JP6706912B2 - 什器管理装置及び什器サービスシステム - Google Patents

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Description

本発明は、什器管理装置及び什器サービスシステムに関するものである。
精密機器や機械製品の分野においては、機器の劣化を判定するシステムが普及している。例えば、特許文献1には、複写機の部品の状態量の履歴を取得し、余寿命を推定する余寿命診断システムが開示されている。このような特許文献1の余寿命診断システムによれば、複写機の部品の余寿命を推定することで、当該部品の再利用が可能であるか判断することができる。したがって、安全な範囲において、部品の再利用が可能となる。
特開2003−54074号公報
家具などの什器において、画一的にその劣化を判断する手段としては、X線による判定方法や、担当者が一つひとつの什器を確認して判断する方法が挙げられる。X線による劣化判定は、判定に時間及びコストがかかる。また、什器の劣化の確認を手作業により行うことで、部品交換、または買い替えの判断基準がばらつくことが考えられ、什器の供給過剰または供給不足を生じる可能性がある。いずれの手法においても、什器の劣化を経時的に判断することはできない。すなわち、什器の劣化を画一的かつ経時的に判定する手段は、現在に至るまで開示されていない。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、什器の劣化状態を画一的かつ経時的に管理することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、什器管理装置に係る第1の手段として、少なくとも椅子を含む1あるいは複数の什器について、当該什器の状態量を検出する1 あるいは複数の什器センサと、前記什器センサの検出結果に基づいて、前記什器の劣化状態を推定する劣化状態推定手段と、前記劣化状態推定手段の推定結果を什器情報として出力する出力手段とを備え、前記什器が椅子である場合に、前記1あるいは複数の什器センサが、少なくとも前記椅子の座のねじれを検出する座面センサあるいは/ 及び前記椅子の背のねじれを検出する背面センサを含む、という手段を採用する。
本発明は、什器管理装置に係る第2の手段として、上記什器管理装置に係る第1の手段において、上記什器センサは、上記什器に組み込まれ、上記劣化状態推定手段と無線通信可能に接続されている、という手段を採用する。
本発明は、什器管理装置に係る第4 の手段として、上記什器管理装置に係る第1〜第3のいずれかの手段において、上記什器が椅子である場合、上記什器センサが、さらに、背のロッキング回数を検出する角度センサあるいは/及びキャスタの回転数を検出するキャスタセンサを含むという手段を採用する。
本発明は、什器管理装置に係る第4の手段として、上記什器管理装置に係る第1〜第3のいずれかの手段において、上記什器が椅子である場合、上記什器センサは、上記椅子の座あるいは/及び背のねじれ、背のロッキング回数及びキャスタの回転数の何れか一部あるいは全部を上記椅子の状態量として検出する、という手段を採用する。
本発明は、什器管理装置に係る第5の手段として、上記什器管理装置に係る第1〜第4のいずれかの手段において、上記什器センサの検出結果に基づいて、上記什器の使用者に関する個人情報を抽出する個人情報抽出手段をさらに備え、上記出力手段は、上記什器情報に加え上記個人情報を出力する、という手段を採用する。
本発明は、什器サービスシステムに係る第1の手段として、上記什器管理装置に係る第1〜4の手段いずれかに記載の複数の什器管理装置と、複数の上記什器管理装置に接続された通信網と、上記通信網に接続されたサービス情報提供装置と、を備え、上記サービス情報提供装置は、上記什器管理装置から受信した上記什器情報に基づいて上記什器に関するサービス情報を生成し、上記什器管理装置の運用者に上記サービス情報を提供する、という手段を採用する。
本発明は、什器サービスシステムに係る第2の手段として、上記什器サービスシステムに係る第1の手段において、上記什器を供給する事業者に属する事業者端末をさらに備え、上記サービス情報提供装置は、上記什器情報あるいは/及び上記サービス情報を上記事業者端末に提供する、という手段を採用する。
本発明によれば、什器の状態量を検出する什器センサと、什器センサの検出結果に基づいて什器の劣化状態を推定する劣化状態推定手段とを備える。このため、什器の状態量から什器の劣化状態を画一的に管理することができる。したがって、什器の劣化状態の推定結果から的確に什器の交換等が可能である。
