JP7100610B2 - 固体酸化物形燃料電池用燃料極 - Google Patents
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Description
また、特開2005-166484号公報は、体積膨張を気孔で吸収するだけでは導電率が著しく低下するため、造孔剤を添加して気孔率と細孔径を制御することを提案している。しかし特開2005-166484号公報の図3にあるように導電率は400S/cmしかなく、気孔率と細孔径の制御で高い導電性と酸化還元による寸法変化を同時に満足させることはできない。
また、特開2007-250325号公報は、導電性支持体の線膨張率を調整して最初の還元による寸法変化を収縮させることを提案している。この発明では、初期の亀裂を抑制することができるが、2回目以降の還元については問題を解決していない。
本発明の固体酸化物形燃料電池用燃料極は、Ni網目構造に10μm以上の酸化物(NiOを除く)が点在するものである。Ni網目構造に10μm以上の酸化物(NiOを除く)を点在させることで、ガス透過流束は10m3/m2/Hr以上になり、発電性能を高めることができる。本発明の固体酸化物形燃料電池用燃料極は、好ましくはNi網目構造に30μm以上の酸化物(NiOを除く)が点在するものである。Ni網目構造に点在する酸化物(NiOを除く)は、例えば固体酸化物形燃料電池セルを切断し、樹脂埋めし、研磨した後、SEM-EDXを用いて観察することができる。
また、本発明の固体酸化物形燃料電池用燃料極は、その酸化度が4%以下である。酸化度を4%以下とすることで、起動停止時のNiの酸化を抑制することができ、したがって燃料極の膨張を抑制することができる。ここで、酸化度とは、燃料極を強制的に酸化させる処理(大気中400℃に30分間暴露)の前後の重量を計測し、以下の計算式から求めることができる。
δ=(a+b-b・X)・(G2/G1-1)/b/X
X:NiO比率
G1:燃料極の初期重量(単位:g)
G2:400℃に30分間暴露させたあとの重量(単位:g)
a:Niのモル質量(g/mol)
b:Oのモル質量(g/mol)
酸化度は、好ましくは3%以下である。
本発明の固体酸化物形燃料電池用燃料極は、好ましくは700℃における導電率が1500S/cm以上である。700℃における導電率を1500S/cm以上とすることで、発電性能を良好なものとすることができる。導電率は、より好ましくは2600S/cm以上であり、さらに好ましくは3400S/cm以上である。
本発明の固体酸化物形燃料電池用燃料極は、好ましくはガス透過流束が10m3/m2/hr以上である。ガス透過流束を10m3/m2/hr以上とすることで、発電性能を良好なものとすることができる。ガス透過流束は、より好ましくは20m3/m2/hr以上であり、さらに好ましくは30m3/m2/hr以上である。
前記ジルコニウム含有酸化物の製造方法は、共沈法、アルコキシド加水分解法、ゾル-ゲル法、水熱沈殿法、水熱結晶化法、水熱分解法、水熱酸化法などが挙げられるが、得られるジルコニウム含有酸化物が、ZrO2結晶中にドープするCaO、Y2O3、Sc2O3が均一固溶した立方晶であればよい。
酸化物(NiOを除く)は、BET値が好ましくは3以上、より好ましくは5以上である。BET値が3未満の場合、燃料極の焼結開始温度が電解質焼結開始温度より高くなり、その結果、電解質膜に亀裂を生じやすくなる。また、酸化物(NiOを除く)は、粒度D10が好ましくは1μm以上、より好ましくは4μm以上である。D10が1μm未満の場合、NiO原料同士の焼結を阻害しやすく、その結果、酸化度が高くなる。
本発明の燃料極を用いた固体酸化物形電気化学デバイスの例として、固体酸化物形燃料電池セルについて以下で説明する。本発明の燃料極を用いた固体酸化物形燃料電池セルは、その形状は限定されず、例えば円筒状、板状、内部にガス流路を複数形成した中空板状などであってもよい。また複数の発電素子を直列に形成した横縞形セル(円筒横縞形セル、板状横縞形など)であってもよい。
また、発電素子は内側導電部(燃料極)、内側電極(燃料極触媒層)、固体電解質、外側電極(空気極触媒層)、外側導電部(空気極)が順次積層された積層体であるが、内側導電部に空気極、内側電極に空気極触媒層、外側電極に燃料極触媒層、外側導電部に燃料極であってもよい。
