JP2020076885A - 音声出力システムおよびプログラム - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、前記音声の態様には、前記話者から発せられた前記音声のうち言葉以外の音声の態様が含まれることを特徴とする請求項1記載の音声出力システムである。
請求項3に記載の発明は、前記話者が前記音声を発している際の当該話者が映っている画像を取得する画像取得手段をさらに備え、前記出力制御手段は、前記画像に基づいて、前記話者が前記文章を音声により発する際における当該話者の態様を模した画像を前記ユーザの前記表示媒体に表示させることを特徴とする請求項1記載の音声出力システムである。
請求項4に記載の発明は、前記ユーザと前記話者との会話に関する会話情報を取得する会話情報取得手段と、前記ユーザからの質問を受け付ける受付手段と、をさらに備え、前記出力制御手段は、前記会話情報に基づいて、前記受付手段に受け付けられた前記質問に対する回答を、前記音声の態様を模した音声により前記音声出力機器に出力させることを特徴とする請求項1記載の音声出力システムである。
請求項5に記載の発明は、前記表示媒体には、絵が表示され、前記文章は、前記絵に係る文章であることを特徴とする請求項1記載の音声出力システムである。
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、話者から発せられた音声に関する音声情報を取得する機能と、表示媒体に表示される表示内容に応じた文章を、前記音声情報に基づき前記話者の音声の態様を模した音声により、当該表示媒体のユーザに用いられる音声出力機器に出力させる機能と、
を実現させるための、プログラムである。
<読み聞かせシステムの構成>
図1は、本実施形態に係る読み聞かせシステム1の全体構成例を示す図である。
音声出力システムの一例としての読み聞かせシステム1は、絵本に関する情報をユーザに提供することにより、絵本の読み聞かせを行う。
読み聞かせシステム1は、管理サーバ10と、端末30と、端末40とを備える。管理サーバ10と端末30、および管理サーバ10と端末40とは、ネットワークを介して接続されている。
画像表示部31は、画像を表示する。カメラ32は、撮影領域内の被写体を撮影する。主ユーザの端末30は、カメラ32により撮影された画像や動画を、ネットワークを介して管理サーバ10に送信する機能を有する。
副ユーザの端末40は、画像表示部41と、カメラ42とを備える。
副ユーザの端末40は、主ユーザの端末30と同じ構成である。
本実施形態の主ユーザの端末30および副ユーザの端末40には、タッチパネルが設けられており、画面をユーザがタッチすることで画面に表示される画像に対する操作および指示を行う。
図2は、管理サーバ10、主ユーザの端末30、および副ユーザの端末40のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、管理サーバ10、主ユーザの端末30、および副ユーザの端末40は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)100aと、主記憶手段であるメモリ100cとを備える。また、各装置は、外部デバイスとして、磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)100g、ネットワークインターフェイス100f、表示機構100d、音声機構100h、キーボードやマウス等の入力デバイス100i等を備える。
次に、管理サーバ10の機能構成について説明する。
図3は、管理サーバ10の機能構成例を示した図である。
管理サーバ10は、送受信部11と、利用受付部12と、利用者管理部13と、通信制御部14と、ユーザ情報取得部15と、ユーザ情報管理部16と、絵本情報管理部17と、作成部18と、読み聞かせ指示受付部19と、出力内容管理部20とを備える。
また、ユーザ情報取得部15は、主ユーザと副ユーザとが会話している際に副ユーザの端末40のカメラ42によって撮影された副ユーザの映像を、動画データとして送受信部11を介して取得する。
また、絵本情報管理部17には、絵本の読み聞かせ中において主ユーザの端末30や副ユーザの端末40に表示される画像が記憶されている。
