JP2019070285A - 建材の連結具、その連結構造及びその連結方法 - Google Patents

建材の連結具、その連結構造及びその連結方法 Download PDF

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Abstract

【課題】間隔をあけて配設される2個の建材を間隔の方向と直交する厚さ方向に不動状態にして連結できて、この連結作業を容易に行える建材の連結具、その連結構造及びその連結方法を提供すること。【解決手段】間隔をあけて配設される建材となっているドア枠2と壁4の下地部材8及び補強部材7とを連結する連結具20は、一方の建材に間隔の方向と直交する厚さ方向が長さ方向となって配置された被係止部材21に対し厚さ方向に移動可能かつ係止可能となっている係止部が一方の建材側の端部に設けられ、他方の建材に結合具であるドリルねじ30でこの他方の建材に対し厚さ方向に移動して結合される結合部が他方の建材側の端部に設けられた連結部22を備えており、結合部がドリルねじ30で他方の建材に結合されることで、係止部が被係止部材21に対し厚さ方向の成分を有する方向に移動して、被係止部材にこの係止部が係止する。【選択図】図5

Description

本発明は、間隔をあけて配設される2個の建材を連結するための建材の連結具、その連結構造及びその連結方法に係り、例えば、開き戸装置や引き戸装置等の装置側建材となっているドア枠等の開口枠を躯体に配置する際に、この開口枠と躯体側建材を連結するために用いることができるものである。
下記の特許文献1には、建物等の躯体である壁に形成された開口部の内側に、内部が開き戸で開閉される出入口となっているドア枠が開口枠として配置されることが示されている。
特開2015−71863号公報
壁に形成された開口部の内側にドア枠等の開口枠を配置する作業は、壁側に設けられた躯体側建材と開口枠とを連結することによって行われ、この連結作業は開口枠を躯体側建材に対して不動状態とするための作業であり、この作業により、開口枠を躯体側建材に対して、躯体側建材と開口枠との間の間隔の方向である左右方向と直交する厚さ方向に不動状態にすることが求められる。
本発明の目的は、間隔をあけて配設される2個の建材を間隔の方向と直交する厚さ方向に不動状態にして連結できるとともに、この連結作業を容易に行えるようになる建材の連結具、その連結構造及びその連結方法を提供するところにある。
本発明に係る建材の連結具は、間隔をあけて配設される2個の建材を連結するための建材の連結具であって、前記2個の建材のうち、一方の建材に前記間隔の方向と直交する厚さ方向が長さ方向となって配置されている被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能かつ係止可能となっている係止部が、前記一方の建材側の端部に設けられているとともに、前記2個の建材のうち、他方の建材に結合具によりこの他方の建材に対し前記厚さ方向に移動して結合される結合部が、前記他方の建材側の端部に設けられている連結部を備えており、この連結部の前記結合部が前記結合具によって前記他方の建材に結合されることにより、前記連結部の前記係止部が前記被係止部材に対し前記厚さ方向の成分を有する方向に移動することでこの被係止部材に前記係止部が係止可能となっており、この係止により前記2個の建材を連結することを特徴とするものである。
この連結具によると、2個の建材のうち、他方の建材に結合具によりこの他方の建材に対し厚さ方向に移動して結合される結合部が結合具によって他方の建材に結合されると、係止部が一方の建材に設けられている被係止部材に対し厚さ方向の成分を有する方向に移動することにより、この係止部が被係止部に係止し、この係止により2個の建材が連結具により連結されるため、間隔をあけて配設される2個の建材同士を間隔の方向と直交する厚さ方向に不動状態にして連結できることになる。また、この連結作業を、連結具の連結部に設けられている結合部を他方の建材に結合具で結合することによって自ずと実施できることになり、また、溶接のための火気を用いることなく行えるため、作業を容易に行える。
この連結具において、上述のように係止部が被係止部材に対し厚さ方向の成分を有する方向に移動することでこの被係止部材に係止部が係止可能となっていることは、係止部が被係止部材に対し厚さ方向と平行する方向に移動することでこの被係止部材に係止部が係止可能となっていることでもよく、あるいは、係止部が被係止部材に対し斜めに移動することでこの被係止部材に係止部が角度をなして係止可能となっていることでもよい。
後者によると、被係止部材に係止部が係止するときには、被係止部材に対し係止部が角度をなしているため、被係止部材に対する係止部の係止を一層確実のものにできる。
また、係止部が被係止部材に対し移動する方向は、結合部が結合具により他方の建材に対し移動する方向と厚さ方向における同じ方向でもよく、あるいは、結合部が結合具により他方の建材に対し移動する方向とは厚さ方向における反対側の方向でもよい。