なお、起動停止や負荷追従など非安定運転中、スタックに温度分布由来の応力が発生しやすい。円筒型セルは非安定運転中にも破壊に至る応力が発生しにくく、起動停止を頻繁に行う場合や、負荷追従する場合は円筒型セルが望ましい。本発明の燃料極は起動停止時に生じるレドックス特性を改善するものである。円筒型セルの起動停止特性をさらに向上させることから、特に内側導電部が燃料極の円筒セルがより望ましい。
図1は本発明の燃料極を用いた固体酸化物形燃料電池セルの断面の一態様を示す模式図であり、内側電極を燃料極としたタイプについて示した。本発明における固体酸化物形燃料電池セル210は、例えば内側導電部(燃料極)201と、内側電極(燃料極触媒層)202、固体電解質203と、外側電極(空気極触媒層)204と、外側導電部(空気極)205から構成される。固体酸化物形燃料電池セルにおいて、各層の好ましい厚さは、内側導電部(燃料極)が0.5~2mm、内側電極(燃料極触媒層)が10~200μm、固体電解質が5~60μm、外側電極(空気極触媒層)が5~50μm、外側導電部(空気極)が10~200μmである。
燃料電池セル84の上端側と下端側に取り付けられた内側電極端子86は、同一構造であるため、ここでは、上端側に取り付けられた内側電極端子86について具体的に説明する。内側電極層90の上部90aは、固体電解質94と外側電極層92に対して露出された外周面90bと上端面90cとを備える。内側電極端子86は、導電性のシール材96を介して内側電極層90の外周面90bと接続され、さらに、内側電極層90の上端面90cとは直接接触することにより、内側電極層90と電気的に接続されている。内側電極端子86の中心部には、内側電極層90の燃料ガス流路88と連通する燃料ガス流路98が形成されている。
燃料極触媒層は、Ni/YSZ(イットリア安定化ジルコニア)などのNiO/ジルコニウム含有酸化物、Ni/GDC(Gd2O3-CeO2)などのNiO/セリウム含有酸化物などが挙げられる。ここで、NiO/ジルコニウム含有酸化物とは、NiOとジルコニウム含有酸化物とが、所定の比率で均一に混合されたものを意味する。また、NiO/セリウム含有酸化物とは、NiOとセリウム含有酸化物とが、所定の比率で均一に混合されたものを意味する。NiO/ジルコニウム含有酸化物のジルコニウム含有酸化物としては、例えばCaO、Y2O3、Sc2O3のうちの1種以上をドープしたジルコニウム含有酸化物などが挙げられる。NiO/セリウム含有酸化物のセリウム含有酸化物としては、一般式Ce1-yLnyO2(但し、LnはLa、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sc、Yのいずれか1種又は2種以上の組み合わせであり、0.05≦y≦0.50)などが挙げられる。なお、NiOは燃料雰囲気下で還元されてNiとなるため、前記混合物はそれぞれNi/ジルコニウム含有酸化物又はNi/セリウム含有酸化物となる。
空気極としては、La1-xSrxCoO3(但し、x=0.1~0.3)及びLaCo1-xNixO3(但し、x=0.1~0.6)などのランタンコバルト系酸化物、(La、Sr)FeO3系と(La、Sr)CoO3系の固溶体であるランタンフェライト酸化物(LSCF:La1-mSrmCo1-nFenO3(但し、0.05<m<0.50、0<n<1))などが挙げられる。
空気極は、例えば固体電解質側に配置する電極にLa0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3(=空気極触媒層)を用い、導電部にLa0.6Sr0.4Co0.8Fe0.2O3(=空気極)を用いる。
固体電解質としては、ランタンガレート系酸化物、固溶種としてY、Ca、Scのいずれか1種又は2種以上を固溶した安定化ジルコニアなどが挙げられる。固体電解質は、好適にはSr及びMgがドープされたランタンガレート系酸化物であり、より好適には一般式La1-aSraGa1-b-cMgbCocO3(但し、0.05≦a≦0.3、0<b<0.3、0≦c≦0.15)で表されるランタンガレート系酸化物(LSGM)である。ここで、燃料極側には、反応抑制層として、Laを固溶させたセリア(Ce1-xLaxO2(但し、0.3<x<0.5))を設けてもよい。反応抑制層は、好適にはCe0.6La0.4O2である。固体電解質は、単層であっても、又は複層であっても良い。固体電解質が複層である場合の例としては、例えば燃料極とLSGMからなる電解質層の間にCe0.6La0.4O2などの反応抑制層を用いる。
