JP3168414U - 鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具 - Google Patents

鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具 Download PDF

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【課題】高所作業時に部品の落下を防止し、安全な姿勢で作業を行うことができる鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具を提供する。【解決手段】治具10を用いて、鉄骨30にスプライスプレート20を仮止めするには、まず初めに、地上部において、鉄骨30の両側面にスプライスプレート20を位置させる。次に、一対の挿通桿11が上下に並んだ状態で、各係止部材13が各挿通桿11と一直線状となるように回動させて、各挿通桿11の先端部を、一側のスプライスプレート20のプレート側ボルト挿通孔21と、鉄骨30の鉄骨側ボルト挿通孔31と、他側のスプライスプレート20のプレート側ボルト挿通孔21に対して一連に挿通する。次に、係止部材13を略90度回動させるとともに、長孔の範囲内で下側へ向かって移動させることにより、係止部材13により鉄骨側ボルト挿通孔31を塞いで、スプライスプレート20を鉄骨30に対して係止する位置とする。【選択図】図3

Description

本考案は、鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具に関するものであり、詳しくは、スプライスプレートを用いて鉄骨をボルト接合する際に使用する仮止め治具に関するものである。
鉄骨を使用して建造物を建造するには鉄骨を互いに接合しなければならないが、この際、地上においてスプライスプレートを用いて鉄骨同士を仮接合した後に、仮接合した鉄骨を施工箇所へ揚送して位置決めを行い、仮ボルトを用いて鉄骨同士を仮接合していた。
具体的には、鉄骨建方時の梁にスプライスプレートを仮付けして建方を行うが、梁の組み立て時に、鉄骨ウェブのスプライスプレートを鉄骨ウェブに対して開いた状態としなければならない。このため、番線を用いて、鉄骨ウェブとスプライスプレートを仮止めしたり、鉄骨ウェブとスプライスプレートとの間に丁番を取り付けたりして、建方作業を行っていた。
しかしながら、番線を用いて、鉄骨ウェブとスプライスプレートを仮止めする場合には、作業の段取りや番線の取り付けに手間がかかるだけではなく、番線が破断するおそれがある。また、番線の再利用ができずに、作業を行う度に新たな番線を使用しなければならないため、コストが上昇するという問題があった。
また、プレート重量が30kgを超えた場合には強度が必要となるため、丁番を用いて鉄骨ウェブとスプライスプレートとを仮止めする方法を使用することが多いが、これよりも軽い中重量程度のスプライスプレートの場合には、コスト的に丁番の使用を控えたいという要望がある。
このような事情を考慮して、スプライスプレートを介して鉄骨間をボルト接合する際に、接合作業を効率よく行うための技術が開示されている(特許文献1参照)。この特許文献1に記載された「鉄骨接合用の治具」は、一対の軸体と、当該一対の軸体の後端部間を連結する連結体と、軸体の先端部に着脱自在に係止する抜け止め手段とを備えている。そして、軸体は鉄骨等のボルト孔に挿通可能な断面を有し、抜け止め手段は軸体の先端部に係止されることにより、一対の軸体を介してスプライスプレートを鉄骨の側面に支持するようになっている。
特開2005−350970号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載された「鉄骨接合用の治具」は、軸体と、連結体とを別体として形成しており、作業に際してこれらを組み立てなければならず、作業の段取りや治具の組み立てに手間がかかるという問題があった。さらに、抜け止め手段(係止ピン)は、軸体に対して別体として形成されており、抜け止めを行う際に、軸体の先端部に設けたピン挿通孔に対して抜け止め手段(係止ピン)を挿通しなければならない。このように、抜け止め手段(係止ピン)が軸体とは別個の部品であるため、作業に際して抜け止め手段(係止ピン)を紛失しないよう注意しなければならず、また、振動やスプライスプレートの予期せぬ傾斜等により抜け止め手段(係止ピン)が脱落するおそれがある。
本考案は、上述した事情に鑑み提案されたもので、部品の紛失や落下を防止すると共に、高所作業において作業員が安全な姿勢で容易に作業を行うことができ、さらに、コストを削減することが可能な、鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具を提供することを目的とする。
本考案の鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具は、上述した目的を達成するため、以下の特徴点を有している。すなわち、本考案に係る鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具は、鉄骨建方時に、梁スプライスプレートを鉄骨に仮止めするために使用する治具であって、一対の挿通桿と、操作部と、係止部材とを備えたことを特徴とするものである。
一対の挿通桿は、スプライスプレートに開設された一対のプレート側ボルト挿通孔と、このプレート側ボルト挿通孔に対向するようにして鉄骨に開設された一対の鉄骨側ボルト挿通孔とに、それぞれ一連に挿通するための部材である。操作部は、各挿通桿と一体に形成されて、各挿通桿の一端部(基端部)を互いに連結するための部材である。係止部材は、各挿通桿の他端部(先端部)において、各挿通桿と一直線となる位置と、各挿通桿と略直交して、鉄骨側ボルト挿通孔を塞いだ状態でスプライスプレートを鉄骨に対して係止する位置とに、それぞれ回動可能に軸着された部材である。