また、本発明に係る連結具において、連結部の前記厚さ方向における個数は、1個でもよく、あるいは、複数個でもよい。
さらに、連結部の前記厚さ方向における個数を2個とする場合には、これらの連結部の間を2個の連結部に架け渡された架け渡し部としてもよい。
このように連結部の前記厚さ方向における個数を2個とし、これらの連結部の間を2個の連結部に架け渡された架け渡し部とする場合には、この架け渡し部をプレート状とするとともに、2個の連結部の間において、架け渡し部に、2個の建材の間隔の方向が切り込み方向となっている切り込み部を設けてもよい。
これによると、それぞれの連結部の結合部を結合具により厚さ方向における互いに反対側の方向に移動させて他方の建材に結合すると、それぞれの係止部は、切り込み部の作用により、被係止部材に対し厚さ方向における互いに反対側の方向への移動であって、結合具により結合部が他方の建材に対し移動する方向とも反対側の方向への移動を行うことになり、そして、これらの係止部は被係止部材に係止することになるため、2個の建材を連結具により連結することができる。
なお、切り込み部は、架け渡し部における2個の建材側の両端部のうち、一方の端部から切り込まれた1個としてもよく、あるいは、切り込み部の個数を2個とし、これらの切り込み部を、架け渡し部における2個の建材側の両端部から切り込まれていて、2個の切り込み部の間を、架け渡し部における2個の連結部を接続するための接続部としてもよい。
後者によると、それぞれの連結部の結合部を結合具により他方の建材に対し厚さ方向における互いに反対側の方向に移動させて他方の建材に結合する際に、それぞれの係止部に、2個の切り込み部の作用により、被係止部材に対し厚さ方向における互いに反対側の方向への移動であって、結合具により結合部が他方の建材に対し移動する方向とも反対側の方向への移動を一層確実に行わせることができ、このため、これらの係止部を一層確実に被係止部材に係止させて、2個の建材を連結具により連結できるようになる。
以上の説明した本発明の連結具において、一方の建材に設けられる被係止部材は、例えば、前記厚さ方向の長さ寸法を有する細長部材としてもよく、そして、このように被係止部材を細長部材とする場合には、連結具における一方の建材側の端部に設けられる係止部を、細長部材を内部に挿通する挿通部としてもよい。
また、このように一方の建材に設けられる被係止部材を前記厚さ方向の長さ寸法を有する細長部材とし、連結具における一方の建材側の端部に設けられる係止部を、細長部材を内部に挿通する挿通部とする場合には、細長部材の表面に挿通部の内周面角部を係止させるための凹凸部を形成することが好ましい。
これによると、細長部材に表面に形成された凹凸部により、係止部となっている挿通部の内周面角部を細長部材に一層確実に係止させることができるため、本発明に係る連結具により、間隔をあけて配設される2個の建材を間隔の方向と直交する厚さ方向に一層確実に不動状態にして連結できることになる。
なお、被係止部材を細長部材とし、この細長部材の表面に凹凸部を設けることは、被係止部材を、例えば、表面に雄ねじが刻設されたボルト軸としたり、表面にローレット加工を施したピン等としたりすることにより実現でき、また、連結部に設ける係止部を細長部材が内部に挿通される挿通部とすることは、この係止部を孔とすることや、切欠き部等とすることにより実現できる。
また、被係止部材は板状のものでもよく、さらに、係止部は、この板状の被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能かつ係止可能となっているものであれば、例えば、溝状のものでもよい。さらに、連結具よりも被係止部材の硬度を小さくすることにより、連結具の係止部が被係止部材に一層確実に係止するようにしてもよい。
本発明に係る建材の連結構造は、間隔をあけて配設される2個の建材を、これらの建材の間に配置された連結具により連結するための建材の連結構造であって、前記連結具は、前記2個の建材のうち、一方の建材側の端部に設けられていて、この一方の建材に前記間隔の方向と直交する厚さ方向が長さ方向となって配置されている被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能かつ係止可能となっている係止部と、前記2個の建材のうち、他方の建材側の端部に設けられていて、この他方の建材に結合具により結合される結合部とを有する連結部を備えており、この連結部の前記結合部が前記結合具により前記他方の建材に対し前記厚さ方向に移動してこの他方の建材に結合されるときに、前記連結部の前記係止部が前記被係止部材に対し前記厚さ方向の成分を有する方向に移動することでこの被係止部材に係止し、この係止により前記2個の建材が前記連結具により連結されることを特徴とするものである。