固体酸化物形燃料電池セルの製造方法は、特定のものに限定されるものではないが、燃料極導電部が支持体である場合について説明する。
NiO及び酸化物(NiOを除く)を含有する原料粉体に、溶媒(水、アルコールなど)を添加して坏土を作製する。このとき、任意成分として、分散剤、バインダー、消泡剤、造孔剤等を添加してもよい。作製した坏土を成形し、乾燥して多孔質支持体を得る。坏土の成形には、シート成形法、プレス成形法、押出成形法などが用いられる
内側電極、固体電解質、及び外側電極は、各原料粉末に、溶媒(水、アルコールなど)、分散剤、バインダー等の成形助剤を添加してスラリーを作製し、それをコーティングし、乾燥した後、焼成(1100℃以上1400℃未満)することによって得ることができる。コーティングは、複層の多孔質支持体の上層をコーティングする際に使用できる方法と同様に行うことができる。焼成は、各電極及び固体電解質の層を形成する都度行ってもよいが、複数の層を一度に焼成する「共焼成」を行うことが好ましい。また、電解質がドーパントの拡散等により変性しないように、焼成は酸化雰囲気下で行なうことが好ましい。より好適には、空気+酸素の混合ガスを用い、酸素濃度は20質量%以上30質量%以下の雰囲気で焼成を行う。内側電極に燃料極を、外側電極に空気極を用いる場合、燃料極と電解質とを共焼成した後、空気極を成形し、共焼成よりも低い温度で焼成することが好ましい。
固体酸化物形燃料電池セルを使用した固体酸化物形燃料電池システム1は、特定のものに限定されず、その製造や他の材料等は、公知のものが使用できる。図3は、本発明の一実施形態による固体酸化物形燃料電池システムを示す全体構成図である。この図3に示すように、固体酸化物形燃料電池システム1は、固体酸化物形燃料電池モジュール2と、補機ユニット4を備えている。
[YSZ原料]
共沈法で作製した。具体的には、イットリアの溶解液を8mol%になるように塩化ジルコニウム溶液に混合し、ゾル化後、脱水、遠心分離し、100℃乾燥により非晶質水和ジルコニアを得た。得られた非晶質水和ジルコニアを乾式粉砕後、800℃、2時間で焼成し、D10:4.5μm、D50:15μm、D90:62μmの粉末(BET:6m2/g)を得た。
NiO粉末(BET:3.2m2/g、D10:0.32μm、D50:0.47μm、D90:0.77μm)72.5重量部とYSZ粉末(8モルY2O3含有安定化ZrO2、BET:6m2/g、D10:4.5μm、D50:15μm、D90:62μm)27.5重量部の合計100重量部を溶媒(水)10重量部、バインダー(メチルセルロース系水溶性高分子)7重量部、潤滑剤0.1重量部、乾燥防止剤3.5重量部を計量し、偏りがないようにミキサー混合後、混練器(ニーダー)で混練し、真空土練装置で脱気し、押し出し成形用の坏土を調製した。
NiOとGDC10(10mol%Gd2O3-90mol%CeO2)の混合物を共沈法で作製後、熱処理を行い燃料極触媒層粉末を得た。NiOとGDC10の混合比は重量比で50/50とした。平均粒子径は0.5μmとなるように調節した。該粉末20重量部を溶媒(エタノール)100重量部、バインダー(エチルセルロース)2重量部、分散剤(ノニオン性界面活性剤)1重量部と混合した後、十分攪拌してスラリーを調製した。なお、「10mol%Gd2O3-90mol%CeO2」は、Gd原子及びCe原子の総量に対する、Gd原子の濃度が10mol%、Ce原子の濃度が90mol%であることを意味する。
反応抑制層の材料として、セリウム系複合酸化物(LDC40。すなわち、40mol%のLa2O3-60mol%のCeO2)の粉末10重量部を用いた。焼結助剤としてGa2O3粉末を0.04重量部混合し、さらに溶媒(エタノール)100重量部、バインダー(エチルセルロース)2重量部、分散剤(ノニオン性界面活性剤)1重量部と混合した後、十分攪拌してスラリーを調製した。なお、「40mol%のLa2O3-60mol%のCeO2」は、La原子及びCe原子の総量に対する、La原子の濃度が40mol%、Ce原子の濃度が60mol%であることを意味する。
固体電解質層の材料として、La0.9Sr0.1Ga0.8Mg0.2O3の組成のLSGM粉末を用いた。LSGM粉末40重量部を溶媒(エタノール)100重量部、バインダー(エチルセルロース)2重量部、分散剤(ノニオン性界面活性剤)1重量部と混合した後、十分攪拌してスラリーを調製した。
