JP7098472B2 - 端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネス Download PDF

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Description

本発明は、端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスに関する。
従来、端子金具を相手方の接続対象物に物理的且つ電気的に接続させるための端子接続構造が知られている。その端子接続構造としては、例えば、端子金具と接続対象物とを螺子部材で共締め固定する構造のものが知られている。この種の端子接続構造については、下記の特許文献1から3に開示されている。
特開2004-207077号公報 特開2006-261012号公報 特開平11-250950号公報 特開2007-122916号公報
ところで、螺子部材を用いる端子接続構造は、端子金具や接続対象物の貫通孔に雄螺子部材を挿通させるなど、多くの作業工程を必要とする。このため、上記の特許文献1から3には、端子金具の接続作業性の向上を目的とした端子接続構造についても開示されている。特許文献1の端子接続構造においては、端子金具の電気接続部から可撓片を突出させ、その可撓片を接続対象物の貫通孔に挿通させることによって、電気接続部と可撓片とで接続対象物を挟み込んでいる。これと同様の端子接続構造は、上記の特許文献4にも開示されている。また、特許文献2の端子接続構造においては、端子金具の電気接続部に設けた可撓片で電気接続部を接続対象物に仮保持し、電気接続部と接続対象物のそれぞれの貫通孔にバンドクランプの係止羽根を差し込むことによって、バンドクランプの係止羽根と皿状部とで電気接続部と接続対象物とを挟み込んでいる。また、特許文献3の端子接続構造においては、端子金具の電気接続部の貫通孔の中で周方向に配置される複数の拡開片をバッテリポストが有しており、圧入した楔部材で各拡開片を貫通孔の内周面に圧接させることによって、電気接続部をバッテリポストに接続させる。しかしながら、特許文献1,2及び4の端子接続構造は、それぞれに専用の端子金具を用意しなければならない。また、特許文献2の端子接続構造は、樹脂製のバンドクランプを用いているので、電気接続部と接続対象物の接続状態を保ち続けるという観点で改善の余地がある。また、特許文献3の端子接続構造は、バッテリポストと楔部材の2つの部品が必要であり、端子金具の接続作業性を向上させるという点で改善の余地がある。
そこで、本発明は、端子金具の接続作業性と接続状態の保持力に優れ、かつ、既存の端子金具の適用も可能な端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係る端子接続構造は、積層された一方の端子金具における平板状の電気接続体と他方の端子金具における平板状の電気接続体と導電性の電気接続部材における平板状の電気接続体の内の外側に配置された2つを外側から挟み込み、それぞれの外側の前記電気接続体におけるそれぞれの外方露出面に作用させた挟持力によって3つの前記電気接続体を電気的に接続させる金属製の端子接続部材を備え、前記端子接続部材は、一方の外側の前記電気接続体の平板部における一方の前記外方露出面に弾発力を作用させる弾性変形可能な第1挟持体と、3つの前記電気接続体のそれぞれの貫通孔を介して前記第1挟持体に直接的又は間接的に連結され、他方の外側の前記電気接続体の平板部における他方の前記外方露出面に係止されて当該他方の外方露出面に前記弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる第2挟持体と、を有し、前記第1挟持体は、C環状で、かつ、外周縁側を前記一方の外方露出面に接触させると共に内周縁側を前記一方の外方露出面から浮かせた傘形状に形成することを特徴としている。
ここで、前記第2挟持体は、前記一方の外側の電気接続体側からのそれぞれの前記貫通孔への挿通に際して撓みが発生すると共に、それぞれの前記貫通孔を通り抜けた際に前記撓みが解消する弾性を有する形状で、かつ、前記撓みの解消と共に前記他方の外方露出面に係止される形状に形成することが望ましい。
また、前記第2挟持体は、長片部、短片部並びに前記長片部及び前記短片部を繋ぐ弧状片部を有するJ字形状で、かつ、前記長片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記第1挟持体に直接的又は間接的に連結して、前記短片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記他方の外方露出面に係止させる片持ち形状、又は、前記J字形状で、かつ、前記短片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記第1挟持体に間接的に連結して、前記長片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記他方の外方露出面に係止させる片持ち形状、又は、2つの片部及び2つの前記片部を繋ぐ弧状片部を有するU字形状で、かつ、一方の前記片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記第1挟持体に間接的に連結して、他方の前記片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記他方の外方露出面に係止させる片持ち形状に形成することが望ましい。
また、上記目的を達成する為、本発明に係る電気接続箱は、一方の端子金具、他方の端子金具及び導電性の電気接続部材を収容する筐体と、積層された前記一方の端子金具における平板状の電気接続体と前記他方の端子金具における平板状の電気接続体と前記電気接続部材における平板状の電気接続体の内の外側に配置された2つを外側から挟み込み、それぞれの外側の前記電気接続体におけるそれぞれの外方露出面に作用させた挟持力によって3つの前記電気接続体を電気的に接続させる金属製の端子接続部材と、を備え、前記端子接続部材は、一方の外側の前記電気接続体の平板部における一方の前記外方露出面に弾発力を作用させる弾性変形可能な第1挟持体と、3つの前記電気接続体のそれぞれの貫通孔を介して前記第1挟持体に直接的又は間接的に連結され、他方の外側の前記電気接続体の平板部における他方の前記外方露出面に係止されて当該他方の外方露出面に前記弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる第2挟持体と、を有し、前記第1挟持体は、C環状で、かつ、外周縁側を前記一方の外方露出面に接触させると共に内周縁側を前記一方の外方露出面から浮かせた傘形状に形成することを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るワイヤハーネスは、一方の端子金具と、他方の端子金具と、導電性の電気接続部材と、前記一方の端子金具、前記他方の端子金具及び前記電気接続部材を収容し且つ電線を内方から外方に引き出させる筐体と、積層された前記一方の端子金具における平板状の電気接続体と前記他方の端子金具における平板状の電気接続体と前記電気接続部材における平板状の電気接続体の内の外側に配置された2つを外側から挟み込み、それぞれの外側の前記電気接続体におけるそれぞれの外方露出面に作用させた挟持力によって3つの前記電気接続体を電気的に接続させる金属製の端子接続部材と、を備え、前記端子接続部材は、一方の外側の前記電気接続体の平板部における一方の前記外方露出面に弾発力を作用させる弾性変形可能な第1挟持体と、3つの前記電気接続体のそれぞれの貫通孔を介して前記第1挟持体に直接的又は間接的に連結され、他方の外側の前記電気接続体の平板部における他方の前記外方露出面に係止されて当該他方の外方露出面に前記弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる第2挟持体と、を有し、前記第1挟持体は、C環状で、かつ、外周縁側を前記一方の外方露出面に接触させると共に内周縁側を前記一方の外方露出面から浮かせた傘形状に形成することを特徴としている。
本発明に係る端子接続構造は、第1挟持体が一方の外方露出面に弾発力を作用させると共に、第2挟持体が他方の外方露出面に押圧力を作用させるので、積層状態の3つの電気接続体を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体におけるそれぞれの外方露出面に挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続構造は、その3つの電気接続体を電気的に接続させることができる。また、本発明に係る端子接続構造は、金属製の端子接続部材を備えており、合成樹脂製のものと比較して、高い挟持力で3つの電気接続体を挟み込みことができると共に、外力による過度の変形が生じ難く、かつ、経年変化にも強いので、3つの電気接続体に対する挟持力を保ち続けることができる。また、本発明に係る端子接続構造は、積層状態にある3つの電気接続体のそれぞれの貫通孔に第2挟持体を差し込んでいくだけで、その3つの電気接続体を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体におけるそれぞれの外方露出面に挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続構造は、一方の端子金具と他方の端子金具と電気接続部材の接続作業性に優れたものであるといえる。また、本発明に係る端子接続構造は、かかる構成を採っているので、平板状の電気接続体に貫通孔が形成された既存の端子金具の適用をも可能にする。以上示したように、本発明に係る端子接続構造は、一方の端子金具と他方の端子金具と電気接続部材の接続作業性に優れており、これらの接続状態の保持力に優れており、かつ、既存の端子金具を適用することもできる。更に、本発明に係る電気接続箱及びワイヤハーネスは、その端子接続構造を備えているので、この端子接続構造が奏する効果を同様に得ることができる。
