JP7095562B2 - 焼結鉱の製造方法 - Google Patents
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Description
焼成速度は、焼結機パレット上の焼結原料の赤熱帯降下速度であり、焼結機パレット上の焼結原料内の通気性と焼結原料に含まれる炭材(以下、「凝結材」と呼ぶ。)の燃焼性に影響される。そこで、主に凝結材の燃焼性を改善する手段として以下の方法が開示されている。
前記ドラムミキサーの全長をLとして、該ドラムミキサーの装入口から0.8L以上0.98L以下の範囲に、前記造粒原料に含まれる凝結材及び返鉱の一部又は全部を後添加することとし、
後添加する前記凝結材及び前記返鉱の総量に対して、後添加する前記凝結材の250μmアンダーの質量%値Cを15質量%以下、後添加する前記返鉱の250μmアンダーの質量%値Fを10質量%以下、且つ前記Cと前記Fの積を20以下とすることを特徴としている。
後添加する凝結材及び返鉱の総量に対する、250μmアンダーの後添加凝結材の質量%値が15質量%を超えると、ドラムミキサー出側での残存微粉が多くなってしまい、顕著な生産改善効果が得られない。
後添加する凝結材及び返鉱の総量に対する、250μmアンダーの後添加返鉱の質量%値が10質量%を超えると、凝結材と同様、ドラムミキサー出側での残存微粉が多くなってしまい、顕著な生産改善効果が得られない。
なお、250μmアンダーの後添加凝結材が、250μmアンダーの後添加返鉱より多くの量が許容されるのは、250μmアンダーの凝結材は燃焼性が良いので、250μmアンダーの返鉱よりも生産性への悪影響が小さいためである。
ドラムミキサーに返鉱15のみ後添加すると、図1(B)に示すように、表面水分13が拡散し、付着層11の外側に返鉱15が付着し、返鉱15からなる後添加付着層12が形成される。
例えば、後添加する凝結材及び返鉱の総量に対して、250μmアンダーの後添加凝結材の質量%値を7.5質量%、250μmアンダー後添加返鉱の質量%値を5質量%とした場合、顕著な生産改善効果が認められなかった。このケースの場合、後添加付着層における崩壊の起点密度が高いため、造粒操作中に同時進行する崩壊現象が優勢に進行した結果、後添加付着層の形成が阻害され、生産性の顕著な向上効果が得られなかったものと推察される。
(1)実験条件
ドラムミキサーには内径(直径)が1mのバッチ式試験機を使用した。
造粒処理速度は25rpm、造粒時間は4分間とした。造粒中に凝結材及び/又は返鉱を後添加する場合は、他の原料造粒を一旦停止して凝結材及び/又は返鉱を添加して造粒を再開し、添加前後の合計造粒時間が4分間となるようにした。
α=後添加までの造粒時間(分)/合計造粒時間4(分)
例えば、後添加までの造粒時間を2.8分とした場合、後添加位置は0.7Lとなる。αが1.0の場合は、4分間の造粒処理後に後添加原料を添加し、スコップで混合した。
本実験では、αとして0.7、0.8、0.98、1.0の4ケースを設定した。
なお、連続式ドラムミキサーは、ドラムを傾斜させることによって、ドラムの一方の開口部から供給した焼結原料を造粒しながら他方の開口部へ搬送して他方の開口部から造粒物を排出する装置である。
なお、以降の説明では、ドラムミキサーで処理した造粒物を100質量%とした添加割合を配合割合と呼ぶことがある。
ドラムミキサーによる造粒後の焼成前水分は8.0質量%一定とした。
Xmmアンダー:ふるい目Xmmのふるいを用い、「(ふるい下の質量)/(ふるい上の質量+ふるい下の質量)×100(質量%)」で算出。
Xmmオーバー:ふるい目Xmmのふるいを用い、「(ふるい上の質量)/(ふるい上の質量+ふるい下の質量)×100(質量%)」で算出。
そして、鍋試験の結果から焼結生産性を以下に示す式で算出した。
焼結生産性(ton/day/m2)=焼結鉱製造量(ton/鍋)÷鍋断面積(m2)÷焼成時間(day/鍋)
ここで、焼結鉱製造量は、鍋試験で得られた焼成物を2mの高さから4回落下させ、6mmオーバーの量を測定することにより算出した。上記落下工程において粉化した6mmアンダーは焼結工程での歩留落ちとなる。
図2は、後添加する凝結材及び返鉱の総量に対する、後添加凝結材の250μmアンダーの質量%値と後添加返鉱の250μmアンダーの質量%値が生産性改善率に与える影響を示したグラフである。凝結材及び返鉱の後添加位置は0.98Lである。
同図より、後添加位置を0.8L~0.98Lとした場合、生産性改善率が15.0%以上となることがわかる。
比較例では、返鉱、凝結材を単体で後添加した場合の生産性改善効果が加算されず、実施例では、生産性改善効果が概ね加算されていることが同図よりわかる。
なお、本発明では造粒水分として4質量%以上を想定している。水分の上限値としては、通常の凝結材配合割合の範囲で焼結を実施することができる造粒水分10質量%以下を想定している。
なお、本発明では凝結材配合割合は通常適用される3質量%~6質量%、返鉱配合割合は通常適用される10質量%~30質量%を想定している。
Claims (1)
- 粉鉱石及び副原料を配合した配合原料に水を加え、ドラムミキサーで造粒して造粒原料とし、該造粒原料を焼結機に装入する焼結鉱の製造方法であって、
前記ドラムミキサーの全長をLとして、該ドラムミキサーの装入口から0.8L以上0.98L以下の範囲に、前記造粒原料に含まれる凝結材及び返鉱の一部又は全部を後添加することとし、
後添加する前記凝結材及び前記返鉱の総量に対して、後添加する前記凝結材の250μmアンダーの質量%値Cを15質量%以下、後添加する前記返鉱の250μmアンダーの質量%値Fを10質量%以下、且つ前記Cと前記Fの積を20以下とすることを特徴とする焼結鉱の製造方法。
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