JP2017172759A - 樹脂管用継手及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂管にコア部を容易に挿入することが可能な樹脂管用継手及びその製造方法の提供を目的とする。【解決手段】本発明に係る樹脂管用継手10は、樹脂管50の内側に挿入される筒状のコア部15を有し、そのコア部15の外周面に、コア部15の中心軸J1から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部20が形成されている。環状峰部20は、中心軸J1に対して斜めに配置され、コア部15の先端側へ向かうにつれてコア部15の径方向の一方側へ向かう楕円状に形成されている。コア部15の外周面のうち環状峰部20より基端側に配置される部分は、基端側に向かって縮径する第1円錐面31の一部で構成され、環状峰部20より先端側に配置される部分は、先端側に向かって縮径する第2円錐面32の一部で構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有する樹脂管用継手及びその製造方法に関する。
従来、この種の樹脂管用継手として、コア部の外周面に円環状の突部が形成されたものが知られている。このような樹脂管用継手では、コア部を樹脂管に挿入した状態で、その樹脂管を外側から締め付け具にて締め付けることにより、樹脂管の内周面とコア部の外周面との間がシールされるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5516011号公報(段落[0018]〜[0025]、図1、図2)
上述した従来の樹脂管用継手では、樹脂管にコア部を挿入する際に、樹脂管は、コア部の外周面に形成された突部によって外側へ拡がるように変形する。しかしながら、この突部は、円環状に形成されていることから、樹脂管が変形される部分は、軸方向の一箇所に集中することとなる。その結果、樹脂管の変形が困難となって、樹脂管にコア部を挿入し難いという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、樹脂管にコア部を容易に挿入することが可能な樹脂管用継手及びその製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面に、前記コア部の中心軸から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部が形成された樹脂管用継手であって、前記環状峰部は、前記コア部の軸方向に対して斜めに傾斜した傾斜面に沿って配置されて、前記コア部の先端側へ向かうにつれて前記コア部の径方向の一方側へ向かい、且つ、前記傾斜面と垂直な方向から見て楕円状に形成され、前記コア部の外周面のうち前記環状峰部に対して前記コア部の基端側に配置される部分は、前記コア部の中心軸に対して径方向の他方側に偏心した第1軸を中心として前記コア部の基端側に向かって縮径する第1円錐の円錐面の一部で構成され、前記コア部の外周面のうち前記環状峰部に対して前記コア部の先端側に配置される部分は、前記コア部の中心軸に対して径方向の一方側に偏心した第2軸を中心として前記コア部の先端側に向かって縮径する第2円錐の円錐面の一部で構成されている樹脂管用継手である。
請求項2の発明は、樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面に、前記コア部の中心軸から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部が備えられた樹脂管用継手であって、前記環状峰部は、前記コア部の中心軸に対して斜めに傾斜した傾斜面に沿って配置されて、前記コア部の先端側へ向かうにつれて前記コア部の径方向の一方側へ向かい、且つ、前記傾斜面と垂直な方向から見て楕円状に形成されると共に、前記コア部の軸方向に幅を有する帯状をなし、前記環状峰部のうち前記コア部の基端側を向く第1端縁は、前記コア部の中心軸に対して径方向の他方側に偏心した第1軸を中心として前記コア部の基端側に向かって縮径する第1先端側円錐の円錐面と、前記傾斜面と略平行な第1平面と、の交線の一部である第1先端側曲線部と、前記第1軸に対して前記コア部の中心軸側に偏心した第1中間軸を中心として前記コア部の基端側に向かって縮径する第1基端側円錐の円錐面と、前記第1平面と、の交線の一部である第1基端側曲線部と、が一続きに繋がることで形成され、前記環状峰部のうち前記コア部の先端側を向く第2端縁は、前記コア部の中心軸に対して径方向の一方側に偏心した第2軸を中心として前記コア部の先端側に向かって縮径する第2基端側円錐の円錐面と、前記傾斜面と略平行で且つ前記第1平面に対して前記コア部の先端側に位置する第2平面と、の交線の一部で構成された第2基端側曲線部と、前記第2軸に対して前記コア部の中心軸側に偏心した第2中間軸を中心として前記コア部の先端側に向かって縮径する第2先端側円錐の円錐面と、前記第2平面と、の交線の一部で構成された第2先端側曲線部と、が一続きに繋がることで形成されている樹脂管用継手である。
請求項3の発明は、樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部の外周面に、前記コア部の中心軸から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部が形成されている樹脂管用継手の製造方法であって、前記コア部に前記環状峰部と同径又は前記環状峰部より大径の大径部を形成しておくことと、前記大径部の外周部を切削して、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する長軸を有し且つ前記コア部の先端側へ向かうにつれて径方向の一方側へ向かう楕円状の前記環状峰部を形成することと、を含み、前記大径部の外周部を切削することには、前記コア部の中心軸に対して径方向の他方側に偏心した第1軸を中心に前記コア部を回転させながら切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記切削刃の前記第1軸からの距離を前記コア部の先端側から基端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち径方向の一方側を向く部分に、前記コア部の基端側へ向かうにつれて縮径する第1円錐の円錐面の一部である第1傾斜曲面を形成することと、前記コア部の中心軸に対して径方向の一方側に偏心した第2軸を中心に前記コア部を回転させながら前記切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記切削刃の前記第2軸からの距離を前記コア部の基端側から先端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち径方向の他方側を向く部分に、前記コア部の先端側へ向かうにつれて縮径する第2円錐の円錐面の一部である第2傾斜曲面を形成することと、が含まれ、前記環状峰部が、前記第1傾斜曲面と前記第2傾斜曲面の境界線として形成される樹脂管用継手の製造方法である。