図1は、実施形態の端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図2は、実施形態の端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを示す斜視図である。 図3は、実施形態の端子接続構造を示す分解斜視図である。 図4は、実施形態の端子接続構造を示す斜視図である。 図5は、図4のX1-X1線断面図である。 図6は、実施形態の端子接続部材を示す斜視図である。 図7は、実施形態の端子接続部材を別角度から見た斜視図である。 図8は、変形例1の端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図9は、変形例1の端子接続構造を示す斜視図である。 図10は、図9のX2-X2線断面図である。 図11は、変形例1の端子接続部材を示す斜視図である。 図12は、変形例1の端子接続部材を別角度から見た斜視図である。 図13は、変形例2の端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図14は、変形例2の端子接続構造を示す斜視図である。 図15は、図14のX3-X3線断面図である。 図16は、変形例2の端子接続部材を示す斜視図である。 図17は、変形例2の端子接続部材を別角度から見た斜視図である。 図18は、変形例3の端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスを示す分解斜視図である。 図19は、変形例3の端子接続構造を示す斜視図である。 図20は、図19のX4-X4線断面図である。 図21は、変形例3の端子接続部材を示す斜視図である。 図22は、変形例3の端子接続部材を別角度から見た斜視図である。
以下に、本発明に係る端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係る端子接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネスの実施形態の1つを図1から図7に基づいて説明する。
図1から図7の符号1は、本実施形態の端子接続構造を示す。また、図1及び図2の符号JB1と符号WH1は、各々、その端子接続構造1を備えた本実施形態の電気接続箱と、この電気接続箱JB1を備えた本実施形態のワイヤハーネスと、を示す。
端子接続構造1とは、一方の端子金具10と他方の端子金具20と導電性の電気接続部材30とを電気的に接続させるために用意されたものである(図1及び図3から図5)。
それぞれの端子金具10,20は、各々、金属等の導電性材料で成形する。例えば、それぞれの端子金具10,20は、各々、金属板を母材にしてプレス成形されている。この端子接続構造1において、それぞれの端子金具10,20は、各々、電線Weに対して物理的且つ電気的に接続されたものであってもよく、電子部品EPが備えるものであってもよい。よって、それぞれの端子金具10,20は、それぞれに異なる電線Weに取り付けられたものであってもよく、それぞれに異なる電子部品EPが備えるものであってもよく、一方が電線Weに取り付けられ且つ他方が電子部品EPの備えるものであってもよい。ここでは、電線Weに取り付けられた一方の端子金具10と、電子部品EPが備える他方の端子金具20と、を例に挙げて説明する(図1及び図3から図5)。
一方の端子金具10は、平板状の電気接続体11と、電線Weの端末に対して物理的且つ電気的に接続される電線接続体12と、を有する(図1から図5)。電気接続体11は、平板状に形成されたものであれば、如何様な形状のものであってもよい。この例示では、一方の端子金具10に既存の所謂丸形端子を用いるので、電気接続体11が円板状に形成されている。その電気接続体11には、円形の貫通孔11aが形成されている(図1及び図3)。この電気接続体11においては、その貫通孔11aの周囲が円環状の平板部11bになっている。この例示の一方の端子金具10は、電線接続体12を電線Weの端末に圧着固定することによって、この電線接続体12で加締められた電線Weの芯線Weaに対して電気的に接続させる。
他方の端子金具20は、平板状の電気接続体21を有する(図1から図5)。その電気接続体21は、平板状に形成されたものであれば、如何様な形状のものであってもよい。この例示の電気接続体21は、所謂雄タブ状に形成されており、電子部品EPの本体EP0から突出させている(図1及び図3)。この電気接続体21には、円形の貫通孔21aが形成されている。この電気接続体21においては、その貫通孔21aの周囲が雄タブ状の平板部21bになっている。
ここで、電子部品EPとは、例えば、リレー、ヒューズ等の回路保護部品、コネクタなどのことを指している。本実施形態では、回路基板、電子制御ユニット(所謂ECU)等の電子機器についても、電子部品EPの一形態として考える。この例示の電子部品EPは、回路保護部品であり、他方の端子金具20と同等の形状の端子金具EP1が設けられている(図1及び図3)。
電気接続部材30は、金属等の導電性材料で成形する。この電気接続部材30は、金属板を母材にして板状にプレス成形された所謂バスバと称されるものである。この電気接続部材30は、一方の端子金具10と他方の端子金具20とを電気的に接続させたり、それぞれの端子金具10,20をこれらと同電位になる電線や電子部品の端子金具(図示略)に対して電気的に接続させたりするために使用する。
この電気接続部材30は、平板状の電気接続体31を有する(図1から図5)。その電気接続体31は、平板状に形成されたものであれば、如何様な形状のものであってもよい。この例示の電気接続体31は、矩形に形成されている。この電気接続体31には、円形の貫通孔31aが形成されている(図1及び図3)。この電気接続体31においては、その貫通孔31aの周囲が矩形の平板部31bになっている。
端子接続構造1は、一方の端子金具10の電気接続体11と他方の端子金具20の電気接続体21と電気接続部材30の電気接続体31とを積層状態で電気的に接続させる。それぞれの電気接続体11,21,31は、如何様な順番で積み重ねられてもよい。また、それぞれの電気接続体11,21,31は、各々の貫通孔11a,21a,31aが積層方向で一列に並べて配置されるように、各々の平板部11b,21b,31bを重ね合わせる。この例示では、一方の端子金具10の電気接続体11と他方の端子金具20の電気接続体21との間に電気接続部材30の電気接続体31を介在させている。よって、ここでは、電気接続体11の平板部11bにおける一方の平面11bと電気接続体31の平板部31bにおける一方の平面31bとが対向配置されて重ね合わされ、かつ、電気接続体21の平板部21bにおける一方の平面21bと電気接続体31の平板部31bにおける他方の平面31bとが対向配置されて重ね合わされる(図3)。
この端子接続構造1は、その積層された電気接続体11と電気接続体21と電気接続体31の内の外側に配置された2つを外側から挟み込む端子接続部材40を備える(図1から図7)。この例示の端子接続部材40は、一方の端子金具10の電気接続体11と他方の端子金具20の電気接続体21とを外側から挟み込む。端子接続部材40は、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに作用させた挟持力によって、3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させる(図5)。一方の外方露出面11bとは、電気接続体11の平板部11bにおける他方の平面のことである。他方の外方露出面21bとは、電気接続体21の平板部21bにおける他方の平面のことである。
端子接続部材40は、その挟持力を保ち続けるために、合成樹脂材料よりも高剛性の材料で成形する。ここでは、端子接続部材40を金属材料で成形する。この金属製の端子接続部材40は、合成樹脂製のものと比較して、高い挟持力で3つの電気接続体11,21,31を挟み込みことができる。更に、この金属製の端子接続部材40は、合成樹脂製のものと比較して、外力による過度の変形が生じ難く、かつ、経年変化にも強いので、3つの電気接続体11,21,31に対する挟持力を保ち続けることができる。
この端子接続部材40は、一方の外側の電気接続体の平板部(ここでは、一方の端子金具10における電気接続体11の平板部11b)における一方の外方露出面11bに弾発力を作用させる弾性変形可能な第1挟持体41を有する(図1から図7)。その第1挟持体41は、一方の外方露出面11b側で当該外方露出面11bに係止される。更に、この端子接続部材40は、他方の外側の電気接続体の平板部(ここでは、他方の端子金具20における電気接続体21の平板部21b)における他方の外方露出面21bに係止されて当該他方の外方露出面21bに第1挟持体41の弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる第2挟持体42を有する(図1、図3及び図5から図7)。その第2挟持体42は、3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aを介して第1挟持体41に直接的又は間接的に連結される。
この端子接続部材40は、第1挟持体41における一方の外方露出面11bへの当接点を含む第1仮想平面と、第2挟持体42における他方の外方露出面21bへの当接点を含む第2仮想平面と、の間の最短距離が、3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの平板部11b,21b,31bの板厚の合計値よりも短くなるように成形する。第1仮想平面とは、一方の外方露出面11bに平行な平面のことをいう。第2仮想平面とは、他方の外方露出面21bに平行な平面のことをいう。これにより、端子接続部材40においては、第1挟持体41が一方の外方露出面11bに係止され、かつ、第2挟持体42が他方の外方露出面21bに係止されているときに、第1挟持体41が弾性変形して一方の外方露出面11bに弾発力を作用させると共に、第2挟持体42が他方の外方露出面21bに押圧力を作用させる。従って、この端子接続部材40は、積層状態の3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続部材40は、その3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させることができる。
