JP2017028451A - 光送信装置、伝送システム、及び伝送方法 - Google Patents

光送信装置、伝送システム、及び伝送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 信号を劣化させることなくサブチャネル同士の干渉が抑制された光送信装置、伝送システム、及び伝送方法を提供する。
【解決手段】 光送信装置は、電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する生成部と、前記多重信号を光変調して光受信装置に送信する送信部と、前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本件は、光送信装置、伝送システム、及び伝送方法に関する。
大容量のデータ伝送の需要の増加に応じ、1つの波長光で高速伝送を可能とするデジタルコヒーレント光伝送方式の研究開発が行われている。また、デジタルコヒーレント光伝送方式において非線形耐力を高める技術として、中心周波数の異なる複数のサブチャネルをデジタル信号処理により多重して光変調するデジタルサブチャネル多重技術(DSCM: Digital Sub-Channel Multiplexing)が研究開発されている(例えば非特許文献1参照)。
この技術によると、光信号の波長多重伝送(WDM: Wavelength Division Multiplexing)(例えば特許文献1参照)よりシンボルレート(ボーレート)の低い複数のサブチャネルを多重して1つの信号を構成できるため、非線形劣化が低減される。なお、非特許文献2及び3にはDWDM(Dense Wavelength Wavelength Division Multiplexing)システムにおけるチャネルの監視手段に関する技術が開示されている。
特開2014−217053号公報
Meng Qiu,"Digital subcarrier multiplexing for fiber nonlinearity mitigation in coherent optical communication systems", Optics Express, 2014,Vol.22, Issue15, p.18770-18777 Takahito Tanimura et al,"Superimposition and Detection of Frequency Modulated Tone for Light Path Tracing Employing Digital Signal Processing and Optical Filter, OFC/NFOFC 2012, OW4G.4 Takahito Tanimura et al,"In-band FSK Supervisory Signaling between Adaptive Optical Transceivers Employing Digital Signal Processing", ECOC 2011, We.7.A.6
デジタルサブチャネル多重技術を採用した場合、サブチャネル間に一定の周波数間隔(以下、ガードバンド)を設けることで、サブチャネル間の干渉による信号の劣化が低減される。しかし、ガードバンドを広く設けるほど、サブチャネルの全体の帯域幅が増加するため、トレードオフとして、例えばフィルタリングや他のWDMチャネルからのクロストークによる信号の劣化が生ずる。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、信号を劣化させることなくサブチャネル同士の干渉が抑制された光送信装置、伝送システム、及び伝送方法を提供することを目的とする。
本明細書に記載の光送信装置は、電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する生成部と、前記多重信号を光変調して光受信装置に送信する送信部と、前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する制御部とを有する。
本明細書に記載の伝送システムは、光送信装置と、前記光送信装置と接続された光受信装置と、監視装置とを有し、前記光送信装置は、電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する生成部と、前記多重信号を光変調して前記光受信装置に送信する送信部と、前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する制御部とを有し、前記監視装置は、前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性を監視して、該監視結果を前記光送信装置に通知する。
本明細書に記載の伝送方法は、電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成し、前記多重信号を光変調して光受信装置に送信し、前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する伝送方法である。
信号を劣化させることなくサブチャネル同士の干渉を抑制できる。
伝送システムの一例を示す構成図である。 送信処理回路の一例を示す構成図である。 多重信号のスペクトルの一例を示す波形図である。 ガードバンドの幅に応じたQ値の変化の一例を示すグラフである。 受信処理回路の一例を示す構成図である。 送信制御部の動作の一例を示すフローチャートである。 ガードバンドの決定処理の一例を示すフローチャートである。 受信処理回路の他例を示す構成図である。 送信制御部の動作の他例を示すフローチャートである。 ガードバンドの決定処理の他例を示すフローチャートである。
図1は、伝送システムの一例を示す構成図である。伝送システムは、伝送路9に光信号Soを送信する光送信装置1と、伝送路9を介して光信号Soを受信する光受信装置2と、光受信装置2における光信号Soの受信特性を監視する監視装置3と、光送信装置1と光受信装置2間の伝送処理を制御する伝送制御装置4とを有する。
伝送システムは、一例としてデジタルコヒーレント光伝送方式に基づき伝送処理を行うが、これに限定されない。また、伝送路9としては、光ファイバだけでなく、自由空間、半導体基板等に形成された光導波路などが挙げられる。
光送信装置1は、送信処理回路10と、光源11と、デジタルアナログ変換器(Digital-to-Analog Converter)12a〜12dとを有する。また、光送信装置1は、位相変調器(PM: Phase Modulator)13a〜13dと、偏波ビームスプリッタ(PBS: Polarization Beam Splitter)14と、偏波ビームコンバイナ(PBC: Polarization Beam Combiner)15とを有する。
