JP7104309B2 - 乗物用シート、乗物、および、乗物用シートのセンサ情報の送受信システム - Google Patents

乗物用シート、乗物、および、乗物用シートのセンサ情報の送受信システム Download PDF

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Description

本発明は、乗物用シート、乗物、および、乗物用シートのセンサ情報の送受信システムに関する。
従来、車両に搭載されるシートであって、体圧分布センサが設置されたシートが知られている(特許文献1参照)。このシートは、体圧分布センサから取得した体圧分布に基づいてシートに着座した乗員の身体状態が疲労状態であるか否かを推定し、疲労状態である場合に、疲労を回復させる運動を行うように構成されている。
特開2017-065504号公報
ところで、センサから取得した情報を外部機器に送信する場合、データ量が大きいと送信に時間がかかる。また、データの送信に時間がかかると、センサから取得した情報を短い周期で送信することができない。
そこで、本発明は、センサから取得した情報を高速で送信することができる乗物用シート、乗物、および、乗物用シートのセンサ情報の送受信システムを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するためのセンサ情報送信装置は、センサから、第1のビット数でデジタル化された測定値を取得する測定値取得部と、前記測定値の変化量を算出する変化量算出部と、前記変化量を、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値に変換するデータ変換部と、前記送信値を送信するデータ送信部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、送信値のデータ量が測定値そのもののデータ量よりも小さいので、測定値そのものを送信する場合よりも、センサから取得した情報を高速で送信することができる。また、センサ情報を高速で送信できることで、センサ情報を短い周期で送信することができる。さらに、センサ情報を短い周期で送信できることで、センサの測定値の細かな変動を検知することができる。これにより、例えば、センサ情報を用いた制御などを精度良く行うことができる。
前記したセンサ情報送信装置において、前記変化量算出部は、前記測定値の今回値から前記送信値の積算値を引いた値を前記変化量として算出する構成とすることができる。
また、前記したセンサ情報送信装置において、前記変化量算出部は、前記測定値の今回値から前回値を引いた値を前記変化量として算出する構成とすることもできる。
前記した目的を達成するためのシートは、シート本体と、前記シート本体に設けられ、前記シート本体に座っている着座者の状態を検出するための測定値を取得するセンサと、前記センサから取得した情報を前記シート本体外の機器に送信するセンサ情報送信装置と、を備え、前記センサ情報送信装置は、前記センサから、第1のビット数でデジタル化された測定値を取得する測定値取得部と、前記測定値の変化量を算出する変化量算出部と、前記変化量を、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値に変換するデータ変換部と、前記送信値を前記シート本体外の機器に送信するデータ送信部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、センサから取得した情報を高速で送信することができる。
前記した目的を達成するためのセンサ情報受信装置は、第1のビット数でデジタル化されたセンサの測定値の送信値であって、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記測定値の変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値を受信する受信部と、前記変化量の正負を示すビットが正を示す場合には、前記測定値に対応する算出測定値を前回値に前記変化量の絶対値を足した値とし、前記変化量の正負を示すビットが負を示す場合には、前記算出測定値を前回値から前記変化量の絶対値を引いた値とする測定値算出部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、算出測定値の前回値に変化量の絶対値を足したり、引いたりするだけで算出測定値の今回値を得ることができるので、受信側の処理を高速化することができる。これにより、受信側へセンサから取得した情報を高速で送信することができる。
前記した目的を達成するためのセンサ情報送信方法は、センサから、第1のビット数でデジタル化された測定値を取得する測定値取得処理と、前記測定値の変化量を算出する変化量算出処理と、前記変化量を、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値に変換するデータ変換処理と、前記送信値を送信するデータ送信処理と、を含むことを特徴とする。
このような方法によれば、センサから取得した情報を高速で送信することができる。
