JP7110285B2 - 樹脂管用継手 - Google Patents
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Description
発明の第1態様では、環状突部においてコア部の中心軸から最も離れた最大外径部位がコア部の中心軸に対して斜めに交差する傾斜面に沿って配置されているので、樹脂管の内側にコア部が挿入される際に樹脂管において環状突部によって拡径される部位が樹脂管の軸方向の1箇所に集中することが避けられる。これにより、樹脂管にコア部を挿入することが容易となる。しかも、複数の環状突部には、最大外径部位がコア部の中心軸に対して互いに逆向きに傾斜した1対の相互反転環状突部が含まれており、1対の相互反転環状突部の互いの最大外径部位が、右ネジと左ネジの関係と同様の関係になる。これにより、コア部の中心軸回りに樹脂管が回転したときに、コア部に対して樹脂管が回転することが抑えられ、樹脂管からコア部が外れることが抑えられる。
発明の第3態様では、環状突部においてコア部の先端側を向く先端向き面は、コア部の先端側へ向かうにつれて縮径されるテーパー状に形成されているので、コア部の挿入が容易となる。そして、先端向き面の周方向でコア部の中心軸方向における最大外径部位と最小外径部位の間隔が大きくなるに従って緩くなっているので、先端向き面の縮径度合、即ち、環状突部の拡径度合が周方向全体で一気に大きくなることが抑制され、樹脂管内へのコア部の挿入が容易となる。
発明の第4態様では、環状突部として、最大外径部位の径の大きさが異なる大径環状突部と小径環状突部とを有し、小径環状突部を大径環状突部よりも先端側に配置されているので、樹脂管内へのコア部の挿入が容易となる。この場合、大径環状突部の最大外径部位を、その最大外径部位のうちコア部の中心軸方向で最も先端側に配される先端側端点と最も基端側に配される基端側端点を通る傾斜面に対してコア部の先端側に湾曲した構成とすれば、樹脂管からコア部が脱落し難くなると共に、樹脂管とコア部との間のシール性の向上が図られる(発明の第5態様)。
発明の第6態様によれば、コア部が樹脂管に挿通された状態で樹脂管をコア部の中心軸回りに回転させたときに、コア部が樹脂管と一体に回転することが可能となるので、環状突部が樹脂管の内面に傷を付けて、コア部と樹脂管の間のシール性が低下することが抑えられる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示されるように、本実施形態の樹脂管用継手10は、筒状をなす第1継手構成体21及び第2継手構成体31が同軸に並べられた状態で連結部材41によって結合されてなる。以下、樹脂管用継手10において、第1継手構成体21が配された側を先端側、第2継手構成体31が配された側を基端側と、適宜、呼ぶことにする。
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図9に示されるように、本実施形態の樹脂管用継手10Vは、上記第1実施形態の樹脂管用継手10におけるコア部11、六角フランジ部32及び雄ネジ部33が一体に形成されてなり、フランジ部22と基端突部23と先端突部34と連結部材41を備えていない。樹脂管用継手10Vの各部位の構成については、樹脂管用継手10と同様になっているので、同一符号を付すことで説明を省略する。本実施形態の樹脂管用継手10Vによっても樹脂管用継手10と同様の効果を奏することが可能となる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
11,11W コア部
12 環状突部
13 最大外径部位
14 先端向き面
15 基端向き面
16 最小外径部位
21,21V 第1継手構成体
31 第2継手構成体
33 雄ネジ部
K1 傾斜面
Claims (6)
- 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面から複数の環状突部が突出してなる樹脂管用継手において、
前記複数の環状突部は、
前記環状突部において前記コア部の先端側を向く面を構成する先端向き面と、
前記環状突部において前記コア部の基端側を向く面を構成する基端向き面と、
前記先端向き面と前記基端向き面の境界部分で構成され、前記コア部の中心軸から最も離れた部位を周方向に繋げてなる最大外径部位と、を有し、
前記最大外径部位は、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する傾斜面に沿って配置され、
前記複数の環状突部には、前記最大外径部位が前記コア部の中心軸に対して互いに逆向きに傾斜した1対の相互反転環状突部が含まれていて、
前記先端向き面は、前記コア部の中心軸に沿って前記コア部の先端側へ向かうにつれて縮径されるテーパー状に形成され、
前記先端向き面の縮径度合は、前記先端向き面の周方向で前記コア部の中心軸方向における前記最大外径部位と最小外径部位の間隔が大きくなるに従って緩くなっている樹脂管用継手。 - 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面から複数の環状突部が突出してなる樹脂管用継手において、
