JP7103949B2 - マスクシート、マスクプレートおよびその組立方法 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本願は、2017年04月27日に出願された中国特許出願201710289649.3号の優先権を主張し、ここでこの先の出願の開示全体が本願の一部として取り込まれる。
本発明は、マスクシート、マスクプレートおよびマスクプレートの組立方法に関する。
表示技術の発展に伴い、一般的なディスプレイは、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ(Organic Light Emitting Diode、OLED)、プラズマディスプレイ(Plasma Display Panel、PDP)および電子インク(Electronic Ink)ディスプレイなどを含む。消費電力が低く、軽量で薄く、高色域で、表示輝度が高く、視野角が広く、かつ応答速度が高いなどの利点を有するため、有機エレクトロルミネッセンスディスプレイはますます人気になっている。
ファインメタルマスクプレート(FMM)は、フレーム(Frame)、被覆バー(Cover)、支持バー(Howling)およびファインメタルマスクシート(Fine Metal Mask Sheet、FMM Sheet)を溶接してなる。ファインメタルマスクシートは、堆積材料または蒸着材料を基板に堆積または蒸着してファインパターンを形成するマスクシートである。通常、ファインメタルマスクシート(FMM Sheet)は、堆積材料または蒸着材料を基板に堆積または蒸着してファインパターンを有するマスクプレートを形成するように、堆積材料の通過を許す複数の開口、たとえば複数の四角形スリットまたは複数の条状スリットを含む。
本発明の少なくとも一態用は、マスクシート、マスクプレートおよびマスクプレートの組立方法を提供する。上記マスクシートによれば、該マスクシートを用いたマスクプレートに被覆バーを設置する必要がないので、マスクプレート全体の溶接のタクトタイムを低減させて、マスクプレートの組立効率を向上させる、新たなマスクシートを提供する。
本発明の少なくとも一態様は、マスク領域と、前記マスク領域を取り囲んだ周辺領域と、を含んでおり、前記周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部は、肉抜部を含む、マスクシートを提供する。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクシートにおいて、前記マスクシートは延出方向を有し、前記少なくとも1つのエッジ部は前記延出方向に延出している第1エッジ部および第2エッジ部を含み、前記第1エッジ部と前記第2エッジ部は前記肉抜部を含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクシートにおいて、前記肉抜部は、前記マスクシートの上面から一部の厚さを除去してなる上肉抜部、または、前記マスクシートの下面から一部の厚さを除去してなる下肉抜部を含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクシートにおいて、前記肉抜部は、横断面形状が段状または台形状を含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクシートにおいて、前記肉抜部は、前記マスクシートの上面と下面の間の部分から一部の厚さを除去してなる中間肉抜部、または、前記マスクシートの上面と下面から一部の厚さを同時に除去してなる両側肉抜部を含む。
本発明の少なくとも一態様は、第1マスク領域、および前記第1マスク領域を取り囲んだ第1周辺領域を含んでおり、前記第1周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が上肉抜部を含む第1マスクシートと、第2マスク領域、および前記第2マスク領域を取り囲んだ第2周辺領域を含んでおり、前記第2周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が下肉抜部を含む第2マスクシートと、を備えており、前記第1マスクシートと前記第2マスクシートとは、交互に設置されるとともに、隣接する前記第1マスクシートと前記第2マスクシートにおける前記上肉抜部と前記下肉抜部が少なくとも部分的に重なる、マスクプレートを提供する。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートにおいて、前記第1マスクシートは、第1延出方向を有するとともに、前記第1周辺領域に位置しかつ前記第1延出方向に延出している第1エッジ部および第2エッジ部を含んでおり、前記第1エッジ部と前記第2エッジ部は、前記上肉抜部を含み、前記第2マスクシートは、第2延出方向を有するとともに、前記第2周辺領域に位置しかつ前記第2延出方向に延出している第3エッジ部および第4エッジ部を含んでおり、前記第3エッジ部と前記第4エッジ部は、前記下肉抜部を含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートにおいて、前記第1周辺領域と前記第2周辺領域とは厚さがほぼ同じであり、重なって設置された前記上肉抜部と前記下肉抜部の全体厚さは前記第1周辺領域および/または前記第2周辺領域の厚さとほぼ同じである。