JP7093887B2 - 移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、移動体に関する。
配送車両の運行を管理するシステムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2017-165509号公報
解決しようとする課題
しかしながら、特許文献1に記載されたシステムにおいて、配送車両は、単に物品を配送しているだけであり、ユーザは、配送車両の車内空間を利用することができない。そのため、物品の種類によっては、ユーザは、配送された物品をその場で使用したり、装着したりすることができない。
一般的開示
本発明の第1の態様においては、移動体が提供される。上記の移動体は、例えば、物品を搭載して移動する。上記の物品は、例えば、ユーザに譲渡、貸与又は引き渡される物品である。上記の移動体は、例えば、ユーザ及び物品を収容することのできる内部空間が形成された筐体を備える。上記の移動体は、例えば、内部空間の一部を撮像する1以上の撮像部を備える。上記の移動体は、例えば、内部空間の1以上の撮像部の死角となる領域に配されたプライベート空間へのユーザの進入、又は、プライベート空間からのユーザの退出を制限する制限部を備える。上記の移動体は、例えば、制限部の動作を制御する制限制御部を備える。上記の移動体は、例えば、移動体の駆動を制御する駆動制御部を備える。上記の移動体において、例えば、制限制御部は、駆動制御部が移動体を移動させている間、プライベート空間へのユーザの進入又はプライベート空間からのユーザの退出を制限する。
上記の移動体は、ユーザを認証する認証部を備えてよい。上記の移動体において、制限制御部は、認証部がユーザを認証し、且つ、移動体が停止している場合に、プライベート空間もしくは移動体へのユーザの進入又はプライベート空間からのユーザの退出を許容してよい。
上記の移動体は、1以上の撮像部の少なくとも1つが撮像した画像であって、プライベート空間から退出するユーザが撮像された画像の画像データを取得するユーザ画像取得部を備えてよい。上記の移動体は、ユーザ画像取得部が取得した画像データを解析して、ユーザがプライベート空間から持ち出した物品を推定する物品推定部を備えてよい。
本発明の第2の態様においては、移動体が提供される。上記の移動体は、例えば、物品を搭載して移動する。上記の物品は、例えば、ユーザに譲渡、貸与又は引き渡される物品である。上記の移動体は、例えば、ユーザ及び物品を収容することのできる内部空間が形成された筐体を備える。上記の移動体は、例えば、内部空間の一部を撮像する1以上の撮像部を備える。上記の移動体は、例えば、1以上の撮像部の少なくとも1つが撮像した画像であって、内部空間の撮像部の死角となる領域に配され、プライベート空間から退出するユーザが撮像された画像の画像データを取得するユーザ画像取得部を備える。上記の移動体は、例えば、ユーザ画像取得部が取得した画像データを解析して、ユーザがプライベート空間から持ち出した物品を推定する物品推定部を備える。
上記の移動体において、ユーザ画像取得部は、1以上の撮像部の少なくとも1つが撮像した画像であって、プライベート空間に進入するユーザが撮像された画像の画像データと、プライベート空間から退出するユーザが撮像された画像の画像データとを取得してよい。上記の移動体において、物品推定部は、(i)ユーザがプライベート空間に持ち込んだ物品、及び、(ii)ユーザがプライベート空間から持ち出した物品を推定してよい。上記の移動体において、物品推定部は、ユーザ画像取得部が取得した画像データを解析して、ユーザが内部空間に持ち込んだ1以上の所持品のうち、ユーザがプライベート空間に放置した所持品を推定してよい。上記の移動体は、プライベート空間にユーザの所持品が放置されている可能性のあることを示す情報を、ユーザに出力する出力部を備えてよい。
上記の移動体において、物品推定部は、ユーザがプライベート空間から持ち出した物品の所持態様を推定してよい。上記の移動体は、物品の所持態様に基づいて、物品の譲渡、貸与又は引渡しに関する費用を算出する費用算出部を備えてよい。上記の移動体において、費用算出部は、物品の所持態様に基づいて算出された費用に関する情報を、ユーザに通知してよい。上記の移動体において、費用算出部は、物品の所持態様に基づいて算出された費用に関する情報を、ユーザが利用する通信端末に送信してよい。上記の移動体において、費用算出部は、ユーザの移動体からの退出又は離脱が検出された場合、電子決済サービスを提供するサーバに、ユーザのアカウントを特定するための情報、及び、物品の所持態様に基づいて算出された費用に関する情報を送信してよい。
上記の第1の態様及び第2の態様において、上記の移動体は、プライベート空間の内部の深度情報を取得する深度情報取得部を備えてよい。上記の移動体は、深度情報取得部が取得した深度情報に基づいて、プライベート空間の内部におけるユーザの行動を推定する行動推定部を備えてよい。上記の移動体は、行動推定部が推定したユーザの行動、及び、1以上の撮像部が撮像した画像の少なくとも一方に基づいて、ユーザによる不正行為を検出する不正検出部を備えてよい。
上記の移動体において、不正検出部は、ユーザによる不正行為が検出された後、不正な状態が解消されたことが検出される前に、ユーザの移動体からの退出又は離脱が検出された場合、ユーザに確認を促すためのメッセージを、ユーザに通知してよい。上記の移動体において、不正検出部は、ユーザによる不正行為が検出された後、不正な状態が解消されたことが検出される前に、ユーザの移動体からの退出又は離脱が検出された場合、ユーザに確認を促すためのメッセージを、ユーザが利用する通信端末に送信してよい。
上記の移動体において、物品には、当該物品の識別情報を記憶した電子タグが配されてよい。上記の移動体において、プライベート空間には、電子タグに記憶された識別情報を読み取る1以上の読取機が配されてよい。上記の移動体において、不正検出部は、1以上の読取機の少なくとも1つが読み取った識別情報、行動推定部が推定したユーザの行動、及び、1以上の撮像部が撮像した画像の少なくとも1つに基づいて、ユーザによる不正行為を検出してよい。
上記の移動体は、プライベート空間に配された1以上の圧力センサを備えてよい。上記の移動体は、1以上の圧力センサが取得した圧力情報に基づいて、プライベート空間の内部に配された不審物を検出する不審物検出部を備えてよい。
上記の移動体において、物品には、当該物品の識別情報を記憶した電子タグが配されてよい。上記の移動体は、プライベート空間に配され、電子タグに記憶された識別情報を読み取る1以上の読取機を備えてよい。上記の移動体は、1以上の読取機のそれぞれの位置、及び、1以上の読取機の少なくとも1つが読み取った識別情報に基づいて、プライベート空間の内部に配された電子タグの位置を特定するタグ位置特定部を備えてよい。上記の移動体は、不審物検出部が検出した不審物の位置と、タグ位置特定部が特定した電子タグの位置との関係が、予め定められた条件を満足する場合、不審物検出部が検出した不審物は、譲渡、貸与又は引渡しの対象となる物品であると判定する不審物判定部を備えてよい。上記の移動体において、不審物判定部は、不審物検出部が検出した不審物の位置と、タグ位置特定部が特定した電子タグの位置との関係が、予め定められた条件を満足しない場合、不審物検出部が検出した不審物は、ユーザが内部空間に持ち込んだユーザの所持品であると判定してよい。
上記の移動体は、プライベート空間の内部の深度情報を取得する深度情報取得部を備えてよい。上記の移動体は、深度情報取得部が取得した深度情報に基づいて、プライベート空間の内部に配された不審物を検出する不審物検出部を備えてよい。
上記の移動体において、物品には、当該物品の識別情報を記憶した電子タグが配されてよい。上記の移動体は、プライベート空間に配され、電子タグに記憶された識別情報を読み取る1以上の読取機を備えてよい。上記の移動体において、1以上の読取機のそれぞれの位置、及び、1以上の読取機の少なくとも1つが読み取った識別情報に基づいて、プライベート空間の内部に配された電子タグの位置を特定するタグ位置特定部を備えてよい。上記の移動体において、不審物検出部が検出した不審物の位置と、タグ位置特定部が特定した電子タグの位置との関係が、予め定められた条件を満足する場合、不審物検出部が検出した不審物は、譲渡、貸与又は引渡しの対象となる物品であると判定する不審物判定部を備えてよい。上記の移動体において、不審物判定部は、不審物検出部が検出した不審物の位置と、タグ位置特定部が特定した電子タグの位置との関係が、予め定められた条件を満足しない場合、不審物検出部が検出した不審物は、ユーザが内部空間に持ち込んだユーザの所持品であると判定してよい。
上記の移動体において、不審物検出部は、不審物が検出された後、不審物が検出されなくなる前に、ユーザの移動体からの退出又は離脱が検出された場合、ユーザに確認を促すためのメッセージを、ユーザに通知してよい。上記の移動体において、不審物検出部は、不審物が検出された後、不審物が検出されなくなる前に、ユーザの移動体からの退出又は離脱が検出された場合、ユーザに確認を促すためのメッセージを、ユーザが利用する通信端末に送信してよい。
本発明の第3の態様においては、プログラムが提供される。上記のプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が提供されてもよい。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の移動体として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の移動体の制御装置として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、上記の移動体を制御する方法を実行させるためのプログラムであってよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
配送システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。 配送管理サーバ110の内部構成の一例を概略的に示す。 在庫管理部260の内部構成の一例を概略的に示す 車両管理部270の内部構成の一例を概略的に示す。 車両120の一例を概略的に示す。 服飾品50の一例を概略的に示す。 台車1020の一例を概略的に示す。 コンテナ1040の平面図の一例を概略的に示す。 試着スペース1044の断面図の一例を概略的に示す。 防犯ゲート1224の断面図の一例を概略的に示す。 取引管理部1156の内部構成の一例を概略的に示す。 データテーブル1500の一例を概略的に示す。 データテーブル1600の一例を概略的に示す。 データテーブル1700の一例を概略的に示す。 データテーブル1800の一例を概略的に示す。 データテーブル1900の一例を概略的に示す。 物品管理部1440の内部構成の一例を概略的に示す。 コンピュータ3000のシステム構成の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
[配送システム100の概要]
図1は、配送システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、配送システム100は、配送管理サーバ110と、複数の車両120とを備える。配送システム100は、物流センター130を備えてもよい。本実施形態において、物流センター130は、入出庫管理サーバ132を有する。
本実施形態において、配送管理サーバ110と、複数の車両120のそれぞれとは、通信ネットワーク10を介して、互いに情報を送受する。配送管理サーバ110は、配送システム100を利用するユーザ20の通信端末22との間で、情報を送受してよい。複数の車両120のそれぞれは、当該車両を利用するユーザ20の通信端末22との間で、情報を送受してよい。
本実施形態において、通信ネットワーク10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線などを含んでもよい。通信ネットワーク10は、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である。)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である。)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線データ通信網を含んでもよい。
本実施形態において、通信端末22は、配送管理サーバ110及び車両120の少なくとも一方との間で、各種の情報を送受する。通信端末22は、入力デバイス及び出力デバイスを有し、配送システム100のユーザインタフェースとして利用されてよい。通信端末22は、ユーザ20が利用することのできる情報処理装置であればよく、その詳細については特に限定されない。通信端末22としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などが例示される。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。
本実施形態において、配送システム100は、ユーザ20からの要求に応じて、服飾品を配送する。近年、ユーザ20の身体を採寸して得られた情報に基づいて、ユーザ20に合った寸法の服飾品を配送したり、人工知能を利用して、ユーザ20に合った色又は素材の服飾品を配送したりするサービスが開発されている。しかしながら、多くのユーザ20は、服飾品を購入したり、一時的に着用したりする前に、実際に現物を確認したり、試着したりすることを希望する。
本実施形態によれば、配送システム100は、ユーザ20からの要求に応じて、服飾品を配送する。配送システム100は、ユーザ20が実際に着用又は携行する個数よりも多くの個数の服飾品を配送してよい。配送システム100は、上記の要求によりユーザ20に指定された個数よりも多くの個数の服飾品を配送してよい。配送システム100は、服飾品の種類に応じて、配送される個数を調整してもよい。これにより、ユーザ20により指定された服飾品が、ユーザ20が想像していたものとは異なる場合であっても、ユーザ20は、同時に配送された他の服飾品の中から、より好ましい服飾品を選択することができる。その結果、配送効率が向上する。
また、本実施形態によれば、ユーザ20は、例えば、外出先で気軽に服を着替えたり、アクセサリー類を変更したりすることができる。特に、車両120が試着スペースを提供する場合、ユーザ20は、配送された服飾品を実際に試着することで、配送された服飾品と、ユーザ20が着用又は携行している他の服飾品とのバランスを考慮した上で、新たに着用又は携行する服飾品を選択することができる。
