JP7090311B2 - 商品販売処理装置及び商品販売処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、商品販売処理装置及び商品販売処理プログラムに関する。
スーパーマーケット、ファーストフード店、レストランなどでは、複数の商品又は複数のサービスを組み合わせたセット商品を販売しあるいはサービス提供を行っている。以下の説明では、商品及びサービスを区別せずに、「商品」の語を用いて説明する。
このセット商品は、セット商品を構成する個々の商品を単品で購入する場合よりも安い価格を設定し提供することで、複数の商品の販売を促進させる効果がある。
例えば、入力部からセット商品のセット販売数が入力されると、その入力されたセット販売数を表示するセット販売数表示手段と、単品リストに表示された単品の選択入力を受付ける単品選択受付手段と、この単品選択受付手段により単品の選択入力を受付ける毎に、セット販売数表示手段により表示されるセット販売数を1ずつ減じるセット販売数更新手段と、単品選択受付手段により選択入力を受付けた単品を、入力部を介してデータ入力されたセット商品を構成する商品として確定するセット確定手段とを備えた技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許第5232894号公報
上記に従来技術の一例として取り上げたように、この種のセット商品の販売のための技術は、セット商品を構成する個々の商品を容易に選択することなどに力点が置かれていた。このため、選択したセット商品の内容自体がわかりにくく、しかもセット商品を構成する個々の商品として、何が選択されたのかを確認することも容易ではなかった。加えて、セット商品を複数購入するような場合には、個々に選択された商品が複数のセット商品に関連するため、セット商品に含めた個々の商品を変更する場合にも、その確認作業と変更作業に困難性を伴うなどの不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、セット商品を構成する個々の商品の選択を容易に行えるようにし、また、選択したセット商品の個々の商品が何であったかなどを分かりやすくするインタフェースを提供することを目的とする。
一実施の形態によれば、購入しようとするセット商品の情報を登録する登録部と、前記登録部に登録された商品の情報を表示する表示部と、前記登録部と前記表示部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記セット商品が前記登録部に登録されると、登録されたセット商品を構成する商品の個数に応じて商品カテゴリーに関する属性を持つ複数の構成商品領域をアクティブの状態又はアクティブでない状態で表示するとともに、アクティブの状態となっている構成商品領域が持つ属性の商品カテゴリーに一致し前記セット商品の商品となり得る商品群を表示し、前記商品群から商品が選択されると、アクティブな状態の構成商品領域に、選択された前記商品を識別する情報を表示し、アクティブの状態の構成商品領域に所定の商品を識別する情報が既に表示されている場合であって、前記所定の商品とは異なる商品の選択が前記商品群からなされた場合、当該所定の商品を識別する情報に代えて、前記異なる商品を識別する情報を、当該アクティブの状態の構成商品領域に表示するように、前記表示部に指示する、商品販売処理装置が提供される。
開示の態様によれば、より簡単にセット商品を構成する商品を選択することができ、より簡単に、選択した商品を変更することができる。
実施形態の外観を示す図である。 実施形態のハードウエア構成を示した図である。 実施形態の要部の構成を示すブロック図である。 セット商品のセットメニューの例を示す図である。 実施形態における商品を選択するためのメイン選択画面の例を示す図である。 セット商品を構成する複数の商品のうちの第1の商品を選択する画面の例である。 セット商品を構成する複数の商品のうちの第2の商品を選択する画面の例である。 セット商品を構成する複数の商品のうちの第3の商品を選択する画面の例である。 セット商品を構成する複数の商品の選択が終了したときの画面の例である。 セット商品が選択された後のメイン選択画面の例である。 セット商品の構成を変更する指示を与えたときのメイン選択画面の例である。 セット商品を構成する商品の変更を行う画面の例である。 セット商品を構成する商品を変更した直後の画面の例である。 セット商品を構成する商品が変更された後のメイン選択画面の例である。 セット商品を構成する商品を単品商品に変更した画面の例である。 セット商品と単品商品が選択されているメイン画面の例である。 セット適用キーを押下してセット商品が組み直された例である。 実施形態の概要の処理を示すフローチャートである。 セット商品を構成する商品の個数分の数の構成商品領域に指示を表示させるフローチャートである。 セット解除キーが押下されたときの処理を示すフローチャートである。 セット適用キーが押下されたときの処理を示すフローチャートである。
以下に、複数の実施形態について、図を参照しながら説明を行う。なお、これらの実施形態は例示である。したがって、個々の実施形態は、発明の技術的範囲を限定するためのものではない点に留意すべきである。
それぞれの実施形態は、排他的なものではなく、矛盾のない限り、適宜組み合わせて実施することができる。また、処理のフローは、矛盾のない限り、順番を変更してもよく、あるいは同時に実行してもよい点に留意すべきである。また、個々の処理フローは、適宜に組み合わせて実施することができる。
また、実施形態では、使用するハードウエアとして店舗におけるPOS端末を用いて説明する部分があるが、ハードウエアは、POS端末に限定されるものではなく、携帯端末であってもよい。携帯端末は、顧客が所有する携帯電話、タブレットばかりでなく、店舗が所有し店舗職員が使用するか、顧客に貸し与えるハンディ端末などであってもよい。POS端末は、店舗の精算時に店舗職員が操作するものばかりでなく、店舗職員と顧客の両者が共同して操作するPOS端末、顧客のみが操作するPOS端末や券売機などであってもよい。
