波数f0を、第2の光源の周波数f2に対して、変化させる。
この受信器の動作について、シミュレーションを行った。ここでは、第1〜第3の光源82−1〜3の周波数を1.5GHz間隔に固定している。第1の光源の周波数f1は、第2の光源の周波数f2に対して、−1.5GHzとし、第3の光源の周波数f3を第2の光源の周波数f2に対して、+1.5GHzとしている。送信光源の周波数f0を、第2の光源の周波数f2に対して、変化させる。
図3(A)及び(B)は、シミュレーション結果を示す図である。図3(A)では、横軸に、送信光源の周波数f0と、第2の光源の周波数f2の差を、送信光源の発振周波数の変化量Δf(=f0−f2)として取り、縦軸にEVMを取って示している。また、図3(B)では、横軸に、送信光源の発振周波数の変化量Δfを取り、縦軸にBERを取って示している。
図3(A)及び(B)では、この受信器についてのシミュレーション結果を黒塗りの三角で示している。また、比較のため、従来の受信器についてのシミュレーション結果を×印で示している。
送信光源の発振周波数が揺らいでいない(Δf=0)では、従来の受信器よりもEVM及びBERが大きくなっており、受信特性の最良値は若干劣る。しかし、信号光の周波数が光源の発振周波数安定性である±1.0〜1.5GHz程度に変動したとしても、EVMに大きな変化は見られず20〜22%程度である。また、この時のBERは1×10−7〜3×10−6程度である。従来の受信器がΔf≠0のときに、顕著に受信特性が劣化するのに対し、この受信器では、±1.5GHz程度の発振周波数に対して十分な受信特性が得られる。
ここでは、受信器の第1〜第3の光源の周波数を固定しているが、これらの光源も発振周波数安定性である±1.0〜1.5GHz程度に変動する可能性がある。
仮に、第1〜3の光源の周波数が、全て+側に1.5GHz変動し、送信光源が−側に1.5GHz変動した場合、Δf=−3GHzとなる。Δfが±3GHzでは、−1.5GHz〜+1.5GHzに比べて、EVMやBERがやや大きくなるものの、従来の受信器に比べると小さい値となっており、受信可能である。
次に、第1の光源が+側に変動し、かつ、第3の光源が−側に変動、あるいは、第1の光源が−側に変動し、かつ、第3の光源が+側に変動した場合、すなわち、第2の光源に対して、第1の光源と第3の光源が、異なる方向に変動した場合について検討する。第1の光源と第3の光源の変動の大きさが等しいとすると、第1〜3の光源の周波数間隔が変化する。第1〜3の光源の周波数間隔を変えたときのシミュレーション結果を図4(A)及び(B)に示す。
図4(A)では、横軸に送信光源の発振周波数の変化量Δfを取り、縦軸にEVMを取って示している。また、図4(B)では、横軸に送信光源の発振周波数の変化量Δfを取り、縦軸にBERを取って示している。
図4(A)及び(B)では、第1〜3の光源の周波数間隔が1.0GHzとしたときの結果を黒塗りの四角で示し、1.5GHzとしたときの結果を黒塗りの三角で示し、2.0GHzとしたときの結果を黒塗りのひし形で示し、3.0GHzとしたときの結果を黒塗りの丸で示している。
周波数間隔が1.0GHzの場合、発振周波数の変化量Δfが4.0GHz以上となると、EVM及びBERの値が大きくなり、受信不可となる。しかし、発振周波数の変化量Δfが−3.0GHz≦Δf≦+3.0GHzの範囲では、周波数間隔が1.0GHzから3.0GHzのいずれの場合であっても、十分な受信特性が得られている。
次に、受信器の光源が2つの場合について説明する。第1の光源と第2の光源の周波数間隔を1.5GHzとし、送信光源の周波数f0と、第1の光源の周波数f1、及び、第2の光源の周波数f2の平均値との差を、送信光源の発振周波数の変化量Δf(=f0−(f1+f2)/2)とする。
このときのシミュレーション結果を図5(A)及び(B)に示す。
図5(A)では、横軸に送信光源の発振周波数の変化量Δfを取り、縦軸にEVMを取って示している。また、図5(B)では、横軸に送信光源の発振周波数の変化量Δfを取り、縦軸にBERを取って示している。