一実施形態において、ユーザ20は、他人の服装に応じて、服装の変更を希望する。例えば、ユーザ20が、施設30で開催されるパーティに出席する場合を考える。パーティ会場において、ユーザ20の服装が、他の出席者の服装と大きく異なる場合、ユーザ20は、服装の変更を希望する可能性がある。ユーザ20が服装の変更を希望する場合、ユーザ20は、配送システム100に対して、例えば、施設30又はその近傍まで、上記のパーティに適した服飾品を配送することを要求する。
これにより、ユーザ20は、配送された複数の服飾品の中から、他の出席者の服装、着用している他の服飾品とのバランスなどを考慮して、購入又は貸出を希望する服飾品を選択することができる。また、車両120が試着スペースを提供する場合、ユーザ20は、配送された服飾品を試着したり、当該服飾品に着替えたりすることができる。
同様に、パーティ会場において、ユーザ20の服装が、他の出席者の服装と非常によく似ている場合、ユーザ20は、服装の変更を希望する可能性がある。ユーザ20が服装の変更を希望する場合、ユーザ20は、配送システム100に対して、例えば、施設30又はその近傍まで、上記のパーティに適した服飾品であって、ユーザ20の現在の服装又は上記の他の出席者の服装とは趣の異なる服飾品を配送することを要求する。
他の例として、ユーザ20が、外出中に見かけた他人の服装を見て、同じような服装に着替えることを希望する場合もある。この場合、ユーザ20は、配送システム100に対して、例えば、ユーザ20の現在地若しくは目的地又はそれらの近傍まで、上記の他人の服装と同一又は類似する服飾品を配送することを要求する。ユーザ20の現在地又は目的地は、施設30の一例であってよい。
他の実施形態において、ユーザ20は、ユーザ20の予定に応じて、服装の変更を希望する。例えば、ユーザ20が、職場での仕事が終わった後、レストランで食事をすることを予定している場合を考える。この場合、ユーザ20は、仕事用の服装から、レストランの雰囲気に合わせた服装に着替えることを希望する可能性がある。ユーザ20が服装の変更を希望する場合、ユーザ20は、配送システム100に対して、例えば、職場若しくはレストラン又はそれらの近傍まで服飾品を配送することを要求する。職場若しくはレストラン、又は、それらが入居している施設は、施設30の一例であってよい。
他の実施形態において、ユーザ20は、予定の変更に応じて、服装の変更を希望する。例えば、ユーザ20が外出しているときに、急に、通夜又は葬儀に出席することになる場合がある。このように、ユーザ20の外出中に予定が急に変更された場合、ユーザ20は、服装の変更を希望する可能性がある。ユーザ20が服装の変更を希望する場合、ユーザ20は、配送システム100に対して、例えば、通夜又は葬儀の会場となる施設30又はそれらの近傍まで、通夜又は葬儀に適した服飾品を配送することを要求する。
さらに他の実施形態において、ユーザ20は、天候の変化に応じて、服装の変更を希望する。例えば、ユーザ20の外出中に天候が急変した場合、ユーザ20は、変更後の天候に適した服装に着替えることを希望する可能性がある。ユーザ20が服装の変更を希望する場合、ユーザ20は、配送システム100に対して、例えば、ユーザ20の現在地若しくは目的地又はそれらの近傍まで、変更後の天候に適した服飾品を配送することを要求する。ユーザ20の現在地又は目的地は、施設30の一例であってよい。
上述されたとおり、本実施形態において、配送システム100は、例えば、ユーザ20からの要求に応じて、ユーザ20に指定された個数よりも多くの個数の服飾品を配送する。そのため、ユーザ20が外出中に服装を着替える場合であっても、ユーザ20は、配送システム100を利用することにより、より自分の身体に合った服装に着替えることができる。また、ユーザ20は、ユーザ20が着用又は携行している他の服飾品とのバランスが考慮された服装に着替えることができる。このように配送システム100は、従来の配送システムと比較して、ユーザ満足度のより大きなサービスを提供することができる。
[配送システム100の各部の概要]
本実施形態において、配送管理サーバ110は、複数の車両120を管理する。配送管理サーバ110は、複数の車両120のそれぞれの現在位置を管理してよい。配送管理サーバ110は、複数の車両120のそれぞれの利用状況を管理してよい。配送管理サーバ110は、複数の車両120の配車を管理してよい。配送管理サーバ110は、管理対象となるエリアを複数のサブエリアに分割し、サブエリアごとに、当該サブエリアにおけるサービスの提供を担当する1以上の車両120を割り当ててよい。配送管理サーバ110は、サブエリアごとに、配車を管理してもよい。
本実施形態において、配送管理サーバ110は、複数の服飾品を管理する。一実施形態において、配送管理サーバ110は、複数の服飾品のそれぞれの現在位置を管理してよい。配送管理サーバ110は、特定の服飾品が搭載されている車両120の現在位置を、当該服飾品の現在位置として管理してよい。配送管理サーバ110は、特定の服飾品が保管されている物流センター130の位置を、当該服飾品の現在位置として管理してよい。
他の実施形態において、配送管理サーバ110は、複数の服飾品のそれぞれの利用状況を管理してよい。服飾品の利用状況としては、(i)物流センター130に保管されている状態、(ii)クリーニング作業、アイロン作業、補修作業などのメンテナンス作業の開始を待っている状態、又は、メンテナンス作業が実施されている状態、(iii)車両120への積込作業などの配送準備作業が実施されている状態、(iv)車両120により配送先に配送されている状態、(v)配送先に停車している車両120の内部に保管されている状態、(vi)ユーザ20により試着されている状態、(vii)ユーザ20に貸し出された状態、(viii)ユーザ20に譲渡された状態、(ix)車両120により物流センター130に返送されている状態などが例示される。
服飾品の利用状況は、上記の例に限定されない。服飾品の利用状況の他の例としては、ユーザ20に貸し出された回数、ユーザ20に試着された回数、メンテナンス作業が実施された回数、汚れ又は破損の位置、汚れ又は破損の程度、購入時期、直近のメンテナンス時期、直近の配送時期、直近の貸出時期、配送先の位置、配送先への到着予定時刻、配送先から移動可能になる予定時刻、返却予定時刻、メンテナンスの完了予定時刻などが例示される。
本実施形態において、配送管理サーバ110は、ユーザ20の通信端末22から、特定の地点に服飾品を配送することを要求する情報(配送要求と称される場合がある。)を受信する。配送要求には、ユーザ20が配送を希望する時刻又は期間(配送希望時刻と称される場合がある。)に関する情報が含まれていてもよい。配送要求には、ユーザ20が配送を希望する服飾品に関する情報が含まれていてもよい。
服飾品に関する情報としては、当該服飾品の属性に関する情報、当該服飾品の寸法に関する情報などが例示される。服飾品の属性としては、利用者層、系統、種類、用途、製造者、販売者、色、模様、及び、素材の少なくとも1つが例示される。
服飾品の利用者層としては、主な利用者の年齢層及び性別の少なくとも一方が例示される。服飾品の系統としては、正装、礼装、ビジネス、カジュアルなどが例示される。服飾品の種類としては、ジャケット、シャツ、パンツ、スカート、革靴、サンダル、ハイヒール、鞄、ネックレス、イヤリング、アイウエアなどが例示される。服飾品の用途としては、雨用、雪用、春用、夏用、秋用、冬用、仕事用、作業用、冠婚葬祭用などが例示される。服飾品の寸法としては、当該服飾品を利用することが想定される人又は物の性別、身長、体重、体型、胸囲、胴囲、腰囲、肩幅、身幅、着丈、袖丈、袖幅、袖口幅、股上、股下、裾幅などが例示される。寸法は、数値又は数値範囲で表現されてもよく、段階的な区分を示す記号で表現されてもよい。
服飾品に関する情報は、ユーザ20の現在の服装に関する情報を含んでよい。ユーザ20の現在の服装に関する情報は、ユーザ20の現在の服装を示す画像データを含んでよい。服飾品に関する情報は、ユーザ20が配送を希望する服飾品を示す画像データを含んでよい。服飾品に関する情報は、ユーザ20が配送を希望しない服飾品を示す画像データを含んでよい。
配送管理サーバ110は、配送管理サーバ110の管理下にある複数の車両120の中から、ユーザ20からの要求に合致する服飾品を搭載した1又は複数の車両120を抽出する。配送管理サーバ110は、ユーザ20との間で、服飾品が配送される場所(配送先と称される場合がある。)の位置を調整してよい。例えば、配送管理サーバ110は、配送要求により指定された地点の近傍に存在する1以上の駐車スペース又は停車スペースのうちの1つを、配送先の位置として決定する。配送管理サーバ110は、ユーザ20との間で、車両120の到着が予想される時刻又は期間(配送予定時刻と称される場合がある。)を調整してもよい。
配送管理サーバ110は、抽出された車両120又は当該車両の運転手が利用する通信端末(図示されていない。)に、(i)配送要求を送信したユーザ20の識別情報、(ii)配送先の位置を示す情報、及び、(iii)配送希望時刻又は配送予定時刻を送信する。これにより、配送管理サーバ110は、複数の車両120のそれぞれの運行を管理することができる。配送管理サーバ110は、配送要求を送信したユーザ20を認証するための認証情報をさらに送信してもよい。
ユーザ20の識別情報としては、配送管理サーバ110がユーザ20に付与したアカウント情報、任意のSNSにおけるユーザ20のアカウント情報、ユーザ20の画像データ、ユーザ20の身体的な特徴を示す情報、ユーザ20の現在の服装を示す情報などが例示される。ユーザ20の識別情報が、当該ユーザの認証情報として利用されてもよい。
本実施形態において、配送管理サーバ110は、(i)ユーザ20による服飾品の試着若しくは購入、又は、(ii)ユーザ20が装着若しくは携行している服飾品の変更若しくは追加に関する需要が見込まれる施設30の近傍に、予め、1又は複数の車両120を配置する。これにより、配送管理サーバ110がユーザ20からの配送要求を受け付けてから、車両120が配送先に到着するまでの時間が短縮され得る。
具体的には、まず、配送管理サーバ110は、物流センター130を拠点とする複数の車両120の配送エリア内において、(i)ユーザ20による服飾品の試着、又は、(ii)ユーザ20が装着又は携行している服飾品の変更又は追加に関する需要が見込まれるエリア(需要エリアと称される場合がある。)を抽出する。配送エリアは、車両120が服飾品を配送することのできるエリアであってよい。配送エリアは、配送管理サーバ110による服飾品の配送サービスが提供されるエリアであってよい。配送エリアは、車両120が服飾品を配送することのできるエリアであってよい。車両120が服飾品を配送することのできるエリアは、車両120が服飾品の配送を受け付けているエリアであってよい。
次に、配送管理サーバ110は、各需要エリアの位置、及び、当該需要エリアにおける需要の内容に基づいて、当該需要エリアに配置する1又は複数の車両120を決定する。また、配送管理サーバ110は、各需要エリアの内部又は近傍において、1又は複数の車両120が待機することのできる場所(待機場所と称される場合がある。)を抽出する。
次に、配送管理サーバ110は、需要エリア内の特定の位置に服飾品を配送することを要求する配送要求が受け付けられていない場合であっても、上記の待機場所に車両120を移動させるための処理を実行する。具体的には、配送管理サーバ110は、各需要エリアに配置される車両120、又は、当該車両の運転手が利用する通信端末(図示されていない。)に、当該車両の待機場所の位置を示す情報を送信する。これにより、配送管理サーバ110は、複数の車両120のそれぞれの運行を管理することができる。
本実施形態において、車両120は、1又は複数の服飾品を搭載する。本実施形態において、車両120の目的地は、配送管理サーバ110により指定される。車両120は、配送管理サーバ110からの命令により示された時刻までに、当該命令により示された位置に到着するように移動する。
車両120は、運転手の操作により移動してもよく、自動運転又は遠隔操作により移動してもよい。車両120としては、自転車、自動車、自動二輪車などが例示される。自動車としては、エンジン車、電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車、作業機械などが例示される。自動二輪車としては、(i)バイク、(ii)三輪バイク、(iii)動力ユニットを有する立ち乗り二輪車又は三輪車などが例示される。
本実施形態において、物流センター130は、服飾品を保管する。物流センター130には、服飾品の所有者又は販売者から、複数の服飾品が搬入される。物流センター130において、複数の車両120のそれぞれに、複数の服飾品が積み込まれる。物流センター130において、複数の車両120の少なくとも一部から、1又は複数の服飾品が取り出される。例えば、利用回数が予め定められた値を超えた服飾品、搭載期間の長さが予め定められた値を超えた服飾品などが、車両120から取り出される。車両120から取り出された服飾品は、例えば、クリーニング施設に配送される。利用回数としては、試着回数、試用回数、貸出回数などが例示される。
車両120がユーザ20に服飾品を配送し、ユーザ20が服を着替えた後、ユーザ20によっては、当該ユーザがそれまで着用していた服飾品の保管又は配送を要求することがある。一実施形態によれば、車両120は、配送エリア内を移動しながら上記のユーザ20の服飾品を保管したり、ユーザ20に指定された配送先に上記の服飾品を配送したりする。他の実施形態によれば、車両120は、上記のユーザ20の服飾品を、一旦、物流センター130に持ち帰る。この場合、物流センター130において、複数の車両120の少なくとも一部から、ユーザ20の服飾品が取り出される。車両120から取り出された服飾品は、物流センター130において保管されたり、指定された場所に配送されたりしてよい。
本実施形態において、入出庫管理サーバ132は、物流センター130における服飾品の入庫及び出庫を管理する。例えば、入出庫管理サーバ132は、物流センター130に保管されている服飾品に関する情報を管理する。入出庫管理サーバ132は、物流センター130において、1以上の車両120のそれぞれに搭載された服飾品に関する情報を管理してよい。物流センター130において、1以上の車両120のそれぞれから取り出された服飾品に関する情報を管理してよい。
服飾品に関する情報としては、当該服飾品の属性を示す情報、当該服飾品の寸法に関する情報などが例示される。服飾品に関する情報には、複数の服飾品のそれぞれを識別するための識別情報が含まれてよい。
施設30は、配送エリア内の少なくとも一部の地点に配された施設の一例であってよい。配送システム100は、情報処理システムの一例であってよい。配送管理サーバ110は、情報処理システムの一例であってよい。車両120は、移動体の一例であってよい。
