JP7090182B2 - スパイクベース、スパイク金具、スパイクソールおよびその製造方法 - Google Patents
スパイクベース、スパイク金具、スパイクソールおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7090182B2 JP7090182B2 JP2020566424A JP2020566424A JP7090182B2 JP 7090182 B2 JP7090182 B2 JP 7090182B2 JP 2020566424 A JP2020566424 A JP 2020566424A JP 2020566424 A JP2020566424 A JP 2020566424A JP 7090182 B2 JP7090182 B2 JP 7090182B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spike
- sole
- base
- concave surface
- sole body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/14—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
- A43B13/16—Pieced soles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B13/00—Soles; Sole-and-heel integral units
- A43B13/14—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the constructive form
- A43B13/22—Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer
- A43B13/24—Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer by use of insertions
- A43B13/26—Soles made slip-preventing or wear-resisting, e.g. by impregnation or spreading a wear-resisting layer by use of insertions projecting beyond the sole surface
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43C—FASTENINGS OR ATTACHMENTS OF FOOTWEAR; LACES IN GENERAL
- A43C15/00—Non-skid devices or attachments
- A43C15/02—Non-skid devices or attachments attached to the sole
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
また、樹脂ソールに接着されるスパイク金具の面が小さく、十分な接合力が得られない場合がある。
したがって、本発明の目的は、樹脂ソールの屈曲性能を更に向上できると共に、樹脂ソールとスパイク金具の接合力を高めることができるスパイクソールおよびその製造方法を提供することである。
前記スパイクベース10の前記凹面12に密着した状態で前記凹面12に結合される凸面20を有し、前記凸面20を形成する金属製の被着部21から前記スパイクベース10の前記凹面12に沿って、かつ、前記スパイクベース10の前記先端11よりも前記下方に向かって突出し前記金属製の前記被着部21に一体に連なるスパイク部22を有する金属製のスパイク金具2とを備える。
これらの場合、スパイクベースの凹面12にスパイク金具2の凸面20が樹脂の結合力で被着している上に、更に、リベット等の締結部でスパイク金具2がソール本体1に締結されて、高い結合力が得られる。
前記スパイク金具2が固着される前記ソール本体1の装着面が融解した状態で前記スパイク金具2の被着部21が前記装着面に密着する工程と、
前記装着面が固化して前記被着部21が前記装着面に結合される工程と、
前記結合後に、前記ソール本体と前記スパイク金具2とが締結部により互いに締結される工程とを備える。
更に、ソール本体1とスパイク金具2とが締結部により互いに締結され、前記装着面に対する被着部21の結合力が高まる。
このように、リベットでソール本体1とスパイク金具2とを締め付ける場合、締結工程を容易かつ確実に行うことができる。
前記スパイク金具2をソール本体1の金型内に装填する工程と、
前記金型内に樹脂を供給して前記スパイク金具2と前記ソール本体1とを一体に成形する工程とを備える。
このようにインサート成形をした場合、スパイクソールを量産し易い。
予め成形された前記ソール本体1の前記装着面を融解させた状態で前記被着部21を前記装着面に押し付けて密着させる。
この場合、成型後のスパイクベースに個別のスパイク金具2を装着でき、個々の着用者の好みに応じたスパイクソールを得ることができる。
この場合、貫通孔23または係合凹部24にスパイクベース10の樹脂が係合して、スパイク金具2とスパイクベース10との結合力が増大するだろう。
また、スパイクベース10にスパイク金具2の被着部21を押し付けた際に、融解していた樹脂が前記貫通孔23や係合凹部24に逃げる。そのため、スパイクベース10の凹面12と被着部21の凸面20とが密着し易く、結合力が増大するだろう。
この場合、係合凸部25の係合により、結合力が増大するだろう。
椀状の被着部21はソール本体1の凹面12に密着する面積が増大させる。一方、ソール本体1における投影面積が小さくなり、スムースな屈曲性能が発揮される。
このような山型状の棘状突起は丸棒状のピンに比べ地面への貫入深さが小さくても、十分な係合力を発揮するだろう。したがって、スパイク部22が地中から抜ける際の抵抗が小さく、走力のロスが小さくなるであろう。
角筒状の被着部21は鉛直軸のまわりに回転し難いだろう。
前記スパイク部22は前記壁部を覆うように形成されている。
壁部を覆うスパイク部22は肉厚になるため、柔らかい地面においても、係合力を発揮し易い。
好ましくは、前記被着部21が前記スパイク部22に継ぎ目なく一体に連なっている。
前記ソール本体1を成形する工程と、
前記スパイク金具2を生成する工程と、
前記ソール本体1の成形後に、前記スパイク金具2が固着される前記ソール本体1の装着面を融解させた状態で前記スパイク金具2の被着部21を前記装着面に押し付ける工程と、
前記装着面が固化して前記被着部21が前記凹面12に結合される工程とを備える。