空気極の材料として、La0.6Sr0.4Co0.2Fe0.8O3の組成の粉末を用いた。該粉末40重量部を溶媒(エタノール)100重量部、バインダー(エチルセルロース)2重量部、分散剤(ノニオン性界面活性剤)1重量部と混合した後、十分攪拌してスラリーを調製した。
上記のようにして得られた坏土並びに各スラリーを用いて、以下の方法で固体酸化物形燃料電池セルを作製した。
前記多孔質支持体用坏土から押出し成形法によって円筒状成形体を作製した。室温で乾燥した後、1050℃で2時間熱処理して多孔質支持体を作製した。この多孔質支持体上に、スラリーコート法により、燃料極触媒層、反応抑制層、固体電解質層の順番で成膜した。これら積層成形体を1300℃で2時間共焼成した。次に、約17cm2になるように固体電解質層の表面に空気極触媒層を成形し、1100℃で2時間焼成した。なお、多孔質支持体は、共焼成後の寸法で、外径10mm、肉厚1mmとした。作製した固体酸化物形燃料電池セルは、燃料極触媒層の厚さが10μmであり、反応抑制層層の厚みが5μmであり、固体電解質層の厚みが50μmであり、空気極触媒層の厚みが20μmである。
次に、空気極触媒層の上に空気極導電部用ペーストを塗布して空気極導電部を形成した。空気極導電部用ペーストの組成は、銀粉末と、パラジウム粉末と、LSCF粉末と、溶媒と、バインダーとを混合させたものとした。この空気極導電部用ペーストを、固体酸化物形燃料電池セルに塗布した後、乾燥機にて乾燥させ、室温にて冷却後、700℃1時間焼成した。
支持体(燃料極導電部)の両端部に集電体とガスシールを兼ね備えた導電性シール材を取付け、さらに前記支持体(燃料極導電部)の両端部に導電性シール材を覆うように内側電極端子を設け、燃料電池セルユニットを作製した。内側電極端子は燃料ガス流路となる燃料極支持体の内径より縮径し、前記セルのそれぞれの端部からセルの外方向に伸びる縮径部を有するものとした。
前記燃料電池セルユニットを16本一組とし、燃料極と空気極を接続するコネクタで16本を直列につなぎスタック化した。前記スタックを10組搭載し160本を直列に接続し、さらに改質器、空気配管、及び燃料配管を取付けた後にハウジングで囲み、固体酸化物形燃料電池モジュールを作製した。
上記燃料電池モジュールを、固体酸化物形燃料電池システムに組み込んだ。
燃料極側の集電は、燃料極の露出部に集電金属を銀ペーストで張り合わせて焼き付けた。空気極側の集電は、空気極表面に銀ペーストを塗布した後、空気極の端部に集電金属を銀ペーストで張り合わせて焼き付けた。
大気中、800℃まで加熱し、温度保持されたことを確認してから窒素によるガス置換後、水素ガスに水蒸気濃度10%になるように調整された還元ガスを燃料極に導入した。還元ガスの流量は燃料極支持体の流路を毎分5cmから10cmのスピードで流れるように流量を調整した。還元処理は燃料極に含まれるNiOの98%以上がNiに還元されるまで継続した。
[ひずみ]
YSZ、Niそれぞれのひずみ率は0.01%以下であった。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を75重量部、YSZ粉末25重量部の合計100重量部にした以外は、実施例1と同じである。
[ひずみ]
YSZ、Niそれぞれのひずみ率は0.01%以下であった。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を70重量部、YSZ粉末30重量部の合計100重量部にした以外は、実施例1と同じである。
[ひずみ]
YSZ、Niそれぞれのひずみ率は0.01%以下であった。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を60重量部、YSZ粉末40重量部の合計100重量部にした以外は、実施例1と同じである。
[ひずみ]
YSZ、Niそれぞれのひずみ率は0.01%以下であった。
還元条件の温度を700℃にした以外は実施例2と同じである。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を67.5重量部、YSZ粉末32.5重量部の合計100重量部にした以外は、実施例1と同じである。
還元条件の温度を700℃にした以外は実施例1と同じである。
YSZ原料及び多孔質支持体用坏土を以下のようにして調製した以外は実施例1と同じである。
[YSZ原料]
共沈法で作製した。具体的には、イットリアの溶解液を8mol%になるように塩化ジルコニウム溶液に混合し、ゾル化後、脱水、遠心分離し、100℃乾燥により非晶質水和ジルコニアを得た。得られた非晶質水和ジルコニアを乾式粉砕後、800℃、2時間で焼成して得られた粉体を湿式粉砕して乾燥後、1000℃、10時間追加焼成しD10:1.25μm、D50:44μm、D90:65μmの粉末(BET:7.5m2/g)を得た。
NiO粉末(BET:3.2m2/g、D10:0.32μm、D50:0.47μm、D90:0.77μm)55重量部とYSZ粉末(8モルY2O3含有安定化ZrO2、BET:7.5m2/g、D10:1.25μm、D50:44μm、D90:65μm)45重量部の合計100重量部を溶媒(水)10重量部、バインダー(メチルセルロース系水溶性高分子)7重量部、潤滑剤0.1重量部、乾燥防止剤3.5重量部を計量し、偏りがないようにミキサー混合後、混練器(ニーダー)で混練し、真空土練装置で脱気し、押し出し成形用の坏土を調製した。
還元条件の温度を700℃にした以外は実施例6と同じである。
還元条件の温度を700℃にした以外は実施例3と同じである。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を50重量部、YSZ粉末50重量部の合計100重量部にした以外は、実施例1と同じである。
YSZ原料及び多孔質支持体用坏土を以下のようにして調製した以外は実施例1と同じである。
[YSZ原料]
共沈法で作製した。具体的には、イットリアの溶解液を8mol%になるように塩化ジルコニウム溶液に混合し、ゾル化後、脱水、遠心分離し、100℃乾燥により非晶質水和ジルコニアを得た。得られた非晶質水和ジルコニアを実施例1と比較しより細かくなるまで乾式粉砕後、800℃、2時間で焼成しD10:2.5μm、D50:6μm、D90:18μmの粉末(BET:6.3m2/g)を得た。
[多孔質支持体用坏土:燃料極導電部]
NiO粉末(BET:3.2m2/g、D10:0.32μm、D50:0.47μm、D90:0.77μm)55重量部とYSZ粉末(8モルY2O3含有安定化ZrO2、BET:7.5m2/g、D10:1.25μm、D50:6μm、D90:18μm)45重量部の合計100重量部を溶媒(水)10重量部、バインダー(メチルセルロース系水溶性高分子)7重量部、潤滑剤0.1重量部、乾燥防止剤3.5重量部を計量し、偏りがないようにミキサー混合後、混練器(ニーダー)で混練し、真空土練装置で脱気し、押し出し成形用の坏土を調製した。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を55重量部、YSZ粉末45重量部の合計100重量部にした以外は、実施例1と同じである。
還元条件の温度を700℃にした以外は実施例4と同じである。
還元条件の温度を700℃にした以外は実施例13と同じである。
[ひずみ]
YSZ、Niそれぞれのひずみ率は0.02%であった。
還元条件の温度を700℃にした以外は実施例11と同じである。
[ひずみ]
YSZ、Niそれぞれのひずみ率は0.02%であった。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を60重量部、YSZ粉末40重量部の合計100重量部にした以外は、実施例12と同じである。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を60重量部、YSZ粉末40重量部の合計100重量部にした以外は、実施例8と同じである。
多孔質支持体用坏土を以下のようにして調製した以外は実施例10と同じである。
[多孔質支持体用坏土:燃料極導電部]
NiO粉末(BET:3.2m2/g、D10:0.32μm、D50:0.47μm、D90:0.77μm)70重量部とYSZ粉末(8モルY2O3含有安定化ZrO2、BET:7.5m2/g、D10:1.25μm、D50:6μm、D90:18μm)30重量部の合計100重量部を溶媒(水)10重量部、造孔剤(アクリル系樹脂、平均粒子径8μm)4重量部、バインダー(メチルセルロース系水溶性高分子)7重量部、潤滑剤0.1重量部、乾燥防止剤3.5重量部を計量し、偏りがないようにミキサー混合後、混練器(ニーダー)で混練し、真空土練装置で脱気し、押し出し成形用の坏土を調製した。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を60重量部、YSZ粉末40重量部の合計100重量部にし、還元条件の温度を800℃にした以外は、実施例8と同じである。
多孔質支持体用坏土を以下のようにして調製した以外は実施例1と同じである。
[多孔質支持体用坏土:燃料極導電部]
NiO粉末(BET:3.2m2/g、D10:0.32μm、D50:0.47μm、D90:0.77μm)60重量部とY2O3粉末(BET:7.5m2/g、D10:2.25μm、D50:4.4μm、D90:7.7μm)40重量部の合計100重量部を溶媒(水)10重量部、バインダー(メチルセルロース系水溶性高分子)7重量部、潤滑剤0.1重量部、乾燥防止剤3.5重量部を計量し、偏りがないようにミキサー混合後、混練器(ニーダー)で混練し、真空土練装置で脱気し、押し出し成形用の坏土を調製した。
Y2O3原料を以下のようにして調製し、還元条件の温度を700℃にした以外は実施例21と同じである。
[Y2O3原料]
Y2O3粉末(BET:8.2m2/g、D10:0.46μm、D50:0.9μm、D90:1.9μm)を用いた。
YSZ原料及び多孔質支持体用坏土を以下のようにして調製した以外は実施例10と同じである。
[YSZ原料]
共沈法で作製した。具体的には、イットリアの溶解液を8mol%になるように塩化ジルコニウム溶液に混合し、ゾル化後、脱水、遠心分離し、100℃乾燥により非晶質水和ジルコニアを得た。得られた非晶質水和ジルコニアを乾式粉砕後、800℃、2時間で焼成し、得られた粉体を湿式粉砕、乾燥後D10:0.11μm、D50:0.26μm、D90:2.5μmの粉末(BET:9.2m2/g)を得た。
[多孔質支持体用坏土:燃料極導電部]
NiO粉末(BET:3.2m2/g、D10:0.32μm、D50:0.47μm、D90:0.77μm)70重量部とYSZ粉末(BET:9.2m2/g、D10:0.11μm、D50:0.26μm、D90:2.5μm)30重量部の合計100重量部と分散剤と純水溶媒をボールミルに加え、解砕して1次粒子化、スプレードライで乾燥させ、NiOとYSZの均一混合粉を得た。そして得られた混合粉100重量部に対して溶媒(水)10重量部、バインダー(メチルセルロース系水溶性高分子)7重量部、潤滑剤0.1重量部、乾燥防止剤3.5重量部を計量し、偏りがないようにミキサー混合後、混練器(ニーダー)で混練し、真空土練装置で脱気し、押し出し成形用の坏土を調製した。
[ひずみ]
YSZ、Niのひずみ率はそれぞれ0.09%、0.08%であった。
還元条件の温度を600℃にした以外は実施例4と同じである。
還元条件の温度を600℃にした以外は実施例2と同じである。
燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を65重量部、YSZ粉末35重量部の合計100重量部にした以外は、比較例2と同じである。
[ひずみ]
YSZ、Niそれぞれのひずみ率は0.1%であった。
YSZ原料を以下のようにして調製した以外は実施例10と同じである。
[YSZ原料]
共沈法で作製した。具体的には、イットリアの溶解液を8mol%になるように塩化ジルコニウム溶液に混合し、ゾル化後、脱水、遠心分離し、100℃乾燥により非晶質水和ジルコニアを得た。得られた非晶質水和ジルコニアを乾式粉砕後、800℃、2時間で焼成し、得られた粉体を湿式粉砕、乾燥後D10:0.23μm、D50:1.6μm、D90:4.19μmの粉末(BET:5.2m2/g)を得た。
還元条件の温度を700℃にした以外は実施例8と同じである。
NiO原料を以下のようにして調製し、燃料極導電部に用いる多孔質支持体用坏土のNiO粉末を60重量部、YSZ粉末40重量部の合計100重量部にした以外は比較例2と同じである。
[NiO原料]
市販原料の、D10:1.15μm、D50:3.1μm、D90:4.43μmの粉末(BET:3.1m2/g)を利用した。
YSZ原料を以下のようにして調製した以外は実施例14と同じである。
[YSZ原料]
共沈法で作製した。具体的には、イットリアの溶解液を8mol%になるように塩化ジルコニウム溶液に混合し、ゾル化後、脱水、遠心分離し、100℃乾燥により非晶質水和ジルコニアを得た。得られた非晶質水和ジルコニアを乾式粉砕後、800℃、2時間で焼成し、得られた粉体にAl2O3ゾルを0.25%になるように加え、湿式粉砕、乾燥してD10:0.11μm、D50:0.26μm、D90:2.4μmの粉末(BET:9.0m2/g)を得た。
NiO原料を以下のようにして調製した以外は比較例8と同じである。
[NiO原料]
市販原料の、D10:0.32μm、D50:0.7μm、D90:2.2μmの粉末(BET:2.86m2/g)を利用した。