この連結構造でも、2個の建材のうち、他方の建材に結合具によりこの他方の建材に対し厚さ方向に移動して結合される連結具の結合部が結合具によって他方の建材に結合されると、連結部の係止部が、一方の建材に設けられている被係止部材に対し厚さ方向の成分を有する方向に移動することにより、この係止部が被係止部に係止することになり、この係止により2個の建材が連結具により連結されるため、間隔をあけて配設される2個の建材を間隔の方向と直交する厚さ方向に不動状態にして連結できることになる。また、この連結作業を、連結具の連結部に設けられている結合部を他方の建材に結合具で結合することにより自ずと実施することができて、溶接の火気を用いることなく行えるため、作業を容易に行える。
この連結構造において、連結具を、2個の建材の間隔の方向と前記厚さ方向との両方と直交する方向に複数個配置し、それぞれが2個の建材を連結しているこれらの連結具に、間隔の方向に対し傾斜している方向が互いに逆となっている連結具を含ませることが好ましい。
これによると、2個の建材の間隔の方向に対し傾斜している方向が互いに逆となっている複数個の連結具により、2個の建材の間隔の方向と前記厚さ方向との両方と直交する方向についても、2個の建材を不動状態にして連結できることになる。
本発明に係る建材の連結方法は、間隔をあけて配設される2個の建材を連結具により連結するための建材の連結方法であって、前記2個の建材の間に、これらの建材のうち、一方の建材に前記間隔の方向と直交する厚さ方向が長さ方向となって配置されている被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能かつ係止可能となっている係止部が前記一方の建材側の端部に設けられているとともに、前記2個の建材のうち、他方の建材に結合具によりこの他方の建材に対し前記厚さ方向に移動して結合される結合部が前記他方の建材側の端部に設けられている連結部を備えた前記連結具を配置するための作業と、前記連結部の前記結合部を前記結合具により前記他方の建材に対し前記厚さ方向に移動させてこの他方の建材に結合することにより、前記連結部の前記係止部を前記被係止部材に対し前記厚さ方向の成分を有する方向に移動させることでこの被係止部材に係止し、この係止により前記2個の建材を前記連結具によって連結するための作業と、を含んでいることを特徴とするものである。
この連結方法でも、2個の建材のうち、他方の建材に結合具によりこの他方の建材に対し厚さ方向に移動して結合される連結具の結合部が結合具によって他方の建材に結合されると、連結部の係止部が、一方の建材に設けられている被係止部材に対し厚さ方向の成分を有する方向に移動することにより、この係止部が被係止部に係止することになり、この係止により2個の建材が連結具により連結されるため、間隔をあけて配設される2個の建材を間隔の方向と直交する厚さ方向に不動状態にして連結できることになる。また、この連結作業を、連結具の連結部に設けられている結合部を他方の建材に結合具で結合することにより自ずと実施することができて、溶接の火気を用いることなく行えるため、作業を容易に行える。
この連結方法において、2個の建材の間に連結具を配置するための前記作業を行うときには、係止部を前記一方の建材に設けられている被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能にして配置しておくことにより、この係止部を備えている連結具を前記一方の建材に予め取り付けておくことが好ましい。
これによると、2個の建材の間に連結具を配置した後に、係止部を前記一方の建材に設けられている被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能に配置する作業を狭い空間となっている2個の建材の間で行うことが不要になり、この作業を大きな作業空間を確保できる工場等で行えるため、この点でも作業の容易化を実現できることになる。
以上説明した本発明に係る建材の連結具、その連結構造及びその連結方法により連結される2個の建材は、任意の建材でよく、これらの建材の一例は、壁等の躯体側の建材と、この建材と左右方向に対向して配置される開口枠とであり、この開口枠は、開き戸装置のためのドア枠でもよく、引き戸装置のための開口枠でもよく、壁に形成される通行用開口部のための開口枠等でもよい。また、本発明に係る建材の連結具、その連結構造及びその連結方法は、建物の中間柱を含む柱や、梁、横桟、面材等の2個の建材を連結するためにも用いることができ、適用する建材は任意である。
また、本発明に係る建材の連結具、その連結構造及びその連結方法は、建物等の構造物に新設される建材に適用できるとともに、改修される建材にも適用することができる。