本発明の一実施形態に係る什器サービスシステムのシステム構成図である。 本発明の一実施形態における什器管理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る什器サービスシステムの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る什器管理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る什器管理装置及び什器サービスシステムについて説明する。図1は、本実施形態に係る什器サービスシステムAのシステム構成図である。
本実施形態における什器サービスシステムAは、管理サーバ1、ネットワーク2、事業者端末3及び複数の什器管理装置4を備えており、予め登録した複数の会員(什器需要者)及び什器製造事業者(什器供給者)間で什器情報及び什器に関するサービス情報(什器サービス情報)を共有するシステムである。上記什器情報は、会員(什器需要者)が使用している複数の什器の劣化状態を少なくとも含む。一方、什器サービス情報は、上記什器の劣化状態に基づいて推定される所定期間後の什器の過不足情報を少なくとも含む。また、本実施形態においては、什器の一例として椅子の劣化状態を判定し、什器情報は、椅子についての情報であるものとする。
管理サーバ1は、ネットワーク2を介して複数の什器管理装置4と通信自在に接続されており、什器管理装置4から什器情報を取得すると共に、什器情報に基づいて什器サービス情報を生成して事業者端末3及び什器管理装置4に提供する。このような管理サーバ1は、本発明におけるサービス情報提供装置に相当する。ネットワーク2は、管理サーバ1、事業者端末3及び複数の什器管理装置4を通信自在に接続する通信網である。このネットワーク2は、例えばインターネットである。事業者端末3は、什器製造事業者が運用する通信端末であり、ネットワーク2を介して管理サーバ1から提供される什器サービス情報を受信する。
図2は、什器管理装置4の機能ブロック図である。
什器管理装置4は、会員が所有する複数の椅子の劣化状態を推定する装置である。図2に示すように、什器管理装置4は、劣化推定ユニット40及び当該劣化推定ユニット40と無線通信自在に接続された複数のセンサユニット41を備えている。劣化推定ユニット40は、演算部40a、記憶部40b、表示部40c、操作部40d及び通信部40eを有している。演算部40aは、センサユニット41の検出結果に基づき、記憶部40bと協働して什器の劣化状態を推定し、劣化状態の推定結果を什器情報として記憶部40bに記憶させる。さらに、演算部40aは、什器情報を通信部40e及びネットワーク2を介して管理サーバ1へと送信させる。また、演算部40aは、センサユニット41の検出結果に基づき、椅子の使用者(以下、着席者と称する)の使用姿勢や使用上のくせ等を判定し、当該判定結果を着席者の個人情報として記憶部40bに記憶させる。
記憶部40bは、什器の劣化推定に関わるプログラム(劣化推定プログラム)、什器情報及び個人情報が記憶される不揮発性メモリである。なお、演算部40a及び記憶部40bは、互いに協働することにより、本発明における劣化状態推定手段及び個人情報抽出手段として機能する。表示部40cは、演算部40aから入力される画像信号に基づいて什器情報及び着席者の個人情報を表示するモニタである。なお、表示部40cは複数設けられており、個人情報は、着席者が自ら確認することが可能である。このような表示部40cは、本発明における出力手段に相当する。操作部40dは、会員の作業者(管理者)が自らの指示を什器管理装置4に入力するための入力装置であり、例えばキーボード及びマウスである。通信部40eは、演算部40aからの指示に基づき、各センサユニット41との無線通信及びネットワーク2を介した管理サーバ1との通信を行う。
会員は複数の椅子を所有しており、これらの椅子には、それぞれセンサユニット41が取り付けられている。センサユニット41は、各什器に組み込まれた装置であり、通信部41a、演算部41b、記憶部41c、座面センサ41d、背面センサ41e、キャスタセンサ41f及び角度センサ41gを備えている。すなわち、センサユニット41は、什器の個数に相当する数設けられている。
通信部41aは、座面センサ41d、背面センサ41e、キャスタセンサ41f及び角度センサ41gにて検出された状態量を、演算部41bからの指示に基づき劣化推定ユニット40へと無線通信にて送信する。演算部41bは、座面センサ41d、背面センサ41e、キャスタセンサ41f及び角度センサ41gにて検出された状態量を記憶部41cに記憶させ、定期的に記憶した状態量を通信部41aより劣化推定ユニット40へと送信させる。記憶部41cは、座面センサ41d、背面センサ41e、キャスタセンサ41f及び角度センサ41gにて検出された状態量が記憶される不揮発性メモリである。
