JP7104854B2 - 内視鏡対物光学系及び内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、対物光学系に関するものである。特に医療用分野や工業用分野などで用いられる内視鏡対物光学系に関する。
内視鏡は、医療用分野及び工業用分野で広く使用されている装置である。特に、医療用分野においては、体腔内に挿入された内視鏡により、体腔内の様々な部位の画像が得られる。取得した画像を用いて観察部位の診断、例えばスクリーニングと精査、及び処置、例えば治療が行われる。
内視鏡対物光学系は、Fナンバーとピント位置を適切に設定することにより、体腔内の観察に適した被写界深度を確保している。また、内視鏡は、患者への低浸襲性を確保すること、診断精度を向上すること及び処置性を向上することが望ましい。この点から、内視鏡先端の挿入部を小型化しつつ観察画像の高画質化が求められている。
小型な内視鏡対物光学系は、例えば以下の特許文献1から7に提案されている。
特開平10-010425号公報 特開2009-258659号公報 特開平5-150172号公報 特開2006-51132号公報 国際公開第2016/208367号 国際公開第2013/077139号 国際公開第2018/042797号
一般的に撮像素子の画素数を増やすことで高画質化が可能である。しかしながら、単純に画素数を増やすと撮像素子面における像高が大きくなってしまう。そのため、光学系も大きくなり、小型化が困難となる。そこで、撮像素子サイズを維持したまま、画素ピッチを小さくすることで小型化を保ちつつ高画質化する方法が採られることが多い。
画素ピッチを小さくした場合、光学系に求められる許容錯乱円も小さくなる。許容錯乱円の大きさは、回折の影響を強く受ける。回折による画質劣化を回避するため、Fナンバーが小さく明るい光学系にする必要がある。一般的にFナンバーが小さい光学系では、収差補正が困難である。従って、レンズ枚数を増やして光学系を構成すること等に起因して、光学系が大型化してしまう傾向にある。
このように、撮像素子サイズを変えずに、画素ピッチを小さくする場合、単純には小型化と高画質化の両立を達成できない。さらに、許容錯乱円が小さくなること、及び光学系のFナンバーが小さくなることにより、光学系の製造誤差に対して光学性能が劣化しやすくなってしまう。特に、ピント位置がばらつくと観察に適した被写界深度が十分に確保できなくなる。そのため、ピント位置調整を高精度で行う必要が生じる。
さらに、近年では撮像素子サイズそのものが小型化している。画素数を維持したまま、画素ピッチを小さくして撮像素子サイズを小さくしていくと、レンズが光軸と垂直方向に偏心した際、画角の非対称性が発生しやすくなる。
画角の非対称性が発生すると、先端レンズ面の入射角が大きくなり、レンズ面における光線の全反射によって画像周辺部にケラレが生じてしまう。そこで、画角の非対称性を抑制するため、内視鏡対物光学系の組立時に、光軸と撮像素子中心の位置合わせを行うことが多い。特に、160°程度の広角な内視鏡対物光学系では、光軸と撮像素子中心の位置合わせを高精度で行わなければならない。
また、内視鏡対物光学系では、樽型のディストーションを発生させることで、画像中心部の光学倍率を上げて画像周辺部の像を歪ませている。そのため、製造誤差でレンズ位置が光軸方向にばらつくと、光学倍率が変動して画角のばらつきが発生してしまう。
これを回避するため、光学系組立時に、レンズまたは鏡枠を光軸方向に移動することで、画角調整を行うことがある。特に、160°程度の広角な内視鏡対物光学系では、画角の製造誤差感度が高いため、画角調整を高精度で行わなければならない。「製造誤差感度」とは、光学系を組み立てる時、部材の位置ずれによる画角のばらつき、ピント位置のばらつき等の光学性能に寄与する度合いをいう。例えば画角の製造誤差感度が高いとは、光学系を組み立てる時、レンズ等の位置決め精度が画角に与える影響が大きいことをいう。
さらに、光学性能が良好になることを目的として、光学系組立時に高精度に光学調整を行った場合でも、光学調整後の製造誤差、例えば、鏡枠を接着固定した際の接着剤の硬化収縮等によって光学性能が劣化してしまう問題がある。
以上、述べたように、小型で高画質かつ広角な内視鏡対物光学系では、製造誤差による光学性能の劣化の低減が必要となる。
特許文献1に記載の内視鏡対物光学系は、負の第1レンズと、開口絞りと、正の後群と、から構成される。後群の接合レンズ厚を小さくし、レンズ全長を短縮化した構成が提案されている。しかし、開口絞り前後の屈折力配置が非対称であるため、収差補正が困難な構成である。また、画角が120°程度と狭く、観察部位の診断には不向きである。
特許文献2から4に記載の内視鏡対物光学系は、開口絞りを挟んで、前群と後群の屈折力の配置が対称であるため、諸収差の補正は良好である。しかし、特許文献2に記載の内視鏡対物光学系は、画角が100°程度と狭く、観察部位の診断には十分とはいえない。また、特許文献3、4に記載の内視鏡対物光学系は、製造誤差の影響低減については考慮されていない。
特許文献5に記載の内視鏡対物光学系は、画角が130~140°程度である。また、特許文献6に記載の内視鏡対物光学系は、画角が160°程度である。各々の光学系は、開口絞りを挟んで、前群と後群の屈折力配置が対称であり、諸収差の補正は良好である。しかし、小型化のために、負の第1レンズの屈折力を相対的に大きくした構成としている。そのため、製造誤差による性能劣化の影響を受けやすい。しかしながら、製造誤差の影響低減については、十分に考慮されていない。
