JP7093350B2 - 原反フィルム、延伸光学フィルムの製造方法、及び延伸光学フィルム - Google Patents
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Description
[1]平均厚みが45μm以下であり、主成分であるビニルアルコール系重合体と、平均粒径が25nm以上150nm以下の樹脂粒子とを含有し、上記樹脂粒子の含有量が1質量%以上25質量%以下である延伸光学フィルム製造用の原反フィルム。
[2]上記樹脂粒子が重合体を含有し、上記重合体が、ヒドロキシ基を含む基を有する構造単位を備える[1]の原反フィルム。
[3][1]又は[2]の原反フィルムを延伸する工程を備える延伸光学フィルムの製造方法。
[4]平均厚みが20μm以下であり、主成分であるビニルアルコール系重合体と、平均粒径が25nm以上150nm以下の樹脂粒子とを含有し、上記樹脂粒子の含有量が1質量%以上25質量%以下である延伸光学フィルム。
本発明の一実施形態に係る原反フィルムは、延伸光学フィルムの製造に用いられるフィルムである。すなわち、当該原反フィルムは、偏光フィルムや位相差フィルム等の延伸光学フィルムの材料となるフィルムである。当該原反フィルムを延伸することにより、延伸光学フィルムが得られる。
当該原反フィルムの平均厚みの上限は、45μmであり、40μmが好ましく、35μmがより好ましく、30μmがさらに好ましい。当該原反フィルムの平均厚みが上記上限以下であることで、薄型の延伸光学フィルムを得ることができる。一方、この平均厚みの下限としては、5μmが好ましく、10μmがより好ましく、15μmがさらに好ましく、20μmがよりさらに好ましい。当該原反フィルムの平均厚みが上記下限以上であることで、得られる延伸光学フィルムの裂け強度をより大きくすることができる。
当該原反フィルムは、主成分としてPVA(ビニルアルコール系重合体)を含有する。なお、主成分とは、質量基準で最も含有量の大きい成分をいう(以下、同様である。)。PVAは、ビニルアルコール単位(-CH2-CH(OH)-)を構造単位として有する重合体である。PVAは、ビニルアルコール単位の他、ビニルエステル単位やその他の単位を有していてもよい。
エチレン、プロピレン、1-ブテン、イソブテン等の炭素数2~30のα-オレフィン;
(メタ)アクリル酸又はその塩;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n-プロピル、(メタ)アクリル酸i-プロピル、(メタ)アクリル酸n-ブチル、(メタ)アクリル酸i-ブチル、(メタ)アクリル酸t-ブチル、(メタ)アクリル酸2-エチルへキシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル等の(メタ)アクリル酸エステル;
(メタ)アクリルアミド;
N-メチル(メタ)アクリルアミド、N-エチル(メタ)アクリルアミド、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリルアミドプロパンスルホン酸又はその塩、(メタ)アクリルアミドプロピルジメチルアミン又はその塩、N-メチロール(メタ)アクリルアミド又はその誘導体等の(メタ)アクリルアミド誘導体;
N-ビニルホルムアミド、N-ビニルアセトアミド、N-ビニルピロリドン等のN-ビニルアミド;
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、n-プロピルビニルエーテル、i-プロピルビニルエーテル、n-ブチルビニルエーテル、i-ブチルビニルエーテル、t-ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、ステアリルビニルエーテル等のビニルエーテル;
(メタ)アクリロニトリル等のシアン化ビニル;
塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等のハロゲン化ビニル;
酢酸アリル、塩化アリル等のアリル化合物;
マレイン酸、又はその塩、エステル若しくは酸無水物;
イタコン酸、又はその塩、エステル若しくは酸無水物;
ビニルトリメトキシシラン等のビニルシリル化合物;
不飽和スルホン酸などを挙げることができる。
