JP2007284994A - 遠隔操作式排水栓装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】槽体下のスペースが省略でき、誤作動や故障がなく、施工作業が簡単な遠隔操作式排水栓装置を提供する。
【解決手段】弁体9を、弁体9に設けた回り止め羽部13と、排水口2に設けたスライド溝嵌合させ昇降可能とし、弁体9の内周面に刻設された雌ねじ11と、該雌ねじと螺合する雄ねじ12の下端に設けたピニオン15とからなる排水栓を構成し、該ピニオン15をレリースワイヤ5に設けたラック8により回動させ、弁体9を昇降させる構成とした。
【選択図】図6
【解決手段】弁体9を、弁体9に設けた回り止め羽部13と、排水口2に設けたスライド溝嵌合させ昇降可能とし、弁体9の内周面に刻設された雌ねじ11と、該雌ねじと螺合する雄ねじ12の下端に設けたピニオン15とからなる排水栓を構成し、該ピニオン15をレリースワイヤ5に設けたラック8により回動させ、弁体9を昇降させる構成とした。
【選択図】図6
Description
本発明は、槽体などの排水口の開閉を遠隔的に操作することのできる遠隔操作式排水栓装置に関するものである。
従来よく知られた、遠隔操作式排水栓装置としては、例えば図8乃至図10に図示した遠隔操作式排水栓装置がある。以下に図8乃至図10に図示した遠隔操作式排水栓装置の従来例を、図面を参照しつつ説明する。
図8乃至図10に図示した従来例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した槽体と、排水口と、弁体と、操作部と、レリースワイヤと、保持機構部と、から構成されてなる。
槽体は、内部に水を貯水/排水するための箱体であり、本実施例では洗面ボウルを採用している。
排水口は、槽体の底部に配置され、槽体内の水を槽体外へ排出する為の開口である。尚、本従来例では、排水口下端に排水管を接続してなる。当該排水管は、槽体内部の排水を最終的には下水へと排水するための管体であって、排水管途中にはU字状に屈曲して構成される排水トラップを構成する。
弁体は、排水口内部に配置されて、自身の昇降により排水口の閉栓/開栓を行う水密部材である。尚、当該弁体は下面中心から垂下されて構成される弁軸を構成する。
操作部は、槽体の適宜箇所に構成され、前記弁体を開口/閉口するために操作するツマミ状のボタンである。槽体の上縁部に配置される。
レリースワイヤは、可撓性を有した円筒状のアウターチューブと、当該アウターチューブ内に進退自在に収納されるコイル状の金属線から成るインナーワイヤと、から構成される。当該インナーワイヤの一方の端部には、前記弁体を押し上げるための金属製のロッドが構成されている。尚、当該レリースワイヤは、操作部から弁体の下方まで連絡するように構成して成る。
保持機構部は、レリースワイヤのインナーワイヤの進退を保持する部材であって、本従来例では従来から公知の例えばボールペンの芯の進退保持機構などに用いられるスラストロック機構を用いる。そして、弁体の下方にジャバラ状の水密パッキンを介して取り付けられる。
図8乃至図10に図示した従来例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した槽体と、排水口と、弁体と、操作部と、レリースワイヤと、保持機構部と、から構成されてなる。
槽体は、内部に水を貯水/排水するための箱体であり、本実施例では洗面ボウルを採用している。
排水口は、槽体の底部に配置され、槽体内の水を槽体外へ排出する為の開口である。尚、本従来例では、排水口下端に排水管を接続してなる。当該排水管は、槽体内部の排水を最終的には下水へと排水するための管体であって、排水管途中にはU字状に屈曲して構成される排水トラップを構成する。
弁体は、排水口内部に配置されて、自身の昇降により排水口の閉栓/開栓を行う水密部材である。尚、当該弁体は下面中心から垂下されて構成される弁軸を構成する。
操作部は、槽体の適宜箇所に構成され、前記弁体を開口/閉口するために操作するツマミ状のボタンである。槽体の上縁部に配置される。
レリースワイヤは、可撓性を有した円筒状のアウターチューブと、当該アウターチューブ内に進退自在に収納されるコイル状の金属線から成るインナーワイヤと、から構成される。当該インナーワイヤの一方の端部には、前記弁体を押し上げるための金属製のロッドが構成されている。尚、当該レリースワイヤは、操作部から弁体の下方まで連絡するように構成して成る。
保持機構部は、レリースワイヤのインナーワイヤの進退を保持する部材であって、本従来例では従来から公知の例えばボールペンの芯の進退保持機構などに用いられるスラストロック機構を用いる。そして、弁体の下方にジャバラ状の水密パッキンを介して取り付けられる。
上記した遠隔操作式排水栓装置は以下のようにして槽体である洗面ボウルに施工される。
槽体の排水口下端に排水管を接続する。次に排水管中の排水が保持機構部に進入しないようにジャバラ状の水密パッキンを介して、保持機構部を排水口の直下位置に配置する。操作部を槽体のカウンターなど槽体の上縁付近にとりつけ、前記レリースワイヤを操作部と保持機構部間に連絡して接続する。
更に弁体を排水口内部に配置させ、且つ弁軸を、水密パッキンを介して保持機構部の軸に当接するよう載置して遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
槽体の排水口下端に排水管を接続する。次に排水管中の排水が保持機構部に進入しないようにジャバラ状の水密パッキンを介して、保持機構部を排水口の直下位置に配置する。操作部を槽体のカウンターなど槽体の上縁付近にとりつけ、前記レリースワイヤを操作部と保持機構部間に連絡して接続する。
