JP7103777B2 - 外部端末装置及び取付部材 - Google Patents

外部端末装置及び取付部材 Download PDF

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Description

本発明は、外部の壁などの取付面に取り付けられる外部端末装置及び外部端末装置を取付面に取り付けるための取付部材に関する。
外部の壁などの取付面に設置されるセキュリティ用通信装置(外部端末装置)が知られている(例えば特許文献1)。こうした外部端末装置には、塵埃が付着することがあり、雨が降ると、外部端末装置に雨が当たり、付着していた塵埃が雨水とともに流れる。このとき、塵埃を含んだ雨水は、外部端末装置の側面に沿って流れ壁を伝って落ちるため、外部端末装置の側面の鉛直下方の壁に雨染みができて美観を損ねてしまう、という問題があった。これに対して、壁などに架橋性水系被覆組成物を含む塗料を塗装することで、雨染みを付き難くする方法が知られている(例えば特許文献2)。
特開2016-126396号公報 特開2008-106163号公報
しかしながら、特許文献2に記載の方法では、壁に特別な塗装をするなどの処理が必要である。壁によっては、特別な塗装ができないこともあり、外部端末装置を取り付けても壁に雨染みが生じにくい構造が求められていた。
本発明は、上述の課題の一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、構造物の取付面に取り付けられ、機能部品を有する外部端末装置が提供される。この外部端末装置は、前記外部端末装置の外周を構成する外周面のうちの上面に連なって設けられた外周側面から外方に張り出して設けられ、上端から下端にかけて、前記構造物の取付面から離間する方向に傾斜する傾斜部を備えている。外部端末装置には、塵埃が付着し、雨が降ると、雨水は塵埃を含んだ状態で流れ落ちる。この形態によれば、塵埃を含んだ水は、傾斜部に沿って流れ落ち、構造物の取付面から離間した位置で傾斜部から滴下するので、塵埃を含んだ水が構造物の取付面に接しにくく、構造物の取付面において雨染みが生じることを抑制し易い。
(2)上記形態において、前記傾斜部の下端の位置は、前記外周側面において前記構造物の取付面から最も離れた位置よりも前記構造物の取付面側に位置してもよい。傾斜部を流れる水は、表面張力により傾斜部や外周側面に接触しやすい。この形態によれば、傾斜部の下端の位置は、外周側面において構造物の取付面から最も離れた位置よりも構造物の取付面側に位置しているので、傾斜部の下端まで確実に傾斜部と外周側面とがV字形状を形成する。その結果、水を誘導し易く、傾斜部の途中で、外周側面と反対側から水が落下して構造物の取付面に雨染みが生じることを抑制し易い。
(3)上記形態において、前記傾斜部の上端の位置は、前記外周側面における前記構造物の取付面側の位置と同じ位置であってもよい。この形態によれば、外周側面を構造物の取付面と接するように外部端末装置を構造物の取付面に設置したときに、傾斜部の上端と構造物の取付面とが接触し、傾斜部の上端と構造物の取付面との隙間に雨水が通ることを抑制できる。
(4)上記形態において、前記傾斜部の下端には、鉛直下方に連なる垂下部が形成されていてもよい。この形態によれば、垂下部によって水を鉛直方向に容易に滴下させることができ、雨染みが生じることを抑制し易い。
(5)上記形態において、前記傾斜部は、上端から下端に掛けて、平面また曲面として形成されていてもよい。この形態によっても、水を滑らかに移動させ、傾斜部から滴下させやすい。
(6)上記形態において、前記傾斜部は、前記外周側面から外方に掛けて、平面また凹面として形成されていてもよい。この形態によれば、傾斜部の途中で、外周側面と反対側から水が落下して構造物の取付面に雨染みが生じることを抑制し易い。
(7)上記形態において、前記傾斜部は、前記外周側面の鉛直方向中心より下方に設けられていてもよい。傾斜部より鉛直下方の外周側面に付着した塵埃を含む雨水は、雨水とともに構造物の取付面を伝わるので、雨染みを生じさせる可能性があるが、傾斜部より鉛直上方の外周側面に付着した塵埃を含む雨水は、傾斜部により構造物の取付面から離間し、構造物の取付面を伝わらずに滴下するので、構造物の取付面に雨染みを形成し難い。この形態によれば、傾斜部よりも鉛直下方の外周側面の面積を傾斜部よりも鉛直上方の外周側面の面積よりも小さくしている。傾斜部を外周側面の鉛直方向中心より下方に設けると、傾斜部を外周側面の鉛直方向中心より上方に設ける場合に比べて、雨水とともに構造物の取付面を伝わる塵埃の量を少なくできる。その結果、構造物の取付面の雨染みを生じ難くでき、仮に雨染みができたとしても、雨染みは目立ち難い。