当該原反フィルムは、樹脂粒子を含有する。当該原反フィルムは、所定サイズ及び所定量の樹脂粒子を含有することにより、得られる延伸光学フィルムの裂け強度を大きくすることができる。このような効果が生じる理由は定かでは無いが、当該原反フィルムから製造した延伸光学フィルムが裂けた場所の断面を観察したところ、断面が荒くなっていたことから、フィルム中に分散している微細な樹脂粒子が裂けの伝播を抑制することで、裂け強度が大きくなったものと推測される。
(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチル、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2-ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシフェニル等のヒドロキシ基を有する(メタ)アクリル酸エステル、2-ヒドロキシエチルビニルエーテル、4-ヒドロキシブチルビニルエーテル等のヒドロキシ基を有するビニルエーテル、3-ブテン-1-オール、4-ペンテン-1-オール、5-ヘキセン-1-オール等の不飽和アルコール、その他ビニルフェノール等、ヒドロキシ基を有する単量体;
(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、これらの塩、これらの無水物等のカルボキシ基を有する単量体;
エチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸、これらの塩等のスルホ基を有する単量体等を挙げることができる。
当該原反フィルムは、可塑剤をさらに含むことができる。当該原反フィルムが可塑剤を含むことにより、取扱性や延伸性の向上等を図ることができる。好ましい可塑剤としては、多価アルコールが挙げられ、具体例としては、エチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジグリセリン、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。これらの可塑剤は、1種又は2種以上を用いることができる。これらの中でも、延伸性の向上効果の点からグリセリンが好ましい。
当該原反フィルムには、PVA、樹脂粒子及び可塑剤以外に、さらに充填剤、銅化合物などの加工安定剤、耐候性安定剤、着色剤、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、難燃剤、他の熱可塑性樹脂、潤滑剤、香料、消泡剤、消臭剤、増量剤、剥離剤、離型剤、補強剤、架橋剤、防かび剤、防腐剤、結晶化速度遅延剤などの他の添加剤を、必要に応じて適宜配合できる。
本発明の原反フィルムの製造方法は特に限定されず、製膜後の原反フィルムの厚み及び幅がより均一になる製造方法を好ましく採用することができる。例えば、原反フィルムを構成する上記PVA及び樹脂粒子、並びに必要に応じてさらに、可塑剤、その他の添加剤、及び後述する界面活性剤等のうちの1種又は2種以上が液体媒体中に溶解した製膜原液を用いて、製膜することにより得ることができる。また、必要に応じて、PVAを溶融した製膜原液を用いても製造することができる。製膜原液において、樹脂粒子は均一に混合されていることが好ましい。また、製膜原液が、可塑剤、その他の添加剤及び界面活性剤の少なくとも1種を含有する場合には、それらの成分が均一に混合されていることが好ましい。
本発明の一実施形態に係る延伸光学フィルムは、偏光フィルムや位相差フィルム等、所定方向に配向したPVAを含む光学フィルムである。当該延伸光学フィルムは、一軸延伸されていてもよく、二軸延伸されていてもよいが、一軸延伸されていることが好ましい。一軸延伸された当該延伸光学フィルムは、偏光フィルム等として好適に用いることができる。当該延伸光学フィルムは、単層フィルムであっても、多層フィルムであってもよいが、単層フィルムであることが好ましい。
当該延伸光学フィルムの平均厚みの上限は、20μmであり、18μmが好ましく、16μmがより好ましく、14μmがさらに好ましい。当該延伸光学フィルムの平均厚みが上記上限以下であることで、十分な薄型化を図ることができる。一方、この平均厚みの下限としては、5μmが好ましく、8μmがより好ましく、10μmがさらに好ましい。当該延伸光学フィルムの平均厚みが上記下限以上であることで、裂け強度をより大きくすることができる。
当該延伸光学フィルムは、主成分であるPVAと樹脂粒子とを含有する。