更に弁体を排水口内部に配置させ、且つ弁軸を、水密パッキンを介して保持機構部の軸に当接するよう載置して遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
このようにして施工された遠隔操作式排水栓装置は以下のように動作する。
まず操作部に操作を加えて、排水栓が排水口を閉口した状態とする。この時、操作部に設けられた保持機構部はレリースワイヤ中のインナーワイヤの動作を固定していないため、弁体は自重によって降下し、排水口を閉口している。
次に操作ボタンに操作を加えて保持機構部を作動させ、インナーワイヤが弁体の方に突出した状態で固定させると、インナーワイヤが突出したことで、先端のロッドが上昇し、その先端に連絡されている弁体を持ち上げ、排水口が開口される。
この状態より再度操作ボタンに操作を加えて、操作部内の保持機構部を作動させ、インナーワイヤの固定を解除すると、弁体の自重が働いてインナーワイヤが後退し、弁体が降下して排水口が閉口される。
以後この操作を繰り返すことで、排水口の開閉を操作部によって遠隔的且つ自在に操作することができる。
まず操作部に操作を加えて、排水栓が排水口を閉口した状態とする。この時、操作部に設けられた保持機構部はレリースワイヤ中のインナーワイヤの動作を固定していないため、弁体は自重によって降下し、排水口を閉口している。
次に操作ボタンに操作を加えて保持機構部を作動させ、インナーワイヤが弁体の方に突出した状態で固定させると、インナーワイヤが突出したことで、先端のロッドが上昇し、その先端に連絡されている弁体を持ち上げ、排水口が開口される。
この状態より再度操作ボタンに操作を加えて、操作部内の保持機構部を作動させ、インナーワイヤの固定を解除すると、弁体の自重が働いてインナーワイヤが後退し、弁体が降下して排水口が閉口される。
以後この操作を繰り返すことで、排水口の開閉を操作部によって遠隔的且つ自在に操作することができる。
また、その他の従来例として、例えば図11に図示した遠隔操作式排水栓装置がある。以下に図11に図示した遠隔操作式排水栓装置の従来例を、図面を参照しつつ説明する。
図11に図示した従来例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した槽体と、排水口と、弁体と、操作部と、レリースワイヤと、弁支持部材と、保持機構部と、から構成されてなる。
槽体は、内部に水を貯水/排水するための箱体であり、本実施例では浴槽を槽体として採用している。
排水口は、槽体の底部に配置され、槽体内の水を槽体外へ排出する為の開口である。この排水口内部は、後記する弁支持部材を支持する箇所を構成する。尚、本従来例では、排水口下端に排水管を接続してなる。当該排水管は、槽体内部の排水を最終的には下水へと排水するための管体であって、排水管途中(洗い場側)には内部に封水を有したワン型排水トラップを構成する。
弁体は、排水口内部に配置されて、自身の昇降により排水口の閉栓/開栓を行う水密部材である。尚、当該弁体は下面中心に後述するインナーワイヤの接続箇所を構成する。
操作部は、槽体の適宜箇所に構成され、前記弁体を開口/閉口するために操作するスイッチ状のボタンである。槽体の上縁部に配置される。
レリースワイヤは、可撓性を有した円筒状のアウターチューブと、当該アウターチューブ内に進退自在に収納されるコイル状の金属線から成るインナーワイヤと、から構成される。当該インナーワイヤの一方の端部には、前記弁体を押し上げるための金属製のロッドが構成され、弁体の下面中心部に構成された接続箇所に当該ロッドが脱着自在に取り付けられている。尚、当該レリースワイヤは、操作部から弁体の下方まで連絡するように構成して成る。
弁支持部材は、排水口内部に取り付けられ、前記レリースワイヤのインナーワイヤを排水口に対して昇降自在に固定するための部材である。
保持機構部は、レリースワイヤのインナーワイヤの進退を保持する部材であって、本従来例では従来から公知の例えばボールペンの芯の進退保持機構などに用いられるスラストロック機構を用いる。尚、本従来例ではレリースワイヤの操作部側に取り付けられる。
図11に図示した従来例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した槽体と、排水口と、弁体と、操作部と、レリースワイヤと、弁支持部材と、保持機構部と、から構成されてなる。
槽体は、内部に水を貯水/排水するための箱体であり、本実施例では浴槽を槽体として採用している。
排水口は、槽体の底部に配置され、槽体内の水を槽体外へ排出する為の開口である。この排水口内部は、後記する弁支持部材を支持する箇所を構成する。尚、本従来例では、排水口下端に排水管を接続してなる。当該排水管は、槽体内部の排水を最終的には下水へと排水するための管体であって、排水管途中(洗い場側)には内部に封水を有したワン型排水トラップを構成する。
弁体は、排水口内部に配置されて、自身の昇降により排水口の閉栓/開栓を行う水密部材である。尚、当該弁体は下面中心に後述するインナーワイヤの接続箇所を構成する。
操作部は、槽体の適宜箇所に構成され、前記弁体を開口/閉口するために操作するスイッチ状のボタンである。槽体の上縁部に配置される。