(8)上記形態において、前記傾斜部は、前記外周側面の下端に設けられていてもよい。この形態によれば、傾斜部よりも鉛直下方の外周側面の面積をより小さくでき、傾斜部よりも鉛直下方の外周側面に付着し、雨水とともに構造物の取付面を伝う塵埃を少なくできるので、構造物の取付面の雨染みをより目立ち難くできるまた、外周側面の下端の強度を向上できる。
(9)上記形態において、前記傾斜部は、前記上面に連なる二つの外周側面のそれぞれに設けられていてもよい。この形態によれば、外部端末装置の両側において、雨染みが生じることを抑制し易い。
(10)本発明の一形態によれば、構造物の取付面に取り付けられた外部端末装置が提供される。この外部端末装置は、上記形態のいずれか1つに記載された外部端末装置と、前記外周面と、前記構造物の取付面との境界に設置されたシーリングと、を有し、前記シーリングの端部は、前記傾斜部の上端を覆っている。この形態によれば、シーリングにより防水性を高めることができる。また、シーリングの端部は、傾斜部の上端を覆っているので、傾斜部の上端を、構造物の取付面に接触させなくても、傾斜部の上端と構造物の取付面の間から水が漏れることが無い。
(11)上記形態において、前記傾斜部の幅は、前記シーリングの幅以下であってもよい。この形態によれば、前記構造物の取付面の法線方向から外部端末装置を見た時に、シーリングによって、傾斜部を目立ち難くできる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、外部端末装置の他、入退出管理用外部端末装置、認証装置、インターホン、外部端末装置の取付部材、雨染み抑制構造等の形態で実現することができる。
取付面に取り付けられた外部端末装置を示す説明図である。 外部端末装置の分解斜視図である。 外部端末装置の立設部の断面を示す説明図である。 傾斜部を拡大して示す説明図である。 傾斜部を、立設部の法線方向から見た図である。 傾斜部と立設部を、傾斜部の法線と立設部の法線の両方と垂直な方向から見た図である。 取付面に取付部材を取り付けて、シーリングを施した状態を示す説明図である。 傾斜部の斜面を曲面とした実施形態を示す説明図である。
・実施形態:
図1は、構造物の取付面50に取り付けられた外部端末装置100を示す説明図である。本実施形態では、外部端末装置100は、認証用のセキュリティ端末装置であり、本体20と、本体20を取付面50に取り付けるための取付部材10と、を備える。取付面50は、外部端末装置100が取り付け可能な面であり、例えば、屋外の壁や柱の側面である。本体20には、機能部品としてカードリーダなどの認証装置22(図2に図示)が設けられている。取付部材10の外周を構成する外周面には、取付面50に対してほぼ垂直に立設する形状を有する外周側面11が設けられている。外周面の内側に、本体20が収納されて固定されている。2つの外周側面11の外方には、傾斜部12が張り出して設けられている。外周側面11や傾斜部12は、例えば樹脂で形成されている。傾斜部12については後述する。一方の傾斜部12の上端から、外周面に沿って他方の傾斜部12の上端まで、シーリング40(「コーキング40」とも呼ぶ。)が設置されている。シーリング40は、取付部材10と取付面50との隙間に水が浸入しないように、シールする。
図2は、外部端末装置100の分解斜視図である。外部端末装置100は、さらに、防水パッキン30を備える。防水パッキン30は、3つの外周側面11の内面に沿って配置された細長い形状の部材である。防水パッキン30は、ゴムや樹脂で形成されており、外周側面11と本体20との隙間から浸入した水が本体20の内部に浸入しないようにシールする。
図3は、外部端末装置100の外周側面11の断面を示す説明図である。取付面50には、汎用部品である埋込取付枠60が取り付けられており、取付部材10は、埋込取付枠60に、取り付けられている。埋込取付枠60を使うことで、取付部材10の設計において、取付面50との取付ではなく、埋込取付枠60との取付を考慮すればよいので、設計自由度を向上できる。なお、埋込取付枠60を用いずに、取付部材10を直接取付面50に取り付ける構成であってもよい。また、埋込取付枠60と取付部材10とが一体となって、1つの部材を構成していてもよい。