前記した目的を達成するためのセンサ情報受信方法は、第1のビット数でデジタル化されたセンサの測定値の送信値であって、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記測定値の変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値を受信する受信処理と、前記変化量の正負を示すビットが正を示す場合には、前記測定値に対応する算出測定値を前回値に前記変化量の絶対値を足した値とし、前記変化量の正負を示すビットが負を示す場合には、前記算出測定値を前回値から前記変化量の絶対値を引いた値とする測定値算出処理と、を含むことを特徴とする。
このような方法によれば、センサから取得した情報を高速で送信することができる。
前記した目的を達成するためのセンサ情報送信プログラムは、センサが接続されたコンピュータに、前記センサから、第1のビット数でデジタル化された測定値を取得する測定値取得処理と、前記測定値の変化量を算出する変化量算出処理と、前記変化量を、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値に変換するデータ変換処理と、前記送信値を送信するデータ送信処理と、を実行させることを特徴とする。
このようなプログラムによれば、センサから取得した情報を高速で送信することができる。
前記した目的を達成するためのセンサ情報受信プログラムは、コンピュータに、第1のビット数でデジタル化されたセンサの測定値の送信値であって、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記測定値の変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値を受信する受信処理と、前記変化量の正負を示すビットが正を示す場合には、前記測定値に対応する算出測定値を前回値に前記変化量の絶対値を足した値とし、前記変化量の正負を示すビットが負を示す場合には、前記算出測定値を前回値から前記変化量の絶対値を引いた値とする測定値算出処理と、を実行させることを特徴とする。
このようなプログラムによれば、センサから取得した情報を高速で送信することができる。
本発明によれば、センサから取得した情報を高速で送信することができる。
一実施形態に係るシートとしての乗物用シートを使ったシステムの全体構成を説明する図である。 乗物用シートの構成を説明する図である。 乗物用シートおよびシステムの構成を説明するブロック図である。 センサ情報送信装置の動作を説明するフローチャートである。 スマートフォンの動作を説明するフローチャートである。 センサ情報送信装置の動作を説明するテーブル(a)と、スマートフォンの動作を説明するテーブル(b)である。 変形例に係るセンサ情報送信装置の動作を説明するテーブル(a)と、スマートフォンの動作を説明するテーブル(b)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本発明のシートの一例としての乗物用シートSは、自動車(車両CR)に搭載される車両用シートとして構成されており、人(着座者P)が座るシート本体S0と、センサ情報送信装置100とを備えている。本実施形態において、車両CRには、2つの前席と2つの後席の4つのシートが設けられており、これら4つのシートがそれぞれ乗物用シートSとして構成されている。センサ情報送信装置100は、着座者Pが使用する端末であるスマートフォンSPにセンサ情報を送信可能に構成されている。このように、車両CRには、センサ情報送信装置100と、複数のシート本体S0と、スマートフォンSPとによって、センサ情報の送受信システムSYSが構成されている。
図2に示すように、乗物用シートSは、センサの一例としての複数の圧力センサPS1~PS6を備えている。圧力センサPS1~PS6は、シート本体S0に座っている着座者Pの状態を検出するための測定値VAを取得するセンサである。具体的には、圧力センサPS1~PS6は、シート本体S0に座っている着座者Pからの圧力の測定値VAを取得する。圧力センサPS1~PS6は、シート本体S0に設けられている。詳しくは、シート本体S0は、シートクッションS1およびシートバックS2を有し、圧力センサPS1~PS3がシートクッションS1の表皮の下に設けられ、圧力センサPS4~PS6がシートバックS2の表皮の下に設けられている。各圧力センサPS1~PS6は、シート本体S0の左右の中心に対して左右対称に一対ずつ設けられている。
圧力センサPS1,PS2は、シートクッションS1における着座者Pの臀部に対応する位置に配置されている。詳しくは、圧力センサPS1は、着座者Pからの荷重が最も大きくかかる着座者Pの坐骨の最下部に対応する位置に配置され、圧力センサPS2は、圧力センサPS1の少し前の位置に配置されている。圧力センサPS1,PS2は、着座者Pの臀部からの圧力の測定値VAを取得する。
圧力センサPS3は、圧力センサPS1,PS2から前方に大きく離れた位置、具体的には、着座者Pの大腿に対応する位置に配置されている。圧力センサPS3は、着座者Pの大腿からの圧力の測定値VAを取得する。