レリースワイヤは、可撓性を有した円筒状のアウターチューブと、当該アウターチューブ内に進退自在に収納されるコイル状の金属線から成るインナーワイヤと、から構成される。当該インナーワイヤの一方の端部には、前記弁体を押し上げるための金属製のロッドが構成され、弁体の下面中心部に構成された接続箇所に当該ロッドが脱着自在に取り付けられている。尚、当該レリースワイヤは、操作部から弁体の下方まで連絡するように構成して成る。
弁支持部材は、排水口内部に取り付けられ、前記レリースワイヤのインナーワイヤを排水口に対して昇降自在に固定するための部材である。
保持機構部は、レリースワイヤのインナーワイヤの進退を保持する部材であって、本従来例では従来から公知の例えばボールペンの芯の進退保持機構などに用いられるスラストロック機構を用いる。尚、本従来例ではレリースワイヤの操作部側に取り付けられる。
上記した遠隔操作式排水栓装置は以下のようにして槽体である浴槽に施工される。
槽体の排水口下端に排水管を接続する。次にレリースワイヤを操作部側から排水口側へ向けて挿入し、保持機構部を操作部側の適宜箇所に配置固定する。その後、排水口からレリースワイヤを引っ張り出し、弁支持部材とレリースワイヤの端部を接続する。そして弁支持部材を排水口に取り付け、レリースワイヤのインナーワイヤのロッドに弁体を接続する。そして、操作部を槽体のカウンターなど槽体の上縁付近にとりつけ、遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
槽体の排水口下端に排水管を接続する。次にレリースワイヤを操作部側から排水口側へ向けて挿入し、保持機構部を操作部側の適宜箇所に配置固定する。その後、排水口からレリースワイヤを引っ張り出し、弁支持部材とレリースワイヤの端部を接続する。そして弁支持部材を排水口に取り付け、レリースワイヤのインナーワイヤのロッドに弁体を接続する。そして、操作部を槽体のカウンターなど槽体の上縁付近にとりつけ、遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
このようにして施工された遠隔操作式排水栓装置のレリースワイヤは以下のように動作する。
まず操作部に操作を加えて、排水栓が排水口を閉口した状態とする。この時、操作部に設けられた保持機構部はレリースワイヤ中のインナーワイヤの動作を固定していないため、弁体は降下し、排水口を閉口している。
次に操作ボタンに操作を加えて保持機構部を作動させ、インナーワイヤが弁体の方に突出した状態で固定させると、インナーワイヤが突出したことで、先端のロッドが上昇し、その先端に連絡されている弁体を持ち上げ、排水口が開口される。
この状態より再度操作ボタンに操作を加えて、操作部内の保持機構部を作動させ、インナーワイヤの固定を解除すると、インナーワイヤに備えられているリターンスプリングが作動してインナーワイヤが後退し、インナーワイヤの後退に併せて弁体が降下して排水口が閉口される。
以後この操作を繰り返すことで、排水口の開閉を操作部によって遠隔的且つ自在に操作することができる。
まず操作部に操作を加えて、排水栓が排水口を閉口した状態とする。この時、操作部に設けられた保持機構部はレリースワイヤ中のインナーワイヤの動作を固定していないため、弁体は降下し、排水口を閉口している。
次に操作ボタンに操作を加えて保持機構部を作動させ、インナーワイヤが弁体の方に突出した状態で固定させると、インナーワイヤが突出したことで、先端のロッドが上昇し、その先端に連絡されている弁体を持ち上げ、排水口が開口される。
この状態より再度操作ボタンに操作を加えて、操作部内の保持機構部を作動させ、インナーワイヤの固定を解除すると、インナーワイヤに備えられているリターンスプリングが作動してインナーワイヤが後退し、インナーワイヤの後退に併せて弁体が降下して排水口が閉口される。
以後この操作を繰り返すことで、排水口の開閉を操作部によって遠隔的且つ自在に操作することができる。
従来例のような遠隔操作式排水栓装置は、以下のような問題点があった。
従来の遠隔操作式排水栓装置は、レリースワイヤを操作部から弁体まで直接的に連絡していたことから、レリースワイヤを排水口下で大きく屈曲させなければならず、洗面ボウルや浴槽などの槽体の排水機器下のスペースが必要になっていた。
また、レリースワイヤを屈曲させなければならないことから、レリースワイヤの屈曲部分の曲げ角度が小さくなってしまい、レリースワイヤが挫屈してしまうことがあった。レリースワイヤが挫屈してしまうと、インナーワイヤが正常に進退しないようになってしまい誤作動の原因となってしまう。
また、従来の遠隔操作式排水栓装置は構造が複雑な為、施工の際に熟練した作業者でないと取付の際にレリースワイヤの挫屈が発生してしまうことが多々あった。
従来の遠隔操作式排水栓装置は、レリースワイヤを操作部から弁体まで直接的に連絡していたことから、レリースワイヤを排水口下で大きく屈曲させなければならず、洗面ボウルや浴槽などの槽体の排水機器下のスペースが必要になっていた。
また、レリースワイヤを屈曲させなければならないことから、レリースワイヤの屈曲部分の曲げ角度が小さくなってしまい、レリースワイヤが挫屈してしまうことがあった。レリースワイヤが挫屈してしまうと、インナーワイヤが正常に進退しないようになってしまい誤作動の原因となってしまう。
また、従来の遠隔操作式排水栓装置は構造が複雑な為、施工の際に熟練した作業者でないと取付の際にレリースワイヤの挫屈が発生してしまうことが多々あった。
従って、本発明の遠隔操作式排水栓装置は、以下の課題を解決するために発明された。
1.従来の遠隔操作式排水栓装置より槽体下のスペースが省略できること。
2.従来の遠隔操作式排水栓装置よりレリースワイヤの屈曲がないこと。