なお、本実施形態においては、配送管理サーバ110が、車両120及び服飾品を管理する場合を例として、配送システム100の詳細が説明される。しかしながら、配送システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、配送管理サーバ110の機能の少なくとも一部が、車両120又は入出庫管理サーバ132により実現されてもよい。この場合、車両120又は入出庫管理サーバ132は、情報処理システムの一例となり得る。
なお、本実施形態においては、車両120が服飾品を配送する場合を例として、配送システム100の詳細が説明される。しかしながら、配送システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、任意の種類の移動体が服飾品を配送してよい。
移動体としては、自転車、自動車、自動二輪車、電車、船舶、飛行体などが例示される。自動車としては、エンジン車、電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車、作業機械などが例示される。自動二輪車としては、(i)バイク、(ii)三輪バイク、(iii)動力ユニットを有する立ち乗り二輪車又は三輪車などが例示される。船舶としては、船、ホバークラフト、水上バイク、潜水艦、潜水艇、水中スクータなどが例示される。飛行体としては、飛行機、飛行船又は風船、気球、ヘリコプター、ドローンなどが例示される。
[配送システム100の各部の具体的な構成]
配送システム100の各部は、ハードウエアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウエア及びソフトウエアにより実現されてもよい。配送システム100の各部は、その少なくとも一部が、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。配送システム100の各部は、その少なくとも一部が、仮想サーバ上又はクラウドシステム上で実現されてもよい。配送システム100の各部は、その少なくとも一部が、パーソナルコンピュータ又は携帯端末によって実現されてもよい。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどを例示することができる。配送システム100の各部は、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術又は分散型ネットワークを利用して、情報を格納してもよい。
配送システム100を構成する構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したプログラムを起動することにより実現されてよい。上記の一般的な構成の情報処理装置は、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、カメラ、音声入力装置、ジェスチャ入力装置、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、音声出力装置、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDD、SSDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備えてよい。
上記の一般的な構成の情報処理装置において、上記のデータ処理装置又は記憶装置は、上記のプログラムを記憶してよい。上記のプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該プログラムによって規定された動作を実行させる。上記のプログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に格納されていてもよい。上記のプログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。
上記のプログラムは、コンピュータを、配送システム100又はその一部として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、配送システム100の各部の動作を規定したモジュールを備えてよい。これらのプログラム又はモジュールは、データ処理装置、入力装置、出力装置、記憶装置等に働きかけて、コンピュータを配送システム100の各部として機能させたり、コンピュータに配送システム100の各部における情報処理方法を実行させたりする。上記のプログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、配送システム100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。上記のプログラムが実行されることにより、コンピュータが、配送システム100の各部の少なくとも一部として機能してもよい。上記のプログラムに記述された情報処理は、当該プログラムがコンピュータに読み込まれることにより、当該プログラムに関連するソフトウエアと、配送システム100又はその一部の各種のハードウエア資源とが協働した具体的手段として機能する。そして、上記の具体的手段が、本実施形態におけるコンピュータの使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、当該使用目的に応じた配送システム100が構築される。
上記のプログラムは、コンピュータを、配送管理サーバ110として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、配送管理サーバ110における情報処理方法を実行させるためのプログラムであってよい。
上記の情報処理方法は、服飾品を搭載する移動体を管理するための方法であってよい。上記の方法は、例えば、移動体が服飾品を配送することのできる配送エリア内において、(i)ユーザによる服飾品の試着、又は、(ii)ユーザが装着又は携行している服飾品の変更又は追加に関する需要が見込まれる1以上の需要エリアを抽出するエリア抽出段階を有する。上記の方法は、例えば、エリア抽出段階において抽出された1以上の需要エリアの位置、及び、需要の内容に基づいて、移動体の運行を管理する運行管理段階を有する。
図2は、配送管理サーバ110の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、配送管理サーバ110は、配送要求受信部220と、応答部230と、情報収集部240と、格納部250と、在庫管理部260と、車両管理部270とを備える。
本実施形態において、配送要求受信部220は、ユーザ20の通信端末22からの配送要求を受信する。配送要求受信部220は、ユーザ20からの配送要求を、車両管理部270に出力してよい。
上述されたとおり、配送要求は、特定のユーザ20が、特定の地点に服飾品を配送することを要求していることを示す。配送要求は、例えば、当該要求を送信したユーザ20の識別情報と、ユーザ20が希望する配送先の位置を示す情報とを含む。配送要求は、配送希望時刻を示す情報を含んでもよい。配送要求は、ユーザ20が配送を希望する服飾品の属性を示す情報(配送種別情報と称される場合がある。)を含んでもよい。上述されたとおり、服飾品の属性としては、利用者層、系統、種類、用途、製造者、販売者、色、模様、及び、素材の少なくとも1つが例示される。
本実施形態において、応答部230は、配送管理サーバ110と、ユーザ20及び配送管理サーバ110のオペレータなどとのインターフェースとして機能する。例えば、応答部230は、ユーザ20からの配送要求を受け付けるための入力画面を生成し、当該入力画面を通信端末22に送信する。配送要求受信部220がユーザ20からの配信要求を受信した場合、応答部230は、当該配送要求に対して応答する。
例えば、応答部230は、ユーザ20の配送要求が受け付けられたか否かを示す情報を、通信端末22に送信する。応答部230は、ユーザ20との間で配送先の位置を調整するための画面を生成し、当該画面を通信端末22に送信してよい。応答部230は、ユーザ20が当該画面に入力した情報に基づいて、配送先の位置を決定してよい。応答部230は、ユーザ20との間で配送予定時刻を調整するための画面を生成し、当該画面を通信端末22に送信してよい。応答部230は、ユーザ20が当該画面に入力した情報に基づいて、配送予定時刻を決定してよい。
本実施形態において、情報収集部240は、各種の情報を収集する。情報収集部240は、収集された情報を、格納部250に格納してよい。
本実施形態において、格納部250は、各種の情報を格納する。例えば、格納部250は、配送管理サーバ110の各部における情報処理に利用される情報を格納する。格納部250は、配送管理サーバ110の各部の情報処理において生成された情報を格納してよい。
本実施形態において、在庫管理部260は、服飾品の在庫を管理する。例えば、在庫管理部260は、配送管理サーバ110が管理する複数の服飾品の現在の状況を管理する。在庫管理部260の詳細は後述される。
本実施形態において、車両管理部270は、車両120を管理する。例えば、車両管理部270は、配送管理サーバ110が管理する複数の車両120の現在の状況を管理する。車両管理部270は、複数の車両120のそれぞれの運行を管理してよい。車両管理部270の詳細は後述される。
配送要求受信部220は、要求受信部の一例であってよい。情報収集部240は、ユーザ情報取得部、施設情報取得部、及び、画像取得部の一例であってよい。格納部250は、施設情報格納部、及び、服飾品情報格納部の一例であってよい。車両管理部270は、情報処理システムの一例であってよい。
図3は、在庫管理部260の内部構成の一例を概略的に示す本実施形態において、在庫管理部260は、在庫情報取得部520と、更新部530と、精算部540とを備える。本実施形態において、在庫情報取得部520は、車内画像解析部522と、センサ出力解析部524とを有する。
本実施形態において、在庫情報取得部520は、複数の車両120のそれぞれから、各車両に搭載された服飾品の在庫に関する情報を取得する。車両120に搭載された服飾品の在庫に関する情報は、例えば、当該車両の識別情報と、物流センター130において当該車両に搭載された複数の服飾品のそれぞれの識別情報と、上記の複数の服飾品のそれぞれの利用状況を示す情報とを含む。利用状況としては、利用可能、利用不可、予約中、貸出中、販売済などが例示される。
なお、上述されたとおり、本実施形態において、物流センター130において保管されている服飾品の在庫を示す情報は、入出庫管理サーバ132が、格納部250に格納する。しかしながら、在庫管理部260は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、在庫情報取得部520が、入出庫管理サーバ132から、物流センター130において保管されている服飾品の在庫を示す情報を取得してもよい。
本実施形態において、車内画像解析部522は、車両120の車内に配された撮像装置から、当該撮像装置が車両120の車内の様子を撮像した画像の画像データを取得する。車内画像解析部522は、上記の画像を解析して、車両120に搭載されている服飾品の利用状況の変化を検出する。例えば、車内画像解析部522は、車両120を利用したユーザ20が、特定の服飾品に着替えたことを検出する。この場合、上記の服飾品の利用状況は、「利用可能」から、「貸出中」又は「販売済」へと変化する。
車内画像解析部522は、検出結果を示す情報を更新部530に出力してよい。車内画像解析部522は、検出結果を示す情報を精算部540に出力してよい。
本実施形態において、センサ出力解析部524は、車両120の車内に配された各種のセンサから、当該センサの出力結果を示す情報を取得する。センサ出力解析部524は、上記の出力結果を解析して、車両120に搭載されている服飾品の利用状況の変化を検出する。例えば、センサ出力解析部524は、特定の服飾品が車外に持ち出されたことを検出する。この場合、上記の服飾品の利用状況は、「利用可能」から、「貸出中」又は「販売済」へと変化する。
車内画像解析部522は、検出結果を示す情報を更新部530に出力してよい。車内画像解析部522は、検出結果を示す情報を精算部540に出力してよい。
本実施形態において、更新部530は、在庫情報取得部520から、車両120に搭載されている服飾品の利用状況の変化を示す情報を取得する。更新部530は、服飾品の利用状況の変化を示す情報に基づいて、格納部250に格納された情報を更新する。更新部530は、各服飾品の利用状況の変化を示す情報に基づいて、各服飾品の使用履歴を示す情報を生成してよい。更新部530は、各服飾品の使用履歴を示す情報を格納部250に格納してよい。
本実施形態において、精算部540は、在庫情報取得部520から、車両120に搭載されている服飾品の利用状況の変化を示す情報を取得する。精算部540は、上記の情報に基づいて、ユーザ20に費用を請求するための処理を実行する。例えば、精算部540は、ユーザ20に提供されたサービスの利用料金、ユーザ20に譲渡された物品の代金などを算出する。精算部540は、算出された各種の料金に関する情報を、ユーザ20に提示してよい。例えば、精算部540は、車両120に搭載された表示装置又は音声出力装置に対して、上記の料金に関する情報をユーザ20に通知するための命令を送信する。精算部540は、上記の料金に関する情報を、ユーザ20の通信端末22に送信してよい。
一実施形態において、精算部540は、ユーザ20が利用した服飾品の貸出料金を算出する。他の実施形態において、精算部540は、ユーザ20が購入した服飾品の販売料金を算出する。他の実施形態において、精算部540は、ユーザ20が試着した服飾品の試着料金を算出する。さらに他の実施形態において、精算部540は、ユーザ20に配送した服飾品の配送料金を算出する。
また、精算部540は、上記の費用の決済処理を実行する。ユーザ20が車両120から退出又は離脱することが検出された場合、精算部540は、上記の費用の決済処理を実行してよい。なお、決済手段は、特に限定されない。例えば、精算部540は、任意の電子決済サービスを提供するサーバに、ユーザ20のアカウントに関する電子決済処理の開始を要求するリクエストを送信する。精算部540は、任意の電子決済サービスを提供するサーバに、ユーザ20のアカウントを特定するための情報と、上記の費用に関する情報とを送信してよい。上記の費用に関する情報は、費用の総額を示す情報、費用の内訳を示す情報などを含んでよい。
また、ユーザ20が配送システム100により提供されるサービスを利用している期間中に、ユーザ20の不正行為が検出された場合、違約金を請求するための処理を実行してよい。例えば、ユーザ20の不正行為が検出された場合において、当該不正な状態が解消されないまま、ユーザ20が車両120から退出又は離脱することが検出されたとき、車両120が、ユーザ20に確認を促すためのメッセージを出力する。なお、配送システム100が、上記のメッセージを、ユーザ20の通信端末22に送信してもよい。