送信処理回路10は、他装置から入力された電気信号Sを中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する。送信処理回路10は、生成した多重信号を4つのデジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqにそれぞれ分離して、DAC12a〜12dに出力する。なお、送信処理回路10としては、例えばDSP(Digital Signal Processor)が挙げられるが、これに限定されず、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)であってもよい。なお、送信処理回路10の構成については後述する。
DAC12a〜12dは、デジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqをそれぞれアナログ信号に変換する。アナログ信号は、PM13a〜13dに入力される。なお、DAC12a〜12dは、送信処理回路10内に構成されてもよい。
光源11は、例えばLED(Laser Emission Diode)であり、所定の周波数の局発光LOsをPBS14に出力する。PBS14は、局発光LOsを、H軸及びV軸(偏光軸)に分離する。局発光LOsのH軸成分はPM13a,13bにそれぞれ入力され、局発光LOsのV軸成分はPM13c,13dにそれぞれ入力される。
PM13a〜13dは、送信部の一例であり、DAC12a〜12dからのアナログ信号を光変調する。より具体的には、PM13a,13bは、局発光LOsのH軸成分をDAC12a,12bからのアナログ信号に基づき位相変調し、PM13c,13dは、局発光LOsのV軸成分をDAC12c,12dからのアナログ信号に基づき位相変調する。位相変調された局発光LOsのH軸成分及びV軸成分はPBC15に入力される。PBC15は、局発光LOsのH軸成分及びV軸成分を偏波合成して、光信号Soとして伝送路9に出力する。
光受信装置2は、受信処理回路20と、光源21と、ADC(Analog-to-Digital Convertor)22a〜22dと、PD(Photo Diode)23a〜23dと、90度光ハイブリッド回路240,241と、PBS25,26とを有する。PBS26は、光送信装置1から伝送路9を介して入力された光信号Soを、H軸成分及びV軸成分に分離して90度光ハイブリッド回路240,241にそれぞれ出力する。
また、光源21は、光送信装置1の局発光LOsに同期した局発光LOrをPBS25に入力する。PBS25は、局発光LOrをH軸成分及びV軸成分に分離して90度光ハイブリッド回路240,241にそれぞれ出力する。
90度光ハイブリッド回路240は、光信号SoのH軸成分及び局発光LOrのH軸成分を干渉させるための導波路を有し、光信号SoのH軸成分を検波する。90度光ハイブリッド回路240は、検波結果として、Iチャネル及びQチャネルの各々の振幅及び位相に応じた光成分をPD23a,23bにそれぞれ出力する。
90度光ハイブリッド回路241は、光信号SoのV軸成分及び局発光LOrのV軸成分を干渉させるための導波路を有し、光信号SoのV軸成分を検波する。90度光ハイブリッド回路241は、検波結果として、Iチャネル及びQチャネルの各々の振幅及び位相に応じた光成分をPD23c,23dにそれぞれ出力する。
PD23a〜23dは、入力された光成分を電気信号に変換して、電気信号をADC22a〜22dにそれぞれ出力する。ADC22a〜22dは、PD23a〜23dから入力された電気信号をデジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqにそれぞれ変換する。デジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqは受信処理回路20に入力される。
受信処理回路20は、デジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqを合成して多重信号とし、多重信号に多重されたサブチャネルごとの信号を取り出す。受信処理回路20は、各サブチャネルの信号から電気信号Sを生成する。
監視装置3は、受信処理回路20から各サブチャネルの信号を取得して、光受信装置における各サブチャネルの受信特性を監視する。サブチャネルの受信特性としては、ビットエラーレートや非線形光学効果による波形歪みの補償量などが挙げられる。監視装置3は、各サブチャネルの受信特性の監視結果を伝送制御装置4に送信する。なお、監視装置3は、光受信装置2内に設けられてもよい。
伝送制御装置4は、監視装置3から受信した受信特性の監視結果を光送信装置1に転送する。つまり、監視装置3は、受信特性の監視結果を光送信装置1に通知する。また、伝送制御装置4は、光送信装置1に送信制御の開始を指示する。
光送信装置1において、送信処理回路10は、伝送制御装置4からの指示に従い、各サブチャネルの受信特性の監視結果に基づき、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する。より具体的には、送信処理回路10は、隣接するサブチャネル間にガードバンドを設けることで、サブチャネル間の干渉による信号の劣化を低減する。
図2は、送信処理回路10の一例を示す構成図である。送信処理回路10は、送信制御部40と、生成部10Xとを有する。生成部10Xは、シリアル−パラレル変換回路(S/P)100と、変調部101と、アップサンプリング部102と、フィルタ部103と、周波数シフト部104と、合成部105とを有する。変調部101、アップサンプリング部102、フィルタ部103、及び周波数シフト部104は、サブチャネル数n(=2,4,6,・・・)の最大数n_max分だけ設けられる。
生成部10Xは、電気信号Sを中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する。
シリアル−パラレル変換回路100は、電気信号Sをシリアル−パラレル変換によりシリアル信号からn個のパラレル信号S1〜Snに変換する。パラレル信号の個数n(≦n_max)は、送信制御部40からシリアル−パラレル変換回路100に通知される。シリアル−パラレル変換で得られたn個のパラレル信号S1〜Snは、変調部101にそれぞれ出力される。
変調部101は、所定のシンボルレートでパラレル信号S1〜Snの変調処理を行う。変調方式としては、QPSK(Quaternary Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Phase Shift Keying)が挙げられるが、これに限定されない。
アップサンプリング部102は、変調処理されたパラレル信号S1〜Snをn倍のシンボルレートにリサンプリングする。フィルタ部103は、アップサンプリング部102から出力されたパラレル信号S1〜Snのフィルタリング処理を行う。一例として、フィルタ部103は、ロールオフ率aのRRC(Root Raise Cosine)のナイキスト特性を有し、パラレル信号S1〜Snをナイキスト整形する。