3.レリースワイヤの誤作動や故障がないこと。
4.従来の遠隔操作式排水栓装置より施工作業が簡単なこと。
1.従来の遠隔操作式排水栓装置より槽体下のスペースが省略できること。
2.従来の遠隔操作式排水栓装置よりレリースワイヤの屈曲がないこと。
3.レリースワイヤの誤作動や故障がないこと。
4.従来の遠隔操作式排水栓装置より施工作業が簡単なこと。
請求項1に記載の本発明は、内部に水を貯水/排水する槽体1と、槽体1の底部に開口されて、槽体1内の水を槽体1外へ排出する為の排水口2と、排水口2に配置されて、自身の昇降により排水口2の開閉を行う弁体9と、槽体1の適宜箇所に構成された弁体9を開閉するために操作する操作部4と、操作部4から弁体9まで連絡する、可撓性を有した円筒状のアウターチューブ6、アウターチューブ6内に進退自在に収納されるインナーワイヤ7、から構成されるレリースワイヤ5と、から構成される遠隔操作式排水栓装置において、前記弁体9を、弁体9の下面中心に垂下して構成される円筒状の弁軸10、弁軸10の内周面に螺旋状に刻設される雌ねじ11、弁軸10内部に配置され前記雌ねじ11と螺合するよう螺旋状に刻設された雄ねじ12、弁軸10内部に内蔵され常時弁体9と雄ねじ12とを離間方向に付勢するスプリング14、雄ねじ12の下端に接続されて弁軸10に対し水平方向に配置される丸歯車状のピニオン15、から構成し、更に、前記レリースワイヤ5に、インナーワイヤ7の操作部4とは反対側の端部に構成された前記ピニオン15にかみ合う平ギア状のラック8を設けて、弁体9の下面に構成された回り止め羽部13を構成するとともに、排水口2内部に構成された前記回り止め羽部13と嵌合するスライド溝3を構成したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置である。
請求項2に記載の本発明は、操作部4に配置されて、前記レリースワイヤ5のインナーワイヤ7の進退を保持する保持機構部16を備えたことを特徴とする前記段落0011に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項3に記載の本発明は、前記弁体9、弁軸10、雄ねじ12、雌ねじ11、スプリング14、ピニオン15、ラック8を一つのユニット17として構成されて取り付けられることを特徴とする前記段落0011又は段落0012に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項4に記載の本発明は、遠隔操作式排水栓装置の槽体1が、洗面ボウルであることを特徴とする前記段落0011乃至段落0013のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項5に記載の本発明は、前記遠隔操作式排水栓装置の槽体1が、浴槽であることを特徴とする前記段落0011乃至段落0013のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置である。
本発明の遠隔操作式排水栓装置は、以下の効果を奏する。
請求項1に記載の本発明は、弁体9を、弁体9の下面中心に垂下して構成される円筒状の弁軸10、弁軸10の内周面に螺旋状に刻設される雌ねじ11、弁軸10内部に配置され前記雌ねじ11と螺合するよう螺旋状に刻設された雄ねじ12、弁軸10内部に内蔵され常時弁体9と雄ねじ12とを離間方向に付勢するスプリング14、雄ねじ12の下端に接続されて弁軸10に対し水平方向に配置される丸歯車状のピニオン15、から構成し、更に、前記レリースワイヤ5に、インナーワイヤ7の操作部4とは反対側の端部に構成された前記ピニオン15にかみ合う平ギア状のラック8を設けて、弁体9の下面に構成された回り止め羽部13を構成するとともに、排水口2内部に構成された前記回り止め羽部13と嵌合するスライド溝3を構成したことから、レリースワイヤ5を屈曲して弁体9側へ接続する必要がないので、槽体1の排水口2下にレリースワイヤ5の屈曲部分分のスペースが必要ないのでスペースが増加する。また、レリースワイヤ5に屈曲が加わらないので、レリースワイヤ5の屈曲による挫屈が発生せず、従ってレリースワイヤ5の誤作動がない。
とすることができる。
請求項2に記載の本発明は、操作部4に配置されて、前記レリースワイヤ5のインナーワイヤ7の進退を保持する保持機構部16を備えたことから、レリースワイヤ5のインナーワイヤ7の進退を保持することができる。
請求項3に記載の本発明は、前記弁体9、弁軸10、雄ねじ12、雌ねじ11、スプリング14、ピニオン15、ラック8を一つのユニット17として構成されて取り付けられることから、施工時に当該ユニット17を取り付けるだけで良いから、施工者の熟練度合いに関係なく誰でも取り付けることが出来る。
請求項4及び請求項5に記載の本発明は、前記遠隔操作式排水装置が使用される箇所が洗面ボウルとしたり浴槽とすることができる。
請求項1に記載の本発明は、弁体9を、弁体9の下面中心に垂下して構成される円筒状の弁軸10、弁軸10の内周面に螺旋状に刻設される雌ねじ11、弁軸10内部に配置され前記雌ねじ11と螺合するよう螺旋状に刻設された雄ねじ12、弁軸10内部に内蔵され常時弁体9と雄ねじ12とを離間方向に付勢するスプリング14、雄ねじ12の下端に接続されて弁軸10に対し水平方向に配置される丸歯車状のピニオン15、から構成し、更に、前記レリースワイヤ5に、インナーワイヤ7の操作部4とは反対側の端部に構成された前記ピニオン15にかみ合う平ギア状のラック8を設けて、弁体9の下面に構成された回り止め羽部13を構成するとともに、排水口2内部に構成された前記回り止め羽部13と嵌合するスライド溝3を構成したことから、レリースワイヤ5を屈曲して弁体9側へ接続する必要がないので、槽体1の排水口2下にレリースワイヤ5の屈曲部分分のスペースが必要ないのでスペースが増加する。また、レリースワイヤ5に屈曲が加わらないので、レリースワイヤ5の屈曲による挫屈が発生せず、従ってレリースワイヤ5の誤作動がない。