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートにおいて、前記上肉抜部と前記下肉抜部は、断面形状が段状または台形状を含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートにおいて、1つの開口を含むフレームと、両端が前記フレームに固定して設置された複数の支持バーと、をさらに備え、前記第1マスクシートと前記第2マスクシートとは、前記開口を完全に隠すように、前記支持バーに交互に設置されるとともに、前記フレームに固定して設置される。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートにおいて、前記支持バーの前記第1マスクシートへの正投影は前記第1マスクシートの前記第1周辺領域にあり、前記支持バーの前記第2マスクシートへの正投影が前記第2マスクシートの前記第2周辺領域にある。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートにおいて、前記フレームは、前記支持バーの各々の両端が固定して設置される支持バー取付面を含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートにおいて、前記第1延出方向と前記第2延出方向は、前記支持バーの第3延出方向にほぼ垂直である。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートにおいて、前記マスクプレートは、前記第1延出方向に沿いかつ隣接する前記第1マスクシートと前記第2マスクシートの間に位置する被覆バーが設置されていない。
本発明の少なくとも一態様は、マスクプレートの組立方法を提供しており、前記マスクプレートは、第1マスク領域、および前記第1マスク領域を取り囲んだ第1周辺領域を含んでおり、前記第1周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が上肉抜部を含む第1マスクシートと、第2マスク領域、および前記第2マスク領域を取り囲んだ第2周辺領域を含んでおり、前記第2周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が上肉抜部を含む第2マスクシートと、を備え、前記組立方法は、前記第1マスクシートを間隔をあけて取り付けるステップと、前記第2マスクシートの前記下肉抜部が前記第1マスクシートの前記上肉抜部を少なくとも部分的に被覆するように、前記第1マスクシートの傍らに前記第2マスクシートを取り付けるステップと、を含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートの組立方法において、前記マスクプレートは、1つの開口を含むフレームと、複数の支持バーと、をさらに備え、前記組立方法は、前記支持バーの各々の両端を前記フレームに固定して取り付けるステップと、前記開口を完全に隠すように、前記第1マスクシートと前記第2マスクシートとを前記支持バーに交互に取り付けるとともに、前記フレームに固定するステップと、をさらに含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートの組立方法において、前記フレームは、支持バー取付面をさらに含み、前記組立方法は、前記支持バーの前記第1マスクシートへの正投影が前記第1周辺領域にあり、前記支持バーの前記第2マスクシートへの正投影が前記第2周辺領域にあるように、前記第1マスクシートにおける第1マスク領域の位置と前記第2マスクシートにおける第2マスク領域の位置に応じて、前記支持バーを取り付けるステップをさらに含む。
たとえば、本発明の一態様に係るマスクプレートの組立方法において、前記第1マスクシートを間隔をあけて取り付けるステップは、前記フレームの中間から両側へ、前記第1マスクシートを間隔をあけて順に取り付けることを含む。
本発明の実施形態に関わる技術手段をより明確に説明するために、以下、実施例の図面について簡単に説明するが、勿論、以下の説明における図面は本発明の実施形態の一部に過ぎず、本発明を制限するものではない。
マスクプレートの平面模式図である。 本発明の一実施形態に係るマスクシートの平面模式図である。 本発明の一実施形態に係る別のマスクシートの平面模式図である。 本発明の一実施形態に係るマスクシートの側面模式図である。 本発明の一実施形態に係る別のマスクシートの側面模式図である。 本発明の一実施形態に係る別のマスクシートの側面模式図である。 本発明の一実施形態に係る別のマスクシートの平面模式図である。 本発明の一実施形態に係る別のマスクシートの平面模式図である。 本発明の一実施形態に係る肉抜部の横断面模式図である。 本発明の一実施形態に係る別の肉抜部の横断面模式図である。 本発明の一実施形態に係るマスクプレートの部分平面模式図である。 本発明の一実施形態に係る別のマスクプレートの部分平面模式図である。 本発明の一実施形態に係るマスクプレートの平面模式図である。 本発明の一実施形態に係る支持バー取付面の模式図である。 本発明の一実施形態に係るマスクプレート組立方法のフローチャートである。