本発明によると、間隔をあけて配設される2個の建材を間隔の方向と直交する厚さ方向に不動状態にして連結できて、この連結作業を容易に行えるという効果を得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る建材の連結具、その連結構造及び連結方法が適用されている開き戸装置の全体正面図である。 図2は、開き戸装置側の建材となっているドア枠を示す正面図である。 図3は、ドア枠と、躯体側の建材となっている補強部材とを連結具により連結している連結構造を示す全体正面図である。 図4は、図3の一部拡大正面図である。 図5は、図4のS5−S5線断面図である。 図6は、連結具を示す図であって、(A)は、正面図、(B)は、平面図で、(C)は、連結具が切り込み部により弾性変形可能となっていることを示す平面図である。 図7は、連結具の結合部を結合具であるドリルねじにより躯体側の建材となっている補強部材に結合するときを示す図5と同様の図である。 図8は、連結具の係止部であって挿通部ともなっている孔の内周面角部が被係止部材の表面の凹凸部に係止している状態を示す平断面図 図9は、連結具の別実施形態を示す図4と同様の図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。図1には、開き戸装置の全体正面図が示され、この開き戸装置は、開き戸1がドア枠2にヒンジ3を中心に回動自在に取り付けられたものであり、ドア枠2は、建物躯体である壁4に形成された開口部4Aの内側に配置されている。図2には、開き戸1が取り付けられる以前のドア枠2が示されている。この図2に示されているように、ドア枠2は、内部が開き戸1により開閉される出入口11となっている開口枠であり、本実施形態のドア枠2は四方枠となっているため、このドア枠2は、左右の側枠部材2A,2Bと、上枠部材2Cと、沓摺部材である下枠部材2Dとからなり、これらの枠部材2A,2B,2C,2Dは予め工場で溶接接合されて、開き装置が設置される建物等の構築物の建築現場に搬送されている。
なお、ドア枠2は、下枠部材2Dが存在しない三方枠でもよい。
図3には、図1及び図2で示されている壁4へのドア枠2の配置状態が示されており、図4は、図3の一部拡大図であり、図5は、図4のS5−S5線断面図である。図1及び図2で示されている壁4は、図5に示されているように、芯部材5の表裏両面に石膏ボード等の面材6を止着することにより形成され、建物躯体となっているこの壁4に設けられた図1及び図2の開口部4Aの内側にドア枠2が配置されている。図3には、壁4の内部に多数設けられている芯部材5のうち、ドア枠2の左右の側枠部材2A,2Bと左右方向に対向する箇所において、縦方向が長さ方向となって配置されている芯部材5A,5Bと、ドア枠2の上枠部材2Cと上下方向に対向する箇所において、左右方向が長さ方向となって配置されている芯部材5Cとが示されている。
壁4の開口部4Aの内側にドア枠2を配置する作業を行う以前において、芯部材5A,5B,5Cには、図3〜図5で示す補強部材7が予め結合されており、また、これらの補強部材7ごとに下地部材8が図4及び図5の止着具9により取り付けられており、この下地部材8は、芯部材5A,5B,5Cに結合されたそれぞれの補強部材7について、補強部材7の長さ方向の間隔をあけて複数個設けられている。それぞれの下地部材8には、下地部材8の長さ方向両端部において位置決め部材10が結合されており、これらの位置決め部材10を、補強部材7におけるドア枠2の厚さ方向(開き戸1及び壁4の厚さ方向)両側の面のうち、一方の面に当接させた後に、下地部材8を補強部材7に止着具9で取り付けているため、それぞれの下地部材8は、補強部材7にドア枠2の厚さ方向における所定位置に位置決めされて取り付けられている。
以上において、芯部材5、補強部材7及び下地部材8は、建物躯体となっている壁4側の部材となっているため、これらの芯部材5、補強部材7及び下地部材8は、躯体側建材である。これに対して開き戸1及びドア枠2は、壁4に設置される開き戸装置側の部材であるため、これらの開き戸1及びドア枠2は、開き戸装置側建材となっている。
図3には、壁4の開口部4Aの内側にドア枠2を配置する作業を行った後に、ドア枠2を連結具20により補強部材7に下地部材8を介して連結している状態が示されている。この連結具20は、ドア枠2の左右の側枠部材2A,2Bと上枠部材2Cのそれぞれについて、下地部材8と対応して複数個設けられており、それぞれの連結具20は同一形状及び同一構造のものとなっているため、図4及び図5には、図3で示されている連結具20A〜20Jのうち、ドア枠2の側枠部材2Aに設けられていて、この側枠部材2Aと、前述の芯部材5Aに結合されている補強部材7とを連結している連結具20Cが代表例として示されている。
それぞれの連結具20A〜20Jは、図5から分かるように、ドア枠2の側枠部材2A,2B、上枠部材2Cに結合された支持部材12で長さ方向両端部が固定支持されているピン状の被係止部材21が、連結具20A〜20Jにおけるドア枠2側の端部に挿通されることにより、ドア枠2に取り付けられているものであり、この取り付けは予め工場で行われており、それぞれの連結具20A〜20Jにおける補強部材7側の端部は、開き戸装置の施工設置現場において、結合具であるドリルねじ30により下地部材8に結合され、これにより、開き戸装置側の建材となっているドア枠2と、躯体側建材となっている下地部材8及び補強部材7は、連結具20A〜20Jにより連結されている。
なお、ピン状の被係止部材21の長さ方向は、ドア枠2と下地部材8及び補強部材7との間隔の方向である左右方向と直交しているドア枠2及び壁4の厚さ方向である。