本発明の一実施形態に係る延伸光学フィルムは、上述した当該原反フィルムを延伸する工程を備える製造方法によって得ることができる。以下、当該延伸光学フィルムが偏光フィルムである場合の具体的な製造方法について説明する。
本発明の原反フィルム、延伸光学フィルム、及び延伸光学フィルムの製造方法は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、延伸光学フィルム及びその製造方法としては、延伸光学フィルムが偏光フィルムである場合を中心に説明したが、延伸光学フィルムは偏光フィルムに限定されるものではない。例えば、位相差フィルム等の偏光フィルム以外の延伸光学フィルムも、本発明の範囲内であり、本発明の原反フィルムを延伸する工程を備える製造方法によって製造することができる。本発明の一実施形態としての位相差フィルムの製造方法は、本発明の原反フィルムを延伸すること以外は、従来公知の方法を用いて行うことができる。
原反フィルムの中央部から幅方向に3cm間隔で厚みを測定し、その平均値を原反フィルムの平均厚みとした。厚みの測定は、シルバック社の「デジタルマイクロインジケータS229」と小野測器社の「ゲージスタンドST-022」を用いて行った。
原反フィルム2gを熱水に入れ、濃度が2質量%になるように調製して95℃で4時間撹拌し、原反フィルムを溶解させた。熱水の水温を25℃まで冷却した後、水を加えて散乱光強度が適切になるように調整した。この分散液に対して、大塚電子社のゼータ電位・粒径測定システム「ELS-Z2」を用いて、25℃の環境下で動的光散乱を測定し、キュムラント解析を行うことで動的光散乱法による平均粒径を求めた。なお、測定溶媒の屈折率、粘度、比誘電率の値として、水の屈折率1.33、水の粘度0.89cP、水の比誘電率78.3を用いた。また、ノイズカットレベルは0.3%、積算回数は70回、ピンホールは50μmに設定した。
20℃/50%RHで16時間調湿した原反フィルムをおよそ0.1g切り取り、精秤(A(g))した。その後、およそ2質量%になるように95℃の熱水を加えて4時間撹拌し、原反フィルムを溶解させた。熱水の水温を25℃まで冷却した後、水を加えて40倍に希釈した水溶液とした。次に孔径0.025μmのメンブレンフィルター(メルク社の「MF-ミリポア」)を3枚用意し、それぞれのフィルター質量(B、B’、B’’(g))を測定した。次に、そのうちの1枚(フィルター質量B)を用いて、上記水溶液の一次ろ過を行った。その一次ろ過液を回収し、更に、2枚目の孔径0.025μmのメンブレンフィルター(フィルター質量B’)を用いて二次ろ過を行った。更に、その二次ろ過液を回収し、3枚目の孔径0.025μmのメンブレンフィルター(フィルター質量B’’)を用いて三次ろ過を行った。その後、一次ろ過から三次ろ過に使用した3枚の孔径0.025μmのメンブレンフィルターを、ろ物とともに60℃/真空下で16時間乾燥し、その総質量(C(g))を測定した。その後、下記計算式(1)を用いて、三枚の孔径0.025μmのメンブレンフィルターで捕捉された成分、すなわち樹脂粒子の質量(D(g))を算出した。次いで、下記計算式(2)を用いて、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量を算出した。
捕捉された成分(樹脂粒子)の質量D(g)
=C-(B+B’+B’’)・・・(1)
原反フィルム中の樹脂粒子の含有量(質量%)
=(D/A)×100 ・・・(2)
偏光フィルムの中央部から、幅方向に15mm間隔で厚みを測定し、その平均値を偏光フィルムの平均厚みとした。厚みの測定は、小野測器社の「デジタルゲージカウンターDG-5100」、小野測器社の「リニアゲージセンサーGS-3813」、及び小野測器社の「ゲージスタンドST-0230」を用いて行った。
約10gの偏光フィルムを1cm×1cmの大きさに切り、蒸留水200gとともに500mLのガラスビーカーに入れた。その後、3.4cm×0.8cm×0.7cmの大きさの撹拌子を用いて300rpmの速さで撹拌しながら、95℃に昇温し、24時間撹拌し、偏光フィルムを溶解させた。25℃まで冷却した後、水を加えて散乱光強度が適切になるように調整した。この分散液に対して、大塚電子社のゼータ電位・粒径測定システム「ELS-Z2」を用いて、25℃の環境下で動的光散乱を測定し、キュムラント解析を行うことで動的光散乱法による平均粒径を求めた。なお、測定溶媒の屈折率、粘度、比誘電率の値として、水の屈折率1.33、水の粘度0.89cP、水の比誘電率78.3を用いた。また、ノイズカットレベルは0.3%、積算回数は70回、ピンホールは50μmに設定した。