外周側面11は、取付面50に対してほぼ垂直な面を有している。外周側面11の内側(図3では、左側)の取付面50に近い位置には、上述した防水パッキン30が配置されている。本実施形態では、防水パッキン30は、取付面50と反対側に、防水パッキン30の細長い形状の長手方向沿って伸びる溝を有する。この溝に、本体20の側面21が嵌まり込むことによって、本体20の内部に水が浸入しないように防水する。なお、本体20の側面が防水パッキン30に押圧されれば、本体20の内部に水が浸入しないように防水できる。したがって、溝は、省略可能である。但し、防水パッキン30が溝を備えると、本体20の側面21と防水パッキン30との接触面積を大きくできるので、防水の効果をより高めることができる。
図4は、傾斜部12を拡大して示す説明図である。傾斜部12は、外周側面11に対してほぼ垂直に設けられており、上端から下端にかけて、取付面50から離間する方向に傾斜する平坦な平面の斜面を有する。傾斜部12の上端は、取付面50に、ほぼ接している。なお、後述するように、傾斜部12の上端から、シーリング40が設置されるので、傾斜部12の上端と、取付面50の境界は、シーリング40により埋められる。したがって、傾斜部12の上端と、取付面50とは、完全に接触した状態でなくても良い。すなわち、傾斜部12の上端と、取付面50との間に若干の隙間があってもよい。
図5は、傾斜部12を、外周側面11の法線方向から見た図である。図5からわかるように、傾斜部12は、上端から下端にかけて、取付面50から離間する方向に傾斜する斜面を有する。傾斜部12の角度θ(取付面50の鉛直上方からの角度で表す)は、大きいと、水を流しやすいが、大きすぎると、傾斜部12の鉛直方向の大きさが大きくなりすぎて傾斜部12が目立ってしまう。一方、傾斜部12の角度θが小さいと、傾斜部12に水が滞留し、滞留した水が傾斜部12の外側、つまり外周側面11と反対側から落下するおそれがある。角度θは、135度から175度の範囲内で設定することが好ましく、150度が最も好ましい。この範囲であれば、傾斜部12が大きくなりすぎず、傾斜部12を流れる水が、傾斜部12に滞留し難くできるとともに、傾斜部12から落ちた水が取付面50に接触し難くできる。
本実施形態では、傾斜部12の下端の位置は、外周側面11の取付面50から最も離れた位置よりも構造物の取付面50側に位置している。すなわち、傾斜部12の取付面50からの長さH1は、外周側面11の取付面50からの長さH2よりも小さく構成されている。言い換えれば、傾斜部12は、外周側面11の前縁よりも取付面50よりに奥まって配置されていると言える。このよう構成にすれば、傾斜部12の下端から傾斜部12の法線14方向には、外周側面11が存在し、外周側面11と傾斜部12とでV字溝を形成できる。傾斜部12を流れる水は、表面張力により外周側面11に引き寄せられる。したがって、V字溝により、水を外周側面11に沿って誘導し易く、傾斜部12の途中で、外周側面11と反対側から水が落下することを抑制し易くできる。例えば、傾斜部12の取付面50からの長さH1の上限は、外周側面11の取付面50からの長さH2の3/4以下とすることが好ましく、2/3以下とすることがより好ましい。傾斜部12の取付面50からの長さH1を外周側面11の取付面50からの長さH2の1/2にしてもよい。一方、傾斜部12の取付面50からの長さH1の下限については、外周側面11の取付面50からの長さH2の1/4以上とすることが好ましく、1/3以上とすることがより好ましい。傾斜部12の取付面50からの長さH1が小さすぎると、塵埃を含んだ水が傾斜部12の下端から滴下するときに、取付面50に接触する可能性がある。しかし、取付面50からの長さH1が取付面50からの長さH2の1/4以上あれば、塵埃を含んだ水が傾斜部12の下端から滴下するときに、滴下位置は、取付面50から十分に離れており、落下中に水が取付面50に接触する可能性を低減できる。例えば、傾斜部12の取付面50からの長さH1の大きさの絶対値としては、1.5mm以上あることが好ましい。
上記説明では、傾斜部12の取付面50からの長さH1は、外周側面11の取付面50からの長さH2よりも小さく構成すると説明したが、傾斜部12の取付面50からの長さH1は、外周側面11の取付面50からの長さH2よりも小さく構成しなくてもよい。例えば、傾斜部12の取付面50からの長さH1は、取付面50からの長さH2と同じ長さであってもよい。傾斜部12の取付面50からの長さH1は、取付面50からの長さH2と同じ長さであっても水を取付面50から離間させて滴下させることができるので、取付面50に雨染みを生じさせ難くできる。この場合、傾斜部12が外周側面11から手前側に突出しないことが好ましい。傾斜部12が外周側面11から手前側に突出しなければ、傾斜部12の破損を抑制し易い。従って、傾斜部12の取付面50からの長さH1は、外周側面11の取付面50からの長さH2以下であることが好ましい。
