JP7098348B2 - 配膳車 - Google Patents

配膳車 Download PDF

Info

Publication number
JP7098348B2
JP7098348B2 JP2018026923A JP2018026923A JP7098348B2 JP 7098348 B2 JP7098348 B2 JP 7098348B2 JP 2018026923 A JP2018026923 A JP 2018026923A JP 2018026923 A JP2018026923 A JP 2018026923A JP 7098348 B2 JP7098348 B2 JP 7098348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage chamber
support
arm
side table
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018026923A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019141229A (ja
Inventor
泰光 渡辺
勇一 與語
進作 早川
千穂 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA filed Critical HOSHIZAKI KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2018026923A priority Critical patent/JP7098348B2/ja
Publication of JP2019141229A publication Critical patent/JP2019141229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7098348B2 publication Critical patent/JP7098348B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tables And Desks Characterized By Structural Shape (AREA)

Description

本発明は、配膳車に関する。
従来から、盛り付け作業スペースを拡げるためのサイドテーブルを備えた配膳車が知られており、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の配膳車は、矩形箱状をなす断熱構造の本体と、本体の側面の上端位置に回動可能に設けられたテーブル(サイドテーブル)と、テーブルの裏面に設けられ、アングル状をなす受け部と、本体の側面の下方位置に回動可能に設けられ、略コ字形状をなす支え部材と、を備えている。
支え部材が先上がりに傾斜した支持姿勢を取ってその先端の当接部がテーブルの裏面の受け部に当てられることにより、テーブルが本体の上面と面一の水平姿勢に支持される。
特開2006-192193号公報
テーブルを本体と水平に支持させるには、支え部材を持ち上げて、テーブルの裏面にある受け部に、支え部材の当接部を当てる操作をする必要があるが、受け部がテーブルの裏面にあることから、受け部に支え部材の当接部を当てる操作が目視でし難く、テーブルを拡げるまでに時間がかかり、盛り付け作業の開始が遅れるという問題点がある。同様に、テーブルを畳む際も、テーブルの裏面を目視で確認し難く、テーブルの収納作業に時間がかかるという問題がある。また、支え部材の当接部をテーブルの受け部から外してテーブルを畳む際に、誤って支え部材を離してしまうと、支え部材が重力に引かれて回動し、本体の側面に衝突してしまい、本体の側面を傷めてしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、テーブルを本体と水平に支持させる操作を視覚的に行うことができ、且つ、テーブルを畳む際に、支え部材が本体の側面に衝突しない配膳車の提供を目的の一つとしている。
上記課題を解決するために、本発明の配膳車は、箱状の貯蔵室、及び、前記貯蔵室の側面に回動可能に設けられたサイドテーブルを有する配膳車であって、前記サイドテーブルに対して回動可能に設けられたアーム部と、前記貯蔵室の側面から側方に突出して設けられた支え部と、を備え、前記サイドテーブルは、前記アーム部の先端部が前記支え部に当接することで、前記サイドテーブルが前記貯蔵室の上面と面一の水平姿勢に支持される支持位置と、前記アーム部と前記支え部との当接を解除することで、前記サイドテーブルが回動可能となる解除位置との間を変位可能とされる。