請求項4の発明は、樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部の外周面に、前記コア部の中心軸から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部が形成されている樹脂管用継手の製造方法であって、前記コア部に前記環状峰部と同径又は前記環状峰部より大径の大径部を形成しておくことと、前記大径部の外周部を切削して、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する長軸を有し且つ前記コア部の先端側へ向かうにつれて前記コア部の中心軸と直交する第1径方向の一方側へ向かう楕円状の前記環状峰部を形成することと、を含み、前記大径部の外周部を切削することには、前記コア部の中心軸に対して前記第1径方向の他方側に偏心した第1軸を中心に前記コア部を回転させながら切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記大径部のうち軸方向の中間に位置する第1中間位置より先端側において、前記切削刃の前記第1軸からの距離を前記コア部の基端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち前記第1径方向の一方側を向く部分に、前記コア部の基端側へ向かうにつれて縮径する第1先端側円錐の円錐面の一部である第1先端側傾斜曲面を形成することと、前記コア部の中心軸に対して前記第1径方向の一方側に偏心した第2軸を中心に前記コア部を回転させながら前記切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記大径部のうち前記第1中間位置よりも先端側に位置する第2中間位置よりも基端側において、前記切削刃の前記第2軸からの距離を前記コア部の先端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち前記第1径方向の他方側を向く部分に、前記コア部の先端側へ向かうにつれて縮径する第2基端側円錐の円錐面の一部である第2基端側傾斜曲面を形成することと、前記第1軸よりも前記コア部の中心軸側に偏心した第1中間軸を中心に前記コア部を回転させながら前記切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記大径部のうち前記第1中間位置より基端側において、前記切削刃の前記第1中間軸からの距離を前記コア部の基端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち前記コア部の中心軸と前記第1径方向との両方に直交する第2径方向で対向する部分に、前記コア部の基端側へ向かうにつれて縮径する第1基端側円錐の円錐面の一部で構成され、且つ、前記第1径方向の他方側を向く端縁が前記第1先端側傾斜曲面における前記第1径方向の他方側を向く端縁と繋がる1対の第1基端側傾斜曲面を形成することと、前記第2軸よりも前記コア部の中心軸側に偏心した第2中間軸を中心に前記コア部を回転させながら前記切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記大径部のうち前記第2中間位置より先端側において、前記切削刃の前記第2中間軸からの距離を前記コア部の先端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち前記第2径方向で対向する部分に、前記コア部の先端側へ向かうにつれて縮径する第2先端側円錐の円錐面の一部で構成され、且つ、前記第1径方向の一方側を向く端縁が前記第2基端側傾斜曲面における前記第1径方向の一方側を向く端縁と繋がる1対の第2先端側傾斜曲面を形成することと、が含まれ、前記環状峰部が、前記大径部において、前記1対の第1基端側傾斜曲面と前記第1先端側傾斜曲面とにおける前記第1径方向の他方側を向く端縁と、前記1対の第2先端側傾斜曲面と前記第2基端側傾斜曲面とにおける前記第1径方向の一方側を向く端縁と、に挟まれる部分に形成される樹脂管用継手の製造方法である。
本発明に係る樹脂管用継手では、樹脂管の内側に挿入されるコア部の外周面に形成された環状峰部が、コア部の中心軸に対して斜めに配置される楕円状に形成されている。従って、樹脂管にコア部を挿入する際に樹脂管が環状峰部によって外側に拡げられる部分は、樹脂管の軸方向に分散されることとなる。これにより、樹脂管が変形し易くなり、樹脂管にコア部を容易に挿入することが可能となる。
また、請求項1,3の発明に係る樹脂管用継手では、コア部の外周面のうち環状峰部に対して先端側に配置される部分には、コア部の先端側に向かって縮径する第2円錐の円錐面の一部が設けられているので、樹脂管にコア部が挿入されて樹脂管が環状峰部を乗り越えるときに、第2円錐の円錐面によって樹脂管を徐々に外側へ広げることが可能となり、樹脂管へのコア部の挿入が容易となる。
さらに、請求項1,3の発明に係る樹脂管用継手では、環状峰部は、コア部の先端側に向かうにつれてコア部の径方向の一方側へ向かう楕円状となっていて、コア部の外周面のうち環状峰部に対してコア部の基端側と先端側に配置される部分は、基端側に向かって縮径する第1円錐の円錐面の一部と、先端側に向かって縮径する第2円錐の円錐面の一部と、で構成されている。このような請求項1,3の発明に係る樹脂管用継手の構成によれば、以下の要領で切削加工を行うことで、環状峰部を形成することが可能となる。即ち、コア部に環状峰部と同径又は環状峰部より大径の大径部を形成しておき、コア部の中心軸に対して径方向の他方側に偏心した第1軸を中心とする第1円錐を形成するように切削刃を移動させることで、大径部のうち径方向の一方側を向く部分に第1円錐の円錐面の一部を形成し、コア部の中心軸に対して径方向の一方側に偏心した第2軸を中心とする第2円錐を形成するように切削刃を移動させることで、大径部のうち径方向の他方側を向く部分に第2円錐の円錐面の一部を形成して、上述した形状の環状峰部を形成することが可能となる(請求項3の発明に係る樹脂管用継手の製造方法)。
