JP7109327B2 - コミュニケーションシステム、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

コミュニケーションシステム、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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本発明は、コミュニケーションシステム、情報処理装置およびプログラムに関する。
例えば特許文献1には、敷紙に表示された二次元コードを携帯電話により読みとることで、液晶表示部に表示される画像に、商品情報として、原材料が小麦粉、豚肉、玉ねぎ、砂糖、たけのこ等であることが表示されることが開示されている。
実用新案登録第3116243号公報
例えば、ユーザの端末を用いて紙に表示されている二次元コードを読み取り、読み取った二次元コードに関連付けられている情報をユーザの端末に表示するシステムがある。また、二次元コードに関連付けられている情報を紙表示を介さず例えばネット等を利用してユーザの端末に表示するシステムもある。
ここで、互いに離れた場所にいるユーザ同士が各々の端末を通じて連絡し合える場合、一方のユーザ側の媒体の表示内容に応じて他方のユーザが対応することでコミュニケーションを図ることが可能になる。そのようなコミュニケーションの支援を行うことで、コミュニケーションによる効果を高めることが可能になる。
本発明は、ユーザ同士の各々の端末を通じたコミュニケーションによる効果を高めることを可能にすることを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、媒体の表示内容を識別するための何れかの情報を取得する取得手段と、取得した前記情報を基に、当該情報に関する情報を、前記媒体側のユーザとは異なる他のユーザの端末に対して出力する出力手段と、複数の媒体の表示内容に対応した複数の効果音情報を記憶する記憶手段と、取得した前記情報により識別された前記媒体の表示内容に対応する前記効果音情報を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、読み出された効果音情報を前記媒体側のユーザの端末から出力する効果音情報出力手段と、を備えた、コミュニケーションシステムである。
ここで、前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末での事象のタイミングとの関係で、前記読み出された効果音情報を前記媒体側のユーザの端末に出力することを特徴とすることができる。すなわち、前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末に音声が入力されたタイミングとの関係で、前記読み出された効果音情報を前記媒体側のユーザの端末に出力することを特徴とすることができる。また、前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末に前記媒体の表示内容の電子情報が表示されるタイミングとの関係で、前記読み出された効果音情報を当該媒体側のユーザの端末に出力することを特徴とすることができる。
また、前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末に入力された音声を第1出力部から出力し、前記読み出された効果音情報を当該第1出力部とは異なる第2出力部から出力することを特徴とすることができる。また、前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末に入力された音声を出力する出力部から前記読み出された効果音情報を出力することを特徴とすることができる。また、前記効果音情報出力手段は、前記読み出された効果音情報の音量を前記他のユーザの端末に入力された音声を出力する場合と出力しない場合とで変更することを特徴とすることができる
また、上記の目的を達成する他の本発明は、媒体の表示内容を識別するための何れかの情報を取得し、取得した前記情報を基に、当該情報に関する情報を、前記媒体側のユーザとは異なる他のユーザの端末に対して出力し、複数の媒体の表示内容に対応した複数の効果音情報を記憶し、取得した前記情報により識別された前記媒体の表示内容に対応する前記効果音情報を読み出し、読み出された効果音情報を出力する情報処理装置である。
また、上記の目的を達成する他の本発明は、コンピュータに、媒体の表示内容を識別するための何れかの情報を取得する取得機能と、取得した前記情報を基に、当該情報に関する情報を、前記媒体側のユーザとは異なる他のユーザの端末に対して出力する出力機能と、複数の媒体の表示内容に対応した複数の効果音情報を記憶する記憶機能と、取得した前記情報により識別された前記媒体の表示内容に対応する前記効果音情報を前記記憶機能から読み出す読み出し機能と、読み出された効果音情報を前記媒体側のユーザの端末から出力する効果音情報出力機能と、を実現させるための、プログラムである
本発明によれば、ユーザ同士の各々の端末を通じたコミュニケーションによる効果を高めることを可能にすることができる。
本実施形態に係る読み聞かせ支援システムの全体構成例を示す図である。 管理サーバ、依頼ユーザの端末、および被依頼ユーザの端末のハードウェア構成例を示す図である。 管理サーバの機能構成例を示した図である。 絵本情報管理テーブルの一例を示した図である。 読み聞かせ支援システムのシーケンス図である。 (a)は、読み聞かせ中において開かれている絵本を示した図であり、(b)は、被依頼ユーザの端末の画像表示部に表示される画像を示した図である。 絵本の読み聞かせ中における管理サーバの処理の流れを示したフローチャートである。 依頼ユーザの端末での効果音出力の時期例を説明するタイムチャートであり、(a)はその一例を示し、(b)は他の例を示す。 依頼ユーザの端末での音声と効果音の出力態様例を説明する図であり、(a)は第1態様例を示し、(b)は第2態様例を示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
<読み聞かせ支援システムの構成>
図1は、本実施形態に係る読み聞かせ支援システム1の全体構成例を示す図である。
本実施形態に係る読み聞かせ支援システム1は、読み手側に絵本の情報を提供し、聞き手側に、絵本の情報に対応付けられた効果音を提供することにより、絵本の読み聞かせを支援するシステムである。