とすることができる。
請求項2に記載の本発明は、操作部4に配置されて、前記レリースワイヤ5のインナーワイヤ7の進退を保持する保持機構部16を備えたことから、レリースワイヤ5のインナーワイヤ7の進退を保持することができる。
請求項3に記載の本発明は、前記弁体9、弁軸10、雄ねじ12、雌ねじ11、スプリング14、ピニオン15、ラック8を一つのユニット17として構成されて取り付けられることから、施工時に当該ユニット17を取り付けるだけで良いから、施工者の熟練度合いに関係なく誰でも取り付けることが出来る。
請求項4及び請求項5に記載の本発明は、前記遠隔操作式排水装置が使用される箇所が洗面ボウルとしたり浴槽とすることができる。
以下に本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図1乃至図7に図示した本実施例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した槽体1と、排水口2と、弁体9と、操作部4と、レリースワイヤ5と、保持機構部16と、から構成されてなる。
槽体1は、図7に示したように内部に水を貯水/排水するための箱体であり、本実施例では洗面ボウルを採用している。
排水口2は、槽体1の底部に配置され、槽体1内の水を槽体1外へ排出する為の開口である。また、排水口2内部には後述する弁体9の回り止め羽部13が嵌合するスライド溝3を構成して成る。尚、本実施例では、排水口2下端に排水管18を接続してなる。当該排水管18は、槽体1内部の排水を最終的には下水へと排水するための管体であって、排水管18途中にはU字状に屈曲して構成される排水トラップを構成する。
弁体9は、排水口2内部に配置されて、自身の昇降により排水口2の閉栓/開栓を行う水密部材である。尚、弁体9は下記弁軸10、雄ねじ12、スプリング14、ピニオン15、回り止め羽部13から構成される。
弁軸10は、弁体9下面中心から円筒状に垂下されて構成され、当該弁軸10の内周面には螺旋状に刻設された雌ねじ11を構成する。
雄ねじ12は、上記弁軸10の雌ねじ11と螺合する螺旋を外周に刻設し、前記弁軸10内に配置される。
スプリング14は、常時弁体9と雄ねじ12とを離間方向に付勢するように前記弁軸10の雄ねじ12内に配置される。尚、特に図示しないが、スプリング14の作用によって弁体9が排水口2から飛び出さないようストッパーを設けている。
ピニオン15は、前記雄ねじ12下方に接続される丸歯状の歯車であって、弁軸10に対し水平方向に配置される。
回り止め羽部13は、弁体9の下面から下方へ垂下して構成される羽体であって、前記排水口2内のスライド溝3内にスライド嵌合するように構成される。
操作部4は、槽体1の適宜箇所に構成され、前記弁体9を開口/閉口するために操作するツマミ状のボタンである。槽体1の上縁部に配置される。
レリースワイヤ5は、可撓性を有した円筒状のアウターチューブ6と、当該アウターチューブ6内に進退自在に収納されるコイル状の金属線から成るインナーワイヤ7と、から構成される。
当該インナーワイヤ7の一方の端部には、前記ピニオン15の歯車に合致して作動する平ギア状のラック8を構成する。当該ラック8は、インナーワイヤ7の進退に併せて弁軸10に対し水平方向に作動する。当該レリースワイヤ5は、操作部4から弁体9の下方の水平方向に向かって連絡するように構成して成る。このようにレリースワイヤ5を配置することから、従来のように弁体9下でレリースワイヤ5の屈曲を行わなくても良く、排水口2下のデッドスペースが減少する。また、レリースワイヤ5の無理な屈曲が無くなるため、レリースワイヤ5の挫屈が無くなり、レリースワイヤ5の誤作動が減少する。
保持機構部16は、レリースワイヤ5のインナーワイヤ7の進退を保持する部材であって、本実施例では図示しないが従来から公知の例えばボールペンの芯の進退保持機構などに用いられるスラストロック機構を用いる。そして、レリースワイヤ5の操作部4側に取り付けられる。
また、前記弁体9、弁軸10、雄ねじ12、雌ねじ11、スプリング14、ピニオン15、ラック8を一つのユニット17として構成している。一つのユニット17として構成したことから、施工の際に施工者の熟練度合いに頼らなくても簡単に取り付けることが出来る。
図1乃至図7に図示した本実施例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した槽体1と、排水口2と、弁体9と、操作部4と、レリースワイヤ5と、保持機構部16と、から構成されてなる。
槽体1は、図7に示したように内部に水を貯水/排水するための箱体であり、本実施例では洗面ボウルを採用している。
排水口2は、槽体1の底部に配置され、槽体1内の水を槽体1外へ排出する為の開口である。また、排水口2内部には後述する弁体9の回り止め羽部13が嵌合するスライド溝3を構成して成る。尚、本実施例では、排水口2下端に排水管18を接続してなる。当該排水管18は、槽体1内部の排水を最終的には下水へと排水するための管体であって、排水管18途中にはU字状に屈曲して構成される排水トラップを構成する。
