JP2002058763A - Frp製ゴルフシャフトの製造方法 - Google Patents

Frp製ゴルフシャフトの製造方法

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JP2002058763A
JP2002058763A JP2000248087A JP2000248087A JP2002058763A JP 2002058763 A JP2002058763 A JP 2002058763A JP 2000248087 A JP2000248087 A JP 2000248087A JP 2000248087 A JP2000248087 A JP 2000248087A JP 2002058763 A JP2002058763 A JP 2002058763A
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Japan
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golf shaft
mandrel
tape
golf
manufacturing
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JP2000248087A
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Takashi Tonomura
隆 外村
Hidetada Asai
英忠 浅井
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Mizuno Corp
Original Assignee
Mizuno Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフクラブの組み付け時におけるゴルフシ
ャフトの中空内部に流出した余剰の接着剤が剥離するこ
とによって生じる異音の発生を防止するFRP製ゴルフ
シャフトの製造方法を提供する。 【解決手段】 マンドレル1にテープ状部材2を巻回
し、次に、テープ状部材2が巻回されたマンドレル1の
外周に、ゴルフシャフト4を形成するための所定のプリ
プレグ3を積層した後、該プリプレグ3を加熱硬化し、
該マンドレル1を抜き取る。その後さらに、硬化したプ
リプレグ3の内面に残ったテープ状部材2を前記ゴルフ
シャフト4の一端から引っ張って除去し、ゴルフシャフ
ト4を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRP製ゴルフシ
ャフトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】FRP製ゴルフシャフトを製造するに
は、シートワインディング法、フィラメントワインディ
ング法、3軸ブレーディング法等の製造方法が用いられ
製造されている。これらの製造方法においては、任意の
テーパを有するマンドレルを用意し、該マンドレルにゴ
ルフシャフトを形成するプリプレグを積層し、加熱硬化
した後、前記マンドレルを抜き取り、所望のゴルフシャ
フトを得るものであった。また、前記従来の方法では、
加熱硬化後のプリプレグからの前記マンドレルの抜き取
り作業を容易にさせるために、あらかじめ前記マンドレ
ルの外表面に離型剤を塗布しておくことが一般的であっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のゴルフシャフトの製造方法によって製造されるゴル
フクラブにおいては、以下のような欠点を有するもので
あった。ゴルフクラブにおいては、図2に示すように、
通常、ゴルフヘッド34のホーゼル21の内壁面22と
ゴルフシャフト4の外表面24とが、接着剤25を介し
て接着接合されてなるものであるが、その接合作業時
に、余剰の接着剤がホーゼル21とソケット32の合わ
せ面部33の外周やゴルフシャフト4の中空内部27に
流出するものである。
【0004】さらに、それら余剰の接着剤の内、前記合
わせ面部33の外周に流出した接着剤26においては、
その接着剤26の硬化以前に拭き取ることによって除去
できものであるが、ゴルフシャフト4の中空内部27に
流出した接着剤28においては、拭き取ることが出来な
いため、その状態のまま硬化させるものである。
【0005】一方、ゴルフシャフト4の内壁面29にお
いては、前述のごとく製造時に加熱硬化後のプリプレグ
からマンドレルを抜く時の剥離性を良くするために、前
記マンドレルの外表面に離型剤が塗布されているため、
前記マンドレルを抜き取った後に離型剤の一部が残留し
て付着している。
【0006】また、前記離型剤は、硬化後の前記プリプ
レグや前記マンドレルとの剥離性を良くするものである
とともに、接着剤で接着させる部分などに前記離型剤が
少しでも付着されていると該接着剤の接着力を低下させ
るものでもあることから、中空内部27に流出した余剰
の接着剤28においては、該接着剤28の硬化後におい
て、ゴルフシャフト4の内壁面29に対して十分な接着
力が得られていない。従って、ゴルフクラブを繰り返し
使用し、打撃する事により、硬化した接着剤28と内壁
面29との境界30で剥離が起こり、剥離した接着剤2
8が中空内部27で揺動状態となって異音が発生すると
いった問題があった。
【0007】本発明は、これら上記従来の問題点に鑑
み、ゴルフクラブの組み付け時におけるゴルフシャフト
の中空内部に流出した余剰の接着剤が剥離することによ
って生じる異音の発生を防止することができるFRP製
ゴルフシャフトの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、FRP製ゴルフシャフトの製造
方法において、 任意のテーパを有するマンドレルを形
成し、該マンドレルにテープ状部材を巻回する工程と、
前記テープ状部材が巻回された該マンドレルにゴルフシ
ャフトを形成するプリプレグを積層する工程と、該プリ
プレグを加熱硬化した後、該マンドレルを抜き取るとと
もに、該テープ状部材を除去する工程とからなることを
特徴とするFRP製ゴルフシャフトの製造方法である。
【0009】請求項2の発明は、前記マンドレルにテー
プ状部材を巻回する範囲は該マンドレルの少なくともチ
ップ側先端区域であることを特徴とする請求項1記載の
FRP製ゴルフシャフトの製造方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づき詳述
する好適な実施例により説明する。即ち、図1は、本実
施例におけるFRP製ゴルフシャフトの製造方法を表わ