図6(A)(B)には、連結具20の正面図と平面図が示されている。板金の打ち抜き及び折り曲げにより形成されている連結具20は、ドア枠2の厚さ方向に2個設けられた連結部22と、これらの連結部22の間に配置されているとともに、これらの連結部22の上下面のうち、一方の面と連続していることにより、2個の連結部22に架け渡されている架け渡し部23とを有するものになっている。それぞれの連結部22におけるドア枠2側の端部22Aは、架け渡し部23からドア枠2側に突出しており、また、それぞれの連結部22における補強部材7側の端部22Bは、架け渡し部23から補強部材7側に突出している。また、それぞれのドア枠2側の端部22Aには、図5で示したピン状の被係止部材21を内部に挿通させるための挿通部となっている孔24が形成されており、それぞれの補強部材7側の端部22Bには、図5で示したドリルねじ30によりこれらの端部23Bを下地部材8に結合するために結合部となっている孔25が形成されている。
なお、丸孔である孔24の内径は、ピン状の被係止部材21の外径よりも大きいため、孔24の内部に被係止部材21を遊合状態で挿入できるようになっている。
プレート状となっている架け渡し部23には、ドア枠2と補強部材7の間隔の方向に切り込まれた2個の切り込み部26,27が、架け渡し部23におけるドア枠2の厚さ方向中央部に形成されている。これらの切り込み部26,27のうち、切り込み部26は、架け渡し部23におけるドア枠2側の端部23Aから補強部材7側へ切り込まれ、切り込み部27は、架け渡し部23における補強部材7側の端部23Bからドア枠2側へ切り込まれている。そして、これらの切り込み部26,27の間は、架け渡し部23における接続部28となっており、このため、ドア枠2の厚さ方向に2個設けられている連結部22は、架け渡し部23に設けられているこの接続部28により接続された状態となっている。
また、本実施形態に係る連結具20では、図6(B)に示されているように、2個の連結部22における補強部材7側の端部22Bが、架け渡し部23から補強部材7側へ突出するにしたがいドア枠2及び壁4の厚さ方向外側へ延びており、このため、これらの補強部材7側の端部22Bは、架け渡し部23からドア枠2及び壁4の厚さ方向外側へ拡開して延出している。
以上の形状及び構造となって形成されている本実施形態に係る連結具20では、図6(C)に示されているように、2個の連結部22における補強部材7側の端部22Bにドア枠2の厚さ方向内側への荷重Wを作用させ、これにより、これらの端部22Bをドア枠2及び壁4の厚さ方向内側へ移動させると、切り込み部27が縮小して切り込み部26が拡大することによる架け渡し部23の弾性変形が生じるため、2個の連結部22におけるドア枠2側の端部22Aが、接続部28を中心にして荷重Wの作用方向とは反対側であるドア枠2及び壁4の厚さ方向外側へ拡開移動する回動運動を行うことになる。
また、図5で示したピン状の被係止部材21は、例えば、表面に雄ねじが刻設されているボルト軸により形成されており、このため、この被係止部材21の表面には凹凸部21Aが形成されている。
前述したように、図3で示したドア枠2の側枠部材2A,2Bと上枠部材2Cのそれぞれに連結具20A〜20Jを取り付ける作業は工場で行われ、この作業は、これらの連結具20A〜20Jに設けられているそれぞれの連結部22のドア枠2側の端部22Aに形成された図6の孔24の内部に図5の被係止部材21を挿通させた後に、被係止部材21の長さ方向の両端部を固定支持させた支持部材12をドア枠2の側枠部材2A,2B、上枠部材2Cに溶接等で結合することにより行われる。この作業を行うと、連結具20A〜20Jは、孔24の箇所において、側枠部材2A,2B、上枠部材2Cに配置されることになり、また、これらの連結具20A〜20Jは、被係止部材21を中心に回動自在となるとともに、ドア枠2の厚さ方向の長さ寸法を有している被係止部材21に案内されてドア枠2の厚さ方向に移動可能となる。
このようにしてドア枠2に取り付けられた連結具20A〜20Jは、ドア枠2と共に開き戸装置が施工設置される建物等の施工現場に搬送され、そして、ドア枠2は、図3に示されているように、開き戸装置が施工設置される箇所、言い換えると、図1及び図2で示した壁4の開口部4Aの内側の箇所に配置される。
次いで、作業者は、それぞれの連結具20A〜20Jを被係止部材21を中心に回動させ、これにより、図7に示されているように、連結具20A〜20Jに設けられている2個の連結部22の補強部材7側の端部22Bの間に補強部材7に取り付けられている下地部材8を挿入し、これらの端部22Bに設けられている図6の孔25に図7で示した2個のドリルねじ30の先端を挿入した後に、これらのドリルねじ30を回転させることにより、ドリルねじ30がねじ込まれる雌ねじ孔を下地部材8にドリルねじ30自身で形成して、端部22Bをドリルねじ30で下地部材8に結合する。これにより、開き戸装置側建材であるドア枠2は、躯体側建材となっている補強部材7に下地部材8を介して連結具20A〜20Jにより連結されることになる。
