JP7104102B2 - ナット割り工具 - Google Patents

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Description

本発明は、設備等に固着した六角ナットを破断するナット割り工具に関する。
従来、本体をピストル型にしたナット割り工具が提案されている(特許文献1:実用新案登録第3003052号公報、特許文献2:実用新案登録第3008427号公報)。また、ホルダ部をU字型やフック型にしたナット割り工具が提案されている(特許文献3:特開平4-365508号公報)。
実用新案登録第3003052号公報 実用新案登録第3008427号公報 特開平4-365508号公報
設備等が設置場所に固定されている場合、現場でナット割り作業を行う必要がある。しかし、特許文献1~2記載のピストル型工具は、持ち手によってホルダ部の位置が制限されるため、六角ナットの固定位置によっては、六角ナットへのアプローチが難しい。特許文献3記載の工具は、ヘッド部がチューブで接続されている構成上、破断力が小さいので、大きな六角ナットの破断は難しい。また、特許文献1~3記載の単純なU字型ホルダや単純なフック型ホルダの場合、設備等に固着した六角ナットを破断する際に、破断した六角ナットが現場で飛散する虞がある。破断した六角ナットの飛散対策としては、ホルダ部から外に飛び出さない程度にホルダサイズを大きくする方法が考えられる。しかし、ホルダ部のサイズを大きくすることで、六角ナットへのアプローチがさらに難しくなってしまう。
一例として、高速道路にはガードレールが設置されており、ビームの連結固定などにボルト及び六角ナットが用いられている。六角ナットは、断面波形状のビームを連結固定したことでガードレールの接地面に対して傾斜している。そのため、車両事故などでガードレールが故障した場合や、屋外に長期間晒されたことによって経年劣化した場合などにビーム交換する際に、固着した六角ナットへのアプローチが難しい。また、ガードレール用の六角ナットは、M16、M20などサイズが大きく、かつ、屋外で長期間晒されているためにボルトに強固に固着している。そのため、市販の工具等では対応できず、ガス溶断機によって六角ナットを切除している。ガス溶断機は、屋外で火器を使用するので、危険が伴う。また、切除された六角ナットが道路などに飛散しないように注意深く作業する必要がある。そのため、ガードレールのビーム交換は大掛かりな作業になっているのが実情である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、屋外等においても作業性に優れており、六角ナットへのアプローチが容易な構成にしつつ、破断した六角ナットのホルダ部からの飛散を防止する構造のナット割り工具を提供することを目的とする。
一実施形態として、以下に開示する解決策により、前記課題を解決する。
本発明に係るナット割り工具は、ピストンが内蔵された本体と、前記本体の先端側に連結されたヘッド部と、前記本体の後端側に連結された給電部とを備え、前記ヘッド部は、固着した六角ナットを収容する収容空間を有するホルダ部と、前記ホルダ部と前記本体とを連結する腕部と、前記ピストンが作動する軸線に沿って前記六角ナットを挟む位置に向かい合って配される第1楔部および第2楔部とを有し、前記第1楔部は前記ホルダ部に固定されており、前記第2楔部は前記腕部に形成された貫通穴に挿通した状態で前記ピストンの押動力によって押動する構成であり、前記ホルダ部は、前記六角ナットの頂部のうちのいずれか一箇所を当接させて位置決めする第1突起部と、前記第1突起部から前記第1楔部に近づくように形成された第1逃げ部と、前記第1突起部から前記第2楔部に近づくように形成された第2逃げ部とが形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、屋外等においても作業性に優れており、六角ナットへのアプローチが容易なストレート形状の本体になり、かつ、第1突起部によって六角ナットを容易に位置決めして、対向配置した第1楔部および第2楔部によってスムースに六角ナットを破断し、破断した六角ナットを、第1楔部に近い側に形成された第1逃げ部と、第2楔部に近い側に形成された第2逃げ部とにそれぞれ逃がしつつ衝撃を弱める構造になるので、ホルダ部から外への飛散を防止できる。