周波数シフト部104は、各パラレル信号S1〜Snのスペクトルの中心周波数を互いに異なる周波数にシフトする。より具体的には、周波数シフト部104は、符号104Xで示されるように、ミキサ回路及び周波数生成回路104bを有する。周波数生成回路104bは、周波数信号Ftxを生成しミキサ回路104aに出力する。
ミキサ回路104aは、フィルタ部103から入力されたパラレル信号S1〜Snと周波数信号Ftxを乗算することで、各パラレル信号S1〜Snのスペクトルの中心周波数をシフトさせる。これにより、パラレル信号S1〜Snは、中心周波数の異なるn個のサブチャネルに収容される。
Figure 2017028451
各パラレル信号S1〜Snの中心周波数のシフト量Tx_SHIFT(k)は、上記の式(1),(2)で表される。式(1),(2)において、Rはシンボルレートを示し、GBkは信号Sk(k=1〜n)のガードバンドの幅を示す。なお、nは、上述したようにサブチャネル数を示す。サブチャネル数n及びガードバンド幅GBkは、送信制御部40から各周波数シフト部104に通知される。中心周波数がシフトされたパラレル信号S1〜Snは、合成部105に入力される。
合成部105は、サブチャネルのパラレル信号S1〜Snを多重して多重信号を生成する。合成部105は、多重信号をデジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqに分離して出力する。
送信制御部40は、制御部の一例であり、光受信装置2における各サブチャネルの受信特性の監視結果に基づき、サブチャネル数n及び隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する。これにより、各サブチャネル間のガードバンド幅GBkが、受信特性に応じて適切に制御される。
図3は、多重信号のスペクトルの一例を示す波形図である。図3において、横軸は周波数を示し、縦軸はパワー、つまり信号電力を示す。本例において、多重信号は、一例として4個のサブチャネルCH1〜CH4を有する。なお、Bは、多重信号に割り当てられた周波数帯域を示す。
サブチャネルCH1〜CH4のスペクトルの中心周波数は、それぞれf1〜f4である。サブチャネルCH1〜CH4の中心周波数f1〜f4は、ベースバンドである所定の基準周波数f0に対して、上記の式(1)で表されるシフト量Tx_SHIFT(k)分だけシフトしている。
また、各サブチャネルCH1〜CH4のスペクトル幅Baは、シンボルレートR及びロールオフ率aを用いて以下の式(3)により表される。
Ba=(1+a)×R ・・・(3)
また、各サブチャネルCH1〜CH4のスペクトルの両側には、幅GB1〜GB4のガードバンドがそれぞれ設けられている。したがって、各サブチャネルCH1〜CH4が占有する周波数帯域は、スペクトル幅Baに、2×GBk(k=1〜4)を加算した値となり、各サブチャネルCH1〜CH4の全体の帯域幅Bsは、各サブチャネルCH1〜CH4の周波数帯域の合計となる。
上述したように、送信制御部40は、光受信装置2における各サブチャネルの受信特性の監視結果に基づき、隣接するサブチャネルCH1〜CH4同士の周波数間隔を制御する。これにより、各サブチャネルCH1〜CH4の間にはガードバンドが設けられるため、サブチャネルCH1〜CH4同士の干渉が抑制される。
図4は、ガードバンドの幅GBkに応じたQ値の変化の一例を示すグラフである。図4は、ガードバンド幅GBk=0、0.1×R、0.2×Rの3種類の場合について、シンボルレートに対するQ値を示す。Q値は、シンボルレートによらず、ガードバンド幅GBkが大きいほど、良好な特性を示す。したがって、ガードバンド幅GBkに応じて、サブチャネルCH1〜CH4同士の干渉が抑制されることがわかる。
ここで、ガードバンド幅GBkを広く設けるほど、サブチャネルCH1〜CH4の全体の帯域幅Bsが増加するため、トレードオフとして、例えばフィルタリングや他のWDMチャネルからのクロストークによる信号の劣化が生ずる。
しかし、各ガードバンドの幅GB1〜GB4は、光受信装置2における各サブチャネルCH1〜CH4の受信特性の監視結果に基づくため、電気信号Sの劣化が生ずることなく、適切に制御される。これにより、光送信装置1は、電気信号Sを劣化させることなくサブチャネルCH1〜CH4同士の干渉を抑制できる。
再び図1を参照すると、送信処理回路10は、送信制御部40によるガードバンド幅GBkの設定が完了すると、伝送制御装置4にガードバンド幅GBk及びサブチャネル数を通知する。伝送制御装置4は、通知されたガードバンド幅GBk及びチャネル数を含む制御信号を受信処理回路20に送信する。受信処理回路20は、ガードバンド幅GBk及びチャネル数に基づき回路内の各部を設定する。
図5は、受信処理回路20の一例を示す構成図である。受信処理回路20は、フィルタ部201と、周波数シフト部202と、ダウンサンプリング部203と、分散補償部204と、偏波分離部205と、オフセット補償部206と、位相同期部207と、識別部208と、パラレル−シリアル変換回路(P/S)209とを有する。フィルタ部201、周波数シフト部202、ダウンサンプリング部203、分散補償部204、偏波分離部205、オフセット補償部206、位相同期部207、及び識別部208は、サブチャネル数nの最大数n_max分だけ設けられる。
ADC22a〜22dから入力されたデジタル信号Hi,Hq,Vi,Vqは、受信処理回路20内で多重信号に合成される。多重信号は分岐して各フィルタ部201に入力される。フィルタ部201は、サブチャネルごとの周波数f1〜f4に基づき多重信号をフィルタリング処理することによりパラレル信号S1〜Snを取り出して周波数シフト部202に出力する。
周波数シフト部202は、受信制御部41から通知されたサブチャネル数n及びガードバンド幅GBkに基づいてパラレル信号S1〜Snのスペクトルの中心周波数を基準周波数f0にシフトする。このため、送信制御部40が決定したサブチャネル数n及びガードバンド幅GBkに応じて、パラレル信号S1〜Snのスペクトルの中心周波数がシフトされる。
より具体的には、周波数シフト部202は、符号202Xで示されるように、ミキサ回路202a及び周波数生成回路202bを有する。周波数生成回路202bは、周波数信号Frxを生成しミキサ回路202aに出力する。
ミキサ回路202aは、フィルタ部201から入力されたパラレル信号S1〜Snと周波数信号Frxを乗算することで、各パラレル信号S1〜Snのスペクトルの中心周波数を基準周波数f0にシフトさせる。
Figure 2017028451
各パラレル信号S1〜Snの中心周波数のシフト量Rx_SHIFT(k)は、上記の式(4),(5)で表される。式(4),(5)内のサブチャネル数n及びガードバンド幅GBkは、受信制御部41から各周波数シフト部202に通知される。
ダウンサンプリング部203は、中心周波数がシフトされたパラレル信号S1〜Snを1/n倍のシンボルレートにリサンプリングする。分散補償部204は、ダウンサンプリング部203から出力されたパラレル信号S1〜Snに対し、伝送路9内で生じた波長分散による波形歪みを補償する。分散補償部204は、例えば伝送路9内の波長分散とは逆の特性を加えることにより、波長分散により生じた波形歪みを補償する。