圧力センサPS4,PS5は、シートバックS2の下部に配置されている。詳しくは、圧力センサPS4は、着座者Pの腰の後ろに対応する位置に配置され、圧力センサPS5は、圧力センサPS4の少し上の位置に配置されている。圧力センサPS4,PS5は、着座者Pの腰からの圧力の測定値VAを取得する。
圧力センサPS6は、圧力センサPS4,PS5から上方に大きく離れた位置、具体的には、着座者Pの背中の上部に対応する位置に配置されている。圧力センサPS6は、着座者Pの背中の肩甲骨に対応する位置からの圧力の測定値VAを取得する。
図3に示すように、センサ情報送信装置100は、圧力センサPS1~PS6から取得した情報をシート本体S0外の機器であるスマートフォンSPに送信する装置である。センサ情報送信装置100は、測定値取得部110と、変化量算出部120と、データ変換部130と、データ送信部140と、記憶部190とを有している。センサ情報送信装置100は、図示しないCPU、ROM、RAM、書換可能な不揮発性メモリなどを有するコンピュータであり、予め記憶されたセンサ情報送信プログラムを実行することで各機能部が実現されている。センサ情報送信装置100には、各圧力センサPS1~PS6が接続されている。また、センサ情報送信装置100には、ブルートゥース(登録商標)やWi-Fi(登録商標)などの近距離無線通信を可能にする近距離通信機3Aが接続されている。
測定値取得部110は、各圧力センサPS1~PS6から、一定のサイクルごとに着座者Pからの圧力の測定値VAを取得する機能を有している。詳しくは、測定値取得部110は、アナログ電圧値によって取得した圧力の値を第1のビット数でA/D変換して、第1のビット数でデジタル化された測定値VAを取得する。本実施形態において、第1のビット数は、10ビットである。測定値取得部110が取得した測定値VAは、記憶部190に記憶され、変化量算出部120で利用される。記憶部190は、計算や処理などに必要なデータを適宜記憶するために使用される。
変化量算出部120は、各圧力センサPS1~PS6から取得した測定値VAの変化量ΔVAを算出する機能を有している。詳しくは、変化量算出部120は、測定値の今回値VAnから、後述する送信値の積算値ΣVBn-1を引いた値を変化量ΔVA(ΔVAn)として算出する。なお、各変数に付したnは、変数が今回値であることを示し、n-1は、変数が前回値であることを示している。変化量算出部120が算出した変化量ΔVAは、記憶部190に記憶され、データ変換部130で利用される。
データ変換部130は、変化量ΔVAをスマートフォンSPに送信するデータ形式(送信値VB)に変換する機能を有している。詳しくは、データ変換部130は、変化量ΔVAを、第2のビット数でデジタル化された変化量ΔVAの絶対値と、変化量ΔVAの正負を示すビットとからなる送信値VBに変換する。ここで、以下の説明では、第2のビット数でデジタル化された変化量ΔVAの絶対値を「数値ビットVB1」といい、変化量ΔVAの正負を示すビットを「符号ビットVB2」という。第2のビット数は、第1のビット数よりも2ビット以上小さいビット数であり、本実施形態においては、7ビットである。このため、送信値VBは、1ビットの符号ビットVB2と、7ビットの数値ビットVB1とからなる8ビットである。
符号ビットVB2は、変化量ΔVAが正の値(0を含む)の場合に「0」に設定され、変化量ΔVAが負の値の場合に「1」に設定される。
数値ビットVB1は、変化量ΔVAが正の値(0を含む)の場合には、通常の7ビットの2進数で表現される。例えば、数値ビットVB1は、変化量ΔVAが「0」の場合は「0000000」であり、変化量ΔVAが「1」の場合は「0000001」であり、変化量ΔVAが「2」の場合は「0000010」である。また、数値ビットVB1は、変化量ΔVAが「126」の場合は「1111110」であり、変化量ΔVAが「127」の場合は「1111111」である。
一方、本実施形態において、数値ビットVB1は、変化量ΔVAが負の値の場合には、絶対値が等しい正の変化量ΔVAに対応する数値ビットVB1の、いわゆる2の補数として表現される。すなわち、数値ビットVB1は、変化量ΔVAが負の値の場合には、「10000000」から、絶対値が等しい正の変化量ΔVAに対応する数値ビットVB1を引いた値として表現される。
例えば、変化量ΔVAが「-1」の場合、数値ビットVB1は、「10000000」から、絶対値が等しい正の変化量ΔVA「1」に対応する数値ビットVB1「0000001」を引いた値「1111111」である。また、変化量ΔVAが「-2」の場合、数値ビットVB1は、「10000000」から、絶対値が等しい正の変化量ΔVA「2」に対応する数値ビットVB1「0000010」を引いた値「1111110」である。
また、変化量ΔVAが「-126」の場合、数値ビットVB1は、「10000000」から、絶対値が等しい正の変化量ΔVA「126」に対応する数値ビットVB1「1111110」を引いた値「0000010」である。また、変化量ΔVAが「-127」の場合、数値ビットVB1は、「10000000」から、絶対値が等しい正の変化量ΔVA「127」に対応する数値ビットVB1「1111111」を引いた値「0000001」である。なお、変化量ΔVAが「-128」の場合、数値ビットVB1は「0000000」である。