上記のメッセージが通知されても、上記の不正な状態が解消されない場合、精算部540は、予め定められた期間内にユーザ20からの連絡がない場合には違約金の発生する可能性があることを示すメッセージを、ユーザ20の通信端末22に送信してよい。精算部540は、上記のメッセージを複数回送信してもよい。上記の期間内にユーザ20からの連絡が確認されなかった場合、精算部540は、精算部540は、違約金の決済処理を実行してよい。例えば、精算部540は、任意の電子決済サービスを提供するサーバに、ユーザ20のアカウントに関する電子決済処理の開始を要求するリクエストを送信する。
図4は、車両管理部270の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、車両管理部270は、車両情報取得部620と、需要予測部630と、帰還決定部640と、配車部650とを備える。
本実施形態において、車両情報取得部620は、配送システム100が管理する複数の車両120のそれぞれから、当該車両の運行に関する情報を取得する。例えば、車両情報取得部620は、上記の複数の車両120のそれぞれから、当該車両の識別情報と、時刻を示す情報と、当該時刻における当該車両の位置を示す情報とが対応付けられた情報を取得する。車両情報取得部620は、車両情報取得部620が各車両から取得した情報を、格納部250に格納してよい。
本実施形態において、需要予測部630は、配送エリア内における服飾品の需要を予測する。需要予測部630は、配送エリア内において、(i)ユーザ20による服飾品の試着、又は、(ii)ユーザ20が装着又は携行している服飾品の変更又は追加に関する需要が見込まれる1以上の需要エリアを抽出してよい。需要予測部630は、配送エリア内に配された1以上の地点の少なくとも一部について、需要の程度が予め定められた程度を超えるか否かを判定してもよい。
本実施形態において、帰還決定部640は、配送システム100が管理する複数の車両120のそれぞれについて、物流センター130に帰還させるか否かを決定する。例えば、帰還決定部640は、複数の車両120の中から、特定の条件に合致する車両120を抽出する。帰還決定部640は、抽出された車両120を、物流センター130に帰還させることを決定する。特定の条件は、車両又は服飾品の利用状況に関する条件であってよい。
一実施形態において、帰還決定部640は、抽出された車両120の識別情報と、当該車両の次の移動先が物流センター130であることを示す情報とを、配車部650に出力する。他の実施形態において、帰還決定部640は、抽出された車両120又は当該車両の運転手が利用する通信端末(図示されていない。)に、物流センター130に帰還すべきことを示す情報を送信する。これにより、帰還決定部640は、複数の車両120のそれぞれを、当該車両の状況に応じた適切なタイミングで、物流センター130に移動させることができる。
より具体的には、帰還決定部640は、複数の車両120のそれぞれについて、当該車両に搭載されている1又は複数の服飾品の利用状況を解析する。例えば、帰還決定部640は、格納部250を参照して、複数の車両120のそれぞれについて、(i)当該車両に搭載されている未使用の服飾品の個数が予め定められた第1の値よりも小さいか否か、及び、(ii)当該車両に搭載されている1以上の服飾品に対する、未使用の服飾品の比率が予め定められた第2の値よりも小さいか否かの少なくとも一方を判定する。帰還決定部640は、上記の判定結果が予め定められた条件を満足する車両120を、物流センター130に帰還させる車両120として抽出する。予め定められた条件としては、未使用の服飾品の個数が第1の値よりも小さいという条件、未使用の服飾品の比率が第2の値よりも小さいという条件などが例示される。
帰還決定部640は、特定の種類の服飾品について、上記の判定処理を実行してもよい。帰還決定部640は、上記の特定の種類の服飾品に関する上記の判定結果が予め定められた条件を満足する車両120を、物流センター130に帰還させる車両120として抽出してよい。
帰還決定部640は、服飾品の種類ごとに、上記の判定処理を実行してもよい。この場合、帰還決定部640は、少なくとも1つの種類の服飾品に関する上記の判定結果が予め定められた条件を満足する車両120を、物流センター130に帰還させる車両120として抽出してよい。
また、ユーザ20が配送システム100により提供されるサービスを利用している期間中に、車両120の内部に不審物が検出された場合、ユーザ20が、ユーザ20の所持品を車内に置き忘れる可能性がある。そこで、不審物が検出された後、当該不審物が検出されなくなる前に、ユーザ20が車両120から退出又は離脱することが検出された場合、車両120が、ユーザ20に確認を促すためのメッセージを出力する。なお、配送システム100が、上記のメッセージを、ユーザ20の通信端末22に送信してもよい。
上記のメッセージが通知された後、予め定められた期間が経過しても、上記の不審物が検出されている場合、帰還決定部640は、不審物が検出された車両120を、物流センター130に帰還させることを決定してよい。また、帰還決定部640は、上記の不審物が物流センター130に保管されることを示すメッセージを、ユーザ20の通信端末22に送信してもよい。
本実施形態において、配車部650は、車両120の運行を管理する。一実施形態において、配車部650は、ユーザ20からの配信要求に基づいて、1以上の車両120のそれぞれの運行を管理する。他の実施形態において、配車部650は、需要予測部630の予測結果に基づいて、1以上の車両120のそれぞれの運行を管理する。さらに他の実施形態において、配車部650は、帰還決定部640の決定結果に基づいて、1以上の車両120のそれぞれの運行を管理する。
一実施形態において、配車部650は、例えば、ユーザ20からの配送要求に対応する1又は複数の車両120を決定する。配車部650は、上記の車両120又は当該車両の運転手が利用する通信端末(図示されていない。)に、(i)配送要求を送信したユーザ20の識別情報、(ii)配送先の位置を示す情報、及び、(iii)配送希望時刻又は配送予定時刻を送信する。配車部650は、配送要求を送信したユーザ20を認証するための認証情報をさらに送信してもよい。
他の実施形態において、配車部650は、各需要エリアに予め待機させる1又は複数の車両120を決定する。配車部650は、上記の車両120又は当該車両の運転手が利用する通信端末(図示されていない。)に、当該車両が担当する需要エリアを示す情報を送信する。配車部650は、上記の需要エリアに到着する時刻の目標を示す情報をさらに送信してもよい。
他の実施形態において、配車部650は、帰還決定部640が物流センター130に帰還させることを決定した車両120又は当該車両の運転手が利用する通信端末(図示されていない。)に、帰還命令を送信する。帰還命令は、帰還の期限又は目標時刻を示す情報を含んでよい。
需要予測部630は、エリア抽出部、及び、需要判定部の一例であってよい。配車部650は、運行管理部、及び、割当部の一例であってよい。
図5は、車両120の一例を概略的に示す。本実施形態において、車両120が、自動運転車である場合を例として、車両120の詳細が説明される。しかしながら、車両120は本実施形態に限定されないことに留意されたい。他の実施形態において、車両120は、運転手の操作により移動してよい。
本実施形態において、車両120は、台車1020と、コンテナ1040とを備える。本実施形態において、台車1020は、コンテナ1040を運搬する。台車1020は、例えば、自動運転機能を有し、コンテナ1040を目的地まで運搬する。
本実施形態において、コンテナ1040の内部には、展示スペース1042と、試着スペース1044とが設けられる。本実施形態において、展示スペース1042には、服飾品50を陳列するための陳列部材1052が配される。本実施形態において、試着スペース1044には、ユーザ20がそれまで着用していた服飾品を一時的に保管するためのロッカー1054が配される。
以上のとおり、本実施形態によれば、車両120は、ユーザ20に試着スペース1044を提供する。そのため、取引の安全だけでなく、試着中におけるユーザ20の身体の安全についても十分な配慮が要求される。そこで、本実施形態に係る車両120の一実施形態において、車両120は、車両120が移動している期間において、試着スペース1044へのユーザ20の進入、又は、試着スペース1044からのユーザ20の退出を制限する。例えば、試着スペース1044からのユーザ20の退出が禁止される。これにより、ユーザ20の身体の安全が確保される。
また、以上のとおり、本実施形態によれば、車両120に搭載された物品が、ユーザ20に譲渡、貸与又は引き渡される。車両120を利用して、物品の譲渡、貸与又は引渡し(物品の譲渡、貸与又は引渡しが、取引と称される場合がある。)が実施される場合、上記の取引における商品又はサービスの提供側は、当該取引の現場に多数の関係者を派遣することが難しい。特に、車両120が自動運転機能又は遠隔操作機能を有する場合、商品又はサービスの提供側は、当該取引の現場に関係者を派遣しないこともあり得る。
車両120を利用して取引が実施される場合において、ユーザ20に提供される商品又はサービスの対価を決定したり、ユーザ20による不正行為を検出したりするために、車両120の車内に多数の監視カメラを設置することが考えられる。しかしながら、例えば、車両120がユーザ20に試着スペース1044を提供する場合、取引の安全だけでなく、ユーザ20のプライバシーの保護についても十分な配慮が要求される。
ユーザ20のプライバシーを保護する手法としては、例えば、少なくとも、ユーザ20が試着スペース1044を利用して服を着替えている期間において、(i)監視カメラによる試着スペース1044の内部の撮影を中止したり、(ii)試着スペース1044の内部を撮像する監視カメラの画像にユーザ20が写り込まないように、当該監視カメラの撮影範囲、ピントなどを調整したりすることが考えられる。しかしながら、本実施形態においては、ユーザ20は、試着スペース1044を利用して、車両120が配送した服飾品50に着替えた後、車両120から退出する場合がある。そのため、例えば、商品又はサービスの対価を算出するために、試着スペース1044の内部に滞在するユーザ20の二次元の可視光画像を撮像することなく、ユーザ20の行動を推察することが望まれる。
そこで、本実施形態に係る車両120の他の実施形態において、車両120は、試着スペース1044に進入するユーザ20の画像と、試着スペース1044から退出するユーザ20の画像とを比較することで、ユーザ20による服飾品50の利用を検出する。これにより、車両120は、ユーザ20が試着スペース1044を利用している期間において、ユーザ20の二次元の可視光画像を撮像できない場合であっても、ユーザ20による服飾品50の利用を検出することができる。
本実施形態に係る車両120のさらに他の実施形態において、車両120は、服飾品50に配された電子タグを用いて、ユーザ20による服飾品50の利用を検出する。これにより、車両120は、ユーザ20が試着スペース1044を利用している期間において、ユーザ20の二次元の可視光画像を撮像できない場合であっても、ユーザ20による服飾品50の利用を検出することができる。特に、車両120は、ユーザ20の故意又は過失により、試着スペース1044の内部で、服飾品50から電子タグが取り外されたか否かを判定する。これにより、車両120は、ユーザ20による服飾品50の利用をより正確に検出することができる。
本実施形態に係る車両120のさらに他の実施形態において、車両120は、試着スペース1044の内部の深度情報、又は、試着スペース1044の内部に配された圧力センサの出力を用いて、試着スペース1044の内部に放置されている不審物を検出する。これにより、例えば、車両120は、ユーザ20が試着スペース1044の内部に置き忘れた物品を検出することができる。
服飾品50は、ユーザに譲渡、貸与又は引き渡される物品の一例であってよい。車両120は、移動体の一例であってよい。展示スペース1042は、内部空間の一例であってよい。展示スペース1042は、内部空間の一部の一例であってよい。試着スペース1044は、内部空間の一例であってよい。試着スペース1044は、プライベート空間の一例であってよい。
図6は、服飾品50の一例を概略的に示す。図6に示されるとおり、本実施形態において、車両120に搭載される複数の服飾品50のそれぞれには、1又は複数の電子タグ60が配される。電子タグ60としては、(i)内部に電池を有さず、外部からの電波又は電磁波で駆動し無線通信するパッシブ型の電子タグ62、(ii)内部に電池を有し、無線通信するアクティブ型の電子タグ64などが例示される。単一の服飾品50に、1又は複数の電子タグ62が配されてもよく、1又は複数の電子タグ64が配されてもよい。なお、電子タグは、ICタグ、RFタグ、無線タグ、非接触タグ、NFCタグなどと称される場合がある。
1又は複数の電子タグ60のそれぞれは、当該電子タグを識別するための識別情報(タグIDと称される場合がある。)を記憶する。1又は複数の電子タグ60のそれぞれは、例えば、外部からの電波又は電磁波を受信したことに応じて、当該電子タグ60のタグIDを含む無線信号を出力する。1又は複数の電子タグ60のそれぞれの通信距離は、展示スペース1042又は試着スペース1044の大きさに応じて、適切に設定されてよい。例えば、1又は複数の電子タグ60のそれぞれの通信距離が数十cm~数mとなるように、各電子タグの周波数帯、出力、及び、アンテナ利得の少なくとも1つが調整される。1又は複数の電子タグ60のそれぞれの通信距離は、5m以下に設定されてもよく、3m以下に設定されてもよく、2m以下に設定されてもよく、1m以下に設定されてもよく、50cm以下に設定されてもよく、30cm以下に設定されてもよく、20cm以下に設定されてもよく、10cm以下に設定されてもよい。
単一の服飾品50に、少なくとも1つのアクティブ型の電子タグ64が配される場合、電子タグ64は、近傍に存在する1又は複数の電子タグ62のタグIDを取得する。電子タグ64は、車両120からの命令に従って、近傍に存在する1又は複数の電子タグ62のタグIDを取得してよい。電子タグ64は、電子タグ64が取得したタグIDと、電子タグ64のタグIDとを対応付けて、車両120に送信してよい。これにより、車両120は、電子タグ64から送信された情報を利用して、服飾品50からの電子タグ60の脱離の有無を判定することができる。
図7は、台車1020の一例を概略的に示す。本実施形態において、台車1020は、駆動部1120と、車外撮像部1130と、通信部1140と、制御部1150とを備える。本実施形態において、制御部1150は、通信制御部1152と、駆動制御部1154と、取引管理部1156と、格納部1158とを有する。