偏波分離部205は、分散補償部204から出力されたパラレル信号S1〜Snの偏波分離を行う。オフセット補償部206は、偏波分離部205から出力されたパラレル信号S1〜Snの実軸(I)及び虚軸(Q)を有する複素平面上における信号点の位相のオフセットを補償する。
位相同期部207は、オフセット補償部206から出力されたパラレル信号S1〜Snが変調方式に応じた信号コンスタレーション(信号空間ダイヤグラム)により正常に復調処理されるように、光送信装置1の光源11と光受信装置2の光源21の間の周波数の差分及び位相の差分を補正する。信号コンスタレーションは、複素平面上に信号の振幅及び位相に応じた信号点を表したものである。位相同期部207は、補正したパラレル信号S1〜Snを識別部208に出力する。
識別部208は、変調方式に応じた信号コンスタレーションに基づいて信号点を識別することによりパラレル信号S1〜Snを復調処理する。復調処理されたパラレル信号S1〜Snは、パラレル−シリアル変換回路209に入力される。
パラレル−シリアル変換回路209は、パラレル信号S1〜Snをシリアル変換することにより元の電気信号Sを復元して後段の回路へ出力する。パラレル−シリアル変換回路209は、受信制御部41から通知されたサブチャネル数nに基づきパラレル信号S1〜Snをシリアル変換する。このため、送信制御部40が決定したサブチャネル数nに応じて、正常な電気信号Sが復元される。
また、復調処理されたパラレル信号S1〜Snは、監視装置3に出力される。監視装置3は、光受信装置2における受信特性としてパラレル信号S1〜Snの各ビットエラーレートを監視する。このため、パラレル信号S1〜Snとしては、例えばPRBS(Pseudo Random Bit Stream)などの試験信号が用いられるのが好ましい。監視装置3は、パラレル信号S1〜Snごとのエラーレートの監視結果を光送信装置1に通知する。
図6は、送信制御部40の動作の一例を示すフローチャートである。本動作は、例えば伝送制御装置4から制御開始の指示を受けた場合に行われる。なお、本動作に先立ち、ガードバンド幅GBkの初期値は、伝送路9の長さ、コア径、及び材質などのパラメータや、光送信装置1の送信光のパワー、変調方式、及びシンボルレートなどのパラメータに基づき適切に設定される。
まず、送信制御部40は、サブチャネル数nを1にセットし、変数iを1にセットする(ステップSt1)。次に、送信制御部40は、ガードバンド幅GBkを決定するためにガードバンド決定処理を行う(ステップSt2)。送信制御部40は、ガードバンド決定処理において、各パラレル信号S1〜Snのビットエラーレートの監視結果に基づきサブチャネル間の周波数間隔を制御する。このため、送信制御部40は、ビットエラーレートに基づきガードバンド幅GBkを制御できる。なお、ガードバンド決定処理の詳細については後述する。
次に、送信制御部40は、サブチャネル数nが1であるか否かを判定する(ステップSt3)。送信制御部40は、サブチャネル数nが1である場合(ステップSt3のNo)、ビットエラーレートの平均値BERavを平均値BERnとして保持する(ステップSt8a)。次に、送信制御部40は、変数iに1を加算し(ステップSt8)、サブチャネル数nを2に設定する(ステップSt7)。つまり、サブチャネル数nは2に設定される。次に、送信制御部40は、再びガードバンド決定処理を行う(ステップSt2)。
また、送信制御部40は、サブチャネル数nが1ではない場合(ステップSt3のYes)、各サブチャネルのビットエラーレートの平均値BERavと変更前のサブチャネル数nにおけるビットエラーレートの平均値BERnを比較する(ステップSt4)。つまり、送信制御部40は、今回と前回のビットエラーレートの平均値を比較する。なお、ビットエラーレートの平均値の算出は、ガードバンド決定処理(ステップSt2)内で行われる。
送信制御部40は、BERav≧BERnの場合(ステップSt4のYes)、ステップSt5の処理を行う。また、送信制御部40は、BERav<BERnの場合(ステップSt4のNo)、サブチャネル数nが最大数n_maxであるか否かを判定する(ステップSt9)。
送信制御部40は、サブチャネル数n=n_maxである場合(ステップSt9のYes)、ステップSt5の処理を行う。また、送信制御部40は、サブチャネル数n<n_maxである場合(ステップSt9のNo)、ステップSt8a、St8、及びSt7の各処理を行うことでサブチャネル数nを増加させた後、再びガードバンド決定処理を行う(ステップSt2)。
このように、送信制御部40は、サブチャネル数nを増加させるたびに各サブチャネルのビットレートの平均値BERavを算出し、サブチャネル数nを増加させた後のビットエラーレートの平均値BERavが、その増加前より増加した場合、増加前の値にサブチャネル数nを固定する。このため、送信制御部40は、エラーレートの平均値BERavに応じて適切にサブチャネル数nを決定できる。
次に、送信制御部40は、ビットエラーレートの平均値BERavを所定値LIMと比較する(ステップSt5)。ここで、所定値LIMは、目標とする伝送性能に応じて決定される。
送信制御部40は、BERav>LIMの場合(ステップSt5のNo)、サブチャネルの全体の帯域幅Bsに所定値ΔBsを加算して設定し(ステップSt10)、再びステップSt1の処理を行う。つまり、送信制御部40は、目標とする伝送性能が達成されていないと判断する場合、サブチャネルの全体の帯域幅Bsを拡張して再びガードバンド決定処理を行う(ステップSt2)。
このように、送信制御部40は、サブチャネルのビットエラーレートの平均値BERavに基づき、サブチャネルの全体の帯域幅Bsを制御する。このため、ビットエラーレートの平均値BERavが高い場合、サブチャネルの全体の帯域幅Bsを拡張することでガードバンド幅GBkを広げることができる。
また、送信制御部40は、BERav≦LIMの場合(ステップSt5のYes)、サブチャネルの最も低いビットエラーレートと所定値LIMの差分ΔBERを所定の閾値Kと比較する(ステップSt6)。送信制御部40は、ΔBER>Kの場合(ステップSt6のNo)、サブチャネルの全体の帯域幅Bsに所定値ΔBsを減算して設定し(ステップSt11)、再びステップSt1の処理を行う。これにより、伝送性能が過剰に良好である場合、帯域幅Bsが狭くなることで帯域効率が改善される。
また、送信制御部40は、ΔBER≦Kの場合(ステップSt6のYes)、動作を終了する。このようにして、送信制御部40は動作する。次に上記のガードバンド決定処理(ステップSt2)について説明する。
図7は、ガードバンドの決定処理の一例を示すフローチャートである。送信制御部40は、監視装置3から各サブチャネルのビットエラーレートBERを取得する(ステップSt21)。次に、送信制御部40は、各サブチャネルのビットエラーレートBERの平均値BERavを算出する(ステップSt22)。