データ変換部130は、例えば、変化量ΔVAが「0」の場合、変化量「0」を、符号ビットVB2が「0」であり、数値ビットVB1が「0000000」である、送信値VB「0 0000000」に変換する。また、データ変換部130は、変化量ΔVAが「1」の場合、変化量「1」を、符号ビットVB2が「0」であり、数値ビットVB1が「0000001」である、送信値VB「0 0000001」に変換する。同様に、データ変換部130は、変化量「2」を送信値VB「0 0000010」に変換し、変化量「126」を送信値VB「0 1111110」に変換し、変化量「127」を送信値VB「0 1111111」に変換する。
また、データ変換部130は、変化量ΔVAが「-1」の場合、変化量「-1」を、符号ビットVB2が「1」であり、数値ビットVB1が「1111111」である、送信値VB「1 1111111」に変換する。また、データ変換部130は、変化量ΔVAが「-2」の場合、変化量「-2」を、符号ビットVB2が「1」であり、数値ビットVB1が「1111110」である、送信値VB「1 1111110」に変換する。同様に、データ変換部130は、変化量「-126」を送信値VB「1 0000010」に変換し、変化量「-127」を送信値VB「1 0000001」に変換する。
また、データ変換部130は、変化量ΔVAが「-128」の場合、変化量「-128」を、符号ビットVB2が「1」であり、数値ビットVB1が「0000000」である、送信値VB「1 0000000」に変換する。データ変換部130は、変化量ΔVAが「127」以上の場合、送信値VBを、変化量ΔVAが「127」の場合と同じ「0 1111111」に設定し、変化量ΔVAが「-128」以下の場合、送信値VBを、変化量ΔVAが「-128」の場合と同じ「1 0000000」に設定する。
データ変換部130が算出した送信値VBは、記憶部190に記憶され、データ送信部140で利用される。また、センサ情報送信装置100は、次回の変化量ΔVAを算出するため、送信値VB(VBn)を算出した後に、送信値の積算値ΣVBn-1に送信値VBnを足した値を、新たな送信値の積算値ΣVB(ΣVBn)として記憶部190に記憶させる。
データ送信部140は、送信値VBをシート本体S0外の機器であるスマートフォンSPに送信する機能を有している。詳しくは、データ送信部140は、送信値VBを、近距離通信機3Aを介して無線通信によりスマートフォンSPに送信する。なお、センサ情報送信装置100は、データ本体である送信値VBに、必要に応じてヘッダなどを付加した上で、送信値VBをスマートフォンSPに送信する。
センサ情報送信装置100は、以上のような、測定値VAの取得、変化量ΔVAの算出、変化量ΔVAの送信値VBへの変換、送信値VBの送信といった各処理を、圧力センサPS1~PS6ごとに実行する。
スマートフォンSPは、センサ情報送信装置100から送信された送信値VBを受信するセンサ情報受信装置の一例である。スマートフォンSPは、受信部210と、測定値算出部220と、アプリ実行部230と、記憶部290とを有している。スマートフォンSPは、図示しないCPU、ROM、RAM、書換可能な不揮発性メモリなどを有するコンピュータである。スマートフォンSPは、予め記憶されたセンサ情報受信プログラムを実行することで受信部210および測定値算出部220の機能が実現されている。また、スマートフォンSPは、インストールされたアプリケーションプログラムを実行することでアプリ実行部230の機能が実現されている。
受信部210は、センサ情報送信装置100から送信された各圧力センサPS1~PS6の測定値VAの送信値VBであって、符号ビットVB2と数値ビットVB1とからなる送信値VBを受信する機能を有している。受信部210が受信した送信値VBは、記憶部290に記憶され、測定値算出部220で利用される。記憶部290は、送信値VBや、後述する算出測定値VCのような、計算や処理などに必要なデータを適宜記憶するために使用される。
測定値算出部220は、各圧力センサPS1~PS6の測定値VA(実測値)に対応する算出測定値VCを算出する機能を有している。詳しくは、測定値算出部220は、送信値VBの符号ビットVB2が正を示す「0」の場合には、算出測定値VC(VCn)を、算出測定値の前回値VCn-1に、送信値VBから取得した変化量ΔVAの絶対値を足した値とする。また、測定値算出部220は、送信値VBの符号ビットVB2が負を示す「1」の場合には、算出測定値VC(VCn)を、算出測定値の前回値VCn-1から、送信値VBから取得した変化量ΔVAの絶対値を引いた値とする。測定値算出部220が算出した算出測定値VCは、記憶部290に記憶され、アプリ実行部230で利用される。