また、上記した構成に加えて、各挿通桿は、長さ方向の途中に屈曲部を有していることが好ましい。すなわち、各挿通桿は、ボルト挿通孔への挿入側が直線状となっており、長さ方向の途中で屈曲し、操作部側にかけて再び直線状となっている。
また、上記した構成に加えて、各係止部材は、各挿通桿の先端部に形成したスリット内に挟み込まれた板状の部材からなり、長軸方向に長孔を形成して、当該長孔内に回動軸を挿通することにより、挿通桿に対して回動可能に軸着されると共に、長孔の範囲内で、挿通桿の軸方向と略直交する方向に移動可能とすることが好ましい。これにより、各係止部材が挿通桿と略直交する位置に回動した際に、各係止部材の長辺がスリットの奥部に押し当たって、各係止部材の回動を規制する。
また、上記した構成に加えて、各挿通桿が上下方向に並んだ状態で、各係止部材が挿通桿と一直線となる位置に回動した際に、各係止部材の基端側となる短辺に、スリットの奥部へ向かって下り傾斜する傾斜面を形成すると共に、各挿通桿のスリットの奥部に、係止部材の短辺に形成した傾斜面と略同一の傾斜角度を有する傾斜面を形成することが好ましい。これにより、各係止部材が挿通桿と一直線となる位置に回動した際に、各係止部材の傾斜面と各挿通桿の傾斜面とが噛み合って、各係止部材の回動を規制する。
このような構成からなる鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具は、係止部材が各挿通桿と一直線となるようにし、操作部を持って、一対の挿通桿をスプライスプレートのプレート側ボルト挿通孔及び鉄骨の鉄骨側ボルト挿通孔に対して一連に挿通する。そして、各挿通桿の先端部に設けた係止部材を挿通桿と略直交する位置に回動させ、係止部材により鉄骨側ボルト挿通孔を塞いで、スプライスプレートを鉄骨に対して係止する。この際、スプライスプレートは、鉄骨に対して所定角度(接続相手となる鉄骨を避ける角度)だけ開いた状態とする。
そして、スプライスプレートが仮止めされた鉄骨を施工箇所へ揚送し、接合相手となる鉄骨との位置決めを行った後に、スプライスプレートを回動させて鉄骨に沿った状態とし、ボルト及びナットを用いて仮接合を行う。
本考案に係る鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具によれば、挿通桿の先端部に設けた係止部材を係止位置に回動させるだけで、スプライスプレートのプレート側ボルト挿通孔及び鉄骨の鉄骨側ボルト挿通孔に対して容易に係止することができる。また、係止部材を係止解除位置に回動させると、挿通桿をスプライスプレートのプレート側ボルト挿通孔及び鉄骨の鉄骨側ボルト挿通孔から容易に引き抜くことができる。したがって、高所作業において作業員が安全な姿勢で容易に作業を行うことができるため、作業を容易かつ安全に行うことが可能となる。
また、一対の挿通桿、操作部及び係止部材を一体に形成しているため、部品の紛失や落下を防止することができ、安全性をさらに高めることが可能となるばかりでなく、作業効率をさらに高めることが可能となる。
また、挿通桿の途中に屈曲部を形成した場合には、鉄骨に対してスプライスプレートを容易に回動させることができるので、作業が容易となり、作業効率をさらに一層高めることが可能となる。
また、係止部材が挿通桿と一直線となる位置に回動した際に係止部材の回動を規制する構成とした場合には、挿通桿をスプライスプレートのプレート側ボルト挿通孔及び鉄骨の鉄骨側ボルト挿通孔に対して容易に挿脱することができる。また、係止部材が挿通桿と略直交する位置に回動した際に、係止部材の回動を規制する構成とした場合には、挿通桿がスプライスプレートのプレート側ボルト挿通孔及び鉄骨の鉄骨側ボルト挿通孔から抜け出ることがなくなり、鉄骨からスプライスプレートが脱落することを確実に防止することができる。
さらに、番線等のように使用後に廃棄することなく再利用することができるので、廃棄物の量を減少させて、コストを低減することが可能となると共に、環境負荷を低減することが可能となる。
本考案の実施形態に係る鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具の斜視図。 本考案の実施形態に係る鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具の使用状態の斜視図。 本考案の実施形態に係る鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具の使用状態の断面模式図。 係止部材の断面模式図であり、(a)は挿抜状態、(b)は係止状態、(c)は係止状態から挿脱状態へ移行する状態を示す。 係止部材の上面模式図であり、(a)は挿抜状態、(b)は係止状態を示す。
<鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具の概要>
以下、図面を参照して、本考案に係る鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具(以下、治具と略記する)の実施形態を説明する。本考案の実施形態に係る治具10は、図1及び図2に示すように、スプライスプレート20を用いて鉄骨30(例えば、H型鋼)をボルト接合する際に使用する治具10であり、一対の挿通桿11と、一対の挿通桿11を連結する操作部12とを主要構成部としており、挿通桿11の先端部には係止部材13が設けられている。本実施形態では、挿通桿11と操作部12は、一連の棒状部材により一体に形成されており、各係止部材13は、各挿通桿11に一体に取り付けられている。なお、以下の説明において、スプライスプレート20とは、鉄骨30の側面を連結するための梁スプライスプレートのことをいう。
<挿通桿>
挿通桿11は、一対の棒状の部材からなり、スプライスプレート20に開設された一対のプレート側ボルト挿通孔21と、このプレート側ボルト挿通孔21に対向するようにして鉄骨30に開設された一対の鉄骨側ボルト挿通孔31とに、それぞれ一連に挿通して使用する。一対の挿通桿11の間隔は、スプライスプレート20に開設された一対のプレート側ボルト挿通孔21と、このプレート側ボルト挿通孔21に対向するようにして鉄骨30に開設された一対の鉄骨側ボルト挿通孔31の間隔(ボルトピッチ)に対応して決定する。すなわち、治具10を作成する際に、現場で使用するスプライスプレート20及び鉄骨30のボルトピッチに対応させて、一対の挿通桿11の間隔を決定する。一般的なボルトピッチは、例えば、60mm、70mm、80mmである。