特許文献7に記載の内視鏡対物光学系は、撮像素子にフィールドレンズを接合して光学倍率を下げる構成を有する。この構成で、光学系組立時のピント位置のばらつきを抑制している。しかし、特許文献7には、広角で小型な内視鏡対物光学系において問題となる画角ばらつきの製造誤差感度の低減、画角の非対称性の製造誤差感度の低減に対する工夫は開示されていない。従って、特許文献7に記載の内視鏡対物光学系は、広角で小型な内視鏡対物光学系にはそのままでは適用できない。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、光学系組立時の製造誤差による性能劣化を抑制しながら、広角かつ小型の構成で、高画素の撮像素子にも対応可能な内視鏡対物光学系及び内視鏡を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、正の前群と、開口絞りと、正の後群と、のみから構成され、前群は、最も物体側に負のレンズを有し、後群は、1組の接合レンズと、接合レンズの像側に配置された正のレンズとからなり、負のレンズは物体側に平面を向けた平凹形状であり、正のレンズは、カバーガラスと接合されており、以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足する。
-15.0<ff/f1<-4.2 …(1)
-1.70<f1/f<-0.95 …(2)
0.6<g1/g2<1.20 …(3)
ただし、
ffは、正のレンズの焦点距離、
f1は、負のレンズの焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全体の焦点距離、
g1は、前群の焦点距離、
g2は、後群の焦点距離、
である。
また、本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る内視鏡は、上述の内視鏡対物光学系を有する。
本発明によれば、光学系組立時の製造誤差による性能劣化を抑制しながら、広角かつ小型の構成で、高画素の撮像素子にも対応可能な内視鏡対物光学系及び内視鏡を提供できる。
本発明の一実施形態に係る内視鏡対物光学系の全体構成を示すレンズ断面構成を示す図である。 (a)は、本発明の実施例1に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例1の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例2に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例2の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例3に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例3の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例4に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例4の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例5に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例5の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。 (a)は、本発明の実施例6に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例6の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
実施例の説明に先立ち、本発明のある態様に係る実施形態の作用効果を説明する。なお、本実施形態の作用効果を具体的に説明するに際しては、具体的な例を示して説明することになる。しかし、後述する実施例の場合と同様に、それらの例示される態様はあくまでも本発明に含まれる態様のうちの一部に過ぎず、その態様には数多くのバリエーションが存在する。したがって、本発明は例示される態様に限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
内視鏡は、一般的に広範囲の領域を観察する必要がある。同時に、最も物体側のレンズ外径を小さくしなければならない。そのため、本実施形態では、レトロフォーカス構成を採用している。
本発明の実施形態に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、正の前群GFと、開口絞りSと、正の後群GRと、のみから構成され、前群GFは、最も物体側に負のレンズL1を有し、後群GRは、最も像側に正のレンズL5を有し、以下の条件式(1)、(2)を満足する。
-15.0<ff/f1<-3.8 …(1)
-1.70<f1/f<-0.95 …(2)
ただし、
ffは、正のレンズL5の焦点距離、