以下、本発明の目的、技術手段、およびメリットをより明白にするため、本発明の実施形態に係る技術思想について本発明の実施形態の図面を参照しながら全体として明確に説明する。説明された実施例が本発明の一部の実施例のみであり、本発明の全ての実施例ではないことは明白であろう。当業者には、開示された本発明の実施例に基づき、容易に成し遂げることができた他の実施例の全ては本発明の精神から逸脱しない。
特に定義しない限り、本開示に使用された技術用語または科学用語は、当業者に理解される一般的な意味である。本発明に係る特許出願の明細書及び特許請求の範囲に使用される「第1」「第2」のような用語は順序、数量または重要性を示すものではなく、異なる構成要素を区別するものにすぎない。同様に、「1つ」や「一」等のような用語は数量を制限するものではなく、少なくとも1つあることを意味する。「接続」や「連結」等のような用語は物理的または機械的接続に限定されなく、直接的や間接的にかかわらず電気的接続を含む。
図1はマスクプレートの平面模式図を示している。図1に示されるように、該マスクプレートは、フレーム50、被覆バー60、支持バー40および複数のマスクシート10を備え、マスクシート10は少なくとも1つのマスクプレートパターン11を含む。フレーム50に凹溝54が設置され、支持バー40は凹溝54内に溶接され、複数のマスクシート10はフレーム50に溶接され、被覆バー60は少なくとも隣接するマスクシート10の間に設置されて、堆積または蒸着材料の隣接するマスクシート10の間の領域での堆積または蒸着を阻止する。研究したところ、本願の発明者により、溶接過程において、被覆バーと支持バーのフレームに対する位置がともに一定であるため、各フレームは一種しかのマスクプレートの溶接に適用できないことが見出される。このため、このようなマスクプレートは、フレームの利用率を大幅に減少させるとともに、マスクプレート全体の溶接のタクトタイム(Tact Time)の増大を引き起こし、さらに、被覆バーが堆積または蒸着対象となる基板(たとえば、ガラス基板)とマスクシートの間に設置されているため、マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板の間の距離が大きく、つまり、マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板の密着程度が低下し、堆積または蒸着対象となる基板に堆積または蒸着されるパターンの精度低下を招く。
本発明の実施形態は、マスクシート、マスクプレートおよびマスクプレートの組立方法を提供する。該マスクシートは、少なくとも1つのマスク領域および前記マスク領域を取り囲んだ周辺領域を含み、周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が肉抜部を含む。このように、上記マスクシートは、新たなマスクシートを提供しており、該マスクシートを用いたマスクプレートに被覆バーが設置される必要がないので、マスクプレート全体の溶接のタクトタイムを低減させ、マスクプレートの組立効率を向上させる。そして、該マスクシートを用いたマスクプレートでは、隣接するマスクシート同士の密着程度が高まり、製品の精度が向上する。
以下、本発明の実施形態に係るマスクシート、マスクプレートおよびマスクプレートの組立方法について、図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態は、マスクシートを提供する。図2は、本実施形態によるマスクシートを示している。該マスクシートは、マスク領域110およびマスク領域110を取り囲んだ周辺領域120を含む。該マスクシートの周辺領域120に位置する少なくとも1つのエッジ部は肉抜部125を含む。たとえば、図2に示されるように、該マスクシートは5つのマスク領域110と、マスク領域110を取り囲んだ周辺領域120、とを含み、周辺領域120に位置する1つのエッジ部が肉抜部125を含む。なお、本発明の実施形態では、マスク領域の数について制限がなく、マスク領域の数は必要に応じて設定してもよい。また、マスク領域とは、堆積または蒸着パターンを有する領域であり、たとえば、マスク領域は、堆積または蒸着材料を通過させることのできる複数の開口、たとえば複数の四角形スリットまたは複数の条状スリットを含む。
