JP7102903B2 - 車載制御装置 - Google Patents
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すなわち、燃料カットが実行された後、燃料カット復帰条件が成立すると内燃機関の出力トルクを予め定めた初期トルクから徐々に増大させるトルク徐変処理を実行しながら燃料カットからの復帰を行うことにより、復帰時におけるトルクショックの発生を抑える燃料カット制御が実施される。
また、トルクコンバータに設けられたロックアップクラッチのスリップ量を調整するフレックスロックアップ制御が実施される。そして、このフレックスロックアップ制御を実行しているときには、上記スリップ量が所定値以下となるように同スリップ量を制限することにより、ロックアップクラッチから発生する摩擦熱を抑えるスリップ量制限処理が実行される。
すなわち、フィルタに多くの粒子状物質が堆積していると、フィルタ保護要求による燃料カットからの復帰が実施されやすくなる。
以下、車載制御装置の第1実施形態について、図1~図5を参照しつつ説明する。
図1に示すように、内燃機関10は車両に搭載されてガソリンを燃料とする機関であり、基本的には燃料室における混合気の空燃比が理論空燃比となるように燃料噴射量が制御される。
内燃機関10の排気通路20には、排気上流から順に、周知の三元触媒30や、排気中の粒子状物質(PM)を捕集するフィルタ40が設けられている。
また、制御装置100は、各種制御の1つとして、上述した周知のフレックスロックアップ制御を実行する。また、制御装置100は、フレックスロックアップ制御を実行しているときには、上記スリップ量が所定値以下となるように同スリップ量を制限することにより、ロックアップクラッチ52から発生する摩擦熱を抑える周知のスリップ量制限処理も実行する。
一方、トルク徐変処理の実行要求があるときには(S100:YES)、制御装置100は、今回の燃料カットからの復帰要求が、上述したフィルタ保護要求による復帰要求であるか否かを判定する(S110)。
燃料カットを中止して復帰する際の機関回転速度NEが高いときほど、燃料カットからの復帰時に発生するトルクショックは大きくなる傾向があるため、図3に示すように、機関回転速度NEが高いときほど、第1初期トルクBT1及び第2初期トルクBT2はともに小さくなるように設定される。また、同一の機関回転速度NEであっても、第2初期トルクBT2の方が第1初期トルクBT1よりも小さい値となるように同第2初期トルクBT2は設定される。
燃料カットを中止して復帰する際の変速段が低くその変速比が大きいときほど、燃料カットからの復帰時に発生するトルクショックは大きくなる傾向があるため、図4に示すように、変速段が低くその変速比が大きいときほど、第1初期トルクBT1及び第2初期トルクBT2はともに小さくなるように設定される。また、同一の変速段であっても、第2初期トルクBT2の方が第1初期トルクBT1よりも小さい値となるように同第2初期トルクBT2は設定される。
(1)図5に、燃料カットの実施態様を示す。なお、図5に示す実線は、燃料カットからの復帰要求が上記フィルタ保護要求による復帰要求であるときの態様を示し、同図5に示す二点鎖線は、燃料カットからの復帰要求が上記フィルタ保護要求による復帰要求ではないときの態様を示す。
次に、車載制御装置の第2実施形態について、図6~図9を参照しつつ説明する。
第1実施形態では、フィルタ保護要求による燃料カットからの復帰時におけるトルクショックを低減するために、トルク徐変処理の初期トルクBTをフィルタ保護要求の有無に応じて変更するようにした。
一方、トルク徐変処理の実行要求があるときには(S100:YES)、制御装置100は、今回の燃料カットからの復帰要求が上述したフィルタ保護要求による復帰要求であるか否かを判定する(S110)。このS110の処理も、第1実施形態で説明したS110の処理と同一である。そして、フィルタ保護要求による復帰要求ではないときには(S110:NO)、制御装置100は、機関回転速度NE及び自動変速機60の現在の変速段に基づいて第1加算値AD1を算出する(S200)。
上述したように、燃料カットを中止して復帰する際の機関回転速度NEが高いときほど、燃料カットからの復帰時に発生するトルクショックは大きくなる傾向があるため、図7に示すように、機関回転速度NEが高いときほど、第1加算値AD1及び第2加算値AD2はともに小さくなるように設定される。また、同一の機関回転速度NEであっても、第2加算値AD2の方が第1加算値AD1よりも小さい値となるように同第2加算値AD2は設定される。
上述したように、燃料カットを中止して復帰する際の変速段が低くその変速比が大きいときほど、燃料カットからの復帰時に発生するトルクショックは大きくなる傾向があるため、図8に示すように、変速段が低くその変速比が大きいときほど、第1加算値AD1及び第2加算値AD2はともに小さくなるように設定される。また、同一の変速段であっても、第2加算値AD2の方が第1加算値AD1よりも小さい値となるように同第2加算値AD2は設定される。
(1)図9に、燃料カットの実施態様を示す。なお、図9に示す実線は、燃料カットからの復帰要求が上記フィルタ保護要求による復帰要求であるときの態様を示し、同図9に示す二点鎖線は、燃料カットからの復帰要求が上記フィルタ保護要求による復帰要求ではないときの態様を示す。
・自動変速機60が変速比を連続的に変更することのできる無段変速機の場合には、変速段の代わりに、無段変速機の現在の変速比に基づいて上述した第1初期トルクBT1や第2初期トルクBT2を算出したり、上述した第1加算値AD1や第2加算値AD2を算出してもよい。
Claims (1)
- 排気中の粒子状物質を捕集するフィルタを排気通路に備える内燃機関と、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータを備えた自動変速機と、を備える車両に適用されて、燃料カット条件が成立するときには前記内燃機関での燃料噴射を停止するとともに燃料カット復帰条件が成立すると内燃機関の出力トルクを予め定めた初期トルクから徐々に増大させるトルク徐変処理を実行しながら燃料カットからの復帰を行う燃料カット制御と、前記フィルタにおける粒子状物質の堆積量が増加すると内燃機関の出力トルクを制限する出力制限制御と、アクセルペダルの操作量が所定値以上になると前記自動変速機の変速比を増大させるキックダウン制御と、前記ロックアップクラッチのスリップ量を調整するフレックスロックアップ制御を実行する際に前記スリップ量が所定値以下となるように当該スリップ量を制限するスリップ量制限処理と、を実行する車載制御装置であって、
前記燃料カット復帰条件が成立する状態が複数設定されておりそのうちの1つには、前記燃料カットの実行中における前記フィルタの過昇温を抑えるためのフィルタ保護要求があることが設定されており、
前記燃料カットからの復帰が前記フィルタ保護要求によるものである場合には、前記フィルタ保護要求によるものではない場合と比較して前記初期トルクを小さくする
車載制御装置。
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