すなわち、以下の実施形態で実現される諸機能は、いかなる態様のハードウエアで実現されてもよく、あるいは、複数のハードウエアが連携し情報を共有しながら実現されてもよいことは言うまでもない。実施形態で説明するネットワークには、サーバなど、データを蓄積し、あるいは、指示を与えるマシンが介在してもよい。
図1は、本発明の実施形態の外観を示す図である。
図1(A)は、本実施形態が実装されたPOS端末100の外観を示している。POS端末100は、顧客用ディスプレイ110、オペレータ用ディスプレイ120、入力キー130を有する。オペレータ用ディスプレイ120には、タッチパネル(不図示)が画面上に設置されていることが望ましい。タッチパネルをオペレータ用ディスプレイ120に設置することで、表示画面を用いたインタラクティブな操作を可能とするユーザインタフェースが実現できる。
図1(B)は、タッチパネルを備える画面155を有する携帯端末150が、無線通信180などを利用して、POS端末100などと通信し、本実施形態を実現する例を示している。携帯端末150にインストールされるプログラムは、プログラム単体として販売されてもよい。携帯端末150は、顧客が所有する携帯端末、又は店舗が所有し店員が使用するか顧客に貸し与えるものであってもよい。
図2は、実施形態のハードウエア構成を示した図である。ハードウエア構成は、CPU21、本実施形態のプログラム及びデータが格納されるROM22、RAM23、ネットワークインターフェース25、入力インタフェース26、表示インタフェース27、外部メモリインタフェース28を有する。これらのハードウエアは、バス24によって相互に接続されている。
ネットワークインターフェース25は、ネットワーク220に接続されている。ネットワーク22には、有線LAN、無線LAN、インターネット、電話網などがある。入力インタフェース26には、入力部221が接続されている。入力部221は、キー、タッチパネルなどが挙げられる。表示インタフェース27には、表示部222が接続される。表示部222としては、POS端末の画面、携帯端末の画面などが挙げあれる。外部メモリインタフェース28には、記憶媒体223が接続される。記憶媒体223は、RAM、ROM、CD-ROM、DVD-ROM、ハードディスク、メモリーカード等であってもよい。記憶媒体には、本実施形態を実現するプログラムが格納され得る。
後述する実施形態のプログラムは、図2に示されるハードウエア構成を備えるコンピュータにより実行され得る。また,実施形態のプログラムは,コンピュータに実行させる方法として,インプリメントされてもよい。本実施形態のプログラムの一部又は全部は、オペレーティングシステムにより実行されてもよい。また、プログラムの一部がハードウエアにより実現されてもよい。プログラムは記憶媒体223、ROM22、又はRAM23に記憶されてもよい。
後述の実施形態は,ハードウエアの装置としてインプリメントされ得る。
図3は、実施形態の要部の構成を示すブロック図である。一実施形態は、入力部221、制御部315、登録部350及び表示部370を有する。更に制御部315は、商品群表示制御部320、セット商品領域表示制御部330、選択商品登録制御部340、及び購入商品表示制御部360を有する。入力部221には、セット解除キー312及びセット適用キー314が含まれる。
各ブロックの詳細な動作は、表示画面の図及びフローチャートの図を用いて後述するので、ここでは、各部の機能の概略を以下に説明する。
入力部221は、店舗のオペレータ又は顧客からの指示を受け取る機能を有する。セット解除キー312は、既に入力されたセット商品を構成する複数の商品を単品購入の商品とすることを指示するキーである。
セット適用キー314は、単品購入の商品又は、セット商品を構成する複数の商品に対して適用され、これらの商品に対して、複数の商品をセット商品に再構成することを指示する。なお、セット適用キー314は、既にセット商品となっている商品を別のセット商品に再構成させることなく、単品購入の商品だけを対象として、セット商品を構成させることを指示するキーとして用いられてもよい。
セット商品領域表示制御部330は、セット商品を構成する商品の個数と同じ数の構成商品領域を表示画面に表示するように表示部に指示する機能を有する。
商品群表示制御部320は、セット商品を構成し得る商品群が、リスト形式などで表示するように表示部に指示する機能を有する。この商品群から商品を選択することによって、セット商品に含めたい所望の商品を選択することができる。
購入商品表示制御部360は、登録部に登録された商品を表示するように表示部に指示する機能を有する。
登録部350は、セット商品、単品購入商品などを登録するメモリである。
選択商品登録制御部340は、入力部221によって選択された商品について、登録部350への商品の登録を登録部に指示する機能を有する。
図4は、セット商品のセットメニューの例を示す図である。このセットメニューは一例であって、有体物たる商品に限らず、ヘアーサロンなどの複数のサービスをセットにしたメニュー、喫茶店及びレストランなどでの複数の飲食物をセットにしたメニューなどであってもよいことは言うまでもない。また、ウェブ上での仮想店舗でのメニューなども当然に含まれる。
図4に示されるメニューを以下に説明する。
セットメニュー410は、セット商品を識別する名前が記載されている。セットメニュー410として、ポップコーン&2ドリンクセット450が挙げられている。ポップコーン&2ドリンクセット450は、セット適用価格420が800円である。商品組合せパターン440に示されるように、食べ物のカテゴリー445として、いずれも単品価格が550円の塩ポップコーンL又はキャラメルポップコーンLが選択できる。飲み物のカテゴリー447として、単品価格が250円のお好みのMサイズのドリンク2つを選択できる。
ポップコーン&1ドリンクセット460及びファミリ4ドリンクセット470の構成についても、図4に示されているとおりである。
セットメニュー410のいずれのセット商品も、セット適用価格420(セット価格)の方が、商品の各々を単品で購入した場合の価格430よりも安価に設定されている。
図5は実施形態における商品を選択するためのメイン選択画面の例を示す図である。
図5の選択商品欄510は、図3における購入商品表示制御部360の指示によって、図3の登録部350に登録されている購入商品が表示される。この選択商品欄510の表示内容を見ることによって、購入しようとしているセット商品及び単品購入商品を網羅的にかつ容易に確認することができる。
図5の選択商品欄510は、セット商品キー又は単品キーを操作者がタッチすることによって、所望のセット商品又は単品を選択することができる。
セット商品キー欄550は、種々のセット商品が表示されている。操作者は、所望のセット商品キーをタッチすることによって、セット商品を選択することができる。
単品キー欄560は、種々の単品購入商品が表示される欄であって、操作者がこれらの単品キーにタッチすることによって、単品購入の商品を選択することができる。いずれのキーも、複数回タッチすることで、タッチ回数分の商品数を入力できるようにしてもよい。あるいは、別途、数値キーを設けて、商品数を入力させるようにしてもよい。
図5の例では、操作者は、1番目に「ハンバーガ¥400」の単品キーをタッチし、2番目に「ポップコーン&2ドリンクセット¥800」のセット商品キーをタッチした直後の状態が表示されている。セット商品(又は単品商品)が選択されたことが操作者にわかるように、選択直後のセット商品(又は単品商品)の番号「2」などをハイライト表示するようにしてもよい。なお、図5の状態においては、「ポップコーン&2ドリンクセット¥800」のセット商品キーがタッチされた直後であるため、当該セット商品を構成する商品を表示すべき構成商品欄(511a、511b、511c)は、空欄となっている。なお、これらの構成商品欄(511a、511b、511c)に「商品の選択を行ってください」などの入力を促すメッセージが表示されてもよい。
コマンドキー欄570は、操作者が所望のキーに触れることで、所望の処理コマンドを入力することができる。セット構成商品変更キー572は、セット商品を構成する商品が既に選択されている場合に、その構成する商品を変更するときに用いられる。
セット解除キー312は、すでにセット商品が選択されて選択商品欄510に表示されている場合に、セット商品を構成する商品を、単品購入の商品に変更するときに用いられる。
セット適用キー314は、商品選択欄510に表示されている単品購入商品をセット商品に含める場合に用いられる。或いは、セット適用キー314は、単品購入商品及び/又はセット商品を構成する商品を、他のセット商品に組み直す場合に用いられてもよい。
セット解除キー312、セット適用キー314、セット構成商品変更キー572は、1つのキーで構成されていても良い。また、これらのキーが1つのキーに纏められた場合には、どの操作(セット構成、セット解除、セット内容変更)を次に行うかの選択画面を表示するようにしても良い。
セット解除キー312及びセット適用キー314に関しては、セットが成立しているか否か(又はセット商品が選択商品欄510に存在するか否か)の状態を制御部315が判断して、キー操作が行えるように制御されてもよい。例えば、既にセット商品が選択されている場合には、セット解除キー312が操作者によって操作できるようにしてもよい。或いは、選択商品欄510に存在する単品商品(又はセット商品)を組み合わせると、より安価なセット商品と単品商品との組み合わせが存在する場合には、セット適用キー314が操作者によって操作できるようにしてもよい。
直前に戻る(UNDO)キー578は、このキーにタッチすることによって、直前に行った操作の前の状態に戻ることができるようにするキーである。これらのコマンドキーの機能の詳細は後述する。
2つのスクロールキー540は、選択商品欄510に表示しきれない選択商品を見るためにスクロールを指示するキーである。
選択商品・価格欄520は、セット商品及び単品購入の商品が選択されたときに、選択されたセット商品又は商品の名前と、価格が表示される欄である。ポップコーン&2ドリンクセット¥800が選択されたため、「¥800」が表示されている。
合計額欄530は、選択商品欄510に表示されているすべてのセット商品及び単品購入の商品の合計額が表示される欄である。
商品数合計欄535は、選択商品欄510に表示されているすべてのセット商品及び単品購入の商品の数が表示される欄である。なお、セット商品については、1商品としてカウントし表示する。なお、セット商品を構成する複数の商品をカウントし表示するようにしてもよい。単品商品である「ハンバーガ¥400」とセット商品である「ポップコーン&2ドリンクセット¥800」が選択されているため、商品数合計欄535に「2」が表示されている。合計額欄530には、「¥1,200」が表示されている。
図6は、セット構成商品選択画面600を示す図である。図6では、セット構成商品選択画面600を用いてセット商品を構成する複数の商品のうちの第1の商品を選択する例を示す。セット構成商品選択画面600は、例えば、図5に示したセット商品キー欄550のいずれかのセット商品がタッチされた場合、又は、後述するように選択商品欄510に表示されたセット商品を構成する商品がタッチされた後にセット構成商品変更キー572がタッチされたとき、或いは選択商品欄510に表示されたセット商品の表示領域がタッチされたとき等に表示される。なお、セット構成商品選択画面600は、セット商品を構成する商品を選択又は変更する機能を有し、この画面がどのようなタイミングで表示されるようにするかは、上記の例に限定されるものではない。
図6のセット商品構成選択画面600は、セット商品であるポップコーン&2ドリンクセットが図5に示すメイン選択画面500で選択されたときの表示を示している。選択されたセット商品が何であるかを示すために、ポップコーン&2ドリンクセット610が表示されている。図4に示したように、ポップコーン&2ドリンクセットは、食べ物のカテゴリー445として、塩ポップコーンL又はキャラメルポップコーンLが選択でき、飲み物のカテゴリー447として、お好みのMサイズのドリンクを2つ選択できる。