本実施形態に係るマスクシートでは、マスクシートの周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部は肉抜部を含む。よって、該マスクシートを用いたマスクプレートでは、隣接するマスクシートの肉抜部を少なくとも部分的に重ねることで、重ねられた肉抜部は被覆バーとして機能し、すなわち、堆積または蒸着材料の隣接するマスクシートの間の領域での堆積または蒸着を防止する。従って、該マスクシートを用いたマスクプレートは被覆バーが設置されなくてもよく、このようにして、マスクプレートのコストを削減させる一方、マスクプレート全体の溶接のタクトタイムを減少させて、マスクプレートの組立効率を向上させる。また、該マスクシートを用いたマスクプレートに被覆バーが設置されなくてもよいため、マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板の間の距離をより小さく設定することができ、つまり、マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板の密着程度を高く設定することができ、それによって、堆積または蒸着対象となる基板に堆積または蒸着されたパターンの精度を向上させることができる。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクシートでは、図2に示されるように、肉抜部125は上肉抜部1251である。上肉抜部1251とは、マスクシートの上面130から一部の厚さを除去してなる。つまり、上記上肉抜部の厚さがマスクシート本体の厚さよりも小さく、かつ上肉抜部の底面がマスクシート本体の下面と面一である。
たとえば、図3Aは、本実施形態に係る別のマスクシートの平面模式図を示しており、図3Bは、図3Aに示されるマスクシートの側面模式図である。本実施形態の別の一例によるマスクシートにおいて、肉抜部125は下肉抜部1252であってもよい。図3Bに示されるように、下肉抜部1252はマスクシートの下面140から一部の厚さを除去してなる。つまり、上記下肉抜部の厚さがマスクシート本体の厚さよりも小さく、かつ下肉抜部の底面がマスクシート本体の上面と面一である。
たとえば、いくつかの例では、肉抜部はそれ以外の構造としてもよい。たとえば、図3Cは別のマスクシートの側面模式図、図3Dは別のマスクシートの側面模式図を示している。図3Cと3Dに示されるように、肉抜部125は、中間肉抜部1253または両側肉抜部1254を含んでおり、中間肉抜部1253はマスクシートの上面130と下面140の間の部分から一部の厚さを除去してなり、両側肉抜部1254はマスクシートの上面130と下面140から一部の厚さを同時に除去してなる。
たとえば、図4は本実施形態に係る別のマスクシートの平面模式図を示しており、本実施形態の一例によるマスクシートでは、マスクシートは延出方向を有し、周辺領域120に位置しかつ該延出方向に延出している第1エッジ部121および第2エッジ部122を含み、すなわち、上記少なくとも1つのエッジは該延出方向に延出している第1エッジ部121および第2エッジ部122を含み、第1エッジ部121と第2エッジ部122はともに肉抜部125を含む。よって、該マスクシートは、隣接する両側にあるマスクシートと肉抜部が少なくとも部分的に重なることにより被覆バーとして機能できる。なお、上記延出方向とは、マスクシートの長手方向である。
たとえば、図4に示されるように、該マスクシートの第1エッジ部121と第2エッジ部122の肉抜部125はともに上肉抜部1251である。
たとえば、図5は本実施形態に係る別のマスクシートの平面模式図を示しており、該マスクシートの第1エッジ部121と第2エッジ部122の肉抜部125はともに下肉抜部1252である。
なお、上記図4と図5に示されるマスクシートの第1エッジ部と第2エッジ部の肉抜部は同種の肉抜部であり、すなわち上肉抜部または下肉抜部であり、それによって、取り付けや溶接が容易になる。勿論、本発明の実施形態はそれに制限されず、マスクシートの第1エッジ部と第2エッジ部の肉抜部は異種の肉抜部としてもよい。
たとえば、図6は本実施形態に係る別の肉抜部の横断面模式図を示しており、図6では、左側が上肉抜部、右側が下肉抜部を示している。図6に示されるように、上肉抜部1251と下肉抜部1252とは、横断面形状が段状である。つまり、肉抜部は部分的に薄肉化されている。
たとえば、図7は本実施形態に係る別の肉抜部の横断面模式図を示しており、図7では、左側が上肉抜部、右側が下肉抜部を示している。図7に示されるように、上肉抜部1251と下肉抜部1252とは、横断面形状が台形状である。
なお、本発明の実施形態による肉抜部の横断面形状は、上記図6と図7に示される形状を含むが、それらに制限されない。
本発明の一実施形態はマスクプレートをさらに提供する。図8は、本実施形態に係るマスクプレートの部分平面模式図を示しており、該マスクプレートは、第1マスクシート200と第2マスクシート300を含む。第1マスクシート200は、少なくとも1つの第1マスク領域210と第1マスク領域210を取り囲んだ第1周辺領域220とを含み、第1周辺領域220に位置する少なくとも1つのエッジ部が上肉抜部2251を含む。第2マスクシート300は、少なくとも1つの第2マスク領域310と第2マスク領域310を取り囲んだ第2周辺領域320とを含み、第2周辺領域320に位置する少なくとも1つのエッジ部が下肉抜部3252を含む。第1マスクシート200と第2マスクシート300とは、交互に設置されるとともに、隣接する第1マスクシート200と第2マスクシート300の上肉抜部2251と下肉抜部3252が少なくとも部分的に重るようにして設置される。