座面センサ41dは、椅子の座面に内蔵された圧力センサである。この座面センサ41dは、椅子の座面にかかる圧力の偏りや、引張り応力等から椅子の座のねじれを状態量として検出し、演算部41bに出力する。背面センサ41eは、椅子の背もたれに内蔵された圧力センサである。この背面センサ41eは、椅子の背もたれに係る圧力の偏りから椅子の背のねじれを状態量として検出し、演算部41bに出力する。キャスタセンサ41fは、椅子の足に取り付けられたキャスタに内蔵された回転計である。このキャスタセンサ41fは、キャスタの回転数を状態量として検出し、演算部41bに出力する。角度センサ41gは、椅子の背もたれに内蔵されている。この角度センサ41gは、椅子の背もたれの傾きから椅子のロッキング回数を検出し、状態量として演算部41bに出力する。
このようなセンサユニット41は、椅子にかかる負荷の大きさを計測し、この負荷を状態量として劣化推定ユニット40へと送信している。なお、このセンサユニット41が有するセンサの種類及びセンサが取り付けられる位置は、什器の種類によって異なる。
次に、本実施形態に係る什器管理装置4及び什器サービスシステムAの動作について、図3及び図4を用いて説明する。
図3は、什器サービスシステムAの処理の流れを示すフローチャートである。管理サーバ1は、定期的あるいは不定期に各会員の什器管理装置4から送られてくる什器情報を受信する(ステップS1)。管理サーバ1は、各会員の什器管理装置4から時系列的に順次受信した什器情報を会員毎に記憶する。そして、管理サーバ1は、各会員の什器管理装置4から什器情報を受信する度に、当該什器情報に基づいて什器サービス情報を生成する(ステップS2)。
すなわち、管理サーバ1は、上記ステップS2において、什器情報に含まれる什器の劣化状態に基づいて什器の寿命を推定し、当該推定結果に基づいて所定期間の経過後において新たに必要となる什器(または什器の劣化した部品)の個数等を算出する。管理サーバ1は、上記什器の寿命及び所定期間の経過後における什器の必要個数等を含む情報を会員毎の什器サービス情報として生成して会員毎に記憶する。さらに、管理サーバ1は、会員から取得した什器情報から、全会員が所有している什器の中で劣化度が低くかつ使用頻度の低い什器(または什器の部品)を抽出する。
そして、管理サーバ1は、上記什器サービス情報の要求を什器管理装置4から受信すると(ステップS3)、全会員の什器サービス情報を上記什器サービス情報の要求を発信した什器管理装置4に向けて送信する(ステップS4)。さらに、管理サーバ1は、上述の新たに必要となる什器として利用可能な使用頻度の低い什器(または什器の部品)の情報を什器サービス情報として什器管理装置4に提供することもできる。
次に、什器管理装置4の動作について図4を用いて説明する。図4は、什器管理装置4における演算部40aの処理を示すフローチャートである。
劣化推定ユニット40の演算部40aは、センサユニット41に対する確認要求を通信部40eに送信させることにより、センサユニット41との通信が可能か否かを判断する(ステップS11)。演算部40aは、ステップS11における判断がYESの場合、センサユニット41からの状態量取得を通信部40eに行わせる(ステップS12)。なお、ステップS11の判断がNOの場合、演算部40aは、ステップS11の処理を繰り返すことによりセンサユニット41との通信が可能となるまで待機する。
一方、センサユニット41の演算部41bは、座面センサ41d、背面センサ41e、キャスタセンサ41f及び角度センサ41gの検出データ(状態量)を定期的に取得して記憶部41cに記憶させている。演算部41bは、通信部41aが劣化推定ユニット40の通信部40eから上記確認要求を受信すると、当該確認要求に対する応答信号を通信部41aに送信させる。そして、この応答信号の送信後に状態量送信要求を通信部41aが受信すると、記憶部41cに予め記憶させた検出データ(状態量)を劣化推定ユニット40の通信部40eに送信させる。
劣化推定ユニット40の演算部40aは、各什器(椅子)のセンサユニット41から取得した検出データ(状態量)を記憶部40bに一旦記憶させ、また検出データ(状態量)に基づいて各什器(椅子)の劣化度を判定する(ステップS13)。ここでは、演算部40aは、検出データから得られる什器(椅子)の座のねじれ及び背のねじれの回数、キャスタの走行距離及びロッキング(椅子の背もたれの傾き)の回数を算出する。そして、演算部40aは、これら回数から各什器(椅子)の劣化度を推定し、什器情報として記憶部40bに記憶させる。
さらに、演算部40aは、各什器(椅子)における着席者の使用姿勢を判定する(ステップS14)。すなわち、演算部40aは、座面センサ41d及び背面センサ41eの検出データ(状態量)に基づいて、椅子の負荷のかかっている部位を特定し、この負荷のかかり方から着席者の使用姿勢の癖を判別し、個人情報として記憶部40bに記憶する。
続いて、演算部40aは、このような什器情報または個人情報の表示要求が操作部40dから入力されたか否かを判断する(ステップS15)。そして、演算部40aは、ステップS15の判断がYESの場合、什器情報または個人情報を記憶部40bから読み出して表示部40cに表示させる(ステップS16)。なお、ステップS14は、行わないものとしてもよい。ステップS14を行わない場合、個人情報の表示は行われない。