送信制御部40は、ビットエラーレートBERの平均値BERavの算出処理(ステップSt22)が、ガードバンド決定処理の開始後の初回のものである場合(ステップSt23のYes)、平均値BERavを前回のビットエラーレートBERの平均値BERprとして保持し、現在のガードバンド幅GBkを前回のガードバンド幅GBprとして保持する(ステップSt25)。次に、送信制御部40は、サブチャネルの中の最も低いビットエラーレートBERxに対する自己のサブチャネルのビットエラーレートBERの差分が所定値pより大きいサブチャネル数Qを算出する(ステップSt26)。
次に、送信制御部40は、算出したサブチャネル数Qが0より大きいか否かを判定する(ステップSt27)。送信制御部40は、Q≦0の場合(ステップSt27のNo)、現在のガードバンド幅GBpr(=GBk)を設定する(ステップSt32)。これにより、送信制御部40は、各サブチャネル間のビットエラーレートBERの差分が小さい場合、最適なガードバンド幅GBkを採用できる。次に、送信制御部40は、図6の処理に戻る前の準備として、平均値BERavを前回の平均値BERprとして(ステップSt32a)、処理を終了する。
また、送信制御部40は、ビットエラーレートBERの平均値BERavの算出処理(ステップSt22)が、ガードバンド決定処理の開始後の初回のものではない場合(ステップSt23のNo)、今回の平均値BERavと前回の平均値BERprを比較する(ステップSt24)。送信制御部40は、BERav≧BERprの場合(ステップSt24のYes)、前回のガードバンド幅GBprを設定するステップSt32)。これにより、送信制御部40は、後述するステップSt28以降の処理においてガードバンド幅GBkを調整した後でビットエラーレートBERが増加した場合、増加前のガードバンド幅GBprを採用できる。次に、送信制御部40は、平均値BERavを前回の平均値BERprとして(ステップSt32a)、処理を終了する。
また、送信制御部40は、BERav<BERprの場合(ステップSt24のNo)、上述したステップSt25〜St27の処理を行う。送信制御部40は、Q>0の場合(ステップSt27のYes)、以下のステップSt28〜31、St33の処理を行うことによりガードバンド幅GBkを調整する。
まず、送信制御部40は、サブチャネルの1つを選択して(ステップSt28)、そのサブチャネルのビットエラーレートBERを、複数のサブチャネルの最も低いビットエラーレートBERxと所定値pの和(BERx+p)を比較する(ステップSt29)。ここで、所定値pは差分の許容値である。
送信制御部40は、BER≧BERx+pの場合(ステップSt29のNo)、ガードバンド幅GBkを広げる(ステップSt30)。送信制御部40は、一例として、選択したサブチャネルの現在のガードバンド幅GBkに所定の係数Y(>1)を乗ずることにより、ガードバンド幅GBkを広げる。
GBk=(Bs−Bmux−GBk×2QY)/2(n−Q) ・・・(6)
また、送信制御部40は、BER<BERx+pの場合(ステップSt29のYes)、ガードバンド幅GBkを狭める(ステップSt33)。送信制御部40は、一例として、上記の式(6)に従ってガードバンド幅GBkを狭める。式(6)においてBmuxは、各サブチャネルのスペクトル幅Baの合計である。
このように、送信制御部40は、各サブチャネルのビットレートBERとサブチャネルの最も低いビットエラーレートBERxの比較結果に応じてサブチャネル間の周波数間隔を制御する。このため、各サブチャネルのビットエラーレートBERが平均化されるようにガードバンド幅GBkが設定される。
次に、送信制御部40は、全てのサブチャネルが選択済みである場合(ステップSt31のYes)、再びステップSt21の処理を行い、未選択のサブチャネルが存在する場合(ステップSt31のNo)、他のサブチャネルを選択し(ステップSt28)、上記と同様の処理を行う。このようにして、ガードバンド決定処理は行われる。
上記の実施例において、送信制御部40は、サブチャネルごとのビットエラーレートBERの監視結果に基づきサブチャネル間の周波数間隔を制御したが、これに限定されない。送信制御部40は、例えば、サブチャネルの各々に対し、伝送路9内の非線形光学効果により生じた劣化量の監視結果に基づきサブチャネル間の周波数間隔を制御してもよい。なお、非線形光学効果としては、例えば相互位相変調(XPM: Cross Phase Modulation)、四光波混合(FWM: Four-Wave Mixing)、及び自己位相変調(SPM: Self Phase Modulation)が挙げられる。以下に、この場合の実施例について述べる。
図8は、受信処理回路20の他例を示す構成図である。図8において、図5と共通の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施例では、分散補償部204が、分散補償済みのパラレル信号S1〜Snを監視装置3aに出力する。監視装置3aは、非線形光学効果による劣化量を補償する非線形効果補償回路30を有する。
非線形効果補償回路30は、一例として、パラレル信号S1〜Snに対して、back propagation法に従い、非線形光学効果による劣化の一例である波形歪みを補償する。監視装置3aは、その補償量を、非線形光学効果によるパラレル信号S1〜Snの劣化量とみなして、伝送制御装置4を介し光送信装置1に通知する。
図9は、本実施例における送信制御部40の動作を示すフローチャートである。図9において、図6と共通する処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
本動作は、例えば伝送制御装置4から制御開始の指示を受けた場合に行われる。なお、本動作に先立ち、ガードバンド幅GBkの初期値は、伝送路9の長さ、コア径、及び材質などのパラメータや、光送信装置1の送信光のパワー、変調方式、及びシンボルレートなどのパラメータに基づき適切に設定される。
送信制御部40は、サブチャネル数n及び変数iの初期化後(ステップSt1)、監視結果の劣化量に基づきガードバンド幅GBkを決定するためにガードバンド決定処理を行う(ステップSt2’)。送信制御部40は、ガードバンド決定処理において、各パラレル信号S1〜Snの劣化量の監視結果に基づきサブチャネル間の周波数間隔を制御する。このため、送信制御部40は、非線形的な雑音である劣化量に基づきガードバンド幅GBkを制御できる。なお、ガードバンド決定処理の詳細については後述する。
送信制御部40は、ガードバンド決定処理の後(ステップSt2’)、サブチャネル数nが1であるか否かを判定する(ステップSt3)。送信制御部40は、サブチャネル数nが1ではない場合(ステップSt3のYes)、各サブチャネルの劣化量の平均値NLavと変更前のサブチャネル数nにおける劣化量の平均値NLnを比較する(ステップSt4’)。つまり、送信制御部40は、今回と前回の劣化量の平均値を比較する。なお、劣化量の平均値の算出は、ガードバンド決定処理(ステップSt2’)内で行われる。