登録画面ボタン665は、任意のタイミング、例えばセット商品の選択が完了していない場合であっても、図5に示すメイン選択画面500を表示させるためのボタンである。例えば、セット商品の選択途中で、登録画面ボタン665がタッチされ、メイン選択画面500が表示された場合には、選択商品欄510のうちセット商品の選択がなされていない商品の欄は、空欄となるか「商品の選択を行ってください」などの入力を促すメッセージが表示されてもよい。
分数表示613は、セット商品を構成する商品の複数のうち、何番目の商品を現在選択しているかを表示している。「1/3」と表示されているので、セット商品は、3個の商品で構成されており、現在1個目の商品を選択していることがわかる。また、「[ボタン1]を選択中」との表示615は、左から1番目の構成商品領域621に表示されるべき商品を選択中であることを示している。このような表示を行うことによって、操作者は、セット商品を構成する商品の総数がわかるとともに、商品の選択の作業の進捗状況が容易に把握でき、かつ、選択しようとしている商品がどの位置の構成商品領域に表示されることになるのかを容易に把握することができる。
したがって、ポップコーン&2ドリンクセットは、3つの商品で構成される。食べ物の構成商品領域621、飲み物の構成商品領域622及び飲み物の構成商品領域623の3つの構成商品領域620が表示されている。3つの構成商品領域620には、具体的な商品が選択されていないため、いずれの構成商品領域にも「商品の選択を行ってください」との指示が表示されている。この指示は、操作者に対して、商品の選択を促す指示の一例である。このような指示を表示することによって、操作者は、商品の選択がどの程度まで進んでいるのかを容易に認識することができるとともに、求められている操作の内容を容易に認識することができる。これによって、操作者は、容易にかつ迅速に適切な操作を行うことができる。なお、「商品の選択を行ってください」の表示は、構成商品領域内ではなく、構成商品領域の近傍に表示されるようにしてもよい。或いは、「商品の選択を行ってください」の表示を行わず、構成商品領域内を空白にするか、「?」などの文字、選択すべきカテゴリー(例えば「食べ物」、料理のコースメニューの選択の場合には「メインディッシュ」)などを表示するようにしてもよい。
商品選択キー欄640には、操作者が選択可能な適切な商品のキーが表示される。
加えて、すべての商品が選択し終えたことを商品販売管理装置に知らせるために、確定キー660が表示されている。
図6においては、ポップコーン&2ドリンクセットを構成する3つの商品の全てが未だ選択されていない状態であるため、デフォルトで、食べ物の構成商品領域621がアクティブの状態になっていることが示されている。アクティブの状態を示すために、構成商品領域621は、黒地に白文字の表示となっているが、この表示に限られるものではなく、例えば、アクティブの状態を表示させるために、構成商品領域621を点滅させるなどの表示を行ってもよい。構成商品領域621は、予め食べ物の属性を与えられているため、商品選択キー欄640には、ポップコーン&2ドリンクセットの食べ物のカテゴリーとして選択できる食べ物のキーだけが選択できるよう、「塩ポップコーンL1個¥550」のキーと「キャラメルポップコーンL1個¥550」のキーの二つのみが選択できるようになっている。また、図5に示したメイン選択画面500に表示されている単品キーと同じ位置に同じ単品キーを表示させるようにすることが望ましい。このように、選択できるキーをポップコーン&2ドリンクセットの食べ物のカテゴリーに属する商品のキーのみ表示し、メイン選択画面500と同じ位置に商品キーを表示することによって、操作者は、該当するセットで選択し得る商品の選択を容易に行うことができ、迅速にかつ適切に商品を選択できる。また、操作者であるオペレータは、顧客に対して、選択できる商品を迅速的確に伝えることができる。選択可能な商品は、図1に示した顧客用ディスプレイ110にも表示させるようにしてもよい。加えて、顧客が顧客用ディスプレイに表示されたキーに触れることで、商品を顧客自身が選択できるようにしてもよい。以上の商品の表示及び選択に関する説明は、他のカテゴリーの商品の表示及び選択についても同様である。
なお、デフォルトで、構成商品領域621がアクティブとなっているが、デフォルトで他の構成商品領域が最初にアクティブになるようにしてもよい。或いは、アクティブでない構成商品領域に操作者がタッチした場合には、タッチされた構成商品領域がアクティブになるようにしてもよい。
商品が選択されると、「商品の選択を行ってください」の表示に代えて、選択された商品の名前などの情報が、現在アクティブな構成商品領域621に表示されるようにすることが望ましい。
図7は、図6において「キャラメルポップコーンL1個¥550」642が選択された直後のセット構成商品選択画面600を示している。
図7で、構成商品領域621には、選択された商品の情報「キャラメルポップコーンL」が表示されている。そして、構成商品領域622がアクティブとなっている。このことにより、操作者に対して、キャラメルポップコーンLが確実に選択されたこと、及び次の商品を選択する必要があることを容易に知らしめることができる。
構成商品領域622には、属性として飲み物のカテゴリーが付与されている。この場合、商品選択キー欄640には、選択できる飲み物のカテゴリーの商品のキーのみが表示されるようにすることが望ましい。
図8は、図7において、操作者により「アイスティーM1個¥250」644が選択された直後のセット構成商品選択画面600を示している。
図8で、構成商品領域622には、選択された商品の情報「アイスティーM」が表示されている。そして、構成商品領域623がアクティブとなっている。このことにより、操作者に対して、アイスティーMが確実に選択されたこと、及び次の商品を選択する必要があることを容易に知らしめることができる。