貯蔵室の側面に、アーム部が当接する支え部を設ける構成とすることで、サイドテーブルを解除位置から支持位置に変位させる際、貯蔵室の側面を目視しながら行うことが可能となり、サイドテーブルの組立時間を短縮することができる。また、サイドテーブルを支持位置から解除位置にする際も、貯蔵室の側面を目視しながら支持位置から解除位置にすることが可能となり、サイドテーブルの収納時間を短縮することができる。
また、前記支え部は、前記貯蔵室の側面から側方に突出する平面部と、前記平面部の先端部から上方に突出し、さらにその上端から前記貯蔵室の側面方向に突出する引っかかり部と、を備え、前記支持位置から前記解除位置への変位は、前記アーム部の先端部が前記貯蔵室の側面のある方向に押されている状態で行うことで、前記支持位置から前記解除位置への変位が可能とされており、前記アーム部の先端部が前記貯蔵室の側面のある方向に押されていない状態では、前記アーム部の先端部が前記引っかかり部に当たり、前記支持位置から前記解除位置への変位が阻止される構成としても良い。
サイドテーブルが誤って上方に動いてしまっても、アーム部が引っかかり部の側面方向に突出する部位、及び、上方に突出する部位に当たるため、サイドテーブルが不意に支持位置から解除位置へ変位することを防ぐことができる。
また、前記支え部は、前記貯蔵室の側面から側方に突出する平面部と、前記平面部の基端部から上方に突出し、前記貯蔵室の側面に取付けられ、前記貯蔵室の側面を保護する保護部と、を有している構成としても良い。
サイドテーブルを支持位置から解除位置へ変位させる際、アーム部の先端部を貯蔵室の側面方向に押した時に、アーム部の先端部が保護部に当たることで、アーム部の先端部が貯蔵室の側面に当たることを防ぐことができる。また、サイドテーブルを解除位置から支持位置へ変位させる際、アーム部の先端部を貯蔵室の側面に近づけた時に、アーム部の先端部が保護部に当たることで、アーム部の先端部が貯蔵室の側面に当たることを防ぐことができる。以上により、アーム部の先端部が貯蔵室の側面に当たることで、貯蔵室の側面が傷つくことを防ぐことができる。
本発明によれば、サイドテーブルの組立及び収納が容易な配膳車を提供することができる。
配膳車の斜視図 配膳車の平面図 サイドテーブルが支持位置にある状態における、配膳車の斜視図 サイドテーブルが支持位置にある状態における、配膳車の斜視図 サイドテーブルが支持位置にある状態の側面図 アーム部が引っかかり部に引っかかった状態の側面図 サイドテーブルを支持位置から解除位置に変位させた状態の側面図 サイドテーブルが解除位置にある状態において、アーム部を手から離した状態の側面図 扉を外した状態における配膳車の斜視図 ホテルパンを収容している状態を示す、貯蔵室の斜視図 図10の状態の貯蔵室を側面から視た図 ホテルパンが傾いて収容されている状態を示す、貯蔵室の側面図 ヒータコードの取付け位置を示す、配膳車の斜視図 ファンの風の流れを示す、貯蔵室の側断面図 ヒータパネルを取り外した状態における、貯蔵室の斜視図 固定孔が開けられたヒータパネルを示す、貯蔵室の斜視図 ヒータ固定用ブラケットの取付け位置を示す、貯蔵室の斜視図 ヒータ固定用ブラケットの取付け位置を示す、貯蔵室の側断面図 機械室内の前面からブラケットを取り外した状態を示す図 コード保持部がブラケットに固定されている状態を示す図 支え部の斜視図 後側レール部の斜視図 樹脂コーティングが施されていることを示す、後側レール部の側面図 固定孔が開けられたヒータパネルにコードヒータを取付けた状態の、ヒータパネルの図 参考例における配膳車の斜視図 機械室内における、凝縮器ファンによる風の流れを示す図
本実施形態の配膳車10について、図1から図24を参照しつつ説明する。以降の説明では、図1のX方向を前方、Z方向を上方、Y方向を左方とする。配膳車10は、所謂、温冷カートであって、図9に示すように、左面が開口する断熱箱体の貯蔵室12と、貯蔵室12の前面(側面)14に回動可能に設けられたサイドテーブル16と、を備えている。
貯蔵室12は、図11に示すように、前方側に配された冷蔵室18と、後方側に配された温蔵室20とから構成されている。また、冷蔵室18の下方には、左面が開口する機械室22が設けられており、機械室22には、圧縮機24を有する冷凍機器類26が収容されている。機械室22の開口部には、図13に示すように、機械室用扉28が取付けられており、冷蔵室18及び温蔵室20の開口部には、図1に示すように、それぞれ扉30が回動可能に取付けられている。
貯蔵室12の上面には、図1に示すように、板状の天板32が設けられており、天板32の後端側には、ハンドル34が取付けられている。ユーザはハンドル34を手で握りつつ、押しまたは引き操作して配膳車10を走行させる。
貯蔵室12の下面には、図4に示すように、車輪の向きを変更可能な自在輪36、車輪の向きが固定されている固定輪38、配膳車10を制動可能な踏圧式のペダルロック40、及び、障害物等に衝突時の衝撃を吸収するバンパ42が設けられている。