送信制御部40は、NLav<NLnの場合(ステップSt4’のNo)、サブチャネル数nが最大数n_maxであるか否かを判定する(ステップSt9)。送信制御部40は、サブチャネル数n<n_maxである場合(ステップSt9のNo)、劣化量の平均値NLavを変更前のサブチャネル数nにおける劣化量の平均値NLnとして保持する(ステップSt8a’)。次に、送信制御部40は、ステップSt8及びSt7の各処理を行うことでサブチャネル数nを増加させた後、再びガードバンド決定処理を行う(ステップSt2’)。なお、送信制御部40は、n=1の場合(ステップSt3のNo)も、ステップSt8a’、St8、St7の処理を行う。また、送信制御部40は、サブチャネル数n=n_maxである場合(ステップSt9のYes)、処理を終了する。
また、送信制御部40は、NLav≧NLnの場合(ステップSt4’のYes)、動作を終了する。このようにして、送信制御部40は動作する。
このように、送信制御部40は、サブチャネル数nを増加させるたびに各サブチャネルの劣化量の平均値NLavを算出し、サブチャネル数nを増加させた後の劣化量の平均値NLavが、その増加前より増加した場合、増加前の値にサブチャネル数nを固定する。このため、送信制御部40は、劣化量の平均値NLavに応じて適切にサブチャネル数nを決定できる。次に上記のガードバンド決定処理(ステップSt2’)について説明する。
図10は、本例におけるガードバンドの決定処理を示すフローチャートである。送信制御部40は、監視装置3から各サブチャネルの劣化量NLを取得する(ステップSt41)。次に、送信制御部40は、各サブチャネルの劣化量NLの平均値NLavを算出する(ステップSt42)。
送信制御部40は、劣化量NLの平均値NLavの算出処理(ステップSt42)が、ガードバンド決定処理の開始後の初回のものである場合(ステップSt43のYes)、平均値NLavを前回の劣化量NLの平均値NLprとして保持し、現在のガードバンド幅GBkを前回のガードバンド幅GBprとして保持する(ステップSt45)。次に、送信制御部40は、サブチャネルの中の最も高い劣化量NLxに対する自己のサブチャネルの劣化量NLの差分が所定値p’より大きいサブチャネル数Qを算出する(ステップSt46)。
次に、送信制御部40は、算出したサブチャネル数Qが0より大きいか否かを判定する(ステップSt47)。送信制御部40は、Q≦0の場合(ステップSt47のNo)、現在のガードバンド幅GBpr(=GBk)を設定して(ステップSt52)、処理を終了する。これにより、送信制御部40は、各サブチャネル間の劣化量NLの差分が小さい場合、現在のガードバンド幅GBk(=GBpr)を採用できる。次に、送信制御部40は、図9の処理に戻る前の準備として、平均値NLavを前回の平均値NLprとして(ステップSt52a)、処理を終了する。
また、送信制御部40は、劣化量NLの平均値NLavの算出処理(ステップSt42)が、ガードバンド決定処理の開始後の初回のものではない場合(ステップSt43のNo)、今回の平均値NLavと前回の平均値NLprを比較する(ステップSt44)。送信制御部40は、NLav≧NLprの場合(ステップSt44のYes)、前回のガードバンド幅GBprを設定する(ステップSt52)する。これにより、送信制御部40は、後述するステップSt48以降の処理においてガードバンド幅GBkを調整した後で劣化量NLが増加した場合、増加前のガードバンド幅GBprを採用できる。次に、送信制御部40は、平均値NLavを前回の平均値NLprとして(ステップSt52a)、処理を終了する。
また、送信制御部40は、NLav<NLprの場合(ステップSt44のNo)、上述したステップSt45〜St47の処理を行う。送信制御部40は、Q>0の場合(ステップSt47のYes)、以下のステップSt48〜51、St53の処理を行うことによりガードバンド幅GBkを調整する。
まず、送信制御部40は、サブチャネルの1つを選択して(ステップSt48)、そのサブチャネルの劣化量NLを、複数のサブチャネルの最も高い劣化量NLxと所定値p’の差分(NLx−p’)を比較する(ステップSt49)。ここで、所定値p’は差分の許容値である。
送信制御部40は、NL>NLx−p’の場合(ステップSt49のYes)、ガードバンド幅GBkを広げる(ステップSt50)。送信制御部40は、一例として、選択したサブチャネルの現在のガードバンド幅GBkに所定の係数Y(>1)を乗ずることにより、ガードバンド幅GBkを広げる。
また、送信制御部40は、NL≦NLx−p’の場合(ステップSt49のNo)、ガードバンド幅GBkを狭める(ステップSt53)。送信制御部40は、一例として、上記の式(6)に従ってガードバンド幅GBkを狭める。
このように、送信制御部40は、各サブチャネルの劣化量NLとサブチャネルの最も高い劣化量NLxの比較結果に応じてサブチャネル間の周波数間隔を制御する。このため、各サブチャネルの劣化量NLが平均化されるようにガードバンド幅GBkが設定される。
次に、送信制御部40は、全てのサブチャネルが選択済みである場合(ステップSt51のYes)、再びステップSt41の処理を行い、未選択のサブチャネルが存在する場合(ステップSt51のNo)、他のサブチャネルを選択し(ステップSt48)、上記と同様の処理を行う。このようにして、ガードバンド決定処理は行われる。
これまで述べたように、実施例に係る光送信装置1は、生成部10Xと、PM13a〜13dと、送信制御部40とを有する。生成部10Xは、電気信号Sを中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する。PM13a〜13dは、多重信号を光変調して光受信装置2に送信する。送信制御部40は、光受信装置2における多重信号内の各サブチャネルの受信特性の監視結果に基づき、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する。
上記の構成によると、送信制御部40は、光受信装置2における各サブチャネルの受信特性の監視結果に基づき、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する。これにより、各サブチャネルの間にはガードバンドが設けられるため、サブチャネル同士の干渉が抑制される。
また、各ガードバンドの幅GBkは、光受信装置2における各サブチャネルの受信特性の監視結果に基づくため、電気信号Sの劣化が生ずることなく、適切に制御される。したがって、実施例に係る光送信装置1によると、電気信号Sを劣化させることなくサブチャネル同士の干渉を抑制できる。
また、実施例に係る伝送システムは、光送信装置1と、光送信装置1と接続された光受信装置2と、監視装置3,3aとを有する。
光送信装置1は、生成部10Xと、PM13a〜13dと、送信制御部40とを有する。生成部10Xは、電気信号Sを中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する。PM13a〜13dは、多重信号を光変調して光受信装置2に送信する。送信制御部40は、光受信装置2における多重信号内の各サブチャネルの受信特性の監視結果に基づき、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する。