アプリ実行部230は、各圧力センサPS1~PS6の測定値VAに基づく算出測定値VCを利用するアプリケーションプログラムを実行する機能を有している。一例として、アプリ実行部230は、アプリケーションプログラムの実行によって着座者Pの座り方を評価し、その結果を報知する機能を有している。具体的には、アプリ実行部230は、着座者Pがアプリケーションプログラムを立ち上げ、スマートフォンSPを操作して座り方の評価を開始すると、各圧力センサPS1~PS6の測定値VAに対応する算出測定値VCを所定時間測定する。次に、アプリ実行部230は、測定により取得した算出測定値VCと、予め記憶された各圧力センサPS1~PS6の理想的な座り方をした場合の圧力値とを比較して、着座者Pの座り方を評価する。そして、アプリ実行部230は、評価結果を点数などの形式でスマートフォンSPの画面などを介して着座者Pに報知する。
次に、センサ情報送信装置100の動作(センサ情報送信方法、センサ情報送信プログラムによる動作)について説明する。センサ情報送信装置100は、例えば、スマートフォンSPでアプリケーションプログラムが実行された場合などのように、通信可能に接続された機器でセンサ情報が必要となった場合に、図4に示す動作を一定のサイクルごとに繰り返し実行する。
図4に示すように、センサ情報送信装置100は、まず、各圧力センサPS1~PS6から、10ビットでデジタル化された圧力の測定値VAを取得する測定値取得処理を実行する(S101)。次に、センサ情報送信装置100は、取得した測定値VAの変化量ΔVAを算出する変化量算出処理を実行する(S102)。具体的には、変化量算出処理において、センサ情報送信装置100は、測定値の今回値VAnから、送信値の積算値ΣVBn-1を引いて変化量ΔVAを算出する。
次に、センサ情報送信装置100は、算出した変化量ΔVAを、1ビットの符号ビットVB2と、7ビットの数値ビットVB1とからなる、8ビットの送信値VBに変換するデータ変換処理を実行する(S103)。その後、センサ情報送信装置100は、算出した送信値VBをスマートフォンSPに送信するデータ送信処理を実行する(S104)。
以上の処理をより具体的に説明すると、図6(a)に示すように、測定値VAが、例えば、「140」から「145」に変化した場合において、センサ情報送信装置100は、まず、圧力の測定値VAの「145」を取得する。次に、センサ情報送信装置100は、測定値「145」から、前回までの送信値の積算値ΣVBの「140」を引いて変化量ΔVAを「5」と算出する。次に、センサ情報送信装置100は、算出した変化量ΔVAの「5」を、正を示す先頭の符号ビットVB2の「0」と、7ビットでデジタル化された数値ビットVB1の「0000101」とからなる、8ビットの送信値VB「0 0000101」に変換する。その後、センサ情報送信装置100は、送信値VBである「0 0000101」をスマートフォンSPに送信する。
なお、着座者Pがシート本体S0に座るなどして測定値VAが、例えば、「0」から「145」に急激に変化した場合には、センサ情報送信装置100は、圧力の測定値VAの「145」を取得する。しかし、この場合には、測定値VAの「145」から送信値の積算値ΣVBの「0」を引いた変化量ΔVAが「145」と127を超えるので、センサ情報送信装置100は、変化量ΔVAの「145」を、先頭の正を示す符号ビットVB2の「0」と、変化量ΔVAが「127」の場合と同じ、数値ビットVB1の「1111111」とからなる送信値VB「0 1111111」に変換し、送信値VBである「0 1111111」をスマートフォンSPに送信する。
次に、スマートフォンSPの動作(センサ情報受信方法、センサ情報受信プログラムによる動作)について説明する。スマートフォンSPは、アプリケーションプログラムが実行された場合に、図5に示す動作を一定のサイクルごとに繰り返し実行する。
図5に示すように、スマートフォンSPは、アプリケーションプログラムがスタートした場合、センサ情報送信装置100から、圧力センサPS1~PS6の測定値VAの送信値VBを受信する受信処理を実行する(S201)。
次に、スマートフォンSPは、受信した送信値VBの符号ビットVB2が正を示す「0」であるか否かを判定する(S202)。そして、符号ビットVB2が正を示す「0」である場合(S202,Yes)には、スマートフォンSPは、圧力センサPS1~PS6の測定値VAに対応する算出測定値VC(VCn)を、算出測定値の前回値VCn-1に変化量ΔVAの絶対値を足した値とする測定値算出処理を実行し(S203)、ステップS205に進む。一方、符号ビットVB2が正を示す「0」でない場合(S202,No)、すなわち、符号ビットVB2が負を示す「1」である場合には、スマートフォンSPは、測定値VAに対応する算出測定値VC(VCn)を、算出測定値の前回値VCn-1から変化量ΔVAの絶対値を引いた値とする測定値算出処理を実行し(S204)、ステップS205に進む。
なお、ここでは、発明の理解を容易とするため、ステップS202で符号ビットVB2の正負を判定した後に、判定結果に基づいてステップS203またはステップS204で算出測定値VCを算出するものとして説明をした。しかし、スマートフォンSPにおける実際の処理において、このような判定をする必要はなく、例えば、足し算、論理積、ビットシフトなどを組み合わせた演算処理のみによって、符号ビットVB2が正を示す「0」の場合に、算出測定値VCnを前回値VCn-1に変化量ΔVAの絶対値を足した値とし、符号ビットVB2が負を示す「1」の場合に、算出測定値VCnを前回値VCn-1から変化量ΔVAの絶対値を引いた値としてもよい。