構成商品領域623には、属性として飲み物のカテゴリーが付与されている。この場合、商品選択キー欄640には、選択できる飲み物のカテゴリーの商品のキーのみが表示されるようにすることが望ましい。
図9は、操作者により「メロンソーダM1個¥250」646が選択されて、セット商品を構成する複数の商品の選択が終了したときの画面の例を示している。
構成商品領域621に、選択された「キャラメルポップコーンL」、構成商品領域622に、選択された「アイスティーM」、構成商品領域623に、選択された「メロンソーダM」が表示されている。この場合、ポップコーン&2ドリンクセットを構成するすべての商品が選択し終わったため、3つの構成商品領域(構成商品領域621、構成商品領域622、構成商品領域623)のいずれもアクティブになっていないことが望ましい。この画面によって、操作者に対して、ポップコーン&2ドリンクセットを構成する3つの商品全てを選択し終えたことを容易に知らしめることができる。なお、全ての商品の選択が完了した時点で、3つの構成商品領域(構成商品領域621、構成商品領域622、構成商品領域623)は非アクティブで表示され、商品選択キー欄640には、選択された商品キーが他の商品キーと表示態様を異ならせて表示されるようにしてもよい(不図示)。
操作者による確認がなされて、確定キー660が押される。確定キー660が押されるまでは、商品の選択のし直しが行えるようにすることが望ましい。商品の選択のし直しの例としては、選択し直したい構成商品領域(例えば構成商品領域622)を操作者がタッチして、構成商品領域をアクティブにさせて、商品の選択を行えばよい。この場合、アクティブにされた構成商品領域に応じて選択できる商品キーが表示されるようにして、適切な商品が選択できるようにすることが望ましい。商品の選択のし直し(商品変更)の具体的な例は、後述する。なお、このようにして確定キー660がタッチされるまでは、商品の変更(又は選択)が何回でも可能となるようにすることが望ましい。
なお、確定キー660が押された場合には、メイン選択画面500を表示させるようにすることが望ましい。確定キー660は、商品の選択が終わったことを商品販売処理装置に知らしめるためのものであるが、確定キー660が必ず存在しなければならないわけではなく、すべての商品が選択し終わったときに、メイン選択画面500に戻ってもよい。あるいは、確定キーは、全ての選択が終わった時点で表示されてもよい。
<変形例1>
上記の実施形態では、構成商品領域の1つをアクティブにさせたが、同じカテゴリーを複数選択できる場合(この実施形態の場合には、2つのMサイズのドリンク)、複数の構成商品領域を同時にアクティブにさせてもよい。
<変形例2>
上記の実施形態では、構成商品領域621が食べ物のカテゴリーに設定され、構成商品領域622及び構成商品領域623が飲み物のカテゴリーに設定されたが、これは一例であって、予め構成商品領域にカテゴリーを設定しておかないようにしてもよい。例えば、3つの構成商品領域(構成商品領域621、構成商品領域622、構成商品領域623)のうち1つの構成商品領域に、食べ物のカテゴリーの商品が表示され、残りの2つの構成商品領域に飲み物のカテゴリーの商品が表示されるようにしてもよい。この場合、食べ物のカテゴリーの商品が2個選択されてしまった場合には、報知を行い、選択できないようにするか、既に選択され構成商品領域に表示された食べ物のカテゴリーの商品に代えて、後に選択された商品を表示させるようにしてもよい。
<変形例3>
上記の実施形態では、構成商品領域をアクティブにしたが、構成商品領域をアクティブにしなくてもよい。例えば、商品選択キー欄640に、セット商品に含められ得る商品のキーを表示させて、操作者に食べ物のカテゴリーの商品を1個、ドリンクのカテゴリーの商品を2個選択させてもよい。選択された順に選択された商品に関する情報を構成商品領域621、構成商品領域622、構成商品領域623に表示するようにしてもよい。
以上の変形例は、排他的なものではなく、矛盾のない限り、変形例の一部を採用したり、実施形態又は他の変形例と組み合わせたりすることができることは言うまでもない。
図10は、図9に示したように、セット商品が選択された後のメイン選択画面の例である。
選択商品欄510には、ポップコーン&2ドリンクセットが¥800であることが表示されており、ポップコーン&2ドリンクセットに含まれる商品すなわち「キャラメルポップコーンL」、「アイスティーM」、「メロンソーダM」が表示されている。加えて、単品のハンバーガが1個及びセット商品が1個選択されたことを示すために、商品数合計欄535に「2」が表示されている。また、合計額欄530には、商品選択欄510に表示されている商品の合計額¥1,200が表示されている。このメイン選択画面500によって、操作者に対して、セット商品を構成する商品を容易に知らしめることができるとともに、商品数合計及び合計額を容易に知らしめることができる。
図11は、セット商品の構成を変更する指示を与えたときのメイン選択画面の例である。操作者は、選択商品欄510に表示されているポップコーン&2ドリンクセットを構成する商品のうち、メロンソーダM512を他のドリンクに変更したいと欲している場合を想定する。
操作者は、まず、選択商品欄510に表示されている変更したい商品であるメロンソーダM512をタッチして選択状態にする。その後、セット構成商品変更キー572をタッチする。なお、メロンソーダM512と構成商品変更キー572とをタッチする順番は、一例であって、この順番に限られるものではない。また、セット構成商品変更キー572を省略してもよい。なお、メロンソーダM512をタッチする代わりに、選択商品欄510のポップコーン&2ドリンクセット¥800のキーをタッチするようにしてもよい。以上の操作により、図12のセット構成商品選択画面600が次に表示されるようにすることが望ましい。
図12は、セット商品を構成する商品の変更を行う画面の例である。図11でメロンソーダM512がタッチされたため、図12のセット構成商品選択画面600の構成商品領域623がアクティブの状態となることが望ましい。そして、メロンソーダMと同じカテゴリーであって、メロンソーダMと代替できる商品を含む商品が、商品選択キー欄640に表示されるようにすることが望ましい。このようにすることにより、操作者は、メロンソーダMと代替できる商品を容易に選択することができる。操作者は、「ホットコーヒM1個¥250」648を選択することができる。