バンパ42は、貯蔵室12の下面の四隅にそれぞれ設けられている。4つのバンパ42のうち、前側2つのバンパ42は、図2に示すように、平面視上、貯蔵室12の前端より前方に突出しており、後側2つのバンパ42は、貯蔵室12の後端より後方に突出している。
自在輪36は、図4に示すように、貯蔵室12の下面の前方側に配され、左右方向の中央に位置する前側自在輪44と、貯蔵室12の下面の後方側に配された左右一対の後側自在輪46と、から構成されている。固定輪38は、前側自在輪44と後側自在輪46との間に、左右一対設けられており、一対の後側自在輪46よりも前側自在輪44に近い位置に配されている。
サイドテーブル16は、図4に示すように、貯蔵室12の前面14(即ち、冷蔵室18の前面)に対して回動可能に取付けられた板状のサイドテーブル本体48と、サイドテーブル本体48に対して回動可能に取付けられたアーム部50と、を備えている。また、貯蔵室12の前面14には、アーム部50と当接可能な支え部52が設けられている。
アーム部50は、図4に示すように、略コ状をなしており、左右方向に長い棒状の先端部54と、先端部54の両端からサイドテーブル本体48に向かう方向にそれぞれ突出する一対の側部56と、一対の側部56から対向する側部56と反対の方向にそれぞれ突出する一対の回動軸部58と、から構成されている。
サイドテーブル本体48の裏面には、図4に示すように、前後方向に長い板状をなす左右一対の取付板60が設けられており、一対の取付板60には、挿通孔62が開口して設けられている。それぞれの挿通孔62には、アーム部50の一対の回動軸部58が回転可能に挿通されている。
支え部52は、図3、図21に示すように、平面部64と、引っかかり部66と、一対の保護部68とから構成されている。平面部64は、左右方向に長い板状をなし、貯蔵室12の前面14から前方に突出して設けられている。引っかかり部66は、平面部64の先端部から上方に突出する上方突出板70と、上方突出板70の上端の中央部から後方(即ち、貯蔵室12の前面14側)に向かって突出する後方突出板72と、から構成されている。一対の保護部68は、平面部64の基端部の前側及び後側から、それぞれ上方に突出して設けられており、貯蔵室12の前面14にネジ等で固定される。
サイドテーブル16は、図5に示すように、アーム部50が支え部52に当接することで、サイドテーブル本体48を下方から支持する支持位置と、図7に示すように、アーム部50と支え部52との当接を解除することで、サイドテーブル本体48が回動可能となる解除位置との間を変位可能となっている。
サイドテーブル16が支持位置にある状態では、図5に示すように、アーム部50の先端部54が、支え部52の平面部64及び保護部68に当接している。これにより、サイドテーブル本体48は、天板32の上面と面一の水平姿勢になるように支持されている。
図6に示すように、サイドテーブル16が支持位置にある状態で、サイドテーブル本体48を上方に変位させると、アーム部50の先端部54が前方に変位し、引っかかり部66の上方突出板70に後方から当接する。さらに、サイドテーブル本体48を上方に変位させると、アーム部50の先端部54が、上方に変位して、引っかかり部66の後方突出板72に下方から当接し、サイドテーブル本体48の上方への変位が阻止される。これにより、サイドテーブル16が、不意に支持位置から解除位置へ変位することが抑制される。
サイドテーブル16を支持位置から解除位置へ変位させる際は、アーム部50を後方(即ち、貯蔵室12の前面14側)に押した状態で、サイドテーブル本体48を上方に変位させる。すると、図7に示すように、アーム部50の先端部54が上方に変位し、後方突出板72の端部と貯蔵室12の前面14との間を通過して、アーム部50の先端部54と支え部52との当接が解除される。これにより、サイドテーブル本体48は、上下方向に回動可能となり、サイドテーブル16は解除位置となる。
アーム部50の先端部54が、後方突出板72の端部と貯蔵室12の前面14との間を通過した状態(即ち、図7に示す状態)において、アーム部50を手から離すと、図8に示すように、アーム部50は、重力により前方に回動し、サイドテーブル16にぶら下がった状態となる。このように、サイドテーブル16が解除位置にある状態で、不意にアーム部50が手から離れても、アーム部50はサイドテーブル16にぶら下がった状態となるため、貯蔵室12等にアーム部50が当たることはない。
サイドテーブル16を解除位置から支持位置へ変位させる際は、先ず、図7に示すように、アーム部50の先端部54を、支え部52の保護部68に押し当てる。次に、サイドテーブル本体48を下方に変位させると、図5に示すように、アーム部50の先端部54は、下方に変位して支え部52の平面部64及び保護部68に当接する。これにより、サイドテーブル16は支持位置となる。