f1は、負のレンズL1の焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全体の焦点距離、
である。
前群GFの最も物体側に、負のレンズL1を配置して、レトロフォーカス構成に必要な負の屈折力を確保する。また、収差補正を考慮すると、開口絞りS前後の屈折力配置は対称であることが望ましい。そのため、本実施形態では、前群GF、後群GRともに正の屈折力から構成されている。
また、高画質化のため、撮像素子IMGの画素ピッチを小さくすると許容錯乱円も小さくなる。従って、観察に適した被写界深度を確保するためにピント位置合わせを高精度で行う必要がある。
また、小型な撮像素子IMGを搭載した広角な内視鏡対物光学系では、画角の非対称性を抑制するため、光軸と撮像素子IMGの中心の位置合わせを高精度で行わなければならない。さらに、これらの調整を高精度に行っても、接着剤の硬化収縮等に伴ってピント位置のばらつきや画角の非対称性が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、後群GRの最も像側に正の屈折力を有するレンズL5を配置する。これにより、正のレンズL5と撮像素子IMGが一緒に移動したときに光学倍率を小さくする。このようにして、ピント位置のばらつき、及び画角の非対称性の製造誤差感度を低減できる構成としている。正のレンズL5は、フィールドレンズの機能を有する。
このとき、後群GRの正のレンズL5は、ピント位置のばらつき及び画角の非対称性の製造誤差感度を考慮しつつ、負のレンズL1で発生する諸収差、特に像面湾曲を補正する必要がある。
さらに、レトロフォーカスの負の屈折力を形成する負のレンズL1は、画角の誤差感度に影響を与える。そのため、以下の条件式(1)を満たすことが望ましい。
-15.0<ff/f1<-3.8 …(1)
ただし、
ffは、正のレンズL5の焦点距離、
f1は、負のレンズL1の焦点距離、
である。
条件式(1)は、負のレンズL1の焦点距離と正のレンズL5の焦点距離の比に関する。条件式(1)の上限値を上回ると、正のレンズL5の収差発生量が大きくなり、像面湾曲が悪化してしまう。
条件式(1)の下限値を下回ると、正のレンズL5の屈折力が小さくなり、ピント位置のばらつき、及び画角の非対称性の製造誤差感度が高くなってしまう。さらに、負のレンズL1の収差発生量が大きくなり、像面湾曲が悪化するか、画角に関する製造誤差感度が高くなってしまう。
また、像面湾曲、及び画角の製造誤差感度を低減しつつ、負のレンズL1の外径の小型化と光学系全長の短縮化のため、負のレンズL1の屈折力を適切に設定しておく必要がある。そのため、以下の条件式(2)を満たすことが望ましい。
-1.70<f1/f<-0.95 …(2)
ただし、
f1は、負のレンズL1の焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全体の焦点距離、
である。
条件式(2)は、内視鏡対物光学系全体の焦点距離と負のレンズL1の焦点距離の比に関する。条件式(2)の上限値を上回ると、負のレンズL1の収差発生量が大きくなり、像面湾曲とコマ収差が悪化してしまう。
条件式(2)の下限値を下回ると、負のレンズL1の屈折力が小さくなり、負のレンズL1の光線高が高くなるため、負のレンズL1の外径の小型化と光学系全長の短縮化が困難となる。
なお、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1’)を満たすことが望ましい。
-10.0<ff/f1<-4.2 …(1’)
さらに、条件式(1)に代えて、以下の条件式(1”)を満たすことが望ましい。
-8.0<ff/f1<-4.7 …(1”)
なお、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2’)を満たすことが望ましい。
-1.6<f1/f<-1.0 …(2’)
さらに、条件式(2)に代えて、以下の条件式(2”)を満たすことが望ましい。
-1.5<f1/f<-1.1 …(2”)
また、本実施形態の好ましい態様によれば、以下の条件式(3)を満たすことが望ましい。
0.35<g1/g2<1.20 …(3)
ただし、
g1は、前群GFの焦点距離、
g2は、後群GRの焦点距離、
である。
条件式(3)は、前群GFと後群GRの焦点距離の比に関する。レトロフォーカス構成を採用する内視鏡対物光学系では、前群GFに強い負の屈折力を有するレンズを配置する。光学系全体の収差補正を考慮すると、開口絞りS前後の屈折力配置を制御する必要がある。
条件式(3)の上限値を上回ると、像面がオーバー側に傾くとともに非点収差が悪化する。
条件式(3)の下限値を下回ると、開口絞りS前後の対称性が崩れ、倍率色収差と像面湾曲を十分に補正できない。
なお、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3’)を満たすことが望ましい。
0.5<gl/g2<1.0 …(3’)
さらに、条件式(3)に代えて、以下の条件式(3”)を満たすことが望ましい。
0.6<gl/g2<0.8 …(3”)
また、本実施形態の好ましい態様によれば、以下の条件式(4)を満たすことが望ましい。
1.2<g1/f<5.0 …(4)
ただし、