本実施形態において、駆動部1120は、車両120を駆動する。本実施形態において、車外撮像部1130は、車両120の外部を撮像する。本実施形態において、通信部1140は、通信ネットワーク10を介して、配送管理サーバ110、及び、入出庫管理サーバ132の少なくとも一方と、車両120との間で情報を送受する。
本実施形態において、制御部1150は、車両120の各部の動作を制御する。本実施形態において、通信制御部1152は、通信部1140を制御する。通信制御部1152は、通信インタフェースであってもよい。本実施形態において、駆動制御部1154は、車両120の駆動を制御する。例えば、駆動制御部1154は、駆動部1120を制御して、車両120を移動させる。駆動制御部1154は、配送要求に基づいて、駆動部1120を制御してよい。
本実施形態において、取引管理部1156は、コンテナ1040に配された各種の機器の動作を制御する。例えば、取引管理部1156は、コンテナ1040に配された各種の機器の動作を制御して、(i)車両120の内部へのユーザ20の進入、(ii)車両120の内部からのユーザ20の退出、(iii)試着スペース1044へのユーザ20の進入、及び、(iv)試着スペース1044からのユーザ20の退出の少なくとも1つの許否を決定する。
本実施形態において、取引管理部1156は、コンテナ1040に配された各種のセンシング機器からの情報を取得する。取引管理部1156は、上記のセンシング機器からの情報に基づいて、例えば、ユーザ20に提供された商品又はサービスの対価を算出する。取引管理部1156は、上記のセンシング機器からの情報に基づいて、例えば、ユーザ20が、展示スペース1042及び試着スペース1044の少なくとも一方に放置した物体の有無を判定する。取引管理部1156の詳細は後述される。
本実施形態において、格納部1158は、各種の情報を格納する。例えば、格納部1158は、車外撮像部1130が撮像した画像の画像データを格納する。
[コンテナ1040の概要]
図8、図9及び図10を用いて、コンテナ1040の一例が説明される。図8は、コンテナ1040の平面図の一例を概略的に示す。図9は、試着スペース1044の断面図の一例を概略的に示す。図10は、防犯ゲート1224の断面図の一例を概略的に示す。
図8に示されるとおり、本実施形態において、コンテナ1040は、筐体1210と、ドア1212とを備える。本実施形態において、筐体1210の内部には、ユーザ20及び服飾品50を収容することのできる内部空間が形成される。本実施形態において、ドア1212は、車両120の内部空間へのユーザ20の進入を制限する。ドア1212は、車両120の内部空間からのユーザ20の退出を制限する。
本実施形態において、コンテナ1040は、施錠部1214と、認証部1216とを備える。本実施形態において、施錠部1214は、ドア1212を施錠したり、開錠したりする。その結果、車両120の内部空間へのユーザ20の進入、又は、車両120の内部空間からのユーザ20の退出が制限される。
一実施形態において、認証部1216が、ユーザ20が正当な利用者であることを認証した場合、施錠部1214は、ドア1212を開錠する。他の実施形態において、施錠部1214は、取引管理部1156からの指示に基づいて、ドア1212を施錠したり、開錠したりする。例えば、取引管理部1156において、ユーザ20に提供された商品又はサービスの対価を算出するための処理が完了した場合、施錠部1214は、ドア1212を開錠する。
本実施形態において、認証部1216は、ユーザ20を認証する。認証部1216は、配送要求に基づいて、ユーザ20を認証してよい。
[筐体1210の内部の概要]
本実施形態において、筐体1210の内部には、展示スペース1042と、試着スペース1044と、エントランススペース1220とが形成される。本実施形態において、筐体1210の内部には、展示スペース1042と、エントランススペース1220とを仕切る仕切部材1222が配される。仕切部材1222には、防犯ゲート1224が配される。本実施形態において、筐体1210の内部には、展示スペース1042と、試着スペース1044とを仕切る仕切部材1242が配される。仕切部材1242には、防犯ゲート1244と、ドア1246と、施錠部1248とが配される。
本実施形態において、エントランススペース1220には、圧力センサ1226と、入出力部1228とが配される。本実施形態において、展示スペース1042には、陳列部材1052と、座席1232と、監視カメラ1234と、圧力センサ1236とが配される。本実施形態において、試着スペース1044には、ロッカー1054と、鏡1252と、レーザセンサ1254とが配される。
本実施形態において、陳列部材1052は、車両120の外部から陳列部材1052の内部にアクセスできるように構成されていてよい。これにより、服飾品50の搬入及び搬出に関する手間及び時間が大幅に短縮される。本実施形態において、ロッカー1054は、車両120の外部からロッカー1054の内部にアクセスできるように構成されていてよい。これにより、ロッカー1054の内部に収容された物品の搬出に関する手間及び時間が大幅に短縮される。
図9は、図8におけるA-A'断面図の一例を示す。図9に示されるとおり、本実施形態において、試着スペース1044の床1312には、1又は複数の圧力センサ1320が配される。本実施形態において、試着スペース1044の床1312には、1又は複数のRFID読取機1330が配される。本実施形態において、試着スペース1044の側壁1314には、1又は複数のRFID読取機1330が配される。本実施形態において、試着スペース1044の天井1316には、1又は複数のRFID読取機1330が配される。
なお、試着スペース1044の内部に配された1又は複数の備品の少なくとも1つに、1又は複数のRFID読取機1330が配されてよい。例えば、ロッカー1054の扉の外側に1又は複数のRFID読取機1330が配されてもよく、ロッカー1054の扉の内側に1又は複数のRFID読取機1330が配されてもよい。
[筐体1210の内部に配された機器の概要]
本実施形態において、圧力センサ1226は、エントランススペース1220の内部に存在するユーザ20の質量を測定する。圧力センサ1226は、展示スペース1042に進入するユーザ20の質量を測定してよい。圧力センサ1226は、展示スペース1042から退出したユーザ20の質量を測定してよい。圧力センサ1226は、車両120の内部に進入したユーザ20の質量を測定してよい。圧力センサ1226は、車両120の内部から退出するユーザ20の質量を測定してよい。圧力センサ1226は、測定結果を示す情報を、取引管理部1156に出力してよい。
本実施形態においては、圧力センサ1226が、防犯ゲート1224の近傍であって、展示スペース1042の外側に配される場合を例として、圧力センサ1226の詳細が説明された。しかしながら、圧力センサ1226は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、圧力センサ1226は、防犯ゲート1224の近傍であって、展示スペース1042の内側に配されてもよい。
本実施形態において、入出力部1228は、ユーザ20からの入力を受け付ける。入出力部1228は、ユーザ20からの入力を取引管理部1156に送信してよい。入出力部1228は、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、音声入力システム、ジェスチャ入力システムなどの入力装置を含んでよい。
本実施形態において、入出力部1228は、ユーザ20に情報を出力する。入出力部1228は、取引管理部1156が生成した情報をユーザ20に出力してよい。入出力部1228は、ディスプレイ、スピーカなどの出力装置を含んでよい。入出力部1228は、上記の情報を、ユーザ20の通信端末22に送信してもよい。
例えば、入出力部1228は、ユーザ20に提供された商品又はサービスの料金を示す情報を出力する。入出力部1228は、上記料金を確認、訂正又は精算するための画面を出力してよい。例えば、入出力部1228は、忘れ物に関する情報を出力する。入出力部1228は、忘れ物の位置を示す情報、忘れ物の画像データ、及び、忘れ物の三次元データの少なくとも1つを出力してもよい。
服飾品50がユーザ20に譲渡される場合、入出力部1228は、服飾品50に配された1又は複数の電子タグ60のそれぞれの位置を示す情報を出力してよい。入出力部1228は、服飾品50に配された1又は複数の電子タグ60のそれぞれの位置を示す情報と、実際には服飾品50に配されていないダミーの電子タグの位置を示す情報とを出力してもよい。
図10に示されるとおり、防犯ゲート1224は、柱1318と、柱1318に配された1又は複数のRFID読取機1330を備える。なお、防犯ゲート1244も、防犯ゲート1224と同様の構成を有してよい。
本実施形態において、監視カメラ1234は、展示スペース1042の内部を撮像する。監視カメラ1234は、展示スペース1042の内部の二次元画像を撮像してよい。二次元画像は、可視光画像であってもよく、非可視光画像であってもよい。非可視光画像としては、赤外線画像、紫外線画像などが例示される。二次元画像は、静止画像であってもよく、動画像であってもよい。監視カメラ1234は、撮像された画像の画像データを、取引管理部1156に出力してよい。監視カメラ1234の個数は特に限定されない。
本実施形態において、試着スペース1044の内部には、監視カメラ1234が設置されない。これにより、試着スペース1044の内部には、監視カメラ1234の死角となる領域が存在する。その結果、試着スペース1044の内部において、ユーザ20のプライバシーが確保される。
本実施形態において、圧力センサ1236は、展示スペース1042の内部に存在するユーザ20の質量を測定する。圧力センサ1236は、試着スペース1044に進入するユーザ20の質量を測定してよい。圧力センサ1236は、試着スペース1044から退出したユーザ20の質量を測定してよい。圧力センサ1236は、測定結果を示す情報を、取引管理部1156に出力してよい。
本実施形態においては、圧力センサ1236が、防犯ゲート1244の近傍であって、試着スペース1044の外側に配される場合を例として、圧力センサ1236の詳細が説明された。しかしながら、圧力センサ1236は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、圧力センサ1236は、防犯ゲート1244の近傍であって、試着スペース1044の内側に配されてもよい。
本実施形態において、ドア1246は、試着スペース1044へのユーザ20の進入を制限する。ドア1246は、試着スペース1044からのユーザ20の退出を制限する。
本実施形態において、施錠部1248は、ドア1246を施錠したり、開錠したりする。例えば、施錠部1248は、取引管理部1156からの指示に基づいて、ドア1246を施錠したり、開錠したりする。その結果、試着スペース1044へのユーザ20の進入、又は、試着スペース1044からのユーザ20の退出が制限される。
本実施形態において、レーザセンサ1254は、試着スペース1044の内部の深度情報を取得する。レーザセンサ1254としては、任意の方式の三次元レーザセンサが利用され得る。なお、深度情報は、距離画像と称される場合がある。レーザセンサ1254は、深度情報を、取引管理部1156に出力してよい。これにより、取引管理部1156は、試着スペース1044の内部に存在する物体を検出することができる。また、取引管理部1156は、ユーザ20のプライバシーを確保しながら、試着スペース1044の内部におけるユーザ20の行動を追跡することができる。レーザセンサ1254の個数は特に限定されない。
本実施形態によれば、複数の圧力センサ1320が、試着スペース1044の内部に仮想的に設定された複数の区画のそれぞれに配される。複数の圧力センサ1320のそれぞれは、対応する区画に存在する物体の質量を測定する。複数の圧力センサ1320のそれぞれは、測定結果を示す情報を、取引管理部1156に出力してよい。圧力センサは、定量的な数値を出力する圧力センサであってもよく、接触又は離脱を検知する接触検知センサであってもよい。
上記の仮想的な区画は、試着スペース1044の床1312の上に設定されてもよく、試着スペース1044の内部に配された備品の上に設定されてもよい。上記の仮想的な区画は、ロッカー1054の内部の底面の上に設定されてもよく、ロッカー1054の天井の外表面上に設定されてもよい。上記の備品の他の例としては、ハンガー、ラック、パイプ、ワイヤ、ネット、パンチングボード、ベンチなどが例示される。上記の仮想的な区画の個数は特に限定されない。
本実施形態によれば、複数のRFID読取機1330が、試着スペース1044の内部に仮想的に設定された複数の区画のそれぞれに配される。複数のRFID読取機1330のそれぞれは、各RFID読取機の近傍に存在する1又は複数の電子タグ60のそれぞれのタグIDを取得する。複数のRFID読取機1330のそれぞれは、取得されたタグIDを、取引管理部1156に出力してよい。
本実施形態において、上記の仮想的な区画は、試着スペース1044の床1312の表面に設定される。上記の仮想的な区画は、試着スペース1044の側壁1314の表面に設定されてもよい。上記の仮想的な区画は、試着スペース1044の天井1316の表面に設定されてもよい。上記の仮想的な区画は、試着スペース1044の内部に配された備品の表面に設定されてもよい。上記の仮想的な区画は、ロッカー1054の外側に設定されてもよく、ロッカー1054の内側に設定されてもよい。
入出力部1228は出力部の一例であってよい。監視カメラ1234は、撮像部の一例であってよい。ドア1246は、制限部の一例であってよい。施錠部1248は、制限部の一例であってよい。レーザセンサ1254は、深度情報取得部の一例であってよい。取引管理部1156は、制限制御部の一例であってよい。
図11は、取引管理部1156の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、取引管理部1156は、管理情報取得部1410と、入退管理部1420と、格納部1430と、物品管理部1440と、料金算出部1450と、入出力制御部1460とを備える。
本実施形態において、管理情報取得部1410は、入出庫管理サーバ132から、車両120に搭載された1以上の服飾品50のそれぞれに関する情報を取得する。服飾品50に関する情報としては、服飾品50の識別情報、服飾品50の特徴情報、服飾品50に配された1以上の電子タグ60のそれぞれのタグID、服飾品50に配された1以上の電子タグ60のそれぞれの位置を示す情報などが例示される。服飾品50の特徴情報は、服飾品50の形状、模様、色彩、大きさ、及び、質量の少なくとも1つを示す情報であってよい。
