JP7106092B2 - 防虫剤 - Google Patents

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Description

本発明は防虫剤に係り、特に、し尿、湖沼水、ため池水等の汚水に使用される防虫剤に関する。
従来より、し尿、湖沼水、ため池水等の汚水からハエや蚊等の害虫の発生を抑制するため、汚水中に防虫剤を添加することが行われている。
上記防虫剤として、例えば、合成ピレスロイド系化合物を有効成分とする防虫剤、ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤、ネオニコチノイド系化合物を有効成分とする防虫剤が使用されている。
ピレスロイド-Wikipedia インターネットURL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%AD%E3%82%A4%E3%83%89 検索日:2018年2月27日 ジフルベンズロン-Wikipedia インターネットURL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%83%AD%E3%83%B3 検索日:2018年2月27日 ネオニコチノイド-Wikipedia インターネットURL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%81%E3%83%8E%E3%82%A4%E3%83%89 検索日:2018年2月27日
上記防虫剤を汚水に使用した場合、汚水中の微生物により防虫剤の有効成分が分解されて防虫効果が失われる事態が生じており、特に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌による分解は激しく、これら微生物が汚水中に存在すると短期間で防虫効果が消失していた。
図13は、合成ピレスロイド系化合物であるエトフェンプロックス及びペルメトリン、ジフルベンズロン、ネオニコチノイド系化合物であるジノテフランを添加した「し尿培地」で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のエトフェンプロックス残存率、ペルメトリン残存率、ジフルベンズロン残存率、ジノテフラン残存率の測定結果を示す図表である。
また、図14は、合成ピレスロイド系化合物であるエトフェンプロックス及びペルメトリン、ジフルベンズロン、ネオニコチノイド系化合物であるジノテフランを添加した「最小培地(最小限の栄養素しか含まない培地)」で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のエトフェンプロックス残存率、ペルメトリン残存率、ジフルベンズロン残存率、ジノテフラン残存率の測定結果を示す図表である。
上記残存率の測定試験で使用した「し尿培地」の組成は図15の図表、「最小培地」の組成は図16の図表に示す通りである。
また、最小培地を構成する「微量金属溶液」の組成は図17の図表に示す通りである。
上記残存率を測定する試験は以下の要領で行った。
し尿培地及び最小培地にて、腸内細菌である大腸菌、アルカリ産生菌である枯草菌、同じくアルカリ産生菌であるアルカリゲネス属菌を培養し、培養時に防虫剤を混合し、培養2週間後における防虫剤の残存率を測定する試験。
(1)植菌量は各菌種10cfu/ml で2週間培養した。
(2)防虫剤は、上記エトフェンプロックス、ペルメトリン、ジフルベンズロン、ジノテフランの4種類を使用した。
(3)防虫剤は、それぞれ5mg/lの濃度となるように添加。添加時には上記防虫剤をジメチルスルホキシド0.5mlに分散させて加えた。
(4)培養条件は30℃暗所にて静置培養で行った(光分解や、振とう・エアレーションによる物理的な影響を排除するため)。
(5)2週間培養後、防虫剤の濃度をガスクロマトグラフにて測定した。
(6)得られた値から防虫剤の初期添加量に対する残存率(%)を算出した。
[培養後防虫剤測定値]/[防虫剤初期添加量]
図13及び図14に示す通り、エトフェンプロックスは、し尿培地においてアルカリゲネス属菌、最小培地において大腸菌、アルカリゲネス属菌によって分解されていることが判る。
また、ペルメトリンは、し尿培地において大腸菌、アルカリゲネス属菌、最小培地において大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌によって分解されていることが判る。
ジフルベンズロンは、最小培地において枯草菌、アルカリゲネス属菌によって分解されていることが判る。
ジノテフランは、し尿培地においてアルカリゲネス属菌、最小培地において 大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌によって分解されていることが判る。
尚、し尿培地より最小培地の方が、防虫剤がより多く分解されているが、これは、各微生物が貧栄養状態時において、生育・繁殖を行うために防虫剤を利用したためと考えられる。
アルカリゲネス属菌は、し尿培地でもエトフェンプロックスとペルメトリンを良く分解し、最小培地ではそれに加えてジフルベンズロンとジノテフランも良く分解している。
本発明は、上記問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、防虫剤の有効成分の分解を抑制し、防虫効果を長期間持続させることのできる防虫剤を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の防虫剤は、
エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の防虫剤は、
エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の防虫剤は、
エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の防虫剤は、
ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で50倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の防虫剤は、
ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で50倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の防虫剤は、
ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で50倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の防虫剤は、
ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の防虫剤は、
ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項9に記載の防虫剤は、
ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で50倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項10に記載の防虫剤は、
ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項11に記載の防虫剤は、
ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項12に記載の防虫剤は、
ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の防虫剤は、エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことことにより、防虫剤の有効成分であるエトフェンプロックスの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項2に記載の防虫剤は、エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるエトフェンプロックスの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項3に記載の防虫剤は、エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で20倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるエトフェンプロックスの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項4に記載の防虫剤は、ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で50倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるペルメトリンの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項5に記載の防虫剤は、ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で50倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるペルメトリンの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項6に記載の防虫剤は、ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で50倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるペルメトリンの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項7に記載の防虫剤は、ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるジフルベンズロンの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項8に記載の防虫剤は、ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるジフルベンズロンの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項9に記載の防虫剤は、ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で50倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるジフルベンズロンの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項10に記載の防虫剤は、ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるジノテフランの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項11に記載の防虫剤は、ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるジノテフランの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明の請求項12に記載の防虫剤は、ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で20倍以上と成したことにより、防虫剤の有効成分であるジノテフランの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
本発明に係る第1の防虫剤は、合成ピレスロイド系化合物を有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール(ブロノポール)、4-クロロ-3,5-キシレノール(PCMX)、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントイン(ハロゲン化ヒダントイン)の1種以上を配合したものである。
上記合成ピレスロイド系化合物としては、エトフェンプロックス、ペルメトリン、ビフェントリン、シフルトリンが該当する。
本発明に係る第1の防虫剤は、合成ピレスロイド系化合物を有効成分とする防虫剤に、抗菌剤である2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、4-クロロ-3,5-キシレノール、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの1種以上を配合したことにより、防虫剤の有効成分である合成ピレスロイド系化合物の分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
また、本発明に係る第2の防虫剤は、ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール(ブロノポール)、4-クロロ-3,5-キシレノール(PCMX)、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントイン(ハロゲン化ヒダントイン)の1種以上を配合したものである。
本発明に係る第2の防虫剤は、ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、抗菌剤である2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、4-クロロ-3,5-キシレノール、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの1種以上を配合したことにより、防虫剤の有効成分であるジフルベンズロンの分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
さらに、本発明に係る第3の防虫剤は、ネオニコチノイド系化合物を有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール(ブロノポール)、4-クロロ-3,5-キシレノール(PCMX)、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントイン(ハロゲン化ヒダントイン)の1種以上を配合したものである。
上記ネオニコチノイド系化合物としては、ジノテフラン、イミダクロプリド、アセタミプリドが該当する。