温蔵室20内の前面には、図15に示すように、前後方向に長い板状をなし、上面が下方に傾斜する2つのエアガイド74が設けられている。2つのエアガイド74は、上下方向に所定の間隔を空けて配されている。また、エアガイド74の右方には、図13、図14に示すように、温蔵室20内を加熱するヒータパネル76が設けられている。
温蔵室20内の上面には、図15に示すように、送風口78、及び、吸気口80が開口して設けられており、また、送風口78及び吸気口80の上方には、図14に示すように、温蔵室20の内気を循環させるファン82が設けられている。送風口78及び吸気口80は、ヒータパネル76を挟んで前後に配されている。ファン82が稼働すると、温蔵室20の内気は、吸気口80から吸気され、送風口78から温蔵室20内に送風される。
送風口78から送風された風は、図14に示すように、ヒータパネル76の熱により温められながら、温蔵室20の左面とヒータパネル76との間を通過し、さらに、ヒータパネル76の下端部と、温蔵室20の下面との間から、ヒータパネル76の後方の空間に排出される。このとき、送風口78から送風された風は、エアガイド74の上面に当たり、ヒータパネル76側に案内されるため、効率的に温蔵室20内が加熱されるようになり、ヒータパネル76の温度上昇を抑えることができる。また、ヒータパネル76の温度上昇が抑えられることで、ヒータパネル76の熱変形を抑えることができる。
温蔵室20内の前面、及び、冷蔵室18内の前面には、図10に示すように、上下方向に長い板状をなす前側レール取付部84が、左右一対設けられている。一対の前側レール取付部84には、上下方向に所定の間隔を空けて、複数の矩形状の取付孔が、開口して設けられており、矩形状の取付孔には、左右方向に長い形状をなす前側レール部86が取付け可能となっている。
前側レール取付部84と同様に、温蔵室20内の後面、及び、冷蔵室18内の後面にも、左右一対の後側レール取付部88が設けられており、左右一対の後側レール部90には、左右方向に長い形状をなす後側レール部90が取付け可能となっている。
後側レール部90は、図22に示すように、金属板を曲げ加工することで形成されており、左右方向に長い板状をなすスライド部92と、スライド部92の右端から上方に突出する奥壁94と、スライド部92の後端から上方に突出する側壁96と、側壁96の上端から前方に突出する上方変位規制壁98と、から構成されている。また、後側レール部90は、図23に示すように、全体に樹脂コーティング102が施されている。
後側レール部90の側壁96には、図22、図23に示すように、側壁96の一部を略コ状に切欠いて、さらに切欠き部を後方に叩き出して形成された、左右一対の取付片100が設けられている。一対の取付片100を、一対の後側レール取付部88の取付孔にそれぞれ挿通することで、後側レール部90は、後側レール部90に取付けられる。
前側レール部86は、図11に示すように、後側レール部90を左右反転した形状をなしており、それ以外は、後側レール部90と同じ構成となっている。
前側レール部86及び後側レール部90を、温蔵室20内の前側レール取付部84及び後側レール取付部88にそれぞれ取付け後に、図10に示すように、金属製のホテルパン104が、温蔵室20の左方から収容される。ホテルパン104は、前側レール取付部84のスライド部92と上方変位規制壁98との間、及び、後側レール取付部88のスライド部92と上方変位規制壁98との間に挿通される。このとき、ホテルパン104の下面が、前側レール部86及び後側レール部90のスライド部92の上面と摺動することとなるが、前側レール部86及び後側レール部90には、図23に示すように、樹脂コーティング102が施されているため、金属同士の摺動による摩耗が抑制され、また、金属同士の摺動によりホテルパン104が傷つくことが抑制される。また、ホテルパン104の収容の際に、金属同士が擦れ合う不快な感触を抑えることができ、また、金属同士が擦れ合う際に生じる異音を抑えることができる。また、金属同士が摺動する際に生じる摩擦と比較して、金属と樹脂とが摺動する際に生じる摩擦の方が小さいことから、ホテルパン104の出し入れ時の操作力が軽減される。
ホテルパン104が温蔵室20内に収容されると、図11に示すように、スライド部92の上面がホテルパン104の下面に面で接触することで、ホテルパン104はスライド部92に下方から支えられる。