より具体的な製造方法は、樹脂製のソール本体1に前記スパイク金具2が固着されたスパイクソールの製造方法であって、
前記ソール本体1を成形する工程と、
前記スパイク金具2を生成する工程と、
前記ソール本体1の成形後に、前記ソール本体1の前記凹面12を融解させた状態で前記スパイク金具2の被着部21を前記凹面12に押し付ける工程と、
前記凹面12が固化して前記被着部21が前記凹面12に結合される工程とを備える。
図1~図3はスパイクソールの実施例1を示す。
図1に示す本スパイクソールは、たとえば陸上競技のためのスパイクソールである。スパイクソールは非発泡体の樹脂成分を含む硬質のソール本体1と、前記ソール本体1に固着されたスパイク金具2とを備える。
また、前記ソール本体1は、テープ状にカットされた薄肉のプリプレグのシートを、繊維方向がランダムになるように積層された積層体で形成されていてもよい。
まず、図1のソール本体1を一次成形すると共に、図2Bおよび図2Cのスパイク金具2を生成する。図2Dは一次成形されたスパイクソールの天面1Fを示し、この状態では凹面12には凸部25(図3C)に係合する凹部は設けられていない。
図3Cにおいて、走行によりソール本体1の接地面が接地する際には、スパイク金具2のスパイク部22が地面に刺さる。ついで、前記スパイクベース10の先端11も地面に刺さる。このように、スパイク部22が地面に刺さるだけでなく、スパイクベース10の先端11も地面に刺さるので、突出長さが短いスパイク部22であっても地面に対する大きな係合力が得られる。
以下の実施例においては、主として、実施例1と異なる構造について説明する。
図4Aに示すように、スパイク金具2の凸面20には係合凹部24および係合凸部25の双方が設けられている。前記係合凹部24は前記貫通孔23と同様に樹脂が逃げるためのもので、係合凹部24に入り込んだ樹脂には被着部21が係合する。
この例において、被着部21は角筒状である。
図6Aに示すスパイクベース10の先端11は壁状の壁部を形成する。図6Aのスパイク部22は壁部である先端11を覆うように先端11に嵌り込む。図6Bの被着部21には係合凹部24および係合凸部25が設けられていてもよい。図6Aの凹面12に嵌る凸面20は断面台形状に形成されていてもよい。
この例において、壁状の先端11は被着部21で覆われている。スパイクベース10は2つの凹面12を有する。
これらの図に示すように、被着部21はスパイクベース10の凹面12に一部において凹面12に沿っていれば、残りの一部において凹面12に沿っていなくてもよい。
この図に示すように、スパイク金具2はスパイクベース10の先端11に外嵌していてもよい。
これらの図に示すように、金属製の被着部21がスパイクベース10の凹面12に部分的に沿っていなくてもよい。
また、スパイク部22は、例えば1本のテーパ状の先端に向かって尖ったピンで形成され、前記凹面12に全く沿っていなくてもよい。
この図に示すように、本例においても実施例1と同様に、樹脂製のスパイクベース10に金属製のスパイク金具2が被着している。
リベット5としては周知のブラインドリベット(Blind rivet)の他にハトメ様の中空のリベットや中実のリベットを採用することができる。
たとえば、スパイク金具が前足部に加え後足部に設けられていてもよい。
また、スパイク金具は1つのみであってもよいし、複数であってもよい。
したがって、そのような変更および修正は請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
10:スパイクベース 11:先端 12:凹面(装着面) 19:樹脂材料
2:スパイク金具 20:凸面 21:被着部 22:スパイク部 23:貫通孔
24:係合凹部 25:係合凸部 2H:第1貫通孔
3:中間品 5A:ブラインドリベット
5:リベット 51:頭部 52:変形部 53:心棒
61:第1金型 62:第2金型 63:装填部 64:突部 65:キャビィティ
Claims (8)
- 樹脂製のソール本体1に一体に形成され、前記ソール本体1の天面1Fから下方に向かって先端11が突出し前記先端11と前記ソール本体1の天面1Fとで定義される凹面12を有する樹脂製のスパイクベース10と、
前記スパイクベース10の前記凹面12に密着した状態で前記凹面12に結合される凸面20を有し、前記凸面20を形成する金属製の被着部21から前記スパイクベース10の前記凹面12に沿って、かつ、前記スパイクベース10の前記先端11よりも前記下方に向かって突出し前記金属製の前記被着部21に一体に連なるスパイク部22を有する金属製のスパイク金具2とを備え、
ここにおいて、前記被着部21が椀状に形成されている、スパイクソール。 - 請求項1において、前記スパイクベース10と前記スパイク金具2の被着部21とを締め付ける締付部を更に備える、スパイクソール。
- 請求項2において、前記締付部は前記ソール本体1の天面1Fおよび前記スパイク部の被着部21を貫通するリベット5で形成されている、スパイクソール。
- 請求項1において、前記被着部21は前記凹面12から前記スパイクベース10の樹脂が突出して係合する貫通孔23または係合凹部24を定義する、スパイクソール。
- 請求項1において、前記被着部21の前記凸面20には前記スパイクベース10の樹脂が係合する係合凸部25が設けられている、スパイクソール。
- 請求項1において、前記スパイク部22は前記椀状の被着部21に連なる複数の棘状突起で形成されている、スパイクソール。
- 請求項6において、
前記棘状突起は先に向かってテーパ状に細くなる山型状である、スパイクソール。 - 樹脂製のソール本体1に一体に形成され、前記ソール本体1の天面1Fから下方に向かって先端11が突出し前記先端11と前記ソール本体1の天面1Fとで定義される凹面12を有する樹脂製のスパイクベース10と、
前記スパイクベース10の前記凹面12に密着した状態で前記凹面12に結合される凸面20を有し、前記凸面20を形成する金属製の被着部21から前記スパイクベース10の前記凹面12に沿って、かつ、前記スパイクベース10の前記先端11よりも前記下方に向かって突出し前記金属製の前記被着部21に一体に連なるスパイク部22を有する金属製のスパイク金具2とを備え、
ここにおいて、前記スパイクベース10の先端11は壁状の壁部を形成し、
前記スパイク部22は前記壁部を覆うように形成されている、スパイクソール。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019006814 | 2019-01-18 | ||
JP2019006814 | 2019-01-18 | ||