本実施形態では、以上の作業が、連結具20A〜20Jに設けられている2個の連結部22のドア枠2側の端部22Aに形成されている孔24が、被係止部材21を挿通させるための挿通部となって行われ、また、連結具20A〜20Jに設けられている2個の連結部22の補強部材7側の端部22Bに形成されている孔25が、ドリルねじ30により下地部材8に結合されるための結合部となって行われ、さらに、ドリルねじ30が、この結合部を躯体側建材となっている下地部材8に結合するための結合具となって行われている。
また、連結具20A〜20Jに設けられている2個の連結部22の補強部材7側の端部22Bは、図6(B)で示したように、架け渡し部23からドア枠2の厚さ方向外側へ拡開して延出しているため、これらの端部22Bをドリルねじ30により下地部材8に結合する際に、これらの端部22Bは、言い換えると、これらの端部22Bに上述の結合部として設けられている孔25は、下地部材8に当接するまでこの下地部材8に対しドア枠2及び壁4の厚さ方向内側に移動することになり、この移動により下地部材8に当接した後に、端部22Bはドリルねじ30により下地部材8に結合されることになる。
そして、このように2個の連結部22の補強部材7側の端部22Bが下地部材8に当接するまでドア枠2及び壁4の厚さ方向内側に移動すると、図6(C)の説明から分かるように、連結具20A〜20Jに設けられている2個の連結部22のドア枠2側の端部22Aは、切り込み部26,27が形成されている架け渡し部23の弾性変形により、前述の接続部28を中心にして端部22Bの移動方向とは反対側であるドア枠2及び壁4の厚さ方向外側へ拡開移動する回動運動を行うことになる。このため、これらの端部22Aは、これらの端部22Aに設けられている孔24が被係止部材21に対して動く移動を行い、この移動は、孔24が接続部28を中心に回動運動することにより生ずるため、2個の端部22A及びこれらの端部22Aに設けられている孔24は、被係止部材21の長さ方向に対して傾き角度を有する方向に移動し、したがって、これらの端部22Aや孔24は、被係止部材21の長さ寸法の方向となっているドア枠2及び壁4の厚さ方向の成分を有する方向に移動することになる。
図5には、以上のようにして2個のドリルねじ30で2個の端部22Bが下地部材8に結合されたときの連結具20A〜20Jのうち、連結具20Cが示されている。また、図8には、このときの連結具20A〜20Jにおける2個の連結部22の端部22Aに形成されている孔24と被係止部材21との関係が平断面として示されている。上述のように端部22Aや孔24は、ドア枠2及び壁4の厚さ方向である被係止部材21の長さ方向に対して傾き角度を有する方向に移動するため、言い換えると、被係止部材21に対し斜めに移動するため、孔24の内周面角部24A,24Bは被係止部材21の表面に角度をなして係止することになる。特に本実施形態では、前述したように被係止部材21の表面には凹凸部21Aが形成されているため、これらの凹凸部21Aの引っ掛かり作用により、孔24の内周面角部24A,24Bは被係止部材21の表面に一層確実に係止することになる。
このため、被係止部材21が内部に挿通された挿通部となっている孔24は、被係止部材21に係止するために連結具20A〜20Jに設けられた本実施形態における係止部となっており、孔24の内周面角部24A,24Bが被係止部材21の表面の凹凸部21Aに係止した後は、この係止部による被係止部材21に対する係止作用により、連結具20A〜20Jは被係止部材21に沿って移動することができないため、間隔をあけて配置されているドア枠2と補強部材7及び下地部材8は、これらのドア枠2と補強部材7及び下地部材8との間隔の方向と直交する方向になっているドア枠2及び壁4の厚さ方向に不動状態となって連結具20A〜20Jにより連結されることになる。
そして、本実施形態によると、連結具20A〜20Jのそれぞれの連結部22における2個の補強部材7側の端部22Bをドリルねじ30によりドア枠2及び壁4の厚さ方向内側に移動させた後に、これらの端部22Bを下地部材8に結合すると、連結具20A〜20Jのそれぞれの連結部22における2個のドア枠2側の端部22Aは、自ずとドア枠2及び壁4の厚さ方向外側への移動であって、被係止部材21の長さ方向の成分を有する方向への移動を行って、これらの端部22Aに設けられた孔24の内周面角部24A,24Bが被係止部材21に係止することになり、これにより、連結具20A〜20Jによってドア枠2と補強部材7及び下地部材8とが連結されるため、この連結作業を溶接のための火気を用いることなく、容易に行える。
また、本実施形態では、図3に示されているように、ドア枠2と補強部材7及び下地部材8との間には、複数の連結具20A〜20Jが配置されており、これらの連結具20A〜20Jのうち、連結具20A〜20D,20G〜20Jは、ドア枠2と補強部材7及び下地部材8との間隔の方向と、ドア枠2及び壁4の厚さ方向との両方の方向に直交している方向になっている上下方向に配置されており、これらの連結具20A〜20D,20G〜20Jのうち、連結具20A,20B,20G,20Hと、連結具20C,20D,20I,20Jでは、ドア枠2と補強部材7及び下地部材8との間隔の方向である左右方向に対して傾斜している方向が互いに逆となっている。このため、ドア枠2は、ドア枠2の左右の側枠部材2A,2Bと左右方向に対向して配置されている補強部材7及び下地部材8に対して、上下方向にも不動状態となって連結されている。