ここで、操作部40dにおける什器情報または個人情報の表示要求は、特定の什器(椅子)や特定の個人が指定されることによって行われる。このような表示要求に対して、演算部40aは、特定の什器(椅子)に関する什器情報を記憶部40bから読み出して表示部40cに表示させ、また特定の個人に関する個人情報を記憶部40bから読み出して表示部40cに表示させる。
このような本実施形態に係る什器管理装置4によれば、座面センサ41d、背面センサ41e、キャスタセンサ41f及び角度センサ41gの検出データ(状態量)に基づいて、各什器(椅子)の劣化状態が自動的に推定され、什器情報として表示部40cに表示される。これにより、各什器(椅子)の劣化状態を画一的に管理することが可能である。また、什器情報を確認した担当者は、推定された劣化状態から適切に什器(椅子)の買い替え等の対応を取ることが可能である。したがって、什器(椅子)の供給の過不足を解消することが可能である。
また、什器管理装置4によれば、センサユニット41は、座面センサ41d、背面センサ41e、キャスタセンサ41f及び角度センサ41gが什器(椅子)に組み込まれ、通信部41aによって無線通信可能に接続されている。これにより、什器(椅子)の利便性を損なわずに、劣化状態を推定することが可能である。
また、什器管理装置4によれば、座面センサ41dにより什器(椅子)における座のねじれを検出し、背面センサ41eにより背のねじれを検出し、キャスタセンサ41fによりキャスタの回転数を検出し、角度センサ41gによりロッキングの回数を検出する。これにより、什器(椅子)の各部位の消耗から、什器(椅子)の劣化度を正確に推定することが可能である。
また、什器管理装置4によれば、座面センサ41d及び背面センサ41eの検出データに基づいて什器(椅子)の着席者の姿勢判定を行い、個人情報として記憶する。さらに、什器管理装置4によれば、要求に応じて表示部40cに個人情報を表示する。これにより、什器(椅子)の使用者は、自らの姿勢の癖を把握し、改善することが可能である。
さらに、本実施形態に係る什器サービスシステムAによれば、管理サーバ1には什器情報が会員毎に順次蓄積されると共に当該順次蓄積された什器情報に基づいて什器サービス情報が更新生成される。すなわち、管理サーバ1には、最新の什器情報に基づく什器サービス情報が順次保存され、什器サービス情報の要求に応じて各会員(什器需要者)及び什器製造事業者(什器提供者)に提供される。
この結果、各会員は、最新の什器情報に基づく全会員の什器サービス情報に基づいて特定の他の会員との間で什器(椅子)の融通(売却や貸与等)を行うことが可能となる。一方、什器製造事業者は、什器(椅子)の正確な需要を把握することができるので、什器(椅子)の生産計画を最適化することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態においては、什器センサとして、座面センサ41d、背面センサ41e、キャスタセンサ41f及び角度センサ41gを備えるものとしたが、本発明はこれに限定されない。取り付けられる什器センサの種類は、例えば歪みゲージ等としてもよい。歪みゲージを用いることで、什器の歪みを認識することが可能となり、より正確に劣化度を推定することができる。
(2)また、上記実施形態においては、什器センサは椅子に組み込まれるものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、什器センサとして、什器の近傍に設けられるカメラを備え、カメラにより非接触で什器を撮影して画像認識することにより、什器の状態量を計測するものとしてもよい。カメラを設けるものとすると、什器に対する加工が不要となり、設置コストの減少が可能となる。なお、カメラによる什器の劣化判定は、張地の劣化や表面の摩耗等の判定に最適である。
(3)また、上記実施形態においては、座面センサ41d及び背面センサ41eによって椅子の座のねじれ及び背のねじれを検出するものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、角度センサ等によって座のねじれ及び背のねじれの角度を検出するものとしてもよい。
(4)また、上記実施形態においては、個人情報抽出手段として、演算部40aは、着席者の姿勢を判定するものとしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、演算部40aは、圧力センサから検出したデータから、着席者の体重を推定し、着席者の体重の変化を抽出するものとしてもよい。
(5)また、上記実施形態においては、什器サービスシステムAは、事業者端末3を備えるものとしたが、本発明はこれに限定されない。什器サービスシステムAから事業者端末3を削除してもよい。