本実施形態では、傾斜部12の上端は、外周側面11の取付面50側の位置と同じ位置である。こうすれば、取付面50に外部端末装置100を設置したときに、傾斜部12の上端と取付面50とが接触し、水がこの間を通り難くできる。なお、傾斜部12の上端と取付面50との間には、シーリング40で埋めることができる程度の隙間があってもよい。シーリング40で埋めることができれば、水がこの間を通り難くできる。
本実施形態では、傾斜部12の下端に、水が流れる面の接線の向きが鉛直方向である垂下部13を備えている。垂下部13を備えることで、水を傾斜部12から鉛直方向に容易に滴下させることができる。また、垂下部13を備えることで、垂下部13の下端の強度を大きく出来る。ただし、垂下部13はなくても良い。また、傾斜部12の取付面50側に、傾斜部12を補強する補強部15を設けても良い。図5では、補強部15の一例を破線で示している。図5では、補強部15を、傾斜部12とほぼ垂直に設けているが、取付面50と垂直あるいは平行にしてもよい。また、傾斜部12の取付面50側を埋めて補強しても良い。
図6は、傾斜部12と外周側面11を、傾斜部12の法線と外周側面11の法線の両方と垂直な方向から見た図である。このときの傾斜部12と外周側面11との為す角の角度をφとする。図4の説明では、傾斜部12は、外周側面11に対してほぼ垂直に設けられている、すなわち角度φは90度であると説明したが、角度φを90度未満としてもよい。この場合、水は表面張力により外周側面11にさらに引き寄せられやすくなるので、傾斜部12の外周側面11との反対側から水を落下させ難くできる。また、角度φを90度より大きくしてもよい。この場合、傾斜部12と外周側面11との境界に塵埃などの汚れが付着し難い。傾斜部12は、外周側面11から外方に掛けて、平面として形成されているが、凹面として形成されていてもよい。また、傾斜部12と外周側面11との境界の角を埋めて傾斜部12から外周側面11に向かって連続的な曲面としてもよい。傾斜部12と外周側面11との境界に塵埃の汚れが付着し難くできる。
図7は、取付面50に取付部材10を取り付けて、シーリング40を施した状態を示す説明図である。シーリング40は、例えば、シリコーン系、変性シリコーン系、ポリウレタン系などの樹脂のコーキング材で形成されている。シーリング40の端部は、傾斜部12の上端と接している。この場合、傾斜部12の外周側面11上での位置について、傾斜部12の上端が取付面50に近づく位置に配置されていることが好ましい。傾斜部12の上端と取付面50の間隔が狭いと、この隙間をシーリング40で埋め易い。このようなシーリング40は、以下のように設置される。シーリング40は、図7の矢印で示す様に、一方の傾斜部12の上端から傾斜部12の上端を覆うように設置し始められ、取付部材10の一方の側面、上面、他方の側面を通り、他方の傾斜部12の上端で傾斜部12の上端を覆って設置し終えられる。このようにシーリング40を一筆書きのように設置すれば、シーリング40の設置が容易である。また、傾斜部12の上端をシーリング40で覆うことで、傾斜部12の上端と、取付面50との境界の隙間をシーリング40で埋めることができる。なお、シーリング40がなくても、雨染みを抑制する効果に変わりが無い。
傾斜部12の幅W3は、雨水の水滴の大きさを考慮すれば、1.5mm以上が好ましい。一方、傾斜部12の幅W3は、4mm以下が好ましい。傾斜部12の幅W3を4mm以下とすれば外部端末装置100を取付面50に取り付けた後に設置されるシーリング40の幅以下とすることができる。この場合、取付面50の法線方向から外部端末装置100を見た時に、傾斜部12とシーリング40とが重なって見えるので、傾斜部12を目立ち難くできる。なお、傾斜部12の幅W3は、4mm以上であってもよい。傾斜部12の幅W3が大きいほど、傾斜部12の外周側面11との反対側から水を落下させ難くできる。なお、傾斜部12の幅W3は、シーリング40の幅よりも大きくても良い。シーリング40と重なる部分については、目立ち難くできる。また、傾斜部12の色は、シーリング40の色とほぼ同じ色であることが好ましい。傾斜部12をより目立ち難くできる。