監視装置3,3aは、光受信装置2における多重信号内の各サブチャネルの受信特性を監視して、その監視結果を光送信装置1に通知する。
実施例に係る伝送システムは、上記の光送信装置1と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
また、実施例に係る伝送方法は、以下のステップを含む。
ステップ(1):電気信号Sを中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分ける。
ステップ(2):複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する。
ステップ(3):多重信号を光変調して光受信装置2に送信する。
ステップ(4):光受信装置2における多重信号内の各サブチャネルの受信特性の監視結果に基づき、複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する。
実施例に係る伝送方法は、上記の光送信装置1と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する生成部と、
前記多重信号を光変調して光受信装置に送信する送信部と、
前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する制御部とを有することを特徴とする光送信装置。
(付記2) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々のビットエラーレートの監視結果に基づき前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記3) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々のビットレートと、前記複数のサブチャネルの最も低いビットエラーレートの比較結果に応じて前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記2に記載の光送信装置。
(付記4) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの数を増加させるたびに前記複数のサブチャネルの各々のビットレートの平均値を算出し、前記複数のサブチャネルの数を増加させた後のビットエラーレートの平均値が、該増加前より増加した場合、前記複数のサブチャネルの数を固定することを特徴とする付記2または3に記載の光送信装置。
(付記5) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルのビットエラーレートの平均値に基づき、前記複数のサブチャネルの全体の帯域幅を制御することを特徴とする付記2乃至4の何れかに記載の光送信装置。
(付記6) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々に対し、伝送路内の非線形光学効果により生じた劣化量の監視結果に基づき前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記7) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々の劣化量と、前記複数のサブチャネルの最も高い劣化量の比較結果に応じて前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記6に記載の光送信装置。
(付記8) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの数を増加させるたびに前記複数のサブチャネルの各々の劣化量の平均値を算出し、前記複数のサブチャネルの数を増加させた後の劣化量の平均値が、該増加前より増加した場合、前記複数のサブチャネルの数を固定することを特徴とする付記6または7に記載の光送信装置。
(付記9) 光送信装置と、
前記光送信装置と接続された光受信装置と、
監視装置とを有し、
前記光送信装置は、
電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する生成部と、
前記多重信号を光変調して前記光受信装置に送信する送信部と、
前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する制御部とを有し、
前記監視装置は、前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性を監視して、該監視結果を前記光送信装置に通知することを特徴とする伝送システム。
(付記10) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々のビットエラーレートの監視結果に基づき前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記9に記載の伝送システム。
(付記11) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々のビットレートと、前記複数のサブチャネルの最も低いビットエラーレートの比較結果に応じて前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記10に記載の伝送システム。
(付記12) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの数を増加させるたびに前記複数のサブチャネルの各々のビットレートの平均値を算出し、前記複数のサブチャネルの数を増加させた後のビットエラーレートの平均値が、該増加前より増加した場合、前記複数のサブチャネルの数を固定することを特徴とする付記10または11に記載の伝送システム。
(付記13) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルのビットエラーレートの平均値に基づき、前記複数のサブチャネルの全体の帯域幅を制御することを特徴とする付記10乃至12の何れかに記載の伝送システム。
(付記14) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々に対し、伝送路内の非線形光学効果により生じた劣化量の監視結果に基づき前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記9に記載の伝送システム。
(付記15) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々の劣化量と、前記複数のサブチャネルの最も高い劣化量の比較結果に応じて前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記14に記載の伝送システム。