前記第1逃げ部は、前記軸線を基準にして、前記第2逃げ部よりも離れた位置まで拡大していることが好ましい。この構成によれば、破断した六角ナットは、第2楔部の押動力によって第1楔部に近い側がより飛散し易くなるので、第1楔部に近い側の第1逃げ部を比較的拡大させることで、破断した六角ナットを逃がしつつ、衝撃を弱めてホルダ部から外への飛散をより効果的に防止できる。
一例として、前記ヘッド部は、前記軸線を基準にした前記第1突起部の反対側にカバー部を有し、前記カバー部は、前記第2楔部に連結しているとともに前記第2楔部の押動によって前記ヘッド部の先端側にスライド可能な構成である。この構成によれば、フック形状のホルダ部になるので、ホルダ部におけるフリーな片側から六角ナットにアクセスしやすくなるとともに、第1楔部15と第2楔部16と第1突起部とによって六角ナットを位置決めした後、第1楔部および第2楔部によって六角ナットを破断する際は、カバー部がヘッド部の先端側にスライドしているので、ホルダ部から外への飛散をより効果的に防止できる。
一例として、前記ホルダ部は、前記軸線に対して前記第1突起部と対称の位置に前記第1突起部と同一形状の第2突起部が形成されているとともに、前記ホルダ部の底面は、前記軸線に対して前記腕部における平面側に傾斜している構成である。この構成によれば、ホルダ部の底面が軸線に対して腕部における平面側に傾斜していることで、傾斜した位置に配されている六角ナットにアクセスしやすくなるとともに、第1楔部15と第2楔部16と第1突起部と第2突起部とによって六角ナットを位置決めした後、第1楔部および第2楔部によって六角ナットを破断する際は、六角ナットの周囲を囲む形状のヘッド部にしたことで、ホルダ部から外への飛散を効果的に防止できる。
本発明によれば、屋外等においても作業性に優れており、六角ナットへのアプローチが容易な構成にしつつ、破断した六角ナットのホルダ部からの飛散を防止する構造のナット割り工具が実現できる。
図1は本発明における第1の実施形態に係るナット割り工具の例を示す概略の正面図である。 図2は図1に示すナット割り工具の概略の左側面図である。 図3は図1に示すナット割り工具の概略の背面図である。 図4は図1に示すナット割り工具の概略の右側面図である。 図5は本発明における第2の実施形態に係るナット割り工具の例を示す概略の正面図である。 図6は図5に示すナット割り工具の概略の左側面図である。 図7は図5に示すナット割り工具の概略の背面図である。 図8は図6に示すナット割り工具の概略の右側面図である。 図9はガードレールの例を示す概略の図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳しく説明する。本実施形態は、設備等に固着した六角ナットを破断するナット割り工具である。なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。
本実施形態のナット割り工具1の適用例として、ガードレール51がある。図9は、ガードレール51の例を示す概略の図である。ガードレール51は、ビーム51aとビーム51aとの連結固定などにボルト53及び六角ナット54が用いられている。六角ナット54は、断面波形状のビーム51aを連結固定したことでガードレール51の接地面に対して傾斜している。ガードレール51に用いられている六角ナット54のサイズは、一例としてM16やM20である。
(第1の実施形態)
図1~図4は、第1の実施形態に係るナット割り工具1の例を示す概略の外観図である。ナット割り工具1は、往復動するピストン27が収容されたストレート形状の本体2と、本体2の先端側に連結されたヘッド部3(第1ヘッド部3a)と、本体2の後端側に連結された給電部5とを備える。そして、ピストン27を押動する油圧ポンプ28と、油圧ポンプ28を駆動するモータ29とが本体2に内蔵されており、給電部5に配されたバッテリ8からモータ29に直流給電し、油圧ポンプ28からの流体の圧力によってピストン27を押動する構成である。ここで、第1ヘッド部3aは、本体2の先端側に配された第1接続部6に、ピン6aによって着脱可能に連結固定されている。また、給電部5は、本体2の後端側に一体構造で配されている第2接続部7に、バッテリ8がバッテリパックの状態で、スライド嵌合など既知の取付構造にて着脱可能に連結固定されている。
