JP7090990B2 - プレートとスペーサーとの組み合わせ、及びこの組み合わせを備えた可動ゲート - Google Patents

プレートとスペーサーとの組み合わせ、及びこの組み合わせを備えた可動ゲート Download PDF

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Description

本発明は、プレートとスペーサー、特に長尺部材を収容可能なスペーサーとの組み合わせ、及びこの組み合わせを備えた可動ゲートに関するものである。
従来、プレートに長尺部材を装着させる際には、プレートに形成された装着溝に長尺部材を直接嵌め合わせていた(特許文献1)。
一方、車両の荷台への貨物の積み下ろしを行うため、車両の後部又は側部に装備され、作業者及び貨物のいずれか一方又は両方をフロアプレートに積載してこれを地面と荷台の床面との間で昇降動させる可動ゲートが広く使用されている(特許文献2)。
特開2012-209029号公報 特許第3409839号
上記特許文献1で示されているように、プレートに形成された装着溝に長尺部材が直接嵌め合わされると、長尺部材が装着溝内でプレートに固着してしまった場合に、長尺部材を装着溝内から容易に取り出すことができない(取り外す際の作業性が著しく悪い)。また、長尺部材が装着溝から取り外されると装着溝が露出し、プレート上又はその周囲を移動する作業者又は通行人が装着溝に躓いたり又はこれに引っ掛かったりして転倒する虞がある。そして、装着溝が露出した状態が維持されると露出した装着溝に雨水やごみ等が堆積してしまい衛生的及び外観的に好ましくなく、更に長尺部材を装着溝に再装着させることができなくなってしまう虞もある。
長尺部材を装着溝から取り外した後に装着溝が露出した状態が維持されることを回避するために、長尺部材が取り外された装着溝にはこれを埋めるためのスペーサーが装着されることがある。このようなスペーサーは、通常、装着溝を埋めるときにのみ使用される部材であり、これが使用されないとき、つまり長尺部材が装着溝に装着されているときには、スペーサーは装着溝から取り外されて他の場所に保管される。このことから、スペーサーを装着溝から取り外した際には、スペーサーを紛失してしまう虞及びスペーサーを保管するためのスペースを確保する必要がある。
一方、特許文献2で開示されている可動ゲートにあっては、荷受面が形成されたフロアプレート上で夜間もしくは暗所にて作業者が作業する際に、作業者がフロアプレートの外周縁部の位置を認識できず、作業者及び貨物のいずれか一方又は両方がフロアプレートから転落してしまう虞がある。
ここで、特許文献1における長尺部材は発光体であり、特許文献1では、発光体を梯子車の踏み板(プレート)の外周縁部に装着して発光させることで、夜間もしくは暗所であっても、この踏み板上で作業する作業者に踏み板の外周縁部の位置が明示され、作業者が踏み板から転落することが防止されるようにしている。このことから、特許文献2における上記課題は、フロアプレートの外周縁部に発光体を装着することで解決されることとなるが、可動ゲートを使用する全ての者が夜間もしくは暗所にフロアプレート上で作業をするとは限らず、中には、昼間もしくは明るい場所でしかフロアプレート上で作業を行わない者もいる。発光体は、通常、電気部品を使用することから配線がわずらわしく、また、発光体を制御するための制御系を構築する必要もあり、発光体をフロアプレートに設けると製造コストが上がり、その分可動ゲートの価格も上昇する。昼間もしくは明るい場所でしかフロアプレート上で作業を行わない者にとって発光体は不要であるため、このような者からは発光体が装着されておらずより低価格の可動ゲートが要求される。このような要求から、発光体(つまり装着溝)の有無によって2種類の可動ゲートを予め用意しておくことも考えられるが、製造コストの観点から2種類の可動ゲートを個別に用意しておくことは望ましくない。また、発光体を必要としない場合には、フロアプレートから単に発光体のみを取り外せばよいとも思われるが、フロアプレートから単に発光体のみを取り外すと装着溝が露出し、上記特許文献1において長尺部材が取り外されたときに生じる課題と同一の課題が生じることとなる。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、長尺部材の存在の有無によらず装着溝にスペーサーを装着させておくことのできる、プレートとスペーサーとの組み合わせを提供すること、及びこの組み合わせを備えた可動ゲートを提供することである。
本発明者等は、鋭意検討の結果、プレートの装着溝の断面及びスペーサーの断面を共にコの字形状にすることで、上記主たる技術的課題を解決することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、所定方向に沿って延びる装着溝を備えたプレートと、前記プレートの前記装着溝に装着されるスペーサーとの組み合わせであって、
前記装着溝及び前記プレートの断面は共にコの字形状であり、
前記スペーサーは前記装着溝に沿って延び底壁と、前記底壁の両側縁から延びて内面が相互に対向する一対の側壁とからなり、前記底壁の内面と一対の前記側壁の各々の内面とによって形成される内側空間部には長尺部材が収容可能であって、
前記底壁の内面が前記装着溝の底面と対向するようにして前記スペーサーが前記装着溝に装着されると、前記底壁の外面は、前記プレートにおける前記装着溝が形成されていない部分と面一となり、
前記底壁の外面が前記装着溝の底面と対向するようにして前記スペーサーが前記装着溝に装着されると、前記内側空間部が露出し、
一対の前記側壁の各々の外面には前記装着溝の側面に、前記装着溝において相互に対向する両側面には前記側壁の外面に夫々局所的に当接する突条が形成されている、ことを特徴とするプレートとスペーサーとの組み合わせが提供される。
好ましくは、一対の前記側壁の各々の内面には前記長尺部材の外面と局所的に係合可能な係合突条が形成されている前記所定方向に見て、前記長尺部材の端には終端キャップが固着され、前記終端キャップは、前記所定方向に見た前記スペーサーの外側端と隣接して前記装着溝に弾性的に嵌め込まれるのが良い。前記長尺部材は発光体とすることができる。この場合には、前記スペーサー前記装着溝に、前記発光体が前記内側空間部に収容された状態で、前記底壁の外面が前記装着溝の底面と対向するようにして装着されるのがよい。また、前記長尺部材が発光体である場合には、前記底壁は前記発光体からの発光を通過させる機能を有し、前記スペーサーは前記装着溝に、前記発光体が前記内側空間部に収容された状態で、前記底壁の内面が前記発光体を介して前記装着溝の底面と対向するようにして装着されてもよい。この場合には、前記底壁が有する光を通過させる機能は、前記底壁を、光透過性を有する合成樹脂で形成することにより実現することができる。このとき、前記光透過性を有する合成樹脂は前記発光体からの光量を減衰させてもよい。前記底壁が有する光を通過させる機能は、前記底壁にスリット又は穴を形成することにより実現してもよい。
また、本発明によれば、荷台を有する車両に装備され、地面と前記荷台の床面との間で昇降動される可動ゲートであって、上述したプレートとスペーサーとの組み合わせを備えた可動ゲートが提供される。
本発明に従って構成されたプレートとスペーサーとの組み合わせにあっては、プレートの装着溝の断面及びスペーサーの断面が共にコの字形状であることに起因して、底壁の内面が装着溝の底面と対向するようにしてスペーサーをプレートに装着することができ、長尺部材が装着溝に装着されていないときでも装着溝がプレート上に露出されることを防止できる。このとき更に、底壁の外面が、プレートにおける装着溝が形成されていない部分と面一となるため、プレート上に装着溝による段差が生じることはなく、プレート上で作業者又は通行人が躓いたり引っかかったりすることが可及的に防止される。一方、底壁の外面が装着溝の底面と対向するようにしてスペーサーがプレートに装着されると、スペーサーの内側に形成された内側空間部がプレート上に露出する。そのため、装着溝からスペーサーを取り外すことなくこれを介して長尺部材を装着溝に装着させることが可能となり、スペーサーを紛失する虞及びスペーサーの保管場所を確保する必要がない。また、装着溝から長尺部材を取り外す際には、長尺部材と共にスペーサーを装着溝から取り外せばよく、作業性が良好となる。
本発明に従って構成されたプレートとスペーサーとを備えた可動ゲートを示す斜視図。 図1に示す可動ゲートのフロアプレートを、サイドガードを取り外した状態で示す部分拡大斜視図。 図2においてフロアプレートと、スペーサーと、発光体とを分解した状態で示す図。 図1に示す可動ゲートのフロアプレートの部分拡大断面図。 図1に示す可動ゲートに装着される発光体を単体で示す簡略模式図。 図1に示す可動ゲートのフロアプレートの部分拡大斜視図。 図1に示す可動ゲートにおいて、発光体を取り外してスペーサーのみを装着溝に装着させた状態の部分拡大断面図。 図1に示す可動ゲートにおいて、スペーサーを利用して発光体を装着溝に装着させた他の形態を示す部分拡大断面図。 図8に示すスペーサーの変形例を示す図。
以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成されたプレートとスペーサーとの組み合わせ及び、これを備えた可動ゲートの好適実施形態について、更に詳述する。以下の説明において、前後、左右、上下、及び内外方向は、特に指定しない限り可動ゲートの後述するフロアプレートが展開した状態(図1に示す状態)における車両進行方向を基準とする。
図1を参照して説明すると、全体を番号1で示す可動ゲートは、荷台を有する車両の後端部分に配設され、後述する駆動装置によってフロアプレート2を昇降自在、及び上方に起立した状態(図示せず)と後方に展開された状態(図1に示す状態)との間で旋回自在にするものである。フロアプレート2は全体的に矩形形状の平板部材である主部4と、この主部4の両側側縁部において前後方向に直線状に延びるサイドガード6とを具備する。主部4の上面には実質上平坦な荷受面8が規定されている。荷受面8の後方端縁部には、左右方向に直線状に延在する落下防止ストッパ9が配設されている。落下防止ストッパ9は、荷受面8に対して実質上面一な状態と荷受面8に対して上方に起立した状態との間で選択的に旋回動自在であり、前者の状態にあるときは、荷受面8上を台車等が通過するのを許容し、後者の状態にあるときは台車等の通過を制限する。このような落下防止ストッパ9は周知技術であるため本明細書において詳細な説明は省略する。
荷受面8の前方端縁部及び後方端縁部には、左右方向に相互に平行に延びる直線状の装着溝10が形成されている(荷受面8の後方端縁部に形成された装着溝10は落下防止ストッパ9よりも幾分前方に位置する)。図1と共に図2及び図6を参照することによって理解されるとおり、装着溝10は、左右方向に見て荷受面8の全体に渡って設けられ、その両側端部はサイドガード6によって隠れている。図3及び図4を参照して説明すると、装着溝10の断面は上方が開放されたコの字形状であって、相互に対向する一対の側面の一方には、他方の側面に向かって突出する係止突条11が上下方向に間隔をおいて2つ形成されている(夫々について番号11aと11bとで示す)。所望ならば、係止突条11を一対の側面の両方に夫々形成してもよい。
図2乃至図4に示されるとおり、装着溝10には長尺部材がスペーサー12を介して装着される。図示の実施形態においては、長尺部材は発光体14であって、発光体14はスペーサー12と共に直線状である。発光体14について、これの簡略模式図である図5を参照して説明する。図5(a)は発光体14の平面図、図5(b)は発光体14の正面図、図5(c)は発光体14のA-A断面図を夫々示す。発光体14は長手方向に延びて断面が矩形の筐体16と、この筐体16の内部において長手方向に延在する薄板状の基板18と、この基板18に長手方向に間隔をおいて多数配設された発光素子20と、車両に搭載された図示しないバッテリーから基板18を介して発光素子20に電源を供給する電源ケーブル22とを備えている。筐体16は比較的軟質の合成樹脂製であって、全体が実質上無色透明である。長手方向に見て筐体16の両端には夫々終端キャップ24が固着されている。終端キャップ24は、装着溝10の断面よりも幾分大きい直方体形状であって、弾力を有する合成樹脂材料から形成され筐体16の長手方向の端面から内部に液体が進入するのを防止する。一方の終端キャップ24には電源ケーブル22が貫通する(図6も参照されたい)。発光素子20はLEDや電球等の適宜の点光源であって、その色温度は任意で良い。このような発光体14は、予め電源ケーブル22が接続された発光素子20を基板18と共に、筐体16を成形する際の所謂中子として形成される。所望ならば、発光素子20は筐体16内に交換不能な状態で配設(即ち埋設)されることに替えて、筐体16の表面に設けられた適宜のソケットに交換可能に配設されるようにしてもよい。更に、発光素子20は点光源ではなくネオン管の如き線状光源であってもよい。
図2乃至図4を参照して説明を続けると、スペーサー12は比較的硬質の合成樹脂製又はアルミニウムの如き金属製であって、その長手方向長さは発光体14の筐体16の長手方向長さと等しく、装着溝10の左右方向長さよりも幾分短い。スペーサー12の断面は、底壁26と、底壁26の両側縁から(図3及び図4の状態にあっては上方に、後述する図7の状態にあっては下方に)延びて相互に対向する一対の側壁28とからなるコの字形状である。そして、スペーサー12には、底壁26の内面26aと一対の側壁28の内面とによって、長尺部材(図示の実施形態においては発光体14)を収容可能な内側空間部30が形成される。一対の側壁28の各々の外面には、被係止突条32が上下方向に間隔をおいて2つ形成されている(夫々について番号32aと32bとで示す)。被係止突条32は装着溝10の側面に形成された係止突条11と相互に共働して係止手段を構成する。更に、一対の側壁28の各々の内面には、係合突条34が上下方向に間隔をおいて2つ形成されている。所望ならば、筐体16の外周面に被係合突条を形成し、この被係合突条と上記係合突条34とが相互に共働して係合手段を構成するようにしてもよい。
図示の実施形態においては、発光体14は、筐体16が係合突条34によって弾性的に保持された状態でスペーサー12の内側空間部30に収容される。このとき、スペーサー12と発光体14の長手方向長さが同一であることから、図2に示されるとおり、終端キャップ24は、左右方向に見たスペーサー12の外側端と隣接して位置する。図1に示す実施形態においては、スペーサー12は、底壁26の外面26bが装着溝10の底面10aと対向した状態で装着溝10内に強制されてこれに装着されている。このとき、被係止突条32bが係止突条11a及び11bを弾性的に乗り越えて係止突条11bに係止せしめられ、スペーサー12は装着溝10からの抜けが防止される。終端キャップ24は、図2に示されるとおり、左右方向に見た装着溝10の両側端部において装着溝10に嵌め込まれ、係止突条11によって弾性的に保持される。そして、発光体14が収容されたスペーサー12が装着溝10に装着された状態にあっては、内側空間部30に収容された発光体14がフロアプレート2上に露出する。
図1と共に図6を参照して説明を続けると、図示の実施形態においては、サイドガード6にも発光体14が装着されている。サイドガード6は、主部4の側縁部を上下方向から挟み込んでこれに固定される取り付け部36と、左右方向に見た取り付け部36の内側縁部から上方に起立する起立壁38とを具備している。起立壁38は、取り付け部36から上方に延びる下側基端部40と、下側基端部40の上端から左右方向に見て内側に向かって延びる中間部42と、左右方向に見た中間部42の内側端から上方に延びる上側主部44とを有している。このことから、サイドガード6には、起立壁38の下側基端部40、中間部42、そして取り付け部36の左右方向に見た内側端部によって、前後方向に直線状に延びる断面コの字形状の装着溝46が形成される。この装着溝46は、左右方向に見て内側に開放されていることを除いて上述した装着溝10と同一の構成であり、装着溝46にも、上述したスペーサー12を介して発光体14が装着される。スペーサー12を介した発光体14の装着溝46への装着は、装着溝10への装着と同じであるため説明は省略する。
図1には、本発明の可動ゲート1が装着される車両48も二点鎖線で図示されている。車両48の全体についての図は省略するが、車両48は箱型の荷台49を搭載した貨物の運搬用車両であり、前後方向に延びる一対のメインフレーム50を備えている。メインフレーム50の後端部には左右方向に延びるエンドフレーム52が設けられ、このエンドフレーム52に、フロアプレート2、及びこのフロアプレート2を作動させる昇降装置54から構成される本発明の可動ゲート1が設けられる。フロアプレート2は、地面に対して垂直に起立した状態で荷台49の後面に近接又は荷台49の後面の一部を構成して車両に格納され、地面と平行な状態に展開されて使用される。このような車両48の構造及びこれに設けられた可動ゲート1の動作そのものは周知であり、詳細な説明については省略する。
本発明に従って構成された可動ゲートにおいて、上述したとおり発光体14がスペーサー12を介してフロアプレート2に装着された状態にあっては、発光体14の存在に起因して夜間もしくは暗所であっても、フロアプレート2上で作業する作業者にフロアプレート2の存在が明確に表示され、作業者及び貨物のいずれか一方又はその両方がフロアプレートから転落することが防止される。図示の実施形態においては、装着溝10及び46は何れもフロアプレートの外周縁部に設けられていることから、作業者にフロアプレートの外周縁部の位置が明確に表示される。
本発明に従って構成された可動ゲートにおいては、使用者の要求等に応じてフロアプレート2から長尺部材である発光体14を取り外すこともできる。このとき、発光体14は装着溝10及び46に直接嵌め合わされておらずスペーサー12を介して間接的に嵌め合わされていることから、発光体12が装着溝10及び46に固着することはないが、装着溝10及び46内で発光体14がスペーサー12に固着してしまう場合はある。装着溝10及び46内で発光体14がスペーサー12に固着してしまった場合には、発光体14と共にスペーサー12を装着溝10及び46から取り外した後に、発光体14をスペーサー12から取り外せばよい。このとき、スペーサー12に力を加えて適宜変形せしめることで、スペーサー12から発光体14を容易に取り外すことができる。一方、発光体14が装着溝に直接嵌め合わされてこれに固着してしまった場合には、装着溝自身を変形させることは不可能であるため、装着溝から発光体14を取り外すことは困難となる。
フロアプレート2から発光体14を取り外したときは、図7に示すとおり、スペーサー12は、底壁26の内面26aが装着溝10の底面10aと対向するようにして装着溝10に装着される。このとき、被係止突条32aが係止突条11a及び11bを弾性的に乗り越えてこれらの下方に位置すると共に、被係止突条32bが係止突条11aを弾性的に乗り越えてこれに係止され、スペーサー12は装着溝10からの抜けが防止される。上記の通りにスペーサー12が装着溝10に装着されることで、発光体14が装着溝10に装着されないときでも装着溝10がフロアプレート2上で露出されることはない。このとき更に、底壁26の外面26bは、フロアプレート2における装着溝10が形成されていない部分と面一となるため、フロアプレート2上に装着溝10による段差が生じることはなく、フロアプレート2上で作業者又は通行人が躓いたり引っかかったりすることが可及的に防止される。サイドガード6に装着された発光体14についても同様に、これを取り外したときは、スペーサー12を底壁26の内面26aが装着溝10の底面と対向するようにして装着溝46に装着することで、これが露出されることが防止される。
上述した実施形態では、発光体14が内側空間部30に収容された状態のスペーサー12を装着溝10に装着させる際には、スペーサー12は、底壁26の外面26bが装着溝10の底面10aと対向するようにして装着されていた。しかしながら、底壁が発光体からの光を通過させる機能を有する場合には、図8に示すとおり、スペーサー12´を装着溝10に、発光体14が内側空間部30´に収容された状態で、底壁26´の内面26a´が発光体14を介して装着溝10の底面10aと対向するようにして装着することもできる。
上記した底壁26´が有する光を通過させる機能は、底壁26´を、光透過性を有する合成樹脂で形成することにより実現される。図8に示す形態のスペーサー12´は、底壁26´を含むスペーサー12´全体が光透過性を有する合成樹脂により形成されており、実質上透明である。そのため、発光体からの光量は殆ど減衰することなく底壁26´を透過して外部に照射される。これにより、発光体14は外部に露出されることなくスペーサー12´に覆われた状態で発光するため、発光体14を外部からの衝撃、或いは塵や埃等から効果的に保護することができ、発光体14の使用寿命を延ばすことができる。
上記した光透過性を有する合成樹脂が発光体14からの光量を減衰させるようにしてもよい。この場合には、底壁26´(図8に示す形態の場合には、底壁26´を含むスペーサー12´全体)が半透明となり、底壁26´は発光体14からの光量を所定程度減衰して透過させる。底壁26´による発光体14からの光量の減衰率は10乃至90%、更に好ましくは30乃至70%であるのが好ましく、これは、使用する合成樹脂の種類と底壁26´の肉厚とを適宜調整することによって設定される。発光体14からの光量を減衰させることは、発光体14からの光量が過剰に大きい場合に望まれる。この場合には、発光体14からの光が底壁26´を透過する際にその内部で光が乱反射されて拡散されるため、底壁26´を通過した光の所謂ぎらつきが低減され、光量が単に低減される以上の防眩効果が得られる。
底壁26´が光透過性を有しない場合(つまり、底壁26´が光透過性を有しない合成樹脂或いはアルミニウムの如き金属で形成された場合)には、図9に示すとおり、底壁26´にスリット56p´又は複数の穴56q´を形成することで、底壁26´が発光体14からの光を通過させる機能を有するようにすることができる。図9(a)に示すスペーサー12p´においては、スリット56p´は長手方向に直線状に延びており、底壁26´の外面26b´から内面26a´にかけて貫通している。図9(b)に示すスペーサー12q´においては、円形の穴56q´が長手方向に等間隔をおいて多数配列されている。いずれの穴56q´も、底壁26´の外面26b´から内面26a´にかけて貫通している。
以上本発明のプレートとスペーサーとの組み合わせ、及びこの組み合わせを備えた可動ゲートについて添付図面を参照して詳述したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。例えば、本実施形態においては、装着溝及びスペーサー並びに長尺部材は何れも直線状であったが、これらは曲線状であってもよい。また、スペーサー及び長尺部材は装着溝の全体に渡って配設されていたが、これに替えて、装着溝の一部にのみ配設されていてもよい。更にまた、本発明のプレートとスペーサーとの組み合わせは可動ゲートのみに適用されるものではなく、建物の階段や荷台の外周縁部等、種々の床面に配設することもできる。さらに、プレートは床面に配置されるものに限らず、側面や天面に配置されるものであってもよい。
1:可動ゲート
2:フロアプレート
4:荷受面
10:装着溝
12:スペーサー
14:長尺部材(発光体)
24:終端キャップ
26:底壁
28:側壁
30:内側空間部
46:装着溝
48:車両

Claims (10)

  1. 所定方向に沿って延びる装着溝を備えたプレートと、前記プレートの前記装着溝に装着されるスペーサーとの組み合わせであって、
    前記装着溝及び前記プレートの断面は共にコの字形状であり、
    前記スペーサーは前記装着溝に沿って延び底壁と、前記底壁の両側縁から延びて内面が相互に対向する一対の側壁とからなり、前記底壁の内面と一対の前記側壁の各々の内面とによって形成される内側空間部には長尺部材が収容可能であって、
    前記底壁の内面が前記装着溝の底面と対向するようにして前記スペーサーが前記装着溝に装着されると、前記底壁の外面は、前記プレートにおける前記装着溝が形成されていない部分と面一となり、
    前記底壁の外面が前記装着溝の底面と対向するようにして前記スペーサーが前記装着溝に装着されると、前記内側空間部が露出し、
    一対の前記側壁の各々の外面には前記装着溝の側面に、前記装着溝において相互に対向する両側面には前記側壁の外面に夫々局所的に当接する突条が形成されている、ことを特徴とするプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  2. 一対の前記側壁の各々の内面には前記長尺部材の外面と局所的に係合可能な係合突条が形成されている、請求項1に記載のプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  3. 前記所定方向に見て、前記長尺部材の端には終端キャップが固着され、
    前記終端キャップは、前記所定方向に見た前記スペーサーの外側端と隣接して前記装着溝に弾性的に嵌め込まれる、請求項1又は2に記載のプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  4. 前記長尺部材は発光体である、請求項1乃至のいずれかに記載のプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  5. 前記スペーサー前記装着溝に、前記発光体が前記内側空間部に収容された状態で、前記底壁の外面が前記装着溝の底面と対向するようにして装着される、請求項に記載のプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  6. 前記底壁は前記発光体からの光を通過させる機能を有し、
    前記スペーサーは前記装着溝に、前記発光体が前記内側空間部に収容された状態で、前記底壁の内面が前記発光体を介して前記装着溝の底面と対向するようにして装着される、請求項に記載のプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  7. 前記底壁が有する光を通過させる機能は、前記底壁を、光透過性を有する合成樹脂で形成することにより実現される、請求項に記載のプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  8. 前記光透過性を有する合成樹脂は前記発光体からの光量を減衰させる、請求項に記載のプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  9. 前記底壁が有する光を通過させる機能は、前記底壁にスリット又は穴を形成することにより実現される、請求項に記載のプレートとスペーサーとの組み合わせ。
  10. 荷台を有する車両に装備され、地面と前記荷台の床面との間で昇降動される可動ゲートであって、
    請求項1乃至のいずれかに記載のプレートとスペーサーとの組み合わせを備えた可
    動ゲート。
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