読み聞かせ支援システム1は、管理サーバ10と、端末20と、端末30と、絵本40用の読取装置80とを備える。管理サーバ10と端末20、管理サーバ10と端末30、および管理サーバ10と読取装置80とは、ネットワークを介して接続されている。
管理サーバ10は、絵本40に記載されている文章に関する情報(文章情報)を提供する。具体的には、管理サーバ10は、読み聞かせ支援システム1の利用申請を、端末20から受け付ける。また、管理サーバ10は、読み聞かせ支援システム1の利用グループへの招待の承諾を、端末30から受け付ける。そして、管理サーバ10は、端末20からの絵本40の読み聞かせの依頼が端末30にて承諾されることに基づいて、開かれている絵本40のページに関する文章情報を端末30に送信する。また、管理サーバ10は、端末30に送信した文章情報に対応する効果音を端末20に送信する。本実施形態では、絵本40の読み聞かせを依頼するユーザを依頼ユーザと称し、読み聞かせを依頼されるユーザを被依頼ユーザと称する。なお、依頼ユーザおよび被依頼ユーザを区別せずに説明する場合には、単にユーザと称する。また、絵本40の読み聞かせの依頼は、依頼ユーザと被依頼ユーザとのコミュニケーションに関する依頼として捉えられる。
管理サーバ10は、例えば、コンピュータにより実現される。管理サーバ10は、単一のコンピュータにより構成しても良いし、複数のコンピュータによる分散処理により実現しても良い。
端末20は、依頼ユーザが所持する端末である。
依頼ユーザの端末20は、画像表示部21と、制御部22と、スピーカ23と、マイク24とを備える。
画像表示部21は、画像を表示する。制御部22は、依頼ユーザの端末20の動作を制御する。スピーカ23は、被依頼ユーザの端末30に入力された音声を出力し、また、管理サーバ10から送信された効果音を出力する。マイク24には、依頼ユーザ側の音が入力される。
端末30は、被依頼ユーザが所持する端末である。
被依頼ユーザの端末30は、画像表示部31と、制御部32と、スピーカ33と、マイク34とを備える。
被依頼ユーザの端末30は、依頼ユーザの端末20と同じ構成である。
依頼ユーザの端末20および被依頼ユーザの端末30には、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット型端末などの携帯情報端末など、ユーザが持ち歩くことが可能な装置を用いることができる。なお、依頼ユーザの端末20および被依頼ユーザの端末30は、例えば、コンピュータ、その他の情報処理装置により実現されてもよい。
本実施形態の依頼ユーザの端末20および被依頼ユーザの端末30は、タッチパネルが設けられており、画面をユーザがタッチすることで画面に表示される画像に対する操作および指示を行う。
端末20は、情報処理装置の一例である。また、端末20は読取装置80と共に、情報処理装置の一例をなす。
絵本40は、被依頼ユーザから依頼ユーザへの読み聞かせの対象となる本である。本実施形態の絵本40には、各ページに、絵が描かれているとともにこの絵を説明するための文章が記載されている。
絵本40には、複数の識別シール41と、読取装置80とが取り付けられている。
識別シール41は、絵本40に対して付け外し可能になっている。本実施形態では、依頼ユーザによって、識別シール41が、絵本40の見開き左側の各ページにそれぞれ取り付けられている。また、識別シール41には、識別子42と、識別番号43とが表示されている。
識別子42は、識別シール41が取り付けられている絵本40のページを識別するために用いられる。識別子42としては、例えば、QR(Quick Response)コード(登録商標)などの二次元コードや、バーコードなどが用いられる。
識別番号43は、識別子42に対応付けられている絵本40のページを識別する番号である。本実施形態では、識別番号43に表示されている数字は、この識別番号43が付された識別シール41の識別子42に対応付けられている絵本40のページ番号を意味する。すなわち、識別番号43が「7」である場合(図1参照)、この識別番号43が付された識別シール41の識別子42には、絵本40の「7ページ」が対応付けられている。依頼ユーザは、一の識別シール41に表示されている識別番号43から、この一の識別シール41を取り付ける対象となる絵本40のページを認識する。
読取装置80は、識別シール41に表示されている識別子42を読み取る。読取装置80は、例えば、絵本40に取り付けられた識別子42を読み取り可能な位置に設けられる。読取装置80としては、例えば、コードリーダが用いられる。読取装置80は、識別子42を読み取ると、読み取った識別子42に対応付けられている絵本40のページを識別するページ識別情報、および読み取った識別子42が付されている識別シール41を識別するシール識別情報を生成する。そして、生成したページ識別情報およびシール識別情報を管理サーバ10に送信する。この場合に、ページ識別情報は、開かれている絵本40に表示されている表示内容を識別するための情報として捉えられる。
なお、読取装置80は、図中矢印A方向へ移動することで、絵本40に対して進退可能になっている。
管理サーバ10と端末20との接続、管理サーバ10と端末30との接続、および管理サーバ10と絵本40との接続に用いられるネットワークは、データの送受信が可能であれば、その種類は特に限定されず、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等として良い。データ通信に用いられる通信回線は、有線であっても無線であっても良い。また、複数のネットワークや通信回線を介して各装置を接続する構成としても良い。
また、本実施の形態では、被依頼ユーザ側が絵本40の読取装置80および端末20を備える構成を採用するが、これに限られず、端末20のみを備える構成を採用しても良い。かかる場合、端末20の表示内容を管理サーバ10に通知することで、その内容が端末30に表示される。
また、本実施の形態では、端末20,30が管理サーバ10を介して接続されている構成を採用するが、これに限られず、端末20,30が管理サーバ10を介さずに接続されている構成を採用しても良い。かかる場合、管理サーバ10の機能を端末20,30のいずれか一方または両方が備える。その一例を示すと、管理サーバ10の機能の一部を端末20が備え、残りの機能を端末30が備える構成でも良く、端末20,30が備える機能が重複する構成でも良い。