ナット割り工具1は、本体2における中間部に配設された起動スイッチ9aを押釦すると、シリンダ内の流体の圧力が上昇してピストン27が前進する構成となっている。そして、本体2における、起動スイッチ9aの反対側の面に配設された解除スイッチ9bを押釦すると、本体2内の作動流体の管路が開いて本体2内のタンクに作動流体が戻り、シリンダ内の流体の圧力が低下してピストン27が後退する構成となっている。この構成によれば、バッテリ式によって屋外等の作業現場に携帯することが容易にできるとともに、作業者の力の負担が軽減される。そして、ストレート形状の本体2を持って作業する構成によって、六角ナット54へのアプローチが容易になる。
ここで、ナット割り工具1の各部の位置関係を説明し易くするため、図中にX,Y,Zの矢印で向きを示している。ピストン27は、軸線P1に沿って往復動する(図中のZ方向矢印の側に前進し、図中のZ方向矢印の反対側に後退する)。
一例として、ガードレール51に用いられているM16サイズの六角ナット54を被破断物とした場合について、以下に説明する。
第1ヘッド部3aは、固着した六角ナット54を収容する収容空間S1を有するホルダ部11(第1ホルダ部11a)と、第1ホルダ部11aと本体2とを連結する腕部12(第1腕部12a)と、ピストン27が作動する軸線P1に沿って六角ナット54を挟む位置に向かい合って配される第1楔部15および第2楔部16とを有する。第1楔部15は第1ホルダ部11aに固定されており、第2楔部16は第1腕部12aに形成された貫通穴12cに挿通した状態でピストン27の押動力によって押動する構成である。
第1ホルダ部11aは、六角ナット54の頂部のうちのいずれか一箇所を当接させて位置決めする第1突起部17と、第1突起部17から第1楔部15に近づくように形成された第1逃げ部21と、第1突起部17から第2楔部16に近づくように形成された第2逃げ部22とが形成されている。六角ナット54の頂部は、製造上の加工によってアール形状や面取り形状になっている場合があり、また、固着した状態での経年変化によって頂部が潰れているなど一部が変形している場合がある。ここで、六角ナット54の頂部は、アール形状や面取り形状、一部が変形した形状を含めて頂部と定義している。
一例として、第1逃げ部21と第2逃げ部22とは、それぞれ円弧形状に形成されている。そして、第1逃げ部21は、軸線P1を基準にして、第2逃げ部22よりも離れた位置まで拡大している。つまり、対向配置した第1楔部15と第2楔部16によって破断した六角ナット54は、第2楔部16の押動力によって第1楔部15に近い側がより飛散し易くなる。この構成によれば、第1楔部15に近い側の第1逃げ部21を第2逃げ部22よりも拡大させることで、破断した六角ナット54を逃がしつつ、衝撃を弱めて第1ホルダ部11aから外への飛散をより効果的に防止できる。
第1ヘッド部3aは、軸線P1を基準にした第1突起部17の反対側に折り曲げた板形状のカバー部25を有する。カバー部25は、連結軸26を介して第2楔部16に連結しており、第2楔部16の押動によって第1ヘッド部3aの先端側にスライド可能な構成である。これにより、フック形状の第1ホルダ部11aの側面における片側はフリーになり、フリーな片側から六角ナット54にアクセスしやすくなる。それとともに、第1楔部15と第2楔部16と第1突起部17とによって六角ナット54を位置決めした後、第1楔部15および第2楔部16によって六角ナット54を破断する際は、カバー部25が第1ヘッド部3aの先端側にスライドしているので、第1ホルダ部11aから外への飛散をより効果的に防止できる。
ここで、第1楔部15の先端、第2楔部16の先端、および、第1ホルダ部11aにおける第1突起部17が形成された箇所における、Y方向の厚みは、六角ナット54の厚みよりも大きくなっている。これにより、六角ナット54の位置決めを容易にしつつ、六角ナット54の破断を容易にする。第1ホルダ部11aにおける第1突起部17が形成された箇所の厚みは、六角ナット54の厚みに対して1倍超かつ1.5倍未満に設定されていることが好ましい。これにより、六角ナット54の位置決めを容易にしつつ、第1ヘッド部3aの重量を抑えて作業性を向上させた構成になる。
本実施形態によれば、バッテリ式によって、屋外等においても作業性に優れており、六角ナット54へのアプローチが容易なストレート形状の本体になり、かつ、第1突起部17によって六角ナット54の位置決めを容易にして、対向配置した第1楔部15および第2楔部16によってスムースに六角ナット54を破断し、破断した六角ナット54を、第1楔部15に近い側に形成された第1逃げ21部と、第2楔部16に近い側に形成された第2逃げ部22とにそれぞれ逃がしつつ衝撃を弱める構造になるので、第1ホルダ部11aから外への飛散を防止できる。