本実施形態において、入退管理部1420は、車両120の内部へのユーザ20の進入、又は、車両120の内部からのユーザ20の退出を管理する。これにより、入退管理部1420は、車両120の外部から展示スペース1042の内部へのユーザ20の進入、又は、展示スペース1042の内部から車両120への外部へのユーザ20の退出を管理することができる。入退管理部1420は、車両120への外部へのユーザ20の退出が検出された場合、ユーザ20が車両120から退出又は離脱したことを示す情報を、配送管理サーバ110及び料金算出部1450の少なくとも一方に送信してよい。
入退管理部1420は、施錠部1214の施錠又は開錠を制御することで、車両120の内部へのユーザ20の進入、又は、車両120の内部からのユーザ20の退出を管理してよい。例えば、認証部1216によるユーザ20の認証が成功した場合、入退管理部1420は、施錠部1214を開錠することを決定する。一方、認証部1216によるユーザ20の認証が失敗した場合、入退管理部1420は、施錠部1214を施錠することを決定する。
本実施形態において、入退管理部1420は、試着スペース1044へのユーザ20の進入、又は、試着スペース1044からのユーザ20の退出を管理する。入退管理部1420は、施錠部1248の施錠又は開錠を制御することで、試着スペース1044へのユーザ20の進入、又は、試着スペース1044からのユーザ20の退出を管理してよい。
一実施形態において、入退管理部1420は、駆動制御部1154が車両120を移動させている間、試着スペース1044へのユーザ20の進入又は試着スペース1044からのユーザ20の退出を制限する。また、入退管理部1420は、駆動制御部1154が車両120の移動を停止させている間、試着スペース1044へのユーザ20の進入又は試着スペース1044からのユーザ20の退出を許容する。なお、この場合において、入退管理部1420は、認証部1216によるユーザ20の認証が成功していることを前提として、試着スペース1044へのユーザ20の進入又は試着スペース1044からのユーザ20の退出を許容してよい。
他の実施形態において、入退管理部1420は、展示スペース1042に配された監視カメラ1234から、ドア1246の前に立っているユーザ20が撮像された画像の画像データを取得する。入退管理部1420は、上記の画像データを解析して、ユーザ20の認証処理を実行する。入退管理部1420は、ユーザ20の認証が成功した場合であって、且つ、駆動制御部1154が車両120の移動を停止させている場合に、試着スペース1044へのユーザ20の進入又は試着スペース1044からのユーザ20の退出を許容する。これにより、展示スペース1042に複数のユーザ20が存在する場合に、試着スペース1044を利用できるユーザ20を制限することができる。
本実施形態において、入退管理部1420は、車両120へのユーザ20の進入、又は、車両120からのユーザ20の退出を管理する。入退管理部1420は、駆動制御部1154が車両120を移動させている間、車両120の内部へのユーザ20の進入又は車両120の内部からのユーザ20の退出を制限する。また、入退管理部1420は、駆動制御部1154が車両120の移動を停止させている間、車両120の内部へのユーザ20の進入又は車両120の内部からのユーザ20の退出を許容する。
上述されたとおり、本実施形態によれば、車両120が停止している場合には、車両120又は試着スペース1044へのユーザ20の進入が許容される。また、車両120が停止している場合には、車両120又は試着スペース1044からのユーザ20の退出が許容される。一方、車両120が移動している場合には、車両120又は試着スペース1044へのユーザ20の進入が制限される。また、車両120が移動している場合には、車両120又は試着スペース1044からのユーザ20の退出が制限される。これにより、ユーザ20は、安全にサービスを利用することができる。
本実施形態において、格納部1430は、取引管理部1156の処理において利用される各種の情報を格納する。取引管理部1156の処理において生成された各種の情報を格納する。格納部1430に格納される情報の詳細は後述される。
本実施形態において、物品管理部1440は、展示スペース1042及び試着スペース1044の内部に収容された1以上の物品を管理する。上記の物品としては、服飾品50、ユーザ20が車両120の内部に持ち込んだ所持品(ユーザ20の所持品と称する場合がある。)などが例示される。
例えば、物品管理部1440は、各物品の特徴情報、各物品に配された1以上のタグのそれぞれのタグID、各物品の凡その位置、各物品の状態、各物品が試着された回数などを管理する。物品の状態としては、陳列部材1052に陳列されている状態、試着スペース1044に放置されている状態、ユーザ20により所持又は着用されている状態、ユーザ20により試着されている状態などが例示される。物品管理部1440は、各物品の残存価値を算出してもよい。物品管理部1440の詳細は後述される。
本実施形態において、料金算出部1450は、配送システム100によりユーザ20に提供される商品又はサービスの対価を算出する。上記の対価としては、服飾品50の譲渡に対する対価、服飾品50の貸与又は引渡しに対する対価、服飾品50の試着又は試着スペースの提供に対する対価、服飾品50または試着スペースの配送に対する対価、ユーザ20の所持品を一時的に保管することに対する対価、ユーザ20の所持品をユーザ20により指定された地点まで配送することに対する対価などが例示される。
料金算出部1450は、ユーザ20が試着スペース1044から退出したときに、ユーザ20がどのような態様で服飾品50を所持していたか(所持態様と称される場合がある。)によって、上記の対価を決定してよい。例えば、ユーザ20が、服飾品50を着用又は装着した状態で試着スペース1044から退出した場合、料金算出部1450は、ユーザ20に対して請求する費用に、服飾品50の譲渡費用又は貸与費用を含める。一方、ユーザ20が、服飾品50を着用又は装着せずに、服飾品50を手に持った状態で、試着スペース1044から退出した場合、料金算出部1450は、ユーザ20に対して請求する費用に、服飾品50の譲渡費用又は貸与費用を含めない。
料金算出部1450は、技術的に矛盾が生じない範囲で、精算部540と同様の情報処理を実行してよい。例えば、料金算出部1450は、算出された各種の料金に関する情報を、ユーザ20に提示する。料金算出部1450は、ユーザ20が車両120から退出又は離脱することが検出された場合に、上記の料金の決済処理を実行してもよい。
本実施形態において、入出力制御部1460は、入出力部1228を制御する。入出力制御部1460は、入出力部1228に入力された情報を取得する。入出力制御部1460は、入出力部1228が出力する情報を生成する。入出力制御部1460は、生成された情報を、入出力部1228に送信する。
例えば、入出力制御部1460は、展示スペース1042及び試着スペース1044の少なくとも一方に、ユーザ20の所持品が放置されている可能性のあることを示す情報を生成する。これにより、ユーザ20による所持品の置き忘れを防止することができる。
入退管理部1420は、制限制御部の一例であってよい。料金算出部1450は、費用算出部の一例であってよい。
図12、図13、図14、図15及び図16を用いて、格納部1430に格納されるデータの一例が説明される。図12は、データテーブル1500の一例を概略的に示す。データテーブル1500は、車両120の内部における特定の行動パターンの検出履歴を格納する。データテーブル1500は、例えば、物品管理部1440により生成又は更新される。これにより、物品管理部1440は、ユーザ20の行動履歴を管理することができる。
本実施形態において、データテーブル1500は、例えば、特定の行動パターンが検出された時刻を示す情報1512と、特定の行動パターンが検出された位置を示す情報1514と、特定の行動を行ったユーザ20のユーザID1516と、検出された行動パターンを示す情報1518と、当該行動の対象物の物品ID1520とを対応づけて格納する。特定の行動パターンが検出された位置は、当該位置が含まれる領域を示す情報であってもよい。
図13は、データテーブル1600の一例を概略的に示す。データテーブル1600は、RFID読取機1330によるタグIDの検出履歴を格納する。データテーブル1600は、例えば、物品管理部1440により生成又は更新される。本実施形態において、データテーブル1600は、例えば、タグIDが検出された時刻を示す情報1612と、タグIDを検出したRFID読取機1330を識別するための読取機ID1614と、検出されたタグID1616と、検出強度1618とを対応付けて格納する。
図14は、データテーブル1700の一例を概略的に示す。データテーブル1700は、車両120の内部に配された1以上のRFID読取機1330のそれぞれに関する情報を格納する。データテーブル1700は、例えば、入退管理部1420が取得した情報を格納する。
本実施形態において、データテーブル1600は、例えば、車両120の内部に配された1以上のRFID読取機1330のそれぞれの読取機IDと、当該RFID読取機が電子タグ60を検出することのできるエリアのエリアID1714とを対応づけて格納する。データテーブル1600は、1以上のRFID読取機1330のそれぞれの設置位置、及び、仕様の少なくとも一方をさらに対応付けて格納してよい。仕様としては、型式、周波数帯、出力、アンテナ利得などが例示される。
図15は、データテーブル1800の一例を概略的に示す。データテーブル1800は検出されたタグの位置を示す情報を格納する。データテーブル1800は、例えば、物品管理部1440により生成又は更新される。データテーブル1800は、データテーブル1600及びデータテーブル1700に格納された情報に基づいて、生成又は更新されてよい。本実施形態において、データテーブル1800は、例えば、タグIDが検出された時刻を示す情報1812と、検出されたタグID1814と、検出されたタグIDを記憶する電子タグ60の推定位置を示す情報1816と、検出されたタグIDに対応する物品の物品ID1818とを対応付けて格納する。
図16は、データテーブル1900の一例を概略的に示す。データテーブル1900は、車両120の内部空間に存在する1以上の物品のそれぞれに関する情報を格納する。データテーブル1900は、例えば、物品管理部1440により生成又は更新される。本実施形態において、データテーブル1900は、例えば、各物品の物品ID1912と、各物品に配された電子タグ60に関する情報1914と、各物品の位置を示す情報1916と、各物品の現在の状態を示す情報1918と、各物品が試着された回数を示す情報1920と、各物品の特徴情報1922とを対応付けて格納する。
電子タグ60に関する情報1914としては、電子タグ60が記憶しているタグID、当該タグIDが検出された最新の位置などが例示される。物品の現在の状態としては、陳列部材1052に陳列されている状態、試着スペース1044に放置されている状態、ユーザ20により所持又は着用されている状態、ユーザ20により試着されている状態などが例示される。物品の特徴情報は、物品の形状、模様、色彩、大きさ、及び、質量の少なくとも1つを示す情報であってよい。物品の特徴情報は、物品の二次元画像の画像データを含んでもよく、物品の深度情報を含んでもよい。
図17は、物品管理部1440の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、物品管理部1440は、ユーザ監視部2010と、タグ監視部2020と、不審物検出部2030と、不審物判定部2040と、状態管理部2050と、不正検出部2060とを備える。
本実施形態において、ユーザ監視部2010は、ユーザ20の行動を監視する。ユーザ監視部2010は、展示スペース1042の内部におけるユーザ20の行動を推定してよい。ユーザ監視部2010は、試着スペース1044の内部におけるユーザ20の行動を推定してよい。ユーザ監視部2010は、上記の推定結果に基づいて、データテーブル1500を生成又は更新してよい。
一実施形態において、ユーザ監視部2010は、1以上の監視カメラ1234の少なくとも1つが撮像した画像の画像データを取得する。ユーザ監視部2010は、画像データを解析して、展示スペース1042の内部におけるユーザ20の行動を推定してよい。
他の実施形態において、ユーザ監視部2010は、1以上の監視カメラ1234の少なくとも1つが撮像した画像であって、試着スペース1044に進入するユーザ20が撮像された画像の画像データを取得する。ユーザ監視部2010は、画像データを解析して、ユーザ20が試着スペース1044に持ち込んだ物品を推定してよい。例えば、ユーザ監視部2010は、ユーザ20が試着スペース1044に持ち込んだ服飾品50を推定する。例えば、ユーザ監視部2010は、ユーザ20が試着スペース1044に持ち込んだ所持品を推定する。ユーザ監視部2010は、画像データを解析して、ユーザ20が試着スペース1044に物品を持ち込んだときの所持態様を推定してもよい。
他の実施形態において、ユーザ監視部2010は、1以上の監視カメラ1234の少なくとも1つが撮像した画像であって、試着スペース1044から退出するユーザ20が撮像された画像の画像データを取得する。ユーザ監視部2010は、画像データを解析して、ユーザ20が試着スペース1044から持ち出した物品を推定してよい。例えば、ユーザ監視部2010は、ユーザ20が試着スペース1044から持ち出した服飾品50を推定する。例えば、ユーザ監視部2010は、ユーザ20が試着スペース1044から持ち出した所持品を推定する。ユーザ監視部2010は、画像データを解析して、ユーザ20が試着スペース1044から物品を持ち出したときの所持態様を推定してもよい。これにより、試着スペース1044の内部におけるユーザ20の行動を推定することができる。
さらに他の実施形態において、ユーザ監視部2010は、1以上の監視カメラ1234の少なくとも1つが撮像した画像であって、試着スペース1044に進入するユーザ20が撮像された画像の画像データを取得する。ユーザ監視部2010は、1以上の監視カメラ1234の少なくとも1つが撮像した画像であって、試着スペース1044から退出するユーザ20が撮像された画像の画像データを取得する。ユーザ監視部2010は、これらの画像データを解析して、ユーザ20が試着スペース1044に持ち込んだ所持品のうち、ユーザ20が試着スペース1044に放置した所持品を推定してよい。これにより、試着スペース1044の内部におけるユーザ20の行動を推定することができる。
さらに他の実施形態において、ユーザ監視部2010は、レーザセンサ1254が取得した試着スペース1044の深度情報を取得する。ユーザ監視部2010は、上記の深度情報に基づいて、試着スペース1044の内部におけるユーザ20の行動を推定してよい。例えば、ユーザ監視部2010は、上記の深度情報を解析して、ユーザ20の行動パターンを抽出する。ユーザ監視部2010は、抽出された行動パターンと、ユーザ20の行動ごとに予め定められた行動パターンとを比較することで、試着スペース1044の内部におけるユーザ20の行動を推定する。