<ハードウェア構成例>
図2は、管理サーバ10、依頼ユーザの端末20、および被依頼ユーザの端末30のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、管理サーバ10、依頼ユーザの端末20、および被依頼ユーザの端末30は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)100aと、主記憶手段であるメモリ100cとを備える。また、各装置は、外部デバイスとして、磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)100g、ネットワークインターフェイス100f、表示機構100d、音声機構100h、キーボードやマウス等の入力デバイス100i等を備える。
メモリ100cおよび表示機構100dは、システムコントローラ100bを介してCPU100aに接続されている。また、ネットワークインターフェイス100f、磁気ディスク装置100g、音声機構100hおよび入力デバイス100iは、I/Oコントローラ100eを介してシステムコントローラ100bと接続されている。各構成要素は、システムバスや入出力バスなどの各種のバスによって接続される。
磁気ディスク装置100gには、各機能を実現するためのプログラムが格納されている。そして、このプログラムがメモリ100cにロードされ、このプログラムに基づく処理がCPU100aにより実行されることで、各種の機能が実現される。
<管理サーバの機能構成>
次に、管理サーバ10の機能構成について説明する。
図3は、管理サーバ10の機能構成例を示した図である。
管理サーバ10は、送受信部11と、利用受付部12と、利用者管理部13と、依頼受付部14と、通信制御部15と、絵本情報管理部16と、表示内容管理部17と、効果音管理部18と、制限部19とを備える。
送受信部11は、ネットワークを介して依頼ユーザの端末20、被依頼ユーザの端末30および絵本40の読取装置80と接続するためのネットワークインターフェイスである。これにより、管理サーバ10は、依頼ユーザの端末20、被依頼ユーザの端末30および読取装置80とデータ交換を行う。
利用受付部12は、依頼ユーザの端末20から、読み聞かせ支援システム1の利用の申請を受け付ける。利用受付部12は、依頼ユーザの端末20から利用の申請を受けると、依頼ユーザの端末20へのログインIDの付与や、依頼ユーザの端末20からの暗証番号の登録および依頼ユーザの絵本40に取り付けられる識別シール41の登録を行う。識別シール41の登録は、例えば、識別シール41に付された識別IDの入力などによって行われる。そして、ログインIDおよび暗証番号が入力された依頼ユーザの端末20による読み聞かせ支援システム1の利用を許可し、利用を許可した依頼ユーザをグループの一員とする読み聞かせ支援システム1の利用グループを作成する。
また、利用受付部12は、読み聞かせ支援システム1の利用グループに加える被依頼ユーザを決定する。具体的には、利用受付部12は、依頼ユーザの端末20から、利用グループに招待したいユーザの指定を受け付ける。ユーザの指定は、例えば、招待したいユーザのメールアドレスを依頼ユーザの端末20に入力することによって行われる。そして、依頼ユーザに指定されたユーザの端末30に対し、読み聞かせ支援システム1の利用グループへの招待を通知する。利用グループへの招待がユーザの端末30により承諾されると、利用受付部12は、このユーザを被依頼ユーザとして読み聞かせ支援システム1の利用グループに加える。利用受付部12は、利用グループ内の各ユーザに関するユーザ情報を、各ユーザが依頼ユーザおよび被依頼ユーザの何れであるかを識別可能な形式で利用者管理部13へ送信する。また、利用受付部12は、依頼ユーザに登録された識別シール41の情報を利用者管理部13へ送信する。
利用者管理部13は、読み聞かせ支援システム1の利用者を管理する。具体的には、利用者管理部13は、読み聞かせ支援システム1の利用グループごとに、利用グループ内の依頼ユーザと被依頼ユーザとを関連付けて記憶する。また、依頼ユーザと、この依頼ユーザに登録された識別シール41とを関連付けて記憶する。
依頼受付部14は、依頼ユーザの端末20から、被依頼ユーザによる絵本40の読み聞かせの依頼を受け付ける。具体的には、依頼受付部14は、利用者管理部13にて依頼ユーザに関連付けられて記憶されている被依頼ユーザのうちの一の被依頼ユーザを指定した読み聞かせの依頼を依頼ユーザの端末20から受け付ける。依頼受付部14は、読み聞かせの依頼を受け付けると、指定された被依頼ユーザの端末30に、依頼ユーザから読み聞かせを依頼されたことを通知する。また、読み聞かせの依頼が被依頼ユーザの端末30により承諾されると、依頼受付部14は、依頼ユーザの端末20に、読み聞かせの依頼が承諾されたことを通知する。さらに、通信制御部15に、絵本の読み聞かせが開始されることを示す開始情報を送信する。またさらに、依頼ユーザの端末20から、複数種類の絵本40のうち被依頼ユーザに読み聞かせてほしい絵本40の選択を受け付ける。そして、選択された絵本40が示された選択情報を、表示内容管理部17に送信する。
通信制御部15は、依頼受付部14から開始情報を取得すると、依頼ユーザの端末20と被依頼ユーザの端末30との音声通信を確立する。音声通信としては、例えば、P2P(Peer to Peer)による通信方式やVoIP(Voice over Internet Protocol)による通信方式等が用いられる。
絵本情報管理部16は、複数種類の絵本40の情報を記憶する。絵本情報管理部16は、例えば、文章情報をテキストデータとして記憶する。また、絵本情報管理部16は、読み聞かせの際に用いられる効果音情報を文書情報に対応付けて記憶する。なお、絵本40におけるすべての文書情報に効果音情報が対応付けられている場合の他、絵本40における一部の文書情報に効果音情報が対応付けられ、残りの文書情報には効果音情報が対応付けられていない場合でも良い。絵本情報管理部16の記憶内容については、後に詳述する。
表示内容管理部17は、絵本情報管理部16に記憶されている文章情報を、被依頼ユーザの端末30に表示させる。