本実施形態に係るマスクプレートでは、第1マスクシートの第1周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部は上肉抜部を含んでおり、第2マスクシートの第2周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部は下肉抜部を含んでおり、そして、隣接する第1マスクシートと第2マスクシートの上肉抜部と下肉抜部は少なくとも部分的に重なって設置される。よって、隣接する第1マスクシートと第2マスクシートの少なくとも部分的に重なって設置された上肉抜部と下肉抜部は被覆バーとして機能し、すなわち、堆積または蒸着材料の隣接する第1マスクシートと第2マスクシートの間の領域(隙間)での堆積または蒸着を防止する。従って、該マスクプレートは、被覆バーが設置されなくてもよく、このようにして、マスクプレートのコストを削減させる一方、マスクプレート全体の溶接のタクトタイムを減少させて、マスクプレートの組立効率を向上させる。また、該マスクプレートに被覆バーが設置されていないため、第1マスクシートおよび第2マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板との間の距離を小さく設定し、つまり、第1マスクシートおよび第2マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板との密着程度を高く設定し、それによって、堆積または蒸着対象となる基板に堆積または蒸着されたパターンの精度を向上させることができる。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートでは、図8に示されるように、該マスクプレートは、第1マスクシート200と第2マスクシート300を含んでおり、このような場合、第1マスクシート200は、第1周辺領域220に位置しかつ第2マスクシート300から離れたエッジ部に上肉抜部が設置されなくてもよく、第2マスクシート300は、第2周辺領域320に位置しかつ第1マスクシート200から離れたエッジ部に下肉抜部が設置されなくてもよい。勿論、本発明の実施形態はそれに制限されず、第1マスクシートの第1周辺領域では、第2マスクシートから離れたエッジ部に上肉抜部が設置されてもよく、同様に、第2マスクシートの第2周辺領域では、第1マスクシートから離れたエッジ部に下肉抜部が設置されてもよい。
なお、隣接する第1マスクシートと第2マスクシートの上肉抜部と下肉抜部が少なくとも部分的に重なって設置されることは、上肉抜部と下肉抜部が完全に重なって設置される場合と、上肉抜部と下肉抜部が部分的に重なって設置される場合とを含み、重なって設置される上肉抜部と下肉抜部は、堆積または蒸着材料の隣接する第1マスクシートと第2マスクシートの間の領域(隙間)での堆積または蒸着を防止する作用を果たすことができればよい。たとえば、図8に示されるように、第1マスクシート200と第2マスクシート300の上肉抜部2251と下肉抜部3252は部分的に重なって設置されるため、下肉抜部3252と第1周辺領域220の未薄肉化部分との間に間隔Dがある。
図9は本実施形態に係る別のマスクプレートの部分平面模式図を示している。図9に示されるように、該マスクプレートでは、第1マスクシート200と第2マスクシート300の上肉抜部2251と下肉抜部3252は完全に重なって設置されるため、下肉抜部3252と第1周辺領域220の未薄肉化部分が接続されている。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートでは、図9に示されるように、第1マスクシート200は、第1延出方向を有するとともに、第1周辺領域220に位置しかつ第1延出方向に延出している第1エッジ部221および第2エッジ部222を含んでおり、第1エッジ部221と第2エッジ部222はともに上肉抜部2251を含む。第2マスクシート300は、第2延出方向を有するとともに、第2周辺領域320に位置しかつ第2延出方向に延出している第3エッジ部323と第4エッジ部324を含んでおり、第3エッジ部323と第4エッジ部324は下肉抜部3252を含む。このように、該マスクプレートは、第1マスクシートと第2マスクシートを任意の数で交互に設置することで、寸法の異なるマスクプレートを形成することができる。なお、上記第1延出方向とは、第1マスクシートの長手方向であり、上記第2延出方向とは、第2マスクシートの長手方向であり、第1延出方向と第2延出方向は同一方向としてもよい。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートでは、第1マスクシートの第1周辺領域と第2マスクシートの第2周辺領域の厚さがほぼ同じであり、重なって設置された第1マスクシートの上肉抜部と第2マスクシートの下肉抜部の全体厚さが第1周辺領域または第2周辺領域の厚さとほぼ同じである。よって、該マスクプレートでは、交互に設置された第1マスクシートと第2マスクシートの平坦度が高まり、それによって、堆積または蒸着対象となる基板に堆積または蒸着されたパターンの精度をより向上させることができる。なお、上記厚さがほぼ同じであるとは、両方の厚さの差が5%以下であることをいう。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートでは、上肉抜部と下肉抜部の横断面形状は段状または台形状を含む。具体的には、実施形態1の関連説明を参照すればよく、ここでは詳細な説明を省略する。