約10gの偏光フィルムの質量(E(g))を精秤した後、1cm×1cmの大きさに切り、蒸留水200gとともに500mLのガラスビーカーに入れた。その後、3.4cm×0.8cm×0.7cmの大きさの撹拌子を用いて300rpmの速さで撹拌しながら、95℃に昇温し、24時間撹拌し、偏光フィルムを溶解させた。25℃まで冷却した後、水を加えて濃度が約0.05質量%となるように水溶液を調整した。次に、孔径0.025μmのメンブレンフィルター(メルク社の「MF-ミリポア」)を3枚用意し、それぞれのフィルター質量(F、F’、F’’(g))を測定した。次に、そのうちの1枚(フィルター質量F)を用いて調整後の水溶液に対して一次ろ過を行った。一次ろ過液を回収し、更に、2枚目の孔径0.025μmのメンブレンフィルター(フィルター質量F’)を用いて二次ろ過を行った。更に、二次ろ過液を回収し、3枚目の孔径0.025μmのメンブレンフィルター(フィルター質量F’’)で三次ろ過を行った。その後、一次ろ過から三次ろ過に使用した孔径0.025μmのメンブレンフィルターをろ物とともに60℃/真空下で16時間乾燥し、その総質量(G(g))を測定した。その後、下記計算式(3)を用いて、三枚の孔径0.025μmのメンブレンフィルターで捕捉された成分、すなわち樹脂粒子の質量(H(g))を算出し、下記計算式(4)を用いて、偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量を算出した。
捕捉された成分(樹脂粒子)の質量H(g)
=G-(F+F’+F’’)・・・(3)
偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量(質量%)
=(H/E)×100 ・・・(4)
延伸方向に33mm、延伸方向と垂直な方向に20mmの大きさの偏光フィルムを、外寸33mm×27mm、内寸20mm×15mm、厚み1mmのステンレス枠2枚の間に挟んだ。なお、ステンレス枠の外寸の長辺方向と内寸の長辺方向は同じ方向であり、偏光フィルムの延伸方向とステンレス枠の長辺方向とが平行になるように偏光フィルムを挟んだ。次にステンレス枠の長辺の両端の2箇所をクリップで挟んで留めて偏光フィルムを固定し、測定試料とした。なお、偏光フィルムは20℃/20%RHで18時間調湿したものを使用した。次に島津製作所の卓上形精密万能試験機「オートグラフAGS-J」の下のつかみ具に上記測定試料を固定した。一方、上記試験器の上のつかみ具に先端形状が短辺1mm、長辺5mmの矩形である突き刺し治具を、その長辺が偏光フィルムの延伸方向に平行となるように固定した。そして、ステンレス枠の中央に位置する偏光フィルムを速度1mm/分で突き刺し、このときの最大荷重を測定した。測定は4回行い、最大荷重の平均値を計算し、その平均値を裂け強度とした。
(透過率Tsの測定)
偏光フィルムの中央部から、偏光フィルムの延伸方向に2cmの長さのサンプルを2枚採取した。1枚のサンプルについて、積分球付き分光光度計(日本分光社の「V7100」)を用いて、JIS Z 8722(物体色の測定方法)に準拠し、C光源、2°視野の可視光領域の視感度補正を行い、長さ方向に対して+45°傾けた場合の光の透過率と-45°傾けた場合の光の透過率を測定して、それらの平均値Ts1(%)を求めた。もう1枚のサンプルについても同様にして、+45°傾けた場合の光の透過率と-45°傾けた場合の光の透過率を測定して、それらの平均値Ts2(%)を求めた。下記計算式(11)を用いて、Ts1とTs2を平均し、偏光フィルムの透過率Ts(%)とした。
Ts=(Ts1+Ts2)/2・・・(11)
上記透過率Tsの測定で使用した2枚のサンプルについて、その延伸方向がお互いに直交するように重ねた場合の光の透過率T⊥(%)と、その延伸方向が平行になるように重ねた場合の光の透過率T//(%)を測定した。この測定は、積分球付き分光光度計(日本分光社の「V7100」)を用いて、JIS Z 8722(物体色の測定方法)に準拠し、C光源、2°視野の可視光領域の視感度補正を行って実施した。測定したT//(%)及びT⊥(%)から、下記計算式(12)を用いて、偏光度V(%)を求めた。
V={(T//-T⊥)/(T//+T⊥)}1/2×100・・・(12)