各挿通桿11は、各ボルト挿通孔(プレート側ボルト挿通孔21及び鉄骨側ボルト挿通孔31)への挿入側が直線状となっており、操作部12側に向かう途中に屈曲部14を形成し、操作部12側が再び直線状となっている。すなわち、各挿通桿11は、長さ方向の途中に屈曲部14を有して折れ曲がっている。この屈曲部14により、治具10を用いて、スプライスプレート20を鉄骨30に仮止めした際に、挿通桿11を挿通した鉄骨側ボルト挿通孔31を回転中心として、鉄骨30に対してスプライスプレート20を開いた状態とすることができる。
なお、複数種類のボルトピッチが存在する場合には、各ボルトピッチに対応させて治具10を作成する必要があるが、本実施形態の治具10は、鉄製の棒状部材を折り曲げ加工して製造するため、製造が容易であり、現場での加工も可能である。また、製造コストも安価であるため、現場の状況に応じて、適宜、治具10を製造することができる。
<操作部>
操作部12は、一対の挿通桿11をプレート側ボルト挿通孔21及び鉄骨側ボルト挿通孔31に挿通する際に、作業者が手に持って操作する部材であり、各挿通桿11と一体に形成されている。すなわち、本実施形態の挿通桿11及び操作部12は、鉄製の棒状部材を折り曲げ加工して、一体となるように形成されている。
<係止部材>
係止部材13は、図4及び図5に示すように、各挿通桿11の先端部に設けられた部材で、各挿通桿11と一直線となる位置と、各挿通桿11と略直交して、鉄骨側ボルト挿通孔31を塞いでスプライスプレート20を鉄骨30に対して係止する位置とに、それぞれ回動可能に軸着されている。すなわち、各挿通桿11の先端部には、係止部材13を挟み込んだ状態で回動可能に取り付けるためのスリット54が形成されており、このスリット54内に基端側が入り込んだ状態で、挿通桿11に対して係止部材13が軸着されている。
係止部材13は、板状の金属製部材からなり、挿通桿11と一直線となる位置に回動した際に先端側となる短辺が円弧状となっている。これにより、プレート側ボルト挿通孔21及び鉄骨側ボルト挿通孔31に対して、容易に挿通桿11の先端部を挿入することができる。
また、係止部材13の中程には長手方向に沿って長孔51が形成されており、この長孔51内に回動軸50が挿通されている。そして、係止部材13は、長孔51の範囲内で、挿通桿11の軸方向と略直交する方向に移動可能であり、係止部材13が挿通桿11と略直交する位置に回動した際に、係止部材13の長辺がスリット54の奥部に押し当たって、各係止部材13の回動を規制する(図4(b)参照)。
また、図4(a)〜図4(c)に示すように、一対の挿通桿11が上下方向に並んだ状態で、各係止部材13が挿通桿11と一直線となる位置に回動した際に、各係止部材13の基端側となる短辺に、スリットの奥部へ向かって下り傾斜する傾斜面52が形成されている。一方、各挿通桿11のスリット54の奥部には、係止部材13の短辺に形成した傾斜面52と略同一の傾斜角度を有する傾斜面53が形成されている。そして、係止部材13が挿通桿11と一直線となる位置に回動した際に、係止部材13の傾斜面52と挿通桿11の傾斜面53とが噛み合って、係止部材13の回動を規制する(図4(a)参照)。
<使用方法>
本実施形態の治具10を用いて、鉄骨30にスプライスプレート20を仮止めするには、まず初めに、地上部において、鉄骨30の両側面にスプライスプレート20を位置させる。次に、一対の挿通桿11が上下に並んだ状態で、各係止部材13が各挿通桿11と一直線状となるように回動させて(図4(a)及び図5(a)参照)、各挿通桿11の先端部を、一側のスプライスプレート20のプレート側ボルト挿通孔21と、鉄骨30の鉄骨側ボルト挿通孔31と、他側のスプライスプレート20のプレート側ボルト挿通孔21に対して一連に挿通する。次に、係止部材13を略90度回動させるとともに、長孔51の範囲内で下側へ向かって移動させることにより、係止部材13により鉄骨側ボルト挿通孔31を塞いで、スプライスプレート20を鉄骨30に対して係止する位置とする(図4(b)及び図5(b)参照)。この際、少なくとも一側のスプライスプレート20は、鉄骨30に対して開いた状態となるようにする(図2及び図3参照)。
そして、クレーン等を用いて、スプライスプレート20を仮止めした鉄骨30を施工位置に揚送し、接続相手となる鉄骨30との位置決めを行う。次に、開いていたスプライスプレート20を鉄骨30に沿わせ、鉄骨30の両側をスプライスプレート20で挟んだ状態で、一側のスプライスプレート20のプレート側ボルト挿通孔21と、鉄骨30の鉄骨側ボルト挿通孔31と、他側のスプライスプレート20のプレート側ボルト挿通孔21に対して一連にボルト(図示せず)を挿通し、ボルトの先端部にナット(図示せず)を取り付けて、鉄骨30とスプライスプレート20とを仮接合する。
その後、各係止部材13を長孔51の範囲内で上側へ向かって移動させて(図4(c)参照)、略90度回動させることにより、各係止部材13を各挿通桿11と一直線状とする。そして、挿通桿11を、スプライスプレート20のプレート側ボルト挿通孔21及び鉄骨30の鉄骨側ボルト挿通孔31から抜き去ることにより、治具10を取り外す。
なお、本実施形態の治具10は、梁スプライスプレートを鉄骨30に仮止めする際に使用するものであり、フランジスプライスプレートについては、従来と同様にボルト及びナット等を用いて仮止めすればよい。また、作業に際しては、スプライスプレート20及び鉄骨30のボルトピッチに対応した治具10を使用する。
10 治具
11 挿通桿
12 操作部
13 係止部材
14 屈曲部
20 スプライスプレート(梁スプライスプレート)
21 プレート側ボルト挿通孔
30 鉄骨
31 鉄骨側ボルト挿通孔
50 回動軸
51 長孔
52、53 傾斜面
54 スリット