g1は、前群GFの焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全体の焦点距離、
である。
条件式(4)は、光学系全体の焦点距離と前群GFの焦点距離の比に関する。本実施形態では、前群GFにおいてレトロフォーカスの負の屈折力を形成している。さらに、開口絞りSを挟んで前群GF、後群GRともに正の屈折力を持つ構成としている。このため、前群GFは、負のレンズL1と、少なくとも1枚以上の正レンズを有することになる。これら前群GF内のレンズの製造誤差の感度低減、及びレンズの外径の小型化のため、前群GFの屈折力を適切に設定する必要がある。
条件式(4)の上限値を上回ると、前群GFの屈折力が小さくなるため、光学系の全長が大きくなってしまう。さらに、前群GF内のレンズの小型化が困難となる。
条件式(4)の下限値を下回ると、前群GF内のレンズの製造誤差感度が高まり、レンズが光軸方向、または、光軸AXと垂直方向にずれた際に画角ばらつきや像面湾曲の抑制が困難となる。
なお、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4’)を満たすことが望ましい。
1.5<g1/f<4.0 …(4’)
さらに、条件式(4)に代えて、以下の条件式(4”)を満たすことが望ましい。
1.8<g1/f<3.0 …(4”)
また、本実施形態の好ましい態様によれば、後群GRの焦点距離は以下の条件式(5)を満たすことが望ましい。
2.5<g2/f<6.0 …(5)
ただし、
g2は、後群GRの焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全体の焦点距離、
である。
一般的に、光学系にレトロフォーカス構成を採用すると、バックフォーカスが長くなり、光学系の全長が大きくなってしまう傾向がある。このため、後群GRの屈折力を適切に設定する必要がある。
条件式(5)は、内視鏡対物光学系全体の焦点距離と後群GRの焦点距離の比に関する。条件式(5)の上限値を上回ると、バックフォーカスが長くなり、光学系全長の短縮化が困難となる。
条件式(5)の下限値を上回ると、バックフォーカスが短くなり過ぎて、ピント位置調整時の調整量が十分に確保できなくなる。
なお、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5’)を満たすことが望ましい。
2.8<g2/f<5.0 …(5’)
さらに、条件式(5)に代えて、以下の条件式(5”)を満たすことが望ましい。
3.0<g2/f<4.0 …(5”)
また、本実施形態の好ましい態様によれば、正のレンズL5の焦点距離は以下の条件式(6)を満たすことが望ましい。
4.0<ff/f<20.0 …(6)
ただし、
ffは、正のレンズL5の焦点距離、
fは、内視鏡対物光学系全体の焦点距離、
である。
条件式(6)は、内視鏡対物光学系全体の焦点距離と正のレンズL5の焦点距離の比に関する。後群GRの正のレンズL5の屈折力は、ピント位置、及び画角の非対称性の光学調整に必要な調整量に影響する。本実施形態によれば、例えば、正のレンズL5と撮像素子IMGを含んだ鏡枠を光軸AX方向、または、光軸AXと垂直方向に移動することで光学調整を行うことが可能である。また、ピント位置、及び画角の非対称性の調整量が大きくなると、接着固定する鏡枠間のクリアランスを十分に確保する必要がある。このため、クリアランスの分だけ、接着剤の硬化収縮時の変位が発生しやすくなる。
条件式(6)の上限値を上回ると、ピント位置のばらつき、及び画角の非対称性の製造誤差感度が高くなり、光学性能劣化の抑制が困難となる。
条件式(6)の下限値を下回ると、ピント位置のばらつき、及び画角の非対称性の調整量が大きくなり過ぎてしまう。さらに、正のレンズL5の収差発生量が大きくなり、像面湾曲が悪化してしまう。
なお、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6’)を満たすことが望ましい。
4.5<ff/f<15.0 …(6’)
さらに、条件式(6)に代えて、以下の条件式(6”)を満たすことが望ましい。
5.0<ff/f<10.0 …(6”)
また、本実施形態の好ましい態様によれば、正のレンズL5は、カバーガラスCGと接合されている、または、カバーガラスCGから一定の間隔を置いて配置されていることが望ましい。
これにより、正のレンズL5と撮像素子IMGが一緒に移動したときに光学倍率を小さくする。このようにして、ピント位置のばらつき、及び画角の非対称性の製造誤差感度を低減できる構成としている。正のレンズL5は、フィールドレンズの機能を有する。
また、本実施形態の好ましい態様によれば、開口絞りSと正のレンズL5の間隔を変えて、ピント位置調整を行うことが望ましい。
光学系の組立時には、レンズや鏡枠の部品公差の範囲内で生じる製造誤差のため、ピント位置がばらついてしまう。そこで、レンズを移動してピント位置調整を行う。本実施形態では、ピント位置調整は、開口絞りSと正のレンズL5の間隔を変えて行うことが望ましい。これにより、移動量に対してピント位置の変化量が減り、組立時にピント位置が調整しやすくなる。さらに、接着剤の硬化収縮等による光学性能の劣化量を小さく抑えることが可能である。
