JP2533362Y2 - 排水栓構造 - Google Patents

排水栓構造

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JP2533362Y2
JP2533362Y2 JP1990058923U JP5892390U JP2533362Y2 JP 2533362 Y2 JP2533362 Y2 JP 2533362Y2 JP 1990058923 U JP1990058923 U JP 1990058923U JP 5892390 U JP5892390 U JP 5892390U JP 2533362 Y2 JP2533362 Y2 JP 2533362Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案は、排水栓構造に関し、特に家庭用として一般
に用いられる洗面器部を有する洗面台に選択的に水を溜
めるための水栓に用いるのに好適な排水栓構造に関す
る。
〈従来の技術〉 従来から、家庭の洗面台等には、水を溜めるための洗
面器部の底面に閉口する排水口を選択的に閉塞するべく
例えばゴム製の水栓が用いられている。また、この水栓
に直接触れることなく排水口を選択的に開閉するため
に、排水口が閉塞する位置とこの排水口からボール部内
に向けて突出する位置即ち排水口を開放する位置との間
で水栓を移動可能にガイドするガイド部材と、排水口下
部の排水管内に延在すると共に水栓から垂下する押上ロ
ッドと、中間部にて上下方向に傾動可能に支持されると
共に一端が押上ロッドの下端に下側から当接するキック
レバーと、下端がキックレバーの他端にリンクを介して
接続されると共に上端が洗面台上部の所定の位置に突出
する操作レバーとを有する駆動構造が用いられている。
この操作レバーを引上げるとキックレバーが傾動してそ
の一端が下がり、水栓が自重により排水口を閉塞する。
また、操作レバーを押下げるとキックレバーの一端を介
して水栓を押上げ、排水口を開放する。
しかるに、このような構造では、キックレバーの作動
方向が上下方向のみであることや操作ロッド及びキック
レバーの形状が限定されることから水栓の位置を操作す
る位置が制限されてしまう問題があった。また、水栓を
押上げた状態で保持する力が操作ロッドとキックレバー
との間のリンク及びキックレバー支持部に於ける摩擦抵
抗のみであることからそれらの部分が劣化するに伴い、
水栓が排水口を常に閉塞する位置に移動してしまうよう
になる可能性があった。
〈考案が解決しようとする課題〉 このような従来技術の問題点に鑑み、本考案の主な目
的は、排水口の開閉操作部の配置を自由に行えると共に
その操作性も向上し、更に耐久性にも優れた排水栓構造
を提供することにある。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、水を貯留するべ
く固定された容器の底部に設けられた排水口を自重によ
り上側から閉塞可能な栓部材をもって前記排水口を選択
的に開閉するための排水栓構造であって、前記栓部材を
開方向に向けて付勢する第1の付勢手段と、前記第1の
付勢手段の付勢力に抗する方向に牽引力を作用させるた
めのプルワイヤと、前記プルワイヤに前記方向への牽引
力を選択的に与える操作手段とを有し、前記操作手段
が、前記プルワイヤを緩める方向に該操作手段を付勢す
るばねからなる第2の付勢手段と、前記プルワイヤに牽
引力を与えた状態で該操作手段を選択的に保持するロッ
ク手段とを有することを特徴とする排水栓構造を提供す
ることにより達成される。
〈作用〉 このようにすればワイヤを引回すのみで栓部材の操作
位置を自由に設定することができる。また、ロック手段
を解除するのみで確実に排水口が開放される。更に、ス
イッチを押すことにより排水口が閉塞されるように設定
すれば操作方向と作動方向が一致することから操作感が
向上する。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実施例に
ついて詳細に説明する。
第1図〜第3図は本考案が適用された家庭用洗面台に
於ける排水栓構造の構成を示す模式的な断面図である。
例えば陶器からなる洗面台1の適所には水を貯留する容