また、請求項2,4の発明に係る樹脂管用継手では、コア部の外周面のうち環状峰部に対して先端側に配置される部分には、コア部の先端側に向かって縮径する第2先端側円錐の円錐面の一部と第2基端側円錐の円錐面の一部とが設けられているので、樹脂管にコア部が挿入されて樹脂管が環状峰部を乗り越えるときに、第2先端側円錐の円錐面と第2基端側円錐の円錐面とによって樹脂管を徐々に外側へ広げることが可能となり、樹脂管へのコア部の挿入が容易となる。しかも、環状峰部は、コア部の軸方向に幅を有する帯状になっているので、樹脂管とのシールの安定化が図られる。
さらに、請求項2,4の発明に係る樹脂管用継手では、環状峰部は、コア部の先端側へ向かうにつれてコア部の径方向の一方側へ向かう楕円状に形成されると共に、コア部の軸方向に幅を有する帯状をなしている。そして、環状峰部のうちコア部の基端側を向く第1端縁は、コア部の基端側に向かって縮径する第1先端側円錐の円錐面とコア部の中心軸と交差する第1平面との交線の一部である第1先端側曲線部と、コア部の基端側に向かって縮径する第1基端側円錐の円錐面と第1平面との交線の一部である第1基端側曲線部と、が一続きに繋がることで形成されている。環状峰部のうちコア部の先端側を向く第2端縁は、コア部の先端側に向かって縮径する第2基端側円錐の円錐面とコア部の中心軸と交差する第2平面との交線の一部で構成された第2基端側曲線部と、コア部の先端側に向かって縮径する第2先端側円錐の円錐面と第2平面との交線の一部で構成された第2先端側曲線部と、が一続きに繋がることで形成されている。このような請求項2,4の発明に係る樹脂管用継手の構成によれば、以下の要領で切削加工を行うことで、環状峰部を形成することが可能となる。即ち、まず、コア部に環状峰部と同径又は環状峰部より大径の大径部を形成しておき、コア部の中心軸に対して第1径方向の他方側に偏心した第1軸を中心とする第1先端側円錐を形成するように切削刃を移動させることで、大径部の先端寄り部分における第1径方向の一方側を向く部分に第1先端側円錐の円錐面の一部で構成された第1先端側傾斜曲面を形成し、コア部の中心軸に対して第1径方向の一方側に偏心した第2軸を中心とする第2基端側円錐を形成するように切削刃を移動させることで、大径部の基端寄り部分における第1径方向の他方側を向く部分に第2基端側円錐の円錐面の一部で構成された第2基端側傾斜曲面を形成する。次いで、第1軸に対してコア部の中心軸側に偏心した第1中間軸を中心とする第1基端側円錐を形成するように切削刃を移動させることで、大径部の基端寄り部分のうち第2径方向で対向する部分に第1基端側円錐の円錐面の一部で構成され、且つ、第1径方向の他方側を向く端縁が第1先端側傾斜曲面における第1径方向の他方側を向く端縁と繋がる1対の第1基端側傾斜曲面を形成し、第2軸に対してコア部の中心軸側に偏心した第2中間軸を中心とする第2先端側円錐を形成するように切削刃を移動させることで、大径部の先端寄り部分のうち第2径方向で対向する部分に第2先端側円錐の円錐面の一部で構成され、且つ、第1径方向の一方側を向く端縁が第2基端側傾斜曲面における第1径方向の一方側を向く端縁と繋がる1対の第2先端側傾斜曲面を形成する。以上により、大径部のうち、第1先端側傾斜曲面と1対の第1基端側傾斜曲面とにおける第1径方向の他方側を向く端縁と、第2基端側傾斜曲面と1対の第2先端側傾斜曲面とにおける第1径方向の一方側を向く端縁と、に挟まれた部分に、環状峰部が形成される(請求項4の発明に係る樹脂管用継手の製造方法)。
第1実施形態に係る樹脂管用継手の樹脂管との接続構造を示す側断面図 樹脂管用継手、締め付け具及び樹脂管の斜視図 樹脂管用継手の(A)側面図、(B)先端側から見た図 樹脂管用継手の(A)斜視図、(B)別の方向から見た斜視図 樹脂管用継手の製造工程を示す(A)側面図、(B)側断面図 樹脂管用継手の製造工程を示す(A)側面図、(B)側断面図 樹脂管用継手の製造工程を示す(A)側面図、(B)側断面図 第2実施形態に係る樹脂管用継手の樹脂管との接続構造を示す側断面図 樹脂管用継手の(A)側面図、(B)先端側から見た図 樹脂管用継手の(A)斜視図、(B)別の方向から見た斜視図 樹脂管用継手の製造工程を示す(A)側面図、(B)側断面図 樹脂管用継手の製造工程を示す(A)側面図、(B)側断面図 樹脂管用継手の製造工程を示す(A)側面図、(B)側断面図 樹脂管用継手の製造工程を示す(A)側面図、(B)側断面図 図14(A)に示す樹脂管用継手の(A)第1径方向から見た側面図、(B)A−A断面図 樹脂管用継手の製造工程を示す(A)側面図、(B)側断面図 図16(A)に示す樹脂管用継手の(A)第1径方向から見た側面図、(B)B−B断面図 (A)第1先端側傾斜曲面が形成される前の大径部の断面図、(B)第1先端側傾斜曲面が形成された後の大径部の断面図 (A)第1基端側傾斜曲面が形成される前の大径部の断面図、(B)第1基端側傾斜曲面が形成された後の大径部の断面図 他の実施形態に係る樹脂管用継手の側面図
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図1〜図7に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態の樹脂管用継手10は、中心孔11を有する筒状をなし、軸方向の一端側に機器接続部12を有すると共に、他端側に機器接続部12より小径なコア部15を有している。機器接続部12は、例えば、図示しない配管機器に接続される。コア部15は、樹脂管50の内側に挿通される。そして、コア部15が樹脂管50の内側に挿通された状態で、樹脂管50が外側からクリップ51で締め付けられることで、樹脂管50の内面と樹脂管用継手10との間がシールされる。なお、以下では、樹脂管用継手10におけるコア部15側を先端側、機器接続部12側を基端側と適宜称することにする。
機器接続部12における先端側(コア部15側)の端部には、外側に張り出した鍔部13が設けられている。そして、機器接続部12のうち鍔部13より基端側部分の外周面に、雄螺子部14が形成されている。なお、鍔部13は、機器接続部12を配管機器の螺子孔(図示せず)に接続する際にレンチ等の治具によって樹脂管用継手10を回転可能とするために、六角形状に形成されている。
