JP7094618B2 - 点火コイルおよび点火コイルへの高圧コードの接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばガスバーナの近傍に設けられた点火プラグに高圧電力を供給する高圧コードを、高圧電力を発生させる点火コイルに接続する接続方法、および高圧コードが接続された点火コイルに関する。
上述のような点火コイルでは、樹脂製のケーシングを備えており、そのケーシングには円筒部が設けられている。そしてその円筒部内には円筒部の中心部分に金属製の出力端子が設けられている。点火プラグなどにこの点火コイルからの高圧電力を供給する高圧コードは、この円筒部に差し込まれると、高圧コードの芯線に出力端子が突き刺さって、高圧コードの芯線と出力端子とが電気的に接続される。
ただし、そのままでは、高圧コードに対して円筒部から引き抜く方向の力が作用すると、高圧コードは容易に円筒部から抜け出てしまう。このため、従来は接着剤を用いて円筒部と高圧コード等を接着していたが、接着剤を硬化させるのに長時間を有し、生産性を損なうため、円筒部に高圧コードを差し込んだ状態で円筒部の側面に外力を作用させて塑性変形させ、円筒部の一部を高圧コードの被覆に食い込ませていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-172510号公報(図2)
上記従来のものでは、円筒部の一部を塑性変形させる際に、その塑性変形させる部分を加熱することなく塑性変形させているので、塑性変形させた部分に内部応力が残留し、経年変化によって、塑性変形させた部分が元の状態に復元しようとする。すると、円筒部に対する高圧コードの拘束力が低下し、円筒部から高圧コードが脱落してしまうおそれが生じる。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、経年変化によっても、高圧コードが円筒部から脱落するおそれのない点火コイルおよびその点火コイルに対して高圧コードを接続する方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明による点火コイルは、樹脂製のケーシングを有し、このケーシングに高圧コードが挿入される円筒部が設けられ、この円筒部内に設けた出力端子と高圧コードの芯線とが電気的に接続された状態で高圧コードが円筒部に固定された点火コイルにおいて、上記円筒部は、円筒部の開口側から所定の深さまで半割りされた切り欠き部と、その切り欠き部に合わさって円筒部形状を完成させる押さえ片とから構成されており、上記高圧コードは、上記出力端子と上記芯線とが電気的に接続される位置まで円筒部に差し込まれた状態で上記押さえ片が上記円筒部の切り欠き部に溶着されることによって円筒部の内周面と押さえ片とで高圧コードの被覆を圧縮するように挟み込んで円筒部に固定されることを特徴とする。
上記構成では、円筒部の一部を変形させるのではなく、押さえ片で高圧コードを挟み込むので、高圧コードを固定する部分に内部応力が残留しないので、経年変化によっても、高圧コードに対する固定力が低下することがない。
なお、上記高圧コードを挿入しない状態で円筒部の切り欠き部に押さえ片を合わせた状態での円筒部内の形状が、押さえ片の合わせ方向が短辺となる略楕円形であり、その楕円形の短辺の長さが上記高圧コードの直径より短く設定されることが望ましい。
さらに、上記円筒部の内周面のうち、上記切り欠き部が形成された部分および上記押さえ片の内周面のうちの少なくとも一方に、上記高圧コードの被覆に食い込んで高圧コードが円筒部から引き抜かれることを防止する食い込み突起を形成すれば、高圧コードをより強固に固定することができる。
上記課題を解決するために本発明による点火コイルへの高圧コードの接続方法は、樹脂製のケーシングに形成された円筒部に設けられた出力端子と高圧コードの芯線とが電気的に接続されるように高圧コードを円筒部に挿入した状態で、高圧コードを円筒部に固定する点火コイルへの高圧コードの接続方法において、上記円筒部に、円筒部の開口側から所定の深さまで半割りされた切り欠き部を設け、高圧コードを上記出力端子と上記芯線とが電気的に接続される位置まで挿入した状態で、上記切り欠き部に合わさって円筒部形状を完成させる押さえ片を上記円筒部の切り欠き部に溶着して、円筒部の内周面と押さえ片の内周面とで高圧コードを高圧コードの被覆を圧縮するように挟んで高圧コードを円筒部に固定することを特徴とする。
なお、上記高圧コードを挿入しない状態で円筒部の切り欠き部に押さえ片を合わせた状態での円筒部内の形状が、押さえ片の合わせ方向が短辺となる略楕円形であり、その楕円形の短辺の長さが上記高圧コードの直径より短く設定されていることが望ましい。
さらに、上記円筒部の内周面のうち、上記切り欠き部が形成された部分および上記押さえ片の内周面のうちの少なくとも一方に、上記高圧コードの被覆に食い込んで高圧コードが円筒部から引き抜かれることを防止する食い込み突起が形成されていることが望ましい。
以上の説明から明らかなように、本発明は、押さえ片を円筒部に溶着されることによって高圧コードを円筒部に固定するので、長期間にわたって高圧コードを円筒部に確実に保持させ続けることができる。