算出測定値VCを算出した後、スマートフォンSPは、算出測定値VCを利用して、前述した着座者Pの座り方の評価などのような、アプリケーションプログラムを実行する(S205)。スマートフォンSPは、アプリケーションプログラムが終了するまで、ステップS201~S205の処理を繰り返し実行する。そして、スマートフォンSPは、アプリケーションプログラムが終了した場合(S206,Yes)には、処理を終了する。
以上のうち、センサ情報受信の処理をより具体的に説明すると、図6(b)に示すように、スマートフォンSPは、送信値VBとして「0 1111111」(127)を受信した場合、先頭の符号ビットVB2が正を示す「0」であるので、算出測定値VCを、前回値「0」に「127」を足した値「127」とする。また、スマートフォンSPは、送信値VBとして「1 1110111」(-10)を受信した場合、先頭の符号ビットVB2が負を示す「1」であるので、算出測定値VCを、前回値「150」から「10」を引いた値「140」とする。
以上説明した本実施形態のセンサ情報送信装置100、センサ情報送信方法およびセンサ情報送信プログラムによれば、測定値VAそのものではなく、その変化量ΔVAから算出した8ビットの送信値VBのデータ量が、10ビットの測定値VAそのもののデータ量よりも小さいので、測定値VAそのものをスマートフォンSPに送信する場合よりも、圧力センサPS1~PS6から取得した情報を高速でスマートフォンSPに送信することができる。また、送信値VBのようなセンサ情報を高速で送信できることで、センサ情報を短い周期で送信することができる。さらに、センサ情報を短い周期で送信できることで、圧力センサPS1~PS6の測定値VAの細かな変動を検知することができる。これにより、例えば、センサ情報を用いた、アプリケーションプログラムの動作に伴う制御などを精度良く行うことができる。
また、本実施形態のスマートフォンSP、センサ情報受信方法およびセンサ情報受信プログラムによれば、算出測定値の前回値VCn-1に変化量ΔVAの絶対値を足したり、引いたりするだけで算出測定値の今回値VCnを得ることができるので、受信側の処理を高速化することができる。これにより、センサ情報送信装置100から、受信側であるスマートフォンSPへ圧力センサPS1~PS6から取得した情報を高速で送信することができる。
また、本実施形態においては、図6(a),(b)に示すように、測定値VAが、例えば、「0」から「145」へと、急激に変化した場合には、始め、実測値である測定値VA(=145)と、計算値である算出測定値VC(=127)とが同じ値とはならないが、センサ情報を短い周期で送信できることで、短時間(次のサイクル)で、測定値VAと算出測定値VCを同じ値(「150」)とすることができる。また、センサ情報を短い周期で送信できることで、測定値VAの急激な変化自体を抑制することができる。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明は前記した実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、変化量算出部120が、変化量ΔVAとして、測定値の今回値VAnから送信値の積算値ΣVBn-1を引いた値を算出する構成であったが、これに限定されない。例えば、変化量算出部120は、変化量ΔVAとして、測定値の今回値VAnから前回値VAn-1を引いた値を算出する構成であってもよい。なお、このような構成では、図7(a),(b)に示すように、測定値VAが、例えば、「0」から「145」に急激に変化した場合には、送信値VBが「0 1111111(127)」に設定されることで、それ以降のサイクルにおいて、測定値VA(実測値)と算出測定値VCが同じ値とならない場合がある。しかし、算出測定値VCの変動(今回値VCn-前回値VCn-1)の傾向は、測定値VAの変動(変化量ΔVA)の傾向と同じになるので、測定値VAの変動を検出することができ、算出測定値VC(測定値VA)の変動を用いた制御(アプリケーションの動作)については問題なく行うことができる。
また、前記実施形態では、シート本体外の機器(センサ情報受信装置)としてスマートフォンSPを例示したが、これに限定されず、スマートフォン以外の機器であってもよい。例えば、タブレット型コンピュータや、インターネットなどのネットワークを介してセンサ情報送信装置と接続されるコンピュータなどであってもよい。
また、前記実施形態では、センサ情報送信装置100とスマートフォンSP(センサ情報受信装置)が無線通信により接続されていたが、これに限定されない。すなわち、センサ情報送信装置とセンサ情報受信装置は、有線の通信により接続されていてもよい。