(第2の実施形態)
図5~図8は、第2の実施形態に係るナット割り工具1の例を示す概略の外観図である。第2の実施形態では、第1の実施形態と相違する点を中心に説明する。
第2ホルダ部11bは、軸線P1に対して対称形状となっており、六角ナット54を周方向に囲んで破断する。第2ホルダ部11bは、第1ホルダ部11aよりも堅牢な構成になっているので、比較的大きなサイズの六角ナット54を破断できる。ここで、第2ヘッド部3bは、本体2の先端側に配された第1接続部6に、ピン6aによって着脱可能に連結固定されている。
一例として、ガードレール51に用いられているM20サイズの六角ナット54を被破断物とした場合について、以下に説明する。
第2ホルダ部11bは、軸線P1に対して、第1突起部17と対称の位置に第1突起部17と同一形状の第2突起部18が形成されている。また、第2突起部18から第1楔部15に近づくように形成された第3逃げ部23と、第2突起部18から第2楔部16に近づくように形成された第4逃げ部24とが形成されている。一例として、第3逃げ部23と第4逃げ部24とは、それぞれ円弧形状に形成されている。そして、第3逃げ部23は、軸線P1を基準にして、第4逃げ部24よりも離れた位置まで拡大している。この構成によれば、六角ナット54の頂部のうちのいずれか一箇所を第1突起部17に当接させて位置決めするとともに、六角ナット54の頂部のうちの第1突起部17に当接させたものと反対側の一箇所を第2突起部18に当接させて位置決めする。そして、対向配置した第1楔部15および第2楔部16によってスムースに六角ナット54を破断し、破断した六角ナット54を逃がしつつ、衝撃を弱めて第1ホルダ部11aから外への飛散をより効果的に防止できる。
図6と図8に示すとおり、第2ホルダ部11bの底面は、軸線P1に対して、第2腕部12bにおける平面側に傾斜している。つまり、第2ホルダ部11bの底面は、軸線P1に対して、第2腕部12bにおけるY方向に傾斜している。第2ホルダ部11bの底面における傾斜角度は、六角ナット54の傾斜角度に対応しており、一例として、5[度]以上かつ45[度]未満である。これにより、傾斜した位置に配されている六角ナット54にアクセスしやすくなるとともに、第1楔部15と第2楔部16と第1突起部と第2突起部とによって六角ナット54を位置決めした後、第1楔部15および第2楔部16によって六角ナット54を破断する際は、第2ホルダ部11bから外への飛散を効果的に防止できる。
(その他の実施形態)
一例として、本体2は、共通にすることができる。そして、ヘッド部3は、第1ヘッド部3aと第2ヘッド部3bとを有し、第1ヘッド部3aと第2ヘッド部3bは別体であって、いずれか一方を本体2の先端側に着脱可能な構成であり、第1ヘッド部3aは、軸線P1を基準にした第1突起部17の反対側にカバー部25を有し、カバー部25は、第2楔部16に連結しているとともに第2楔部16の押動によって第1ヘッド部3aの先端側にスライド可能な構成であり、かつ、第2ヘッド部3bにおける第2ホルダ部11bは、軸線P1に対して第1突起部17と対称の位置に第1突起部17と同一形状の第2突起部18が形成されているとともに、第2ホルダ部11bの底面は、軸線P1に対して第2腕部12bにおける平面側に傾斜している構成である。この構成によれば、六角ナット54のサイズや配置に応じて、現場で、第1ヘッド部3aまたは第2ヘッド部3bを本体2に付け替えて作業することができるので、全体としてコストダウンを図ることができる。上記構成に加えて、複数サイズの六角ナット54にそれぞれ対応した複数サイズの第1ヘッド部3aにする場合があり、また、複数サイズの六角ナット54にそれぞれ対応した複数サイズの第2ヘッド部3bにする場合がある。
上述の例では、ガードレール51に用いられている六角ナット54を被破断物とした場合について説明したが、この例に限定されない。本実施形態は、橋梁、建設機械、工作機械、その他既知の設備等に固着した六角ナットの破断に適用できる。
上述の例では、本体2に着脱可能にバッテリ8がバッテリパックの状態で取り付けられている構成を説明したが、この例に限定されない。本実施形態は、バッテリが内蔵されている構成や、電源コードが接続される構成や、これらを組み合わせた構成とする場合がある。