(付記16) 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの数を増加させるたびに前記複数のサブチャネルの各々の劣化量の平均値を算出し、前記複数のサブチャネルの数を増加させた後の劣化量の平均値が、該増加前より増加した場合、前記複数のサブチャネルの数を固定することを特徴とする付記14または15に記載の伝送システム。
(付記17) 電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、
前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成し、
前記多重信号を光変調して光受信装置に送信し、
前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御することを特徴とする伝送方法。
(付記18) 前記複数のサブチャネルの各々のビットエラーレートの監視結果に基づき前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記17に記載の伝送方法。
(付記19) 前記複数のサブチャネルの各々のビットレートと、前記複数のサブチャネルの最も低いビットエラーレートの比較結果に応じて前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記18に記載の伝送方法。
(付記20) 前記複数のサブチャネルの数を増加させるたびに前記複数のサブチャネルの各々のビットレートの平均値を算出し、前記複数のサブチャネルの数を増加させた後のビットエラーレートの平均値が、該増加前より増加した場合、前記複数のサブチャネルの数を固定することを特徴とする付記18または19に記載の伝送方法。
(付記21) 前記複数のサブチャネルのビットエラーレートの平均値に基づき、前記複数のサブチャネルの全体の帯域幅を制御することを特徴とする付記18乃至20の何れかに記載の伝送方法。
(付記22) 前記複数のサブチャネルの各々に対し、伝送路内の非線形光学効果により生じた劣化量の監視結果に基づき前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記17に記載の伝送方法。
(付記23) 前記複数のサブチャネルの各々の劣化量と、前記複数のサブチャネルの最も高い劣化量の比較結果に応じて前記周波数間隔を制御することを特徴とする付記22に記載の伝送方法。
(付記24) 前記複数のサブチャネルの数を増加させるたびに前記複数のサブチャネルの各々の劣化量の平均値を算出し、前記複数のサブチャネルの数を増加させた後の劣化量の平均値が、該増加前より増加した場合、前記複数のサブチャネルの数を固定することを特徴とする付記22または23に記載の伝送方法。
1 光送信装置
2 光受信装置
3 監視装置
9 伝送路
10 送信処理回路
10X 生成部
13a〜13d PM
40 送信制御部

Claims (10)

  1. 電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する生成部と、
    前記多重信号を光変調して光受信装置に送信する送信部と、
    前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する制御部とを有することを特徴とする光送信装置。
  2. 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々のビットエラーレートの監視結果に基づき前記周波数間隔を制御することを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  3. 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々のビットレートと、前記複数のサブチャネルの最も低いビットエラーレートの比較結果に応じて前記周波数間隔を制御することを特徴とする請求項2に記載の光送信装置。
  4. 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの数を増加させるたびに前記複数のサブチャネルの各々のビットレートの平均値を算出し、前記複数のサブチャネルの数を増加させた後のビットエラーレートの平均値が、該増加前より増加した場合、前記複数のサブチャネルの数を固定することを特徴とする請求項2または3に記載の光送信装置。
  5. 前記制御部は、前記複数のサブチャネルのビットエラーレートの平均値に基づき、前記複数のサブチャネルの全体の帯域幅を制御することを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の光送信装置。
  6. 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々に対し、伝送路内の非線形光学効果により生じた劣化量の監視結果に基づき前記周波数間隔を制御することを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  7. 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの各々の劣化量と、前記複数のサブチャネルの最も高い劣化量の比較結果に応じて前記周波数間隔を制御することを特徴とする請求項6に記載の光送信装置。
  8. 前記制御部は、前記複数のサブチャネルの数を増加させるたびに前記複数のサブチャネルの各々の劣化量の平均値を算出し、前記複数のサブチャネルの数を増加させた後の劣化量の平均値が、該増加前より増加した場合、前記複数のサブチャネルの数を固定することを特徴とする請求項6または7に記載の光送信装置。
  9. 光送信装置と、
    前記光送信装置と接続された光受信装置と、
    監視装置とを有し、
    前記光送信装置は、
    電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成する生成部と、
    前記多重信号を光変調して前記光受信装置に送信する送信部と、
    前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御する制御部とを有し、
    前記監視装置は、前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性を監視して、該監視結果を前記光送信装置に通知することを特徴とする伝送システム。
  10. 電気信号を中心周波数の異なる複数のサブチャネルに分け、
    前記複数のサブチャネルを多重することにより多重信号を生成し、
    前記多重信号を光変調して光受信装置に送信し、
    前記光受信装置における前記多重信号内の前記複数のサブチャネルの各々の受信特性の監視結果に基づき、前記複数のサブチャネルのうち、隣接するサブチャネル同士の周波数間隔を制御することを特徴とする伝送方法。
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