図10は本実施形態に係るマスクプレートの平面模式図を示している。図10に示されるように、該マスクプレートは、1つの開口(未図示)を有するフレーム500と、両端がフレーム500に固定された複数の支持バー400とをさらに備える。第1マスクシート200と第2マスクシート300とは、開口を完全に隠すように、支持バー400に交互に設置されるとともに、フレーム500に固定して設置される。よって、第1マスクシートと第2マスクシートは、フレームにおいて展開または緊張状態になり得る。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートでは、図10に示されるように、支持バー400は、第1延出方向と第2延出方向に対してほぼ垂直な第3延出方向を有する。なお、上記ほぼ垂直とは、それらのなす角が1°以下の範囲であることをいう。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートでは、図10に示されるように、支持バー400の第1マスクシート200への正投影は、第1マスクシート200の第1周辺領域220にあり、支持バー400の第2マスクシート300への正投影は、第2マスクシート300の第2周辺領域320にある。つまり、支持バー400は、第1マスクシート200と第2マスクシート300を支持する役割を果たすものであり、第1マスクシート200にある第1マスクプレートパターン210と第2マスクシート300にある第2マスクプレートパターン310を遮断することがない。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートでは、フレーム500は、支持バー取付面540を含み、支持バー400は、両端が支持バー取付面540に固定される。よって、フレームは、支持バーごとに凹溝が設置されるのではないため、支持バーは、マスクシートの寸法とパラメータ(たとえばマスクシートでのマスクプレートパターンの位置と数量)に応じて設置されてもよい。1つのフレームは、複数種のマスクプレートの組立に用いられるため、フレームの利用率を向上させる。
図11は、本実施形態に係る支持バー取付面の模式図を示している。図11に示されるように、支持バー取付面540は、フレーム500の表面へ窪んだ面であり、その窪んだ深さhが支持バー400の厚さに応じて設定でき、たとえば同じにし、つまり、支持バーの両端が支持バー取付面に固定されると、支持バーとフレーム本体の表面は面一になる。勿論、支持バー取付面の窪んだ深さは、支持バーの厚さに応じて設定されなくてもよく、本発明の実施形態はこれを制限していない。
本実施形態に係るマスクプレートでは、第1延出方向に沿い、かつ隣接する第1マスクシートと第2マスクシートの間に位置する被覆バーが設置されなくてもよい。よって、マスクプレートのコストを削減させる一方、マスクプレート全体の溶接のタクトタイムを減少させて、マスクプレートの組立効率を向上させる。また、該マスクプレートに被覆バーが設置されていないため、第1マスクシートおよび第2マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板との間の距離を小さく設定し、つまり、第1マスクシートおよび第2マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板との密着程度を高く設定し、それによって、堆積または蒸着対象となる基板に堆積または蒸着されたパターンの精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態はマスクプレートの組立方法をさらに提供する。該マスクプレートは、第1マスクシートと第2マスクシートを含んでおり、第1マスクシートは、少なくとも1つの第1マスク領域および第1マスク領域を取り囲んだ第1周辺領域を含み、第1周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が上肉抜部を含んでおり、第2マスクシートは、少なくとも1つの第2マスク領域および第2マスク領域を取り囲んだ第2周辺領域を含み、第2周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が上肉抜部を含む。該組立方法は、図12に示されるように、ステップS301とステップS302を含む。