前記複数の環状突部は、
前記環状突部において前記コア部の先端側を向く面を構成する先端向き面と、
前記環状突部において前記コア部の基端側を向く面を構成する基端向き面と、
前記先端向き面と前記基端向き面の境界部分で構成され、前記コア部の中心軸から最も離れた部位を周方向に繋げてなる最大外径部位と、を有し、
前記最大外径部位は、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する傾斜面に沿って配置され、
前記複数の環状突部には、前記最大外径部位が前記コア部の中心軸に対して互いに逆向きに傾斜した1対の相互反転環状突部が含まれていて、
前記環状突部として、前記最大外径部位の径の大きさが異なる大径環状突部と小径環状突部を有し、
前記小径環状突部は、前記大径環状突部よりも前記コア部の挿入方向の先端側に配置されている樹脂管用継手。 - 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面から複数の環状突部が突出してなる樹脂管用継手において、
前記複数の環状突部は、
前記環状突部において前記コア部の先端側を向く面を構成する先端向き面と、
前記環状突部において前記コア部の基端側を向く面を構成する基端向き面と、
前記先端向き面と前記基端向き面の境界部分で構成され、前記コア部の中心軸から最も離れた部位を周方向に繋げてなる最大外径部位と、を有し、
前記最大外径部位は、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する傾斜面に沿って配置され、
前記複数の環状突部には、前記最大外径部位が前記コア部の中心軸に対して互いに逆向きに傾斜した1対の相互反転環状突部が含まれていて、
前記樹脂管の接続対象が接続される接続部をさらに有し、
前記コア部は、前記接続部に対して前記コア部の中心軸回りに回転可能となっている樹脂管用継手。 - 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面から複数の環状突部が突出してなる樹脂管用継手において、
前記複数の環状突部は、
前記環状突部において前記コア部の先端側を向く面を構成する先端向き面と、
前記環状突部において前記コア部の基端側を向く面を構成する基端向き面と、
前記先端向き面と前記基端向き面の境界部分で構成され、前記コア部の中心軸から最も離れた部位を周方向に繋げてなる最大外径部位と、を有し、
前記最大外径部位は、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する傾斜面に沿って配置され、
前記複数の環状突部には、前記最大外径部位が前記コア部の中心軸に対して互いに逆向きに傾斜した1対の相互反転環状突部が含まれていて、
前記先端向き面のうち前記コア部の中心軸方向の幅が、前記先端向き面の周方向で異なっている樹脂管用継手。 - 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面から複数の環状突部が突出してなる樹脂管用継手において、
前記複数の環状突部は、
前記環状突部において前記コア部の先端側を向く面を構成する先端向き面と、
前記環状突部において前記コア部の基端側を向く面を構成する基端向き面と、
前記先端向き面と前記基端向き面の境界部分で構成され、前記コア部の中心軸から最も離れた部位を周方向に繋げてなる最大外径部位と、を有し、
前記最大外径部位は、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する傾斜面に沿って配置され、
前記複数の環状突部には、前記最大外径部位が前記コア部の中心軸に対して互いに逆向きに傾斜した1対の相互反転環状突部が含まれていて、
前記コア部の中心軸に最も近い部位を周方向に繋げてなる最小外径部位の傾斜の向きが、前記最大外径部位の傾斜の向きと異なっている樹脂管用継手。 - 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面から複数の環状突部が突出してなる樹脂管用継手において、
前記複数の環状突部は、
前記環状突部において前記コア部の先端側を向く面を構成する先端向き面と、
前記環状突部において前記コア部の基端側を向く面を構成する基端向き面と、
前記先端向き面と前記基端向き面の境界部分で構成され、前記コア部の中心軸から最も離れた部位を周方向に繋げてなる最大外径部位と、を有し、
前記最大外径部位は、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する傾斜面に沿って配置され、
前記複数の環状突部には、前記最大外径部位が前記コア部の中心軸に対して互いに逆向きに傾斜した1対の相互反転環状突部が含まれていて、
前記コア部の中心軸に最も近い部位を周方向に繋げてなる最小外径部位が前記コア部の中心軸に直交する面内に配置されている樹脂管用継手。
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