表示内容管理部17は、依頼受付部14から選択情報を取得すると、取得した選択情報から、依頼ユーザが選択した絵本40を特定する。また、表示内容管理部17は、送受信部11を介して読取装置80から取得したシール識別情報に基づいて、文章情報を送信する対象となる被依頼ユーザの端末30を特定する。具体的には、シール識別情報を取得すると、取得したシール識別情報から識別シール41を特定するとともに、利用者管理部13にてこの識別シール41に関連付けられて記憶されている依頼ユーザを特定する。そして、特定した依頼ユーザが依頼受付部14に対して読み聞かせの依頼を行った被依頼ユーザの端末30を、文章情報の送信対象とする。
また、表示内容管理部17は、ページ識別情報を取得すると、取得したページ識別情報から絵本40のページを特定する。そして、絵本情報管理部16に記憶されている文章情報のうち、特定の絵本40の特定のページの文章情報を、特定の被依頼ユーザの端末30に表示させる。表示内容管理部17が特定の絵本40の特定のページの文章情報を表示させる処理については、後に詳述する。
効果音管理部18は、表示内容管理部17により特定された絵本40のページに対応する効果音情報を特定する。そして、絵本情報管理部16に記憶されている効果音情報のうち、特定の絵本40の特定のページの効果音情報を、特定の依頼ユーザの端末20に出力させる。効果音管理部18が特定の絵本40の特定のページの効果音情報を出力させる処理については、後に詳述する。
制限部19は、表示内容管理部17が文章情報を被依頼ユーザの端末30に送信することを制限する。制限部19は、表示内容管理部17が被依頼ユーザの端末30に送信しようとする文章情報が、被依頼ユーザの端末30の画像表示部31に表示されている文章情報であるか否かを判定する。そして、表示されている文章情報である場合に、表示内容管理部17に再度の文章情報の送信を行わせないようにする。
また、制限部19は、効果音管理部18が効果音情報を被依頼ユーザの端末30に送信することを制限する。読み聞かせを行う端末30のスピーカ33からの効果音の出力は、それをマイク34が拾うことで、効果音管理部18が効果音情報を依頼ユーザの端末20に送信した音と混じり合って読み聞かせの効果が低減するおそれがある。制限部19は、かかる読み聞かせの効果の低減を防止する。
読み聞かせ支援システム1は、コミュニケーションシステムの一例である。読取装置80は取得手段の一例であり、取得機能の一例である。管理サーバ10の絵本情報管理部16は記憶手段の一例であり、記憶機能の一例である。効果音管理部18は読み出し手段の一例であり、読み出し機能の一例である。端末20のスピーカ23は効果音情報出力手段の一例であり、出力機能の一例である。
絵本40または端末20は媒体の一例であり、端末20は、媒体側のユーザの端末の一例であり、端末30は、他のユーザの端末の一例である。
なお、ここにいう媒体とは、紙媒体の場合は本や本を構成するページをいい、紙媒体以外の場合は例えば端末20をいう。そして、媒体の表示内容とは、紙媒体の場合はページ(1ページあるいは複数ページ)やページに載っている部分をいい、紙媒体以外の場合は端末20に表示されるページやその部分をいう。
媒体の表示内容を識別するための何れかの情報とは、媒体のページを識別する識別コード等から得られる情報のみならず、媒体に表示されている絵や文章等の情報を含む情報をいう。また、取得した情報を基に他のユーザの端末に対して出力される当該情報に関する情報とは、文書情報をいい、例えば絵本40の電子情報である。
端末20は第2端末の一例であり、端末30は第1端末の一例である。
端末30のネットワークインターフェイス100fは、送信手段の一例であり、送信機能の一例である。端末20のネットワークインターフェイス100fは、受信手段の一例であり、受信機能の一例である。
<絵本情報管理部16の記憶内容>
次に、絵本情報管理部16の記憶内容について説明する。
図4は、絵本情報管理テーブルの一例を示した図であり、(a)は文書情報についてのものであり、(b)は効果音情報についてのものである。
図4(a)に示す絵本情報管理テーブルは、絵本のページと、文章情報とを関連付けて管理するためのテーブルであり、(b)に示す効果音情報管理テーブルは、絵本のページと、効果音情報とを関連付けて管理するためのテーブルである。
図4(a)の絵本情報管理テーブルでは、「絵本」の項目に、絵本40のタイトルが示されている。また、「文章情報」の項目に、絵本40に記載されている文章が示されている。「文章情報」の「ページ」には、絵本40の該当ページに記載されている文章が示されている。一例を挙げると、「みきちゃんのおでかけ」の「1~2ページ」には、みきちゃんのおでかけというタイトルの絵本40における1~2ページに記載されている文章「あるお家に、みきちゃん~」が示されている。
絵本情報管理テーブルでは、「ページ」の項目ごとに、複数種類の絵本40の該当ページに記載されている文章に関する「文章情報」がそれぞれ示されている。そのため、同じ「ページ」であっても、「絵本」ごとにそれぞれ異なる「文章情報」が示されている。なお、文章情報は、絵本40の電子情報として捉えられる。
図4(b)の効果音情報管理テーブルでは、「絵本」の項目に、絵本情報管理テーブルと同じく絵本40のタイトルが示され、「効果音情報」の項目に、「ページ」の項目ごとの効果音情報を特定する情報が示されている。一例を挙げると、「みきちゃんのおでかけ」の「1~2ページ」には効果音データ0101が示され、「3~4ページ」には効果音データ0102が示されている。
ここにいう効果音情報とは、「絵本」や「文章情報」の内容に対応するBGM等の音情報をいい、これにより、読み聞かせの効果を高めることが期待できる。
<表示内容管理部17の処理>
表示内容管理部17の処理について説明する。表示内容管理部17は、選択情報を取得すると、絵本情報管理テーブルに示されている「絵本」のうち取得した選択情報に示された「絵本」を特定する。また、ページ識別情報を取得すると、取得したページ識別情報から識別されるページを含む「ページ」を特定する。そして、特定した「絵本」の「ページ」に示されている文章情報を、被依頼ユーザの端末30に表示させる。
また、表示内容管理部17は、「絵本」および「ページ」を特定すると、対応する効果音情報を特定する。そして、特定した効果音情報を、依頼ユーザの端末20に出力させる。
<読み聞かせ支援システムの動作例>
続いて、本実施形態の読み聞かせ支援システム1の動作例について説明する。
図5は、読み聞かせ支援システム1のシーケンス図である。