副ユーザの音声の態様としては、例えば、副ユーザが話す速度、副ユーザが話しているときの間の取り方、副ユーザの声色、副ユーザから発せられた方言、咳等の副ユーザの癖などが挙げられる。
文章が副ユーザに読み上げられる際の副ユーザの態様としては、例えば、副ユーザの動作や表情などが挙げられる。副ユーザの動作としては、例えば、頭の動き、顔の向き、顔の構成部位(目、口等)の動き、腕や脚の動き、身体の向き、身体の移動などの動作が挙げられる。また、副ユーザの表情としては、例えば、笑顔、苦しんでいる顔、困っている顔、悲しんでいる顔、怒っている顔などが挙げられる。
なお、作成部18および出力内容管理部20は、出力制御手段として捉えられる。
続いて、本実施形態の読み聞かせシステム1の動作例について説明する。
図4は、読み聞かせシステム1のシーケンス図である。
図4に示すように、主ユーザは、主ユーザの端末30を用いて、読み聞かせシステム1の利用申請を行う(S101)。
管理サーバ10の利用受付部12は、主ユーザの端末30からの利用申請を受け付け、主ユーザによる読み聞かせシステム1の利用を許可する(S102)。また、主ユーザの端末30に対し、読み聞かせシステム1の利用グループに招待したいユーザを指定させる(S103)。
管理サーバ10の利用受付部12は、主ユーザに指定された副ユーザの端末40に対し、利用グループへの招待を通知する(S105)。
副ユーザは、副ユーザの端末40を用いて、利用グループへの招待を承諾する(S106)。
管理サーバ10の利用受付部12は、主ユーザの端末30に対し、副ユーザの利用グループへの招待が承諾されたことを通知する(S107)。
作成部18は、ユーザ情報管理部16に記憶されている音声データに基づいて、副ユーザの音声を模した音声による音声データを作成する(S109)。また、記憶されている動画データに基づいて、副ユーザの態様を模した映像の動画データを作成する(S110)。
管理サーバ10の読み聞かせ指示受付部19は、主ユーザの端末30に対し、読み聞かせてほしい絵本を選択させる(S112)。
主ユーザは、主ユーザの端末30の画像表示部31に表示されている絵本の中から、読み聞かせてほしい絵本を選択する(S113)。
また、出力内容管理部20は、表示させた文章情報に関連付けられて絵本情報管理部17に記憶されている音声データを主ユーザの端末30に出力させる(S115)。さらに、出力内容管理部20は、表示させる文章情報に関連付けられて絵本情報管理部17に記憶されている動画データを画像表示部31に表示させる(S116)。
次に、絵本の読み聞かせ中において主ユーザの端末30の画像表示部31における画像の表示例について説明する。
図5〜図7は、主ユーザの端末30における画像の表示例を示した図である。
この場合、図7に示すように、主ユーザの端末30から、主ユーザの質問に対する回答が音声により出力される。図示の例では、「きっとね、すぐにね、みつかると・・・おもうよ。」という回答が音声により出力される。
この場合、副ユーザが文章を読み上げることにより副ユーザから発せられた音声を主ユーザの端末30に出力させる構成に比べて、副ユーザから発せられた音声に基づいて音声により主ユーザの端末30に出力される文章の種類が多様化する。
続いて、読み聞かせシステム1の変形例について説明する。
主ユーザに用いられる表示媒体は、主ユーザの端末30に限定されない。
図8は、変形例としての読み聞かせシステム1を示した図である。なお、上記と同様の構成については、同一の符号を用いる。
読み聞かせシステム1には、絵本90が設けられている。管理サーバ10と絵本90とは、ネットワークを介して接続されている。
絵本90には、複数の識別シール91と、読取装置94とが取り付けられている。
識別番号93は、識別子92に対応付けられている絵本90のページを識別する番号である。本実施形態では、識別番号93に表示されている数字は、この識別番号93が付された識別シール91の識別子92に対応付けられている絵本90のページ番号を意味する。すなわち、識別番号93が「7」である場合(図8参照)、この識別番号93が付された識別シール91の識別子92には、絵本90の「7ページ」が対応付けられている。主ユーザは、一の識別シール91に表示されている識別番号93から、この一の識別シール91を取り付ける対象となる絵本90のページを認識する。
なお、読取装置94は、図中矢印A方向へ移動することで、絵本90に対して進退可能になっている。