弁体9は、排水口2内部に配置されて、自身の昇降により排水口2の閉栓/開栓を行う水密部材である。尚、弁体9は下記弁軸10、雄ねじ12、スプリング14、ピニオン15、回り止め羽部13から構成される。
弁軸10は、弁体9下面中心から円筒状に垂下されて構成され、当該弁軸10の内周面には螺旋状に刻設された雌ねじ11を構成する。
雄ねじ12は、上記弁軸10の雌ねじ11と螺合する螺旋を外周に刻設し、前記弁軸10内に配置される。
スプリング14は、常時弁体9と雄ねじ12とを離間方向に付勢するように前記弁軸10の雄ねじ12内に配置される。尚、特に図示しないが、スプリング14の作用によって弁体9が排水口2から飛び出さないようストッパーを設けている。
ピニオン15は、前記雄ねじ12下方に接続される丸歯状の歯車であって、弁軸10に対し水平方向に配置される。
回り止め羽部13は、弁体9の下面から下方へ垂下して構成される羽体であって、前記排水口2内のスライド溝3内にスライド嵌合するように構成される。
操作部4は、槽体1の適宜箇所に構成され、前記弁体9を開口/閉口するために操作するツマミ状のボタンである。槽体1の上縁部に配置される。
レリースワイヤ5は、可撓性を有した円筒状のアウターチューブ6と、当該アウターチューブ6内に進退自在に収納されるコイル状の金属線から成るインナーワイヤ7と、から構成される。
当該インナーワイヤ7の一方の端部には、前記ピニオン15の歯車に合致して作動する平ギア状のラック8を構成する。当該ラック8は、インナーワイヤ7の進退に併せて弁軸10に対し水平方向に作動する。当該レリースワイヤ5は、操作部4から弁体9の下方の水平方向に向かって連絡するように構成して成る。このようにレリースワイヤ5を配置することから、従来のように弁体9下でレリースワイヤ5の屈曲を行わなくても良く、排水口2下のデッドスペースが減少する。また、レリースワイヤ5の無理な屈曲が無くなるため、レリースワイヤ5の挫屈が無くなり、レリースワイヤ5の誤作動が減少する。
保持機構部16は、レリースワイヤ5のインナーワイヤ7の進退を保持する部材であって、本実施例では図示しないが従来から公知の例えばボールペンの芯の進退保持機構などに用いられるスラストロック機構を用いる。そして、レリースワイヤ5の操作部4側に取り付けられる。
また、前記弁体9、弁軸10、雄ねじ12、雌ねじ11、スプリング14、ピニオン15、ラック8を一つのユニット17として構成している。一つのユニット17として構成したことから、施工の際に施工者の熟練度合いに頼らなくても簡単に取り付けることが出来る。
上記した遠隔操作式排水栓装置は以下のようにして槽体1である洗面ボウルに施工される。
槽体1の排水口2下端に排水管18を接続する。次に排水管18中の排水がユニット17内に進入しないように水密パッキンを介してユニット17を排水口2下方の排水管18付近に取り付け、排水口2の直下位置に配置する。そして、操作部4を槽体1のカウンターなど槽体1の上縁付近にとりつけ、レリースワイヤ5を操作部4に接続する。このようにユニット17として構成したことで施工が大変簡単になる。
更に弁体9を排水口2内部に配置させ、遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
槽体1の排水口2下端に排水管18を接続する。次に排水管18中の排水がユニット17内に進入しないように水密パッキンを介してユニット17を排水口2下方の排水管18付近に取り付け、排水口2の直下位置に配置する。そして、操作部4を槽体1のカウンターなど槽体1の上縁付近にとりつけ、レリースワイヤ5を操作部4に接続する。このようにユニット17として構成したことで施工が大変簡単になる。
更に弁体9を排水口2内部に配置させ、遠隔操作式排水栓装置の施工が完了する。
このようにして施工された遠隔操作式排水栓装置は以下のように動作する。
まず操作部4に操作を加えて、弁体9が排水口2を閉口した状態とする。この時、図2、図4、図6(a)に示したように、操作部4に設けられた保持機構部16はレリースワイヤ5中のインナーワイヤ7の動作を固定しているため、インナーワイヤ7は排水口2側へ前進した形で保持される。このとき、インナーワイヤ7先端のラック8も併せて排水口2側へ前進した形でロックされ、それにあわせてピニオン15に接続された雄ねじ12と弁軸10の雌ねじ11は螺合状態となっている。そして、雄ねじ12内のスプリング14は弁体9と雄ねじ12とを離間方向に付勢するように収縮されて保持される。このような状態時が弁体9が閉口している状態となる。
次に操作部4に操作を加えて保持機構部16を作動させ、インナーワイヤ7の保持固定を解除すると、図3、図5、図6(b)に示したように、弁軸10内のスプリング14が雄ねじ12と弁体9方向へ離間するように反発し、そのスプリング14の反発力でインナーワイヤ7が後退する。このインナーワイヤ7の後退に併せてインナーワイヤ7の先端のラック8も後退する。そうするとラック8に噛み合っているピニオン15がラック8の後退に併せて回転する。するとピニオン15の回転に併せて雄ねじ12が回転し、弁軸10との螺合を解除する。このとき、弁体9自身は、回り止め羽部13が排水口2のスライド溝3にスライド嵌合しているので回転することはなく、この弁体9が回転しないことから、雄ねじ12と雌ねじ11の回転作用により、弁体9が上昇し、排水口2が開口する。
この状態より再度操作ボタンに操作を加えて、操作部4内の保持機構部16を作動させ、インナーワイヤ7を前進させて保持すると、図2、図4、図6(a)に示したようにインナーワイヤ7のラック8も前進し、ラック8と噛み合うピニオン15が上昇方向とは逆回転し、その回転に併せて雄ねじ12も回転し弁軸10内のスプリング14を圧縮しながら弁軸10の雌ねじ11と螺合する。そうして弁体9が降下し排水口2が閉口される。