さらに、正のレンズL5を光軸AXと垂直方向に移動することで、画角の非対称性を調整しても良い。また、画角の非対称性の調整は、撮像素子IMGの使用領域を任意に変えて切り出すことでも可能である。これら両方を組み合わせて調整する構成としても良い。
また、負のレンズL1については、以下に述べる構成にすることが望ましい。内視鏡では、レンズ面に汚れや血液等が付着して観察に支障をきたす場合、内視鏡先端に設けられたノズルから水を射出することでレンズ面の洗浄を行う。その際、レンズ面が凸形状の場合、汚れが落ちにくくなったり、凹形状の場合、レンズ面に水が溜まったりしてしまう。特に、凸形状の場合、衝撃による傷や割れが発生しやすくなる。従って、負のレンズL1は、物体側に平面を向けた平凹形状であることが望ましい。
また、本実施形態の好ましい態様によれば、正のレンズL3と負のレンズL4の接合レンズCLを有する構成が望ましい。接合レンズCLを配置することで、軸上色収差及び倍率色収差の補正がさらに容易となる。
また、内視鏡対物光学系の像面近傍には撮像素子IMGが配置されている。撮像素子IMGの撮像面Iにおいては、撮像素子IMGにキズ等が入ることを防止するためのカバーガラスCGを設けている。上述したように、後群GRの正のレンズL5は、撮像素子IMGのカバーガラスCGと接合するか、スペーサ等を設けてカバーガラスから一定の間隔を置いて配置する構成が望ましい。
なお、上述の内視鏡対物光学系は、複数の構成を同時に満足してもよい。このようにすることが、性能上または製造上から一層好ましい構成が得られる。また、好ましい構成の組み合わせは任意である。また、各条件式について、より限定した条件式の数値範囲の上限値あるいは下限値のみを限定しても構わない。
以下、各実施例について説明する。なお、実施例6は、参考例である。
(実施例1)
実施例1に係る内視鏡対物光学系について説明する。図2(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、正の前群GFと、開口絞りSと、正の後群GRと、のみから構成される。
前群GFは、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹で負の第1レンズL1と、赤外吸収フィルタFと、両凸で正の第2レンズL2と、を有する。前群GFと後群GRとの間に、開口絞りSが配置されている。後群GRは、物体側から順に、両凸で正の第3レンズL3と、像側に凸面を向けた負の第4メニスカスレンズL4と、像側に平面を向けた平凸で正の第5レンズL5と、を有する。後群GFの像側には、カバーガラスCGが配置されている。第5レンズL5は、フィールドレンズである。
また、赤外吸収フィルタFの物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側に半導体レーザーカットのコーティングを施している。
ここで、正の第3レンズL3と負の第4メニスカスレンズL4は接合されて、接合レンズCLを構成している。また、平凸で正の第5レンズL5の平面は、撮像面Iに形成されたカバーガラスCGに接合されている。
図2(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例1の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
これら諸収差図は、656.3nm(C線)、486.1nm(F線)及び546.1nm(e線)の各波長について示している。以下、収差図に関しては、同じ波長について示す。
(実施例2)
実施例2に係る内視鏡対物光学系について説明する。図3(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、正の前群GFと、開口絞りSと、正の後群GRと、のみから構成される。
前群GFは、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹で負の第1レンズL1と、両凸で正の第2レンズL2と、を有する。前群GFと後群GRとの間に、開口絞りSが配置されている。後群GFは、物体側から順に、赤外吸収フィルタFと、両凸で正の第3レンズL3と、像側に凸面を向けた負の第4メニスカスレンズL4と、像側に平面を向けた平凸で正の第5レンズL5と、を有する。後群GFの像側には、カバーガラスCGが配置されている。第5レンズL5は、フィールドレンズである。
また、赤外吸収フィルタFの物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側に半導体レーザーカットのコーティングを施している。
ここで、正の第3レンズL3と負の第4メニスカスレンズL4は接合されて、接合レンズCLを構成している。また、平凸で正の第5レンズL5の平面は、撮像面Iに形成されたカバーガラスCGに接合されている。
図3(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例2の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例3)
実施例3に係る内視鏡対物光学系について説明する。図4(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、正の前群GFと、開口絞りSと、正の後群GRと、のみから構成される。
