JP7100876B2 - 排水栓装置 - Google Patents
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Description
従来の排水栓装置としては、伝達部が端部にレバー状の昇降部を有し、操作部の操作に伴い昇降部が変位することにより、昇降部上に載置された弁体が上昇又は下降する構造のものが知られている。しかし、当該従来の排水栓装置においては、弁体を取り外した際、昇降部が排水口内部に大きく突出した状態となってしまう。従って、当該突出した昇降部に排水中の毛髪等が堆積することから不衛生であるとともに、堆積した毛髪等による誤作動が生じていた。又、突出部分は使用者から視認可能であるため見栄えが悪く、又、当該突出部分の清掃は非常に困難であった。
槽体に形成された排水口の開閉を行う弁体と、
前記弁体の昇降操作を行う操作部と、
前記操作部に加えられた操作を前記排水口側へ伝達する伝達部と、
から成る排水栓装置であって、
前記伝達部は一端部において前記弁体を昇降させる昇降部を備え、
前記弁体は、外端が前記排水配管の内周面に沿って形成されるとともに、前記弁体の上昇時に前記昇降部に載置される載置部を備え、
前記昇降部は前記操作部の操作に基づいて前記排水配管の内壁から前記排水流路に向けて前進又は前記伝達部側に向けて後退し、
前記昇降部の後退時に前記載置部が前記昇降部に載置されて前記弁体が上昇するとともに、
前記昇降部は最も後退した状態において、前記弁体が上昇状態となり、少なくとも前記載置部上端より下流の前記排水流路内には内部に突出する部材がほとんど存在しないことを特徴とする排水栓装置である。
前記昇降部が前記操作部に加えられた操作に応じて、前記傾斜部が前記昇降部と当接摺動するとともに、当該摺動作用によって前記弁体を昇降させることを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置である。
前記昇降部が前記操作部に加えられた操作に応じて、前記傾斜部が載置部と当接摺動するとともに、当該摺動作用によって前記弁体を昇降させることを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置である。
前記排水配管の側面に形成された枝管部内に配置されるとともに、
前記操作部の操作に基づいて前記枝管部より前記排水流路に向けて前進した際には端部が前記排水流路に向けて突出し、
後退した際には前記昇降部端部を除く部分が前記枝管内に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水栓装置である。
前記操作部の操作に基づいて略水平方向に進退することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の排水栓装置である。
前記伝達部に対して回動可能に取り付けられており、
前記操作部の操作に基づいて回動可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の排水栓装置である。
排水栓2は中空且つ円筒状であって、円筒状の胴部外周には雄螺子が形成されているとともに、上端外周から外側に向けて鍔部3が形成されており、下端には下部配管5が取り付けられている。排水栓2は槽体Bの裏側に配置されたナットに螺合されており、鍔部3とナットがパッキンを介して槽体B底面の開口周縁を挟持することによって槽体Bに水密
に取り付けられている。当該取り付け状態において、排水栓2内部の排水流路上端は排水口4として機能し、当該排水口4より槽体B内部に吐水された湯水や毛髪等が排出される。尚、排水栓1の内部に形成された排水流路は、中央近傍から下端にかけて漸次縮径している。
下部配管5は上端に取り付けられたナットによって排水栓2の下端に取り付けられており、側方には枝管部6とオーバーフロー流路7が形成されている。又、上流側端部の内径は排水栓2下端の内径よりも小径となっており、排水栓1から連続する排水流路を更に縮径するとともに、下部配管5の上端から連続する排水流路は枝管部6及びオーバーフロー流路7が形成されている高さ位置において偏芯している。枝管部6は図1において左方に延設された筒状部分であって、内部に伝達部10及び昇降部12の一部が配置されている。又、枝管部6はナットによってその端部が閉塞されている。又、下部配管5はその下端において、図示しない排水トラップと連結されている。オーバーフロー流路7は槽体Bの側面に形成されたオーバーフロー排水栓から連続する排水流路であり、当該オーバーフロー排水栓から流入した排水を下部配管5内の排水流路に合流させる。
上述の通り、排水配管1は排水栓2の中央近傍から下部配管5の上端近傍にかけて排水流路が縮径している。これにより、図2に示すように、後退時における昇降部12は、端部を除いて上方が排水配管1によって覆われることで目隠しされている。
上記昇降部12は、操作部8に対して押動操作が加えられた際には枝管部6と対向する排水流路の側面に向けて前進し、操作部8に対して引き上げ操作が加えられた際には、伝達部10に向けて後退する。尚、本実施形態においては、昇降部12は最も前進した場合、その端部が排水流路の中心まで到達するとともに、最も後退した場合、傾斜部13の頂部14のみが排水流路に露出する程度まで後退する。この時、頂部14に弁体15が載置され、上昇した弁体15を支持する。
弁蓋16は平面視円形状であって、その外周にパッキンが嵌着された止水部材であり、排水栓装置の作動に伴い昇降する。又、弁蓋16は下面中央より軸部17が垂設されている。尚、弁蓋16が下降状態にある時、上記パッキンは排水口4の周縁と当接することに