図5に示すように、依頼ユーザは、依頼ユーザの端末20を用いて、読み聞かせ支援システム1の利用申請を行う(S101)。
管理サーバ10の利用受付部12は、依頼ユーザの端末20からの利用申請を受け付け、依頼ユーザによる読み聞かせ支援システム1の利用を許可する(S102)。また、依頼ユーザの端末20に対し、読み聞かせ支援システム1の利用グループに招待したいユーザを指定させる(S103)。
依頼ユーザは、利用グループに招待したいユーザを指定する(S104)。
管理サーバ10の利用受付部12は、依頼ユーザに指定された被依頼ユーザの端末30に対し、利用グループへの招待を通知する(S105)。
被依頼ユーザは、被依頼ユーザの端末30を用いて、利用グループへの招待を承諾する(S106)。
管理サーバ10の利用受付部12は、依頼ユーザの端末20に対し、被依頼ユーザの利用グループへの招待が承諾されたことを通知する(S107)。
依頼ユーザは、被依頼ユーザを指定した読み聞かせの依頼を行う(S108)。
管理サーバ10の依頼受付部14は、読み聞かせの依頼を被依頼ユーザの端末30に通知する(S109)。
被依頼ユーザは、読み聞かせの依頼を承諾する(S110)。
管理サーバ10の通信制御部15は、依頼ユーザの端末20と被依頼ユーザの端末30との音声通信を確立させる(S111)。
管理サーバ10の依頼受付部14は、依頼ユーザの端末20に対し、依頼ユーザが読み聞かせてほしい絵本40を選択させる(S112)。
依頼ユーザは、依頼ユーザの端末20における画像表示部21に表示されている複数種類の絵本40の中から、被依頼ユーザに読み聞かせてほしい絵本40を選択する(S113)。
依頼ユーザが選択した絵本40を開くと、絵本40の読取装置80は、開かれた絵本40のページに取り付けられている識別子42を読み取り、ページ識別情報およびシール識別情報を生成して管理サーバ10に送信する(S114)。
管理サーバ10の表示内容管理部17は、ページ識別情報およびシール識別情報に基づいて、絵本情報管理部16に記憶されている特定の絵本40の特定の文章情報を、被依頼ユーザの端末30に送信する(S115)。これにより、被依頼ユーザの端末30における画像表示部31には、文章情報が表示される(S116)。
また、管理サーバ10の効果音管理部18は、特定された効果音情報を依頼ユーザの端末20に送信する(S117)。これにより、依頼ユーザの端末20におけるスピーカ23から効果音情報による出力が行われる(S118)。
依頼ユーザの端末20と被依頼ユーザの端末30との間で既に音声通信の確立が行われ(S111参照)、被依頼ユーザの音声が依頼ユーザに届き、被依頼ユーザから依頼ユーザへの絵本40の読み聞かせを始めることができる。
本実施形態の読み聞かせ支援システム1を用いることで、例えば、孫(依頼ユーザの一例)と、この孫の祖父母(被依頼ユーザの一例)とが互いに離れた場所に居住する場合であっても、祖父母は孫とコミュニケーションを図ることができる。また、例えば、孫の親は、絵本の読み聞かせを祖父母に依頼することで、絵本40の読み聞かせに必要な時間を、夕飯の支度などの他の用事を済ますために必要な時間に充てることができる。さらには、孫への読み聞かせの際に端末20から効果音を流すことで、孫が絵本に集中し易くなる。
<開かれている絵本のページと端末に表示される画像との関係>
次に、絵本40の読み聞かせ中において開かれている絵本40のページと、被依頼ユーザの端末30に表示される画像および出力される効果音との関係について説明する。図6(a)は、読み聞かせ中において開かれている絵本40および端末20を示した図であり、図6(b)は、被依頼ユーザの端末30の画像表示部31に表示される画像を示した図である。
図6(a)に示すように,依頼ユーザは、絵本40の3ページおよび4ページを開いている。絵本40の3ページには、女の子の絵71が描かれているとともに、この絵71を説明するための文章72が記載されている。
また、絵本40の3ページには、識別番号43が「3」である識別シール41が取り付けられている。識別シール41に表示されている識別子42が読取装置80に読み取られると、図6(b)に示すように、被依頼ユーザの端末30には、読み聞かせ画面50が表示される。
読み聞かせ画面50には、文章情報51と、ページ番号52とが表示されている。
文章情報51に示されている文章は、絵本40の3ページに記載されている文章72と内容が同じである。
ページ番号52には、絵本40の全ページのうち被依頼ユーザの端末30に表示されている文章情報51に対応付けられているページ番号が示されている。
また、依頼ユーザの端末20では、スピーカ23から効果音が出力されている。その一方で、被依頼ユーザの端末30ではスピーカ33(図1参照)から効果音は出力されない。
また、このとき、依頼ユーザの端末20と被依頼ユーザの端末30とで音声通信が行われている。被依頼ユーザは、被依頼ユーザの端末30のマイク34(図1参照)に向かって被依頼ユーザの端末30に表示されている文章を読み上げると、依頼ユーザの端末20のスピーカ23から、被依頼ユーザに読み上げられた言葉が出力される。なお、上述したように、被依頼ユーザの端末30からは効果音が出力されないことから、効果音はマイク34に(図1参照)入力されない。
例えば、被依頼ユーザが、読み聞かせ画面50に表示されている文章情報51「今日は、待ちに待ったお出かけです。みきちゃんは、・・・」を読み上げると、依頼ユーザは、読み上げられた話を聞いて、絵本40の絵71に描かれている女の子がこれから出かけることを理解する。このようにして、被依頼ユーザから依頼ユーザへの絵本40の読み聞かせが行われる。
被依頼ユーザが「すすむ」ボタン53を選択すると、絵本40の4ページに記載されている文章72に係る文章情報51が表示され、出力される効果音が変わる。また、被依頼ユーザの端末30に絵本40の4ページに係る文章情報51が表示されているときに、被依頼ユーザが「もどる」ボタン54を選択すると、絵本40の3ページに記載されている文章72に係る文章情報51が表示され、出力される効果音が変わる。
なお、被依頼ユーザの端末30に絵本40の3ページに係る文章情報51が表示されているときには、「もどる」ボタン54の選択、すなわち、絵本40の2ページに係る文章情報51を表示させる操作が受け付けられない。被依頼ユーザの端末30には、絵本情報管理テーブル(図4参照)に示されている「3~4ページ」の「文章情報」が最後に送信されており、最後に送信されていないページの文章情報を表示させる操作は受け付けられない。この場合に、「もどる」ボタン54は、「すすむ」ボタン53等の操作を受け付け可能なボタンとは異なる表示態様で表示される。図示の例では、「もどる」ボタン54は、「すすむ」ボタン53とは表示色が異なっている。このようなボタン等の画像の表示制御は、例えば、表示内容管理部17により行われてもよい。
被依頼ユーザが「おわり」ボタン55を選択すると、読み聞かせ画面50が非表示になり、効果音の出力が停止する。これにより、被依頼ユーザから依頼ユーザへの絵本40の読み聞かせが終了する。
このように、本実施形態では、表示内容管理部17は、開かれている絵本40に表示されている表示内容を識別するためのページ識別情報を取得すると、取得したページ識別情報により特定された絵本40の文章情報を、絵本情報管理部16から読み出す。そして、読み出した文章情報を、絵本40を開いている依頼ユーザとは異なる被依頼ユーザの端末30に表示し、効果音が出力される。
この場合、依頼ユーザと被依頼ユーザとが互いに離れた場所にいる場合であっても、依頼ユーザと被依頼ユーザとの絵本40の表示内容を通じたコミュニケーションが可能になる。
また、本実施形態では、識別子42に対応付けられている絵本40のページに複数種類の絵本40の文章情報が関連付けられて絵本情報管理部16に記憶されている。そして、記憶されている複数種類の絵本40の文章情報のうち、読み聞かせの対象として依頼ユーザに選択された絵本40に関する文章情報を被依頼ユーザの端末30に表示させる。
この場合、識別シール41を、複数種類の絵本40に共用することができる。
<読み聞かせ中における処理>
続いて、絵本40の読み聞かせ中における管理サーバ10の処理について説明する。
図7は、絵本40の読み聞かせ中における管理サーバ10の処理の流れを示したフローチャートである。
まず、表示内容管理部17は、絵本40の読取装置80からページ識別情報を取得したか否かを判定する(S201)。否定結果が継続している間、表示内容管理部17は、ステップ201の判定動作を繰り返す。
一方、表示内容管理部17がページ識別情報を取得した場合、肯定結果を得てステップ202へ進む。
制限部19は、取得した識別情報から特定されるページに係る文章情報が、被依頼ユーザの端末30に表示されている文章情報51であるか否かを判定する(S202)。すなわち、制限部19は、識別情報から特定されるページに係る文章情報が、表示内容管理部17が被依頼ユーザの端末30に最後に送信した文章情報であるか否かを判定する。制限部19は、表示内容管理部17による文章情報51の送信履歴を参照することで、この判定を行う。ここで、「最後」とは、絵本40の読み聞かせが始まってから終了するまでの間における最後を意味する。
肯定結果が得られた場合、制限部19は、表示内容管理部17が被依頼ユーザの端末30に文章情報51を再度送信することを制限する(S203)。
一方、ステップ202で否定結果が得られた場合、表示内容管理部17は、取得した識別情報から特定されるページに係る文章情報51を、被依頼ユーザの端末30に送信する(S204)。また、効果音管理部18は、特定した文章情報51に対応する効果音情報を、依頼ユーザの端末20に送信する(S205)。
このように、本実施形態では、ページ識別情報に関連付けられている絵本40のページに係る文章情報が、表示内容管理部17が最後に被依頼ユーザの端末30に表示させた文章情報である場合、この文章情報の被依頼ユーザの端末30への再度の送信を制限し、その効果音情報の依頼ユーザの端末20への再度の送信を制限する。
この場合、被依頼ユーザの端末30の画像表示部31における表示内容が変わらないにもかかわらず、表示内容管理部17および送受信部11による送信処理や被依頼ユーザの端末30による表示制御処理、依頼ユーザの端末20による音声制御処理が行われることが抑制される。
<変形例>
続いて、本実施の形態の変形例について説明する。
図8は、依頼ユーザの端末20での効果音出力の時期例を説明するタイムチャートであり、(a)はその一例を示し、(b)は他の例を示す。
図8(a)に示す例では、被依頼ユーザの端末30での音声入力と関係付けて依頼ユーザの端末20における効果音出力時期を制御する。かかる制御は、管理サーバ10の効果音管理部18により行われる(図3参照)。
より詳細には、効果音管理部18は、被依頼ユーザの端末30に対して被依頼ユーザによる音声入力があった場合(読み聞かせが始まった場合)、予め定められた時間Taの経過後に依頼ユーザの端末20から効果音が出力されるように制御する。この時間Taは、0秒に設定することも考えられる。
このような制御により、依頼ユーザの端末20では、被依頼ユーザによる音声の出力と効果音の出力がほぼ同時期に開始されるようになり、依頼ユーザ側である孫が絵本に集中し易くなる。
図8(b)に示す例では、被依頼ユーザの端末30での音声入力と関係付けて依頼ユーザの端末20における効果音出力時期を制御する。すなわち、効果音管理部18は、被依頼ユーザの端末30に絵本40の電子情報が表示された場合、予め定められた時間Tbの経過後に依頼ユーザの端末20から効果音が出力されるように制御する。この時間Tbを0秒に設定することも考えられる。
このような制御により、被依頼ユーザが絵本40の電子情報を見ることができてから効果音が出力されるようになるので、孫が絵本40に注意を向けるようになり、その後被依頼ユーザの音声が端末20から出力され、絵本に集中し易くなる。
図8に示す例は、依頼ユーザの端末20での効果音発生開始のタイミングを被依頼ユーザの端末30での事象(音声入力、電子情報表示)との関係で制御する場合を示している。これにより、効果音を用いた読み聞かせによる依頼ユーザ側および被依頼ユーザ側の満足感を高めることが可能になる。
なお、被依頼ユーザの端末30での他の事象として、被依頼ユーザが読み聞かせを始めようとするときに端末30に対して予め定められた操作がされたこととしても良い。この予め定められた操作として、例えば、被依頼ユーザが読む部分をなぞる操作を挙げることができる。
ここで、効果音の音量を、被依頼ユーザの音声が出力される場合と出力されない場合とで変更しない制御を採用しても良く、また、変更する制御を採用しても良い。後者の場合には、被依頼ユーザの音声が出力される場合は、出力されない場合よりも効果音の音量を下げる制御である。