コア部15の先端部の外周面には、円環溝16が形成されている。そして、コア部15のうち円環溝16より先端側に配置される部分が、環状の先端突部17を構成している。樹脂管用継手10の樹脂管50内への挿入を容易にするために、先端突部17は、コア部15の先端側へ向かうに従って縮径するテーパー状をなしている。
図3(A)及び図3(B)に示すように、コア部15の外周面には、コア部15の中心軸J1から最も離れた部位がコア部15の周方向に閉じてなる環状峰部20が形成されている。環状峰部20は、上述の先端突部17より大径となっていて、樹脂管用継手10が樹脂管50内に挿入されたときに、周方向全体に亘って樹脂管50の内面と当接する。言い換えれば、環状峰部20は、樹脂管用継手10において樹脂管50の内面との間をシールする部分となっている。
図3(A)に示すように、環状峰部20は、コア部15の中心軸J1に対して斜めに傾斜する傾斜面K1内に沿って配置され、傾斜面K1と垂直な方向から見て楕円状(詳細には、この楕円の長軸は、コア部15の中心軸J1に対して斜めに傾斜している。)に形成されている。具体的には、環状峰部20は、その楕円の短軸方向(図3(A)では紙面奥行方向)から見たときに、コア部15の先端側へ向かうにつれてコア部15の径方向の一方側(図3(A)では上側)へ向かうように傾斜している。なお、環状峰部20のコア部15の中心軸J1方向の長さは、クリップ51が樹脂管50を締め付ける範囲内に収まる長さであることが好ましい。
図3(A)及び図4(A)に示すように、コア部15の外周面のうち環状峰部20の基端側には、コア部15の基端側に向かって縮径する第1円錐面31(図6(B)参照)の一部である第1傾斜曲面21が形成されている。また、図3(A)及び図4(B)に示すように、コア部15の外周面のうち環状峰部20の先端側には、コア部15の先端側に向かって縮径する第2円錐面32(図7(B)参照)の一部である第2傾斜曲面22が形成されている。そして、第1傾斜曲面21と第2傾斜曲面22との間の稜線が環状峰部20となっている。
図6(B)に示すように、第1円錐面31は、コア部15の中心軸J1に対して径方向の他方側に偏心した第1軸31Jを中心とする円錐の外周面となっている。本実施形態の例では、第1軸31Jの中心軸J1に対する偏心量ΔX1は、コア部15の軸方向における第1傾斜曲面21の長さ分で第1円錐面31が縮径される縮径量ΔR1と略同じになっている。また、図7(B)に示すように、第2円錐面32は、コア部の中心軸J1に対して径方向の一方側に偏心した第2軸32Jを中心とする円錐の外周面となっている。本実施形態の例では、第2軸32Jの中心軸J1に対する偏心量ΔX2は、コア部15の軸方向における第2傾斜曲面22の長さ分で第2円錐面32が縮径される縮径量ΔR2と略同じになっている。なお、本実施形態では、中心軸J1に対する第1軸31Jの偏心量ΔX1と、中心軸J1に対する第2軸32Jの偏心量ΔX2とは、同じ大きさとなっている。
樹脂管用継手10の構造に関する説明は以上である。次に、樹脂管用継手10の製造方法について説明する。
樹脂管用継手10を製造するには、まず、図5(A)及び図5(B)に示すように、コア部15の構造のみが樹脂管用継手10と異なる加工前継手40を用意する。具体的には、加工前継手40では、コア部15は、軸方向の中間部に大径部41を有し、その大径部41の先端側に、円環溝16と先端突部17を並べて備えている。加工前継手40の大径部41は、樹脂管用継手10においてコア部15の軸方向から見たときの環状峰部20の外径と同径か又は環状峰部20の外径より大径となっている。
加工前継手40が用意されたら、図6(B)に示すように、コア部15の中心軸J1に対して径方向の他方側に偏心した第1軸31Jを中心に加工前継手40を回転させながら、大径部41に径方向外側から切削刃42を当てて、大径部41の外周部を切削する。このとき、コア部15の先端寄り位置に対して基端側では、コア部15の基端側へ向かうにつれて第1軸31Jからの距離が短くなるように、上記先端寄り位置に対して先端側では、先端側へ向かうにつれて第1軸31Jからの距離が短くなるように、切削刃42の位置を制御することで、切削刃42の先端は、第1軸31Jを中心として基端側で縮径される第1円錐面31と、先端側で縮径される第1先端円錐面33と、を描くように配置される。そして、コア部15の外周面のうち径方向一方側を向く部分に、第1円錐面31の一部である第1傾斜曲面21が形成される(図6(A)参照)。なお、本実施形態の例では、第1軸31Jのコア部15の中心軸J1に対する偏心量ΔX1は、コア部15の軸方向における第1傾斜曲面21の長さ分で第1円錐面31が縮径する縮径量ΔR1と略同じになっているが、偏心量ΔX1が縮径量ΔR1の半分以上であれば、大径部41の外周面のうち径方向一方側を向く部分にのみ第1傾斜曲面21を形成することが可能となる。
次いで、図7(B)に示すように、コア部15の中心軸J1に対して径方向の一方側に偏心した第2軸32Jを中心に加工前継手40を回転させながら、大径部41に径方向外側から切削刃42を当てて、大径部41(図6(B)参照)の外周部を切削する。このとき、コア部15の先端側へ向かうにつれて第2軸32Jからの距離が短くなるように切削刃42の位置を制御することで、切削刃42の先端は、第2軸32Jを中心として先端側で縮径される第2円錐面32を描くように配置される。そして、コア部15の外周面のうち径方向他方側を向く部分に、第2円錐面32の一部である第2傾斜曲面22が形成され、第1傾斜曲面21と第2傾斜曲面22の境界線として、環状峰部20が形成される(図7(A)参照)。以上により、図1〜3に示した樹脂管用継手10が完成する。なお、本実施形態の例では、第2軸32Jのコア部15の中心軸J1に対する偏心量ΔX2は、コア部15の軸方向における第2傾斜曲面22の長さ分で第2円錐面32が縮径する縮径量ΔR2と略同じになっているが、偏心量ΔX2が縮径量ΔR2の半分以上であれば、大径部41の外周面のうち径方向他方側を向く部分にのみ第2傾斜曲面22を形成することが可能となる。
樹脂管用継手10の製造方法に関する説明は以上である。次に、樹脂管用継手10の作用効果について説明する。
本実施形態の樹脂管用継手10では、樹脂管50の内側に挿入されるコア部15の外周面に形成された環状峰部20が、コア部15の中心軸J1に対して斜めに配置される楕円状に形成されている。従って、樹脂管50にコア部15を挿入する際に樹脂管50が環状峰部20によって外側に拡げられる部分は、樹脂管50の軸方向に分散されることとなる。これにより、樹脂管50が変形し易くなり、樹脂管50にコア部15を容易に挿入することが可能となる。