本発明は、以上説明した実施例に限定されることなく、本発明を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。
1 ナット割り工具
2 本体
3 ヘッド部、3a 第1ヘッド部、3b 第2ヘッド部
5 給電部
6 第1接続部
7 第2接続部
8 バッテリ
9a 起動スイッチ、9b 解除スイッチ
11 ホルダ部、11a 第1ホルダ部、11b 第2ホルダ部
12 腕部、12a第1腕部、12b 第2腕部、12c 貫通穴
15 第1楔部
16 第2楔部
17 第1突起部
18 第2突起部
21 第1逃げ部
22 第2逃げ部
23 第3逃げ部
24 第4逃げ部
25 カバー部
26 連結軸
27 ピストン
28 油圧ポンプ
29 モータ
51 ガードレール、51a ビーム
53 ボルト
54 六角ナット
P1 軸線
S1 収容空間

Claims (7)

  1. ピストンが内蔵された本体と、前記本体の先端側に連結されたヘッド部と、前記本体の後端側に連結された給電部とを備え、
    前記ヘッド部は、固着した六角ナットを収容する収容空間を有するホルダ部と、前記ホルダ部と前記本体とを連結する腕部と、前記ピストンが作動する軸線に沿って前記六角ナットを挟む位置に向かい合って配される第1楔部および第2楔部とを有し、前記第1楔部は前記ホルダ部に固定されており、前記第2楔部は前記腕部に形成された貫通穴に挿通した状態で前記ピストンの押動力によって押動する構成であり、
    前記ホルダ部は、前記六角ナットの頂部のうちのいずれか一箇所を当接させて位置決めする第1突起部と、前記第1突起部から前記第1楔部に近づくように形成された第1逃げ部と、前記第1突起部から前記第2楔部に近づくように形成された第2逃げ部とが形成されていること
    を特徴とするナット割り工具。
  2. 前記第1逃げ部は、前記軸線を基準にして、前記第2逃げ部よりも離れた位置まで拡大していること
    を特徴とする請求項1記載のナット割り工具。
  3. 前記ヘッド部は、前記軸線を基準にした前記第1突起部の反対側にカバー部を有し、
    前記カバー部は、前記第2楔部に連結しているとともに前記第2楔部の押動によって前記ヘッド部の先端側にスライド可能な構成であること
    を特徴とする請求項1または2記載のナット割り工具。
  4. 前記ホルダ部は、前記軸線に対して前記第1突起部と対称の位置に前記第1突起部と同一形状の第2突起部が形成されているとともに、前記ホルダ部の底面は、前記軸線に対して前記腕部における平面側に傾斜している構成であること
    を特徴とする請求項1または2記載のナット割り工具。
  5. 前記ヘッド部は、第1ヘッド部と第2ヘッド部とを有し、前記第1ヘッド部と前記第2ヘッド部は別体であって、いずれか一方を前記本体の先端側に着脱可能な構成であり、
    前記第1ヘッド部は、前記軸線を基準にした前記第1突起部の反対側にカバー部を有し、
    前記カバー部は、前記第2楔部に連結しているとともに前記第2楔部の押動によって前記第1ヘッド部の先端側にスライド可能な構成であり、かつ、
    前記第2ヘッド部における前記ホルダ部は、前記軸線に対して前記第1突起部と対称の位置に前記第1突起部と同一形状の第2突起部が形成されているとともに、前記ホルダ部の底面は、前記軸線に対して前記腕部における平面側に傾斜している構成であること
    を特徴とする請求項1または2記載のナット割り工具。
  6. 前記六角ナットは、ガードレールにおけるビームを連結固定したことで前記ガードレールの接地面に対して傾斜して配設された状態で固着したものであって、
    前記ホルダ部における前記第1突起部が形成された箇所の厚みは、前記六角ナットの厚みよりも大きくなっていること
    を特徴とする請求項1~5のいずれか一項記載のナット割り工具。
  7. 前記ピストンを押動する油圧ポンプと前記油圧ポンプを駆動するモータとが前記本体に内蔵されており、
    前記給電部に配されたバッテリから前記モータに直流給電し前記油圧ポンプによって前記ピストンを押動する構成であること
    を特徴とする請求項1~6のいずれか一項記載のナット割り工具。
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