本実施形態において、タグ監視部2020は、1以上の電子タグ60の検出状況を監視する。タグ監視部2020は、電子タグ60の検出履歴を解析して、1以上の電子タグ60のそれぞれの位置を特定してよい。例えば、タグ監視部2020は、1以上のRFID読取機1330のそれぞれの位置と、1以上のRFID読取機1330の少なくとも1つが読み取ったタグIDに基づいて、試着スペース1044の内部に配された電子タグ60の位置を特定する。
より具体的には、タグ監視部2020は、データテーブル1600に格納されたRFID読取機1330の検出可能エリアの位置と、データテーブル1600に格納された電子タグ60の検出履歴とに基づいて、電子タグ60の位置を推定する。タグ監視部2020は、上記の推定結果に基づいて、データテーブル1800を生成又は更新してよい。
本実施形態において、不審物検出部2030は、試着スペース1044の内部に配された不審物を検出する。一実施形態において、不審物検出部2030は、試着スペース1044に配された1以上の圧力センサ1320が取得した圧力情報に基づいて、上記の不審物を検出する。不審物検出部2030は、例えば、ユーザ20が車両120の内部に進入する前の圧力情報と、ユーザ20が車両120の内部から退出しようとするときの圧力情報とを比較して、上記の不審物を検出する。不審物検出部2030は、検出された不審物の位置及び質量に関する情報を、不審物判定部2040に出力してよい。
他の実施形態において、不審物検出部2030は、試着スペース1044に配された1以上のレーザセンサ1254が取得した深度情報に基づいて、上記の不審物を検出する。不審物検出部2030は、例えば、ユーザ20が車両120の内部に進入する前の深度情報と、ユーザ20が車両120の内部から退出しようとするときの深度情報とを比較して、上記の不審物を検出する。不審物検出部2030は、検出された不審物の位置及び3次元形状に関する情報を、不審物判定部2040に出力してよい。
本実施形態において、不審物判定部2040は、不審物検出部2030が検出した不審物が、服飾品50であるか否かを判定する。例えば、不審物検出部2030の検出した不審物の位置と、タグ監視部2020の特定した電子タグ60の位置との関係が予め定められた条件を満足する場合、不審物判定部2040は、不審物検出部2030の検出した不審物が服飾品50であると判定する。
予め定められた条件は、不審物検出部2030の検出した不審物の位置と、タグ監視部2020の特定した電子タグ60の位置と重なり具合が予め定められた基準よりも大きいという条件であってよい。上記の条件が満たされる場合、不審物に電子タグ60が取り付けられている可能性が高い。つまり、不審物が服飾品50である可能性が高い。
例えば、不審物が検出された後、当該不審物が検出されなくなる前に、ユーザ20の車両120からの退出又は離脱が検出された場合、不審物検出部2030は、ユーザ20に確認を促すためのメッセージを、ユーザ20に提示してよい。例えば、不審物検出部2030は、車両120に搭載された表示装置又は音声出力装置に対して、上記のメッセージをユーザ20に通知するための命令を送信する。不審物検出部2030は、上記のメッセージをユーザ20の通信端末22に送信してもよい。
不審物判定部2040は、不審物検出部2030が検出した不審物が、ユーザ20の所持品であるか否かを判定してもよい。例えば、不審物検出部2030の検出した不審物の位置と、タグ監視部2020の特定した電子タグ60の位置との関係が予め定められた条件を満足しない場合、不審物判定部2040は、不審物検出部2030の検出した不審物がユーザ20の所持品であると判定する。
本実施形態において、状態管理部2050は、車両120の内部に配された1以上の物品のそれぞれの状態を管理する。例えば、状態管理部2050は、1以上の服飾品50のそれぞれの状態を管理する。状態管理部2050は、不審物検出部2030が検出した不審物の状態を管理してもよい。
例えば、状態管理部2050は、ユーザ監視部2010から、ユーザ20の行動を示す情報を取得する。状態管理部2050は、ユーザ20の行動に基づいて、当該行動の対象となる物品の状態を判定してよい。状態管理部2050は、上記の判定結果に基づいて、データテーブル1900を生成又は更新してよい。
本実施形態において、不正検出部2060は、ユーザ20による不正行為を検出する。例えば、不正検出部2060は、ユーザ監視部2010が推定したユーザ20の行動、及び、1以上の監視カメラ1234が撮像した画像の少なくとも一方に基づいて、ユーザ20による不正行為を検出する。不正検出部2060は、1以上のRFID読取機1330の少なくとも1つが読み取ったタグID、ユーザ監視部2010が推定したユーザ20の行動、及び、1以上の監視カメラ1234が撮像した画像の少なくとも1つに基づいて、ユーザ20による不正行為を検出してもよい。
不正行為としては、服飾品50から電子タグ60を取り外す行為、試着スペース1044に不審物を設置する行為などが例示される。不正検出部2060がユーザ20による不正行為を検出した場合、ユーザ監視部2010は、ユーザ20の監視頻度を増加させてよい。不正検出部2060がユーザ20による不正行為を検出した場合、RFID読取機1330は、タグIDの読取頻度を増加させてよい。不正検出部2060がユーザ20による不正行為を検出した場合、レーザセンサ1254は、スキャン頻度を増加させてよい。
例えば、ユーザ20による不正行為が検出された後、不正検出部2060は、不正な状態が解消されたことが検出される前に、ユーザ20の車両120からの退出又は離脱が検出された場合、不正検出部2060は、ユーザ20に確認を促すためのメッセージを、ユーザ20に提示してよい。例えば、不正検出部2060は、車両120に搭載された表示装置又は音声出力装置に対して、上記のメッセージをユーザ20に通知するための命令を送信する。不正検出部2060は、上記のメッセージをユーザ20の通信端末22に送信してもよい。
ユーザ監視部2010は、ユーザ画像取得部、物品推定部、深度情報取得部、及び、行動推定部の一例であってよい。タグ監視部2020は、タグ位置特定部の一例であってよい。
なお、本実施形態においては、コンテナ1040の内部において、展示スペース1042と、試着スペース1044とが仕切部材1242により仕切られている場合を例として、コンテナ1040の詳細が例示された。しかしながら、コンテナ1040は本実施形態に限定されない。他の実施形態において、コンテナ1040の内部において、展示スペース1042及び試着スペース1044が一体化していてもよい。例えば、本実施形態における試着スペース1044の内部に、陳列部材1052が配されてよい。また、防犯ゲート1224に、ドア1246及び施錠部1248と同様の部材が取り付けられてもよい。
また、配送管理サーバ110における各種の情報処理と、車両120の制御部1150における各種の情報処理との分担は、本実施形態に限定されない。本実施形態に関連して説明された配送管理サーバ110における情報処理の少なくとも一部が、制御部1150において実行されてもよい。本実施形態に関連して説明された制御部1150における情報処理の少なくとも一部が、配送管理サーバ110において実行されてもよい。
配送管理サーバ110の精算部540における情報処理の少なくとも一部が、車両120の取引管理部1156において実行されてもよく、車両120の取引管理部1156における情報処理の少なくとも一部が、配送管理サーバ110の精算部540において実行されてもよい。配送管理サーバ110の車両管理部270における情報処理の少なくとも一部が、車両120の駆動制御部1154又は取引管理部1156において実行されてもよく、車両120の駆動制御部1154又は取引管理部1156における情報処理の少なくとも一部が、配送管理サーバ110の車両管理部270において実行されてもよい。
図18は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ3000の一例を示す。配送システム100又はその一部は、コンピュータ3000により実現されてよい。例えば、配送管理サーバ110又はその一部は、コンピュータ3000により実現される。例えば、制御部1150又はその一部は、コンピュータ3000により実現される。
コンピュータ3000にインストールされたプログラムは、コンピュータ3000に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ3000に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ3000に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU3012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ3000は、CPU3012、RAM3014、グラフィックコントローラ3016、及びディスプレイデバイス3018を含み、それらはホストコントローラ3010によって相互に接続されている。コンピュータ3000はまた、通信インターフェース3022、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、それらは入出力コントローラ3020を介してホストコントローラ3010に接続されている。コンピュータはまた、ROM3030及びキーボード3042のようなレガシの入出力ユニットを含み、それらは入出力チップ3040を介して入出力コントローラ3020に接続されている。
CPU3012は、ROM3030及びRAM3014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ3016は、RAM3014内に提供されるフレームバッファ等又はそれ自体の中に、CPU3012によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス3018上に表示されるようにする。
通信インターフェース3022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ3024は、コンピュータ3000内のCPU3012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ3026は、プログラム又はデータをDVD-ROM3001から読み取り、ハードディスクドライブ3024にRAM3014を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM3030はその中に、アクティブ化時にコンピュータ3000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ3000のハードウエアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ3040はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ3020に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM3001又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ3024、RAM3014、又はROM3030にインストールされ、CPU3012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ3000に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウエアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ3000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ3000及び外部デバイス間で実行される場合、CPU3012は、RAM3014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェース3022に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェース3022は、CPU3012の制御の下、RAM3014、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROM3001、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU3012は、ハードディスクドライブ3024、DVD-ROMドライブ3026(DVD-ROM3001)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM3014に読み取られるようにし、RAM3014上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU3012は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU3012は、RAM3014から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM3014に対しライトバックする。また、CPU3012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU3012は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ3000上又はコンピュータ3000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、それにより、上記のプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ3000に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。また、各構成要素は、名称が同一で、参照符号が異なる他の構成要素と同様の特徴を有してもよい。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本願明細書には、移動体又は移動体に搭載される物品を管理する情報処理システムが開示されている。配送システム100、配送管理サーバ110、在庫管理部260、車両管理部270及び制御部1150は、上記の情報処理システムの一例であってよい。本願明細書には、移動体又は移動体に搭載される物品を管理する方法が開示されている。本願明細書には、コンピュータを、移動体又は移動体に搭載される物品を管理する情報処理システムとして機能させるためのプログラムが開示されている。本願明細書には、コンピュータに、移動体又は移動体に搭載される物品を管理する方法を実行させるためのプログラムが開示されている。上記のプログラムは、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されてよい。