PCT/JP2020/001012 WO2020149290A1 (ja) | 2019-01-18 | 2020-01-15 | スパイクベース、スパイク金具、スパイクソールおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2020149290A1 JPWO2020149290A1 (ja) | 2020-07-23 |
JP7090182B2 true JP7090182B2 (ja) | 2022-06-23 |
Family
ID=71613349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020566424A Active JP7090182B2 (ja) | 2019-01-18 | 2020-01-15 | スパイクベース、スパイク金具、スパイクソールおよびその製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7090182B2 (ja) |
WO (1) | WO2020149290A1 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000102402A (ja) | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Ryobi Ltd | スパイク靴底 |
JP2012050815A (ja) | 2010-08-02 | 2012-03-15 | Ssk Co Ltd | 野球靴のスパイク金具の取付構造 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5035858Y1 (ja) * | 1969-09-20 | 1975-10-18 | ||
JPS5129137Y2 (ja) * | 1971-12-06 | 1976-07-22 | ||
JPS604206U (ja) * | 1983-06-21 | 1985-01-12 | 美津濃株式会社 | 野球・ソフトボ−ル用の靴底 |
JP2952644B2 (ja) * | 1994-11-10 | 1999-09-27 | モリト株式会社 | 滑止用靴底 |
JP3261570B2 (ja) * | 1997-09-18 | 2002-03-04 | 有限会社 佐藤製作所 | スポーツシューズのスパイク取付構造 |
-
2020
- 2020-01-15 WO PCT/JP2020/001012 patent/WO2020149290A1/ja active Application Filing
- 2020-01-15 JP JP2020566424A patent/JP7090182B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000102402A (ja) | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Ryobi Ltd | スパイク靴底 |
JP2012050815A (ja) | 2010-08-02 | 2012-03-15 | Ssk Co Ltd | 野球靴のスパイク金具の取付構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2020149290A1 (ja) | 2020-07-23 |
JPWO2020149290A1 (ja) | 2020-07-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4639749B2 (ja) | ゴルフクラブヘッドの製造方法 | |
US4335528A (en) | Sport shoes | |
JP3763743B2 (ja) | スライドファスナーの製造方法 | |
US5338051A (en) | Sliding apparatus, such as a ski, and an element attached thereto | |
JP2716540B2 (ja) | 剛毛製品を製造する方法 | |
US8226497B2 (en) | Golf club grip with an axial seam structure | |
JP7090182B2 (ja) | スパイクベース、スパイク金具、スパイクソールおよびその製造方法 | |
JPH09248201A (ja) | サイクリングシューズの靴底芯体及びその成形方法並びにその型装置 | |
JP2007209435A (ja) | 外皮パネル、球技用ボール及びこれらの製造方法 | |
CA1158985A (en) | Plastics material horseshoes | |
CN108579037B (zh) | 冰球杆的制作方法 | |
JP6814123B2 (ja) | 靴のソールおよびソールの製造方法 | |
JPH0723803A (ja) | 靴中底及びその製造方法 | |
WO2018116463A1 (ja) | 靴のソールおよびソールの製造方法 | |
JP2768403B2 (ja) | 靴及びその製造方法 | |
GB1572162A (en) | Manufacture of shoe insoles | |
JP4028460B2 (ja) | ゴルフ靴及びその製造方法 | |
JPS59201821A (ja) | 穴を有するfrp成形品 | |
JP4550452B2 (ja) | ゴルフクラブヘッドの製造方法 | |
JP2935265B2 (ja) | 靴底、該靴底を用いた靴及び靴底の取付方法 | |
JP3979861B2 (ja) | ブラシの製造方法 | |
JP2000176060A (ja) | ゴルフクラブ用シャフトの製造方法 | |
KR840000480B1 (ko) | 스포츠화의 밑창 | |
JPH0441130Y2 (ja) | ||
JP2002058763A (ja) | Frp製ゴルフシャフトの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211026 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211220 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20211220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220526 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220613 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7090182 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |