JP7092340B2 - 開孔補強具 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋コンクリートの梁における開孔の周囲に設置可能な開孔補強具に関する。
鉄筋コンクリート造の建造物等においては、水平方向に沿って延びる鉄筋コンクリートの基礎梁が設けられている。この基礎梁は、設備配管の保守、点検等に際して人が基礎梁を通り抜けること、配管、配線等を、基礎梁を通り抜けるように効率的にレイアウトすること等を求められることがあり、この場合、基礎梁に、その幅方向に貫通する開孔が形成される。このような開孔は、スリーブを設置した状態でコンクリート打設を行うことにより形成され、このとき、開孔の周縁部がスリーブの外周部に対応して形成される。
しかしながら、基礎梁に開孔を形成した場合、基礎梁の強度が低下し、特に、基礎梁のせん断終局強度が低下する。また、基礎梁の開孔の周辺部には、応力集中によってヒビ割れが発生し易くなる。そのため、開孔の周辺部を補強するために、開孔補強具(以下、必要に応じて、単に「補強具」という)が基礎梁に設置されることがある。
例えば、補強具は、開孔を囲むように形成され、かつ金属棒体から構成される環状筋と、スリーブを下方から支持するように構成されたスリーブ支持筋とを有し、スリーブ支持筋を、環状筋に交差するように配置し、かつ環状筋の内方に向かって突出するように形成することがある。かかる補強具においては、スリーブ支持筋は、環状筋と同一の金属棒体によって一体に形成されるか、又は環状筋と別体に形成された状態で環状筋に溶接される。(例えば、特許文献1及び2を参照。)
さらに、基礎梁を作製するためにコンクリート打設を行うときには、スリーブの浮き上がり等によってスリーブの位置ズレが発生するおそれもある。そのため、スリーブの位置ズレを防止すべく、一般的に、スリーブ支持筋によってスリーブを支持した状態で、針金の長手方向の中間部をスリーブに巻き付け、かつ針金の両端部を主筋等に結束することが行われている。しかしながら、コンクリート打設時の圧力又は振動等によって針金が緩むおそれがあり、この場合、スリーブの位置ズレが依然として発生するおそれがある。さらに、スリーブの位置ズレによって、基礎梁の外部に補強具が露出するおそれもある。そのため、スリーブの位置ズレを防止するための補強具が提案されてきている。
このような補強具の一例として、スリーブを上方から押さえるための2つのスリーブ押え筋を設けた補強具が挙げられる。より具体的には、かかる補強具においては、2つのスリーブ押え筋のそれぞれが、金属棒体から構成され、かつ環状筋から環状筋の内方に向かって突出するように形成され、各スリーブ押え筋の長手方向の基端部が環状筋に溶接され、さらに、各スリーブ押え筋の長手方向の先端部に樹脂製の先端キャップが固定されている。(例えば、特許文献3を参照。)
特開2003-20755号公報 特開2005-180175号公報 特開2007-162360号公報
上記補強具の一例では、金属棒体から成る各スリーブ押え筋の基端部が環状筋に溶接されるので、各スリーブ押え筋の先端部は一定の位置に固定される。そして、この基礎梁では、コンクリート打設後、スリーブをその軸線方向に引き抜くことにより取り外す作業(以下、「スリーブ取り外し作業」という)が行われ、このとき、スリーブの押え筋の先端部がスリーブに接触すると、スリーブからスリーブ押え筋に荷重が加えられることとなる。しかしながら、スリーブ押え筋は、金属棒体から構成されるので、かかる荷重に対して弾性変形し難くなっている。そのため、スリーブ取り外し作業にて、スリーブがスリーブ押え筋によって強く押え付けられ、その結果、スリーブ取り外し作業が難くなるおそれがあり、ひいては、基礎梁の作製効率が低下するおそれがある。
また、補強具の一例では、上述のようにスリーブ押え筋の先端部が一定の位置に固定されるので、補強具及びスリーブの個体差、補強具及びスリーブの設置条件のバラツキ等が生じるおそれがあり、その結果、スリーブ及びスリーブ押え筋間の距離にバラツキが生ずるおそれがある。かかるバラツキは、スリーブの位置ズレに影響するので、好ましくない。
さらに、補強具の一例では、スリーブ押え筋の先端部は、特定の大きさを有する1種類のスリーブに対応して一定の位置に固定される。そのため、この1種類のスリーブと異なる大きさを有する別の種類のスリーブを用いる場合、別の種類のスリーブに対応したスリーブ押え筋を有する別の補強具を準備する必要がある。このように種々のスリーブに応じて種々の補強具を準備することは煩雑であり、基礎梁の作製効率が低下するおそれがある。
上記実情を鑑みると、開孔補強具において、鉄筋コンクリートの梁における作製効率の低下を防ぎ、スリーブの位置ズレを効率的に防ぐことが望まれる。
上記課題を解決すべく、一態様に係る開孔補強具によれば、鉄筋コンクリートの梁にてその幅方向に貫通する開孔の周囲に配置され、かつ前記開孔を形成すべく、前記開孔の周縁部に対応して形成される外周部を有するスリーブを設置するときに、前記スリーブの周囲に設置される開孔補強具であって、前記開孔の周縁部を囲むように配置可能に構成される環状体と、前記環状体から前記環状体の内周側に突出するように形成されるスリーブ受けとを備え、前記環状体が、細長形状に形成され、かつ前記環状体の周方向の一部に沿って配置される内側及び外側取付部を有し、前記外側取付部が、前記内側取付部の外周側にて前記内側取付部と対向するように位置し、前記スリーブ受けが、前記外側取付部から前記内側取付部を超えて前記内側取付部の内周側に延びており、前記スリーブ受けに用いられる材料の縦弾性係数が金属の縦弾性係数よりも低くなっており、前記スリーブ受けが、それぞれ前記内側取付部及び前記外側取付部に対応して凹形状に形成される内側及び外側嵌合部を有し、前記スリーブ受けの内側及び外側嵌合部が、それぞれ、前記内側及び外側取付部に嵌合している。
上記一態様に係る開孔補強具によれば、鉄筋コンクリートの梁における作製効率の低下を防ぐことができ、スリーブの位置ズレを効率的に防ぐことができる。
第1実施形態に係る開孔補強具を設置した梁を、コンクリート打設前にスリーブを設置した状態で概略的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る開孔補強具を概略的に示す正面図である。 (a)第1実施形態に係る開孔補強具の一方側スリーブ受けを概略的に示す側面図である。(b)同一方側スリーブ受けを概略的に示す背面図である。 第2実施形態に係る開孔補強具を概略的に示す正面図である。 第3実施形態に係る開孔補強具を概略的に示す正面図である。 第4実施形態に係る開孔補強具を概略的に示す正面図である。 第5実施形態に係る開孔補強具を概略的に示す正面図である。
第1~第5実施形態に係る開孔補強具及びそれを有する梁について説明する。各実施形態に係る梁は、鉄筋コンクリートの梁となっている。また、第1~第5実施形態に係る実施形態に係る梁は、それらに設けられる開孔補強具(以下、必要に応じて、単に「補強具」という)を除いて互いに同様の構造を有するものとする。そのため、以下において、梁の構造の説明を、第1実施形態に記載し、第2~第5実施形態では省略する。なお、各実施形態において、構成要素同士を「接合」する場合には、溶接が用いられるものとする。しかしながら、このことは本発明を限定するものではなく、梁の強度を十分に確保できれば、構成要素同士を「接合」する場合に、溶接以外の手段を用いてもよい。
[第1実施形態]
第1実施形態に係る補強具及びそれを有する梁について説明する。
[梁の構造及び梁の作製過程について]
最初に、図1及び図2を参照して、本実施形態に係る梁1の構造について梁1の作製過程と共に説明する。本実施形態に係る梁1は建造物の水平方向に沿って配置される。特に、梁1は、水平方向に沿って略直線状に延びるとよく、かつ略四角形状の横断面を有するとよいが、このことは本発明を限定しない。梁1はまた、建造物の柱下の基礎(図示せず)を連結する基礎梁であるとよいが、このこともまた本発明を限定しない。
図1において、梁1は、コンクリート打設前に梁1の幅方向(矢印Wにより示す)に沿ってスリーブSを設置した作製途中の状態である。このとき、本実施形態に係る補強具10はスリーブSの周囲に配置される。図1に示すような梁1の作製途中の状態に続いて、コンクリート打設を行い、その後、スリーブSを梁1の幅方向に沿って引き抜く。その結果、図2に示すように、梁1がその幅方向に貫通する開孔2を有するように形成される。なお、図2に加えて、後述する説明に用いる図4~図7では、開孔2を仮想線により示す。
図2に示すように、かかる梁1はコンクリート製の部分(以下、「コンクリート部分」という)3を有し、開孔2はコンクリート部分3を幅方向に貫通する。図1及び図2に示すように、開孔2の形成に用いられるスリーブSの外周部s1は開孔2の周縁部2aに対応して形成される。スリーブSは、梁1に設置された状態(以下、「スリーブ設置状態」という)で、その中心軸線s2が開孔2の中心軸線2bと略一致するように配置される。補強具10はコンクリート部分3の内部で開孔2の周囲に配置される。なお、図1では、一例として、2つの補強具10がスリーブSの中心軸線s2に沿った方向に互いに間隔を空けて配置されているが、このことは本発明を限定しない。
再び図2に示すように、開孔2の周縁部2aにおける横断面は略円形状に形成される。開孔2は、人、機材等が通り抜けできるような大きさに形成されるとよく、具体的には、開孔2の周縁部2aにおける横断面の直径は約500mm~約750mmであるとよい。しかしながら、開孔の周縁部における横断面は、これに限定されず、例えば、略多角形状に形成されてもよく、この場合、横断面の外接円の直径を開孔の直径として定義する。
[開孔補強具について]
図2、図3(a)及び図3(b)を参照して、本実施形態に係る開孔補強具10について説明する。図2に示すように、補強具10は、開孔2の周縁部2aを囲むように配置可能に構成される環状体20を有する。環状体20は、細長形状に形成されると共に環状体20の周方向の一部に沿って配置される内側取付部20a及び外側取付部20bを有する。外側取付部20bは、内側取付部20aとその外周側にて対向するように位置する。
補強具10は、環状体20からその内周側に突出するように形成される4つのスリーブ受け30,40を有する。4つのスリーブ受け30,40のうち2つのスリーブ受け30は、環状体20の中心軸線20cと略直交する水平基準線20dを境に一方側に位置するものとして定義し、以下においては、かかるスリーブ受け30を一方側スリーブ受け30と呼ぶ。4つのスリーブ受け30,40のうち残り2つのスリーブ受け40は、上記水平基準線20dを境に他方側に位置するものとして定義し、以下においては、かかるスリーブ受け40を他方側スリーブ受け40と呼ぶ。
一方側スリーブ受け30は、外側取付部20bから内側取付部20aを超えて内側取付部20aの内周側に突出するように形成される。一方側スリーブ受け30に用いられる材料の縦弾性係数は金属の縦弾性係数よりも低くなっている。特に、一方側スリーブ受け30に用いられる材料はプラスチックであるとよい。
図3(a)及び図3(b)に示すように、一方側スリーブ受け30は、それぞれ内側取付部20a及び外側取付部20bに対応して凹形状に形成される内側嵌合部31及び外側嵌合部32を有する。一方側スリーブ受け30の内側及び外側嵌合部31,32は、それぞれ、内側及び外側取付部20a,20bに嵌合していて、一方側スリーブ受け30が環状体20に取り付けられている。本明細書では、一方側スリーブ受け30のように嵌合により取り付けられるスリーブ受けを、「嵌合型スリーブ受け」と呼ぶ。これに対して、他方側スリーブ受け40は環状体20に接合される。本明細書では、かかる他方側スリーブ受け40のように接合により取り付けられるスリーブ受けを、「接合型スリーブ受け」と呼ぶ。一方側及び他方側スリーブ受け30,40は、スリーブ設置状態でコンクリート打設を行うときに、少なくともスリーブSの径方向のうち鉛直方向の位置ズレ、好ましくは、スリーブSの径方向のうち鉛直方向及び水平方向の両方の位置ズレを防ぐように配置される。
しかしながら、補強具は、1つ又は3つ以上の一方側スリーブ受けを有することができる。また、補強具は、1つ又は3つ以上の他方側スリーブ受けを有することができる。なお、これら構成のうちの一部を第2、第4及び第5実施形態にて後述する。
一方側及び他方側スリーブ受け30,40の具体的な配置関係については、図2に示すように、補強具10は環状体20が開孔2の周囲に位置するように梁1に設置された状態(以下、「補強具設置状態」という)にて、環状体20の水平基準線20dは実質的に水平方向に沿って配置される。一方側スリーブ受け30は、水平基準線20dに対して上方に配置され、かつ他方側スリーブ受け40は、水平基準線20dに対して下方に配置される。
2つの一方側スリーブ受け30、特に、これらの先端部30aは、所定の一方側配置範囲P内に位置する。かかる一方側配置範囲Pは、環状体20の中心軸線20cから環状体20の外周側に向かって直線状に延びる2つの一方側境界線p1,p2が環状体20の中心軸線20cを基準に環状体20の周方向にて所定の角度θ1を成して挟みこむように設定される。例えば、補強具設置状態でスリーブSの径方向のうち鉛直方向及び水平方向の両方の位置ズレを防ぐ観点によれば、角度θ1は約110度であるとよい。
さらに、2つの一方側スリーブ受け30は、それぞれ、環状体20の周方向にて2つの一方側境界線p1,p2間の中央に位置する一方側中央線p3に対して両側に配置される。好ましくは、2つの一方側スリーブ受け30は、一方側中央線p3を基準に略線対称に配置されるとよい。各一方側スリーブ受け30、特に、その先端部30aはまた、開孔2の中心軸線2bと略直交する配置軸線L上、又は配置軸線Lに沿って配置されるとよい。また、一方側中央線p3は、補強具設置状態で、環状体20の中心軸線20c及び水平基準線20dと略直交する垂直基準線20eに沿って配置されるとよい。さらに、一方側中央線p3は、開孔2の中心軸線2bから鉛直方向の上方に向かって延びるように配置される。
2つの他方側スリーブ受け40は、所定の他方側配置範囲Q内に位置する。かかる他方側配置範囲Qは、環状体20の中心軸線20cから環状体20の外周側に向かって直線状に延びる2つの他方側境界線q1,q2が環状体20の中心軸線20cを基準に環状体20の周方向にて所定の角度θ1を成して挟みこむように設定される。例えば、スリーブ設置状態でスリーブSの径方向のうち鉛直方向及び水平方向の両方の位置ズレを防ぐ観点においては、角度θ1は約110度であるとよい。
さらに、2つの他方側スリーブ受け40は、それぞれ、環状体20の周方向にて2つの他方側境界線q1,q2間の中央に位置する他方側中央線q3の両側に配置される。好ましくは、2つの他方側スリーブ受け40は、他方側中央線q3を基準に略線対称に配置されるとよい。他方側中央線q3は、補強具設置状態で、環状体20の垂直基準線20eに沿って配置されるとよい。さらに、他方側中央線q3は、開孔2の中心軸線2bから鉛直方向の下方に向かって延びるように配置されるとよい。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、スリーブの位置ズレを効率的に防止できるのであれば、補強具設置状態において、一方側スリーブ受けを、実質的に水平方向に沿った水平基準線に対して下方に配置すると共に、他方側スリーブ受けを、この水平基準線に対して上方に配置することもできる。これに加えて、補強具を上下反転可能に構成できる。
[環状体の詳細について]
図2を参照して、環状体20の詳細について説明する。環状体20は、開孔2の周縁部2aを囲むように配置可能に構成される内側リング筋21を有する。環状体20は、内側リング筋21を囲むように形成され、かつ内側リング筋21の外周側に配置される外側リング筋22を有する。内側及び外側リング筋21,22は1つの材料を用いて一体に形成され、かかる内側及び外側リング筋21,22が一筆書き状に連続して形成される。このような内側及び外側リング筋21,22に用いられる材料は金属材料であるとよい。
内側及び外側リング筋21,22のそれぞれは、その周方向に互いに間隔を空けて位置し、かつ湾曲又は屈曲形成される複数の角部21a,22aを有する。内側及び外側リング筋21,22のそれぞれは複数の辺部21b,22bを有し、各辺部21b,22bは、その周方向にて隣り合う角部21a,22a間で延びる。各辺部21b,22bは、直線状に延びるとよいが、湾曲しながら延ばすことも可能である。内側リング筋21は、4つ以上の角部21aを有する略多角形状に形成されるとよい。外側リング筋22もまた、4つ以上の角部22aを有する略多角形状に形成されるとよい。外側リング筋22の角部22aの数は内側リング筋21の角部21aの数以上であるとよいが、これに限定されない。
内側リング筋21における複数の角部21aのうち1つは、環状体20の周方向にてその角部21aに対応して位置する外側リング筋22の辺部22bと、1つの材料を連続させるように一体に形成される。内側リング筋21における複数の角部21aのうち残りは、環状体20の周方向にてその角部21aに対応して位置する外側リング筋22の辺部22bと当接かつ接合されるとよい。
かかる内側及び外側リング筋21,22の中心軸線21c,22cの両方を、環状体20の中心軸線20cとして定義する。内側及び外側リング筋21,22の中心軸線21c,22cは、開孔2の中心軸線2bに沿った方向から見て互いに略一致するとよく、これらの中心軸線21c,22cは実質的に開孔2の中心軸線2b上に配置されるとよい。しかしながら、梁を十分に補強できれば、内側及び外側リング筋の中心軸線が互いにズレて配置されて、内側及び外側リング筋の中心軸線のいずれか一方のみが環状体の中心軸線として定義されてもよい。
図2においては、一例として、内側リング筋21は、略四角形状、より具体的には、略正方形状に形成され、かつ外側リング筋22は、略八角形状、より具体的には、略正八角形状に形成されている。しかしながら、このことは、内側及び外側リング筋を限定しない。
なお、環状体においては、内側及び外側リング筋を別体とすることもできる。この場合、内側リング筋の角部は、環状体の周方向にてその角部と対応して位置する外側リング筋の辺部に当接かつ接合されるとよい。
かかる環状体20において、内側リング筋21における複数の辺部21bのうち2つが、それぞれ、2つの内側取付部20aとなっている。2つの内側取付部20aは、それぞれ、2つの一方側スリーブ受け30に対応して位置する。外側リング筋22における複数の辺部22bのうち2つが、それぞれ環状体20の周方向にて2つの内側取付部20aに対応して位置し、これらが、それぞれ、2つの外側取付部20bとなっている。互いに対向する内側及び外側取付部20a,20bは、開孔2の径方向に互いに間隔を空けて配置される。互いに対向する内側及び外側取付部20a,20bはまた略平行であるとよい。
[一方側スリーブ受けの詳細について]
図1、図2、図3(a)及び図3(b)を参照して、一方側スリーブ受け30の詳細について説明する。図1及び図2に示すように、一方側スリーブ受け30の突出方向の先端部30aは、スリーブ設置状態で、スリーブSに当接可能に構成される。図3(a)及び図3(b)に示すように、一方側スリーブ受け30の突出方向の中間部30bに、内側嵌合部31が配置される。一方側スリーブ受け30の突出方向の基端部30cに、外側嵌合部32が配置される。
さらに、一方側スリーブ受け30は、それぞれ環状体20の周方向の両側に位置する2つの側面部30dと、環状体20の中心軸線20cに沿った方向の一方側に位置する一方側スリーブ受け30の背面部30eと、同他方側に位置する正面部30fとを有する。内側嵌合部31は、それぞれ2つの側面部30dから突出する2つの突出区域31aを有する。
内側嵌合部31はまた、環状体20の中心軸線20cに沿った方向では背面部30eから凹むように形成される。内側嵌合部31は、その開口側に位置する開口側区域31bと、その底側に位置する底側区域31cとを有する。底側区域31cは、内側取付部20aの横断面形状に対応して形成される。開口側区域31bの最小幅は、内側取付部20aの横断面の最大幅よりも小さくなっている。内側取付部20aを内側嵌合部31に取り付けるとき、内側取付部20aが、開口側区域31bを初期状態から弾性変形させながら開口側区域31bを通過し、その後、内側取付部20aが、底側区域31cに収容されると、開口側区域31bが初期状態に復帰する。その結果、内側取付部20aと内側嵌合部31とが嵌合する。しかしながら、内側嵌合部の凹部は、これに限定されず、一方側スリーブ受けの正面部から凹むように形成されてもよい。
外側嵌合部32もまた、一方側スリーブ受け30の突出方向では基端部30cから凹むように形成される。外側嵌合部32は、その開口側に位置する開口側区域32aと、その底側に位置する底側区域32bとを有する。底側区域32bは、外側取付部20bの横断面形状に対応して形成されている。開口側区域32aの最小幅は、外側取付部20bの横断面の最大幅よりも小さくなっている。外側取付部20bを外側嵌合部32に取り付けるとき、外側取付部20bが、開口側区域32aを初期状態から弾性変形させながら開口側区域32aを通過し、その後、外側取付部20bが、底側区域32bに収容されると、開口側区域32aが初期状態に復帰する。その結果、外側取付部20bと外側嵌合部32とが嵌合する。しかしながら、外側嵌合部は、これに限定されず、一方側スリーブ受けの正面部又は背面部から凹むように形成されてもよい。
[他方側スリーブ受けの詳細について]
図2を参照して、他方側スリーブ受け40の詳細について説明する。他方側スリーブ受け40は、その突出方向に沿って延びる本体部41と、この本体部41の突出方向の先端区域に取り付けられるキャップ部42とを有する。本体部41の突出方向の基端区域は内側リング筋21に接合される。本体部41は金属材料を用いて構成されるとよい。この場合、本体部41の金属材料の種類は、内側リング筋21に溶接可能なものであるとよい。キャップ部42はプラスチック製であるとよいが、これに限定されない。
2つの他方側スリーブ受け40における本体部41の基端区域は、連結体43によって連結することができる。連結体43は金属材料を用いて構成されるとよく、この場合、連結体43の金属材料の種類は、内側リング筋21に溶接可能なものであるとよい。2つの本体部41と連結体43とは、1つの金属材料を用いて一体に形成されるとよいが、これに限定されない。
以上、本実施形態に係る補強具10によれば、一方側スリーブ受け30を構成する材料の縦弾性係数が金属の縦弾性係数よりも低くなっている。より好ましくは、一方側スリーブ受け30に用いられる材料がプラスチックとなっている。そのため、スリーブSの取り外し作業にて、一方側スリーブ受け30がスリーブSと接触した場合でも、スリーブSを一方側スリーブ受け30に対してスムーズに摺動させることができる。また、一方側スリーブ受け30がそれぞれ内側及び外側嵌合部31,32を内側及び外側取付部20a,20bに嵌合させるように環状体20に取り付けられるので、例えば、互いに同種である複数の環状体20を準備し、互いに異なる大きさを有する種々のスリーブSに対応する種々の一方側スリーブ受け30を、それぞれこれら複数の環状体20に取り付ければ、種々のスリーブSに対応した種々の補強具10を容易に準備することができる。そのため、梁1の作製効率の低下を防ぐことができる。さらに、一方側スリーブ受け30の位置を、スリーブSの位置ズレを防ぐように、内側及び外側取付部20a,20bの長手方向に沿って調整することができる。よって、梁1の作製効率の低下を防ぐことができ、スリーブSの位置ズレを効率的に防ぐことができる。
本実施形態に係る補強具10によれば、スリーブSの取り外し作業にて、2つの一方側スリーブ受け30がスリーブSと接触した場合でも、嵌合型スリーブ受けである2つの一方側スリーブ受け30によってスリーブSからの荷重を効率的に分散できるので、スリーブSを2つの一方側スリーブ受け30に対してスムーズに摺動させることができる。そのため、スリーブSの取り外し作業の効率低下を防ぐことができ、その結果、梁1の作製効率の低下を防ぐことができる。また、スリーブSが上方に浮き上がろうとしても、2つの一方側スリーブ受け30によって、スリーブSからの力を分散させながらスリーブSを効率的に受けることができる。
[第2実施形態]
第2実施形態に係る補強具について説明する。本実施形態に係る補強具は、特に以下で述べない限り、第1実施形態に係る補強具と同様である。本実施形態の構成要素は、第1実施形態の構成要素と同じである場合、特に限定しない限り、それと同様の名称及び符号を付す。
図4に示すように、本実施形態に係る補強具50は、嵌合型スリーブ受けである第1実施形態に係る2つの一方側スリーブ受け30を有する。補強具50はまた、接合型スリーブ受けである第1実施形態に係る2つの他方側スリーブ受け40の代わりに、嵌合型スリーブ受けである2つの他方側スリーブ受け60を有する。特に図示はしないが、2つの他方側スリーブ受け60は、それぞれ、第1実施形態の一方側スリーブ受け30の内側嵌合部31及び外側嵌合部32と同様に構成される内側嵌合部及び外側嵌合部を有する。
図4に示すように、2つの他方側スリーブ受け60、特に、これらの先端部60aは、第1実施形態に係る2つの他方側スリーブ受け40と同様に他方側配置範囲Qに位置する。さらに、各他方側スリーブ受け60、特に、その先端部60aは、開孔2の中心軸線2bと略直交する配置軸線L上、又は配置軸線Lに沿って配置されるとよい。
補強具50の環状体20は、それぞれ2つの一方側スリーブ受け30に対応する2つの内側及び外側取付部20a,20bに加えて、それぞれ2つの他方側スリーブ受け60に対応する2つの内側及び外側取付部20a,20bを有する。すなわち、環状体20は、4つの内側及び外側取付部20a,20bを有する。各他方側スリーブ受け60に対応する内側及び外側取付部20a,20bは、それぞれ、内側及び外側リング筋21,22の辺部21b,22bである。互いに対向する内側及び外側取付部20a,20bは、開孔2の径方向に互いに間隔を空けて配置される。互いに対向する内側及び外側取付部20a,20bはまた略平行であるとよい。
本実施形態に係る補強具50は、好ましくは、環状体20の水平基準線20dを基準として略線対称であるとよい。この場合、補強具50は、効率的にスリーブSの位置ズレを防止することに特に適するように、上下反転可能に構成されることとなる。
以上、本実施形態に係る補強具50によれば、第1実施形態に係る補強具10と同様の効果を得ることができる。これに加えて、本実施形態に係る補強具50においては、スリーブSが下方に沈み込もうとする場合でも、嵌合型スリーブ受けである2つの他方側スリーブ受け60によって、スリーブSからの力を分散させながらスリーブSを効率的に受けることができ、スリーブSを効率的に下方から支持できる。
[第3実施形態]
第3実施形態に係る補強具について説明する。本実施形態に係る補強具は、特に限定しない限り、第2実施形態に係る補強具と同様である。本実施形態の構成要素は、第2実施形態の構成要素と同じである場合、特に限定しない限り、それと同様の名称及び符号を付す。
図5に示すように、本実施形態に係る補強具70は、嵌合型スリーブ受けである第2実施形態に係る2つの他方側スリーブ受け60を有する一方で、第2実施形態に係る2つの一方側スリーブ受け30を有さない構成となっている。そのため、環状体20は、それぞれ2つの他方側スリーブ受け60に対応する2つの内側及び外側取付部20a,20bを有する。かかる本実施形態に係る補強具70においては、嵌合型スリーブ受けである第2実施形態に係る他方側スリーブ受け60に基づく効果と同様の効果を得ることができる。
[第4実施形態]
第4実施形態に係る補強具について説明する。本実施形態に係る補強具は、特に限定しない限り、第1実施形態に係る補強具と同様である。本実施形態の構成要素は、第1実施形態の構成要素と同じである場合、特に限定しない限り、それと同様の名称及び符号を付す。
図6に示すように、本実施形態に係る補強具80は、嵌合型スリーブ受けである第1実施形態に係る2つの一方側スリーブ受け30の代わりに、嵌合型スリーブ受けである1つの一方側スリーブ受け100を有する。補強具80はまた、接合型スリーブ受けである第1実施形態に係る2つの他方側スリーブ受け40を有する。さらに、補強具80の環状体90は、第1実施形態に係る内側及び外側リング筋21,22と同様に構成された内側及び外側リング筋91,92と、細長形状に形成された内側取付部材93及び外側取付部材94とを有する。
外側取付部材94は、内側取付部材93とその外周側で対向する。内側及び外側取付部材93,94は、開孔2の上方に配置される。内側及び外側取付部材93,94のそれぞれは、内側リング筋91の隣り合う辺部91bを橋渡すように延びる。内側及び外側取付部材93,94のそれぞれは、内側リング筋91の隣り合う辺部91bに接合される。内側及び外側取付部材93,94のそれぞれは金属材料を用いて構成されるとよく、かかる金属材料の種類は、内側リング筋91に溶接可能なものであるとよい。
内側取付部材93及び外側取付部材94は、それぞれ、内側取付部90a及び外側取付部90bとなっている。すなわち、環状体90は、1つの一方側スリーブ受け100に対応する1つの内側及び外側取付部90a,90bを有する。内側及び外側取付部90a,90bは、開孔2の径方向に互いに間隔を空けて配置される。内側及び外側取付部90a,90bはまた略平行であるとよい。
かかる補強具80において、1つの一方側スリーブ受け100は、その配向方向及び配置位置を除いて第1実施形態に係る各一方側スリーブ受け30と同様に構成される。かかる一方側スリーブ受け100が、環状体90の内側及び外側取付部90a,90bに取り付けられる。一方側スリーブ受け100は、開孔2の中心軸線2bと略直交する配置軸線L上、又は配置軸線Lに沿って配置される。また、一方側スリーブ受け100、特に、その先端部100aは、環状体90の中心軸線90c及び水平基準線90dと略直交する垂直基準線90e上、又は垂直基準線90eに沿って配置されるとよい。さらに、一方側スリーブ受け100は、その突出方向を鉛直方向に向けるように配向され、かつ開孔2の中心軸線2bの真上に配置されるとよい。
以上、本実施形態に係る補強具80によれば、第1実施形態に係る2つの一方側スリーブ受け30が設けられることに基づく効果を除いて、第1実施形態に係る補強具10と同様の効果を得ることができる。これに加えて、本実施形態に係る補強具80によれば、コンクリート打設時に、スリーブSが上方に浮き上がろうとしても、嵌合型スリーブ受けである1つの一方側スリーブ受け100によって、スリーブSを効率的に受けることができ、その結果、スリーブSの浮き上がりを効率的に防ぐことができる。よって、スリーブSの位置ズレを効率的に防ぐことができる。
[第5実施形態]
第5実施形態に係る補強具について説明する。本実施形態に係る補強具は、特に限定しない限り、第4実施形態に係る補強具と同様である。本実施形態の構成要素は、第4実施形態の構成要素と同じである場合、特に限定しない限り、それと同様の名称及び符号を付す。
図7に示すように、本実施形態に係る補強具110は、嵌合型スリーブ受けである第4実施形態に係る1つの一方側スリーブ受け100を有する。補強具110はまた、接合型スリーブ受けである第4実施形態に係る2つの他方側スリーブ受け40の代わりに、嵌合型スリーブ受けである第2実施形態に係る2つの他方側スリーブ受け60を有する。各他方側スリーブ受け60は、それぞれ第2実施形態に係る内側及び外側取付部20a,20bに対応する内側及び外側取付部90a,90bに取り付けられる。これらの内側及び外側取付部90a,90bは、それぞれ、内側及び外側リング筋91,92の辺部91b,92bである。かかる本実施形態に係る補強具110においては、第4実施形態に係る補強具80の効果と、嵌合型スリーブ受けである第2実施形態に係る他方側スリーブ受け60に基づく効果と同様の効果を得ることができる。
ここまで本実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明は、その技術的思想に基づいて変形及び変更可能である。
1…梁、2…開孔、2a…周縁部、2b…中心軸線、S…スリーブ、s1…外周部
10,50,70,80,110…開孔補強具(補強具)、20,90…環状体、20a,90a…内側取付部、20b,90b…外側取付部、20c…中心軸線、30,100…一方側スリーブ受け、31…内側嵌合部、32…外側嵌合部、60…他方側スリーブ受け、P…一方側配置範囲、p1,p2…一方側境界線、p3…一方側中央線、Q…他方側配置範囲、q1,q2…他方側境界線、q3…他方側中央線、θ1,θ2…角度

Claims (4)

  1. 鉄筋コンクリートの梁にてその幅方向に貫通する開孔の周囲に配置され、かつ前記開孔を形成すべく、前記開孔の周縁部に対応して形成される外周部を有するスリーブを設置するときに、前記スリーブの周囲に設置される開孔補強具であって、
    前記開孔の周縁部を囲むように配置可能に構成される環状体と、
    前記環状体から前記環状体の内周側に突出するように形成されるスリーブ受けと
    を備え、
    前記環状体が、細長形状に形成され、かつ前記環状体の周方向の一部に沿って配置される内側及び外側取付部を有し、
    前記外側取付部が、前記内側取付部の外周側にて前記内側取付部と対向するように位置し、
    前記スリーブ受けが、前記外側取付部から前記内側取付部を超えて前記内側取付部の内周側に延びており、
    前記スリーブ受けに用いられる材料の縦弾性係数が金属の縦弾性係数よりも低くなっており、
    前記スリーブ受けが、それぞれ前記内側取付部及び前記外側取付部に対応して凹形状に形成される内側及び外側嵌合部を有し、
    前記スリーブ受けの内側及び外側嵌合部が、それぞれ、前記内側及び外側取付部に嵌合している、開孔補強具。
  2. 前記スリーブ受けに用いられる材料がプラスチックとなっている、請求項1に記載の開孔補強具。
  3. 2つの前記スリーブ受けを備え、
    前記環状体が、その周方向に並ぶ2つの前記内側取付部と、それぞれ前記2つの内側取付部と対向するように前記環状体の周方向に並ぶ2つの前記外側取付部を有し、
    前記2つのスリーブ受けは、前記環状体の中心軸線から前記環状体の外周側に向かって直線状に延びる2つの境界線が互いに前記環状体の中心軸線を基準に前記環状体の周方向にて110度の角度を成して挟み込むように設定される配置範囲内に位置しており、
    さらに、前記2つのスリーブ受けは、それぞれ、前記環状体の周方向にて前記2つの境界線間の中央に位置する中央線の両側に位置しており、
    前記環状体を前記スリーブの周囲に配置した設置状態で、前記中央線が、前記開孔の中心軸線から鉛直方向の上方又は下方に向かって延びるように配置されており、
    前記2つのスリーブ受けの内側嵌合部がそれぞれ前記2つの内側取付部に嵌合し、かつ前記2つのスリーブ受けの外側嵌合部がそれぞれ前記2つの外側取付部に嵌合している、請求項1又は2に記載の開孔補強具。
  4. 前記環状体を前記スリーブの周囲に配置した設置状態で、前記スリーブ受けが、その突出方向を鉛直方向に向けるように配向され、かつ前記スリーブの中心軸線の真上又は真下に位置している、請求項1又は2に記載の開孔補強具。
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