二軸押出機(パーカーコーポレーション社製)に、ホッパーからメタクリル酸メチル-アクリル酸n-ブチル共重合体(クラリティ(登録商標)LA2140、株式会社クラレ製、メタクリル酸メチル単位24質量%)を0.66kg/時で供給し、シリンダー途中からn-メチルシクロヘキシルアミンを0.18kg/時(メタクリル酸メチル-アクリル酸n-ブチル共重合体中のメタクリル酸メチル単位100モルに対して100モルとなる量)で供給し、シリンダー温度220℃、スクリュウ回転数100rpmで溶融混練した。これにより、メタクリル酸無水物-アクリル酸n-ブチル共重合体1を得た。
製造例1にて得られたメタクリル酸無水物-アクリル酸n-ブチル共重合体1を20mm3以下に粉砕し、80℃の熱水に24時間浸漬することで酸無水物をカルボキシ基に変換し、メタクリル酸-アクリル酸n-ブチル共重合体1(MAA-BA共重合体1)とした。次にMAA-BA共重合体1をろ過にて取り出し、乾燥した後、メタノールを溶媒として固形分濃度10質量%になる様に溶解した。その後、MAA-BA共重合体1の溶解に用いたメタノールと同じ質量の蒸留水に対して、得られたMAA-BA共重合体1/メタノール溶液を滴下し、MAA-BA共重合体1からなる樹脂粒子の分散液を得た。その後、この分散液を60℃になるように加温しながら沸騰しない様に減圧処理して、メタノールを除去し、固形分濃度が10質量%のメタクリル酸-アクリル酸n-ブチル-メタクリル酸トリブロック共重合体1(MAA-BA-MAAトリブロック共重合体1)からなる樹脂粒子1の水分散液を得た。なお、このMAA-BA-MAAトリブロック共重合体1は、熱可塑性エラストマーである。
(1)PVA(けん化度99.3モル%、重合度2400、エチレン変性量2.5モル%)100質量部、可塑剤としてグリセリン10質量部、界面活性剤としてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム0.1質量部、及び上記樹脂粒子1(MAA-BA-MAAトリブロック共重合体1)を5質量部含む、PVAの含有率が10質量%である水溶液を作製し、これを製膜原液として用いた。この製膜原液を80℃の金属ロール上で乾燥し、得られたPVAフィルムを熱風乾燥機中で120℃の温度で10分間熱処理し、平均厚み30μmの原反フィルムを得た。原反フィルム中の樹脂粒子の平均粒径を測定したところ、30nmであった。また、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量を測定したところ、4質量%であった。これらの結果を表1にまとめた。
PVA100質量部に対する上記樹脂粒子1の混合量を10質量部としたこと以外は実施例1と同様の方法で原反フィルム及び偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、原反フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
PVA100質量部に対する上記樹脂粒子1の混合量を20質量部としたこと以外は実施例1と同様の方法で原反フィルム及び偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、原反フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
製膜原液に加えた樹脂粒子1を上記樹脂粒子2(MAA-BA-MAAトリブロック共重合体2)に変更したこと以外は実施例1と同様の方法で原反フィルム及び偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、原反フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
製膜原液に加えた樹脂粒子1を上記樹脂粒子2に変更したこと以外は実施例3と同様の方法で原反フィルム及び偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、原反フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
製膜原液に加えた樹脂粒子1を大成ファインケミカルの「WAN-6000」(ウレタン樹脂からなる樹脂粒子)に変更したこと以外は実施例3と同様の方法で原反フィルム及び偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、原反フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