図9は、依頼ユーザの端末20での音声と効果音の出力態様例を説明する図であり、(a)は第1態様例を示し、(b)は第2態様例を示す。
図9(a)に示す第1態様例では、依頼ユーザの端末20が持つ1つのスピーカ23から、被依頼ユーザの音声および効果音が出力される場合を示す。
図9(b)に示す第2態様例では、依頼ユーザの端末20がスピーカ23として、スピーカ23aおよびスピーカ23bを備えるときには、一方のスピーカ23aから被依頼ユーザの音声が出力され、他方のスピーカ23bから効果音が出力される場合を示す。このように、依頼ユーザの端末20に、読み手の声とは独立して効果音を出力することにより、依頼ユーザは、被依頼ユーザの音声からより強い臨場感を得られる。
スピーカ23aは第1出力部の一例であり、スピーカ23bは第2出力部の一例である。なお、スピーカ23a,23bを、イヤホンにおける左右の出力部のそれぞれとする例でも良い。すなわち、例えばイヤホンの左側から読み手の声、右側は効果音が出力される場合である。
以上、本実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態には限定されない。
例えば、絵本40に対して識別子42が取り外し可能でなくてもよい。また、絵本40に識別子42が描かれていてもよい。複数種類の絵本40に共用可能な識別子42の代わりに一の絵本40に固有の識別子42が用いられる場合、この識別子42を読み取って生成されるページ識別情報やシール識別情報に、識別子42が設けられる絵本40の種類に関する情報が含まれてもよい。この場合、ページ識別情報やシール識別情報が管理サーバ10に取得されると、絵本40の種類が特定されるため、依頼ユーザが読み聞かせの対象としての絵本40を設定する必要がなくなる。
また、本実施形態では、依頼ユーザに指定されたユーザが利用グループへの招待を承諾することによって、絵本の読み聞かせの依頼の対象となる被依頼ユーザが加わることを説明したが、これに限定されない。
例えば、ユーザが絵本の読み聞かせを行う者としての読み聞かせ支援システム1の利用申請を行うことで、読み聞かせの依頼の対象となる被依頼ユーザが加わってもよい。この場合に、依頼ユーザは、自らが所属している利用グループ外の被依頼ユーザに対して読み聞かせを依頼してもよい。
また、本実施形態では、依頼ユーザの端末20を用いて絵本40の読み聞かせを依頼することを説明したが、これに限定されない。
例えば、絵本40に取り付けられている識別子42が読取装置に読み取られると、ページ識別情報やシール識別情報とともに、読み聞かせの依頼が管理サーバ10に送信されてもよい。この場合、依頼ユーザが、読み聞かせを依頼するためだけの操作を行う必要がなくなる。
また、依頼ユーザによる絵本40の選択や、読み聞かせを依頼する被依頼ユーザの指定は、読取装置や他の端末により実行可能であってもよい。さらに、読み聞かせ中において被依頼ユーザの端末30から送信される音声が、音声を出力可能な読取装置や他の端末から出力されてもよい。
また、絵本40が、依頼ユーザによる絵本40の選択や、読み聞かせを依頼する被依頼ユーザの指定を実行可能に設けられてもよい。さらに、絵本40に音声を出力可能な出力機器を設け、読み聞かせ中において被依頼ユーザの端末30から送信される音声が絵本40の出力機器から出力されてもよい。
すなわち、絵本の読み聞かせには依頼ユーザの端末20が用いられなくてもよい。
また、例えば、絵本40の読み聞かせを終了させるための識別子42が付された識別シール41を絵本40の特定の領域に取り付け、読取装置がこの識別子42を読み取ることで生成する情報が管理サーバ10に取得されると、管理サーバ10は、読み聞かせを終了してもよい。すなわち、被依頼ユーザの端末30に表示されている読み聞かせ画面50を非表示にするとともに、被依頼ユーザの端末30と依頼ユーザの端末20等との音声通信を遮断してもよい。この場合に、読取装置が、絵本40の読み聞かせを終了させるための識別子42を読み取ることで生成する情報は、特定の情報として捉えられる。また、特定の領域としては、例えば、絵本40の背表紙などが挙げられる。
また、依頼ユーザが読み聞かせの対象として選択可能な絵本の数は、例えば、購入した絵本の数に応じて設定されてもよいし、読み聞かせ支援システム1の利用料として依頼ユーザや被依頼ユーザが支払った金額に応じて設定されてもよい。
また、例えば、絵本情報管理部16には、絵本40のページに、文章情報とともに絵本の絵が関連付けられて記憶されてもよい。そして、表示内容管理部17は、ページ識別情報を取得すると、取得したページ識別情報から特定されるページに係る文章情報および絵を被依頼ユーザの端末30に表示させてもよい。
また、例えば、絵本情報管理部16には、文章情報とともにこの文章情報に係る文章の音声が記憶されてもよい。そして、表示内容管理部17は、文章情報とともに音声を被依頼ユーザの端末30に出力させてもよい。また、文章情報の代わりに音声のみを被依頼ユーザの端末30に出力させてもよい。
また、本実施形態では、識別子42から絵本40における特定の1ページが識別されることを説明したが、識別されるページ数は、2ページ以上であってもよい。
また、本実施形態では、絵本情報管理テーブルに、文章情報が2ページごとに管理されていることを説明したが、3ページ分以上の文章に係る文章情報が管理されてもよいし、2ページ分よりも少ない文章に係る文章情報が管理されてもよい。
また、本実施形態では、読取装置を用いて識別子42を読み取ることを説明したが、例えば、依頼ユーザの端末20を用いて識別子42を読み取り、生成した情報が管理サーバ10に送信されてもよい。
また、本実施形態では、読取装置を用いて、識別子42に対応付けられている絵本40のページを特定することを説明したが、これに限定されない。
例えば、管理サーバ10に、絵本40に描かれている絵や記載されている文章が、絵本40のページごとに記憶されていてもよい。そして、画像を認識可能な画像認識装置を用いて絵本40に描かれている絵や記載されている文章を画像認識し、認識した画像に関する情報が管理サーバ10に送信されてもよい。そして、管理サーバ10は、取得した情報から特定される絵や文章と、管理サーバ10に記憶されている絵や文章とを比較することで、画像認識装置に認識された画像が表示されている絵本40のページを特定してもよい。この場合に、画像認識装置から管理サーバ10に送信される情報は、開かれている絵本40に表示されている表示内容を識別するための情報として捉えられる。