前群GFは、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹で負の第1レンズL1と、赤外吸収フィルタFと、物体側に平面を向けた平凸で正の第2レンズL2と、を有する。前群GFと後群GRとの間に、開口絞りSが配置されている。後群GRは、物体側から順に、両凸で正の第3レンズL3と、像側に平面を向けた平凹で負の第4レンズL4と、像側に平面を向けた平凸で正の第5レンズL5と、を有する。後群GRの像側には、カバーガラスCGが配置されている。第5レンズL5は、フィールドレンズである。
また、赤外吸収フィルタFの物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側に半導体レーザーカットのコーティングを施している。
ここで、正の第3レンズL3と負の第4レンズL4は接合されて、接合レンズCLを構成している。また、平凸で正の第5レンズL5の平面は、撮像面Iに形成されたカバーガラスCGと接合されている。
図4(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例3の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例4)
実施例4に係る内視鏡対物光学系について説明する。図5(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、正の前群GFと、開口絞りSと、正の後群GRと、のみから構成される。
前群GRは、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹で負の第1レンズL1と、赤外吸収フィルタFと、両凸で正の第2レンズL2と、を有する。前群GFと後群GRとの間に、開口絞りSが配置されている。後群GRは、両凸で正の第3レンズL3と、像側に平面を向けた平凹で負の第4レンズL4と、像側に平面を向けた平凸で正の第5レンズL5と、を有する。後群GRの像側には、カバーガラスCG配置されている。第5レンズL5は、フィールドレンズである。
また、赤外吸収フィルタFの物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側に半導体レーザーカットのコーティングを施している。
ここで、正の第3レンズL3と負の第4レンズL4は接合されて、接合レンズCLを構成している。また、平凸で正の第5レンズL5の平面は、撮像面に形成されたカバーガラスCGと接合されている。
図5(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例4の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例5)
実施例5に係る内視鏡対物光学系について説明する。図6(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
本実施例に係る内視鏡対物光学系は、物体側から順に、正の前群GFと、開口絞りSと、正の後群GRと、のみから構成される。
前群GFは、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹で負の第1レンズL1と、像側に凸面を向けた正の第2メニスカスレンズL2と、物体側に平面を向けた平凸で正の第3レンズL3と、を有する。前群GFと後群GRとの間に、開口絞りSが配置されている。後群GRは、赤外吸収フィルタFと、両凸で正の第4レンズL4と、像側に凸面を向けた負の第5メニスカスレンズL5と、像側に平面を向けた平凸で正の第6レンズL6と、を有する。後群GRの像側には、カバーガラスCGが配置されている。第6レンズL6は、フィールドレンズである。
また、赤外吸収フィルタFの物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側に半導体レーザーカットのコーティングを施している。
ここで、正の第4レンズL4と負の第5メニスカスレンズL5は接合されて、接合レンズCLを構成している。また、第6レンズL6は、撮像面に形成されたカバーガラスCGとの間にスペーサを設けて一定の間隔を置いて配置されている。
図6(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例5の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
(実施例6)
実施例6に係る内視鏡対物光学系について説明する。図7(a)は、本実施例に係る内視鏡対物光学系のレンズ断面構成を示す図である。
内視鏡対物光学系は、物体側から順に、正の前群GFと、開口絞りSと、正の後群GRと、のみから構成される。
前群GFは、物体側から順に、物体側に平面を向けた平凹で負の第1レンズL1と、像側に平面を向けた平凸で正の第2レンズL2と、赤外吸収フィルタF1と、物体側に平面を向けた平凸で正の第3レンズL3と、を有する。前群GFと後群GRとの間に、開口絞りSが配置されている。後群GRは、両凸で正の第4レンズL4と、像側に平面を向けた平凹で負の第5レンズL5と、物体側に平面を向けた平凸で正の第6レンズL6と、を有する。後群GRの像側には、平行平板F2と、カバーガラスCGと、が配置されている。第6レンズL6は、フィールドレンズである。
また、赤外吸収フィルタF1の物体側に、YAGレーザーカットのコーティング、像側に半導体レーザーカットのコーティングを施している。
ここで、正の第4レンズL4と負の第5レンズL5は接合されて、接合レンズCLを構成している。また、平行平板F2は、撮像面Iに形成されたカバーガラスCGと接合されている。
図7(b)、(c)、(d)、(e)は、それぞれ実施例6の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)及び倍率色収差(CC)を示す収差図である。
以下に、上記各実施例の数値データを示す。記号は、rは曲率半径(単位:mm)、dは各レンズ面の間隔(単位:mm)、neは各レンズのe線の屈折率、νdは各レンズのd線のアッベ数、FnoはFナンバー、絞りは開口絞りである。像面は撮像面に対応する。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.3186 1.88815 40.76
2 1.2075 1.1470
3 ∞ 1.2744 1.52300 65.13
4 ∞ 0.2549
5 12.8638 1.5293 1.88815 40.76
6 -2.6142 0.0478
7(絞り) ∞ 0.0478
8 ∞ 1.1948
9 7.5590 1.4815 1.88815 40.76
10 -1.5309 0.4779 1.97189 17.47
11 -8.0528 0.5066
12 5.6075 1.1789 1.51825 64.14
13 ∞ 0.0159 1.51500 64.00
14 ∞ 0.7965 1.61350 50.49
15(像面) ∞

各種データ
焦点距離 1.00mm
Fno 5.562
半画角 80.4°
物点距離 12.7mm
像高 1.039mm
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.3580 1.88815 40.76
2 0.8418 1.0696
3 4.3245 1.3426 1.88815 40.76
4 -2.4723 0.0448
5(絞り) ∞ 0.0448
6 ∞ 0.5967 1.52300 65.13
7 ∞ 0.7107
8 5.0719 1.2680 1.88815 40.76
9 -1.3779 0.4475 1.97189 17.47
10 -4.9503 0.6742
11 5.2211 0.8950 1.51825 64.14
12 ∞ 0.0149 1.51500 64.00
13 ∞ 0.7459 1.61350 50.49
14(像面) ∞

各種データ
焦点距離 1.00mm
Fno 4.583
半画角 68.3°
物点距離 11.9mm
像高 0.973mm
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.3765 1.88815 40.76
2 1.1332 0.8964
3 ∞ 1.2549 1.52300 65.13
4 ∞ 0.3137
5 ∞ 1.5686 1.88815 40.76
6 -2.3611 0.0471
7(絞り) ∞ 0.0471
8 ∞ 1.2489
9 5.8209 1.4588 1.88815 40.76
10 -1.9255 0.5490 1.97189 17.47
11 ∞ 0.7792
12 2.5596 1.1765 1.51825 64.14
13 ∞ 0.0157 1.51500 64.00
14 ∞ 0.7843 1.61350 50.49
15(像面) ∞

各種データ
焦点距離 1.00mm
Fno 4.701
半画角 80.4°
物点距離 12.5mm
像高 1.023mm
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.3819 1.88815 40.76
2 1.0411 0.9072
3 ∞ 0.9547 1.52300 65.13
4 ∞ 0.3182
5 7.1604 1.5912 1.88815 40.76
6 -2.5519 0.0477
7(絞り) ∞ 0.0477
8 ∞ 0.8548
9 4.3737 1.4798 1.88815 40.76
10 -1.5573 0.5569 1.97189 17.47
11 ∞ 0.5137
12 8.8633 0.7956 1.51825 64.14
13 ∞ 0.0159 1.51500 64.00
14 ∞ 0.7956 1.61350 50.49
15(像面) ∞

各種データ
焦点距離 1.00mm
Fno 4.591
半画角 80.4°
物点距離 12.7mm
像高 1.037mm
数値実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.3816 1.88815 40.76
2 1.2607 1.3172
3 -8.3502 0.8333 1.83932 37.16
4 -3.7874 0.7949
5 ∞ 1.1423 1.88815 40.76
6 -3.2268 0.0795
7(絞り) ∞ 0.0477
8 ∞ 0.6359 1.49557 75.00