なお、連結具20A,20B,20G,20Hは、架け渡し部23を下向きにして用いられ、連結具20C,20D,20I,20Jは、図4に示されているように、架け渡し部23を上向きにして用いられている。
さらに、図3に示されているように、ドア枠2の上枠部材2Cと、この上枠部材2Cと上下に対向している補強部材7及び下地部材8は、連結具20E,20Fにより連結されており、これらの連結具20Eと連結具20Fでは、上枠部材2Cと補強部材7及び下地部材8との間の間隔の方向である上下方向に対して傾斜している方向が互いに逆となっている。このため、ドア枠2は、左右方向にも不動状態となって補強部材7及び下地部材8に連結されていることになる。
また、前述したように連結具20A〜20Jの2個の連結部22における補強部材7側の端部22Bを下地部材8に結合するための結合具は、ドリルねじ30であり、このドリルねじ30は、ドリルねじ30自身によりドリルねじ30がねじ込まれる雌ねじ孔を下地部材8に形成できるものであるため、それぞれの連結具20A〜20Jを被係止部材21を中心に任意の角度まで回動させた後に、端部22Bを下地部材8にドリルねじ30により結合することができる。このため、連結具20A〜20Jのうち、連結具20A〜20D及び連結具20G〜20Jの被係止部材21を中心とする回動角度により、ドア枠2を配置する位置を左右方向に調整することができ、また、連結具20E、20Fの被係止部材21を中心とする回動角度により、ドア枠2を配置する位置を上下方向に調整することができる。
さらに、前述したように下地部材8には、この下地部材8の配置位置を補強部材7におけるドア枠2の厚さ方向に位置決めできる位置決め部材10が取り付けられているため、ドア枠2の配置位置をドア枠2の厚さ方向の所定位置にすることができる。
図9には連結具の別実施形態が示されている。この実施形態では、ドア枠2の側枠部材2A,2Bと上枠部材2C(図9では側枠部材2Aだけが示されている。)に取り付けられている支持部材112に2個のピン状の被係止部材21の長さ方向両端部を固定支持させ、これらの被係止部材21を、2個の連結具20のそれぞれの連結部22におけるドア枠2側の端部22Aに形成されている孔24の内部に挿通させ、かつこれらの連結具20を、ドア枠2と補強部材7及び下地部材8との間隔の方向に対して傾斜させている方向を互いに逆にしてドア枠2と補強部材7及び下地部材8との間に配置している。
この実施形態によると、ドア枠2と補強部材7及び下地部材8との間隔の方向に対して傾斜している方向が互いに逆になっている連結具20を、2個で一組をなすものとして管理し、取り扱うことができるようになり、これらの連結具20についての工場や開き戸施工設置現場等での管理及び取り扱いの容易化を図ることができる。
以上説明したそれぞれの実施形態では、下地部材8は補強部材7よりも短寸法のものとなっていたが、この下地部材を、補強部材7と同様に、長寸法の通しの部材としてもよい。また、位置決め部材10を省略してもよい。
本発明は、例えば、開き戸装置や引き戸装置等の装置側建材となっているドア枠等の開口枠を躯体に配置する際に、この開口枠と躯体側建材を連結するために利用することができる。
1 開き戸
2 開き戸装置側の建材であるドア枠
2A,2B ドア枠の側枠部材
2C ドア枠の上枠部材
4 躯体である壁
7 躯体側建材である補強部材
8 躯体側建材である下地部材
20 連結具
20A〜20J 連結具
21 被係止部材
21A 凹凸部
22 連結部
23 架け渡し部
24 係止部であって挿通部にもなっている孔
24A,24B 内周面角部
25 結合部である孔
26,27 切り込み部
30 結合具であるドリルねじ


Claims (13)

  1. 間隔をあけて配設される2個の建材を連結するための建材の連結具であって、
    前記2個の建材のうち、一方の建材に前記間隔の方向と直交する厚さ方向が長さ方向となって配置されている被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能かつ係止可能となっている係止部が、前記一方の建材側の端部に設けられているとともに、前記2個の建材のうち、他方の建材に結合具によりこの他方の建材に対し前記厚さ方向に移動して結合される結合部が、前記他方の建材側の端部に設けられている連結部を備えており、この連結部の前記結合部が前記結合具によって前記他方の建材に結合されることにより、前記連結部の前記係止部が前記被係止部材に対し前記厚さ方向の成分を有する方向に移動することでこの被係止部材に前記係止部が係止可能となっており、この係止により前記2個の建材を連結することを特徴とする建材の連結具。