以後この操作を繰り返すことで、排水口2の開閉を操作部4によって遠隔的且つ自在に操作することができる。
まず操作部4に操作を加えて、弁体9が排水口2を閉口した状態とする。この時、図2、図4、図6(a)に示したように、操作部4に設けられた保持機構部16はレリースワイヤ5中のインナーワイヤ7の動作を固定しているため、インナーワイヤ7は排水口2側へ前進した形で保持される。このとき、インナーワイヤ7先端のラック8も併せて排水口2側へ前進した形でロックされ、それにあわせてピニオン15に接続された雄ねじ12と弁軸10の雌ねじ11は螺合状態となっている。そして、雄ねじ12内のスプリング14は弁体9と雄ねじ12とを離間方向に付勢するように収縮されて保持される。このような状態時が弁体9が閉口している状態となる。
次に操作部4に操作を加えて保持機構部16を作動させ、インナーワイヤ7の保持固定を解除すると、図3、図5、図6(b)に示したように、弁軸10内のスプリング14が雄ねじ12と弁体9方向へ離間するように反発し、そのスプリング14の反発力でインナーワイヤ7が後退する。このインナーワイヤ7の後退に併せてインナーワイヤ7の先端のラック8も後退する。そうするとラック8に噛み合っているピニオン15がラック8の後退に併せて回転する。するとピニオン15の回転に併せて雄ねじ12が回転し、弁軸10との螺合を解除する。このとき、弁体9自身は、回り止め羽部13が排水口2のスライド溝3にスライド嵌合しているので回転することはなく、この弁体9が回転しないことから、雄ねじ12と雌ねじ11の回転作用により、弁体9が上昇し、排水口2が開口する。
この状態より再度操作ボタンに操作を加えて、操作部4内の保持機構部16を作動させ、インナーワイヤ7を前進させて保持すると、図2、図4、図6(a)に示したようにインナーワイヤ7のラック8も前進し、ラック8と噛み合うピニオン15が上昇方向とは逆回転し、その回転に併せて雄ねじ12も回転し弁軸10内のスプリング14を圧縮しながら弁軸10の雌ねじ11と螺合する。そうして弁体9が降下し排水口2が閉口される。
以後この操作を繰り返すことで、排水口2の開閉を操作部4によって遠隔的且つ自在に操作することができる。
本発明の実施例は上記のようであるが、本発明は上記実施例に限定されることなく、発明の要旨を逸脱することない範囲において、自在に変更することができる。
例えば、前記実施例では槽体1を洗面ボウルを使用しているが、例えば浴槽に用いても構わない。
また、前記実施例では保持機構部16をスラストロック機構から構成したが、インナーワイヤ7を保持できる機構であれば、例えばラッチ機構などを用いても構わない。
また、前記実施例では保持機構部16を構成しているが、例えば保持機構部16を備えずに押し引きによる操作で弁体9を開閉する機構としても構わない。
また、前記実施例では前記弁体9、弁軸10、雄ねじ12、雌ねじ11、スプリング14、ピニオン15、ラック8を一つのユニット17として構成しているが、ユニット17として構成しなくても構わない。
また、前記実施例では、ピニオン15とラック8などの精密作動部分、そして弁軸10内部の雌ねじ11と雄ねじ12の作動部分の防水処理がなされていないが、これらの部品は精密部材であるため、排水が精密部分に流入して誤作動をおこさないように、例えば筒状の部材を立ち上げたり、水密パッキンを介するなどの手法を用いて防水処理を行うと特に良い。
例えば、前記実施例では槽体1を洗面ボウルを使用しているが、例えば浴槽に用いても構わない。
また、前記実施例では保持機構部16をスラストロック機構から構成したが、インナーワイヤ7を保持できる機構であれば、例えばラッチ機構などを用いても構わない。
また、前記実施例では保持機構部16を構成しているが、例えば保持機構部16を備えずに押し引きによる操作で弁体9を開閉する機構としても構わない。
また、前記実施例では前記弁体9、弁軸10、雄ねじ12、雌ねじ11、スプリング14、ピニオン15、ラック8を一つのユニット17として構成しているが、ユニット17として構成しなくても構わない。
また、前記実施例では、ピニオン15とラック8などの精密作動部分、そして弁軸10内部の雌ねじ11と雄ねじ12の作動部分の防水処理がなされていないが、これらの部品は精密部材であるため、排水が精密部分に流入して誤作動をおこさないように、例えば筒状の部材を立ち上げたり、水密パッキンを介するなどの手法を用いて防水処理を行うと特に良い。
1 槽体
2 排水口
3 スライド溝
4 操作部
5 レリースワイヤ
6 アウターチューブ
7 インナーワイヤ
8 ラック
9 弁体
10 弁軸
11 雌ねじ
12 雄ねじ
13 回り止め羽部
14 スプリング
15 ピニオン
16 保持機構部
17 ユニット
18 排水管
2 排水口
3 スライド溝
4 操作部
5 レリースワイヤ
6 アウターチューブ
7 インナーワイヤ
8 ラック
9 弁体
10 弁軸
11 雌ねじ
12 雄ねじ
13 回り止め羽部
14 スプリング
15 ピニオン
16 保持機構部
17 ユニット
18 排水管
Claims (5)
- 内部に水を貯水/排水する槽体1と、
槽体1の底部に開口されて、槽体1内の水を槽体1外へ排出する為の排水口2と、
排水口2に配置されて、自身の昇降により排水口2の開閉を行う弁体9と、
槽体1の適宜箇所に構成された弁体9を開閉するために操作する操作部4と、