また、例えば、絵本40を開くと開かれたページに対応付けられている音声が出力されてもよい。この場合に、管理サーバ10に、絵本40を開くことで出力される音声が、絵本40のページごとに記憶されていてもよい。そして、音声を認識可能な音声認識装置を用いて絵本40の音声を認識し、認識した音声に関する情報が管理サーバ10に送信されてもよい。そして、管理サーバ10は、取得した情報から特定される音声と、管理サーバ10に記憶されている音声とを比較することで、音声認識装置に認識された音声に対応付けられている絵本40のページを特定してもよい。この場合に、画像認識装置から管理サーバ10に送信される情報は、開かれている絵本40に表示されている表示内容を識別するための情報として捉えられる。
また、識別子42に領域が対応付けられている媒体は、絵本に限定されず、情報が表示されている紙媒体であればよい。
また、本実施形態では、被依頼ユーザの端末30に画像を表示することを説明したが、画像を表示可能な表示媒体であれば、被依頼ユーザによる操作が行われる端末とは別の表示媒体に画像を表示させてもよい。
また、本実施形態では、管理サーバ10から送信された情報が依頼ユーザの端末20や被依頼ユーザの端末30に出力されることで絵本の読み聞かせが実現される構成としたが、これに限定されない。
例えば、依頼ユーザの端末20や被依頼ユーザの端末30が管理サーバ10の機能を有してもよい。言い換えると、依頼ユーザの端末20や被依頼ユーザの端末30が、管理サーバ10の送受信部11、利用受付部12、利用者管理部13、依頼受付部14、通信制御部15、絵本情報管理部16、表示内容管理部17、制限部19等の機能を備えることとしてもよい。
また、本発明の実施形態を実現するプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネットなどの通信手段を用いて提供することも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の範囲には限定されない。上記の実施形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…読み聞かせ支援システム、10…管理サーバ、11…送受信部、16…絵本情報管理部、17…表示内容管理部、18…効果音管理部、20…端末、23,23a,23b…スピーカ、30…端末、40…絵本、80…読取装置、100f…ネットワークインターフェイス

Claims (9)

  1. 媒体の表示内容を識別するための何れかの情報を取得する取得手段と、
    取得した前記情報を基に、当該情報に関する情報を、前記媒体側のユーザとは異なる他のユーザの端末に対して出力する出力手段と、
    複数の媒体の表示内容に対応した複数の効果音情報を記憶する記憶手段と、
    取得した前記情報により識別された前記媒体の表示内容に対応する前記効果音情報を前記記憶手段から読み出す読み出し手段と、
    読み出された効果音情報を前記媒体側のユーザの端末から出力する効果音情報出力手段と、
    を備えた、コミュニケーションシステム。
  2. 前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末での事象のタイミングとの関係で、前記読み出された効果音情報を前記媒体側のユーザの端末に出力することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
  3. 前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末に音声が入力されたタイミングとの関係で、前記読み出された効果音情報を前記媒体側のユーザの端末に出力することを特徴とする請求項2に記載のコミュニケーションシステム。
  4. 前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末に前記媒体の表示内容の電子情報が表示されるタイミングとの関係で、前記読み出された効果音情報を当該媒体側のユーザの端末に出力することを特徴とする請求項2に記載のコミュニケーションシステム。
  5. 前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末に入力された音声を第1出力部から出力し、前記読み出された効果音情報を当該第1出力部とは異なる第2出力部から出力することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
  6. 前記効果音情報出力手段は、前記他のユーザの端末に入力された音声を出力する出力部から前記読み出された効果音情報を出力することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
  7. 前記効果音情報出力手段は、前記読み出された効果音情報の音量を前記他のユーザの端末に入力された音声を出力する場合と出力しない場合とで変更することを特徴とする請求項1に記載のコミュニケーションシステム。
  8. 媒体の表示内容を識別するための何れかの情報を取得し、
    取得した前記情報を基に、当該情報に関する情報を、前記媒体側のユーザとは異なる他のユーザの端末に対して出力し、
    複数の媒体の表示内容に対応した複数の効果音情報を記憶し、
    取得した前記情報により識別された前記媒体の表示内容に対応する前記効果音情報を読み出し、
    読み出された効果音情報を出力する、情報処理装置。
  9. コンピュータに、
    媒体の表示内容を識別するための何れかの情報を取得する取得機能と、
    取得した前記情報を基に、当該情報に関する情報を、前記媒体側のユーザとは異なる他のユーザの端末に対して出力する出力機能と、
    複数の媒体の表示内容に対応した複数の効果音情報を記憶する記憶機能と、
    取得した前記情報により識別された前記媒体の表示内容に対応する前記効果音情報を前記記憶機能から読み出す読み出し機能と、
    読み出された効果音情報を前記媒体側のユーザの端末から出力する効果音情報出力機能と、
    を実現させるための、プログラム。
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