・他の実施形態:
図8は、傾斜部12の斜面を曲面とした実施形態を示す説明図である。上述した本実施形態では、傾斜部12は、平坦な斜面であったが、曲面を有する斜面としてもよい。傾斜部12の斜面を曲面とすると、傾斜部12の角が取れるので、水を滑らかに移動させ、滴下させ易くできる。
上記実施形態では、傾斜部12の鉛直方向の位置については、説明していなかったが、外周側面11の鉛直方向中心より下部に設けられていることが好ましい。傾斜部12よりも鉛直下方の外周側面11の面積が小さく、ここに付着する塵埃が少ないので、取付面50に雨染みが生じ難いからである。したがって、傾斜部12は、外周側面11の下端に設けられていることがより好ましい。傾斜部12よりも鉛直下方の外周側面11の面積をもっとも小さくできる。
傾斜部12の水が流れる面について、外周側面11とほぼ平行な溝や凸部を備えていてもよい。傾斜部12が、このような溝や凸部を備えることで、傾斜部12上の水を、溝や凸部に沿って下方に移動させ、滴下させることができる。
傾斜部12は、外周側面11との接続部に、薄肉部を備えていても良い。外部端末装置100が室内に用いられる場合には、雨水がかからないため、雨染みを考慮する必要がない。したがって、室内に用いられる場合には、傾斜部12を備えなくてもよい。傾斜部12は、外周側面11との接続部に、薄肉部を備えていていれば、外部端末装置100を室内で用いるときに、傾斜部12を容易に折ることができる。
本実施形態では、外部端末装置100は、傾斜部12を備えているが、逆に、傾斜部12を別体として、外部端末装置100を屋外に設置するときに、傾斜部12を取り付けるようにしても良い。例えば、傾斜部12の外周側面11との接触部分に突起を設け、外周側面11には、該突起と嵌合する孔を設けても良い。この他、傾斜部12の外周側面11とは、例えば接着剤で接着しても良い。
上記実施形態では、傾斜部12の外周側面11の素材は、単にジュしとしたが、外周側面11は、親水性の材料で形成することも好ましい。外周側面11に水が接触したときの接触角を小さくし、水を引き寄せることができるので、傾斜部12の外周側面11と反対側から水を落下させにくくできる。また、傾斜部12は、撥水性の材料で形成することも好ましい。傾斜部12を流れる水を切りやすい。なお、外周側面11を撥水性の材料で形成し、傾斜部12を親水性の材料で形成してもよい。傾斜部12に水を流しやすくできる。
上記実施形態では、傾斜部12は、二つの外周側面11のそれぞれに設けられていているが、一方の外周側面11にのみ傾斜部12を備える構成であってもよい。傾斜部12を備える側において、雨染みを抑制できる。例えば、外周面の上面が傾斜していれば、雨水が流れ落ちる側の外周側面11のみに傾斜部12を設けてれば良い。
上記実施形態では、外部端末装置100は、本体20と取付部材10とを別の部材として備えるとして説明したが、本体20と取付部材10とが一体の外部端末装置100であってもよい。この場合、傾斜部12は、外部端末装置100の外周を構成する外周面のうちの上面に連なって設けられた外周側面から外方に張り出して設けられ、上端から下端にかけて、構造物の取付面50から離間する方向に傾斜している。本体20と取付部材10とが一体であろうと、一体でなかろうと、傾斜部12により、雨染みをでき難くする点は共通する。なお、本体20と取付部材10とを別体で分離可能にすれば、本体20の修理や調整を行うときに、取付部材10を構造物の取付面50に残して、本体20のみを取り外すことができる。
上記説明では、機能部品として認証装置22を備える認証用のセキュリティ端末装置であるとして説明したが、外部端末装置100は、機能部品として、呼び出しボタンと、モニタと、スピーカと、カメラと、を備えるインターホンであってもよい。
図2に示す例では、取付面50に穴が開いており、該穴に本体20の一部が挿入されるようになっているが、取付面50に穴を設けずに、取付面50の上に本体20及び取付部材10が配置される構成であってもよい。
本発明は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…取付部材
11…外周側面
12…傾斜部
13…垂下部
14…(傾斜部)の法線
15…補強部
20…本体
21…(本体の)側面
22…認証装置
30…防水パッキン
40…シーリング
50…側面
60…埋込取付枠
100…外部端末装置

Claims (13)