また、前記実施形態では、センサ情報送信装置100が、4つのシート本体S0の間で共通化され、シート本体S0の外に設けられていたが、これに限定されない。例えば、センサ情報送信装置100は、4つのシート本体S0のいずれかに設けられていてもよい。また、センサ情報送信装置100は、各シート本体S0にそれぞれ設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、自動車に搭載される乗物用シートSがセンサ情報送信装置100を備える構成であったが、これに限定されない。すなわち、センサ情報送信装置を備えるシートは、自動車以外の乗物、例えば、鉄道車両や船舶、航空機などに搭載されるシートであってもよい。また、シートは、乗物用のシートに限定されず、例えば、家庭で使用されるシートや、施設に設置されるシートなどであってもよい。また、例えば、自動車のエンジン制御のためのECUなど、シート以外のものがセンサ情報送信装置を備える構成であってもよい。言い換えると、センサ情報送信装置は、エンジン制御のためのECUなどであってもよい。
また、前記実施形態では、センサとして圧力センサPS1~PS6を例示したが、これに限定されず、圧力センサ以外のセンサ、例えば、静電容量センサや温度センサ、心拍センサ、呼吸センサ、着座者の動きを検出するセンサ、着座者の発汗量を検出するセンサ、エンジンの回転数を検出するセンサなどであってもよい。また、センサ情報送信装置に接続されるセンサは、1種類ではなく、複数種類であってもよい。
また、前記実施形態では、算出測定値VCを利用形態として、着座者Pの姿勢の評価を例示したが、これに限定されない。例えば、各圧力センサPS1~PS6の測定値VAに基づく算出測定値VCから着座者Pの動作を特定することができるので、算出測定値VCを、着座者Pがシート本体S0に座ったまま体を動かすゲームなどの実行に利用してもよい。また、例えば、乗物用シートが、面状ヒータと、面状ヒータを制御するセンサ情報受信装置としての制御装置とを備え、センサが温度センサである場合、算出測定値を面状ヒータの温度制御に利用してもよい。
また、前記実施形態では、変化量ΔVAが負の値の場合、数値ビットVB1を、絶対値が等しい正の変化量ΔVAに対応する数値ビットVB1の2の補数として表現したが、これに限定されない。例えば、数値ビットVB1は、変化量ΔVAの絶対値が等しい場合には、同じ値で表現してもよい。一例として、変化量ΔVAが「10」、「-10」の場合、数値ビットVB1を、いずれも「0001010」で表現してもよい。そして、この場合、データ変換部130は、変化量ΔVAが「10」の場合、変化量「10」を、符号ビットVB2を正を示す「0」として送信値VB「0 0001010」に変換し、変化量ΔVAが「-10」の場合、変化量「-10」を、符号ビットVB2を負を示す「1」として送信値VB「1 0001010」に変換する構成とすることができる。
また、前記実施形態では、第1のビット数が10ビットであり、第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数が7ビットであったが、これに限定されない。すなわち、第1のビット数および第2のビット数は、任意のビット数とすることができる。
また、前記した実施形態および変形例で説明した各要素は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
100 センサ情報送信装置
110 測定値取得部
120 変化量算出部
130 データ変換部
140 データ送信部
210 受信部
220 測定値算出部
P 着座者
PS1~PS6 圧力センサ
S 乗物用シート
S0 シート本体
SP スマートフォン

Claims (12)

  1. 乗物用シートであって、
    乗物に搭載される シート本体と、
    前記シート本体に設けられ、前記シート本体に座っている着座者の状態を検出するための測定値を取得するセンサと、
    前記センサから取得した情報を前記乗物に設けられる機器とは別の、着座者が使用する端末に送信するセンサ情報送信装置と、を備え、
    前記センサ情報送信装置は、
    前記センサから、第1のビット数でデジタル化された測定値を取得する測定値取得部と、
    前記測定値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量を、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値に変換するデータ変換部と、
    前記送信値を前記端末に送信するデータ送信部と、を有し、
    前記センサは、着座者の臀部からの圧力の測定値を取得する第1の圧力センサと、着座者の大腿からの圧力の測定値を取得する第2の圧力センサと、着座者の腰からの圧力の測定値を取得する第3の圧力センサと、着座者の背中の上部に対応する位置からの圧力の測定値を取得する第4の圧力センサと、を含み、
    前記センサ情報送信装置は、前記測定値の取得、前記変化量の算出、前記変化量の前記送信値への変換を、圧力センサごとに実行する ことを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記変化量算出部は、前記測定値の今回値から前記送信値の積算値を引いた値を前記変化量として算出することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート
  3. 前記変化量算出部は、前記測定値の今回値から前回値を引いた値を前記変化量として算出することを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート
  4. 前記端末は、スマートフォンまたはタブレット型コンピュータであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  5. 乗物であって、
    シート本体と、
    前記シート本体に設けられ、前記シート本体に座っている着座者の状態を検出するための測定値を取得するセンサと、
    前記センサから取得した情報を乗物に設けられる機器とは別の、着座者が使用する端末に送信するセンサ情報送信装置と、を備え、
    前記センサ情報送信装置は、
    前記センサから、第1のビット数でデジタル化された測定値を取得する測定値取得部と、
    前記測定値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量を、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値に変換するデータ変換部と、
    前記送信値を前記端末に送信するデータ送信部と、を有し、
    前記センサは、着座者の臀部からの圧力の測定値を取得する第1の圧力センサと、着座者の大腿からの圧力の測定値を取得する第2の圧力センサと、着座者の腰からの圧力の測定値を取得する第3の圧力センサと、着座者の背中の上部に対応する位置からの圧力の測定値を取得する第4の圧力センサと、を含み、
    前記センサ情報送信装置は、前記測定値の取得、前記変化量の算出、前記変化量の前記送信値への変換を、圧力センサごとに実行する ことを特徴とする乗物
  6. 前記変化量算出部は、前記測定値の今回値から前記送信値の積算値を引いた値を前記変化量として算出することを特徴とする請求項に記載の乗物
  7. 前記変化量算出部は、前記測定値の今回値から前回値を引いた値を前記変化量として算出することを特徴とする請求項に記載の乗物
  8. 前記端末は、スマートフォンまたはタブレット型コンピュータであることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の乗物。
  9. 乗物用シートのセンサ情報の送受信システムであって、
    乗物に搭載される シート本体と、
    前記シート本体に設けられ、前記シート本体に座っている着座者の状態を検出するための測定値を取得するセンサと、
    前記乗物に設けられる機器とは別の、着座者が使用する端末と、
    前記センサから取得した情報を前記端末に送信するセンサ情報送信装置と、を備え、
    前記センサ情報送信装置は、
    前記センサから、第1のビット数でデジタル化された測定値を取得する測定値取得部と、
    前記測定値の変化量を算出する変化量算出部と、
    前記変化量を、前記第1のビット数よりも2ビット以上小さい第2のビット数でデジタル化された前記変化量の絶対値と、前記変化量の正負を示すビットとからなる送信値に変換するデータ変換部と、
    前記送信値を前記端末に送信するデータ送信部と、を有し、
    前記端末は、
    前記送信値を受信する受信部と、
    前記変化量の正負を示すビットが正を示す場合には、前記測定値に対応する算出測定値を前回値に前記変化量の絶対値を足した値とし、前記変化量の正負を示すビットが負を示す場合には、前記算出測定値を前回値から前記変化量の絶対値を引いた値とする測定値算出部と、を有し、
    前記センサは、着座者の臀部からの圧力の測定値を取得する第1の圧力センサと、着座者の大腿からの圧力の測定値を取得する第2の圧力センサと、着座者の腰からの圧力の測定値を取得する第3の圧力センサと、着座者の背中の上部に対応する位置からの圧力の測定値を取得する第4の圧力センサと、を含み、
    前記センサ情報送信装置は、前記測定値の取得、前記変化量の算出、前記変化量の前記送信値への変換を、圧力センサごとに実行する ことを特徴とする乗物用シートのセンサ情報の送受信システム
  10. 前記変化量算出部は、前記測定値の今回値から前記送信値の積算値を引いた値を前記変化量として算出することを特徴とする請求項に記載の乗物用シートのセンサ情報の送受信システム
  11. 前記変化量算出部は、前記測定値の今回値から前回値を引いた値を前記変化量として算出することを特徴とする請求項に記載の乗物用シートのセンサ情報の送受信システム
  12. 前記端末は、スマートフォンまたはタブレット型コンピュータであることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれか1項に記載の乗物用シートのセンサ情報の送受信システム。
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