ここで、この端子接続部材40においては、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体42を一方の外側の電気接続体(ここでは、一方の端子金具10の電気接続体11)側から挿通させる。そこで、第2挟持体42は、その一方の端子金具10の電気接続体11側からのそれぞれの貫通孔11a,21a,31aへの挿通に際して撓みが発生すると共に、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消する弾性を有する形状で、かつ、その撓みの解消と共に他方の外方露出面21bに係止される形状に形成する。これにより、この端子接続部材40においては、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体42を一方の端子金具10の電気接続体11側から挿通させ、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを第2挟持体42が通り抜けることによって、第1挟持体41が一方の外方露出面11bに係止され、かつ、第2挟持体42が他方の外方露出面21bに係止される。つまり、この端子接続部材40は、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体42を差し込んでいくだけで、その3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。従って、この端子接続部材40は、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30の接続作業性に優れたものであるといえる。
また、この端子接続部材40は、かかる構成を採っているので、平板状の電気接続体に貫通孔が形成された端子金具であるならば、それが専用品としての端子金具であろうが既存の端子金具(一方の端子金具10)であろうが、その端子金具を接続対象として用いることができる。
具体的に、本実施形態の端子接続部材40は、次のような形状に成形する。本実施形態の端子接続部材40は、1つの第1挟持体41と3つの第2挟持体42とを有する(図6及び図7)。
第1挟持体41は、C環状で、かつ、外周縁側を一方の外方露出面11bに接触させると共に内周縁側を一方の外方露出面11bから浮かせた傘形状に形成している(図6及び図7)。このC字型環状体の第1挟持体41は、一方の外方露出面11bに係止された外周縁側を支点にして、弾性域の範囲内で内周縁側を一方の外方露出面11bに近づけることができる。この第1挟持体41は、内周縁側が一方の外方露出面11bに近づくように撓ませることによって、外周縁側から一方の外方露出面11bに弾発力を作用させる。尚、第1挟持体41は、円環状の傘形状に形成してもよい。
3つの第2挟持体42は、第1挟持体41の周方向に沿って等間隔に配置する。また、3つの第2挟持体42は、第1挟持体41から見て、各々同じ向きに突出させる。
第2挟持体42は、例えば、長片部、短片部並びに長片部及び短片部を繋ぐ弧状片部を有するJ字形状に形成する。このJ字形状の第2挟持体42は、長片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体41に直接的又は間接的に連結して、短片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成すればよい。この第2挟持体42は、第1挟持体41や貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、長片部を径方向の内側に配置し、短片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体42は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって短片部が径方向の内側に押動され、その短片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が長片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体42においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、短片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
また、J字形状の第2挟持体42は、短片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体41に間接的に連結して、長片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成してもよい。この第2挟持体42は、第1挟持体41や貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、短片部を径方向の内側に配置し、長片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体42は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって長片部が径方向の内側に押動され、その長片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が短片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体42においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、長片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
また、第2挟持体42は、例えば、2つの片部及び2つの片部を繋ぐ弧状片部を有するU字形状に形成してもよい。このU字形状の第2挟持体42は、一方の片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体41に間接的に連結して、他方の片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成する。この第2挟持体42は、第1挟持体41や貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、一方の片部を径方向の内側に配置し、他方の片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体42は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって他方の片部が径方向の内側に押動され、その他方の片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が一方の片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体42においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、他方の片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
この例示の第2挟持体42は、長片部42aと短片部42bと弧状片部42cとを有するJ字形状に形成し、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿通される連結体43を介して短片部42bにおける弧状片部42cとは逆側の端部を第1挟持体41に連結している(図6及び図7)。その連結体43は、C字型の筒状体に形成し、第2挟持体42の内周縁側から同心で突出させる。第2挟持体42は、この連結体43における突出方向側の端部に繋ぐ。
この端子接続部材40においては、第1挟持体41に押圧力が加えられることによって、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体42が撓みながら差し込まれていく。この端子接続部材40においては、第1挟持体41の外周縁側が一方の外方露出面11bに当接した後も、この第1挟持体41に押圧力が加えられることによって、第1挟持体41が撓み、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを第2挟持体42が通り抜ける。これにより、この端子接続部材40は、第1挟持体41が一方の外方露出面11bに弾発力を作用させると共に、第2挟持体42が他方の外方露出面21bに押圧力を作用させるので、積層状態の3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続部材40は、その3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させることができる。
以上示したように、本実施形態の端子接続構造1は、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30の接続作業性に優れており、これらの接続状態の保持力に優れており、かつ、既存の端子金具(一方の端子金具10)を適用することもできる。
ここで、この端子接続構造1は、筐体JBに収容することによって、電気接続箱JB1の構成要素の1つとなる(図1及び図2)。その電気接続箱JB1は、下記の如く筐体JBの内方から外方に引き出された電線Weと共に、ワイヤハーネスWH1を構成する。よって、端子接続構造1は、電気接続箱JB1の筐体JBに収容することによって、ワイヤハーネスWH1の構成要素の1つともなる。
その筐体JBは、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30と端子接続部材40とを収容するものとして、合成樹脂等の絶縁性材料で成形する。例えば、この筐体JBにおいては、電気接続部材30が内方に収容され且つ固定される。この例示の筐体JBには、他方の端子金具20及び端子金具EP1と共に電子部品EPが収容される。
この筐体JBにおいては、例えば、電子部品EPと電気接続部材30とが収容されている状態で、他方の端子金具20の電気接続体21の平板部21bと電気接続部材30の電気接続体31の平板部31bとが積層され、かつ、各々の貫通孔21a,31aが積層方向で一列に並べられている。この筐体JBにおいては、かかる状態で一方の端子金具10を挿入し、この一方の端子金具10の電気接続体11の平板部11bを電気接続体31の平板部31bに重ね合わせることによって、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを積層方向で一列に並べて配置させる。端子接続部材40は、そのそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに差し込んでいく。これにより、この筐体JBにおいては、3つの電気接続体11,21,31が積層状態で固定され、これに伴い、一方の端子金具10を端末に有する電線Weが内方から外方に引き出された形となる。