  1. 構造物の取付面に取り付けられ、機能部品を有する外部端末装置であって、
    前記外部端末装置の外周を構成する外周面のうちの上面に連なって設けられた外周側面から外方に張り出して設けられ、上端から下端にかけて、前記構造物の取付面から離間する方向に傾斜する傾斜部を備え、
    前記傾斜部は、前記外周側面の鉛直方向中心より下方に設けられ、
    前記傾斜部の上端の位置は、前記外周側面における前記構造物の取付面側の位置と同じ位置である、外部端末装置。
  2. 請求項1に記載の外部端末装置であって、
    前記傾斜部の下端の位置は、前記外周側面において前記構造物の取付面から最も離れた位置よりも前記構造物の取付面側に位置する、外部端末装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の外部端末装置であって、
    前記傾斜部の下端には、鉛直下方に連なる垂下部が形成された外部端末装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の外部端末装置であって、
    前記傾斜部は、上端から下端に掛けて、平面また曲面として形成されている、外部端末装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の外部端末装置であって、
    前記傾斜部は、前記外周側面から外方に掛けて、平面また凹面として形成されている、外部端末装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の外部端末装置であって、
    前記傾斜部は、前記外周側面の下端に設けられている、外部端末装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の外部端末装置であって、
    前記傾斜部は、前記上面に連なる二つの外周側面のそれぞれに設けられている、外部端末装置。
  8. 構造物の取付面に取り付けられた外部端末装置であって、
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の外部端末装置と、
    前記外周面と、前記構造物の取付面との境界に設置されたシーリングと、を有し、
    前記シーリングの端部は、前記傾斜部の上端を覆っている、外部端末装置。
  9. 構造物の取付面に取り付けられ、機能部品を有する外部端末装置であって、
    前記外部端末装置の外周を構成する外周面のうちの上面に連なって設けられた外周側面から外方に張り出して設けられ、上端から下端にかけて、前記構造物の取付面から離間する方向に傾斜する傾斜部と、
    前記外周面と、前記構造物の取付面との境界に設置されたシーリングと、を有し、
    前記傾斜部は、前記外周側面の鉛直方向中心より下方に設けられ、
    前記シーリングの端部は、前記傾斜部の上端を覆っている、外部端末装置。
  10. 請求項または請求項に記載の外部端末装置であって、
    前記傾斜部の幅は、前記シーリングの幅以下である、外部端末装置。
  11. 機能部品を有する外部端末装置を構造物の取付面に取り付けるための取付部材であって、
    前記取付部材の外周を構成する外周面と、
    前記外周面のうちの上面に連なって設けられた外周側面から外方に張り出して設けられ、上端から下端にかけて、前記構造物の取付面から離間する方向に傾斜する傾斜部と、
    を備え、
    前記傾斜部は、前記外周側面の鉛直方向中心より下方に設けられ、
    前記傾斜部の上端の位置は、前記外周側面における前記構造物の取付面側の位置と同じ位置である、取付部材。
  12. 機能部品を有する外部端末装置を構造物の取付面に取り付けるための取付部材であって、
    前記取付部材の外周を構成する外周面と、
    前記外周面のうちの上面に連なって設けられた外周側面から外方に張り出して設けられ、上端から下端にかけて、前記構造物の取付面から離間する方向に傾斜する傾斜部と、
    前記外周面と、前記構造物の取付面との境界に設置されたシーリングと、を有し、
    前記傾斜部は、前記外周側面の鉛直方向中心より下方に設けられ、
    前記シーリングの端部は、前記傾斜部の上端を覆っている、取付部材。
  13. 請求項1に記載の取付部材であって、
    前記傾斜部の幅は、前記シーリングの幅以下である、取付部材。
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