操作部4から弁体9まで連絡する、可撓性を有した円筒状のアウターチューブ6、アウターチューブ6内に進退自在に収納されるインナーワイヤ7、から構成されるレリースワイヤ5と、
から構成される遠隔操作式排水栓装置において、
前記弁体9を、
弁体9の下面中心に垂下して構成される円筒状の弁軸10、
弁軸10の内周面に螺旋状に刻設される雌ねじ11、
弁軸10内部に配置され前記雌ねじ11と螺合するよう螺旋状に刻設された雄ねじ12、
弁軸10内部に内蔵され常時弁体9と雄ねじ12とを離間方向に付勢するスプリング14、
雄ねじ12の下端に接続されて弁軸10に対し水平方向に配置される丸歯車状のピニオン15、
から構成し、
更に、前記レリースワイヤ5に、
インナーワイヤ7の操作部4とは反対側の端部に構成された前記ピニオン15にかみ合う平ギア状のラック8を設けて、
弁体9の下面に構成された回り止め羽部13を構成するとともに、排水口2内部に構成された前記回り止め羽部13と嵌合するスライド溝3を構成したことを特徴とする遠隔操作式排水栓装置。 - 前記遠隔操作式排水栓装置は、操作部4に配置されて、前記レリースワイヤ5のインナーワイヤ7の進退を保持する保持機構部16を備えたことを特徴とする前記請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記遠隔操作式排水栓装置は、前記弁体9、弁軸10、雄ねじ12、雌ねじ11、スプリング14、ピニオン15、ラック8を一つのユニット17として構成されて取り付けられることを特徴とする前記請求項1又は請求項2に記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記遠隔操作式排水栓装置の槽体1が、洗面ボウルであることを特徴とする前記請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
- 前記遠隔操作式排水栓装置の槽体1が、浴槽であることを特徴とする前記請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006113323A JP2007284994A (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 遠隔操作式排水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006113323A JP2007284994A (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 遠隔操作式排水栓装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007284994A true JP2007284994A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38757029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006113323A Pending JP2007284994A (ja) | 2006-04-17 | 2006-04-17 | 遠隔操作式排水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007284994A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017036619A (ja) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | 丸一株式会社 | 遠隔操作式排水栓装置 |
DE102016001255A1 (de) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | Gustatus Holding Gmbh | Gargeräteabfluss mit rotierendem Abflussstöpsel |
JP2017227093A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | 丸一株式会社 | 排水栓装置 |
-
2006
- 2006-04-17 JP JP2006113323A patent/JP2007284994A/ja active Pending
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JP2017036619A (ja) * | 2015-08-11 | 2017-02-16 | 丸一株式会社 | 遠隔操作式排水栓装置 |
DE102016001255A1 (de) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | Gustatus Holding Gmbh | Gargeräteabfluss mit rotierendem Abflussstöpsel |
JP2017227093A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | 丸一株式会社 | 排水栓装置 |
JP7050254B2 (ja) | 2016-06-24 | 2022-04-08 | 丸一株式会社 | 排水栓装置 |
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