このように、本実施形態の端子接続構造1は、電気接続箱JB1やワイヤハーネスWH1の構成要素の1つとなる。従って、本実施形態の電気接続箱JB1及びワイヤハーネスWH1は、この端子接続構造1が奏する効果を同様に得ることができる。
[変形例1]
図8から図12の符号101は、本変形例の端子接続構造を示す。また、図8の符号JB2と符号WH2は、各々、その端子接続構造101を備えた本変形例の電気接続箱と、この電気接続箱JB2を備えた本変形例のワイヤハーネスと、を示す。本変形例の電気接続箱JB2とワイヤハーネスWH2は、前述した実施形態の電気接続箱JB1とワイヤハーネスWH1において、端子接続構造1を端子接続構造101に置き換えたものである。よって、実施形態と同じ符号で付したものは、本変形例の説明においても実施形態と同じ部品や部位等を示すものとする。
本変形例においても、端子接続構造101は、実施形態の端子接続構造1と同じように、一方の端子金具10と他方の端子金具20と導電性の電気接続部材30とを電気的に接続させるために用意されており(図8から図10)、それぞれの電気接続体11,21,31を積層状態で電気的に接続させる(図9及び図10)。本変形例においても、一方の端子金具10としては、電線Weの端末に取り付けられた丸形端子を例示する。また、本変形例においても、他方の端子金具20としては、電子部品EPが備える雄タブを例示する。また、本変形例においても、電気接続部材30としては、板状のバスバを例示する。
この端子接続構造101は、その積層された電気接続体11と電気接続体21と電気接続体31の内の外側に配置された2つを外側から挟み込む端子接続部材140を備える(図8から図12)。この例示の端子接続部材140は、実施形態の端子接続部材40と同じように、一方の端子金具10の電気接続体11と他方の端子金具20の電気接続体21とを外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに作用させた挟持力によって、3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させる(図10)。
この端子接続部材140は、実施形態の端子接続部材40と同じように、合成樹脂材料よりも高剛性の材料(ここでは金属材料)で成形しており、合成樹脂製のものと比較して、高い挟持力で3つの電気接続体11,21,31を挟み込むことができると共に、3つの電気接続体11,21,31に対する挟持力を保ち続けることができる。
この端子接続部材140は、実施形態の端子接続部材40と同じように、3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aを介して直接的又は間接的に連結される第1挟持体141と第2挟持体142とを有する(図8から図12)。第1挟持体141は、実施形態の第1挟持体41と同様のものであり、一方の外側の電気接続体の平板部(ここでは、一方の端子金具10における電気接続体11の平板部11b)における一方の外方露出面11bに弾発力を作用させる弾性変形が可能で、かつ、一方の外方露出面11b側で当該外方露出面11bに係止される。第2挟持体142は、実施形態の第2挟持体42と同様のものであり、他方の外側の電気接続体の平板部(ここでは、他方の端子金具20における電気接続体21の平板部21b)における他方の外方露出面21bに係止されて当該他方の外方露出面21bに第1挟持体141の弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる。
この端子接続部材140は、実施形態の端子接続部材40と同じように、第1挟持体141における一方の外方露出面11bへの当接点を含む第1仮想平面と、第2挟持体142における他方の外方露出面21bへの当接点を含む第2仮想平面と、の間の最短距離が、3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの平板部11b,21b,31bの板厚の合計値よりも短くなるように成形する。第1仮想平面と第2仮想平面は、各々、実施形態で示したものと同様の仮想平面であり、互いに平行状態で対向配置されている。端子接続部材140においては、第1挟持体141が一方の外方露出面11bに係止され、かつ、第2挟持体142が他方の外方露出面21bに係止されているときに、第1挟持体141が弾性変形して一方の外方露出面11bに弾発力を作用させると共に、第2挟持体142が他方の外方露出面21bに押圧力を作用させる。従って、この端子接続部材140は、積層状態の3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続部材140は、その3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させることができる。
この端子接続部材140は、実施形態の端子接続部材40と同じように、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体142を一方の外側の電気接続体(ここでは、一方の端子金具10の電気接続体11)側から挿通させる。そこで、第2挟持体142は、その一方の端子金具10の電気接続体11側からのそれぞれの貫通孔11a,21a,31aへの挿通に際して撓みが発生すると共に、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消する弾性を有する形状で、かつ、その撓みの解消と共に他方の外方露出面21bに係止される形状に形成する。これにより、この端子接続部材140においては、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体142を一方の端子金具10の電気接続体11側から挿通させ、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを第2挟持体142が通り抜けることによって、第1挟持体141が一方の外方露出面11bに係止され、かつ、第2挟持体142が他方の外方露出面21bに係止される。つまり、この端子接続部材140は、実施形態の端子接続部材40と同じように、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体142を差し込んでいくだけで、その3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。従って、この端子接続部材140は、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30の接続作業性に優れたものであるといえる。
また、この端子接続部材140は、かかる構成を採っているので、平板状の電気接続体に貫通孔が形成された端子金具であるならば、それが専用品としての端子金具であろうが既存の端子金具(一方の端子金具10)であろうが、その端子金具を接続対象として用いることができる。
具体的に、本変形例の端子接続部材140は、次のような形状に成形する。本変形例の端子接続部材140は、2つの第1挟持体141と2つの第2挟持体142とを有する(図11及び図12)。更に、本変形例の端子接続部材140は、一方の外側の電気接続体(ここでは、一方の端子金具10の電気接続体11)における貫通孔11aと一方の外方露出面11bとに間隔を空けて対向配置され、複数の第1挟持体141を支持すると共に、複数の第2挟持体142を支持する支持体143を有する(図11及び図12)。その支持体143は、可撓性を有するものであってもよく、可撓性を有しないものであってもよい。この例示の支持体143は、矩形の平板状に形成している。
第1挟持体141は、長片部141a、短片部141b並びに長片部141a及び短片部141bを繋ぐ弧状片部141cを有するJ字形状に形成する(図11及び図12)。この第1挟持体141は、長片部141aにおける弧状片部141cとは逆側の端部を支持体143に連結して、弧状片部141cから一方の外方露出面11bに弾発力を作用させる片持ち形状に形成する。支持体143は、対向配置された2つの辺部を2組有する。第1挟持体141は、支持体143における一方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に1つずつ連結する。また、この第1挟持体141は、支持体143から見て、長片部141aを内側に配置し、短片部141bを外側に配置する。また、2つの第1挟持体141は、支持体143から見て、各々同じ向きに突出させる。この第1挟持体141は、例えば、弧状片部141cが一方の外方露出面11bに当接している状態で、支持体143が貫通孔11aや一方の外方露出面11bに向けて押動された際に、長片部141aにおける弧状片部141cとは逆側の端部側を支点にして撓んで弾性変形し、これに伴う弾発力を弧状片部141cから一方の外方露出面11bに作用させることができる。
第2挟持体142は、実施形態の第2挟持体42と同様のJ字形状又はU字形状に形成すればよい。
例えば、J字形状の第2挟持体142は、長片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体141に支持体143を介して間接的に連結して、短片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成すればよい。この第2挟持体142は、貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、長片部を径方向の内側に配置し、短片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体142は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって短片部が径方向の内側に押動され、その短片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が長片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体142においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、短片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