また、利用受付部12は、主ユーザの端末30による読み聞かせシステム1の利用を許可すると、主ユーザに登録された識別シール91の情報を利用者管理部13へ送信する。
絵本情報管理部17は、複数種類の絵本90に関する情報を記憶する。絵本情報管理部17の記憶内容については、後に詳述する。
読み聞かせ指示受付部19は、主ユーザからの読み聞かせの指示を受け付けた後に、複数種類の絵本90のうち読み聞かせてほしい絵本90の選択を受け付ける。そして、選択された絵本90が示された選択情報を、出力内容管理部20に送信する。
また、出力内容管理部20は、ページ識別情報を取得すると、取得したページ識別情報から絵本90のページを特定する。そして、絵本情報管理部17に記憶されている文章情報のうち、特定の絵本90の特定のページの文章情報に関連付けられて記憶されている音声データを、主ユーザの端末30に出力させる。さらに、特定のページの文章情報に関連付けられて記憶されている動画データを、主ユーザの端末30における画像表示部31に表示させる。出力内容管理部20が音声データおよび動画データを出力させる処理については、後述する。
次に、絵本情報管理部17の記憶内容について説明する。
図9は、絵本情報管理テーブルの一例を示した図である。
図9に示す絵本情報管理テーブルは、絵本のページと、文章情報とを関連付けて管理するためのテーブルである。
また、図示を省略するが、「絵本」ごとに、「文章情報」の「ページ」に、この「文章情報」に基づいて作成部18に作成された音声データ、およびこの音声データに係る動画データが関連付けられている。
出力内容管理部20の処理について説明する。出力内容管理部20は、選択情報を取得すると、絵本情報管理テーブルに示されている「絵本」のうち取得した選択情報に示された「絵本」を特定する。また、ページ識別情報を取得すると、取得したページ識別情報から識別されるページを含む「ページ」を特定する。そして、特定した「絵本」の「ページ」に示されている文章情報に関連付けられて絵本情報管理部17に記憶されている音声データおよび動画データを、主ユーザの端末30に出力させる。
次に、絵本90の読み聞かせ中において開かれている絵本90のページと、主ユーザの端末30に表示される画像との関係について説明する。図10は、読み聞かせ中において開かれている絵本90および主ユーザの端末30における画像の表示例を示した図である。
このように、主ユーザに用いられる表示媒体は、主ユーザの端末30に限られず、絵本90であってもよい。
例えば、読取装置は、主ユーザに取り付け可能に設けられてもよい。
例えば、絵本90に取り付けられている識別子92が読取装置に読み取られると、ページ識別情報やシール識別情報とともに、読み聞かせの指示が管理サーバ10に送信されてもよい。この場合、主ユーザが、読み聞かせを指示するためだけの操作を行う必要がなくなる。
また、絵本90が、主ユーザによる絵本90の選択を実行可能に設けられてもよい。さらに、絵本90に音声や動画を出力可能な出力機器を設け、読み聞かせ中において音声や動画が絵本90の出力機器から出力されてもよい。
すなわち、絵本90の読み聞かせには主ユーザの端末30が用いられなくてもよい。
また、本実施形態では、絵本情報管理テーブルに、文章情報が2ページごとに管理されていることを説明したが、3ページ分以上の文章に係る文章情報が管理されてもよいし、2ページ分よりも少ない文章に係る文章情報が管理されてもよい。
例えば、利用グループへの招待の有無に関わらず、読み聞かせ中に出力される音声の基となる音声を端末に入力したユーザを、副ユーザとして登録してもよい。この場合に、主ユーザは、自らが所属している利用グループ外の副ユーザに係る音声により読み聞かせしてもらうことを選択してもよい。
また、例えば、主ユーザが支払った金額に応じて、何れの副ユーザに係る音声により読み聞かせしてもらうかの選択範囲が設定されてもよい。
例えば、作成部18は、予め定められた文章の音声データのみに基づいて、副ユーザの音声を模した音声データを作成してもよい。すなわち、作成部18は、音声データの作成において、主ユーザと副ユーザとの会話の音声データを用いなくてもよい。
また、例えば、主ユーザと副ユーザとの会話の音声データのみに基づいて副ユーザの音声を模した音声データを作成してもよい。すなわち、作成部18は、音声データの作成において、予め定められた文章の音声データを用いなくてもよい。