また、樹脂管用継手10では、コア部15の外周面のうち環状峰部20に対して先端側に配置される部分には、コア部15の先端側に向かって縮径する第2円錐面32の一部である第2傾斜曲面22が設けられているので、樹脂管50にコア部15が挿入されて樹脂管50が環状峰部20を乗り越えるときに、第2傾斜曲面22によって樹脂管50を徐々に外側へ広げることが可能となり、樹脂管50へのコア部15の挿入が容易となる。
さらに、本実施形態の樹脂管用継手10では、環状峰部20は、コア部15の先端側に向かうにつれてコア部15の径方向の一方側へ向かう楕円状となっていて、コア部15の外周面のうち環状峰部20に対して基端側と先端側に配置される部分は、基端側に向かって縮径する第1円錐面31の一部と、先端側に向かって縮径する第2円錐面32の一部と、で構成されているので、図5〜図7で説明したように、切削加工により樹脂管用継手10を製造することが可能となる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を図8〜図19に基づいて説明する。図8に示すように、本実施形態の樹脂管用継手10Vは、上記第1実施形態を変形したものであり、コア部15の構成のみが上記第1実施形態と異なっている。同図に示されるように、本実施形態の樹脂管用継手10Vにおいても、コア部15が樹脂管50の内側に挿通された状態で、樹脂管50が外側からクリップ51で締め付けられることで、コア部15と樹脂管50の内面との間がシールされるようになっている。
図9(A)及び図9(B)に示すように、本実施形態の樹脂管用継手10Vにおいても、上記第1実施形態と同様に、コア部15の外周面に形成された環状峰部20Vが、コア部15の中心軸J1に対して斜めに傾斜した傾斜面K1に沿って配置されて、コア部15の先端側へ向かうにつれてコア部15の径方向の一方側へ向かい、傾斜面K1と垂直な方向から見て楕円状に形成されている。また、本実施形態では、環状峰部20Vは、コア部15の軸方向に略一定の幅を有する帯状に形成されている。なお、以下では、コア部15の径方向のうち中心軸J1に対して環状峰部20Vが傾斜する方向を第1径方向Xと、環状峰部20Vの短軸方向(即ち、コア部15の径方向のうち第1径方向Xと直交する方向)を第2径方向Yと、呼ぶことにする。
図9(A)及び図10(A)に示すように、環状峰部20Vの第1径方向Xの一方側を向く第1端縁20VAは、第1先端側曲線部25と第1基端側曲線部26とで形成されている。詳細には、コア部15の外周面のうち環状峰部20Vに対して第1径方向Xの一方側に配置される部分には、基端側に向かって縮径する第1先端側円錐面35の一部である第1先端側傾斜曲面35Aと、同じく基端側に向かって縮径する第1基端側円錐面36の一部である1対の第1基端側傾斜曲面36A,36A(図17を参照。図9(A)及び図10(A)には、一方の第1基端側傾斜曲面36Aのみが示されている。)と、が備えられている。第1先端側傾斜曲面35Aは、1対の第1基端側傾斜曲面36A,36Aよりコア部15の先端側に配置されている。そして、第1先端側円錐面35と上述した傾斜面K1に略平行な第1平面H1との交線によって、第1先端側傾斜曲面35Aの環状峰部20V側の端縁である第1先端側曲線部25が形成され、第1基端側円錐面36と第1平面H1との交線によって、第1基端側傾斜曲面36Aの環状峰部20V側の端縁である第1基端側曲線部26が形成されている。第1基端側曲線部26は、第1先端側曲線部25の延長線上に配置されて、第1先端側曲線部25と第1基端側曲線部26とが繋がっている。そして、一続きになった第1先端側曲線部25と1対の第1基端側曲線部26,26とによって、環状峰部20Vのうち第1径方向Xの一方側を向く第1端縁20VAが形成されている。なお、第1平面H1は、コア部15の先端側が第1径方向Xの一方側に配置されるように傾斜している。
また、図9(A)及び図10(B)に示すように、環状峰部20Vの第1径方向Xの他方側を向く第2端縁20VBは、第2基端側曲線部27と第2先端側曲線部28とで形成されている。詳細には、コア部15の外周面のうち環状峰部20Vに対して第1径方向Xの他方側に配置される部分には、先端側に向かって縮径する第2基端側円錐面37の一部である第2基端側傾斜曲面37Aと、同じく先端側に向かって縮径する第2先端側円錐面38の一部である1対の第2先端側傾斜曲面38A,38A(図17(A)を参照。図9(A)及び図10(B)には、一方の第2先端側傾斜曲面38Aのみが示されている。)と、が備えられている。第2基端側傾斜曲面37Aは、1対の第2先端側傾斜曲面38A,38Aよりコア部15の基端側に配置されている。そして、第2基端側円錐面37と上述した傾斜面K1と略平行な第2平面H2との交線によって、第2基端側傾斜曲面37Aの環状峰部20V側の端縁である第2基端側曲線部27が形成され、第2先端側円錐面38と第2平面H2との交線によって、第2先端側傾斜曲面38Aの環状峰部20V側の端縁である第2先端側曲線部28が形成されている。第2先端側曲線部28は、第2基端側曲線部27の延長線上に配置されて、第2基端側曲線部27と第2先端側曲線部28とが繋がっている。そして、一続きになった第2基端側曲線部27と1対の第2先端側曲線部28,28とによって、環状峰部20Vのうち第1径方向Xの他方側を向く第2端縁20VBが形成されている。なお、第2平面H2は、第1平面H1と略平行になっていて、第1平面H1に対しコア部15の先端側に配置されている。
樹脂管用継手10Vの構造に関する説明は以上である。次に、樹脂管用継手10Vの製造方法について説明する。
樹脂管用継手10Vを製造するには、まず、図11(A)及び図11(B)に示すように、コア部15の構造のみが樹脂管用継手10Vと異なる加工前継手40Vを用意する。具体的には、加工前継手40Vでは、コア部15は、軸方向の中間部に大径部41を有し、その大径部41の先端側に、円環溝16と先端突部17を並べて備えている。加工前継手40Vの大径部41は、樹脂管用継手10Vにおいてコア部15の軸方向から見たときの環状峰部20Vの外径と同径か又は環状峰部20Vの外径より大径となっている。