円筒部に高圧コードを固定した状態を示す斜視図 円筒部への押さえ片の溶着工程を示す断面図 円筒部と押さえ片との形状を示す断面図 食い込み突起の形状を示す断面図
図1および図2を参照して、1は点火コイルの本体であり、外側は樹脂製のケーシングで覆われている。このケーシングには出力端子を内部に備えた円筒部本体2と、外部から供給される低電圧電力の入力部である入力端子につながる入力開口部11とが設けられている。
円筒部本体2はケーシングの一部であるから、円筒部本体2は樹脂で形成されている。そのため、加熱されると溶融する。円筒部本体2には高圧コード3の挿入方向に沿って所定の深さまで半割りされた切り欠き部22を形成し、その切り欠き部22に合わさって円筒形状を完成させる押さえ片21を設けた。そして、円筒部本体2に高圧コード3を挿入した後、押さえ片21を切り欠き部22に合わせて、その状態で対向する両方向から超音波溶着用のジグ4で円筒部本体2および押さえ片21を挟み、押さえ片21を円筒部本体2に対して溶着した。
図3を参照して、切り欠き部22の垂直面、すなわち押さえ片21に対して対向する面には溶着用の突起20を形成し、両突起20が溶融することによって円筒部本体2に対して押さえ片21が確実に溶着されるようにした。また、押さえ片21を円筒部本体2に対して溶着した状態で、円筒部本体2と押さえ片21の内側の距離Lは、自由状態での高圧コードの外径であるRよりも短く設定した。これにより、押さえ片21を円筒部本体2に溶着すると、高圧コード3の被覆は圧縮され、高圧コード3は強固に円筒部に対して固定されることになる。
さらに、図4を参照して、円筒部本体2の内周面および押さえ片21の内周面に、各々食い込み突起23を形成し、押さえ片21を円筒部本体2に溶着した状態で、これら食い込み突起23が高圧コード3の被覆に食い込んで、さらに高圧コード3が強硬に円筒部に固定されるようにした。
なお、本発明は上記した形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもかまわない。
1 点火コイル
2 円筒部本体
3 高圧コード
4 ジグ
21 押さえ片
22 切り欠き部

Claims (6)

  1. 樹脂製のケーシングを有し、このケーシングに高圧コードが挿入される円筒部が設けられ、この円筒部内に設けた出力端子と高圧コードの芯線とが電気的に接続された状態で高圧コードが円筒部に固定された点火コイルにおいて、上記円筒部は、円筒部の開口側から所定の深さまで半割りされた切り欠き部と、その切り欠き部に合わさって円筒部形状を完成させる押さえ片とから構成されており、上記高圧コードは、上記出力端子と上記芯線とが電気的に接続される位置まで円筒部に差し込まれた状態で上記押さえ片が上記円筒部の切り欠き部に溶着されることによって円筒部の内周面と押さえ片とで高圧コードの被覆を圧縮するように挟み込んで円筒部に固定されることを特徴とする点火コイル。
  2. 上記高圧コードを挿入しない状態で円筒部の切り欠き部に押さえ片を合わせた状態での円筒部内の形状が、押さえ片の合わせ方向が短辺となる略楕円形であり、その楕円形の短辺の長さが上記高圧コードの直径より短く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の点火コイル。
  3. 上記円筒部の内周面のうち、上記切り欠き部が形成された部分および上記押さえ片の内周面のうちの少なくとも一方に、上記高圧コードの被覆に食い込んで高圧コードが円筒部から引き抜かれることを防止する食い込み突起を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の点火コイル。
  4. 樹脂製のケーシングに形成された円筒部に設けられた出力端子と高圧コードの芯線とが電気的に接続されるように高圧コードを円筒部に挿入した状態で、高圧コードを円筒部に固定する点火コイルへの高圧コードの接続方法において、上記円筒部に、円筒部の開口側から所定の深さまで半割りされた切り欠き部を設け、高圧コードを上記出力端子と上記芯線とが電気的に接続される位置まで挿入した状態で、上記切り欠き部に合わさって円筒部形状を完成させる押さえ片を上記円筒部の切り欠き部に溶着して、円筒部の内周面と押さえ片の内周面とで高圧コードを高圧コードの被覆を圧縮するように挟んで高圧コードを円筒部に固定することを特徴とする点火コイルへの高圧コードの接続方法。
  5. 上記高圧コードを挿入しない状態で円筒部の切り欠き部に押さえ片を合わせた状態での円筒部内の形状が、押さえ片の合わせ方向が短辺となる略楕円形であり、その楕円形の短辺の長さが上記高圧コードの直径より短く設定されていることを特徴とする請求項4に記載の点火コイルへの高圧コードの接続方法。
  6. 上記円筒部の内周面のうち、上記切り欠き部が形成された部分および上記押さえ片の内周面のうちの少なくとも一方に、上記高圧コードの被覆に食い込んで高圧コードが円筒部から引き抜かれることを防止する食い込み突起が形成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の点火コイルへの高圧コードの接続方法。
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