より、槽体B内部に湯水を貯留可能とするとともに、弁蓋16が上昇状態にある時には、槽体B内部の湯水や塵芥を、排水配管1を通じて下流側へと排出することが可能となる。軸部17は後述する目皿18中心に形成された軸受け20に挿通されているとともに、下端に取り付けられた環状のパッキンが軸受け20の内周に当接している。
目皿18は網目状の捕集部19を有するとともに、中央には軸受け20が上下に開口されており、その下端には載置部21を有している。軸受け20は目皿18を上下に貫通する開口であって、その内径は上記軸部17と略同径である。載置部21は排水配管1の外径と略同径の環状部であって、外周は排水配管1の内周面に沿って形成されているとともに、下端は昇降部12の傾斜部13と当接している。
上記弁体15の下降状態より、使用者が把持部9を引き上げると、引き上げられた操作部8の変位を伝達部10が昇降部12へと伝え、昇降部12が伝達部10側へと後退する。この時、昇降部12の後退に伴い、傾斜部13が載置部21に当接摺動する。そして、上述の通り傾斜部13は頂部14から伝達部10側へ向かうほど低くなる勾配を有していることから、弁体15は昇降部12の後退に伴い、傾斜部13の勾配に沿って上昇する。尚、把持部9が上端まで引き上げられると、載置部21が昇降部12に載置される。尚、昇降部12が最も伝達部10側に後退した時、図3(b)に示すように、弁体15は昇降部12の先端且つ昇降部12の最も高い位置である頂部14上に載置され、弁体15は上昇状態において支持される。
又、昇降部12は枝管部6内を進退することから、昇降部12の下方は枝管部6によって支持されている。従って、上昇した弁体15に対して上方から応力が加えられたとしても、当該応力によって弁体15が下降してしまうことはない。
。
第四実施形態においては、枝管部6は内部に凸部25を備えており、図9に示すように、排水流路側に前進している昇降部12が操作部8の操作に伴い後退すると、昇降部12が所定距離を略水平に移動した後に凸部25に当接し、昇降部12の端部である頂部14が上下動するように回動する。本実施形態においては、傾斜部13が載置部21に当接摺動することにより、昇降部12の回転応力が弁体15を略垂直方向に昇降させる応力へと変換される。本実施形態においては、昇降部12が回動することにより、弁体15を昇降させるために必要なストローク幅を削減することができる。
2 排水栓
3 鍔部
4 排水口
5 下部配管
6 枝管部
7 オーバーフロー流路
8 操作部
9 把持部
10 伝達部
11 筒状部材
12 昇降部
13 傾斜部
14 頂部
15 弁体
16 弁蓋
17 軸部
18 目皿
19 捕集部
20 軸受け
21 載置部
23 第一傾斜部
24 第二傾斜部
25 凸部
B 槽体
Claims (6)
- 内部に排水流路を形成する排水配管と、
槽体に形成された排水口の開閉を行う弁体と、
前記弁体の昇降操作を行う操作部と、
前記操作部に加えられた操作を前記排水口側へ伝達する伝達部と、
から成る排水栓装置であって、
前記伝達部は一端部において前記弁体を昇降させる昇降部を備え、
前記弁体は、外端が前記排水配管の内周面に沿って形成されるとともに、前記弁体の上昇時に前記昇降部に載置される載置部を備え、
前記昇降部は前記操作部の操作に基づいて前記排水配管の内壁から前記排水流路に向けて前進又は前記伝達部側に向けて後退し、
前記昇降部の後退時に前記載置部が前記昇降部に載置されて前記弁体が上昇するとともに、
前記昇降部は最も後退した状態において、前記弁体が上昇状態となり、少なくとも前記載置部上端より下流の前記排水流路内には内部に突出する部材がほとんど存在しないことを特徴とする排水栓装置。
- 前記弁体は前記伝達部に向けて下向きに傾斜する傾斜部を有し、
前記昇降部が前記操作部に加えられた操作に応じて、前記傾斜部が前記昇降部と当接摺動するとともに、当該摺動作用によって前記弁体を昇降させることを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。 - 前記昇降部は前記伝達部に向けて下向きに傾斜する傾斜部を有し、
前記昇降部が前記操作部に加えられた操作に応じて、前記傾斜部が載置部と当接摺動するとともに、当該摺動作用によって前記弁体を昇降させることを特徴とする請求項1に記載の排水栓装置。 - 前記昇降部は、
前記排水配管の側面に形成された枝管部内に配置されるとともに、
前記操作部の操作に基づいて前記枝管部より前記排水流路に向けて前進した際には端部が前記排水流路に向けて突出し、
後退した際には前記昇降部端部を除く部分が前記枝管内に配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の排水栓装置。 - 前記昇降部は、
前記操作部の操作に基づいて略水平方向に進退することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の排水栓装置。 - 前記昇降部は、
前記伝達部に対して回動可能に取り付けられており、
前記操作部の操作に基づいて回動可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の排水栓装置。
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JP2017220687A JP7100876B2 (ja) | 2017-11-16 | 2017-11-16 | 排水栓装置 |
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