本発明に係る第3の防虫剤は、ネオニコチノイド系化合物を有効成分とする防虫剤に、抗菌剤である2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール、4-クロロ-3,5-キシレノール、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの1種以上を配合したことにより、防虫剤の有効成分であるネオニコチノイド系化合物の分解が抑制され、防虫効果を長期間持続させることができる。
以下に本発明を、実施例を挙げて更に詳細に説明する。
(実施例1)
[第1の防虫剤(有効成分:エトフェンプロックス)におけるエトフェンプロックス残存率の測定試験]
し尿培地(図15参照)及び最小培地(図16及び図17参照)にて、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養し、培養時に、エトフェンプロックスと抗菌剤(ブロノポール、PCMX、ハロゲン化ヒダントインの何れか1種)を混合し、培養2週間後におけるエトフェンプロックスの残存率を測定する試験。
(1)植菌量は各菌種10cfu/ml で2週間培養した。
(2)第1の防虫剤としてエトフェンプロックスを使用した。
(3)第1の防虫剤は5mg/lの濃度となるように添加。
(4)抗菌剤としてブロノポールを添加した場合、PCMXを添加した場合、ハロゲン化ヒダントインを添加した場合について測定した。上記抗菌剤はそれぞれ10mg/l、100mg/l、250mg/l、1000mg/lの濃度となるよう添加した。
(5)第1の防虫剤及び抗菌剤の添加時には、それぞれジメチルスルホキシド0.5mlに分散させて加えた。
(6)培養条件は30℃暗所にて静置培養で行った。
(7)2週間培養後、エトフェンプロックスの濃度をガスクロマトグラフにて測定した。
(8)得られた値からエトフェンプロックスの初期添加量に対する残存率(%)を算出した。
[培養後エトフェンプロックス測定値]/[エトフェンプロックス初期添加量]
抗菌剤としてブロノポールを添加したし尿培地及び最小培地におけるエトフェンプロックス残存率の測定結果を図1、抗菌剤としてPCMXを添加したし尿培地及び最小培地におけるエトフェンプロックス残存率の測定結果を図2、抗菌剤としてハロゲン化ヒダントインを添加したし尿培地及び最小培地におけるエトフェンプロックス残存率の測定結果を図3に示す。
図1の測定結果より、エトフェンプロックス5mg/lに対して、ブロノポールを100mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるエトフェンプロックスの分解が抑制され、92~100%の高いエトフェンプロックス残存率が示された。
尚、ブロノポールを250mg/l以上添加した場合、エトフェンプロックス残存率は全て100%であった。
従って、エトフェンプロックスを有効成分とする第1の防虫剤に、ブロノポール(2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール)を配合する場合、エトフェンプロックスに対するブロノポールの配合量は重量比で20倍以上、より好ましくは50倍以上とするのが適当である。
図2の測定結果より、エトフェンプロックス5mg/lに対して、PCMXを100mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるエトフェンプロックスの分解が抑制され、90~100%の高いエトフェンプロックス残存率が示された。
尚、PCMXを250mg/l以上添加した場合、エトフェンプロックス残存率は更に高い99~100%であった。
従って、エトフェンプロックスを有効成分とする第1の防虫剤に、PCMX(4-クロロ-3,5-キシレノール)を配合する場合、エトフェンプロックスに対するPCMXの配合量は重量比で20倍以上、より好ましくは50倍以上とするのが適当である。
図3の測定結果より、エトフェンプロックス5mg/lに対して、ハロゲン化ヒダントインを100mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるエトフェンプロックスの分解が抑制され、残存率が全て100%であった。
従って、エトフェンプロックスを有効成分とする第1の防虫剤に、ハロゲン化ヒダントイン(1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントイン)を配合する場合、エトフェンプロックスに対するハロゲン化ヒダントインの配合量は重量比で20倍以上とするのが適当である。
(実施例2)
[第1の防虫剤(有効成分:ペルメトリン)におけるペルメトリン残存率の測定試験]
し尿培地(図15参照)及び最小培地(図16及び図17参照)にて、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養し、培養時に、ペルメトリンと抗菌剤(ブロノポール、PCMX、ハロゲン化ヒダントインの何れか1種)を混合し、培養2週間後におけるペルメトリンの残存率を測定する試験。
(1)植菌量は各菌種10cfu/ml で2週間培養した。
(2)第1の防虫剤としてペルメトリンを使用した。
(3)第1の防虫剤は5mg/lの濃度となるように添加。
(4)抗菌剤としてブロノポールを添加した場合、PCMXを添加した場合、ハロゲン化ヒダントインを添加した場合について測定した。上記抗菌剤はそれぞれ10mg/l、100mg/l、250mg/l、1000mg/lの濃度となるよう添加した。
(5)第1の防虫剤及び抗菌剤の添加時には、それぞれジメチルスルホキシド0.5mlに分散させて加えた。
(6)培養条件は30℃暗所にて静置培養で行った。
(7)2週間培養後、ペルメトリンの濃度をガスクロマトグラフにて測定した。
(8)得られた値からペルメトリンの初期添加量に対する残存率(%)を算出した。
[培養後ペルメトリン測定値]/[ペルメトリン初期添加量]
抗菌剤としてブロノポールを添加したし尿培地及び最小培地におけるペルメトリン残存率の測定結果を図4、抗菌剤としてPCMXを添加したし尿培地及び最小培地におけるペルメトリン残存率の測定結果を図5、抗菌剤としてハロゲン化ヒダントインを添加したし尿培地及び最小培地におけるペルメトリン残存率の測定結果を図6に示す。
図4の測定結果より、ペルメトリン5mg/lに対して、ブロノポールを250mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるペルメトリンの分解が抑制され、残存率が全て100%であった。
従って、ペルメトリンを有効成分とする第1の防虫剤に、ブロノポール(2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール)を配合する場合、ペルメトリンに対するブロノポールの配合量は重量比で50倍以上とするのが適当である。
図5の測定結果より、ペルメトリン5mg/lに対して、PCMXを250mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるペルメトリンの分解が抑制され、90~100%の高いペルメトリン残存率が示された。
尚、PCMXを1000mg/l以上添加した場合、ペルメトリン残存率は全て100%であった。