図12に示すように、ホテルパン104の左端側が下方に傾いた状態で、ホテルパン104を温蔵室20内に収容されると、ホテルパン104の上端が上方変位規制壁98に当たることで、ホテルパン104の下面が、スライド部92の前端側の摺動面106と強く摺動する。これにより、スライド部92の、図22に示す摺動面106の摩耗が進むこととなる。しかしながら、スライド部92の摺動面106は面で摩耗が進むことから、ホテルパン104を繰り返し出し入れしたとしても、摺動面106の摩耗によりスライド部92が破断することが抑えられる。
ヒータパネル76の裏面には、図13に示すように、通電させることで発熱するコードヒータ108が、上下にジグザグ状をなして貼り付けられている。コードヒータ108は、ヒータパネル76の中央の位置には這わせておらず、その位置には、図24に示すように、必要に応じて、固定孔110が設けられる。固定孔110が設けられた場合、図17に示すように、温蔵室20内の前面に略コ状をなすヒータ固定用ブラケット146を設け、ヒータパネル76の前面側からヒータ固定ネジ148を、固定孔110及びヒータ固定用ブラケット146に挿通し、ヒータパネル76を固定する。これにより、ヒータパネル76が熱膨張しても、中央部が後方に膨らむことが抑制され、ヒータパネル76と前側スライド部92とが接触することを抑制できる。また、ヒータパネル76のコードヒータ108が這わせていない中央位置に、上下方向に長い冶具を置くことが可能となり、コードヒータを張り付ける作業をする際にこの冶具を置くことで、コードヒータを張り付ける際のガイドにすることができる。
機械室22の前面の右上側には、図1に示すように、電源コード112を巻き付けて収納可能な巻付部114が設けられており、また、機械室22の前面の左下側には、電源コード112が挿通されるコード挿通孔116が開口して設けられている。
機械室22内のコード挿通孔116の後方には、図10、図19、図20に示すように、円筒状をなし、電源コード112を保持するコード保持部118が設けられており、コード保持部118は、ブラケット120により固定されている。コード保持部118は、所謂スーパーロックであって、円筒部に挿通された電源コード112を締め付けることで、電源コード112が前後方向に抜けることを抑制する。
ブラケット120は、図19に示すように、開口部を有する板状をなし、開口部にコード保持部118を挿通して固定可能なブラケット本体122と、ブラケット本体122の左端及び右端から前方に突出する一対のオフセット部124と、一対のオフセット部124の先端から、対向するオフセット部124と反対の方向にそれぞれ突出する一対の取付部126と、から構成されている。ブラケット120の取付部126にはネジ穴が設けられており、ブラケット120は機械室22内の前面にネジで固定される。電源コード112が断線等した際は、ブラケット120を取り外し、電源コード112の交換作業を行う。
コード保持部118は、図19、図20に示すように、ブラケット120のオフセット部124によって、コード挿通孔116より後方にオフセットされている。これにより、電源コード112を巻付部114に巻き付けて収容する際に、図2に示すように、電源コード112は、平面視上、前側のバンパ42の前端よりも後方側に収まるようになるため、配膳車10の走行時に電源コード112が障害物に当たって損傷することが抑制される。
機械室22の開口部の上端付近には、図10に示すように、左右方向に長いノルシール132が貼られており、ノルシール132の下方には、左右方向に長い樋形状の樋部134が設けられている。また、樋部134の後端部の下方には、ELB(Earth Leakage Circuit Breaker)ボックス128が設けられており、ELBボックス128の左面には、ブレーカスイッチ130が設けられている。ブレーカスイッチ130には、防水構造が施されている。
冷蔵室18を水かけ洗浄すると、機械室用扉28の上端と、機械室22の開口部との間の隙間から水が浸入することとなるが、ノルシール132によってその隙間が塞がれているため、機械室22内への水の浸入は抑制される。しかしながら、完全に水の浸入を防ぐことはできず、その一部は、ノルシール132の下方にある樋部134に流れ落ちる。樋部134に流れ落ちた水は、図10に示すように、前方向の経路A及び後方向の経路Bの少なくとも一方に流れる。経路Aに流れた水は、樋部134の前端から、機械室22内の前面に沿って下方に流れ落ちる。また、経路Bに流れた水は、樋部134の後端から、ELBボックス128の上面に流れ落ち、さらに、ELBボックス128の左面に沿って下方に流れ落ちる。このように、樋部134を設けることで、樋部134に流れ落ちた水は経路A及び経路Bの少なくとも一方に流れるため、機械室22の内部の冷凍機器類26のあるエリアに水が浸入することが抑制される。また、経路Aに流れた水は機械室22内の前面に沿って下方に流れ落ち、経路Bに流れた水は、ELBボックス128の左面に沿って下方に流れ落ちるため、水飛沫の発生が抑制される。これにより、水飛沫が冷凍機器類26の冷凍配管にかかることにより、冷凍配管が腐食することが抑制される。また、樋部134は樋形状をなしているため、強度がまし、ELBボックス128のブレーカスイッチ130の撓みが少なくなり、ブレーカスイッチ130の操作性が向上する。