[単セルあたりの発電性能]
作製した固体酸化物形燃料電池システムの発電は脱硫触媒で通した都市ガスを用い、燃料利用率80%、空気を酸化ガスに用い、空気利用率30%、運転温度700℃、電流密度0.3A/cm2の条件での発電電位を測定し、160で割って1本あたりの発電電位を求めた。なお発電電位の測定は、定常温度(700℃)で24時間経過後に測定した。
[1000時間性能劣化率]
単セルあたりの発電性能を求める条件と同じ条件で、発電開始から24時間後の発電電位を初期電位(V0)、1000時間の連続運転後の発電電位を耐久後電位(V)とし、以下の式で1000時間性能劣化率(%)を算出した。
1000時間性能劣化率=(V0-V)/V0×100
[緊急停止回数]
作製した固体酸化物形燃料電池システムを以下のように運転した後、緊急停止(シャットダウン)した。
初期電位の測定
単セルあたりの発電性能を求める条件と同じ条件で、発電開始から24時間後の発電電位:初期電位(V0)を求めた。
固体酸化物形燃料電池システムの停止
固体酸化物形燃料電池システムの電流、燃料ガス、空気、水の供給をほぼ同時に遮断する、シャットダウン停止により固体酸化物形燃料電池システムを停止させた。
2回目以降の固体酸化物形燃料電池システムの発電
単セルあたりの発電性能を求める条件と同じ条件で運転し、運転中に発電電位を測定した。
2回目以降の固体酸化物形燃料電池システムの停止
定常温度(700℃)で2時間運転したのち、固体酸化物形燃料電池システムの電流、燃料ガス、空気、水の供給をほぼ同時に遮断する、シャットダウン停止により固体酸化物形燃料電池システムを停止させた。
緊急停止回数の評価
初期電位(V0)から2%発電電位が低下するまでの回数を緊急停止回数とした。
[判定]
◎:単セルあたりの発電性能:0.8V以上
且つ、1000時間性能劣化率0.03%以内
且つ、緊急停止回数:400回以上
×:単セルあたりの発電性能:0.780V以下
もしくは、1000時間性能劣化率0.1%以上
且つ、緊急停止回数:200回未満
○:上記以外
酸化度を測定するために、燃料極のみを大気中400℃に30分間暴露し、その前後の重量を計測し、以下の計算式により求めた。
δ=(a+b-b・X)・(G2/G1-1)/b/X
X:NiO比率
G1:燃料極の初期重量(単位:g)
G2:400℃に30分間暴露させたあとの重量(単位:g)
a:Niのモル質量(g/mol)
b:Oのモル質量(g/mol)
酸化物原料の体積10%粒径(以下、D10)、及びNiO原料の体積50%粒径はJIS R 1629にもとづき、日機装製マイクロトラックMT3300を用いて測定した。測定するにあたり、予め、各原料は分散剤を加えた純水に適量加え、超音波処理により予め分散させた。測定条件は以下の通りである。
測定時間:30秒
計算モード:MT3000II
体積頻度の累積が10%になる粒子径をD10、累積が50%になる粒子径をD50、累積が90%になる粒子径をD90とした。
図7のグラフは代表的な3つのYSZ原料の粒度分布を示した。それぞれの値は以下の通りである。
実施例1 D10=4.5μm(BET=6m2/g、D50=15μm、D90=62μm)
実施例8 D10=1.25μm(BET=7.5m2/g、D50=44μm、D90=65μm)
比較例2 D10=0.11μm(BET=9.2m2/g、D50=0.26μm、D90=2.5μm)
還元したセルを切断、樹脂埋め、研磨後、SEM-EDX(S4100:日立製作所製)で観察した。加速倍率は15KV、2次電子画像である。燃料極のほぼ中央を観察した。
まず100倍で大きな粒子を探し、500倍に拡大する。2次電子画像ではNiとYSZを区別することはできない。EDXでZr元素であることを確認し、最大粒子径を計測した。以上の作業を3回繰り返し、YSZの最大粒子径とした。なお、比較例1から10については粒子径が小さく500倍の観察では粒子径を測定できない。そのため、500倍で大きな粒子を探し、10000倍に拡大し、最大粒子径を計測した。図8は実施例1の燃料極を100倍で観察した1例である。図9は100倍での観察の結果、もっとも大きな粒子を500倍で拡大し、最大粒子径に赤線を引き、計測により35μmを得た。
ガス透過流束を計測するために、燃料極のみを還元して計測した。ガス透過流束は単位時間に膜を透過する気体の量で、一般には以下の式で求める。
J=Q/(At)
J:ガス透過流束
A:膜面積
t:時間
Q:透過した気体の量