従って、ペルメトリンを有効成分とする第1の防虫剤に、PCMX(4-クロロ-3,5-キシレノール)を配合する場合、ペルメトリンに対するPCMXの配合量は重量比で50倍以上、より好ましくは200倍以上とするのが適当である。
図6の測定結果より、ペルメトリン5mg/lに対して、ハロゲン化ヒダントインを250mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるペルメトリンの分解が抑制され、95~100%の高いペルメトリン残存率が示された。
尚、PCMXを1000mg/l以上添加した場合、ペルメトリン残存率は全て100%であった。
従って、ペルメトリンを有効成分とする第1の防虫剤に、ハロゲン化ヒダントイン(1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントイン)を配合する場合、ペルメトリンに対するハロゲン化ヒダントインの配合量は重量比で50倍以上、より好ましくは200倍以上とするのが適当である。
(実施例3)
[第2の防虫剤(有効成分:ジフルベンズロン)におけるジフルベンズロン残存率の測定試験]
し尿培地(図15参照)及び最小培地(図16及び図17参照)にて、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養し、培養時に、ジフルベンズロンと抗菌剤(ブロノポール、PCMX、ハロゲン化ヒダントインの何れか1種)を混合し、培養2週間後におけるジフルベンズロンの残存率を測定する試験。
(1)植菌量は各菌種10cfu/ml で2週間培養した。
(2)第2の防虫剤としてジフルベンズロンを使用した。
(3)第2の防虫剤は5mg/lの濃度となるように添加。
(4)抗菌剤としてブロノポールを添加した場合、PCMXを添加した場合、ハロゲン化ヒダントインを添加した場合について測定した。上記抗菌剤はそれぞれ10mg/l、100mg/l、250mg/l、1000mg/lの濃度となるよう添加した。
(5)第2の防虫剤及び抗菌剤の添加時には、それぞれジメチルスルホキシド0.5mlに分散させて加えた。
(6)培養条件は30℃暗所にて静置培養で行った。
(7)2週間培養後、ジフルベンズロンの濃度をガスクロマトグラフにて測定した。
(8)得られた値からジフルベンズロンの初期添加量に対する残存率(%)を算出した。
[培養後ジフルベンズロン測定値]/[ジフルベンズロン初期添加量]
抗菌剤としてブロノポールを添加したし尿培地及び最小培地におけるジフルベンズロン残存率の測定結果を図7、抗菌剤としてPCMXを添加したし尿培地及び最小培地におけるジフルベンズロン残存率の測定結果を図8、抗菌剤としてハロゲン化ヒダントインを添加したし尿培地及び最小培地におけるジフルベンズロン残存率の測定結果を図9に示す。
図7の測定結果より、ジフルベンズロン5mg/lに対して、ブロノポールを100mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるジフルベンズロンの分解が抑制され、残存率が全て100%であった。
従って、ジフルベンズロンを有効成分とする第2の防虫剤に、ブロノポール(2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール)を配合する場合、ジフルベンズロンに対するブロノポールの配合量は重量比で20倍以上とするのが適当である。
図8の測定結果より、ジフルベンズロン5mg/lに対して、PCMXを100mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるペルメトリンの分解が抑制され、90~100%の高いジフルベンズロン残存率が示された。
尚、PCMXを1000mg/l以上添加した場合、ジフルベンズロン残存率は全て100%であった。
従って、ジフルベンズロンを有効成分とする第2の防虫剤に、PCMX(4-クロロ-3,5-キシレノール)を配合する場合、ジフルベンズロンに対するPCMXの配合量は重量比で20倍以上、より好ましくは200倍以上とするのが適当である。
図9の測定結果より、ジフルベンズロン5mg/lに対して、ハロゲン化ヒダントイン250mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるジフルベンズロンの分解が抑制され、残存率が全て100%であった。
従って、ジフルベンズロンを有効成分とする第2の防虫剤に、ハロゲン化ヒダントイン(1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントイン)を配合する場合、ジフルベンズロンに対するハロゲン化ヒダントインの配合量は重量比で50倍以上とするのが適当である。
(実施例4)
[第3の防虫剤(有効成分:ジノテフラン)におけるジノテフラン残存率の測定試験]
し尿培地(図15参照)及び最小培地(図16及び図17参照)にて、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養し、培養時に、ジノテフランと抗菌剤(ブロノポール、PCMX、ハロゲン化ヒダントインの何れか1種)を混合し、培養2週間後におけるジノテフランの残存率を測定する試験。
(1)植菌量は各菌種10cfu/ml で2週間培養した。
(2)第3の防虫剤としてジノテフランを使用した。
(3)第3の防虫剤は5mg/lの濃度となるように添加。
(4)抗菌剤としてブロノポールを添加した場合、PCMXを添加した場合、ハロゲン化ヒダントインを添加した場合について測定した。上記抗菌剤はそれぞれ10mg/l、100mg/l、250mg/l、1000mg/lの濃度となるよう添加した。
(5)第3の防虫剤及び抗菌剤の添加時には、それぞれジメチルスルホキシド0.5mlに分散させて加えた。
(6)培養条件は30℃暗所にて静置培養で行った。
(7)2週間培養後、ジノテフランの濃度をガスクロマトグラフにて測定した。
(8)得られた値からジノテフランの初期添加量に対する残存率(%)を算出した。
[培養後ジノテフラン測定値]/[ジノテフラン初期添加量]
抗菌剤としてブロノポールを添加したし尿培地及び最小培地におけるジノテフラン残存率の測定結果を図10、抗菌剤としてPCMXを添加したし尿培地及び最小培地におけるジノテフラン残存率の測定結果を図11、抗菌剤としてハロゲン化ヒダントインを添加したし尿培地及び最小培地におけるジノテフラン残存率の測定結果を図12に示す。
図10の測定結果より、ジノテフラン5mg/lに対して、ブロノポール100mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるジノテフランの分解が抑制され、残存率が全て100%であった。
従って、ジノテフランを有効成分とする第3の防虫剤に、ブロノポール(2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール)を配合する場合、ジノテフランに対するブロノポールの配合量は重量比で20倍以上とするのが適当である。
図11の測定結果より、ジノテフラン5mg/lに対して、PCMX100mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるジノテフランの分解が抑制され、残存率が全て100%であった。
従って、ジノテフランを有効成分とする第3の防虫剤に、PCMX(4-クロロ-3,5-キシレノール)を配合する場合、ジノテフランに対するPCMXの配合量は重量比で20倍以上とするのが適当である。