す説明図を示し、図2はゴルフヘッドとゴルフシャフト
との接合部を表わす説明図を示す。
【0011】本発明におけるゴルフシャフトの製造方法
は、図1に示すように、製作するゴルフシャフトに対応
した任意のテーパを有するマンドレル1を用意し、該マ
ンドレル1の表面にマンドレル1及びゴルフシャフト4
を構成する材料との剥離性に優れたテープ状部材2をマ
ンドレル1の全長にわたって、マンドレル1の外表面が
露出しないように隙間なく螺旋状に巻回する。次に、テ
ープ状部材2が巻回されたマンドレル1の外周に、ゴル
フシャフト4を形成するための所定のプリプレグ3を積
層し、該プリプレグ3を加熱硬化した後、マンドレル1
を抜き取る。その後さらに、硬化したプリプレグ3の内
面に残ったテープ状部材2をゴルフシャフト4の一端か
ら引っ張って除去し、所望のゴルフシャフト4を得る。
【0012】上記ゴルフシャフトの製造方法において、
マンドレルの外表面に、剥離性に優れたテープ状部材を
巻回させて成形したことによって、加熱硬化後のプリプ
レグから前記マンドレルを容易に抜き取ることができ、
また、加熱硬化後のプリプレグからテープ状部材を容易
に除去できる。さらに、従来の、マンドレルに離型剤を
塗布して成形したゴルフシャフトのように、硬化後のプ
リプレグ内面に前記離型剤の残留がない。従って、ゴル
フヘッドと前記ゴルフシャフトとの接合作業時における
前記ゴルフシャフトの中空内部に発生する余剰の接着剤
が、前記ゴルフシャフトの内壁面に強固に接着すること
となるため、打撃の衝撃による前記接着剤の剥離が防止
され、該剥離によって生じる異音の発生が防止できる。
【0013】また、図2に示すように、ゴルフヘッド3
4とゴルフシャフト4との接合作業時に生じる該ゴルフ
シャフト4の中空内部27への余剰の接着剤28は、ゴ
ルフシャフト4のチップ側先端区域31に発生すること
が多いため、テープ状部材2の巻回においては、マンド
レル1における、少なくともチップ側先端区域5にすれ
ば本発明の目的は達成できる(図1の最上段の図参
照)。尚、上述のゴルフシャフト4のチップ側先端区域
31とは、ゴルフシャフトにおけるゴルフヘッドのホー
ゼル内に挿入される区域を意味し、マンドレル1におけ
るチップ側先端区域5は、前記チップ側先端区域31に
合致したマンドレル1の区域を意味する。
【0014】さらに、本発明に用いるテープ状部材の形
状は特に限定するものではないが、幅が3〜25mmで
あって、厚さが1mm以下のものを使用すれば、巻回の
手間がかからず、製造が簡便である。尚、前記テープ状
部材の材料は、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂
等のオレフィン系の樹脂やテフロン(登録商標)樹脂等
であって、ゴルフシャフトを構成する材料であるプリプ
レグを加熱硬化した後、マンドレル1を抜き取る際の該
マンドレルとの剥離性が良く、かつ、硬化したプリプレ
グの内面から除去する際のプリプレグとの剥離性が良い
材料を選択することが好ましい。さらに好ましくは、厚
さが極薄の10〜30μmのポリプロピレン樹脂フィル
ムを使用することで、前記テープ状部材の厚さがゴルフ
シャフトの内径の大きさに与える影響を最小限に押さる
ことが出来る。
【0015】
【発明の効果】以上にように、本発明におけるFRP製
ゴルフシャフトの製造方法においては、マンドレルの外
表面に、ゴルフシャフトを構成する材料及びマンドレル
との剥離性に優れたテープ状部材を巻回させたことによ
って、成形後のゴルフシャフトの内壁面に、該内壁面と
接着剤との接着力を低下させる要因となる離型剤が付着
することがなくなり、前記ゴルフシャフトの中空内部に
発生した余剰の接着剤が、前記ゴルフシャフトの前記内
壁面に強固に接着されるため、打撃の衝撃による前記接
着剤の剥離が防止されることにより、前記接着剤の剥離
によって生じる異音の発生を防止できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のFRP製ゴルフシャフト製造方法を
示す説明図である。
【図2】ゴルフヘッドとゴルフシャフトとの接合部を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 マンドレル 2 テープ状部材 3 プリプレグ 4 ゴルフシャフト 5 チップ側先端区域 21 ホーゼル 22 内壁面 24 外表面 25 接着剤 26 接着剤 27 中空内部 28 接着剤 29 内壁面 30 境界 31 チップ側先端区域 32 ソケット 33 合わせ面部 34 ゴルフヘッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FRP製ゴルフシャフトの製造方法にお
    いて、任意のテーパを有するマンドレルを形成し、該マ
    ンドレルにテープ状部材を巻回する工程と、前記テープ
    状部材が巻回された該マンドレルにゴルフシャフトを形
    成するプリプレグを積層する工程と、該プリプレグを加
    熱硬化した後、該マンドレルを抜き取るとともに、該テ
    ープ状部材を除去する工程とからなることを特徴とする
    FRP製ゴルフシャフトの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記マンドレルにテープ状部材を巻回す
    る範囲は、該マンドレルの少なくともチップ側先端区域
    であることを特徴とする請求項1記載のFRP製ゴルフ
    シャフトの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008295939A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Mrc Composite Products Co Ltd ゴルフクラブ用シャフトの製造方法
WO2018048031A1 (ko) * 2016-09-08 2018-03-15 (주)리버런 1개 이상의 지그 및 맨드릴을 이용한 복잡한 형상의 제품 제조방법

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US10668661B2 (en) 2016-09-08 2020-06-02 River Runs Co., Ltd. Method of manufacturing product having complex shape by using at least one jig and at least one mandrel

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