(6)また、上記実施形態においては、管理対象の什器を椅子のみとしたが、本発明はこれに限定されない。管理対象の什器は、椅子に限定されず、例えば、机及びキャビネットとするなど、複数の種類の家具の管理を行うものとしてもよい。また、管理の対象となる什器は、家具に限定されない。
(7)また、上記実施形態においては、角度センサ41gは、椅子のロッキング回数を検出するものとしたが、本発明はこれに限定されない。角度センサ41gは椅子のロッキング角度をさらに検出し、演算部40aは、椅子のロッキング角度にさらに基づいて劣化度を評価するものとしてもよい。椅子のロッキング角度にさらに基づいて劣化度を評価するものとすると、より正確に劣化度を判断することが可能である。
(8)また、上記実施形態においては、什器供給者として什器製造業者が製造事業者端末3を有するものとしたが、本発明はこれに限定されない。什器供給者は、例えば、什器の部品を製造する製造事業者や、什器の販売を行う事業者としてもよい。
(9)また、上記実施形態においては、劣化推定ユニット40は、表示部40cを備え、什器情報または個人情報を表示するものとしたが、本発明はこれに限定されない。管理サーバ1は、表示部を備え、什器管理装置4からさらに個人情報を取得することにより、各会員の什器情報及び個人情報を表示するものとしてもよい。例えば、会員が保有する什器が1つであり、センサユニット41が1つのみである場合は、管理サーバ1が什器情報及び個人情報を表示することが望ましい。
(10)また、上記実施形態において、什器管理装置4は、記憶部40bに記憶された個人情報から、さらに着席者一人ひとりの健康状態の変化等を判定するものとしてもよい。
A 什器サービスシステム
1 管理サーバ(サービス情報提供装置)
2 ネットワーク(通信網)
3 事業者端末
4 什器管理装置
40 劣化推定ユニット
40a 演算部
40b 記憶部
40c 表示部(出力手段)
40d 操作部
40e 通信部
41 センサユニット(什器センサ)
41a 通信部
41b 演算部
41c 記憶部
41d 座面センサ
41e 背面センサ
41f キャスタセンサ
41g 角度センサ

Claims (7)

  1. 少なくとも椅子を含む1あるいは複数の什器について、当該什器の状態量を検出する1 あるいは複数の什器センサと、
    前記什器センサの検出結果に基づいて、前記什器の劣化状態を推定する劣化状態推定手段と、
    前記劣化状態推定手段の推定結果を什器情報として出力する出力手段と
    を備え
    前記什器が椅子である場合に、前記1あるいは複数の什器センサが、少なくとも前記椅子の座のねじれを検出する座面センサあるいは/ 及び前記椅子の背のねじれを検出する背面センサを含む
    ことを特徴とする什器管理装置。
  2. 前記什器センサは、前記什器に組み込まれ、前記劣化状態推定手段と無線通信可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の什器管理装置。
  3. 前記什器センサは、前記什器の近傍に設けられ、非接触で前記什器の状態量を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の什器管理装置。
  4. 前記什器が椅子である場合、
    前記什器センサが、さらに、背のロッキング回数を検出する角度センサあるいは/及びキャスタの回転数を検出するキャスタセンサを含む
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の什器管理装置。
  5. 前記什器センサの検出結果に基づいて、前記什器の使用者に関する個人情報を抽出する個人情報抽出手段をさらに備え、
    前記出力手段は、前記什器情報に加え前記個人情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の什器管理装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の複数の什器管理装置と、
    複数の前記什器管理装置に接続された通信網と、
    前記通信網に接続されたサービス情報提供装置と、を備え、
    前記サービス情報提供装置は、前記什器管理装置から受信した前記什器情報に基づいて前記什器に関するサービス情報を生成し、前記什器管理装置の運用者に前記サービス情報を提供する
    ことを特徴とする什器サービスシステム。
  7. 前記什器を供給する事業者に属する事業者端末をさらに備え、
    前記サービス情報提供装置は、前記什器情報あるいは/ 及び前記サービス情報を前記事業者端末に提供する
    ことを特徴とする請求項6記載の什器サービスシステム。
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