本願明細書には、移動体の動作を制御する制御装置が開示されている。制御部1150は、上記の制御装置の一例であってよい。本願明細書には、移動体の動作を制御する方法が開示されている。本願明細書には、コンピュータを、移動体の動作を制御する制御装置として機能させるためのプログラムが開示されている。本願明細書には、コンピュータに、移動体の動作を制御する方法を実行させるためのプログラムが開示されている。上記のプログラムは、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されてよい。
本願明細書には、プライベート空間におけるユーザの不正行為を検出する不正検出システムが開示されている。制御部1150、取引管理部1156、物品管理部1440及び不正検出部2060は、上記の不正検出システムの一例であってよい。本願明細書には不正検出システムを備えたプライベート空間が開示されている。車両120、コンテナ1040及び試着スペース1044は、上記のプライベート空間の一例であってよい。本願明細書には、プライベート空間におけるユーザの不正行為を検出する方法が開示されている。本願明細書には、コンピュータを、プライベート空間におけるユーザの不正行為を検出する不正検出システムの制御装置として機能させるためのプログラムが開示されている。本願明細書には、コンピュータに、プライベート空間におけるユーザの不正行為を検出する方法を実行させるためのプログラムが開示されている。上記のプログラムは、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されてよい。
本願明細書には、プライベート空間に配された不審物を検出する不審物検出システムが開示されている。制御部1150、取引管理部1156、物品管理部1440及び不審物検出部2030は、上記の不審物検出システムの一例であってよい。本願明細書には不審物検出システムを備えたプライベート空間が開示されている。車両120、コンテナ1040及び試着スペース1044は、上記のプライベート空間の一例であってよい。本願明細書には、プライベート空間に配された不審物を検出する方法が開示されている。本願明細書には、コンピュータを、プライベート空間に配された不審物を検出する不正検出システムの制御装置として機能させるためのプログラムが開示されている。本願明細書には、コンピュータに、プライベート空間に配された不審物を検出する方法を実行させるためのプログラムが開示されている。上記のプログラムは、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されてよい。
10 通信ネットワーク、20 ユーザ、22 通信端末、30 施設、50 服飾品、60 電子タグ、62 電子タグ、64 電子タグ、100 配送システム、110 配送管理サーバ、120 車両、130 物流センター、132 入出庫管理サーバ、220 配送要求受信部、230 応答部、240 情報収集部、250 格納部、260 在庫管理部、270 車両管理部、520 在庫情報取得部、522 車内画像解析部、524 センサ出力解析部、530 更新部、540 精算部、620 車両情報取得部、630 需要予測部、640 帰還決定部、650 配車部、1020 台車、1040 コンテナ、1042 展示スペース、1044 試着スペース、1052 陳列部材、1054 ロッカー、1120 駆動部、1130 車外撮像部、1140 通信部、1150 制御部、1152 通信制御部、1154 駆動制御部、1156 取引管理部、1158 格納部、1210 筐体、1212 ドア、1214 施錠部、1216 認証部、1220 エントランススペース、1222 仕切部材、1224 防犯ゲート、1226 圧力センサ、1228 入出力部、1232 座席、1234 監視カメラ、1236 圧力センサ、1242 仕切部材、1244 防犯ゲート、1246 ドア、1248 施錠部、1252 鏡、1254 レーザセンサ、1312 床、1314 側壁、1316 天井、1318 柱、1320 圧力センサ、1330 RFID読取機、1410 管理情報取得部、1420 入退管理部、1430 格納部、1440 物品管理部、1450 料金算出部、1460 入出力制御部、1500 データテーブル、1512 情報、1514 情報、1516 ユーザID、1518 情報、1520 物品ID、1600 データテーブル、1612 情報、1614 読取機ID、1616 タグID、1618 検出強度、1700 データテーブル、1714 エリアID、1800 データテーブル、1812 情報、1814 タグID、1816 情報、1818 物品ID、1900 データテーブル、1912 物品ID、1914 情報、1916 情報、1918 情報、1920 情報、1922 特徴情報、2010 ユーザ監視部、2020 タグ監視部、2030 不審物検出部、2040 不審物判定部、2050 状態管理部、2060 不正検出部、3000 コンピュータ、3001 DVD-ROM、3010 ホストコントローラ、3012 CPU、3014 RAM、3016 グラフィックコントローラ、3018 ディスプレイデバイス、3020 入出力コントローラ、3022 通信インターフェース、3024 ハードディスクドライブ、3026 DVD-ROMドライブ、3030 ROM、3040 入出力チップ、3042 キーボード

Claims (20)

  1. ユーザに譲渡、貸与又は引き渡される物品を搭載して移動するための移動体であって、
    前記ユーザ及び前記物品を収容することのできる内部空間が形成された筐体と、
    前記内部空間の一部を撮像する1以上の撮像部と、
    前記内部空間の前記1以上の撮像部の死角となる領域に配されたプライベート空間への前記ユーザの進入、又は、前記プライベート空間からの前記ユーザの退出を制限する制限部と、
    前記制限部の動作を制御する制限制御部と、
    前記移動体の駆動を制御する駆動制御部と、
    を備え、
    前記制限制御部は、前記駆動制御部が前記移動体を移動させている間、前記プライベート空間への前記ユーザの進入又は前記プライベート空間からの前記ユーザの退出を制限する、
    移動体。
  2. 前記ユーザを認証する認証部をさらに備え、
    前記制限制御部は、認証部が前記ユーザを認証し、且つ、前記移動体が停止している場合に、前記プライベート空間もしくは前記移動体への前記ユーザの進入又は前記プライベート空間からの前記ユーザの退出を許容する、
    請求項1に記載の移動体。
  3. 前記1以上の撮像部の少なくとも1つが撮像した画像であって、前記プライベート空間から退出する前記ユーザが撮像された画像の画像データを取得するユーザ画像取得部と、
    前記ユーザ画像取得部が取得した画像データを解析して、前記ユーザが前記プライベート空間から持ち出した物品を推定する物品推定部と、
    をさらに備える、
    請求項1又は請求項2に記載の移動体。
  4. ユーザに譲渡、貸与又は引き渡される物品を搭載して移動するための移動体であって、
    前記ユーザ及び前記物品を収容することのできる内部空間が形成された筐体と、
    前記内部空間の一部を撮像する1以上の撮像部と、
    前記1以上の撮像部の少なくとも1つが撮像した画像であって、前記内部空間の前記撮像部の死角となる領域に配され、プライベート空間から退出する前記ユーザが撮像された画像の画像データを取得するユーザ画像取得部と、
    前記ユーザ画像取得部が取得した画像データを解析して、前記ユーザが前記プライベート空間から持ち出した物品を推定する物品推定部と、
    を備える、移動体。
  5. 前記ユーザ画像取得部は、前記1以上の撮像部の少なくとも1つが撮像した画像であって、前記プライベート空間に進入する前記ユーザが撮像された画像の画像データと、前記プライベート空間から退出する前記ユーザが撮像された画像の画像データとを取得し、
    前記物品推定部は、(i)前記ユーザが前記プライベート空間に持ち込んだ物品、及び、(ii)前記ユーザが前記プライベート空間から持ち出した物品を推定する、
    請求項3又は請求項4に記載の移動体。
  6. 前記物品推定部は、前記ユーザ画像取得部が取得した画像データを解析して、前記ユーザが前記内部空間に持ち込んだ1以上の所持品のうち、前記ユーザが前記プライベート空間に放置した所持品を推定する、
    請求項5に記載の移動体。
  7. 前記プライベート空間に前記ユーザの所持品が放置されている可能性のあることを示す情報を、前記ユーザに出力する出力部をさらに備える、
    請求項6に記載の移動体。
  8. 前記物品推定部は、さらに、前記ユーザがプライベート空間から持ち出した前記物品の所持態様を推定する、
    請求項3から請求項7までの何れか一項に記載の移動体。
  9. 前記物品の前記所持態様に基づいて、前記物品の譲渡、貸与又は引渡しに関する費用を算出する費用算出部をさらに備える、
    請求項8に記載の移動体。
  10. 前記費用算出部は、前記物品の前記所持態様に基づいて算出された前記費用に関する情報を、前記ユーザに通知する、又は、前記ユーザが利用する通信端末に送信する、
    請求項9に記載の移動体。
  11. 前記費用算出部は、前記ユーザの前記移動体からの退出又は離脱が検出された場合、電子決済サービスを提供するサーバに、前記ユーザのアカウントを特定するための情報、及び、前記物品の前記所持態様に基づいて算出された前記費用に関する情報を送信する、
    請求項9又は請求項10に記載の移動体。
  12. 前記プライベート空間の内部の深度情報を取得する深度情報取得部と、
    前記深度情報取得部が取得した前記深度情報に基づいて、前記プライベート空間の内部における前記ユーザの行動を推定する行動推定部と、
    前記行動推定部が推定した前記ユーザの行動、及び、前記1以上の撮像部が撮像した画像の少なくとも一方に基づいて、前記ユーザによる不正行為を検出する不正検出部と、
    をさらに備える、
    請求項1から請求項11までの何れか一項に記載の移動体。
  13. 前記不正検出部は、前記ユーザによる不正行為が検出された後、不正な状態が解消されたことが検出される前に、前記ユーザの前記移動体からの退出又は離脱が検出された場合、前記ユーザに確認を促すためのメッセージを、前記ユーザに通知する、又は、前記ユーザが利用する通信端末に送信する、
    請求項12に記載の移動体。
  14. 前記物品には、当該物品の識別情報を記憶した電子タグが配され、
    前記プライベート空間には、前記電子タグに記憶された識別情報を読み取る1以上の読取機が配され、
    前記不正検出部は、前記1以上の読取機の少なくとも1つが読み取った前記識別情報、前記行動推定部が推定した前記ユーザの行動、及び、前記1以上の撮像部が撮像した画像の少なくとも1つに基づいて、前記ユーザによる不正行為を検出する、
    請求項12又は請求項13に記載の移動体。
  15. 前記物品には、当該物品の識別情報を記憶した電子タグが配され、
    前記移動体は、
    前記プライベート空間に配された1以上の圧力センサと、
    前記1以上の圧力センサが取得した圧力情報に基づいて、前記プライベート空間の内部に配された不審物を検出する不審物検出部と、
    前記プライベート空間に配され、前記電子タグに記憶された識別情報を読み取る1以上の読取機と、
    前記1以上の読取機のそれぞれの位置、及び、前記1以上の読取機の少なくとも1つが読み取った前記識別情報に基づいて、前記プライベート空間の内部に配された前記電子タグの位置を特定するタグ位置特定部と、
    前記不審物検出部が検出した前記不審物の位置と、前記タグ位置特定部が特定した前記電子タグの位置との関係が、予め定められた条件を満足する場合、前記不審物検出部が検出した前記不審物は、前記譲渡、貸与又は引渡しの対象となる物品であると判定する不審物判定部と、
    をさらに備える、
    請求項1から請求項13までの何れか一項に記載の移動体。
  16. 前記不審物判定部は、前記不審物検出部が検出した前記不審物の位置と、前記タグ位置特定部が特定した前記電子タグの位置との関係が、前記予め定められた条件を満足しない場合、前記不審物検出部が検出した前記不審物は、前記ユーザが前記内部空間に持ち込んだ前記ユーザの所持品であると判定する、
    請求項15に記載の移動体。
  17. 前記プライベート空間の内部の深度情報を取得する深度情報取得部と、
    前記深度情報取得部が取得した前記深度情報に基づいて、前記プライベート空間の内部に配された不審物を検出する不審物検出部と、
    をさらに備える、
    請求項1から請求項11までの何れか一項に記載の移動体。
  18. 前記物品には、当該物品の識別情報を記憶した電子タグが配され、
    前記移動体は、
    前記プライベート空間に配され、前記電子タグに記憶された識別情報を読み取る1以上の読取機と、
    前記1以上の読取機のそれぞれの位置、及び、前記1以上の読取機の少なくとも1つが読み取った前記識別情報に基づいて、前記プライベート空間の内部に配された前記電子タグの位置を特定するタグ位置特定部と、
    前記不審物検出部が検出した前記不審物の位置と、前記タグ位置特定部が特定した前記電子タグの位置との関係が、予め定められた条件を満足する場合、前記不審物検出部が検出した前記不審物は、前記譲渡、貸与又は引渡しの対象となる物品であると判定する不審物判定部と、
    をさらに備える、
    請求項17に記載の移動体。
  19. 前記不審物判定部は、前記不審物検出部が検出した前記不審物の位置と、前記タグ位置特定部が特定した前記電子タグの位置との関係が、前記予め定められた条件を満足しない場合、前記不審物検出部が検出した前記不審物は、前記ユーザが前記内部空間に持ち込んだ前記ユーザの所持品であると判定する、
    請求項18に記載の移動体。
  20. 前記不審物検出部は、前記不審物が検出された後、前記不審物が検出されなくなる前に、前記ユーザの前記移動体からの退出又は離脱が検出された場合、前記ユーザに確認を促すためのメッセージを、前記ユーザに通知する、又は、前記ユーザが利用する通信端末に送信する、
    請求項15から請求項19までの何れか一項に記載の移動体。
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