ステップS301において、第1マスクシートを間隔をあけて取り付ける。
ステップS302において、第2マスクシートの下肉抜部が第1マスクシートの上肉抜部を少なくとも部分的に被覆するように、第1マスクシートの傍らに第2マスクシートを取り付ける。
よって、隣接する第1マスクシートと第2マスクシートの上肉抜部と下肉抜部は少なくとも部分的に重なって設置される。従って、該マスクプレートに被覆バーが設置されなくてもよいため、マスクプレートのコストを削減させる一方、マスクプレート全体の溶接のタクトタイムを減少させて、マスクプレートの組立効率を向上させる。また、該マスクプレートに被覆バーが設置されていないため、第1マスクシートおよび第2マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板との間の距離を小さく設定し、つまり、第1マスクシートおよび第2マスクシートと堆積または蒸着対象となる基板との密着程度を高く設定し、それによって、堆積または蒸着対象となる基板に堆積または蒸着されたパターンの精度を向上させることができる。そして、上肉抜部を有する第1マスクシートを先に設置してから、上肉抜部を有する第2マスクシートを取り付けるため、該マスクプレートの組立が容易になる。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートの組立方法では、マスクプレートは1つの開口を含むフレームと、複数の支持バーをさらに備えており、該組立方法は、各支持バーの両端をフレームに固定して取り付けるステップと、開口を完全に隠すように、第1マスクシートと第2マスクシートとを支持バーに交互に取り付けるとともに、フレームに固定するステップと、をさらに含む。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートの組立方法では、フレームは支持バー取付面を含み、該組立方法は、支持バーの第1マスクシートでの正投影が第1マスクシートの第1周辺領域にあり、支持バーの第2マスクシートでの正投影が第2マスクシートの第2周辺領域にあるように、第1マスクシートでの第1マスク領域の位置と第2マスクシートでの第2マスク領域の位置に応じて支持バーを取り付けるステップをさらに含む。よって、支持バーは、第1マスクシートと第2マスクシートを支持する作用を果たし、第1マスクシートにある第1マスクプレートパターンと第2マスクシートにある第2マスクプレートパターンとを遮断することがない。そして、支持バーは、マスクシートの寸法とパラメータ(たとえばマスクシートでのマスクプレートパターンの位置と数量)に応じて設置されてもよい。1つのフレームは、複数種のマスクプレートの組立に用いられるため、フレームの利用率を向上させる。
たとえば、本実施形態の一例によるマスクプレートの組立方法では、第1マスクシートを間隔をあけて取り付けるステップは、前記フレームの中間から両側へ、間隔をあけて順に取り付け、たとえば第1マスクシートを溶接することを含む。
なお、
(1)本発明の実施形態の図面は、本発明の実施形態に係る構造のみに関し、他の構造は通常の設計を参照すればよい。
(2)矛盾がない限り、本発明の同一実施形態および異なる実施形態における特徴は互いに組み合わせてもよい。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明の保護範囲はこれらに限定されるものではなく、本開示に記載の技術的範囲を超えていない限り、当業者により容易に成し遂げることができた変更や置換はすべて本発明の保護範囲に属する。従って、本発明の保護範囲は、添付した特許請求の範囲に定められる。
10 マスクシート
11 マスクプレートパターン
40 支持バー
50 フレーム
54 凹溝
60 被覆バー
110 マスク領域
120 周辺領域
121 第1エッジ部
122 第2エッジ部
125 肉抜部
130 上面
140 下面
200 第1マスクシート
220 第1周辺領域
221 第1エッジ部
222 第2エッジ部
300 第2マスクシート
320 第2周辺領域
323 第3エッジ部
324 第4エッジ部
400 支持バー
500 フレーム
540 支持バー取付面
1251 上肉抜部
1252 下肉抜部
1253 中間肉抜部
1254 両側肉抜部
2251 上肉抜部
3252 下肉抜部

Claims (9)

  1. 第1マスク領域、および前記第1マスク領域を取り囲んだ第1周辺領域を含んでおり、前記第1周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が上肉抜部を含む第1マスクシートと、
    第2マスク領域、および前記第2マスク領域を取り囲んだ第2周辺領域を含んでおり、前記第2周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が下肉抜部を含む第2マスクシートと、を備えるマスクプレートであって、
    前記第1マスクシートと前記第2マスクシートとは、交互に設置されるとともに、隣接する前記第1マスクシートと前記第2マスクシートにおける前記上肉抜部と前記下肉抜部が少なくとも部分的に重なり、