加工前継手40Vが用意されたら、図12(B)に示すように、コア部15の中心軸J1に対して第1径方向Xの他方側に偏心した第1軸35Jを中心に加工前継手40Vを回転させながら、大径部41に径方向外側から切削刃42を当てて、大径部41の外周部を切削する。このとき、大径部41のうち軸方向の中間に位置する第1中間位置L1より先端側の部分においては、基端側へ向かうにつれて第1軸35Jからの距離が短くなるように、切削刃42の位置を制御することで、切削刃42の先端は、第1軸35Jを中心として基端側で縮径される第1先端側円錐面35を描くように配置される。また、第1中間位置L1より基端側の部分においては、切削刃42の第1軸35Jからの距離が、第1中間位置L1での切削刃42の第1軸35Jからの距離と同じとなるように、切削刃42の位置が制御される。そして、大径部41の外周面のうち第1径方向Xの一方側を向く部分に、第1先端側円錐面35の一部である第1先端側傾斜曲面35Aが形成される(図12(A)参照)。ここで、本実施形態の例では、第1軸35Jのコア部15の中心軸J1に対する偏心量ΔX1は、第1先端側傾斜曲面35Aの縮径量ΔR1と略同じになっているが、偏心量ΔX1が縮径量ΔR1の半分以上であれば、大径部41の外周面のうち第1径方向Xの一方側にのみ第1先端側傾斜曲面35Aを形成することが可能となる。なお、図18(A)及び図18(B)には、第1先端側傾斜曲面35Aの形成の前後における大径部41の断面が示されている。
次いで、図13(B)に示すように、コア部15の中心軸J1に対して第1径方向Xの一方側に偏心した第2軸37Jを中心に加工前継手40Vを回転させながら、大径部41に径方向外側から切削刃42を当てて、大径部41(図6(B)参照)の外周部を切削する。このとき、大径部41のうち第1中間位置L1に対し先端側に位置する第2中間位置L2よりも基端側の部分においては、先端側へ向かうにつれて第2軸37Jからの距離が短くなるように切削刃42の位置を制御することで、切削刃42の先端は、第2軸37Jを中心とする第2基端側円錐面37を描くように配置される。また、第2中間位置L2より先端側の部分においては、切削刃42の第2軸37Jからの距離が、第2中間位置L2での切削刃42の第2軸37Jからの距離と同じとなるように、切削刃42の位置が制御される。そして、大径部41の外周面のうち第1径方向Xの他方側を向く部分に、第2基端側円錐面37の一部である第2基端側傾斜曲面37Aが形成される(図13(A)参照)。第2基端側傾斜曲面37Aと上述した第1先端側傾斜曲面35Aとは、大径部41の軸方向において、第1中間位置L1と第2中間位置L2との間でオーバーラップする。ここで、本実施形態の例では、第2軸37Jのコア部15の中心軸J1に対する偏心量ΔX2は、第2基端側傾斜曲面37Aの縮径量ΔR2と略同じになっているが、偏心量ΔX2が縮径量ΔR2の半分以上であれば、大径部41の外周面のうち第1径方向Xの他方側にのみ第2基端側傾斜曲面37Aを形成することが可能となる。
次いで、図14(B)に示すように、第2軸37Jに対してコア部15の中心軸J1側に偏心した第2中間軸38Jを中心に加工前継手40Vを回転させながら、大径部41に径方向外側から切削刃42を当てて、大径部41の外周部を切削する。このとき、大径部41のうち第2中間位置L2より先端側の部分において、先端側へ向かうにつれて第2中間軸38Jからの距離が短くなるように切削刃42の位置を制御することで、切削刃42の先端は、第2中間軸38Jを中心とする第2先端側円錐面38を描くように配置される。そして、コア部15の外周面のうち第2径方向Yで対向する部分に、第2先端側円錐面38の一部で構成された1対の第2先端側傾斜曲面38A,38Aが形成される(図15(A)及び図15(B)参照)。
ここで、図14(A)及び図15(A)に示すように、1対の第2先端側傾斜曲面38A,38Aは、コア部15の周方向で、第2基端側傾斜曲面37Aに対してずれるように配置される。また、第2基端側傾斜曲面37A及び1対の第2先端側傾斜曲面38A,38Aの第1径方向Xの一方側の端縁は、共に、コア部15の中心軸J1に対して斜めに交差する第2平面H2上に配置され、第2基端側傾斜曲面37Aと第2平面H2との交線である第2基端側曲線部27と、第2先端側傾斜曲面38Aと第2平面H2との交線である第2先端側曲線部28とが繋がる。
次いで、図16(B)に示すように、第1軸35Jに対してコア部15の中心軸J1側に偏心した第1中間軸36Jを中心に加工前継手40Vを回転させながら、大径部41に径方向外側から切削刃42を当てて、大径部41の外周部を切削する。このとき、大径部41のうち第1中間位置L1より基端側の部分において、基端側へ向かうにつれて第1中間軸36Jからの距離が短くなるように切削刃42の位置を制御することで、切削刃42の先端は、第1中間軸36Jを中心とする第1基端側円錐面36を描くように配置される。そして、コア部15の外周面のうち第2径方向Yで対向する部分に、第1基端側円錐面36の一部で構成された1対の第1基端側傾斜曲面36A,36Aが形成される(図17(A)及び図17(B)参照)。なお、図19(A)及び図19(B)には、1対の第1基端側傾斜曲面36A,36Aの形成の前後における大径部41の断面が示されている。
ここで、図16(A)及び図17(A)に示すように、1対の第1基端側傾斜曲面36A,36Aは、コア部15の周方向で、第1先端側傾斜曲面35Aに対してずれるように配置される。また、第1先端側傾斜曲面35A及び1対の第1基端側傾斜曲面36A,36Aの第1径方向Xの他方側の端縁は、共に、コア部15の中心軸J1に対して斜めに交差する第1平面H1上に配置され、第1先端側傾斜曲面35Aと第1平面H1との交線である第1先端側曲線部25と、第1基端側傾斜曲面36Aと第1平面H1との交線である第1基端側曲線部26とが繋がる。そして、コア部15の外周部のうち、第1先端側曲線部25及び1対の第1基端側曲線部26,26と、第2基端側曲線部27及び1対の第2先端側曲線部28,28と、の間に挟まれた部分に、環状峰部20Vが形成される。以上により、図8〜図10に示した樹脂管用継手10Vが完成する。
樹脂管用継手10Vの製造方法に関する説明は以上である。次に、樹脂管用継手10Vの作用効果について説明する。
本実施形態の樹脂管用継手10Vでは、樹脂管50の内側に挿入されるコア部15の外周面に形成された環状峰部20Vが、コア部15の中心軸J1に対して斜めに配置される楕円状に形成されているので、上記第1実施形態と同様に、樹脂管50にコア部15を容易に挿入することが可能となる。