また、J字形状の第2挟持体142は、短片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体141に支持体143を介して間接的に連結して、長片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成してもよい。この第2挟持体142は、貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、短片部を径方向の内側に配置し、長片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体142は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって長片部が径方向の内側に押動され、その長片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が短片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体142においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、長片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
また、U字形状の第2挟持体142は、一方の片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体141に支持体143を介して間接的に連結して、他方の片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成すればよい。この第2挟持体142は、貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、一方の片部を径方向の内側に配置し、他方の片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体142は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって他方の片部が径方向の内側に押動され、その他方の片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が一方の片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体142においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、他方の片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
この例示の第2挟持体142は、長片部142aと短片部142bと弧状片部142cとを有するJ字形状に形成し、長片部142aにおける弧状片部142cとは逆側の端部を支持体143に連結している(図11及び図12)。第2挟持体142は、支持体143における他方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に1つずつ連結する。また、2つの第2挟持体142は、支持体143から見て、各々同じ向きに突出させる。
この端子接続部材140においては、支持体143に押圧力が加えられることによって、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体142が撓みながら差し込まれていく。この端子接続部材140においては、第1挟持体141の弧状片部141cが一方の外方露出面11bに当接した後も、支持体143に押圧力が加えられることによって、第1挟持体141が撓み、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを第2挟持体142が通り抜ける。これにより、この端子接続部材140は、第1挟持体141が一方の外方露出面11bに弾発力を作用させると共に、第2挟持体142が他方の外方露出面21bに押圧力を作用させるので、積層状態の3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続部材140は、その3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させることができる。
ここで、この端子接続部材140においては、先に示したように、矩形の支持体143における一方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に第1挟持体141を1つずつ連結し、かつ、この支持体143における他方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に第2挟持体142を1つずつ連結している。そして、この端子接続部材140においては、それぞれの第1挟持体141における一方の外方露出面11bへの当接点を先の第1仮想平面上に各々配置し、かつ、それぞれの第2挟持体142における他方の外方露出面21bへの当接点を先の第2仮想平面上に各々配置している。よって、この端子接続部材140は、それぞれの第1挟持体141の弧状片部141cから一方の外方露出面11bに対して均等に弾発力を作用させ、かつ、それぞれの第2挟持体142の短片部142bにおける弧状片部142cとは逆側の端部から他方の外方露出面21bに対して均等に押圧力を作用させることができる。従って、この端子接続部材140は、積層状態の3つの電気接続体11,21,31に対する挟持力を各点で均等に発生させることができ、かつ、その挟持力を維持することができる。
以上示したように、本変形例の端子接続構造101は、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30の接続作業性に優れており、これらの接続状態の保持力に優れており、かつ、既存の端子金具(一方の端子金具10)を適用することもできる。
ここで、この端子接続構造101は、実施形態と同様の筐体JBに収容することによって、電気接続箱JB2の構成要素の1つとなる(図8)。その電気接続箱JB2は、筐体JBの内方から外方に引き出された電線Weと共に、ワイヤハーネスWH2を構成する。よって、端子接続構造101は、電気接続箱JB2の筐体JBに収容することによって、ワイヤハーネスWH2の構成要素の1つともなる。従って、本変形例の電気接続箱JB2及びワイヤハーネスWH2は、この端子接続構造101が奏する効果を同様に得ることができる。
[変形例2]
図13から図17の符号201は、本変形例の端子接続構造を示す。また、図13の符号JB3と符号WH3は、各々、その端子接続構造201を備えた本変形例の電気接続箱と、この電気接続箱JB3を備えた本変形例のワイヤハーネスと、を示す。本変形例の電気接続箱JB3とワイヤハーネスWH3は、前述した実施形態の電気接続箱JB1とワイヤハーネスWH1において、端子接続構造1を端子接続構造201に置き換えたものである。よって、実施形態と同じ符号で付したものは、本変形例の説明においても実施形態と同じ部品や部位等を示すものとする。
本変形例においても、端子接続構造201は、実施形態の端子接続構造1と同じように、一方の端子金具10と他方の端子金具20と導電性の電気接続部材30とを電気的に接続させるために用意されており(図13から図15)、それぞれの電気接続体11,21,31を積層状態で電気的に接続させる(図14及び図15)。本変形例においても、一方の端子金具10としては、電線Weの端末に取り付けられた丸形端子を例示する。また、本変形例においても、他方の端子金具20としては、電子部品EPが備える雄タブを例示する。また、本変形例においても、電気接続部材30としては、板状のバスバを例示する。
この端子接続構造201は、その積層された電気接続体11と電気接続体21と電気接続体31の内の外側に配置された2つを外側から挟み込む端子接続部材240を備える(図13から図17)。この例示の端子接続部材240は、実施形態の端子接続部材40と同じように、一方の端子金具10の電気接続体11と他方の端子金具20の電気接続体21とを外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに作用させた挟持力によって、3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させる(図15)。
この端子接続部材240は、実施形態の端子接続部材40と同じように、合成樹脂材料よりも高剛性の材料(ここでは金属材料)で成形しており、合成樹脂製のものと比較して、高い挟持力で3つの電気接続体11,21,31を挟み込むことができると共に、3つの電気接続体11,21,31に対する挟持力を保ち続けることができる。
この端子接続部材240は、実施形態の端子接続部材40と同じように、3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aを介して直接的又は間接的に連結される第1挟持体241と第2挟持体242とを有する(図13から図17)。第1挟持体241は、実施形態の第1挟持体41と同様のものであり、一方の外側の電気接続体の平板部(ここでは、一方の端子金具10における電気接続体11の平板部11b)における一方の外方露出面11bに弾発力を作用させる弾性変形が可能で、かつ、一方の外方露出面11b側で当該外方露出面11bに係止される。第2挟持体242は、実施形態の第2挟持体42と同様のものであり、他方の外側の電気接続体の平板部(ここでは、他方の端子金具20における電気接続体21の平板部21b)における他方の外方露出面21bに係止されて当該他方の外方露出面21bに第1挟持体241の弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる。
この端子接続部材240は、実施形態の端子接続部材40と同じように、第1挟持体241における一方の外方露出面11bへの当接点を含む第1仮想平面と、第2挟持体242における他方の外方露出面21bへの当接点を含む第2仮想平面と、の間の最短距離が、3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの平板部11b,21b,31bの板厚の合計値よりも短くなるように成形する。第1仮想平面と第2仮想平面は、各々、実施形態で示したものと同様の仮想平面であり、互いに平行状態で対向配置されている。端子接続部材240においては、第1挟持体241が一方の外方露出面11bに係止され、かつ、第2挟持体242が他方の外方露出面21bに係止されているときに、第1挟持体241が弾性変形して一方の外方露出面11bに弾発力を作用させると共に、第2挟持体242が他方の外方露出面21bに押圧力を作用させる。従って、この端子接続部材240は、積層状態の3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続部材240は、その3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させることができる。