図12の測定結果より、ジノテフラン5mg/lに対して、ハロゲン化ヒダントインを100mg/l以上添加した場合に、大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を培養したし尿培地及び最小培地におけるジノテフランの分解が抑制され、97~100%の高いジノテフラン残存率が示された。
尚、ハロゲン化ヒダントインを250mg/l以上添加した場合、ジノテフラン残存率は全て100%であった。
従って、ジノテフランを有効成分とする第3の防虫剤に、ハロゲン化ヒダントイン(1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントイン)を配合する場合、ジノテフランに対するハロゲン化ヒダントインの配合量は重量比で20倍以上、より好ましくは50倍以上とするのが適当である。
エトフェンプロックス及びブロノポールを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のエトフェンプロックス残存率を示す図表 エトフェンプロックス及びPCMXを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のエトフェンプロックス残存率を示す図表 エトフェンプロックス及びハロゲン化ヒダントインを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のエトフェンプロックス残存率を示す図表 ペルメトリン及びブロノポールを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のペルメトリン残存率を示す図表 ペルメトリン及びPCMXを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のペルメトリン残存率を示す図表 ペルメトリン及びハロゲン化ヒダントインを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のペルメトリン残存率を示す図表 ジフルベンズロン及びブロノポールを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のジフルベンズロン残存率を示す図表 ジフルベンズロン及びPCMXを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のジフルベンズロン残存率を示す図表 ジフルベンズロン及びハロゲン化ヒダントインを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のジフルベンズロン残存率を示す図表 ジノテフラン及びブロノポールを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のジノテフラン残存率を示す図表 ジノテフラン及びPCMXを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のジノテフラン残存率を示す図表 ジノテフラン及びハロゲン化ヒダントインを添加したし尿培地及び最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のジノテフラン残存率を示す図表 エトフェンプロックス、ペルメトリン、ジフルベンズロン、ジノテフランを添加したし尿培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のエトフェンプロックス残存率、ペルメトリン残存率、ジフルベンズロン残存率、ジノテフラン残存率を示す図表 エトフェンプロックス、ペルメトリン、ジフルベンズロン、ジノテフランを添加した最小培地で大腸菌、枯草菌、アルカリゲネス属菌を2週間培養後のエトフェンプロックス残存率、ペルメトリン残存率、ジフルベンズロン残存率、ジノテフラン残存率を示す図表 し尿培地の組成を示す図表 最小培地の組成を示す図表 最小培地に添加する微量金属溶液の組成を示す図表

Claims (12)

  1. エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  2. エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  3. エトフェンプロックスを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記エトフェンプロックスに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  4. ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で50倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  5. ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で50倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  6. ペルメトリンを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ペルメトリンに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で50倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  7. ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  8. ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  9. ジフルベンズロンを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ジフルベンズロンに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で50倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  10. ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  11. ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、4-クロロ-3,5-キシレノールを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する4-クロロ-3,5-キシレノールの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
  12. ジノテフランを有効成分とする防虫剤に、1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインを配合して成る防虫剤であって、上記ジノテフランに対する1-ブロモ-3-クロロ-5,5-ジメチルヒダントインの配合量を重量比で20倍以上と成したことを特徴とする防虫剤。
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