器としての洗面ボール部2が形成されている。この洗面
ボール部2の底部には開口3が設けられ、該開口には筒
状の導管4が嵌入されている。従って、水はこの導管4
の内孔を通って下方に導かれるようになる。導管4の下
部は縮径しており、その下端部には中空のアーム部5が
水平方向に延在するレバー室部材6が取付けられてい
る。このレバー室部材6の下端部には排水管7の上端が
結合され、該管を介して水が外部に排出されるようにな
っている。洗面台1の洗面ボール部2の壁部2aの外周に
は空室8が郭成され、壁部2aの上部には開口2bが設けら
れている。また。導管4に於ける空室8に対応する部分
には開口4aが設けられ、洗面ボール部2に充満した水が
開口2b、空室8、開口4a及び導管4を介しても排水管7
に導かれるようになっている。
導管4内には、該導管の中央部に軸線方向に沿って延
在する作動ロッド10と、該作動ロッドの上端部に設けら
れると共に導管4の上側開口即ち排水口14を上側から閉
塞可能な円板状の栓本体11と、この栓本体11及び作動ロ
ッド10を導管4の軸線方向に沿ってのみ上下動可能なよ
うに該導管に対してガイドするべく作動ロッド10の中間
部に設けられたガイド部材12とを有する栓部材13が受容
されている。
一方、レバー室部材6の内部のアーム部5の内部通孔
17には、該アーム部の軸線方向に沿ってキックレバー19
が遊挿されている。このキックレバー19の中間部はアー
ム部5の先端部にて支持部18をもって上下方向に傾動可
能に支持されている。また、キックレバー19の一端はレ
バー室部材6の内部にて前記した作動ロッド10の下端部
に下側から当接している。更に、キックレバー19の他端
は、アーム5の先端部に結合されたコ字状のハウジング
21内にて第1の付勢手段としての引張りコイルばね22を
もって下側に付けて付勢されている。従って、栓部材13
はキックレバー19を介して常に上向き即ち栓本体11が排
水口14を閉塞しない位置に向けて付勢されている。
他方、洗面台1の操作し易い適所には操作手段として
のスイッチ部25が設けられている。このスイッチ部25は
押ボタン26と、該押ボタンの押圧方向に延在する円柱部
27とを有している。この円柱部27は、その中間部にフラ
ンジ28を有し、該フランジと洗面台1に固定されたブラ
ケット29との間には円柱部27及び押ボタン26を上向きに
付勢する第2の付勢手段としての圧縮コイルばね30が介
装されている。円柱部27の下端部には該円柱部及び押ボ
タン26の上方向への移動量を規制するべくブラケット29
の下端面に当接するストッパ32が設けられている。
円柱部27の上側部分には、その全周に亘り溝34が設け
られ、該溝にはロック部材35の舌片部36が係合可能とな
っている。このロック部材35は、第2図に併せて示すよ
うに、円柱部27を囲繞すると共に圧縮コイルばね38によ
り舌片部36が溝34と係合する方向に付勢されている。ま
た、ロック部材35の圧縮コイルばね38が当接する側と相
反する側に設けられた突片39には洗面台1の上面1aから
突出する操作ピン40が立設されている。従って、通常は
圧縮コイルばね30の付勢力により円柱部27及び押ボタン
26は上向きに付勢されストッパ32がブラケット29の下端
面に当接した状態にあるが、矢印に示すように下側に押
ボタン26を押込むことにより、ロック部材35の舌片部36
が溝34に係合し、円柱部27及び押ボタン26が没入した状
態で保持されるようになる。
前記したキックレバー19の引張コイルばね22の接続さ
れた側端部には、アウタチューブ42の内部にインナワイ
ヤ43が挿通されたプルワイヤユニット41に於ける上記イ
ンナワイヤ43の一端が、該端部を引張コイルばね22の付
勢する方向と相反する側に引張ることが可能なように保
持されている。このインナワイヤ43の他端は円柱部27の
下端部に設けられたホルダ45に保持されている。そし
て、アウタチューブ42の両端は、各々ハウジング21及び
ブラケット29に保持されている。
以下に第1図及び第3図を参照して本実施例の作動要
領について説明する。
通常は第1図に示すように引張りコイルばね22の付勢
力によりキックレバー19の第1図に於ける左側端部が上
方に傾倒し、作動ロッド10の下端部を押上げることによ