また、樹脂管用継手10Vでは、コア部15の外周面のうち環状峰部20Vに対して先端側に配置される部分には、コア部15の先端側に向かって縮径する第2先端側円錐面38の一部である第2先端側傾斜曲面38Aと第2基端側円錐面37の一部である第2基端側傾斜曲面37Aとが設けられているので、樹脂管50にコア部15が挿入されて樹脂管50が環状峰部20Vを乗り越えるときに、第2先端側傾斜曲面38Aと第2基端側傾斜曲面37Aとによって樹脂管50を徐々に外側へ広げることが可能となり、樹脂管50へのコア部15の挿入が容易となる。しかも、環状峰部20Vは、コア部15の軸方向に略一定の幅を有する帯状になっているので、樹脂管50とのシールの安定化が図られる。
さらに、本実施形態の樹脂管継手10Vでは、環状峰部20Vのうち基端側を向く第1端縁20VAが、基端側に向かって縮径する第1先端側円錐面35とコア部15の中心軸J1と交差する第1平面H1との交線の一部である第1先端側曲線部25と、基端側に向かって縮径する第1基端側円錐面36と第1平面H1との交線の一部である1対の第1基端側曲線部26,26と、が一続きに繋がることで形成されている。環状峰部20Vのうち先端側を向く第2端縁20VBは、先端側に向かって縮径する第2基端側円錐面37とコア部15の中心軸J1と交差する第2平面H2との交線の一部で構成された第2基端側曲線部27と、先端側に向かって縮径する第2先端側円錐面38と第2平面H2との交線の一部で構成された1対の第2先端側曲線部28,28と、が一続きに繋がることで形成されている。このような樹脂管用継手10Vの構成によれば、図11〜図19で説明したように、切削加工により樹脂管用継手10Vを製造することが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、樹脂管用継手10,10Vは、樹脂管50を締め付ける締め付け具(クリップ51)と別体になっていたが、迅速継手のように、締め付け具を一体に備える構成であってもよい。
(2)上記実施形態で示した樹脂管用継手10,10Vの製造方法では、円環溝16と先端突部17は、環状峰部20,20Vの形成前に形成されていたが、環状峰部20,20Vの形成後に形成されてもよい。
(3)上記実施形態では、コア部15の軸方向における環状峰部20,20Vの長さは、樹脂管50がクリップ51によって締め付けられる部分の軸長よりも若干短い長さとなっていたが(図1、図8参照)、当該締め付けられる部分の軸長以下であればよく、その軸長と同じ長さであっても半分以下の長さであってもよい。
(4)上記実施形態では、樹脂管用継手10,10Vが切削加工によって製造される例を示したが、鋳造によって製造されてもよい。
(5)上記実施形態では、樹脂管用継手10,10Vが、ストレート形状であったが、図20(A)に示すようにL字形状であってもよいし、図20(B)に示すようにT字形状であってもよい。図20(A)では、L字の両端部にコア部15が形成されていて、各コア部15に環状峰部20Vが形成された例が示されているが、各コア部15に環状峰部20と環状峰部20Vの何れかが形成されていればよい。また、同図の例において、L字の一端部にのみコア部15が形成され、そのコア部15に、環状峰部20又は環状峰部20Vが形成されてもよい。図20(B)では、T字における3つの枝管部分の全てにコア部15が形成されていて、各コア部15に環状峰部20Vが形成された例が示されているが、各コア部15に環状峰部20と環状峰部20Vの何れかが形成されていればよい。また、同図の例において、3つの枝管部分のうち何れか1つ又は2つの枝管部分にコア部15が形成され、そのコア部15に、環状峰部20又は環状峰部20Vが形成されてもよい。
10,10V 樹脂管用継手
15 コア部
20,20V 環状峰部
21 第1傾斜曲面
22 第2傾斜曲面
25 第1先端側曲線部
26 第1基端側曲線部
27 第2基端側曲線部
28 第2先端側曲線部
31 第1円錐面
31J 第1軸
32 第2円錐面
32J 第2軸
35 第1先端側円錐面
36 第1基端側円錐面
37 第2基端側円錐面
38 第2先端側円錐面
50 樹脂管
H1 第1平面
H2 第2平面

Claims (4)

  1. 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面に、前記コア部の中心軸から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部が形成された樹脂管用継手であって、
    前記環状峰部は、前記コア部の軸方向に対して斜めに傾斜した傾斜面に沿って配置されて、前記コア部の先端側へ向かうにつれて前記コア部の径方向の一方側へ向かい、且つ、前記傾斜面と垂直な方向から見て楕円状に形成され、
    前記コア部の外周面のうち前記環状峰部に対して前記コア部の基端側に配置される部分は、前記コア部の中心軸に対して径方向の他方側に偏心した第1軸を中心として前記コア部の基端側に向かって縮径する第1円錐の円錐面の一部で構成され、
    前記コア部の外周面のうち前記環状峰部に対して前記コア部の先端側に配置される部分は、前記コア部の中心軸に対して径方向の一方側に偏心した第2軸を中心として前記コア部の先端側に向かって縮径する第2円錐の円錐面の一部で構成されている樹脂管用継手。
  2. 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部を有し、そのコア部の外周面に、前記コア部の中心軸から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部が備えられた樹脂管用継手であって、
    前記環状峰部は、前記コア部の中心軸に対して斜めに傾斜した傾斜面に沿って配置されて、前記コア部の先端側へ向かうにつれて前記コア部の径方向の一方側へ向かい、且つ、前記傾斜面と垂直な方向から見て楕円状に形成されると共に、前記コア部の軸方向に幅を有する帯状をなし、
    前記環状峰部のうち前記コア部の基端側を向く第1端縁は、
    前記コア部の中心軸に対して径方向の他方側に偏心した第1軸を中心として前記コア部の基端側に向かって縮径する第1先端側円錐の円錐面と、前記傾斜面と略平行な第1平面と、の交線の一部である第1先端側曲線部と、
    前記第1軸に対して前記コア部の中心軸側に偏心した第1中間軸を中心として前記コア部の基端側に向かって縮径する第1基端側円錐の円錐面と、前記第1平面と、の交線の一部である第1基端側曲線部と、が一続きに繋がることで形成され、
    前記環状峰部のうち前記コア部の先端側を向く第2端縁は、