  2. 請求項1に記載の建材の連結具において、前記連結部の前記係止部が前記被係止部材に対し前記厚さ方向の成分を有する方向に移動することでこの被係止部材に前記係止部が係止可能となっていることは、前記連結部の前記係止部が前記被係止部材に対し斜めに移動することでこの被係止部材に前記係止部が角度をなして係止可能となっていることであることを特徴とする建材の連結具。
  3. 請求項1又は2に記載の建材の連結具において、前記連結部の前記係止部が前記被係止部材に対し移動する方向は、前記結合部が前記結合具により前記他方の建材に対し移動する方向とは前記厚さ方向における反対側の方向となっていることを特徴とする建材の連結具。
  4. 請求項3に記載の建材の連結具において、前記連結部は、前記厚さ方向に複数個設けられていることを特徴とする建材の連結具。
  5. 請求項4に記載の建材の連結具において、前記連結部の個数は2個であり、これらの連結部の間は、前記2個の連結部に架け渡された架け渡し部となっていることを特徴とする建材の連結具。
  6. 請求項5に記載の建材の連結具において、前記架け渡し部はプレート状となっており、前記2個の連結部の間において、前記架け渡し部に、前記2個の建材の間隔の方向が切り込み方向となっている切り込み部が設けられていることを特徴とする建材の連結具。
  7. 請求項6に記載の建材の連結具において、前記切り込み部の個数は2個であり、これらの切り込み部は前記架け渡し部における前記2個の建材側の両端部から切り込まれていて、前記2個の切り込み部の間は、前記架け渡し部における前記2個の連結部を接続するための接続部となっていることを特徴とする建材の連結具。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の建材の連結具において、前記被係止部材は、前記厚さ方向の長さ寸法を有する細長部材であり、前記係止部は、前記細長部材を内部に挿通する挿通部であることを特徴とする建材の連結具。
  9. 請求項8に記載の建材の連結具において、前記細長部材の表面に、前記挿通部の内周面角部を係止させるための凹凸部が形成されていることを特徴とする建材の連結具。
  10. 間隔をあけて配設される2個の建材を、これらの建材の間に配置された連結具により連結するための建材の連結構造であって、
    前記連結具は、前記2個の建材のうち、一方の建材側の端部に設けられていて、この一方の建材に前記間隔の方向と直交する厚さ方向が長さ方向となって配置されている被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能かつ係止可能となっている係止部と、前記2個の建材のうち、他方の建材側の端部に設けられていて、この他方の建材に結合具により結合される結合部とを有する連結部を備えており、この連結部の前記結合部が前記結合具により前記他方の建材に対し前記厚さ方向に移動してこの他方の建材に結合されるときに、前記連結部の前記係止部が前記被係止部材に対し前記厚さ方向の成分を有する方向に移動することでこの被係止部材に係止し、この係止により前記2個の建材が前記連結具により連結されることを特徴とする建材の連結構造。
  11. 請求項10に記載の建材の連結構造であって、前記連結具は、前記間隔の方向と前記厚さ方向との両方と直交する方向に複数個配置されており、それぞれが前記2個の建材を連結しているこれらの連結具には、前記間隔の方向に対し傾斜している方向が互いに逆となっている連結具が含まれていることを特徴とする建材の連結構造。
  12. 間隔をあけて配設される2個の建材を連結具により連結するための建材の連結方法であって、
    前記2個の建材の間に、これらの建材のうち、一方の建材に前記間隔の方向と直交する厚さ方向が長さ方向となって配置されている被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能かつ係止可能となっている係止部が前記一方の建材側の端部に設けられているとともに、前記2個の建材のうち、他方の建材に結合具によりこの他方の建材に対し前記厚さ方向に移動して結合される結合部が前記他方の建材側の端部に設けられている連結部を備えた前記連結具を配置するための作業と、
    前記連結部の前記結合部を前記結合具により前記他方の建材に対し前記厚さ方向に移動させてこの他方の建材に結合することにより、前記連結部の前記係止部を前記被係止部材に対し前記厚さ方向の成分を有する方向に移動させることでこの被係止部材に係止し、この係止により前記2個の建材を前記連結具によって連結するための作業と、
    を含んでいることを特徴とする建材の連結方法。
  13. 請求項12に記載の建材の連結方法において、前記2個の建材の間に前記連結具を配置するための前記作業を行うときには、前記連結具は、前記係止部が前記被係止部材に対し前記厚さ方向に移動可能となって配置されていることにより、前記一方の建材に取り付けられていることを特徴とする建材の連結方法。
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