光源が2つの場合のシミュレーション結果を白抜きの三角で示している。また、比較のため、光源が3つの受信器についてのシミュレーション結果を黒塗りの三角で示し、従来の受信器についてのシミュレーション結果を×印で示している。なお、光源が3つの受信器及び従来の受信器については、発振周波数の変化量Δfは、図3と同じように設定している。
発振周波数の変化量Δfが−3.0GHz≦Δf≦+3.0GHzの範囲では、光源が2つであっても、3つであっても、ともに、十分な受信特性が得られている。しかし、光源が2つの場合、発振周波数の変化量Δfが4.0GHz以上となると、EVM及びBERの値が大きくなり、受信不可となる。
以上のシミュレーションの結果に示されるように、受信器の光源の数は2つの場合は、変化量Δfが大きい場合に、受信不可となるが、光源の周波数安定性の範囲では、光源の数が2つであっても3つであっても十分な受信特性が得られる。
また、光源の数が3つの場合に、周波数間隔が1.0GHzでは、変化量Δfが大きい場合に受信不可となる。しかし、周波数間隔が1.0GHzから3.0GHzのいずれの場合であっても、光源の周波数安定性の範囲では、十分な受信特性が得られている。
10 光アクセスネットワーク
20 OLT
30 ONU
50、150 送信器
52、72 デジタルシグナルプロセッサ(DSP)
54 デジタル−アナログ変換器(DAC)
56 変調器
58、78 光スイッチ
60 送信光源(LD)
70、170 受信器
74 アナログ−デジタル変換器(ADC)
76 コヒーレント受信部
80 局部発振光源(LO)
82 発振光源
84 合波器
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54 デジタル−アナログ変換器(DAC)
56 変調器
58、78 光スイッチ
60 送信光源(LD)
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76 コヒーレント受信部
80 局部発振光源(LO)
82 発振光源
84 合波器
Claims (4)
- 信号光を送信する送信器と、前記信号光をコヒーレント受信する受信器を備える光ネットワークで用いられる受信器であって、
発振周波数が互いに異なる発振光を生成する複数の光源と、
前記複数の光源からの出力を合波して参照光を生成する合波器と、
前記信号光と前記参照光を干渉させ電気信号を生成するコヒーレント受信部と
を備え、
前記複数の光源として3つの光源を備え、
それぞれの光源で生成される発振光の発振周波数が等間隔であり、中央の発振周波数が、前記送信器が備える送信光源の発振周波数と等しい
ことを特徴とする受信器。 - 信号光を送信する送信器と、前記信号光をコヒーレント受信する受信器を備える光ネットワークで用いられる受信器であって、
発振周波数が互いに異なる発振光を生成する複数の光源と、
前記複数の光源からの出力を合波して参照光を生成する合波器と、
前記信号光と前記参照光を干渉させ電気信号を生成するコヒーレント受信部と
を備え、
前記複数の光源として2つの光源を備え、
それぞれの光源で生成される発振光の発振周波数の平均値が、前記送信器が備える送信光源の発振周波数と等しい
ことを特徴とする受信器。 - 前記発振周波数の間隔が、前記送信光源、又は、前記発振光を生成する複数の光源の発振周波数の安定度に相当する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信器。 - 請求項1又は2に記載の受信器で行われる受信方法であって、
発振周波数が互いに異なる発振光を生成する過程と、
前記複数の光源からの出力を合波して参照光を生成する過程と、
前記信号光と前記参照光を干渉させ電気信号を生成する過程と
を備え、
予め、前記発振周波数の間隔を、前記送信光源、又は、前記発振光を生成する複数の光源の発振周波数の安定度に相当する間隔に設定しておく
ことを特徴とする受信方法。
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