この端子接続部材240は、実施形態の端子接続部材40と同じように、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体242を一方の外側の電気接続体(ここでは、一方の端子金具10の電気接続体11)側から挿通させる。そこで、第2挟持体242は、その一方の端子金具10の電気接続体11側からのそれぞれの貫通孔11a,21a,31aへの挿通に際して撓みが発生すると共に、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消する弾性を有する形状で、かつ、その撓みの解消と共に他方の外方露出面21bに係止される形状に形成する。これにより、この端子接続部材240においては、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体242を一方の端子金具10の電気接続体11側から挿通させ、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを第2挟持体242が通り抜けることによって、第1挟持体241が一方の外方露出面11bに係止され、かつ、第2挟持体242が他方の外方露出面21bに係止される。つまり、この端子接続部材240は、実施形態の端子接続部材40と同じように、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体242を差し込んでいくだけで、その3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。従って、この端子接続部材240は、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30の接続作業性に優れたものであるといえる。
また、この端子接続部材240は、かかる構成を採っているので、平板状の電気接続体に貫通孔が形成された端子金具であるならば、それが専用品としての端子金具であろうが既存の端子金具(一方の端子金具10)であろうが、その端子金具を接続対象として用いることができる。
具体的に、本変形例の端子接続部材240は、次のような形状に成形する。本変形例の端子接続部材240は、3つの第1挟持体241と3つの第2挟持体242とを有する(図16及び図17)。更に、本変形例の端子接続部材240は、一方の外側の電気接続体(ここでは、一方の端子金具10の電気接続体11)における貫通孔11aと一方の外方露出面11bとに間隔を空けて対向配置され、複数の第1挟持体241を支持すると共に、複数の第2挟持体242を支持する支持体243を有する(図16及び図17)。その支持体243は、可撓性を有するものであってもよく、可撓性を有しないものであってもよい。この例示の支持体243は、円板状に形成している。
第1挟持体241は、長片部241a、短片部241b並びに長片部241a及び短片部241bを繋ぐ弧状片部241cを有するJ字形状に形成する(図16及び図17)。この第1挟持体241は、長片部241aにおける弧状片部241cとは逆側の端部を支持体243に連結して、弧状片部241cから一方の外方露出面11bに弾発力を作用させる片持ち形状に形成する。3つの第1挟持体241は、支持体243の周方向に沿って等間隔に配置し、この支持体243の外周縁側に連結する。また、3つの第1挟持体241は、支持体243から見て、各々同じ向きに突出させる。また、第1挟持体241は、支持体243や貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、長片部241aを径方向の内側に配置し、短片部241bを径方向の外側に配置する。この第1挟持体241は、例えば、弧状片部241cが一方の外方露出面11bに当接している状態で、支持体243が貫通孔11aや一方の外方露出面11bに向けて押動された際に、長片部241aにおける弧状片部241cとは逆側の端部側を支点にして撓んで弾性変形し、これに伴う弾発力を弧状片部241cから一方の外方露出面11bに作用させることができる。
第2挟持体242は、実施形態の第2挟持体42と同様のJ字形状又はU字形状に形成すればよい。
例えば、J字形状の第2挟持体242は、長片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体241に支持体243を介して間接的に連結して、短片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成すればよい。この第2挟持体242は、貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、長片部を径方向の内側に配置し、短片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体242は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって短片部が径方向の内側に押動され、その短片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が長片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体242においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、短片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
また、J字形状の第2挟持体242は、短片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体241に支持体243を介して間接的に連結して、長片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成してもよい。この第2挟持体242は、貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、短片部を径方向の内側に配置し、長片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体242は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって長片部が径方向の内側に押動され、その長片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が短片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体242においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、長片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
また、U字形状の第2挟持体242は、一方の片部における弧状片部とは逆側の端部を第1挟持体241に支持体243を介して間接的に連結して、他方の片部における弧状片部とは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる片持ち形状に形成すればよい。この第2挟持体242は、貫通孔11a,21a,31aの径方向にて、一方の片部を径方向の内側に配置し、他方の片部を径方向の外側に配置する。この第2挟持体242は、それぞれの貫通孔11a,21a,31aの内周面によって他方の片部が径方向の内側に押動され、その他方の片部が弧状片部側を支点にして撓みつつ、全体が一方の片部における弧状片部とは逆側の端部側を支点にして撓みながら、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに挿入されていく。この第2挟持体242においては、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消し、他方の片部における弧状片部とは逆側の端部が他方の外方露出面21bに係止される。
この例示の第2挟持体242は、長片部242aと短片部242bと弧状片部242cとを有するJ字形状に形成し、長片部242aにおける弧状片部242cとは逆側の端部を支持体243に連結している(図16及び図17)。3つの第2挟持体242は、支持体243の周方向に沿って等間隔に配置し、この支持体243の外周縁側に連結する。第1挟持体241と第2挟持体242は、その周方向に沿って交互に配置されている。また、3つの第2挟持体242は、支持体243から見て、各々同じ向きに突出させる。
この端子接続部材240においては、支持体243に押圧力が加えられることによって、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体242が撓みながら差し込まれていく。この端子接続部材240においては、第1挟持体241の弧状片部241cが一方の外方露出面11bに当接した後も、支持体243に押圧力が加えられることによって、第1挟持体241が撓み、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを第2挟持体242が通り抜ける。これにより、この端子接続部材240は、第1挟持体241が一方の外方露出面11bに弾発力を作用させると共に、第2挟持体242が他方の外方露出面21bに押圧力を作用させるので、積層状態の3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続部材240は、その3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させることができる。