実施例では、円筒状の燃料極で、片端をゴム栓し、反対側から空気圧を印加して、以下の式で求めた。
J=V×60/1000/A
A=R×L×π
透過面積:A(m2)
外径:R(mm) φ10mm
長さ:L(mm) 100mm
空気流量:V(L/分)
ガス透過流束:J(m3/m2/hr)
多孔質支持体用坏土から押出し成形法によって得られる円筒状成形体を通常条件で焼成し、還元処理後、4端子法で計測した。評価条件は以下の通りである。
雰囲気 :(H2+3%H2O)とN2の混合ガス(混合比はH2:N2=7:4(vol:vol))
測定温度 :700℃
電流 :1A
YSZ格子定数のひずみ率及びNi格子定数のひずみ率は、支持体のYSZ格子定数、Ni格子定数及び支持体を粉末化して計測したYSZ格子定数、Ni格子定数から、次の式で求めた絶対値である。
YSZ格子定数のひずみ率:(支持体のYSZ格子定数―粉末のYSZ格子定数)/粉末のYSZ格子定数×100
Ni格子定数のひずみ率:(支持体のNi格子定数―粉末のNi格子定数)/粉末のNi格子定数×100
なお多孔質支持体のYSZ格子定数、Ni格子定数は次に示す絵X線回折法を用いた。
装置 :パナリティカル社製「機種名:X‘Pert PRO」X線回折装置
検出器:検出素子が100チャネルある半導体アレイ検出器
X線出力:(Cu封入管)管電圧40kV-管電流40mA
特性X線:Cu-Kα線
フィルタ:Ni
走査方法:ステップ・スキャンニング法(Scanning Step Size:0.05度)
ビーム径:1mm
ひずみのない場合の格子定数は支持体を粉末にして得た。なお、YSZ、Niそれぞれの格子定数は次の指数(hkl)の測定結果を用い最小二乗法で求めた。
YSZ:(111)(200)(220)(311)(222)(400)(331)
Ni:(111)(200)(220)(311)(222)
2 固体酸化物形燃料電池モジュール
4 補機ユニット
6 ハウジング
7 断熱材
8 密封空間
10 発電室
12 固体酸化物形燃料電池セル集合体
14 固体酸化物形燃料電池セルスタック
16 固体酸化物形燃料電池セルユニット
18 燃焼室
20 改質器
22 空気用熱交換器
24 水供給源
28 水流量調整ユニット
30 燃料供給源
32 ガス遮断弁
36 脱硫器
38 燃料流量調整ユニット
40 空気供給源
42 電磁弁
44 改質用空気流量調整ユニット
45 発電用空気流量調整ユニット
46 第1ヒータ
48 第2ヒータ
50 温水製造装置
52 制御ボックス
54 インバータ
60 純水導入管
62 被改質ガス導入管
64 燃料ガス供給管
66 マニホールド
68 下支持板
70 空気集約室
72 空気分配室
74 空気流路管
76 空気導入管
80 排気ガス通路
82 排気ガス排出管
83 点火装置
84 燃料電池セル
86 内側電極端子
88 燃料ガス流路
90 内側電極
91 多孔質支持体
92 外側電極
94 電解質
100 上支持板
102 集電体
Claims (7)
- Ni網目構造に粒子径が10μm以上の酸化物(NiOを除く)が点在し、酸化度が4%以下である固体酸化物形燃料電池用燃料極。
- 700℃における導電率が1500S/cm以上であることを特徴とする請求項1に記載の固体酸化物形燃料電池用燃料極。
- 酸化物(NiOを除く)がYSZである請求項1又は2に記載の固体酸化物形燃料電池用燃料極。
- YSZ格子定数のひずみ率及びNi格子定数のひずみ率がそれぞれ0.07%以内である請求項3に記載の固体酸化物形燃料電池用燃料極。
- 固体酸化物形燃料電池用燃料極を 粒度D10が1μm以上の酸化物(NiOを除く)を用いて作製することを含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池用燃料極の製造方法。
- 固体酸化物形燃料電池用燃料極を、 NiOと酸化物(NiOを除く)とを含む原料であって、NiO比率が50%以上98%以下である原料を用いて作製することを含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池用燃料極の製造方法。
- 固体酸化物形燃料電池用燃料極を BETが3m2/g以上である酸化物(NiOを除く)を用いて作製することを含む請求項1乃至4のいずれか1項に記載の固体酸化物形燃料電池用燃料極の製造方法。
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