Claims (4)

  1. 鉄骨建方時に、梁スプライスプレートを鉄骨に仮止めするために使用する治具であって、
    スプライスプレートに開設された一対のプレート側ボルト挿通孔と、このプレート側ボルト挿通孔に対向するようにして鉄骨に開設された一対の鉄骨側ボルト挿通孔とに、それぞれ一連に挿通する一対の挿通桿と、
    前記各挿通桿と一体に形成されて、各挿通桿の一端部を互いに連結する操作部と、
    前記各挿通桿の他端部において、各挿通桿と一直線となる位置と、各挿通桿と略直交して、前記鉄骨側ボルト挿通孔を塞いだ状態で前記スプライスプレートを前記鉄骨に対して係止する位置とに、それぞれ回動可能に軸着された係止部材と、
    を備えたことを特徴とする鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具。
  2. 前記各挿通桿は、長さ方向の途中に屈曲部を有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具。
  3. 前記各係止部材は、前記各挿通桿の先端部に形成したスリット内に挟み込まれた板状の部材からなり、長軸方向に長孔を形成して、当該長孔内に回動軸を挿通することにより、前記挿通桿に対して回動可能に軸着されると共に、前記長孔の範囲内で、前記挿通桿の軸方向と略直交する方向に移動可能である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具。
  4. 前記各挿通桿が上下方向に並んだ状態で、
    前記各係止部材が前記挿通桿と一直線となる位置に回動した際に、前記各係止部材の基端側となる短辺に、スリットの奥部へ向かって下り傾斜する傾斜面を形成し、
    前記各挿通桿のスリットの奥部に、前記係止部材の短辺に形成した傾斜面と略同一の傾斜角度を有する傾斜面を形成した、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄骨建方時の梁スプライスプレート保持用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6340645B1 (ja) * 2017-12-08 2018-06-13 株式会社奥野組 スプライスプレート保持用治具

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