り栓本体11が排水口14から離反し、水が導管4及びレバ
ー室部材6を介して配水管7に流れるようになる。
ここで、押ボタン26を引張りコイルばね22及び圧縮コ
イルばね30の付勢力に抗して押込むと円柱部27が下側に
移動しインナワイヤ43を引張ることによりキックレバー
19がその第1図に於ける左側端部が下向きに傾動する。
すると、作動ロッド10、栓本体11及びガイド部材12から
なる栓13が自重により下側に移動し、第3図に示すよう
に栓本体11が排水口14を閉塞する。このとき、円柱部27
が下側に移動することにより溝34にロック部材35の舌片
部36が係合し、第2図に示す状態に円柱部27及び押ボタ
ン26がこの状態で保持される。
次に、再び栓部材13を上側に移動させ排水口14を開放
するには、操作ピン40を第3図に於ける左側の方向、即
ち矢印の方向に圧縮コイルばね38の付勢力に抗して移動
させる。すると、溝34から舌片部36が離脱し、圧縮コイ
ルばね30の付勢力により円柱部27が上側に移動する。そ
して、引張りコイルばね22がキックレバー19の第2図に
示す右側端部を引下げることにより相反する側即ち左側
端部を押上げ、作動ロッド10を介して栓本体11を排水口
6から離反させる。
尚、本考案は上記実施例に限定される様々な応用が可
能であることは云うまでもなく、例えば、本実施例では
キックレバー19を介して栓部材を駆動したが、栓部材に
直接ばね及びワイヤを係合させて作動させるようにして
も良い。また、本実施例では第1の付勢手段として引張
コイルばね22を用いたが錘を用いても良い。
[考案の効果] このように本考案によれば、排水口の栓を駆動するた
めの操作部を自由な位置に配設でき、その操作性が向上
すると共にレイアウトの自由度が拡大する。また、ロッ
ク手段を解除するのみで容易に、かつ確実に栓が開いて
排水口が開放されるようにすることで操作容易性及び作
動信頼性が向上する。更に、栓部材の作動する方向と操
作する方向を一致させると操作感が向上する。以上のこ
とから本考案の効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された家庭用洗面台の水栓構造を
示す模式的断面図である。 第2図は第1図のII−II線について見た断面図である。 第3図は本実施例の作動要領を第1図と共に示す説明図
である。 1…洗面台、1a…上面 2…洗面ボール部、2a…壁部 2b…開口、3…開口 4…導管、4a…開口 5…アーム部、6…レバー室部材 7…排水管、8…空室 10…作動ロッド、11…栓本体 12…ガイド部材、13…栓部材 14…排水口、17…通孔 18…支持部、19…キックレバー 21…ハウジング、22…引張りコイルばね 25…スイッチ部、26…押ボタン 27…円柱部、28…フランジ 29…ブラケット、30…圧縮コイルばね 32…ストッパ、34…溝 35…ロック部材、36…舌片部 38…圧縮コイルばね、39…突片 40…操作ピン、41…プルワイヤユニット 42…アウタチューブ、43…インナワイヤ 45…ホルダ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を貯留するべく固定された容器の底部に
    設けられた排水口を自重により上側から閉塞可能な栓部
    材をもって前記排水口を選択的に開閉するための排水栓
    構造であって、 前記栓部材を開方向に向けて付勢する第1の付勢手段
    と、 前記第1の付勢手段の前記付勢力に抗する方向に牽引力
    を作用させるためのプルワイヤと、 前記プルワイヤに前記方向への牽引力を選択的に与える
    操作手段とを有し、 前記操作手段が、前記プルワイヤを緩める方向に該操作
    手段を付勢するばねからなる第2の付勢手段と、前記プ
    ルワイヤに牽引力を与えた状態で該操作手段を選択的に
    保持するロック手段とを有することを特徴とする排水栓
    構造。
  2. 【請求項2】前記操作手段の操作方向と前記栓部材の移
    動方向とを一致させたことを特徴とする請求項1に記載
    の排水栓構造。
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