図13は、セット商品を構成する商品の変更をした直後の画面の例である。図12において、操作者により、「ホットコーヒM1個¥250」648が選択されたため、構成商品領域623には、「ホットコーヒM」が表示されている。
なお、図13には表示されていないが、アイスティーMを他のドリンクに変更したい場合には、「アイスティーM」が表示されている構成商品領域622を操作者がタッチすれば、構成商品領域622がアクティブの状態となるようにしてもよい。この場合、商品選択キー欄640には、選択可能なドリンクのカテゴリーの商品が表示されるようになる。操作者により、所望のドリンクが選択されると、構成商品領域622の表示が、新たに選択されたドリンクの表示に変更される。セット商品を構成するその他の商品も同様の操作で変更することができる。
図13において、商品の変更が終わった場合には、商品の変更操作が終わったことを商品販売処理装置に知らしめるために、操作者により、確定キー660がタッチされることが望ましい。
図14は、セット商品を構成する商品が変更された後のメイン選択画面の例である。図13において確定キー660が押された直後に、図14のメイン選択画面500を表示するようにすることが望ましい。
選択商品欄510には、変更されたドリンク「ホットコーヒM」513が表示されていることがわかる。以上のようにすることによって、操作者は、適切なセット商品を構成する商品のうち、適切な商品を他の商品に変更することが容易に行えるとともに、変更した内容を容易に把握することが可能となる。
図14において、次に、セット解除キー312がタッチされた場合を図15において説明する。
図15は、セット商品を構成する商品を単品商品に変更した画面の例である。図14において、セット解除キー312がタッチされたため、セット解除キー312の表示が選択状態の表示に変わる。そして、選択商品欄510に示されるように、ポップコーン&2ドリンクセットを構成する複数の商品が、単品購入商品に変更されて表示される。すなわち、選択商品欄510には、単品のハンバーガに加えて、「キャラメルポップコーンL¥550」515、「アイスティーM¥250」516、「ホットコーヒM」517が単品の状態で表示されるようになる。
なお、セット解除キーを再度タッチして、選択状態を解除すると、セット解除キーの押下前の状態に復帰させてもよい。或いは、セット適用キー314、又は、直前に戻る(UNDO)キー578を操作者が押すことにより、直前の状態に戻すことができるようにしてもよい。
このため、商品数合計欄535には、これらの単品購入商品の数である4が表示される。そして、合計額欄530には、選択商品欄510に表示されたすべての商品の合計である「¥1,450」が表示される。
このように、単品購入に変更できるようにすることにより、顧客の商品選択の要望に対してより柔軟に対応できる。なお、単品購入の場合には、セット商品の購入額よりも高い合計額となるのが通常である。
図16は、セット商品と単品商品が選択されているメイン画面の例である。単品商品の選択は、メイン選択画面500において、商品選択を行うことにより操作者が指定できる。
選択商品欄510には、「ファミリ4ドリンクセット¥800」と、単品である「塩ポップコーンL¥550」、が既に選択された状態となっている。また、商品数合計欄535には、2が表示されており、合計額欄530には、合計金額「¥1,350」が表示されている。
この状態において、セット適用キー314がタッチされた後の状態を図17に示す。
図17は、セット適用キーを押下してセット商品が組み直された例を示す図である。選択商品欄510に示されるように、「ポップコーン&2ドリンクセット¥800」と単品商品である「アイスティーM¥250」及び「アイスコーヒM¥250」が表示されている。また、セット適用キー314が選択状態になっていることがわかる。セット適用キーを再度タッチして、選択状態を解除すると、セット適用キー314の押下前の状態に復帰させてもよい。或いは、直前に戻る(UNDO)キー578を押すことにより、直前の状態に戻すことができるようにしてもよい。
このため、商品数合計欄535には、商品合計数の3が表示される。そして、合計額欄530には、選択商品欄510に表示されたすべての商品の合計である「¥1,300」が表示される。上記の処理においては、以下に示すように、商品の組合せを網羅的に探索し、合計額が最も安い組合せを発見するようにしてもよい。
この場合、以下の商品の組合せが考えられる。
(1)ファミリ4ドリンクセット¥800と単品の塩ポップコーンL¥550で合計¥1,350
(2)ポップコーン&2ドリンクセット¥800と単品のMサイズのドリンク¥250を2つで合計¥1,300
(3)単品の塩ポップコーンL¥550と単品のMサイズのドリンク¥250を4つで合計¥1,550
以上の組合せの中で、最も安価な組み合わせは、上記(2)である。このようにして最も安価な組み合わせを探索するアルゴリズムを適用して、最も安価な組み合わせの商品が選択商品欄510に示されるようにすればよい。
なお、選択商品欄510に既に1つでもセット商品が表示されている場合には、セット適用キー314の機能を抑制してもよい。このようにすることによって、セット商品の組合せが変更されたことに伴って、注文する顧客が混乱する可能性を防止することができる。或いは、顧客の注文を尊重することができる。このような場合に、強制的にセット商品の組合せを変更したい場合は、注文を最適な組み合わせにする指示キー(不図示)を別途設けるようにしてもょい。或いは、セット商品が登録されている場合には、セット解除キー312を操作者がタッチして、すべてを単品購入の状態にした後に、セット適用キー314をタッチできるようにしてもよい。或いは、セット商品が登録されている場合であって、セット適用キー314がタッチされた場合、セット商品以外の登録されている単品商品に対して、セット商品とする処理を行うようにしてもよい。或いは、一番安価となるセット商品の組み合わせの提案を表示させるようにして、セット適用キー314がタッチされた場合には、提案した商品の組み合わせを実行するようにしてもよい。