製膜原液に樹脂粒子1を加えなかったこと以外は実施例1と同様の方法で原反フィルム及び偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
PVA100質量部に対する上記樹脂粒子1の混合量を40質量部としたこと以外は実施例1と同様の方法で原反フィルム及び偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、原反フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
製膜原液に加えた樹脂粒子1を星光PMC社の「PE―1304」(スチレンアクリル樹脂からなる樹脂粒子、メーカー公表平均粒径250nm)に変更したこと以外は実施例3と同様の方法で原反フィルムと偏光フィルムを作製しようとした。しかし、原反フィルムが白く濁ったため、偏光フィルムの作製や各種評価を中止した。
製膜原液に加えた樹脂粒子1を日産化学工業社の「スノーテックス ST-50」(シリカ粒子、メーカー公表平均粒径20~25nm)に変更したこと以外は実施例3と同様の方法で原反フィルムと偏光フィルムを作製しようとした。しかし、原反フィルムが白く濁ったため、偏光フィルムの作製や各種評価を中止した。
樹脂粒子1に替えて、和光純薬社のポリアクリル酸(重合度2000)を製膜原液に加えたこと以外は実施例1と同様の方法で原反フィルムと偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、原反フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、原反フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルム中の樹脂粒子の平均粒径、偏光フィルム中の樹脂粒子の含有量、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。ポリアクリル酸は、フィルム中で粒子として存在せず、PVAと相溶していた。
洗浄処理浴にアスコルビン酸ナトリウム0.0316質量%を加えたこと以外は比較例1と同様の方法で原反フィルムと偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
一軸延伸処理浴において全体で延伸倍率(総延伸倍率)が4倍になるように延伸したこと以外は比較例1と同様の方法で原反フィルムと偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
原反フィルムの平均厚みを40μmにしたこと以外は比較例1と同様の方法で原反フィルムと偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
原反フィルムの平均厚みを60μmにしたこと以外は比較例1と同様の方法で原反フィルムと偏光フィルムを作製した。
得られた原反フィルムの平均厚み、偏光フィルムの平均厚み、偏光フィルムの裂け強度、及び偏光性能を測定又は評価した。それらの結果を表1に示した。
A:偏光フィルムの平均厚み20μm以下、裂け強度2N以上、かつ偏光度99.994%超
B:偏光フィルムの平均厚み20μm以下、裂け強度2N以上、かつ偏光度99.990%超99.994%以下
C:上記A及びB以外
Claims (4)
- 平均厚みが45μm以下であり、
主成分であるビニルアルコール系重合体と、平均粒径が25nm以上150nm以下の樹脂粒子とを同一の層中に含有し、
上記樹脂粒子の含有量が1質量%以上20質量%以下であり、
上記樹脂粒子がエラストマーを含む延伸光学フィルム製造用の原反フィルム。 - 上記エラストマーが、ヒドロキシ基を含む基を有する構造単位を備える請求項1に記載の原反フィルム。
- 請求項1又は請求項2に記載の原反フィルムを延伸する工程
を備える延伸光学フィルムの製造方法。 - 平均厚みが20μm以下であり、
主成分であるビニルアルコール系重合体と、平均粒径が25nm以上150nm以下の樹脂粒子とを同一の層中に含有し、
上記樹脂粒子の含有量が1質量%以上20質量%以下であり、
上記樹脂粒子がエラストマーを含む延伸光学フィルム。
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