ここで、この端子接続部材240においては、先に示したように、支持体243の周方向に沿って、第1挟持体241と第2挟持体242とを交互に等間隔で配置している。そして、この端子接続部材240においては、それぞれの第1挟持体241における一方の外方露出面11bへの当接点を先の第1仮想平面上に各々配置し、かつ、それぞれの第2挟持体242における他方の外方露出面21bへの当接点を先の第2仮想平面上に各々配置している。よって、この端子接続部材240は、それぞれの第1挟持体241の弧状片部241cから一方の外方露出面11bに対して均等に弾発力を作用させ、かつ、それぞれの第2挟持体242の短片部242bにおける弧状片部242cとは逆側の端部から他方の外方露出面21bに対して均等に押圧力を作用させることができる。従って、この端子接続部材240は、積層状態の3つの電気接続体11,21,31に対する挟持力を各点で均等に発生させることができ、かつ、その挟持力を維持することができる。
以上示したように、本変形例の端子接続構造201は、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30の接続作業性に優れており、これらの接続状態の保持力に優れており、かつ、既存の端子金具(一方の端子金具10)を適用することもできる。
ここで、この端子接続構造201は、実施形態と同様の筐体JBに収容することによって、電気接続箱JB3の構成要素の1つとなる(図13)。その電気接続箱JB3は、筐体JBの内方から外方に引き出された電線Weと共に、ワイヤハーネスWH3を構成する。よって、端子接続構造201は、電気接続箱JB3の筐体JBに収容することによって、ワイヤハーネスWH3の構成要素の1つともなる。従って、本変形例の電気接続箱JB3及びワイヤハーネスWH3は、この端子接続構造201が奏する効果を同様に得ることができる。
[変形例3]
図18から図22の符号301は、本変形例の端子接続構造を示す。また、図18の符号JB4と符号WH4は、各々、その端子接続構造301を備えた本変形例の電気接続箱と、この電気接続箱JB4を備えた本変形例のワイヤハーネスと、を示す。本変形例の電気接続箱JB4とワイヤハーネスWH4は、前述した実施形態の電気接続箱JB1とワイヤハーネスWH1において、端子接続構造1を端子接続構造301に置き換えたものである。よって、実施形態と同じ符号で付したものは、本変形例の説明においても実施形態と同じ部品や部位等を示すものとする。
本変形例においても、端子接続構造301は、実施形態の端子接続構造1と同じように、一方の端子金具10と他方の端子金具20と導電性の電気接続部材30とを電気的に接続させるために用意されており(図18から図20)、それぞれの電気接続体11,21,31を積層状態で電気的に接続させる(図19及び図20)。本変形例においても、一方の端子金具10としては、電線Weの端末に取り付けられた丸形端子を例示する。また、本変形例においても、他方の端子金具20としては、電子部品EPが備える雄タブを例示する。また、本変形例においても、電気接続部材30としては、板状のバスバを例示する。
この端子接続構造301は、その積層された電気接続体11と電気接続体21と電気接続体31の内の外側に配置された2つを外側から挟み込む端子接続部材340を備える(図18から図22)。この例示の端子接続部材340は、実施形態の端子接続部材40と同じように、一方の端子金具10の電気接続体11と他方の端子金具20の電気接続体21とを外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに作用させた挟持力によって、3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させる(図20)。
この端子接続部材340は、実施形態の端子接続部材40と同じように、合成樹脂材料よりも高剛性の材料(ここでは金属材料)で成形しており、合成樹脂製のものと比較して、高い挟持力で3つの電気接続体11,21,31を挟み込むことができると共に、3つの電気接続体11,21,31に対する挟持力を保ち続けることができる。
この端子接続部材340は、実施形態の端子接続部材40と同じように、3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aを介して直接的又は間接的に連結される第1挟持体341と第2挟持体342とを有する(図18から図22)。第1挟持体341は、実施形態の第1挟持体41と同様のものであり、一方の外側の電気接続体の平板部(ここでは、一方の端子金具10における電気接続体11の平板部11b)における一方の外方露出面11bに弾発力を作用させる弾性変形が可能で、かつ、一方の外方露出面11b側で当該外方露出面11bに係止される。第2挟持体342は、実施形態の第2挟持体42と同様のものであり、他方の外側の電気接続体の平板部(ここでは、他方の端子金具20における電気接続体21の平板部21b)における他方の外方露出面21bに係止されて当該他方の外方露出面21bに第1挟持体341の弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる。
この端子接続部材340は、実施形態の端子接続部材40と同じように、第1挟持体341における一方の外方露出面11bへの当接点を含む第1仮想平面と、第2挟持体342における他方の外方露出面21bへの当接点を含む第2仮想平面と、の間の最短距離が、3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの平板部11b,21b,31bの板厚の合計値よりも短くなるように成形する。第1仮想平面と第2仮想平面は、各々、実施形態で示したものと同様の仮想平面であり、互いに平行状態で対向配置されている。端子接続部材340においては、第1挟持体341が一方の外方露出面11bに係止され、かつ、第2挟持体342が他方の外方露出面21bに係止されているときに、第1挟持体341が弾性変形して一方の外方露出面11bに弾発力を作用させると共に、第2挟持体342が他方の外方露出面21bに押圧力を作用させる。従って、この端子接続部材340は、積層状態の3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続部材340は、その3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させることができる。
この端子接続部材340は、実施形態の端子接続部材40と同じように、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体342を一方の外側の電気接続体(ここでは、一方の端子金具10の電気接続体11)側から挿通させる。そこで、第2挟持体342は、その一方の端子金具10の電気接続体11側からのそれぞれの貫通孔11a,21a,31aへの挿通に際して撓みが発生すると共に、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを通り抜けた際に撓みが解消する弾性を有する形状で、かつ、その撓みの解消と共に他方の外方露出面21bに係止される形状に形成する。これにより、この端子接続部材340においては、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体342を一方の端子金具10の電気接続体11側から挿通させ、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを第2挟持体342が通り抜けることによって、第1挟持体341が一方の外方露出面11bに係止され、かつ、第2挟持体342が他方の外方露出面21bに係止される。つまり、この端子接続部材340は、実施形態の端子接続部材40と同じように、積層状態にある3つの電気接続体11,21,31のそれぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体342を差し込んでいくだけで、その3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。従って、この端子接続部材340は、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30の接続作業性に優れたものであるといえる。
また、この端子接続部材340は、かかる構成を採っているので、平板状の電気接続体に貫通孔が形成された端子金具であるならば、それが専用品としての端子金具であろうが既存の端子金具(一方の端子金具10)であろうが、その端子金具を接続対象として用いることができる。
具体的に、本変形例の端子接続部材340は、次のような形状に成形する。本変形例の端子接続部材340は、6つの第1挟持体341と2つの第2挟持体342とを有する(図21及び図22)。更に、本変形例の端子接続部材340は、一方の外側の電気接続体(ここでは、一方の端子金具10の電気接続体11)における貫通孔11aと一方の外方露出面11bとに間隔を空けて対向配置され、複数の第1挟持体341を支持すると共に、複数の第2挟持体342を支持する支持体343を有する(図16及び図17)。その支持体343は、可撓性を有するものであってもよく、可撓性を有しないものであってもよい。この例示の支持体343は、矩形の平板状に形成している。
本変形例の端子接続部材340は、換言するならば、前述した変形例1の端子接続部材140において、支持体143における他方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に第1挟持体141を2つずつ追加したものに相当する。つまり、本変形例の端子接続部材340においては、支持体343における一方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に第1挟持体341を1つずつ連結し、かつ、この支持体343における他方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に第1挟持体341を2つずつと第2挟持体342を1つずつ連結している(図21及び図22)。その他方の組み合わせの辺部においては、2つの第2挟持体342の間に第1挟持体341を配置する。
この例示の第1挟持体341は、変形例1の第1挟持体141と同様の片持ち形状に形成されたものであり、長片部341a、短片部341b並びに長片部341a及び短片部341bを繋ぐ弧状片部341cを有するJ字形状に形成している(図21及び図22)。この第1挟持体341は、長片部341aにおける弧状片部341cとは逆側の端部を支持体343に連結し、弧状片部341cから一方の外方露出面11bに弾発力を作用させる。この第1挟持体341は、支持体343から見て、長片部341aを内側に配置し、短片部341bを外側に配置する。また、6つの第1挟持体341は、支持体343から見て、各々同じ向きに突出させる。