本実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
本実施形態の配膳車10は、箱状の貯蔵室12、及び、貯蔵室12の側面に回動可能に設けられたサイドテーブル16を有する配膳車10であって、サイドテーブル16に対して回動可能に設けられたアーム部50と、貯蔵室12の前面(側面)14から前方(側方)に突出して設けられた支え部52と、を備え、サイドテーブル16は、アーム部50の先端部54が支え部52に当接することで、サイドテーブル16が貯蔵室12の上面と面一の水平姿勢に支持される支持位置と、アーム部50と支え部52との当接を解除することで、サイドテーブル16が回動可能となる解除位置との間を変位可能とされる。
本実施形態によれば、貯蔵室12の前面(側面)14に、アーム部50が当接する支え部52を設ける構成とすることで、サイドテーブル16を解除位置から支持位置に変位させる際、貯蔵室12の前面(側面)14を目視しながら行うことが可能となり、サイドテーブル16の組立時間を短縮することができる。また、サイドテーブル16を支持位置から解除位置にする際も、貯蔵室12の前面(側面)14を目視しながら支持位置から解除位置にすることが可能となり、サイドテーブル16の収納時間を短縮することができる。
また、支え部52は、貯蔵室12の前面(側面)14から前方(側方)に突出する平面部64と、平面部64の先端部から上方に突出し、さらにその上端から貯蔵室12の前面(側面)14方向に突出する引っかかり部66と、を備え、支持位置から解除位置への変位は、アーム部50の先端部54が貯蔵室12の前面(側面)14のある方向に押されている状態で行うことで、支持位置から解除位置への変位が可能とされており、アーム部50の先端部54が貯蔵室12の前面(側面)14のある方向に押されていない状態では、アーム部50の先端部54が引っかかり部66に当たり、支持位置から解除位置への変位が阻止される構成としても良い。
サイドテーブル16が誤って上方に動いてしまっても、アーム部50が引っかかり部66の後方突出板(側面方向に突出する部位)72、及び、上方突出板(上方に突出する部位)70に当たるため、サイドテーブル16が不意に支持位置から解除位置へ変位することを防ぐことができる。
また、支え部52は、貯蔵室12の前面(側面)14から前方(側方)に突出する平面部64と、平面部64の基端部から上方に突出し、貯蔵室12の前面(側面)14に取付けられ、貯蔵室12の前面(側面)14を保護する保護部68と、を有している構成としても良い。
サイドテーブル16を支持位置から解除位置へ変位させる際、アーム部50の先端部54を貯蔵室12の前面(側面)14方向に押した時に、アーム部50の先端部54が保護部68に当たることで、アーム部50の先端部54が貯蔵室12の前面(側面)14に当たることを防ぐことができる。また、サイドテーブル16を解除位置から支持位置へ変位させる際、アーム部50の先端部54を貯蔵室12の前面(側面)14に近づけた時に、アーム部50の先端部54が保護部68に当たることで、アーム部50の先端部54が貯蔵室12の前面(側面)14に当たることを防ぐことができる。以上により、アーム部50の先端部54が貯蔵室12の前面(側面)14に当たることで、貯蔵室12の前面(側面)14が傷つくことを防ぐことができる。
<参考例>
図25、図26を参照して参考例を説明する。
本参考例の配膳車10Aは、図25に示すように、箱状の貯蔵室12Aと、冷凍機器類26Aが収容された機械室22Aと、を備えている。
機械室22Aの右面には、横長の吸込口136が複数開口して設けられており、機械室22Aの前面には、縦長の吹出口138が複数開口して設けられている。隣り合う吹出口138の間の羽板140は、図26に示すように、左方(即ち、吹出口138から視て、吸込口136の反対の方向)に傾斜しており、吹出口138は、全体としてルーバー状をなしている。
冷凍機器類26Aは、図26に示すように、冷媒を圧縮する圧縮機24Aと、冷媒を凝縮する凝縮器142と、凝縮器142を空冷する凝縮器ファン144と、を備えている。凝縮器142及び凝縮器ファン144は、吸込口136の左方に配されており、圧縮機24Aは、吹出口138の後方に配されている。