このようにすることによって、顧客の注文した全ての商品をより安価に提供でき、顧客へのサービスが向上するとともに、迅速な商品提供が可能となる。
図18は、実施形態の概要の処理を示すフローチャートである。
以下に、フローチャートの各ステップを説明する。
[ステップS1802]入力部221から、入力を受け付けたか否かがチェックされる。入力があった場合には(「はい」)、ステップS1804に進む。入力がない場合には(「いいえ」)、ステップS1802の先頭に戻り処理を繰り返す。
[ステップS1804]入力部221から入力された情報が、商品の情報であるか否かがチェックされる。商品以外の情報である場合(「いいえ」)、入力情報は指示の情報であるためステップS1832に進む。商品の情報である場合には(「はい」)ステップS1806に進む。
[ステップS1832]指示された情報に応じた動作の実行を行う。指示の例としては、セット解除キー312の押下によるセット解除の動作(図20参照)、セット適用キー314の押下によるセット適用及び最適化の動作(図21参照)などがあげられる。なお、本実施形態と関係しない動作が多数存在するが、説明は省略する。
[ステップS1806]選択商品登録制御部340が、入力された商品の情報を登録するよう登録部350に指示する。
[ステップS1808]購入商品表示制御部360が、登録部350に登録された商品の情報を、表示部222の選択商品欄510に表示させるとともに、選択商品・価格欄520に商品の情報と商品価格を表示させ(表示している状況は不図示)。この処理ステップは、購入商品表示ステップの一例である。
[ステップS1810]入力された商品の情報がセット商品の情報か否かがチェックされる。例えば、セット商品列欄510のキーがタッチされた場合には、セット商品の情報と判断される。或いは、選択商品欄510に表示されている商品がタッチされた場合であってその商品がセット商品に包含されている商品である場合、又は選択商品欄510に表示されているセット商品がタッチされた場合には、セット商品の情報と判断される。セット商品と判断された場合(「はい」)、ステップS1812に進む。セット商品と判断されない場合(「いいえ」)ステップS1834に進む。
[ステップS1834]単品の処理、例えば、単品の商品の価格を加えた合計額を算出し、商品数合計欄535、及び合計額欄530の表示を更新する。
[ステップS1812]制御部315は、セット構成商品選択画面600を表示部222に表示させ、セット商品を構成する商品の個数分の数の構成商品領域を確保し、これらの構成商品領域を表示する。この処理ステップは、セット商品領域表示ステップの一例である。この処理の詳細は、図19を用いて説明する。
[ステップS1814]制御部315は、アクティブになっている構成商品領域を特定する。選択されたセット商品のいずれもが未だ選択されていない場合には、デフォルトでアクティブになる構成商品領域をアクティブとする。或いは選択商品欄510で、セット商品に含まれる特定の商品がタッチされた場合には、そのセット商品のためのセット構成商品選択画面600を表示部222に表示させ、タッチされた商品に対応する構成商品領域をアクティブにすることが望ましい。
[ステップS1816]制御部315は、セット商品に対して選択し得る商品群のうち、アクティブな構成商品領域が持つ属性の商品カテゴリーに一致する商品を表示部222に表示させることが望ましい。この処理ステップは、商品群表示ステップの一例である。なお、セット商品に属する複数のカテゴリー全ての商品を表示させてもよい。この場合には、制御部315は、いずれの構成商品領域も表示形態を変えないように表示部222に表示させてもよい。或いは、選択された商品が表示されていない構成商品領域を目立つように表示させてもよい。或いは、選択された商品が表示されている構成商品領域を目立つようにしてもよい。
[ステップS1818]制御部315は、商品群が表示されている商品選択キー欄640から、商品が選択されたか否かをチェックする。選択された場合(「はい」)、ステップS1820に進む。選択されない場合には、ステップS1818の先頭に戻り、処理を繰り返すことが望ましい。
[ステップS1820]選択された商品をメモリに登録し、選択された商品を識別する情報をアクティブな構成商品領域に表示する。この処理ステップは、選択商品制御ステップの一例である。
以上の処理は、確定キー660が押されるまで繰り返されることが望ましい。確定キーがタッチされれば、メイン選択画面500に戻る。
図19は、セット商品を構成する商品の個数分の数の構成商品領域に指示を表示させるフローチャートである。このフローは、図18のステップS1812内で実行される。
[ステップS1902]セット商品を構成する商品の個数分の数の構成商品領域に、選択された商品が既に表示されているか否かをチェックする。表示されている場合(「はい」)には、処理を終了する。表示されていない場合には(「いいえ」)ステップS1904に移る。
[ステップS1904]前記商品群の中から商品を選択するよう促す指示を表示する。例えば、「商品の選択を行ってください」などのメッセージを構成商品領域内に表示することが望ましい。なお、この表示は、構成商品領域外であって、構成商品領域の近傍に表示されてもよい。
図20は、セット解除キーが押下されたときの処理を示すフローチャートである。このフローは、図18のステップS1832内で実行される。
[ステップS2002]セット解除キー312が押下されたかをチェックする。押下された場合(「はい」)、処理はステップS2004に移る。押下されない場合には処理を終了する。
[ステップS2004]メモリに登録されているセット商品を構成している各々の商品を単品購入商品に変更し、合計料金の再計算を行って、変更内容を選択商品欄510に表示し、再計算された商品の個数を商品数合計欄535に表示し、再計算された合計料金を合計額欄530に表示する。