この例示の第2挟持体342は、変形例1の第2挟持体142と同様の片持ち形状に形成されたものであり、長片部342a、短片部342b並びに長片部342a及び短片部342bを繋ぐ弧状片部342cを有するJ字形状に形成している(図21及び図22)。この第2挟持体342は、長片部342aにおける弧状片部342cとは逆側の端部を支持体343に連結し、短片部342bにおける弧状片部342cとは逆側の端部を他方の外方露出面21bに係止させる。この第2挟持体342は、支持体343から見て、長片部342aを内側に配置し、短片部342bを外側に配置する。また、2つの第2挟持体342は、支持体343から見て、各々同じ向きに突出させる。
この端子接続部材340においては、支持体343に押圧力が加えられることによって、それぞれの貫通孔11a,21a,31aに第2挟持体342が撓みながら差し込まれていく。この端子接続部材340においては、第1挟持体341の弧状片部341cが一方の外方露出面11bに当接した後も、支持体343に押圧力が加えられることによって、第1挟持体341が撓み、それぞれの貫通孔11a,21a,31aを第2挟持体342が通り抜ける。これにより、この端子接続部材340は、第1挟持体341が一方の外方露出面11bに弾発力を作用させると共に、第2挟持体342が他方の外方露出面21bに押圧力を作用させるので、積層状態の3つの電気接続体11,21,31を外側から挟み込み、それぞれの外側の電気接続体11,21におけるそれぞれの外方露出面11b,21bに挟持力を作用させることができる。よって、この端子接続部材340は、その3つの電気接続体11,21,31を電気的に接続させることができる。
ここで、この端子接続部材340においては、先に示したように、矩形の支持体343における一方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に第1挟持体341を1つずつ連結し、かつ、この支持体343における他方の組み合わせの対向配置された2つの辺部に第1挟持体341を2つずつと第2挟持体342を1つずつ連結している。そして、この端子接続部材340においては、それぞれの第1挟持体341における一方の外方露出面11bへの当接点を先の変形例1で示した第1仮想平面上に各々配置し、かつ、それぞれの第2挟持体342における他方の外方露出面21bへの当接点を先の変形例1で示した第2仮想平面上に各々配置している。よって、この端子接続部材340は、それぞれの第1挟持体341の弧状片部341cから一方の外方露出面11bに対して変形例1よりも均等に弾発力を作用させ、かつ、それぞれの第2挟持体342の短片部342bにおける弧状片部342cとは逆側の端部から他方の外方露出面21bに対して均等に押圧力を作用させることができる。従って、この端子接続部材340は、積層状態の3つの電気接続体11,21,31に対する挟持力を各点で変形例1よりも均等に発生させることができ、かつ、その挟持力を維持することができる。
以上示したように、本変形例の端子接続構造301は、一方の端子金具10と他方の端子金具20と電気接続部材30の接続作業性に優れており、これらの接続状態の保持力に優れており、かつ、既存の端子金具(一方の端子金具10)を適用することもできる。
ここで、この端子接続構造301は、実施形態と同様の筐体JBに収容することによって、電気接続箱JB4の構成要素の1つとなる(図18)。その電気接続箱JB4は、筐体JBの内方から外方に引き出された電線Weと共に、ワイヤハーネスWH4を構成する。よって、端子接続構造301は、電気接続箱JB4の筐体JBに収容することによって、ワイヤハーネスWH4の構成要素の1つともなる。従って、本変形例の電気接続箱JB4及びワイヤハーネスWH4は、この端子接続構造301が奏する効果を同様に得ることができる。
1,101,201,301 端子接続構造
10 一方の端子金具
11 電気接続体(一方の外側の電気接続体)
11a 貫通孔
11b 平板部
11b 一方の外方露出面
20 他方の端子金具
21 電気接続体(他方の外側の電気接続体)
21a 貫通孔
21b 平板部
21b 他方の外方露出面
30 電気接続部材
31 電気接続体
31a 貫通孔
31b 平板部
40,140,240,340 端子接続部材
41 第1挟持体
42 第2挟持体
42a 長片部
42b 短片部
42c 弧状片部
141,241,341 第1挟持体
141a,241a,341a 長片部
141b,241b,341b 短片部
141c,241c,341c 弧状片部
142,242,342 第2挟持体
142a,242a,342a 長片部
142b,242b,342b 短片部
142bc,242c,342c 弧状片部
143,243,343 支持体
JB1,JB2,JB3,JB4 電気接続箱
JB 筐体
We 電線
WH1,WH2,WH3,WH4 ワイヤハーネス

Claims (5)

  1. 積層された一方の端子金具における平板状の電気接続体と他方の端子金具における平板状の電気接続体と導電性の電気接続部材における平板状の電気接続体の内の外側に配置された2つを外側から挟み込み、それぞれの外側の前記電気接続体におけるそれぞれの外方露出面に作用させた挟持力によって3つの前記電気接続体を電気的に接続させる金属製の端子接続部材を備え、
    前記端子接続部材は、一方の外側の前記電気接続体の平板部における一方の前記外方露出面に弾発力を作用させる弾性変形可能な第1挟持体と、3つの前記電気接続体のそれぞれの貫通孔を介して前記第1挟持体に直接的又は間接的に連結され、他方の外側の前記電気接続体の平板部における他方の前記外方露出面に係止されて当該他方の外方露出面に前記弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる第2挟持体と、を有し、
    前記第1挟持体は、C環状で、かつ、外周縁側を前記一方の外方露出面に接触させると共に内周縁側を前記一方の外方露出面から浮かせた傘形状に形成することを特徴とした端子接続構造。
  2. 前記第2挟持体は、前記一方の外側の電気接続体側からのそれぞれの前記貫通孔への挿通に際して撓みが発生すると共に、それぞれの前記貫通孔を通り抜けた際に前記撓みが解消する弾性を有する形状で、かつ、前記撓みの解消と共に前記他方の外方露出面に係止される形状に形成することを特徴とした請求項1に記載の端子接続構造。
  3. 前記第2挟持体は、長片部、短片部並びに前記長片部及び前記短片部を繋ぐ弧状片部を有するJ字形状で、かつ、前記長片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記第1挟持体に直接的又は間接的に連結して、前記短片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記他方の外方露出面に係止させる片持ち形状、又は、前記J字形状で、かつ、前記短片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記第1挟持体に間接的に連結して、前記長片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記他方の外方露出面に係止させる片持ち形状、又は、2つの片部及び2つの前記片部を繋ぐ弧状片部を有するU字形状で、かつ、一方の前記片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記第1挟持体に間接的に連結して、他方の前記片部における前記弧状片部とは逆側の端部を前記他方の外方露出面に係止させる片持ち形状に形成することを特徴とした請求項2に記載の端子接続構造。
  4. 一方の端子金具、他方の端子金具及び導電性の電気接続部材を収容する筐体と、
    積層された前記一方の端子金具における平板状の電気接続体と前記他方の端子金具における平板状の電気接続体と前記電気接続部材における平板状の電気接続体の内の外側に配置された2つを外側から挟み込み、それぞれの外側の前記電気接続体におけるそれぞれの外方露出面に作用させた挟持力によって3つの前記電気接続体を電気的に接続させる金属製の端子接続部材と、
    を備え、
    前記端子接続部材は、一方の外側の前記電気接続体の平板部における一方の前記外方露出面に弾発力を作用させる弾性変形可能な第1挟持体と、3つの前記電気接続体のそれぞれの貫通孔を介して前記第1挟持体に直接的又は間接的に連結され、他方の外側の前記電気接続体の平板部における他方の前記外方露出面に係止されて当該他方の外方露出面に前記弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる第2挟持体と、を有し、
    前記第1挟持体は、C環状で、かつ、外周縁側を前記一方の外方露出面に接触させると共に内周縁側を前記一方の外方露出面から浮かせた傘形状に形成することを特徴とした電気接続箱。
  5. 一方の端子金具と、
    他方の端子金具と、
    導電性の電気接続部材と、
    前記一方の端子金具、前記他方の端子金具及び前記電気接続部材を収容し且つ電線を内方から外方に引き出させる筐体と、
    積層された前記一方の端子金具における平板状の電気接続体と前記他方の端子金具における平板状の電気接続体と前記電気接続部材における平板状の電気接続体の内の外側に配置された2つを外側から挟み込み、それぞれの外側の前記電気接続体におけるそれぞれの外方露出面に作用させた挟持力によって3つの前記電気接続体を電気的に接続させる金属製の端子接続部材と、
    を備え、
    前記端子接続部材は、一方の外側の前記電気接続体の平板部における一方の前記外方露出面に弾発力を作用させる弾性変形可能な第1挟持体と、3つの前記電気接続体のそれぞれの貫通孔を介して前記第1挟持体に直接的又は間接的に連結され、他方の外側の前記電気接続体の平板部における他方の前記外方露出面に係止されて当該他方の外方露出面に前記弾発力とは逆向きの押圧力を作用させる第2挟持体と、を有し、
    前記第1挟持体は、C環状で、かつ、外周縁側を前記一方の外方露出面に接触させると共に内周縁側を前記一方の外方露出面から浮かせた傘形状に形成することを特徴としたワイヤハーネス。
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