凝縮器ファン144が作動すると、外気が吸込口136から取込まれ、凝縮器142に送風される。その後、凝縮器ファン144から送風された風は、機械室22内の左面に当たり、前方の吹出口138から排出される。この時、吹出口138はルーバー状をなしていることから、凝縮器ファン144からの風は左方に傾斜する羽板140によって外部に案内され、凝縮器ファン144からの風の排出が促進される。これにより、機械室22内に熱が籠りにくくなり、凝縮器142の放熱効率が向上する。また、吹出口138はルーバー状をなしているため、外部から機械室22内が視認され難くなっている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、サイドテーブル16は貯蔵室12の前面14に回動可能に取付けられる構成としたが、例えば、貯蔵室12の右面に取付ける構成としても良い。
(2)本実施形態では、配膳車10は温冷カートとしたが、温冷機能を有さない通常の配膳車に本実施形態のサイドテーブル16を適用しても良い。
(3)本実施形態のアーム部50は、略コ状をなす構成としたが、例えば、L字状をなす構成としても良い。
10…配膳車
12…貯蔵室
14…前面(側面)
16…サイドテーブル
50…アーム部
54…先端部
52…支え部
64…平面部
66…引っかかり部
68…保護部

Claims (3)

  1. 箱状の貯蔵室、及び、前記貯蔵室の側面に回動可能に設けられたサイドテーブルを有する配膳車であって、
    前記サイドテーブルに対して回動可能に設けられたアーム部と、
    前記貯蔵室の側面から側方に突出して設けられた支え部と、を備え、
    前記サイドテーブルは、
    前記アーム部の先端部が前記支え部に当接することで、前記サイドテーブルが前記貯蔵室の上面と面一の水平姿勢に支持される支持位置と、
    前記アーム部と前記支え部との当接を解除することで、前記サイドテーブルが回動可能となる解除位置との間を変位可能とされ
    前記サイドテーブルは、裏面側が凹んだ形状とされ、裏面側の凹所内で、かつ、自身の回動端と前記回動端とは反対の端部との間の前記回動端に近い位置において、前記アーム部の一端を軸支しており、
    前記サイドテーブルが前記貯蔵室の側面に沿った位置にある収納された状態において、前記アーム部は、前記先端部が前記サイドテーブルの前記回動端とは反対の端部側に位置する状態で、前記サイドテーブルの前記凹所内に収容される配膳車。
  2. 前記支え部は、
    前記貯蔵室の側面から側方に突出する平面部と、
    前記平面部の先端部から上方に突出し、さらにその上端から前記貯蔵室の側面方向に突出する引っかかり部と、を備え、
    前記支持位置から前記解除位置への変位は、前記アーム部の先端部が前記貯蔵室の側面のある方向に押されている状態で行うことで、前記支持位置から前記解除位置への変位が可能とされており、
    前記アーム部の先端部が前記貯蔵室の側面のある方向に押されていない状態では、前記アーム部の先端部が前記引っかかり部に当たり、前記支持位置から前記解除位置への変位が阻止される請求項1に記載の配膳車。
  3. 前記支え部は、
    前記貯蔵室の側面から側方に突出する平面部と、
    前記平面部の基端部から上方に突出し、前記貯蔵室の側面に取付けられ、前記貯蔵室の側面を保護する保護部と、を有している請求項1又は請求項2に記載の配膳車。
JP2018026923A 2018-02-19 2018-02-19 配膳車 Active JP7098348B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018026923A JP7098348B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 配膳車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018026923A JP7098348B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 配膳車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019141229A JP2019141229A (ja) 2019-08-29
JP7098348B2 true JP7098348B2 (ja) 2022-07-11

Family

ID=67773338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018026923A Active JP7098348B2 (ja) 2018-02-19 2018-02-19 配膳車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7098348B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10913474B1 (en) * 2019-07-25 2021-02-09 Trinity International Industries, L.L.C. Cart with removable table extensions