    前記第1マスクシートは、長手方向である第1延出方向を有し、前記第2マスクシートは、長手方向である第2延出方向を有し、
    前記マスクプレートは、フレームと、複数の支持バーと、をさらに備え、前記フレームは、1つの開口を含み、前記複数の支持バーのそれぞれの両端は、前記フレームに固定され、前記第1マスクシートと前記第2マスクシートとは、前記開口を完全に隠すように、前記複数の支持バーに交互に設置されるとともに、前記フレームに固定して設置され、
    前記フレームは、1つの第1支持バー取付面と、1つの第2支持バー取付面と、をさらに含み、前記複数の支持バーのそれぞれは、前記複数の支持バーの第3延出方向に沿って、第1端と、第2端と、を含み、前記複数の支持バーの第1端は、前記第1支持バー取付面に固定して設置され、前記複数の支持バーの第2端は、前記第2支持バー取付面に固定して設置され、前記第1支持バー取付面および前記第2支持バー取付面の双方は、前記フレームの表面上の窪んだ面であり、前記第1支持バー取付面および前記第2支持バー取付面の深さは、前記支持バーの厚さと同じである
    マスクプレート。
  2. 前記第1マスクシートは、前記第1周辺領域に位置しかつ前記第1延出方向に延出している第1エッジ部および第2エッジ部を含んでおり、前記第1エッジ部と前記第2エッジ部は、前記上肉抜部を含み、
    前記第2マスクシートは、前記第2周辺領域に位置しかつ前記第2延出方向に延出している第3エッジ部および第4エッジ部を含んでおり、前記第3エッジ部と前記第4エッジ部は、前記下肉抜部を含む
    請求項1に記載のマスクプレート。
  3. 前記第1周辺領域と前記第2周辺領域とは厚さがほぼ同じであり、重なって設置された前記上肉抜部と前記下肉抜部の全体厚さは前記第1周辺領域および/または前記第2周辺領域の厚さとほぼ同じである
    請求項1または2に記載のマスクプレート。
  4. 前記上肉抜部と前記下肉抜部は、横断面形状が段状または台形状を含む
    請求項1または2に記載のマスクプレート。
  5. 前記支持バーの前記第1マスクシートへの正投影は前記第1マスクシートの前記第1周辺領域にあり、前記支持バーの前記第2マスクシートへの正投影が前記第2マスクシートの前記第2周辺領域にある
    請求項1に記載のマスクプレート。
  6. 前記第1延出方向と前記第2延出方向は、前記支持バーの前記第3延出方向にほぼ垂直である
    請求項1に記載のマスクプレート。
  7. 前記マスクプレートは、前記第1延出方向に沿いかつ隣接する前記第1マスクシートと前記第2マスクシートの間に位置する被覆バーが設置されていない
    請求項1~6のいずれか1項に記載のマスクプレート。
  8. マスクプレートの組立方法であって、
    前記マスクプレートは、
    第1マスク領域、および前記第1マスク領域を取り囲んだ第1周辺領域を含んでおり、前記第1周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が上肉抜部を含む第1マスクシートと、
    第2マスク領域、および前記第2マスク領域を取り囲んだ第2周辺領域を含んでおり、前記第2周辺領域に位置する少なくとも1つのエッジ部が下肉抜部を含む第2マスクシートと、
    1つの開口を含むフレームと、
    複数の支持バーと、を備え、
    前記フレームは、1つの第1支持バー取付面と、1つの第2支持バー取付面と、を含み、前記複数の支持バーのそれぞれは、前記複数の支持バーの第3延出方向に沿って、第1端と、第2端と、を含み、前記複数の支持バーの第1端は、前記第1支持バー取付面に固定して設置され、前記複数の支持バーの第2端は、前記第2支持バー取付面に固定して設置され、前記第1支持バー取付面および前記第2支持バー取付面の双方は、前記フレームの表面上の窪んだ面であり、前記第1支持バー取付面および前記第2支持バー取付面の深さは、前記支持バーの厚さと同じであり、
    前記組立方法は、
    前記第1マスクシートを間隔をあけて取り付けるステップと、
    前記第2マスクシートの前記下肉抜部が前記第1マスクシートの前記上肉抜部を少なくとも部分的に被覆するように、前記第1マスクシートの傍らに前記第2マスクシートを取り付けるステップと、
    前記複数の支持バーの前記第1マスクシートへの正投影が前記第1周辺領域にあり、前記複数の支持バーの前記第2マスクシートへの正投影が前記第2周辺領域にあるように、前記第1マスクシートにおける前記第1マスク領域の位置と前記第2マスクシートにおける前記第2マスク領域の位置に応じて、前記複数の支持バーを取り付けるステップと、を含む
    マスクプレートの組立方法。
  9. 前記第1マスクシートを間隔をあけて取り付けるステップは、前記フレームの中間から両側へ、前記第1マスクシートを間隔をあけて順に取り付けることを含む
    請求項8に記載のマスクプレートの組立方法。
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