図21は、セット適用キーが押下されたときの処理を示すフローチャートである。このフローは、図18のステップS1832内で実行される。
[ステップS2102]セット適用キー314が押下されたかをチェックする。押下された場合(「はい」)、処理はステップS2104に移る。押下されない場合には処理を終了する。
[ステップS2104]メモリ(登録部350)に登録されている商品をセット商品に含める第1の処理が可能か否か、又は複数のセット商品を他のセット商品に組み直す第2の処理が可能か否かを判断し、可能である第1の処理又は可能である第2の処理を行って商品を登録し、処理の結果を表示する。処理の結果は、選択商品欄510、商品数合計欄535、合計額欄530に反映される。
なお、セット商品の構成商品を追加する際に、画面に表示されたキーなどを操作者がタッチする代わりに、バーコードのスキャン、商品自体のパターン認識技術などを利用して、構成商品を追加できるようにしてもよい。この場合、追加される商品が、セット商品に追加できない商品であるときには、単品商品として登録し、選択商品欄510に表示させるようにすればよい。
なお、本明細書においては、実店舗における実施形態を例示しているが、店舗は、インターネットなどのネットワーク上の仮想店舗であってもよい。この場合には、携帯端末、POS端末などは、顧客の操作する携帯電話、タブレット、パーソナルコンピュータなどであってもよい。
また、本実施形態は、有体物たる商品を扱う業務のみに使用されるものではなく、無形の役務であるサービスに対しても適用できることは言うまでもない。すなわち、本明細書において使用される「商品」の語は、サービスをも包含するものとして理解される点に留意すべきである。
上記実施形態では、メイン選択画面500とセット構成商品選択画面600とを分けて画面に表示させる例を示したが、いずれの項目をいずれの画面に表示させるかは、矛盾の無い限り、当業者が適宜に選択して実装することができる。或いは、携帯端末のように、表示画面が小さい場合には、3つ以上の画面に表示を分割して見やすく表示させるようにしてもよい。
以上の実施形態は,請求項に記載された発明を限定するものではなく,例示として取り扱われることは言うまでもない。
221 入力部
222 表示部
312 セット解除キー
314 セット適用キー
315 制御部
320 商品群表示制御部
330 セット商品領域表示制御部
340 選択商品登録制御部
350 登録部
360 購入商品表示制御部


Claims (5)

  1. 購入しようとするセット商品の情報を登録する登録部と、
    前記登録部に登録された商品の情報を表示する表示部と、
    前記登録部と前記表示部とを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記セット商品が前記登録部に登録されると、登録されたセット商品を構成する商品の個数に応じて商品カテゴリーに関する属性を持つ複数の構成商品領域をアクティブの状態又はアクティブでない状態で表示するとともに、アクティブの状態となっている構成商品領域が持つ属性の商品カテゴリーに一致し前記セット商品の商品となり得る商品群を表示し、
    前記商品群から商品が選択されると、アクティブな状態の構成商品領域に、選択された前記商品を識別する情報を表示し、
    アクティブの状態の構成商品領域に所定の商品を識別する情報が既に表示されている場合であって、前記所定の商品とは異なる商品の選択が前記商品群からなされた場合、当該所定の商品を識別する情報に代えて、前記異なる商品を識別する情報を、当該アクティブの状態の構成商品領域に表示するように、前記表示部に指示する、
    商品販売処理装置。
  2. 前記セット商品を確定させる確定キーを更に有し、
    前記制御部は、前記確定キーが操作されるまで前記選択を許可する、
    請求項1に記載の商品販売処理装置。
  3. セット解除キーと、セット適用キーを更に有し、
    前記制御部は、前記セット解除キーが操作されると、セット商品に含まれる商品を単品購入の商品に変更して、前記登録部に前記単品購入の商品を登録し、
    前記セット適用キーが操作されると、前記登録部に登録されている商品をセット商品に含める第1の処理が可能か否か、又はセット商品を他のセット商品に組み直す第2の処理が可能か否かを判断し、可能である前記第1の処理又は可能である前記第2の処理を行った結果を前記登録部に登録するように指示するとともに、前記結果を表示するように前記表示部に指示する、
    請求項1または請求項2に記載の商品販売処理装置。
  4. 前記制御部は、前記セット適用キーが操作されると、顧客が購入する全ての商品の金額の合計が最小となるように、前記第1の処理又は前記第2の処理を行う、
    請求項3に記載の商品販売処理装置。
  5. 購入しようとするセット商品の情報を登録するステップと、
    登録された商品の情報を表示するステップと、
    前記セット商品が登録されると、登録されたセット商品を構成する商品の個数に応じて商品カテゴリーに関する属性を持つ複数の構成商品領域をアクティブの状態又はアクティブでない状態で表示するとともに、アクティブの状態となっている構成商品領域が持つ属性の商品カテゴリーに一致する前記セット商品の商品となり得る商品群を表示するステップと、
    前記商品群から商品が選択されると、アクティブな状態の構成商品領域に、選択された前記商品を識別する情報を表示するステップと、
    アクティブの状態の構成商品領域に所定の商品を識別する情報が既に表示されている場合であって、前記所定の商品とは異なる商品の選択が前記商品群からなされると、当該所定の商品を識別する情報に代えて、前記異なる商品を識別する情報を、当該アクティブの状態の構成商品領域に表示するステップと、
    をコンピュータに実行させる商品販売処理プログラム。
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