GB202001458D0 (en) * 2020-02-03 2020-03-18 Global Chilltech Group Ltd Trolley
USD1008600S1 (en) * 2023-09-06 2023-12-19 Yuhang WANG Tool cart

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000325155A (ja) 1999-05-20 2000-11-28 Om Kiki Kk 棚ユニット
JP2001037548A (ja) 1999-07-27 2001-02-13 Sanmei Electric Co Ltd 傾倒式物品支持台
JP2004097554A (ja) 2002-09-10 2004-04-02 Hoshizaki Electric Co Ltd 運搬車
JP2006192193A (ja) 2005-01-17 2006-07-27 Hoshizaki Electric Co Ltd 配膳車

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5023830U (ja) * 1973-06-12 1975-03-18
JP2951934B2 (ja) * 1998-02-19 1999-09-20 株式会社キョーエイ 陳列作業台車

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000325155A (ja) 1999-05-20 2000-11-28 Om Kiki Kk 棚ユニット
JP2001037548A (ja) 1999-07-27 2001-02-13 Sanmei Electric Co Ltd 傾倒式物品支持台
JP2004097554A (ja) 2002-09-10 2004-04-02 Hoshizaki Electric Co Ltd 運搬車
JP2006192193A (ja) 2005-01-17 2006-07-27 Hoshizaki Electric Co Ltd 配膳車

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019141229A (ja) 2019-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7098348B2 (ja) 配膳車
USRE48080E1 (en) Indoor unit of air conditioner and method of connecting refrigerant pipe thereof
KR102494131B1 (ko) 냉장고
JP5966570B2 (ja) 冷媒配管の取付構造
CN110836566B (zh) 冰箱
KR101716135B1 (ko) 포터블 공기조화기
EP3591319B1 (en) Refrigerator
JP5968238B2 (ja) 空気調和機の床置き形室内機
WO2012111788A1 (ja) 空気調和機
JP4827591B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP5173156B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP4478048B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2007030951A (ja) 箱状組立体における板金結合構造
JP6910567B2 (ja) 冷蔵庫
JP2000304401A (ja) 保存庫
JP5952602B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP2006338575A (ja) 自動販売機
JP3647727B2 (ja) 冷却貯蔵庫
JP4383904B2 (ja) 冷却貯蔵庫
KR20090052170A (ko) 공기조화기 실내기
JP3337824B2 (ja) 冷却貯蔵庫
KR100576132B1 (ko) 공기조화기의 실내기
JP4286878B2 (ja) 冷蔵庫
KR101716137B1 (ko) 포터블 공기조화기
JP5173155B2 (ja) 冷却貯蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7098348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150