    前記コア部の中心軸に対して径方向の一方側に偏心した第2軸を中心として前記コア部の先端側に向かって縮径する第2基端側円錐の円錐面と、前記傾斜面と略平行で且つ前記第1平面に対して前記コア部の先端側に位置する第2平面と、の交線の一部で構成された第2基端側曲線部と、
    前記第2軸に対して前記コア部の中心軸側に偏心した第2中間軸を中心として前記コア部の先端側に向かって縮径する第2先端側円錐の円錐面と、前記第2平面と、の交線の一部で構成された第2先端側曲線部と、が一続きに繋がることで形成されている樹脂管用継手。
  3. 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部の外周面に、前記コア部の中心軸から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部が形成されている樹脂管用継手の製造方法であって、
    前記コア部に前記環状峰部と同径又は前記環状峰部より大径の大径部を形成しておくことと、
    前記大径部の外周部を切削して、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する長軸を有し且つ前記コア部の先端側へ向かうにつれて径方向の一方側へ向かう楕円状の前記環状峰部を形成することと、を含み、
    前記大径部の外周部を切削することには、
    前記コア部の中心軸に対して径方向の他方側に偏心した第1軸を中心に前記コア部を回転させながら切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記切削刃の前記第1軸からの距離を前記コア部の先端側から基端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち径方向の一方側を向く部分に、前記コア部の基端側へ向かうにつれて縮径する第1円錐の円錐面の一部である第1傾斜曲面を形成することと、
    前記コア部の中心軸に対して径方向の一方側に偏心した第2軸を中心に前記コア部を回転させながら前記切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記切削刃の前記第2軸からの距離を前記コア部の基端側から先端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち径方向の他方側を向く部分に、前記コア部の先端側へ向かうにつれて縮径する第2円錐の円錐面の一部である第2傾斜曲面を形成することと、が含まれ、
    前記環状峰部が、前記第1傾斜曲面と前記第2傾斜曲面の境界線として形成される樹脂管用継手の製造方法。
  4. 樹脂管の内側に挿入される筒状のコア部の外周面に、前記コア部の中心軸から最も離れた部位が周方向に閉じてなる環状峰部が形成されている樹脂管用継手の製造方法であって、
    前記コア部に前記環状峰部と同径又は前記環状峰部より大径の大径部を形成しておくことと、
    前記大径部の外周部を切削して、前記コア部の中心軸に対して斜めに交差する長軸を有し且つ前記コア部の先端側へ向かうにつれて前記コア部の中心軸と直交する第1径方向の一方側へ向かう楕円状の前記環状峰部を形成することと、を含み、
    前記大径部の外周部を切削することには、
    前記コア部の中心軸に対して前記第1径方向の他方側に偏心した第1軸を中心に前記コア部を回転させながら切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記大径部のうち軸方向の中間に位置する第1中間位置より先端側において、前記切削刃の前記第1軸からの距離を前記コア部の基端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち前記第1径方向の一方側を向く部分に、前記コア部の基端側へ向かうにつれて縮径する第1先端側円錐の円錐面の一部である第1先端側傾斜曲面を形成することと、
    前記コア部の中心軸に対して前記第1径方向の一方側に偏心した第2軸を中心に前記コア部を回転させながら前記切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記大径部のうち前記第1中間位置よりも先端側に位置する第2中間位置よりも基端側において、前記切削刃の前記第2軸からの距離を前記コア部の先端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち前記第1径方向の他方側を向く部分に、前記コア部の先端側へ向かうにつれて縮径する第2基端側円錐の円錐面の一部である第2基端側傾斜曲面を形成することと、
    前記第1軸よりも前記コア部の中心軸側に偏心した第1中間軸を中心に前記コア部を回転させながら前記切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記大径部のうち前記第1中間位置より基端側において、前記切削刃の前記第1中間軸からの距離を前記コア部の基端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち前記コア部の中心軸と前記第1径方向との両方に直交する第2径方向で対向する部分に、前記コア部の基端側へ向かうにつれて縮径する第1基端側円錐の円錐面の一部で構成され、且つ、前記第1径方向の他方側を向く端縁が前記第1先端側傾斜曲面における前記第1径方向の他方側を向く端縁と繋がる1対の第1基端側傾斜曲面を形成することと、
    前記第2軸よりも前記コア部の中心軸側に偏心した第2中間軸を中心に前記コア部を回転させながら前記切削刃を前記コア部の軸方向に移動させると共に、前記大径部のうち前記第2中間位置より先端側において、前記切削刃の前記第2中間軸からの距離を前記コア部の先端側へ向かうにつれて短くして、前記大径部のうち前記第2径方向で対向する部分に、前記コア部の先端側へ向かうにつれて縮径する第2先端側円錐の円錐面の一部で構成され、且つ、前記第1径方向の一方側を向く端縁が前記第2基端側傾斜曲面における前記第1径方向の一方側を向く端縁と繋がる1対の第2先端側傾斜曲面を形成することと、が含まれ、
    前記環状峰部が、前記大径部において、前記1対の第1基端側傾斜曲面と前記第1先端側傾斜曲面とにおける前記第1径方向の他方側を向く端縁と、前記1対の第2先端側傾斜曲面と前記第2基端側傾斜曲面とにおける前記第1径方向の一方側を向く端縁と、に挟まれる部分に形成される樹脂管用継手の製造方法。
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