例えば、作成部18は、予め定められた文章が音声により副ユーザの端末40に入力されているときの副ユーザの映像のみに基づいて、副ユーザの態様を模した映像の動画データを作成してもよい。すなわち、動画データの作成において、主ユーザと副ユーザとの会話中における副ユーザの映像を用いなくてもよい。
また、例えば、作成部18は、主ユーザと副ユーザとの会話中における副ユーザの映像に基づいて、副ユーザの態様を模した映像の動画データを作成してもよい。すなわち、動画データの作成において、予め定められた文章が音声により副ユーザの端末40に入力されているときの副ユーザの映像を用いなくてもよい。
例えば、出力内容管理部20は、画像表示部31に文章情報を表示させることなく音声データを主ユーザの端末30に出力させてもよい。
例えば、主ユーザの端末30が管理サーバ10の機能を有してもよい。言い換えると、主ユーザの端末30が、管理サーバ10の送受信部11、利用受付部12、利用者管理部13、通信制御部14、ユーザ情報取得部15、ユーザ情報管理部16、絵本情報管理部17、作成部18、読み聞かせ指示受付部19、出力内容管理部20等の機能を備えることとしてもよい。
Claims (6)
- 話者から発せられた音声に関する音声情報を取得する音声情報取得手段と、
表示媒体に表示される表示内容に応じた文章を、前記音声情報に基づき前記話者の音声の態様を模した音声により、当該表示媒体のユーザに用いられる音声出力機器に出力させる出力制御手段と、
を備えた、音声出力システム。 - 前記音声の態様には、前記話者から発せられた前記音声のうち言葉以外の音声の態様が含まれることを特徴とする請求項1記載の音声出力システム。
- 前記話者が前記音声を発している際の当該話者が映っている画像を取得する画像取得手段をさらに備え、
前記出力制御手段は、前記画像に基づいて、前記話者が前記文章を音声により発する際における当該話者の態様を模した画像を前記ユーザの前記表示媒体に表示させることを特徴とする請求項1記載の音声出力システム。 - 前記ユーザと前記話者との会話に関する会話情報を取得する会話情報取得手段と、
前記ユーザからの質問を受け付ける受付手段と、
をさらに備え、
前記出力制御手段は、前記会話情報に基づいて、前記受付手段に受け付けられた前記質問に対する回答を、前記音声の態様を模した音声により前記音声出力機器に出力させることを特徴とする請求項1記載の音声出力システム。 - 前記表示媒体には、絵が表示され、
前記文章は、前記絵に係る文章であることを特徴とする請求項1記載の音声出力システム。 - コンピュータに、
話者から発せられた音声に関する音声情報を取得する機能と、
表示媒体に表示される表示内容に応じた文章を、前記音声情報に基づき前記話者の音声の態様を模した音声により、当該表示媒体のユーザに用いられる音声出力機器に出力させる機能と、
を実現させるための、プログラム。
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10222192A (ja) * | 1997-02-07 | 1998-08-21 | Nippon Shoko Fuainansu Kk | 代読装置 |
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2018
- 2018-11-08 JP JP2018210672A patent/JP2020076885A/ja active Pending
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Title |
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森田 眞弘 MASAHIRO MORITA: "音声処理技術 音声インタフェースのトータルソリューションを提供", 東芝レビュー 第68巻 第9号 TOSHIBA REVIEW, vol. 第68巻, JPN6022021504, 1 September 2013 (2013-09-01), ISSN: 0004785996 * |
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