9 ∞ 0.5873
10 5.4054 1.3514 1.88815 40.76
11 -1.5808 0.4769 1.97189 17.47
12 -8.5141 0.5984
13 5.5644 0.9539 1.51825 64.14
14 ∞ 0.0318
15 ∞ 0.7949 1.61350 50.49
16(像面) ∞

各種データ
焦点距離 1.00mm
Fno 3.060
半画角 80.1°
物点距離 19.1mm
像高 1.037mm
数値実施例6
単位 mm

面データ
面番号 r d ne νd
1 ∞ 0.3946 1.88815 40.76
2 1.0615 1.1566
3 4.7357 0.8344 1.85504 23.78
4 ∞ 0.0395
5 ∞ 0.4736 1.49557 75.00
6 ∞ 0.0395
7 ∞ 0.7893 1.88815 40.76
8 -2.5233 0.0474
9(絞り) ∞ 0.0474
10 ∞ 0.5525
11 3.9748 1.0261 1.88815 40.76
12 -1.7531 0.4736 1.97189 17.47
13 ∞ 0.0789
14 ∞ 0.7104 1.75844 52.32
15 -6.0860 0.3092
16 ∞ 0.7893 1.51825 64.14
17 ∞ 0.0158 1.51500 64.00
18 ∞ 0.5525 1.50700 63.26
19(像面) ∞

各種データ
焦点距離 1.00mm
Fno 3.662
半画角 80.1°
物点距離 18.9mm
像高 1.029mm
以下に各実施例の条件式対応値を示す。

条件式 実施例1 実施例2 実施例3
(1)ff/f1 -7.94 -10.61 -3.86
(2)f1/f -1.36 -0.95 -1.28
(3)g1/g2 0.51 1.19 0.63
(4)g1/f 2.03 3.34 2.32
(5)g2/f 3.97 2.80 3.70
(6)ff/f 10.84 10.09 4.95

条件式 実施例4 実施例5 実施例6
(1)ff/f1 -14.55 -7.56 -6.71
(2)f1/f -1.18 -1.42 -1.20
(3)g1/g2 0.39 0.69 0.65
(4)g1/f 1.94 2.45 2.35
(5)g2/f 4.96 3.54 3.64
(6)ff/f 17.12 10.74 8.02
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態のみに限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、これら実施形態の構成を適宜組合せて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
なお、上述の内視鏡対物光学系は、複数の構成を同時に満足してもよい。このようにすることが、良好な内視鏡対物光学系を得る上で好ましい。また、好ましい構成の組み合わせは任意である。また、各条件式について、より限定した条件式の数値範囲の上限値あるいは下限値のみを限定しても構わない。
以上のように、本発明は、光学系組立時の製造誤差による性能劣化を抑制しながら、広角かつ小型の構成で、高画素の撮像素子にも対応可能な内視鏡対物光学系及び内視鏡に有用である。
GF 前群
GR 後群
S 開口絞り
I 撮像面
IMG 撮像素子
L1~L6 レンズ
F、F1 赤外吸収フィルタ
F2 平行平板
CL 接合レンズ
CG カバーガラス

Claims (5)

  1. 物体側から順に、正の前群と、開口絞りと、正の後群と、のみから構成され、
    前記前群は、最も物体側に負のレンズを有し、
    前記後群は、1組の接合レンズと、前記接合レンズの像側に配置された正のレンズとからなり
    前記負のレンズは物体側に平面を向けた平凹形状であり、
    前記正のレンズは、カバーガラスと接合されており、
    以下の条件式(1)、(2)、(3)を満足する内視鏡対物光学系。
    -15.0<ff/f1<-4.2 …(1)
    -1.70<f1/f<-0.95 …(2)
    0.6<g1/g2<1.20 …(3)
    ただし、
    ffは、前記正のレンズの焦点距離、
    f1は、前記負のレンズの焦点距離、
    fは、前記内視鏡対物光学系全体の焦点距離、
    g1は、前記前群の焦点距離、
    g2は、前記後群の焦点距離、
    である。
  2. 以下の条件式(4)を満足する請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    1.2<g1/f<5.0 …(4)
  3. 以下の条件式(5)を満足する請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    2.5<g2/f<6.0 …(5)
  4. 以下の条件式(6)を満足する請求項1に記載の内視鏡対物光学系。
    4.0<ff/f<20.0 …(6)
  5. 請求項1に記載の内視鏡対物光学系を有する内視鏡。
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